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検索結果 »  平成22年 第346回市議会定例会(開催日:2010/06/11) »

一般質問 1日目(西原勝江)

質問者:西原勝江

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田幸男君) 12番西原勝江さん。
      〔12番 西原勝江君登壇〕
○12番(西原勝江君) 通告に従いまして質問させていただきます。
 最初に、健康行政について3問お伺いいたします。
 1問目、特定健診についてです。これは、村田議員からの質問もありましたし、市民課長からの御答弁もいただいて、ちょっと重複するところもあるかと思いますが、質問させていただきます。
 平成20年度から義務化された特定健診は、受診率について、平成24年度までには64%を達成することが求められております。
 そこで、教育民生常任委員会では、特定健診を含めたヘルスアップ戦略について先駆的に取り組んでいます兵庫県の尼崎市へ行ってまいりました。尼崎市では、生活習慣病対策は、行革の本丸として位置づけ、細かい分析や長いプロセスを経て、特定健診の受診率アップをすることができています。伺ってきた取り組みの中で、本市でも取り入れていただくことによって、受診率の向上ができるのではないかと思い、その取り組みの中での5項目を紹介させていただきます。
 1点目、先ほどもお話がありましたが、特定健診はすべて無料であります。なぜかと申しますと、例えば人工透析が行われた場合、年間、これは2年前の尼崎のデータからですが、550万円かかります。1,000円の健診代の5,500人分です。重症化しないで済むように、特定健診を安心して受けることができれば、早期発見、早期治療し、医療費を抑制することができますとのことです。
 2点目、生活習慣病は、気づかず、自覚症状が出て重症化したときには脳卒中や心筋梗塞、また人工透析になると言われておりますが、国の特定健診の受診年齢は40歳から74歳であります。尼崎市では、それに加えて16歳から39歳全員にも、生活習慣病予防健診として、この場合は費用1,000円が要るようになりますが、どの保険に入っていても受診できるようにしています。それによって、何年にもわたる生活習慣から引き起こされる病気を若いときから防げるというものであります。
 3点目は、この市独自で保険者協議会を設置しています。構成メンバーは、健康保険組合、学識経験者、市内事業者、市の関係部署、オブザーバーには健康保険連合会、医師会、社会保険事務局、ここは局でしょうか、となっております。健康実態分析や協議し、具体的な事業を実践する場として、市民並びに在勤者の生活習慣予防に向けた情報や意見の交換、要望などに関して協議するとのことです。若年層からの生活習慣病を予防することができるようになり、産業支援にもつながるとのことです。
 4点目、保健指導についてですが、健診日に結果を聞きに来る日を予約してもらい、集団と個別の違いはあっても、保健指導をしているとのことです。このことによって、受診し、しかも自分の状態を知り、保健指導が受けられたことはとてもいいことだと口コミでも広がり、受診率のアップにつながっているとのことです。
 5点目、本市でも配られております健診カレンダーですが、尼崎市ではポスターをやめて、今年度は健診便利帳として全世帯に配布されています。どの保険に加入している人でも、16歳以上のすべての人にがん検診も含めて健診の情報が掲載されています。ですから、あなたは何歳ですかっていうページをめくると、次にどの保険に加入していますかとか、そういうふうにして市民全体が見てわかる、そのような便利帳になっています。A4の12ページですが、最後のページには、1年間のスケジュールが全部わかるようになっています。予約については、この便利帳が着いたらいつでも予約をしてくださいっていうことも書いて、受診しやすいようなことになっていると思いました。
 以上の5項目につきまして、特定健診の受診率アップを実現するために、医療費削減、健康、長寿のために、島崎市民課長も御一緒に同行していただいております。御感想も含めて、御所見をお伺いいたします。
 もう一点、お伺いしたいと思っておりましたが、先ほどお答えの中にありました、病院にかかっているので特定健診は必要ないと思われている人のことについて、医師会でも協力をお願いしてきましたということを伺いました。例えば、本当に定期的に血液検査のために病院にかかって薬をもらっている方もいますが、そこの病院で先生から特定健診のことを言っていただいて、次に来るときは特定健診の受診票を持ってきてとか言われたならば、それは特定健診を受けるということになると思いますので、この医師会へのお願いで成果が上がるように、また引き続きこのことはよろしくお願いいたします。
 健康行政の2番目、がん対策についてお伺いいたします。
 国民の生命と健康を守るために、2007年4月にがん対策基本法が施行されました。2011年度までの5年間を対象に、がん対策を総合的に推進するがん対策基本計画が閣議決定されました。同計画には、がんによる死亡率20%減少と患者の苦痛軽減などを全体目標に、がんの早期発見を目指して、検診受診率を5年以内に50%以上にするとの目標が明記されております。市の検診で早期のがんが見つかった人が身近にいます。昨年の暮れのことでしたが、申し込んだものの12月の忙しい時期であり、やめようかとも考えたが合間を縫って受診した結果、初期のがんが見つかったのです。その方はまだ治療中ですが、会う人ごとに検診は受けなければいかんと勧めているとのことです。本市においてのがん検診受診率の状況と受診率向上に資するための取り組みについてお伺いいたします。
 昨年、乳がん、子宮頸がんの無料クーポン券が配布されました。受診対象者の受診率はどのくらいだったでしょうか。本年も引き続き実施されることになっておりますが、成果があることを期待しておりますが、アピールが必要であると思いますので、その点、お伺いいたします。
 本年は、特定健診の御案内とともに、南国市保健健康推進事業きらりポイントポイント帳兼応募用紙が同封されておりました。がん検診を初め、健康のための取り組みを個人個人に促すものであります。せっかくのこの事業ですので、応募についてはいろいろな機会にぜひアピールしていただきたいと思います。
 施政方針の中には、早期発見、早期治療が可能となり、がん検診受診率向上のためにアンケート調査を実施するとありました。今後のがん検診受診率アップのために、詳しい内容をお聞かせください。
 健康行政の最後に、心の健康についてお伺いいたします。
 5月23日の新聞報道によりますと、日本精神神経学会など4学会の理事長らは、5月22日の広島市で記者会見し、うつ病について国家的課題として啓発に取り組むべきだとする提言をまとめました。4学会は、うつ病などの精神疾患が、がんや心臓疾患と並ぶ3大疾患として、先進諸国で最優先課題となっている点を重視、国内でも早急な対応を講じるべきだとの認識で一致したとの記事がありました。けさの高知新聞にも、労働災害について、うつ病のことが関連の記事として出ておりました。心の健康につきましては、保健福祉センターを中心に、保健師さんもとても一生懸命に取り組んでいただいております。そして、センターは、相談の窓口の役割も担っておりますが、その中、この提言にまとめられたようなことをどのようにお考えになるか、また現状と課題をお聞かせください。
 予防対策の一つとして、うつ病について知っていただく必要があるのではないかと思いますので、広報などで早急に取り上げていただけませんでしょうか、お伺いいたします。
 次に、家畜伝染病口蹄疫についてお伺いいたします。
 宮崎県の家畜伝染病口蹄疫の被害につきましては、連日報道されております。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い終息を願うものであります。4月9日に症状のある牛が見つかり、20日に口蹄疫の陽性であることが確認されました。それから現在に至っております。宮崎県では、拡大をとめることができない状況、九州やほかの地域にも感染が拡大する可能性を否定できないとして、5月18日に知事より非常事態であるとの宣言がなされました。その後も今日まで被害の拡大の報道が続いております。胸が痛む思いです。日本では、2000年に宮崎と北海道で発生して以来とのことですが、そのときは3カ月で終息したとのことですが、殺処分された牛の数からいっても、大変な被害であります。県におきましても、対策会議が行われ、市町村向けの説明会が5月21日に持たれたとのことですが、本市におきましても、畜産農家は、何軒、また何頭が飼育されておりますでしょうか。乳牛を飼って生計を立てている方からも、決して他人事ではないとのお話も伺いました。畜産農家だけではなく、社会、経済全体への影響も深刻であります。
 そこで、お伺いいたします。
 1つには、宮崎での取り組みを教訓として、口蹄疫から本市の畜産業を守るために、どのような取り組みをされているか、お伺いいたします。
 2番目、宮崎は、肉用子牛生産で全国に出荷されているとのことですが、本市の畜産業への影響についてあればお伺いいたします。
 3番目、口蹄疫であるとの結果が出て対策が始まるまで、つまり初動のおくれが拡大につながる大きな要因になるとの指摘もありますが、これは市だけではない、国、県との連携が大事であると思いますので、その連携も含めて、危機管理体制について教えてください。お願いいたします。
 次に、観光行政についてお伺いいたします。
 ことしのNHKの大河ドラマ「龍馬伝」の放映により、県内では多くの観光客が訪れていることが伝えられております。今後の観光につきまして、ポスト龍馬伝とのことで活発な議論がされております。本市におきましては、龍馬の先塋の地があり、その時代をさかのぼれば山内家の前の長宗我部の時代があり、もっとさかのぼれば紀貫之の時代もありました。今の時代に至るまで、その時代時代に思いをはせることもできます。しかも、時代は今現在進行形であり、本市のさまざまな観光のための取り組みは、情報を共有し、住んでいる市民のためにも、訪れる人のためにもよかったと言える観光の南国市になるよう願ってお伺いいたします。
 1番目は、岡豊山のさくらまつりは、4月3、4に行われました。おくれた桜の開花時期がちょうどよく、土佐の食1グランプリもあり、2日間で6,500人もの参加者がありました。岡豊山さくらまつりの今後の取り組みをお伺いいたします。
 2番目、4月10日には、歴史民俗資料館では、リニューアルオープンされ、長宗我部展示室ができました。そして、5月22日には、全国の長宗我部ファンが集合し、第1回長宗我部フェスと題して、子孫である鳥取県の長宗我部晃親さんらが審査員となり、20組の仮装コンテスト、コスプレというものですね、それが行われました。また、粘土人形で4年がかりで高知市の人が制作されたアニメも上映されました。長宗我部のことがわかりやすく、とても楽しいアニメでした。長宗我部氏に関する講演もありました。講演会場は満席で、若い人もたくさんおりました。2人の若い方に、どこから来られたのですかと聞きましたところ、東京と兵庫ですとおっしゃっていました。中庭でのライブもにぎやかに行われておりました。参加者は、この日800人とのことでした。長宗我部元親の大河ドラマ化のための署名受け付けも行われておりました。翌日は、第11回初陣祭りが長浜で行われ、初陣から450年のことしは150人が参加し、地元住民や子孫と親睦を深めたとの記事がありました。今後とも岡豊山岡豊城跡が、このように全国からのファンの集う行事があれば、本市でも交流の場として考えてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
 3点目、NHK大河ドラマ特別展龍馬伝が歴史民俗資料館で7月31日から8月31日に開催されます。この巡回展は、全国で東京、京都、高知、長崎と4カ所で開催されます。夏休み中であり、本市のまほろば祭り、よさこい祭りもあり、たくさんの人が来られるのではないかと思います。龍馬とともに、長宗我部元親、紀貫之、そしてさまざまな南国市を、現在の南国市をアピールする絶好のチャンスでもあると思います。今から会場に来られた方に本市の案内をするようなコーナーを設置するなど、県、民間、本市ともに連携し、ぜひ取り組んではいかがでしょうか。ちなみに、5月22日には、場外の受け付け、実行委員会がつくった簡単な手づくりの周辺のわかりやすいマップも配っておりました。さくらまつりのときのお客様のアンケートの中には、役員の方が親切だったとの声がありました。そのおもてなしの心で、期間中来られた方が次にも、との思いになれるチャンスであると思いますので、御検討お願いいたします。
 観光行政の4番目、南国市のホームページには、わかりやすい観光のページが、ホームページがとても全体的にわかりやすくなっていることがうれしく思いました。そのわかりやすい観光のページの中に、このたび国分川ウオーキングコース、もとちか君コースの標柱が立てられたこともありまして、土佐のまほろば風景街道の項目もアクセスできるようにしていただけませんでしょうかとお願いしましたところ、本日を待たずに、早速観光のページに項目を書いていただきましたことを、この場をおかりしまして感謝申し上げます。ありがとうございました。今後ともこのホームページでも観光の交流人口の増加につながるよう、またよろしくお願いいたします。
 観光行政の最後に、南国市観光振興計画をつくってはどうでしょうかということです。
 市内の観光について、県とも連携し、短期、中期、そして長期の目標、計画をつくることが、今こそ必要ではないでしょうか。今ならばできるのではないかと思いますので、その点も加えてお伺いいたします。
 最後に、子供の読書環境について4点お伺いいたします。
 南国市子ども読書活動推進計画ができました。サブタイトルに、「つたえたい読書の喜び、楽しさ」とありました。この計画については、以前も述べさせていただきましたが、でき上がって、関係された皆様の御努力に対して、心からの敬意を表するものであります。わかりやすい内容となっており、この計画が実行され、ますます子供の読書の環境が充実することを願うものであります。中でも、読書がどれくらい好きかとの項目の調査結果では、好きと答える児童・生徒が多かったことが書かれておりました。この結果について、今までの学校での読書活動について、またそのほかありましたらお伺いいたします。
 2番目、子供の読書活動推進にかかわる人たちについてお伺いします。
 市政報告の中で、学校での支援員さんの配置について、学校図書館への配置、そのほかにボランティアの皆さんの参加も欠かせないと思いますが、市民図書館、そして学校図書館でのボランティアさんの活動についてお伺いいたします。また、その育成についてもお聞かせください。実は、11日に市民図書館でNHKが取材に来られて、ボランティアさんの手づくりによる布絵本の読み聞かせを中継していました。私もたまたまその場に居合わせることができたのですが、その絵本を読み聞かせる場面、それから布絵本というものをつくる場面、両方ともボランティアさんの活躍は、本当に頭が下がる思いですし、このようなことがされてたことを知らないでおりましたけれども、この布絵本というのは、すべて布でつくられてて、ページをめくって、例えばリンゴの絵があったら、それはまた外せることができるとか、とても工夫された絵本になっており、参加されてた子供たちも目を輝かせて、泣く赤ちゃんもおらないで、ずっとそこでおりました。このことが、ほかのところでは取り組まれていないということも言っていただき、本当によかったと思います。ですから、そのような職員以外のボランティアさんのことについてもお聞かせください。
 3番目は、ブックスタート事業というのもありますが、平成14年に始まり、現在も継続されています。赤ちゃんの健診のときに、保健センターで、赤ちゃんとお母さんへ読み聞かせをしていただき、さらに本をプレゼントするもので、赤ちゃんと本との出会いの初めての出会いということで、大変喜ばれております。
 そこで、私は、次にセカンドブックという事業を提案させていただきます。つまり、ファーストスタートに続いてセカンド、つまり小学校の1年生に入学したときに、何冊かの、取り組んでいる自治体では20冊ぐらいと書いてありましたが、何冊かの本のリストをおうちへ持って帰り、家の人と一緒にそのリストの中から選んだ本を4月入学したら5月ぐらいに本を贈呈するものです。自分で選ぶ最初の本との観点で取り組んで喜ばれているとのことです。本市でも取り組みを御検討いただけませんでしょうか、お願いいたします。
 最後に、本年は国民読書年であります。市民図書館では、このことにちなんで取り組みを考えてあればお聞かせください。11月には読書週間もございますので、その点、よろしくお願いいたします。
 以上で1問目を終わります。ありがとうございました。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市民課長。
      〔市民課長 島崎 明君登壇〕
○市民課長(島崎 明君) 尼崎市の行政視察の所見、感想を含めて述べさせていただきます。
 尼崎市のヘルスアップ戦略のもとになったのは、市職員が生活習慣病で死亡する者が多かった。このため12年度から市職員の健診、保健指導を行ったところ、死亡者、休職者、傷病手当金の激減の効果があった。この結果を受け、17年度、市民の働き盛りの方の死亡の原因をレセプト分析調査を行った。結果、市民の死亡の原因の第1位ががん、第2位が生活習慣病によるものとわかった。また、生活習慣病が主な原因で糖尿病となり、人工透析患者に至る者も約40%を占めていること、透析患者が年間100人程度の割合で増加していることもわかった。尼崎市では、人工透析の治療には、年間約620万円程度の医療費がかかる。一生涯治療が続くことになると、医療費も膨大となる。このため健診によって早期発見、早期保健指導、早期治療を行えば、将来増加する医療費の抑制となり、また重症化を防げば、介護保険、生活保護にも波及するのを防ぐ効果がある。全くそのとおりと考えています。
 尼崎市は、平成22年度受診率が前年度より低下した。低下の原因は、特定健診を連続して受診していた者が、医療機関で治療、検査したためと分析されていました。今後の対応としましては、治療中の方も含め、受診勧奨のPRを行うということでした。
 本市の場合も、医療機関で定期的に検査をしているので特定健診を受診していないというアンケート結果もあります。市の受診勧奨のPRだけでなく、医療機関、関係機関との連携をしなければ、受診率向上は望めないのではないかと考えています。生活習慣病の早期発見が病状の重症化を防ぎ、健診受診は、市民の健康、生活を守る第一歩と考えています。このため健診を受けやすい体制づくりや市民啓発の方法も検討する必要があるのではないかと改めて思いました。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 光野末吉君登壇〕
○保健福祉センター所長(光野末吉君) 特定健康診査の受診率向上については、先ほど村田議員さんにお答えしたとおりでありますが、実施主体であります保健センターとしては、40歳、50歳の方に個別に文書を送るなど、また直接電話をするなどの受診勧奨を行っているという状態です。
 健康文化都市づくり推進委員の皆様方には、各地区での特定健診への受診呼びかけをしていただいておりますし、西原議員さんも委員さんでいらっしゃいますけども、地域の健康づくりのリーダーとして活躍いただいておりまして、大変お世話になっているところです。受診向上については、国保係のほうの課長がお話ししたので、その辺にとどめまして、次に、がん検診についてのお問い合わせについてお答えいたします。
 平成21年度には、国の補正予算に女性特有がん検診推進事業が盛り込まれまして、子宮頸がん検診につきましては20歳から40歳までの5歳刻みで、また乳がん検診では40歳から60歳までの5歳刻みとして、それぞれ検診の無料クーポンを配布し、受診率向上の取り組みが行われました。
 本市の状況は、子宮頸がん検診では、対象者1,527名に対して受診者は348名、クーポン券利用率は22.8%となり、乳がん検診では対象者1,694名に対して受診者495名、利用率は29.2%となっております。本市におきましては、子宮頸がん、乳がん検診は、隔年交互に実施しているため、各受診率が何%上昇したとの数値は明確になりませんが、子宮頸がん、乳がん合わせた受診者の延べ人数は、前年に比較して1,100人以上増加いたしました。このことを踏まえまして、平成22年度につきましても、国の補助が減額されますが、昨年と同様の年齢区分で、子宮頸がん検診は20歳から40歳、乳がん検診は40歳から60歳まで、ともに5歳刻みで無料クーポン券を配布して、女性がん検診の受診率向上を図ってまいります。7月上旬には、対象者約2,900名に無料クーポン券の発送ができる予定であります。
 一方、子宮頸がんワクチンの接種については、原因となるウイルスの感染予防を目的とした国内初のワクチンが、昨年10月、国に正式承認され、一部自治体では、接種費用の一部を公費助成するところもあらわれております。本市としましては、子宮頸がんワクチンの接種については、希望者が自己負担で受ける任意接種ではなく、定期接種とするよう、市長会を通じて国に要望しており、また国会に子宮頸がん対策に関する法律が提出されるなどの動きもあり、国の動向を見て今後対応してまいりたいと思います。
 その他、がん検診の受診率の向上の取り組みとしましては、がん検診に関するアンケート調査を実施いたします。男性40歳から60歳まで、女性20歳から60歳までの市民1万3,000人を対象に、未受診理由や各地区でのがん検診にあきが出た場合に電話での受診勧奨に応じていただけるかなど、細かな調査を行い、受診率の向上を図ってまいります。
 次に、心の健康に関してでございます。
 最近は、私たちの身近においても、うつ病など心の病にかかっている人がふえているとだれもが実感している状況となってきました。日本人の自殺者は、年間3万人を超える状況となっており、今心の病への対応が重要となっております。心の病の原因は、身体的なもの、経済的な問題、人間関係などさまざまでしょうが、そんなときどこに相談したらよいのかとお悩みの方もあると思います。保健福祉センターでは、市民の体の健康づくりとともに、心の健康についても相談を受けております。精神保健の担当スタッフが対応してまいりますので、御相談をいただけたらよいと思います。
 西原議員さんからは、先日、うつ病対策に対する資料をいただきました。その対策の中に、うつ病は、投薬と休息だけでは治らない。患者の話をじっくり聞き、カウンセリングを通じて物事の見方、考え方を変えていくことも大切である。また、同じうつ病の悩みを持った患者同士が集える場を設けることなどもその対策として有効であるというような資料をいただきました。大変貴重な意見だと思っております。うつ病になった経過や原因もさまざまな中で、その治療や対策もいろいろな方法があると思います。心の病に対する取り組みとして、啓発活動など今後も取り組んでまいりますので、御協力よろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時55分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(浜田幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 西原議員に対する答弁を求めます。農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 西原議員さんの質問にお答えいたします。
 西原議員さんが質問の中でもおっしゃいましたとおり、口蹄疫の拡大が続き、大変深刻な事態になっております。南国市では、24戸、大学とか農業高校も含みますけれども、畜産農家が乳牛699頭、肉牛351頭、豚20頭を飼育をいたしております。家畜伝染病が発生いたしますと、畜産業に壊滅的な打撃をこうむるということになります。そのようなことから、県と一緒になりまして、文書による啓発、消毒剤の配布、宮崎県からの家畜導入状況調査、輸入稲わらの利用状況調査などを実施をし、ウイルスが持ち込まれないような体制をとっております。また、危機管理体制は、発生予防から蔓延防止に至るまで、国、県、市、JAなどの関係機関が連携しての対応が必要となってまいります。基本的には、高知県口蹄疫防疫対策要領に基づき、県の指導のもと対応するようになっております。
 なお、南国市での防疫体制については、状況に応じて、今年新設されました危機管理課と協議をいたし対応するようにいたしております。
 宮崎県からの子牛導入は、当市ではありません。乳牛は、精液による授精で、肉牛はF1、乳牛の雌と黒毛和種の交配種で、生後8カ月のを岡山県から購入しているということになっております。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 商工水産課長。
      〔商工水産課長 今久保康夫君登壇〕
○商工水産課長(今久保康夫君) 西原議員さんからの観光行政についての御質問にお答えします。
 まず、ことし初めて開催しました岡豊山さくらまつりは、アンケートなどを見ましても、内容やスタッフの対応など評判もよく、来年度以降も続けてほしいという要望も多数ありました。ただ、何分今回は準備期間が短く、地元の方々、関係者の方々に大変御苦労や御迷惑をおかけしました。また、高齢者の方々などへの配慮など、課題も多くあったことは否めません。しかし、このイベントは、歴史、桜、食と、県外客にもアピールできるものと考えており、本市への入り込み客増加のためにも、ぜひ来年度以降も実施していければと考えております。そのためには、費用面はもちろんですけれども、地元、関係者、歴史民俗資料館を含めた関係機関の推進体制の確立、強化がまず最重要だと考えております。
 続きまして、5月22日に開催されました長宗我部フェスにつきましては、これは県内の歴史好きの方で組織する長宗我部ファンクラブが主体となり、県内外の方々が主にインターネットのコミュニティー内で組織し、長宗我部の大河ドラマ化実現に向けて、署名活動や知名度を上げるよう、イベントの開催を定期的に行っております。長宗我部最高委員会など、さまざまな方がいろいろかかわって開催しました。市としては余り今回かかわっていないんですけれども、今回、今後本市としましても、何かできることがありましたら、積極的に協力していきたいと考えております。
 続きまして、NHK大河ドラマ特別展龍馬伝が今回開催されますけれども、6月6日まで東京で行われておりまして、これが大変な人気だったそうです。そして、京都展に続きまして行われる7月31日からの歴史民俗資料館で行われます高知展では、期間中、土日は高知大学医学部駐車場が臨時駐車場となり、会場まで無料送迎バスが利用できますし、また土佐・龍馬であい博会場から無料送迎バスを出す予定でありますし、よさこい祭り、しかも夏休み、まほろば祭りということが重なりまして、入場者がかなり来られると予想されます。
 そこで、ただいま南国市観光協会では、長宗我部ラリーを行うように準備しておりまして、元親を初め、周辺を観光して、少しでも本市に足を延ばしてもらうように、会場内でPRしていきたいと考えております。
 また、観光案内につきましても、特別展の会期中の8月7日は、土佐のまほろば祭りの開催を計画しておりますので、すべての日時というわけにいきませんが、歴史民俗資料館などとか関係者、関係機関と協議しまして、何ができるかを協議して、前向きに検討していきたいと考えております。
 続きまして、風景街道などのホームページ、情報発信につきましては、さらに進めていきます。
 それで、最後に、観光振興計画のことですけれども、少子・高齢化の時代を迎えまして、地域内の消費の減少などをカバーするために、交流人口をふやすための観光振興が、各県、各市町村とも力を入れており、現在、地域間競争が激化していると考えております。さまざまな地域で盛んに行われています御当地グルメもそのあらわれではないかなというふうに考えております。また、観光ニーズは、従来の名所旧跡を回る従来型の観光から、体験、いやし、触れ合い、健康など新しい価値を求める観光へと変化しており、その新たなニーズへどう対応していくのか、今後の方向性をはっきりする必要性があると思っております。
 そこで、西原議員がおっしゃるとおり、南国市観光振興計画は重要だと重々理解しております。ただ、現在、本市の観光の課題は山積みであります。そこで、まず高知県産業振興計画、物部川流域アクションプランの観光交流のネットワークづくり、観光推進体制の確立、強化と歴史的資源を生かした地域活性化への取り組み、土佐のまほろばにまず力を入れていきたいと考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 正木敬造君登壇〕
○学校教育課長(正木敬造君) 西原議員さんの御質問にお答えをいたします。
 朝読書の取り組みなど、本市の全小中学校では、読書の時間を設定し、本に親しみ、語彙を豊かにする活動に取り組んでおります。今年度は、緊急雇用創出事業によりまして、6小学校に図書館支援員を配置することができました。図書室の環境整備や貸出業務のみならず、児童への読み聞かせや辞書の早引き大会の企画、たくさんの本を読んだ児童への表彰状の作成、掲示物の工夫、また定期的な図書だよりの発行など、まさに読書に親しむ児童の育成を目指した総合的な支援を図書館支援員が行っているところでございます。また、大篠小学校では、保護者や地域の方々による学校図書館ボランティア委員さんが、毎週朝2日ですけれど、全学級に読み聞かせに来てくださっております。子供たちも大変楽しみにその日を待っていると報告を受けておるところです。そのような取り組みの成果から、南国市は、読書は好きかまたはどちらかといえば好きと答えた児童・生徒の割合が、全国を大きく上回っている、そんな状況もございます。読書とは、語彙を豊かにし、言語能力を高めること、言語空間の中での多様な疑似体験あるいは多様な物の見方や考え方との出会いなど、子供1人の活動として成立するものであると思います。家庭での読書時間をどう確保するか、また電子機器による本、活字離れといったさまざまな課題というのはあるわけですけれど、学校では本に親しむといった読書活動をしっかりと進めていきたいと、このように考えております。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 浜田清貴君登壇〕
○生涯学習課長(浜田清貴君) 西原議員さんの子供読書環境についての御質問にお答えをいたします。
 現在、市立図書館での子供の読書活動にかかわる人たちのボランティア活動は、主に絵本の読み聞かせと布絵本づくりです。絵本の読み聞かせは、図書館で定期的に開催をしておりますおはなし会やブックスタート事業などをお願いをしております。ボランティアグループとしての組織ではございませんが、たくさんの方々にお世話になってきました。特に、おはなし会は、昭和61年に開始をし、24年目になり、初期のころからずっと継続をして来てくださっている方もおいでます。布絵本づくりは、南国市立図書館友の会の自主運営で、平成18年5月に発足し、5年目に入ったところです。月に2度、図書館の一室に集まって、布の絵本をつくっております。完成をした作品は、すぐに図書館に寄贈してくださり、大勢の子供さんに楽しんでもらっております。ボランティアの育成につきましては、平成20年から、年間5回ほどでございますが、ボランティア交流会を開催をし、学校や地域で活動している方も含めまして、情報交換や勉強会などを実施をしております。今後、子ども読書活動推進計画を実効性のあるものにするため、より一層関係者が連携をとりながら、子ども読書活動推進委員会を組織をしまして、活動を推進をしてまいります。
 ブックスタート事業は、平成14年度に始まり、これまで延べ2,800人の乳児に、一人一人絵本を読み、保護者に読書の大切さをお伝えしてきました。本年度は、図書館で作成をしましたノートを渡しまして、読書記録をつけることをお勧めをしております。そのノートは、読み聞かせをし、読書を積み重ねた子供さんの成長の記録として、10年後、20年後にきっと宝物になるものと思っております。また、ブックスタート後の受け皿といたしまして、平成20年度からは、赤ちゃんの部屋おはなし会というものを毎月開催をしております。
 御提案のありました小学校入学時のセカンドブック事業につきましては、なお検討課題とさせていただきたいと思います。
 国民読書年の取り組みでは、まず図書の充実を図っております。また、市民の読書への関心を高めることも重要ですので、図書館発行の広報紙や封筒などには、国民読書年のロゴマークを入れ、周知を図っておるところです。3月には、初の図書館祭りを開催をし、市民の持ち寄りによる本の交換会を催しました。この夏休みには、川柳を募集をして、応募作を図書館に掲示をするという企画も考えております。また、私の一冊を募集してはどうかとの御提案でございますが、今後、市の広報等で募集をし、読書週間、これは10月27日から11月9日でございますが、この期間にあわせた企画として発展をさせていきたいと考えております。
○議長(浜田幸男君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) それぞれ御丁寧にお答えいただきましてありがとうございました。
 少しお話を追加でさせていただきます。
 特定健診受診率の向上についてですけれども、すべて尼崎市と同じようにすぐできるということには限らないとは思いますが、24年までにはまだ時間がありますので、22年、23年、24年と目標達成のために取り組みをしていっていただきたいと思いますし、私たちもそのことに頑張っていきたいなと思っております。尼崎市でも、お話があったんですが、特定健診受診率の向上の中に、口コミっていうのも大変に効果があるっていうお話を担当の課長さんがされておりました。ですから、どこの集まりでもいいので、特定健診、特定健診ってみんなが言っていったら、話題にしていったらいいんじゃないかと思いますので、この点もお互いに訴えていきたいなと思っております。これだったらお金がかからないと思いますので、すぐにできると思いますので、この点もやっていきたいと思いますし、そのことを市のほうからも訴えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、がん検診につきまして、本年は昨年に引き続きの無料クーポンの配布があります、これからね。それで、昨年は国の支援がありましたが、本年は半分になって、市の支援もあり実施されるということで、本当にありがたいことだと思っておりますが、これが何せ5歳ごとの受診でありますので、せっかくクーポン券によって受診する人がふえたわけですが、5年刻みなので、今2年で、あと残りの3年間も引き続きこの無料クーポンの配布をするということができたら、全部の対象年齢の人に行き渡ると思います。ですから、国の動向も今後あると思いますけれども、この点について県とか国へと要望していっていただけませんでしょうか、この点、お伺いいたします。
 それから、あと心の健康につきましては、先ほど丁寧に保健センター長にお話ししていただきましたが、そこのお話の中にもありましたけれども、認知行動療法っていうのが、薬物で治療するだけじゃなくて、行って30分ぐらいお話しして、それを何回か繰り返していくうちに、そこにうつ病に至ったその過程を自分で、お互いにその先生とのやりとりの中から気づいて行動を修正して治っていくという、その療法がとても効果があるということで、いろんなとこで、お医者さんに研修を受けてもらわなくちゃいけないそうなんですが、それを今この年の4月に、今までは保険適用じゃなかったそうなんですが、保険適用になったそうなんです。ですから、このような社会状況であって、身近な人にもうつ病っていうのは、もう年齢に関係なく、お年のいった方にもいらっしゃることを伺いました。ですから、今後、もうこのことはあきらめることなく、そういう療法も保険適用になったとか、いろんな情報を集めていただきながら、今後とも保健センターを中心に、このうつ病対策に取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、口蹄疫のことですけれども、お答えいただきましたが、獣医さんっていうの、牛とか家畜を診て病気を判断するっていうのが獣医さんのことになると思いますが、本市には獣医さんが何人ぐらいおって、そういう今現在、そういうことでチェックに回っているとか、そういうことがあるんでしょうか、一言お伺いいたします。
 それから、観光行政につきましてお答えいただいてありがとうございました。今後とも観光行政につきましては、今までも本当に一生懸命少ない人数の中、市として取り組んでいただいておりますが、今後ともよろしくお願いいたします。
 それで、先ほどの南国市観光振興計画でございますけれども、課長からも話がありましたとおり、文化財とか行事とか、そのほかにもいろいろな観光っていうのは新しく生み出せるっていうようなお話もありました。それで、私は思うんですけど、南国市というのは、いろんなものが全部そろっているところじゃないかと思います。例えば、大学も医学部もあるし、農学部もあるし、それからあと地理的にも山もあるし、海もあるし、それから交通の便も海も、空のもあるし、陸のもあるし、それから海もあって、山もあってと、またさまざまな文化財がたくさんあるって、こんなところはちょっとないんじゃないかと思うぐらい、日本の縮図と言えるぐらいすべてがそろっているところではないかと思います。ですから、観光振興計画をつくりながら、確かに今業務がたくさんで課題が山積みで、県からの産業振興計画もあったり、いろいろ大変かと思いますが、その中で少しずつ少しずつそういうのを市としてまとめて、新しい観光も売り出し、また交流人口もふやすというような施策を、計画を考えながら、計画をというか、そういうものを考えながら、最終的には短期、中期、長期の目標、また計画をつくるような作業をしていただけませんでしょうかと思います。ですから、これはもう市の中でプロジェクトチームとか、体制を整えるとか、いろいろちょっとそんなことも今後考えられるかと思いますが、その点、もう一度お伺いしたいと思います。
 それから、ついこれからすぐ始まる龍馬伝の特別展に関しましては、またいろんなボランティアの人たちも募っていただいて、もしこんなことってあれば、お声をみんなに広報等でかけていただいて、みんなで盛り上げていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で2問目を終わります。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。農林課長。
○農林課長(西川 潔君) 南国市に獣医がどれだけおられるかということでございますが、犬、猫などペットを専門にしておられる獣医さんが、この市役所の周りにも何人かおられるということは把握しておりますが、はっきりとは私人数は承知いたしておりません。ただ、口蹄疫なんかの対応に当たられるのは、公的な機関ということになろうかと思います。香美市にあります、管轄してます東部の家畜保健所、こちらに職員4名いたと思いますが、すべて獣医資格を持った方でございますし、市役所の東側に隣接してますノーサイ、ここにも獣医が1名常駐をしている。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(光野末吉君) 先ほど言われました子宮頸がん、乳がんの検診につきましてですけども、21年度は10分の10ということで、22年度は10分の5ということになって、国の動向はまだわかりませんけども、流れとしましては、これで継続するのか、しないのかということは、まだ見定めることができませんけど、今西原議員さんが言われましたように、5歳刻みということになると、やはりあと3年間は当然必要だと思いますので、うちとしては、国のほうにそういう要望をしていきたいとは思います。
○議長(浜田幸男君) 商工水産課長。
○商工水産課長(今久保康夫君) 西原議員さんからのプロジェクトチームの立ち上げのことにつきましてですけれども、確かに南国市におきましては、いろんな資源がありまして、まだまだうまく生かされてないと思っております。つくりながらの新しい観光を生み出すということに非常に賛成いたします。また、プロジェクトチームのほうにつきましても、今後、検討させていただきますようにお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) また、お答えいただきましてありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
 それで、まだちょっと3問目になりますけれども、済みません、抜かっていたとこがありますので。
 子供読書環境について、丁寧にお答えいただいてありがとうございました。セカンドブックについても、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。
 それから、あと読書環境全体についてですけれども、いろんなメディアからいろんなものが流されて、また電子ブックとか、いろんな状況も違う新しい状況になりつつあります。それですけれども、いずれにしても、そのように流されてくるメディアからのいろんな情報というものを、何というかな、きちっと自分でそれをこうだ、ああだということが読み解くことができる、つまりメディアリテラシーというのの力をはぐくむのも読書ではないかと思いますので、今後ともいろいろな成果を上げている南国市でありますので、ぜひともこの読書活動推進計画に沿って、実効性のある成果をますます積み上げていっていただきたいと思いますので、一言そのことをお答えいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(正木敬造君) メディアリテラシーという言葉が出てきたわけですけれど、学校教育の中では、やはりいろんな情報をきちんと自分自身で処理をする、判断する、そういった能力といいましょうか、そういったところは各教科を通してあるいはふだんの生活の中で、当然、これは教職員が目指しているところでございます。この南国市の子ども読書活動推進計画、これは義務教育だけではないわけですけれど、やはり義務教育の中でできる部分、そしてさらには今ゼロ歳から15歳までという取り組みをしておりますので、そういったところとも連携をしながら推進を図っていきたいと、このように考えております。
 以上です。