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検索結果 »  平成22年 第346回市議会定例会(開催日:2010/06/11) »

一般質問 2日目(浜田 勉)

質問者:浜田 勉

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田幸男君) 15番浜田勉君。
      〔15番 浜田 勉君登壇〕
○15番(浜田 勉君) 私は、市長の政治姿勢を聞く、見る、どうするの立場で、昨年からの鳩山政権から菅政権にかわっていく、いわゆる鳩山政権の天国から地獄へをたどりながら、民族主権の立場から、鳩山政権から菅へと続くこの非主体性、そしてまた昨年度の総選挙の後のその原点に戻すと言いながら原点を否定するという菅政権の公約無視、沖縄の普天間問題などについて、市長と論議をしたいと思います。
 なお、2点目には、日本の食の安全と地域経済、農業者の自立支援、口蹄疫問題について深めたいと思います。3点目は、開かれた公民館活動が管理という名で狭められてはいないのか、公民館を借りるのが面倒くさいということであれば、まさに本末転倒であるというふうな3つの点についてお聞きをし、そしてただしていきたいと思います。
 では、米軍基地の分散化問題についてお尋ねをしたいと思います。
 昨年度の総選挙、この結果はまさに変革の時代を演出するかのごとく国民は変化を実感していました。自公政治での施策、政治と金にまつわる政党の醜さと安倍政権、福田政権、麻生政権と続く投げやり、そしてこの無責任さについて国民は怒りを持って変革を求め、それが鳩山政権あるいは民主党の勝利という形に展開をされました。民主党の公約は、普天間問題、これについては国外、最低でも県外、まさに圧巻でした。さらに、消費税は4年間上げない、後期高齢者医療制度の廃止など、自公政治では発想もし得なかったものとして国民の共感と連動して大きな勝利ということになったのは事実経過であります。
 だが、鳩山総理はオバマ氏との首脳会談で、「トラスト・ミー」はまさに哀願し媚びを売る行為としていただけませんでしたが、その鳩山総理、国民への公約は不履行であっても、やめる間際にはアメリカへの忠実、忠誠心をそのまま発揮し、まさにアメリカの下僕のごとく、アメリカの意のままに日米合意を取りつけていました。これは、ゲーツ国防長官のアメリカの意に沿わぬ場合は普天間は返さないの恫喝に屈服したものであります。
 沖縄は日本政治から投げ捨てられたところに存在しています。戦前は天皇制軍隊のもとで前線守備基地沖縄として玉砕は当たり前から、そして沖縄はアメリカの占領下に置かれ、今度はアメリカが本土侵攻への戦略拠点として攻撃基地化が進められ、少ない農地は戦車と銃剣で取り上げられ、基地化が全土でされました。そして、今日に至っています。まさに屈辱65年の島、沖縄であります。沖縄は私たちが知って以降、つまり前は沖縄に行くにパスポートが要りました。基地の中に沖縄があると言われてこの方、平地のよいところはすべて米軍基地であります。
 4月25日、9万人集会が開かれ、知事や41の首長すべてが集い、米軍基地県内移設ノーの集会が開かれました。そこで、普天間高校の女子学生は、日ごろの暮らしのままに思いのたけを話しました。長く続く通学路はフェンスに囲まれて星条旗が見えている。フェンスに囲まれてるのは基地なの、私たちなの、まさに基地の中に沖縄があるの証言であります。
 この日米合意には、菅総理、岡田外相、この2人はまさに異口同音、沖縄の合意は要らないの大合唱であります。そこにどこに地方分権があるのでしょうか。まさにわやにすなであります。国家のためには民、百姓に耳をかすことはないの論であります。これはゲーツ国防長官の発言、アメリカの意に沿わぬ移設であれば普天間は返還しないの恫喝への屈服、沖縄の心を踏みにじった民主党菅総理は、あるいは岡田外相は近い将来大きな反撃を食らうことでありましょう。
 では、その日米合意に基づく分散化、徳之島あるいは自衛隊基地、さらに空港や港湾が軍事基地化にと求められています。高知県知事は、昨日の我が党の中根県議の質問にはっきりとノーと述べていますが、あるいは前にも尾崎県知事はその基地化の問題についてはノーという態度を貫いていますが、市長はこのいわゆる軍事基地化との関係で高知空港の問題についてはどのようにお考えでしょうか。
 では次に、口蹄疫への対応についてお尋ねをいたします。これは担当課長にお尋ねをしたいと思います。
 まず、宮崎県の皆さんに心からのお見舞いと、私たちもともに口蹄疫の解決、根絶に向かって力を尽くすことを表明し、質問をいたします。
 高知県の公的対応は、このチラシ、これは「畜産農家の皆さんへ、大切な家畜を口蹄疫から守るために」というチラシが配られました。また、消石灰を配るということで、初めは100万円、そして2回目は300万円、つまり1回目の状況からその後の宮崎における口蹄疫の異常な、いえば発症、これについての対応からもう一度ということで300万円、これは高知県には稲生というところに消石灰の生産地があるということでよかったというふうな県の担当者の発言もありましたけれども、そういうふうな取り組みがされました。
 ただ、問題なのは、このチラシ、これは高知県が一本化という形でやられているのではなく、各家畜保健衛生所の判断でやられたということで、統一的な、いわば対応という点がしょっぱなから高知も弱かったという問題であります。
 また、口蹄疫を、「高知県の畜産」というこの本、これが高知県の畜産の現況を述べています。高知県の畜産の状況はこういうふうに生産され、あるいはこういうふうに販路を持ってという、この本の中には当然法定伝染病の問題が触れられています。だが、肝心の、畜産農家の人たちが大切に見るであろうこの本、この本の中には口蹄疫はありません、ほかの伝染病はあります。せいぜいがヨーネ病であります。というふうに、口蹄疫問題というのが軽率に扱われてきた、これは高知だけなのか。
 経過的に見てみると、この口蹄疫の発生はここ100年の間を見てみますと、日本では1899年、110年くらい前ですけれども、このときには茨城県から東京、7府県にわたって3,500頭ぐらいの口蹄疫、そしてその後1908年、1914年、これは14年はアメリカミシガン州では17万頭、そしてカリフォルニア、1924年では11万頭、イギリスでは1967年に44万、そしてまたイギリスでは2001年には700万頭、そして台湾では1997年に480万頭、韓国では2002年に16万頭というふうな口蹄疫が発生しています。まさに、そういう点では食の安全、これを食べても問題はないというふうなことは言われておりますけれども、じゃあ口蹄疫の肉をほんだら食うかやというふうに聞かれて、おお、うまいねやと言う人はいないと思います。というように、食の安全の問題も大きな問題として受けとめなければならないと思います。
 では、この口蹄疫問題についての対応でありますけれども、日本は埋却、つまり埋めるっていう形で、この埋め方については6メートルの穴を掘る、そしてビニールをかぶせる、消石灰を振る、そして牛を、あるいは豚を入れる、そして消石灰を振ってというふうな形で、さらに上に盛り土1メートルをするというなのが法律的には決められてやっていますが、イギリスはこの700万頭、これは焼却処分をしたというふうに、あるいは台湾は400万頭以上を、これを日本のように埋却処分をした、まさに台湾じゅうが牛の豚の墓場だらけになってるのではないかというくらいのすごい、いえば人間の食にとってみれば脅威な伝染病であります。
 では、口蹄疫発生とその対応についての事実経過から学び取っていきたいと思いますけれども、初期対応が決定的であります。早く国が直接対処をしてくれておればというのがまず第1であります。というのは、現在の家畜法定伝染病は、この埋却については個人の責任であるということで、言うなれば国が一括して対応しないということになっておりました。だから、3月31日に怪しい牛が発見され、そして4月9日あるいは4月20日、そしてまた4月18日は山田現農水大臣、時の副大臣、現地対策本部長でありましたけれども、この彼に新富町の町長は、今の法律の段階では対応できない、すぐにこの法律を乗り越えて、いわゆる国が埋却処分の対応に乗り出してほしいということに対して山田本部長は、とって帰って検討するというふうなことで、現場における即断、即決ができない、こういう不自由、言えば柔軟というんじゃなくって、とにかく対応できなかったということが初期における国の責任問題。あるいは、その後の4月28日から、時の赤松大臣は外遊をするというふうなことで、この国への不満、そういうようなことが宮崎の生産農家の中からは怒りの声として発生をいたしておりました。インターネットでそういう思いがつづられて全国へ発信をされておりました。
 このインターネットの中で、これはもう毎日のごとく出されておりましたけれども、私はインターネットをよう扱いませんので、獣医の友達がそのずうっとのがを私にくれまして、勉さん、読んでみいやということでありましたので、私もそれ読ませていただきました。先ほど言ったような3月31日に疑似患畜、そしてだんだんこれが陽性かはもうわかってくるのは4月20日、この初期における問題は山田副大臣の対応問題もありますけれども、法律的にもう一つ大事なのは検査が筑波の、全国で1カ所しかないというふうなことで、各都道府県で保健衛生所で判断をできる、そういうふうなことであったとしたら、この検査に約10日以上かかっておりますから、そんなふうなわけでありますので、初期の検査の中には幾つかのそういう問題点、法律的な不備、おくれ、これはもちろん1951年につくられた法律でありますから、言うなれば牛1頭飼いの時分、農耕牛の段階の法律ということで、今宮崎県では100頭、200頭、1,000頭あるいは何百頭の牛、あるいは何万の豚というふうに飼育形態が変わっています。それに対応し切れない法律上のおくれ、これなんかがこの原因となっておりますけれども、このインターネットの中でこういうふうに獣医さんと、そして生産農家との思い、あるいは態度が書かれています。集められた獣医さんは頑張っています。しかし、家畜専門でない方々も集められているから、つまり小動物ということでありましょう、戸惑われたことと思われます。実際母豚はでかい、でかいから怖いでしょう。でも、獣医師免許を持っていないと殺処分ができないから、とにかく集められています。いろんな意味で彼らもつらいと思います。
 獣医師の免許持っちょるやつしか殺したらいかんがよ、手が出せん、かわいそうでよ、もちろんベテランのやつはさすがにうまいし早くてよう、感心するんよ、みんな目に涙を浮かべながら作業してくれるし、手を合わせてくれる人もいる。命を救うための獣医師がよう、今まで命を助けるために動物に声をかけ、一生懸命働いてきた獣医師がよ、この注射を打ったらこいつが死ぬってわかりながら針を打ち込むんよ。そりゃあ人としてつらいし、心が痛いわなあ。歯を食いしばるしかないのかよ。おれはもともと出荷のためなら豚なら何とかあきらめがつくんよ、出荷と思えばいいちゃかい。でも、母豚はよう、ずっと面倒見てきたよって性格もよくわかる、顔も知りゃあ、名前も知る。出産した回数も、病気したとき、喜んだとき、甘えん坊、気性の悪いやつ、優しいやつ、みんながわかる。ともに生活してきた家族やっちゃかい、口蹄疫に感染してしまった痛々しい症状が出てるやつは、鼻や口の水疱が破れて痛いもんやからえさも食えんなっちょる。それでも、腹は減るかい、えさを探すわな。豚は鼻が命じゃ、人間で言う手のようなもんで物を探るのは鼻で探るんよ、痛いやろうに。まともにえさが食えんかい。おれが食べさせてやった。鼻も口元もひづめも乳首も痛々しいのに、おれを見詰める目は優しくてよう、何だか向こうがごめんよと言ってるみたいや。ありがとうと言っちょるのかなあというふうに、この家族同様に成長を見てきた農家の痛み、まさにこらえ切った悲しみが表現をされています。
 私は、特にその後、都城へ伝染をしたということで本丸に来たっていうことで九州でも大問題になっておりました。きょうの新聞では陰性であるというなことが出されておりましたからほっとはいたしましたが、私自身は都城には稲の防除、そして畜舎消毒の研修を2日やらせていただいたという思い出の地であります。また、西都市はピーマンの産地として、あるいは古墳の多いところ、あるいはここには掩体壕もあったと思いますけれども、特にここのところではピーマンのリーダーはほとんど高知県の弟子、高知県育ちの、高知県で腕を磨いて帰った人たちばかりでありましたので、物すごく親しみを込めてこういういわゆる園芸施設教材について勉強させていただいた。この都城あるいは西都市というふうなことで思い入れがあり、早く解決を願うばかりであります。
 では、高知県南国市で口蹄疫が発症したら、まず10キロメートルという問題がありますけれども、じゃあ10キロメートルとは何かということになりますけれども、これは法律上そう決まってる、根拠は何か、根拠は法律でありますってなことで全くわかりませんでしたけれども、そういうふうにまず一定の区域、これについての完全な対応という意味で区域が設定されているようであります。発症したら南国市全域がまず交通の遮断または道路での消毒、全部車はとめるというふうなことで、まさに生活の問題あるいは経済の問題が深刻な形となることは明白であります。
 宮崎では、農業委員会の出している全国農業新聞では試算1,000億円の損害というふうに出されております。では、その点で南国市では乳牛と肉用牛合わせて1,050頭くらいですけれども、豚は事実上いませんし、そうなると南国市で発症した場合、全滅というなことになればどれくらいの所得いわゆる収入減というふうになるんでしょうか。防疫体制の問題等については昨日、そして先ほどの中山議員ともにお答えがありましたが、南国市には獣医師さんは5名しか実際上いません。その中で、大動物をやってるのは2名、そして1名は経験、あとは小動物だけ、つまり犬、猫というふうな状況でありますので、この人たち、あるいは市の職員や農協職員、あるいは現実の家畜の飼育者なんかが県の防疫本部というんでしょうか、そういうことを指導に基づいて対応していくと思いますけれども、そういうふうな点。
 また、先ほど課長のほうからお答えがありましたが、埋却地の問題が宮崎では深刻な問題としてなっておりました。これを県は各市町村に埋却地の確保をせよという指示と要請を出しました。これについて南国では対応しておるということでありますけれども、実際的にそういうことができるでしょうか。今個人で埋却できるのは斉藤牧場、つまり岡豊病院の上、ここだけはできるでありましょうけれども、ほかのところでは、山のほうで飼育している人でもそういう用地は持っておりませんので、これは深刻になると思います。
 そんなふうなことで、私はこの危機管理の点なんかについてやはり心配を持つものであります。では、課長に先ほどお答えをいただきました、中山議員や昨日の西原議員にお答えをいただきました点以外でお気づきの点、例えば損害額、あるいはこれについての対応でどのような行動が市に求められるのかというふうなことがおわかりであればお答えをいただきたいと思います。
 では、3点目に地区公民館の活動を円滑に進める規則というふうに私はそこへは書いている。これ実はそういう質問では全く質問にならないわけであります。私は円滑に進める規則かということでインタラを入れてありましたが、どういう経過なのか、インタラが消滅しておりました。だから、インタラが入っておるという立場でお聞きを願いたいと思います。
 私は、久しぶりに日程が三和地区公民館運営審議会のスケジュールと合致をしてその会議に出席をいたしました。4月21日、20名の委員ほぼ全員だったと思われますが、そこでは活動報告や計画が討議され、南国市一の古典ともなった公民館の新築化を念頭に、活動のあり方をめぐって、とりわけ公民館の使用願が大論争となりました。その中で、私が議会でその論議の内容をもって質問をして、そして我々が納得できるような答弁をもらってこいという宿題をいただきましたので、私は質問をする機会を得たわけであります。
 私もこれはめったということで、青年団活動時代、今から約50年前の社会教育法や、そして公民館活動について論じ合ったことを思い出し、まさににわかでありますけれども、図書館へ行って一夜漬けをもってきょうに臨みました。社会教育法では、国民の権利としてすべての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用してみずから実際生活に即する文化的な教養を高め得るような環境を醸成するように努めなければならない。これはみずからと言っておりますけれども、国の、あるいは地方自治体の責任をという意味のことであります。その中で、行政の主要部署として公民館があるのではないかと思います。つまり大きく開かれた機能を持つ公民館の質が求められています。学校が子供たちの楽園であるように、社会人にあっては公民館が人の輪、交流の場として機能あることが求められています。
 その公民館は、自主的、民主的な雰囲気が強く求められます。そして、公民館には館長を置くことが義務づけられていますが、その館長を教育委員会が推薦による、そして任命によるというふうになっておるのは、私は社会教育法の本旨から、趣旨から見ても、あるいは社会教育法の社会における貢献、オープン性から見ても検討が必要でありはしないのかというふうに思います。つまり任命するというふうな形ではない、そういう選考の形態というのが今の時代に求められる内容ではないかと。
 またもう一方で、館長の役割の問題の中で、いわゆる教育委員会の委託を受けて運営することになっています。では、その委託とは、広辞苑を見るとゆだね任せることであります。が、そのような解釈でいいのでしょうか。なお、管理については、社会教育法24条で管理条例が定められて、市教委が管理者となっています。
 では、使用願と7つの判、ラッキーセブンという意味じゃありません、この手続についてお尋ねをいたします。使用したい人は公民館を委託された館長に申し入れをする。館長は左の端へ第1回目の判を押す。その書類の中には、使用目的、日時、人数あるいは有料か無料かで運営をする、そういうふうなことまで書く。館長はそれを市教委に提出をする。係から教育長までいわゆる6つの判が入って許可をすることになるわけであります。そして、その使用願について答えて通知をするとありますが、いつまでに通知をすることになっているのでしょうか。これは、例えば日曜日に使いたいということで金曜日に急遽決まったと、金曜日に館長は書類を市教委へ出した、そして判はとれなかったということではいただけません。ただし、書類というのは厳密に言えば一つ一つの項目に判が押され、そしてそれに基づいて認可するというのが書式、書類様式であります。だから、私はこの公民館というのが開かれた公民館あるいは閉じられた公民館、どちらを選択するかというふうにまで言わなければならない心情であります。
 というのは、三和地区の公民館運営審議会では、高等学校の先生でしたが、県教委へ何十年も勤めて、そして高校の教育課長かなんかやっておりましたが、その方が運審の委員長です。その方は判がないものについては絶対いかん、こういうふうな判を求めるというのは、権限移譲の時期、あるいはこの開かれた公民館の性格から見てもっと工夫すべきではないかというふうな提起があり、会議はそのことでまさに一色となって、やはり権限移譲まで含めた、あるいはそれの様式についての判という形を絶対的なという形で見るのではなく、言い方は悪いわけですけれども、あうんの呼吸、ここまで言っちゃうとどうでもええってなるわけですけれども、そういうふうないわゆる公民館長に委託をした、委託というのは初め言ったようにゆだねるという性格から見てもやはりそれくらいの、言えば判があって、書類があったら安心できるというふうなお役所サイドの発想は、これは除去すべきではないかというふうに思い、以上3点の質問を終わります。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 浜田議員さんの軍事基地の分散化という大変私にとっては大きな重い問題でございまして、南国市長は別に国防を担当しておるわけではございませんので、余り大きな観点のことを言いますとついついぼろが出てしまうんではないかと思っておりますが、ただ私沖縄に存在する軍事基地というものが分散すべきではないかということに対しては、あれぐらい基地がたくさんあって、沖縄の人たちが戦後ずっと一貫して言ってきた、基地を日本全国にもっと分散してというような気持ちは痛いほどといいますか、よくわかりますし、一般論です、一般的に国防の一分野を日本全国でできるだけ均一にといいますか、受け持つという意味では、やはりそれはそうあったほうがいいんではないかと思います。
 ただし、ただ国防戦略というようなことを考えると、沖縄にあったらいいとかという意味ではないんですけれども、戦略とか国防の分野で考えると、やはり位置的にここにあったらいいというところはあるんではないかと、私はそんなに思っております。物によるとここでないと、日本ではもうここが唯一いいところだということもあるかもわかりませんし、この地方だったら大体1つぐらいあったらいいというものもあるかもわかりません。
 それは私にはよくわかりませんけれども、じゃあそれを南国市へというと、私は反対でございます。これはなぜかといいますと、基地と一般の民間空港とは違うといえばそれはもうそれまでの話ですが、私がやっぱり空港というのは、日本の地方地方、全国の地方津々浦々にあって、いろんな役割を、日本の中の地方という役割を任されておるんではないかと思っておりますし、高知県ではただ1つの空港でございます。これがいざ有事ということになれば、幾らかの役割をと言われたときにはこれは有効であるんではないかと私は思っております。
 今の善通寺部隊のことを考えても、高射砲部隊はたしか松山が担っておりました。ヘリ部隊は徳島が担っておりますし、戦車部隊は岡山のほうだったと思うんですが、そういうようにいろんなものが複合的に役割を分担しながら一つの基地ができている場合もあります。そして、専門的に一つのことに特化してその任に当たっているところもあると聞いておりますので、一概に言えないんですが、高知空港というのは広さが141万2,731平方メートルあります。そして、2,000メートル延長時には85ヘクタール、内75ヘクタールが大変優良な農地でございました。そして、2,500メートル延長のときには19ヘクタール、これ恐らく全部農地だったと思いますが、これぐらいの沖縄流に言いますと負担、こういうものを負担して現在の空港というものが成り立っておる、そう考えても決して間違いではないと思いますので、そうした意味で、お隣の町のことは私は言う立場ではございませんが、南国市は基地とは言いませんが、公の日本の中の地方という、あるいは高知県の中の一つの市町村として十分過ぎるほどの役割を果たしておるという意味からも、それ以上の基地の軽減のための負担を果たす任務も役割もないというように考えてもいいんではないかと思っております。
 何か答えになっておるのかどうかわかりませんけれども、私の考えの一端を述べさせていただきました。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 浜田議員さんの質問にお答えいたします。
 昨日の西原議員、本日の中山議員さんの質問でお答えをいたしましたので、系統づけたお答えにはなりませんが、お許しをいただきたいというふうに思います。
 まず、南国市で発症したらどれぐらいの損失かというような質問でございましたが、699頭でしたか、乳牛が、それから肉牛が351、豚が双方の農業高校と高知大学に20頭ほどおりますけれども、これの当然損失というのはあるんですが、畜産業というのはもともと継続をした流れの中で経営をいたしておりますので、一度中断をするということになりますと、またそういう流れに乗るためには相当の経費、時間が必要になってくるというふうに思っております。
 また、ほかにも心配されるのは、その殺処分をした牛とか畜産農家だけの損失ではなくて、南国市の場合は園芸野菜を都市近郊に供給しておりますので、やはりそこに対して流通の問題やら、先ほども言われましたように発祥地での野菜のやっぱり価格というものがどのようになるのか、皆さん土地の方が好んで買い求められるかというふうなところも少し心配にはなってまいります。
 また、埋却地でございますが、私どものほうで想定をいたしました中では、やはり山のほうを中心に24の畜産農家の中で五つ、六つの農家は自分ところに埋却はできるんではないかというふうに思いますが、やはりそこで埋めるところに地下水の水脈があるとかいろいろございますので、なかなか難しい問題だというふうに思っております。
 また、対応が市に求められるかと、どのような心配があるのかというようなことだと思いますが、私どものほうも県下のマニュアルによって幾つかの県のほうに質問をいたしておりますけれども、一番問題になっとるのが、殺処分をいたしましたときにこれ埋却場所までの輸送をせないかんわけですね。その場合に、やっぱりそれを積み込む、またもう死体でございますので、特殊車両が、やっぱりクレーンのようなものがついたようなものでないといけない、輸送の方法、車両、こういうものについてどのようになるのかというようなことを想定したときに心配をいたしております。
 また、県が想定しているマニュアルというものは市に示されているものでございますけれども、内容は牛が450頭、豚が4,500頭というようなもので、その規模での対応でございまして、延べ県の職員が5,500人体制ということで、殺処分から埋却までのものを想定しておりますけれども、県下全域で広がったり、南国市だけでもそれを超えるわけでございますけれども、そうなってまいりますと、やはり県だけの対応ではできなくて、当然市のほうが、国や、また想定されるのは自衛隊なんかへの要請も協力が必要になってくるのではないかというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 浜田清貴君登壇〕
○生涯学習課長(浜田清貴君) 浜田勉議員の地区公民館の活動を円滑に進める規則について御答弁いたします。
 市立公民館は、社会教育法第24条の規定に基づきまして、南国市立公民館設置及び管理条例を定めて設置をされており、地域住民の生涯学習またコミュニティーの拠点施設として多くの市民の皆さんに利用されている公共施設でございます。
 この市立公民館を使用しようとするときには、公民館長さんに予約を入れた後に、南国市立公民館設置及び管理条例施行規則に定められました公民館使用願を教育委員会に提出して許可を受けることになっております。これは申請書の下のほうに書かれている許可証でございまして、これのコピーを申請者の方にお送りをするというような方法をとっております。使用願につきましては、この使用の実態把握と、また使用料の調定を正確に行う上で必要なことですので、御理解をお願いをいたします。
 なお、先ほど申されました緊急に使用されたい場合には、公民館長さんの御判断のもとに使用していただいて、そのときに使用の申請書を提出をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(浜田幸男君) 15番浜田勉君。
○15番(浜田 勉君) お答えをいただきましたが、まず市長の、空港の持っている、平和への貢献というふうな意味で、とりわけこの貴重な農地、この農地からその平和を奪うというふうなことはできない、そういうふうな観点、また前者の質問のときの観光行政なども想起しながらの御答弁をいただいたと思っております。やはりそういう点でこの空港の果たす役割を、そういう基地化を私はしない、反対であるということについて明確にお答えいただいたことを私はうれしく思います。
 また、口蹄疫の問題でありますけれども、実はこれは西川課長に私が言ってもそんなこと言うたって知るかよっというて言うのがお答えだと思いますけれども、実は口蹄疫、広辞苑を広げてみますと人間にも害があるというふうに書かれています。また、東大の教授、BSEのときに活躍された、高知新聞に載っておる、きのうだったと思いますけれども、その先生も口蹄疫は人間に被害がある、そして近畿大学の、いわゆる関西における一つの畜産の学校、ここの先生もそういうふうに述べています。ただ、説明等の中では害はないというふうな言葉で一蹴されておりますが、ここにはそういう、広辞苑を見てというのは、僕も何げなくぱっと見たところ、おりょりょりょりょっということだったわけです。あとは学者先生の意見がはっきりそういうふうに述べられていますので、今後からはそういうふうな、西川課長は被害はありませんというふうに明言を昨日いたしましたが、そのことについては、改めて対応上の問題として慎重を期すというのか、あるいはお調べいただいてお答えをいただけたほうがよかったんではないかというふうに思います。
 それと、社会教育の本舞台としての役割を持っている公民館、この公民館の役割、存在性については先ほどの課長の答弁を否定するものではありません。そのとおりで結構でありますけれども、問題は、私は公民館が、いわゆる子供たちにとって学校は楽園であるように、あるいは大人にとって公民館が最も親しみの持てる、そして社会の交流の場としての役割、これが十二分生かされていくというふうな点を見たときに、館長の権限の問題あるいは館長の選考の問題、選考の問題で特に教育委員会が推薦をして任命するというふうなこと、これは余りにも教育行政の縦割りそのままが横のつながりを求める社会教育法、公民館の役割といえば相矛盾するまでは言いませんが、少しずれてるんじゃないかということで、このことについては再考をされるように、法律的な社会教育云々の問題じゃなくって、そういう規則の問題として受けとめていいんではないかというふうに思いました。私ももちろん半ば一夜漬けで、図書館に行って、ぱっぱっぱっとコピーをして、そしてそれを読んでからその他の資料とあわせたというふうな一夜漬けの論理を持って断言はできませんが、私はそういうふうな公民館の存在っていうのは、そういう社会性を持った、あるいは横の豊富な人間関係をつくっていくというふうな意義から見ても、私は縦割りの発想は是とは言えないと思います。そのことについてお考えがあればお答えをいただいて、私はほかはもういいんではないかと思います。
○議長(浜田幸男君) 農林課長。
○農林課長(西川 潔君) 浜田議員さんのそのウイルスの新説につきましては、むやみに不安を広げてはというふうに私思います。国や行政機関の指導のもとに適切な対応をとっていくというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(浜田清貴君) 公民館長さんでございますが、公民館長さんにつきましては、地区の公民館の関係者の皆様から御推薦をいただいてその公民館長さんを市の教育委員会のほうからお願いをしているというようなことでございます。
 それから、公民館活動につきましては、各地区公民館に運営審議会がございまして、先ほどおっしゃられましたその運営審議会の中で、その各地区地区の公民館の活動の内容等につきましては館長さんから諮問され、運営審議委員さんで十分に論議、審議をされて年間計画が計画されているというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(浜田幸男君) 15番浜田勉君。
○15番(浜田 勉君) 今の生涯学習課長の答弁でありますけれども、公民館長に権限がという、いわゆる委託されたという意味のことだろうと思います。ただし、文言は今生涯学習課長が言った文言とは全く違います。文言は教育委員会が任命する、推薦をするというふうになっておりますが、そういうふうなことの、だから運用問題としてお答えいただいたものと思いますが、その運用は、初め私が言いましたように公民館の持っている社会的な存在性から見ても、その運用の部分を決定的な内容としてさらに定着をするようにお願いをいたしまして質問を終わります。お答えは要りません。生涯学習課長は答弁は同じであります。
○議長(浜田幸男君) 15分間休憩いたします。
      午後2時19分 休憩