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検索結果 »  平成22年 第346回市議会定例会(開催日:2010/06/11) »

一般質問 3日目(土居篤男)

質問者:土居篤男

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田幸男君) 日程により一般質問を行います。
順次質問を許します。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) おはようございます。
 一般質問も3日目になりまして、執行部もあと一息だということで終わるのを期待していると思いますが、私が通告してありますのは2点であります。
 介護認定の結果を通知するときに障害者控除の適用を受けることができると、こういうことをお知らせしてはどうかと。
 2点目が、ごみの減量についてであります。3月議会もやりましたが、市長からはしつこいというて言われそうですが、再度詰めをしておきたいと思います。
 余り項目がありませんので、次の質問者がちょっと時間をかけてよという要望もありますので、3点ほどつけ加えて、一般質問ではありませんが、触れてみたいと思います。
 1つは、9月議会までの宿題ということでお聞きをいただきたいと思います。昨日は坂本議員が相当観光行政についてあるいは国際交流についてやりました。私もかねてから言っておりましたが、今回通告しておりませんので、ぜひ9月までに検討してもらいたいということで、土佐日記というものが、南国に国分に赴任をした紀貫之が記した文献がありますが、せっかくある歴史的な文献であるし、和歌の部門でも有名な本だと思います。つらゆき時代まつりというのはやっておりますが、それはそれとして、この土佐日記にちなんで和歌をもって何かできないかということです。
 前には、市役所の南の都計道路に和歌の大会というかコンクールをやって、有名な歌人を呼んで入賞した歌を碑に残していくとかやったらどうかと言いましたが、都計課長はそれに対して余り答えてもらえませんでしたし、商工水産課のほうも、直接要求しておりませんので余り答弁がなかったように思います。せっかく坂本議員が観光について取り上げてますので、私はぜひ土佐日記にちなんで何か事を始めれないかということで提案をしておきたいと思います。
 紀氏邸址に行きますと、たしか和歌の投稿の箱がありますが、あれをどのように活用しているのかわかりませんが、私は全国からそういう和歌を、イベントの日だけか、あるいは年じゅう投稿してもらうかどうかは別にしまして、愛好者の投稿をいただいて、そしてそれを年に1回有名な歌人を呼んで審査をしてもらうと。参加型の観光ですね。坂本議員も触れましたが。私の言ったことだけにとらわれずに、何かできないかということで市長あるいは商工水産課長に三月の間宿題を出しておきたいと思います。三月あれば相当の検討ができると思います。学校の子供は一晩で宿題やってきますので。
 幸いにも造詣の深い吉村先輩も、頭のほうは非常に健在だということを聞いておりますし、山崎清重元市会議員もみずからも歌を詠みますので、その他和歌に造詣の深い方等とも相談もされて、ぜひ形あるものにお願いしておきたいと思います。
 2つ目が、景気の問題で、これは税収にもかかわりますが、市民税、県民税の。もちろん一般の米作農家も、これはもう話にならないぐらい所得が低下しております。きのうは十市のランを栽培している方にお聞きをしました。もういかん、最近はもう赤字じゃと。洋ランつくりも何軒か廃業したというふうにも聞きました。そのランの経営の農家の方は、もう10年以上前になると思いますが、1億円以上売り上げているということで、高松の国税が視察に来たと、そんなことも聞いたことがあります。それがもう赤字だというぐらい価格が伸びない。
 どうしてこんなに物が売れんだろうかというて聞きますので、私はこれこれしかじかだと。小泉改革以来1億総貧乏人化を図ってきたと。国民の所得はすべて下がったと。高給取りの給料も下がったと。こういうことで高級なランも売れないよと、そうかよという話でとまっておりますが、ただ品薄になった野菜だけが規格外品を出荷せよとか、農水省のほうは慌てておりますが、それも長続きをしないというふうなことで、押し並べて市場といいますか、市民の中の景気というのは非常に落ち込んでいると。
 商店街で時々金物屋へ寄りますが、景気はどうですかって。いかん、ずっともう減りっ放しやという話でございます。やっぱりこれは政治的にきちんとした方針がないがためにそのようになるのではないかというふうに思っております。
 そして3点目が、今大変龍馬伝でわいておりますが、私はテレビのドラマは一遍も見たことがありません。テレビ自体余り見ませんので、勢いそういうことになりますが、龍馬が行くというあの小説を、何冊もあるのをずっと読みまして、一応自分の頭の中で場面を想像して、見ておりますので、改めてテレビを見ないまでも大体のあらすじというか、場面まで目に浮かぶというか、そういう経験してますので改めて見る気もしないわけです。
 そこで、ちょいちょい病院へ行きますので、待合の時間に何か本はないか探しておりましたら、まだ読んでない文庫本がありまして、勝海舟の人生訓という本なんですが、486円、これで勝海舟の生まれから亡くなるまでの彼の活躍が短い文章ですがまとめられております。これを読んでますと、やっぱりあの明治維新のかなめを、彼が全部やったわけではない、かなめをなしたのは勝海舟ではないかというふうにも……。
○議長(浜田幸男君) 土居議員に申し上げます。通告に従った一般質問をしていただくようにお願いします。
○18番(土居篤男君) 明治維新のあの前後の動きというのは、やっぱり何か一流の役者がいっぱいそろうたドラマのようなものではなかったかというふうにも感じております。
 それでは、忠告もありますので本題に入りますが、3月の確定申告を市民がするときに、普通の障害の場合には所得から控除される障害者控除という項がありまして、説明もされておりますが、介護保険の認定を受けている方は、この障害者控除が受けれるかどうかを知らない方がおると思います。障害者手帳も交付されておりません。そういうことで、確定申告書にそのような説明もありませんので、本人もしくは家族が気がつきにくいわけでございます。
 以前に課長にお尋ねをしましたら、広報には税の申告日前に載せているというふうに言われましたが、広報というのは1ページから最後までつぶさに見ない人が相当おると思います。私自身もめったに最初から最後まで見ておりませんし、介護保険で認定受けた方は受けれますよというものも見たことがありませんでした。ですから、やっぱり見てない、気がつかない方も相当おると思います。
 そういうことで、ぜひ介護保険の介護認定を受けて、通知書を送ると思いますが、この通知を送るときに、あなたのケースでは障害者控除が受けることができるかもわかりませんと。重要なお知らせとしてお知らせしてはどうかと。そうすれば問い合わせもするし、控除が抜かることがないというふうに思います。
 2点目が、ごみの減量についてでございますが、3月議会でも一般質問を行いまして、市長があればあ答弁しちゃうにというて少し御立腹のようでしたが、最後には一生懸命取り組むということを表明もしました。
 しかし、議事録を改めて見てみますと、ごみの減量化と再資源化が今取り組める2つの課題というふうに答弁をされております。
 そしてまた、香南清掃組合の取り組みとして、ごみ減量目標を2万5,400トン年間を、平成29年度には2万2,000トンとし、焼却炉の建てかえ時には、今現在の能力65トンを60トンにすると。建設費の縮小もそれで図れるというふうにあります。
 私は、これに加えて生ごみを堆肥化するシステムを導入すれば、比較的ごみの重量としては他から比べれば一番重いのではないかということで、減量は大きく進むと思いました。
 生ごみのみを集めて堆肥化をすること、その事業をやれとは言いませんけれども、先進地の調査、視察をしてほしいと思います。それで費用対効果を見てみて判断したらどうかと。
 私も2回ほど岡山県の船穂町の施設と、議会の常任委員会では長野県にある、市の名前忘れましたが、たしか施設は見たことがあります。残念ながら私の視察というのは、坊の使いみたいなもので、1回行ってきちんとした資料を収集する能力がありませんので、何回行っても何か抜かってしもうちゅうということで、ぜひ議員ではなくて、市の担当職員がしっかりとそのデータを収集してみて判断をしていただきたいと。
 それから、香南清掃組合で2万5,400トンを29年度には減量していくんだという目標を持っておりますが、やっぱり香南清掃組合の会のときに、各構成している市から担当者がやっぱり1人、2人参加をして、しっかり香南清掃組合の中身についてもつかむ必要がありはしないかと。確かに香南清掃組合議会で市長が組合長で、こういうことをやりますよということを文書化しても、方針化しても、各市、市だけですかね今、市長は地元の自治体へ帰ればその城のあるじですので、市長がどういう指示をするかはわからないと。かといって後からしつこく組合長が市長あてに文書を出すわけにもいかんだろうし、やっぱり組合議会に現場の担当者が複数で参加をして、その中のごみの減量化の議論をしっかり頭に入れて取り組む姿勢にそうすれば反映できるんではないかというふうに思います。
 ちなみに私は生ごみの堆肥化をやってはどうかと、前にはずっと言いましたが、このデータを見てみますと、厨芥と書いておりますが、これが多分生ごみだと思いますが、非常にその占める割合の変動幅が大きいわけです。というのは、サンプルが10キログラムでありますので、それに生ごみがようけ入っちょったり少なかったりということで、大体2.1%から25.6%のばらつきがあります。10%程度としましても全部で2万5,480トンですので、2,548トンです。このうち何トンが年間集められるのか。どういう方法でどういう地域で集めるのか、ちょっと私には見当がつきませんけれども、今まではただやれやれと言ってましたけれども、これを見ますと、さあどればあ集めたら採算が合うだろうかというふうに考えますと、ただやれやれも言えんということですので、前段申し上げましたように、やっぱり先進地を調査をして、生産したものがきちんとさばけているかどうか、これもぜひ検討していただきたいと思います。
 以上で、甚だ簡単でございますが、第1問とさせていただきます。2問はしなくていいと思います。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 いよいよ本日最終日でございますが、土居議員から質問をいただきました。最後の最後まで誠実に答弁を申し上げていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 ただいま2問目で質問のございました香南清掃組合のごみの減量化のことについてでございますが、まず減量化が第1点、大いにこれは努力していくべきであるということで、平成28年度にいわゆる香南清掃組合の改築ということを目指しておるわけですが、この改築までに我々香南清掃組合として努力していかなければならないことがたくさんあるのではないかと思っております。
 その中でもこれらの課題につきまして、一つ一つ課題解消のために積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
 減量化の取り組みを効果的に行うためには、何といいましても3市が共同歩調でやっていくことが大変重要になってくると思っております。
 そこで、先ほど土居議員御指摘のように、組合議会に担当課長なり担当者を、組合議会がどのようになっているかということを傍聴して聞いていくということも大変大事なことであろうと思っております。
 今取り組んでおりますのは、この香南清掃組合でいろいろ決まりました決まり事、これを受けまして担当課長なり担当者の会議といいますか、話し合いは続けております。そうした組合は組合、執行部の担当それぞれの部署は部署ということではなく取り組んでいっておりますので、一定のといいますか、そういう組合議会がなかなか担当部署に伝わってないということは私は決してないと思っておりますので、御参考までに言っておきたいと思います。
 そして、土居議員もう一つ提案のございました堆肥化の問題でございますが、これは非常に堆肥化というのはいいことだと思いますし、私自身も幾つか今までそういう堆肥化の現地を見させていただきました。これの一番の問題といいますのは、堆肥化をするという、堆肥をつくるということももちろんなんですが、まず堆肥化をするに当たってどういうような堆肥を使うところがあるのかということをかなり研究しておかないと、堆肥はできたけれども野積みにしてという現地も幾つかありました。どことは申しませんけれども、堆肥をいろいろなものを集めて撹拌して、堆肥は時間をかければできるわけでございますけれども、なかなかその堆肥をどういうところへ使っていくのかというのが私は一番の隘路ではないかと思っております。幾つかの事例も見、大変すばらしい堆肥ができておりますけれども、なかなか個々の農家が使ってくれない、野積みになっておると、こういう実態もございましたので、そういうことも含めて研究を重ねていきたいと思っております。
 現在南国市内におきましては、畜産農家の牛ふんを堆肥化するということで、これはこれで非常にはけておるといいますか、使っておるわけでございますけれども、その辺の研究がこれらの課題ではないかと思っておりますので、十分これについては勉強していきたいと思います。
 私のほうからは以上でございます。あと細かいことにつきましては、担当課長から答弁をさせますので、よろしくお願いします。
○議長(浜田幸男君) 長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 山内幸子君登壇〕
○長寿支援課長(山内幸子君) 土居議員さんの要介護認定者の障害者控除についての御質問にお答えいたします。
 高齢者につきましては、所得税法施行令第10条及び地方税法施行令第7条または第7条の15の8の規定によりまして、身体障害者手帳等の交付を受けている者等のほか、身体障害者等に準ずる者として市町村長等の認定を受けている者が障害者控除の対象となっております。
 本市では、要介護2から要介護5までに認定された65歳以上の方を障害者に準ずるとして障害者控除対象者認定書を交付しております。
 具体的な認定内容は、要介護2の方は障害者に準ずるとしております。また、要介護3、4、5の方は、特別障害者に準ずるとして、長寿支援課におきまして認定書を交付いたしております。
 ただ、要介護認定は通常6カ月から1年程度で更新認定されることとなっておりますことから、時期によりましては要介護度が変動することもございます。この障害認定控除対象者認定書は、当該年の12月31日現在の介護度で判定をすることとしております。
 要介護者の障害者控除適用につきましては、土居議員さんもおっしゃられましたように、毎年所得申告時期でございます1月には「広報なんこく」にそのことにつきまして掲載をしておりますが、この制度を適切に活用して対象者が適正な申告ができるような周知の方法につきまして検討してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと存じます。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 環境課長。
      〔環境課長 田渕博之君登壇〕
○環境課長(田渕博之君) 土居議員さんの御質問にお答えしたいと思います。
 減量化に向けて生ごみの堆肥化を検討してはどうかという御質問ですが、生ごみは家庭から出るごみの中でも大きな割合を占めているかといいますと、先ほど御質問にありましたとおり、清掃組合の組成の一覧表がありますが、物理的組成としましては、21年度で平均で14.4%となっております。ただ、酸性分、水分、灰分、それから可燃物、その組成率を見ますと、水分率が52.4%と大きく水分率が半分以上占めているという状況になってます。そういう意味で、この水分率はほとんどがこの生ごみから出ている水分ではないかというふうに考えております。
 水分の多い生ごみを焼却するには、当然大量の燃料が必要だということになり、余分なエネルギーを消費します。そのことによって二酸化炭素が大量に排出し温暖化の原因ということにもなります。つまり生ごみの減量により処理費用などの軽減が見込まれ、そのためにも減量の取り組みを強めなければならないというふうに考えております。
 今現在の生ごみに対しての取り組みとしましては、家庭での生ごみ処理機の購入に補助を行っています。この処理機も、電気式になりますと最高1万8,000円の補助金が出ますが、なかなか電気式も高い機器でして、安くても五、六万円はするんではないかというふうに考えています。そういうことで個人の負担が非常に大きくなりますので、これが飛躍的にふえるということはちょっと考えられないと思います。
 実際過去3年間の生ごみ処理機の補助件数を見ましても、19年が33件、20年度が18件、21年度が35件ということでなってます。この件数は、電気式のみならずコンポストも含めたものですので、件数としては余り多くないということになります。
 そこで、御質問にもありましたように、一定規模による生ごみの堆肥化について検討してはということですが、当然この検討をする際には、排出する家庭や地域の選定、市内で一遍にこれを実施するということは無理だと思いますので、そういう選定、それから生ごみをどういうふうに収集していくのかという収集方法、また当然家庭から出る生ごみについては、生ごみ以外の異物といいますか、いろんなビニールとかそういうものもまじってくる可能性がありますので、この選別方法、またそれから生ごみを堆肥化するに当たっての先ほど言いました選別をする場所、そして堆肥化をする場所、規模、費用面などで検討課題は多くあると思います。これまで具体的にこの課題について検討をしたことはありませんので、近隣でそのような取り組みを行ってる事例について資料等の提供を受けて検討をしていく必要があると思います。
 そして、この取り組みも、市長も言いましたが、南国市だけということではなく、清掃組合構成3市の所管課が集まって検討していかなければならないというふうに考えてます。
 ちょうど3市の所管課と香南清掃組合事務局長で構成する連絡協議会があります。この連絡協議会は、ごみ袋の共同購入とか、そのときそのときの課題についてそれぞれのものについて協議をしていく会ですので、その会の中でも十分協議をし、また可能であれば視察等も行いながら検討していきたいというふうに考えてます。
 以上でございます。