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検索結果 »  平成22年 第346回市議会定例会(開催日:2010/06/11) »

第346回市議会定例会初日


第346回南国市議会定例会会議録

                                 南国市告示第58号
                                 平成22年6月4日
                           南国市長 橋 詰 壽 人

第346回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期  日  平成22年6月11日
 2.場  所  南国市役所 5階議場

第1日  平成22年6月11日  金曜日

      出席議員     
     1番 中 山 研 心君        2番 前 田 学 浩君
     3番 徳 久   衛君        4番 村 田 敦 子君
     5番 岡 崎 純 男君        6番 高 芝   謙君
     7番 坂 本 孝 幸君        8番 小笠原 治 幸君
     9番 竹 内 克 憲君       10番 有 沢 芳 郎君
    11番 野 村 新 作君       12番 西 原 勝 江君
    13番 西 山 八 郎君       14番 浜 田 和 子君
    15番 浜 田   勉君       16番 浜 田 幸 男君
    17番 門 脇   晃君       18番 土 居 篤 男君
    19番 福 田 佐和子君       20番 西 岡 照 夫君
    21番 今 西 忠 良君
          ―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
    な し
          ―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市     長  橋 詰 壽 人君
  副  市  長  藤 村 明 男君
  総務課長兼選挙管理委員会事務局長  中 沢 孝 夫君
  参事兼財政課長  高 木 茂 美君
  企 画 課 長  西 山 明 彦君
  危機管理 課 長  西 原 三 登君
  税 務 課 長  吉 岡 秀 文君
  市 民 課 長  島 崎   明君
  保 健 課 長  山 内 幸 子君
  保健福祉センター所長 光 野 末 吉君
  環 境 課 長  田 渕 博 之君
  農 林 課 長  西 川   潔君
  商工水産 課 長  今久保 康 夫君
  建 設 課 長  吉 川 宏 幸君
  都市整備 課 長  神 田   彰君
  上下水道 局 長  井 口 善 喜君
  会計管理者兼会計課長 橋 田 裕 子君
  福祉事務 所 長  南   幸 男君
  教  育  長  大 野 吉 彦君
  学校教育 課 長  正 木 敬 造君
  生涯学習 課 長  浜 田 清 貴君
  幼保支援 課 長  島 崎 俊 二君
  監査委員事務局長 門 田 秀 夫君
  農業委員会事務局長 細 木   猛君
  消  防  長  洲賀崎 勝 男君
          ―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  小 原 正 子君   次     長  北 村 健 一君
  書     記  門 脇 智 哉君
          ―――――――――――*―――――――――――     
      議事日程
        平成22年6月11日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成22年度南国市一般会計補正予算
第4 議案第2号 南国市火災予防条例の一部を改正する条例
第5 議案第3号 学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例
第6 議案第4号 南国市駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
第7 議案第5号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第8 議案第6号 雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する
         条例
第9 議案第7号 南国市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改
         正する条例
第10 議案第8号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
第11 議案第9号 市道の認定について
第12 議案第10号 消防ポンプ自動車購入契約の締結について
第13 議案第11号 南国市人権擁護委員の推薦について
第14 議案第12号 南国市教育委員会委員の任命の同意について
第15 報告第1号 平成21年度南国市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
第16 報告第2号 平成21年度南国市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につい
         て
第17 報告第3号 平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告
         について
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第17まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時6分 開会・開議
○議長(浜田幸男君) これより第346回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(浜田幸男君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月23日までの13日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、会期は13日間と決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(浜田幸男君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、中山研心君及び今西忠良君を指名いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたさせます。事務局長。
(事務局長朗読)

                                  22南総第112号
                                 平成22年6月11日

 南国市議会議長  浜 田 幸 男 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人

      第346回南国市議会定例会の議案の送付について
 第346回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成22年度南国市一般会計補正予算
 議案第2号 南国市火災予防条例の一部を改正する条例
 議案第3号 学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例
 議案第4号 南国市駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
 議案第5号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 議案第6号 雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
 議案第7号 南国市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正す
       る条例
 議案第8号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
 議案第9号 市道の認定について
 議案第10号 消防ポンプ自動車購入契約の締結について
 議案第11号 南国市人権擁護委員の推薦について
 議案第12号 南国市教育委員会委員の任命の同意について
 報告第1号 平成21年度南国市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
 報告第2号 平成21年度南国市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
 報告第3号 平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につ
       いて

          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第12号まで、報告第1号から報告第3号まで
○議長(浜田幸男君) この際、議案第1号から議案第12号まで及び報告第1号から報告第3号まで、以上15件を一括議題といたします。
 市政報告並びに提案理由の説明を求めます。
 市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君)
 おはようございます。
 市政報告に入る前に、ただいまは、全国市議会議長会より浜田勉議員さんにおかれましては、10年以上の永きにわたりまして、議会人として市民の立場で議会議員を務めてこられました。 そのことに対しての表彰ということで、大変永きにわたる御苦労、本当に心よりお喜びを申し上げたいと思います。
また、前議長であられます西山八郎議員さんにおかれましては、全国市議会議長会の建設運輸副委員長として、その職責を全うされ、また、前議長として円滑な議会運営に当たられたということでの感謝状であると、このように承知しております。
 浜田現議長さんにおかれましても、建設運輸副委員長としてその責務をはたされたということでの感謝状でございます。
 心よりお喜びを申し上げますとともに、御三名の議員さん方におかれましては今後ともこの執行部に対しまして、議員さん、市民の代表の立場として御指導、御示唆をよろしくお願い申し上げたいと思います。
 それでは、市政報告に移らせていただきます。
 本日、議員の皆様の御出席をいただき、第346回南国市議会定例会が開かれますことを厚く御礼申し上げます。
 開会に当たり、提案いたしました議案の説明に先立ちまして、市政の状況について御報告申し上げ、議員の皆様、並びに市民の皆様の御理解をよろしくお願いしたいと思っております。
 まず、3月末に策定いたしました南国市エコプラン推進基本大綱に基づき、本市の環境政策やエコエネルギー政策などを具体化する南国市エコプラン実行計画を策定するための南国市エコプラン実行計画策定委員会を6月8日に開催いたしました。市民、事業者の視点に立った、新エネルギーの導入促進、省エネルギーの徹底などの計画の策定に取り組んでまいります。
 5月16日には、久礼田小学校におきまして、学校・PTA・自主防災会・県その他関係機関の連携による南国市こども防災キャンプが約300名の参加を得て盛大に行われました。この体験学習により、子どもたちの防災意識の向上が図られ、子どもから家庭へ、家庭から地区へ、さらには地区から地域へと広がり、地域防災力の向上につながるものと考えております。
 次に、子ども手当が創設されましたことにより、4月から支給申請事務が始まりました。子ども手当は、中学校終了までの子ども一人につき、月額1万3,000円を支給するもので、次代を担う子どもたちを守り育てていくため、社会全体で応援するものであります。一人ひとりの子どもの健やかな育ちのために有効に活用されることは、制度の意義にも密接に関わるものであり、受給者の責務などその趣旨を十分に御理解いただけますよう、広報等に努めてまいります。
 それでは、市政の主要な課題につきまして、御報告いたします。
     〔総務〕
 まず、総務関係につきまして、御報告いたします。
 6月6日に、物部川河川敷におきまして、県防災会議及び市町村防災会議の主催による大地震や豪雨等の災害を想定した高知県総合防災訓練が行われました。本市からも消防団、自主防災組織等約100名が参加し、関係機関と連携した実践的な応急体制と相互の防災体制確立の訓練を実践しました。併せて、地域防災フェスティバルが開催され、多くの市民が楽しみながら防災への意識を高めていただき、自主防災活動の推進や地域における防災意識の高揚を図ることができました。
 自主防災組織育成につきましては、大湊地区の各自主防災組織が相互に協力・連携を密にし、災害対応能力の向上を図ることを目的に、大湊地区防災連合会を結成しました。この取り組みを出発点として、各地域における自主防災組織連合体の結成の支援を推進してまいります。
 また、交通安全の取り組みにつきましては、春の交通安全運動期間初日の4月6日に、国道55号大そね交差点前で関係機関にも御協力をいただき、人間看板による街頭指導を行いました。小学校新入児童には、交通ルールを学習する交通安全教室を開催し、中学生には、自転車の交通マナーを高める啓発ビデオの視聴や実技講習を実施して、交通安全意識の醸成を図りました。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして、御報告いたします。
 平成21年度一般会計、特別会計の決算見込みの概要を御報告いたします。
 一般会計の形式収支は、減債基金を1億8,300万円取り崩し、1億1,355万1,000円の黒字となります。形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を控除しますと、実質収支としまして、5,088万1,000円の黒字となっております。このうち財政調整基金に3,000万円の決算積立を行い、翌年度繰越金は2,088万1,000円となります。
 特別会計では、下水道事業特別会計は、一般会計から1億9,689万円を繰入し、155万5,000円の黒字となっておりますが、これは繰越明許費の財源として翌年度へ繰り越すべき財源であります。
 農業集落排水事業特別会計は、一般会計から1億2,628万5,000円を繰入し、歳入歳出同額となっております。
 下水道事業及び農業集落排水事業特別会計につきましては、一層の加入促進を図り、使用料の増収対策に取り組んでまいります。
 住宅新築資金等貸付事業特別会計は、583万7,000円の黒字となっており、今後とも引き続き貸付金の回収に努めてまいります。
 老人保健特別会計は、218万7,000円の黒字となっておりますが、これは医療機関からの医療費の返納金によるものであり、本年度の国、県及び支払基金への返還金の財源となるものであります。
 介護保険特別会計は、一般会計から5億3,708万8,000円を繰入し、8,330万2,000円の黒字となっておりますが、これは保険給付費に対する国、県支出金及び支払基金交付金が多く入ってきたこと等によるものであり、本年度の国、県及び支払基金への返還金並びに将来の保険給付費の増大に対応するための介護給付費準備基金積立金の財源となるものであります。
 国民健康保険特別会計は、一般会計から3億5,795万4,000円を繰入し、国保財政調整基金を1億5,159万2,000円取り崩したことにより、歳入歳出同額となっております。
 土地取得事業特別会計は、3,502万1,000円の黒字となっております。
 企業団地造成事業特別会計は、一般会計から15万7,000円を繰入し、10万円の黒字となっておりますが、これは繰越明許費の財源として翌年度へ繰り越すべき財源であります。
 後期高齢者医療保険特別会計は、一般会計から1億5,629万円を繰入し、2,309万9,000円の黒字となっておりますが、これは本年度の後期高齢者医療広域連合納付金の財源となるものであります。
 特別会計への繰出金の増大は、ひいては一般会計を圧迫することとなりますので、特別会計においても収納率や加入率の向上、また受益者負担の適正化を図ることにより、適切な運営に努めてまいります。
     〔企画〕
 次に、企画関係につきまして、御報告いたします。
 定住自立圏構想につきましては、中心市である高知市と、周辺市の本市、香美市、香南市のそれぞれ3市が人口定住のために必要な生活機能の確保に向けて、生活強化、結びつきやネットワークの強化、圏域マネジメント能力の強化の観点から連携する取り組みについて、1対1で締結する定住自立圏形成協定の策定に向け、協議を進めております。
 また、3月29日に設立いたしました物部川流域ブロック広域行政検討協議会では、事務の共同処理を検討するための高知県広域行政支援事業費補助金を活用し、本市、香美市、香南市の3市での電算処理システムの共同化について検討しております。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして、御報告いたします。
 本年度の新規事業として、本市が委託しました助産師が妊産婦の家庭を直接訪問し、出産準備の助言や育児技術の支援、相談を行うママケア助産師訪問事業が5月からスタートいたしました。母親の出産や育児に対する悩み、不安を取り除き、安心して子どもを産み育てられる環境の整備に努めてまいります。
 死亡原因の第1位を占めるがんも、早期発見、早期治療が可能となり、各種がん検診の受診率向上は重要となっております。男性40歳から60歳まで、女性20歳から60歳までの市民約1万3,000人を対象に、がん検診について、もっと関心を持っていただくため、6月からアンケート調査を実施いたします。未受診理由等の調査結果を分析し、受診率向上につなげてまいりたいと考えております。
 次に、後期高齢者医療制度につきましては、保険料が2年ごとに見直され、本年度が見直しの年となっております。本年度及び来年度の保険料は、被保険者の皆様に一律に負担していただく均等割額が4万8,569円から4万8,931円に、所得に応じて負担していただく所得割率が8.88%から8.94%に改定されました。保険料軽減措置は、本年度以降も継続されることから、平均保険料額は昨年度5万2,331円から本年度及び来年度は5万3,106円となり、775円、1.5%増加すると試算されております。被保険者の皆様には、一層の御理解をいただけるよう、制度の適正な運営に努めてまいります。
 介護保険事業につきましては、第4期事業計画に基づき、新たに小規模多機能型居宅介護事業所を1カ所整備いたします。4月22日には、南国市地域密着型サービス運営委員会を開催し、委員の意見聴取を行うなど公正な審査の上、事業者の指定内諾を決定いたしました。
 また、国が推進する療養病床の再編に伴い、市内で109床の療養病床を有していた介護療養型医療施設が、3月末をもって業務を休止し、特別養護老人ホームに転換するための準備に入りました。介護療養病床の転換に当たりましては、国及び県の交付金や補助金を活用して円滑に転換が進むよう支援してまいります。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして、御報告いたします。
 環境に優しいまちづくり「エコシティなんこく」の実現につきましては、本市と香美市、香南市の3市の流域で、NPO法人が計画したチャレンジ25地域づくり事業が、3月13日に環境省の内示を受けました。事業採択に向けて、チャレンジ!エコスタイル物部川流域協議会を4月12日に設立し、5月25日に第1回協議会が開催されました。本市としましても、二酸化炭素排出量の25%削減に効果的な取り組みの推進、地域の活性化及び環境負荷の小さい地域づくりの実現に向けて取り組んでまいります。
 一般廃棄物の処理状況につきましては、昨年度の総収集量は、1万4,498トンで、対前年度比約320トン、2.2ポイント減、また、一般廃棄物最終処分場につきましては、3月末現在、施設埋立容量に対して13.9%となっております。なお一層、ごみの減量と資源循環型社会の推進に努力してまいります。
 環境センターの稼働状況につきましては、昨年度の投入比率は、106%と施設処理能力を上回っているものの、周辺の環境保全には十分配慮した運転を行っております。
 昨年度6月補正で対応いたしました住宅用太陽光発電システム設置補助事業につきましては、22基を補助いたしました。
 今後におきましても、環境に優しいまちづくりを目指して取組を進めてまいります。
     〔農林〕
 次に、農林関係につきまして、御報告いたします。
 宮崎県で猛威をふるっている家畜伝染病の口蹄疫につきましては、その感染の拡大が懸念をされているところであり、高知県におきましては、九州便の寄港する港での一般車両を含む全車両の消毒や、宮崎県から導入された家畜に対する緊急調査、県内畜産農家に対し消毒薬の配布など高知県へのウイルス侵入を防ぐ防疫措置を行っております。市内の畜産農家におきましても、防疫が行われているところであります。また、5月21日に行われました県主催の市町村説明会におきましても、伝染病が発生した場合に備えるよう指示されております。
 この口蹄疫の問題につきましては、畜産農家のみならず、社会的損失が非常に大きいことから、一日も早い収束を願っております。
 本年度から、国の水田対策施策が大きく変わりました。3月定例会の施政方針で御報告いたしましたように、本市では、早期稲作地帯のために2月から戸別所得補償制度への対応をしているところであります。4月26日に南国市地域水田農業推進協議会が開催され、農業者・農業者団体はもとより、関係機関・団体が一体となって、消費者の期待に応え得る産地の育成に向け、米とそれ以外の作物全体を捉え、米政策改革基本要綱を踏まえ、地域の農業事情に応じた米政策改革に取り組んでおります。また、戸別所得補償モデル事業につきましては、真に農家の利益につながり、継続できる農業を確立するために、改正点の要望等を積極的に行うこととなりました。具体的な農家への対応としましては、4月中旬まで作付けの届出を受け付けましたが、未申請者が多かったため、再度、制度の周知を図り、6月上旬に追加の申請受付を行いました。
 集落の共同の取り組みや耕作放棄防止等、本市にも大変役立っております中山間地域等直接支払制度につきましては、本年度から第3期目の5カ年計画に入り、役員への説明会を実施しております。
 道の駅南国「風良里」につきましては、5月28日に株主総会が開催され、昨年度の決算報告がありました。これによりますと、物販部門では、順調に売上げを伸ばし、売上額は対目標比で10.7ポイント増加しました。カフェレスト部門では、地産地消メニューなどの取り組みにより対目標比で10ポイント増加しました。
 地域振興を図る取り組みといたしましては、南国市地産地消野菜レシピ集「野菜の国の野菜料理」を作成し、また、市産加工品の販売に力を入れて取り組んでおります。
     〔商工水産〕
 次に、商工水産関係につきまして、御報告いたします。
 3月28日に、第16回貫之さくらまつりが同実行委員会の主催により、熊野神社参道で開催されました。4月3日、4日には、岡豊山さくらまつりを初めて開催し、市内のみならず県外からの方も含めて7,000人近くの方の来場がありました。祭りの中では、県内のアイデア料理を集めた食1グランプリや桜のライトアップなどが行われました。
 ゴールデンウィークの5月2日には、第4回地産地消ごめんの軽トラ市に約2,000人の方の来場があり、軽トラ市も徐々に定着してきております。
 5月3日、4日には、明るい社会づくり推進協議会との共催によりまして、もてなしの心で観光客を歓迎する、第16回ゴールデンウィーク・ウエルカムサービスを実施いたしました。会場の道の駅南国「風良里」では、ボランティアによるよさこい鳴子踊りなどにより歓迎ムードを盛り上げ、また、高知農業高校とさん花園の切り花のプレゼントや観光案内、高知農業高校と岡豊高校の生徒による、ゆず茶のサービスなど心のこもったもてなしを行い、多くの観光客に喜んでいただきました。
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」、土佐・龍馬であい博の効果により、これからも高知県へ多くの観光客が訪れるものと予想されます。この絶好の機会に、坂本龍馬才谷保存会では、秋に才谷龍馬祭りの復活を計画しております。この祭りが地域の活性化や本市の観光振興につながるように、支援してまいりたいと考えております。
 企業誘致関係につきましては、(仮称)南国工業団地は順調に造成工事が進んでおり、12月末には分譲が開始できるよう取り組んでまいります。
 また、課題であります雇用の創出につきましては、昨年度に引き続き、南国市地域雇用創出推進協議会において、人材育成講座を43回、雇用拡大講座を11回、合計54回の講座の開催を計画しております。地域求職者の方には、より多く受講していただき、効果的な事業実施を支援してまいります。また、雇用創造実現事業の一つの目標であります農業生産法人の設立につきましても支援してまいります。
 昨年10月に開設いたしました南国市消費生活センターにつきましては、4月から専任の相談員を配置し、体制の充実を図っております。相談件数も増加し、内容も高度化・複雑化しておりますが、今後も税務部門や福祉部門など関係部署と連携し、相談者に対して適切な支援を行ってまいります。
     〔建設〕
 次に、建設関係につきまして、御報告いたします。
 本年度重点施策として取り組みます高知・南国道路周辺対策事業につきましては、市道は国の交付金事業を、また、農道・水路は県の補助事業を導入し、計画に基づき早期発注いたします。
 国土調査法に基づく地籍調査につきましては、昨年度に実施いたしました一筆地調査区域におきましては、地籍簿、地籍図等の作成を行い、新たに滝本地区0.43平方キロメートル及び亀岩地区0.97平方キロメートルの一筆地調査を実施いたします。また、左右山地区につきましては、本年度に法務局へ送致をし、完了する予定であります。
 次に、市道改良につきましては、社会資本整備総合交付金事業の交付決定があり次第、早期に発注いたします。
 市単独事業につきましては、市道の改修、農業施設の改修及び維持補修、準用河川の整備、海岸地域排水対策工事等を発注するべく事務を進めております。
 県単補助事業によるがけくずれ住家防災対策工事につきましては、交付決定通知があり次第、遅滞なく発注いたします。
 市道の未登記処理につきましては、地元と協議し、随時実施いたします。
     〔都市整備〕
 次に、都市整備関係につきまして、御報告いたします。
 篠原・南小籠地区のまちづくり基本調査につきましては、本年1月のまちづくり基本構想の策定を受け、3月下旬に4回の地元説明会を開催いたしました。引き続き、実現化方策について勉強会を実施してまいります。
 都市計画道路高知南国線・南国駅前線の事業認可区域につきましては、平成23年度の完成を目指して用地取得、補償業務を鋭意進めております。
 平成24年度からの新たな街路事業につきましては、高知南国線を南国駅前線との交差点から東の県道南国インター線までの間、延長約220メートル、幅員16メートルの2車線を、また、南国駅前線を電車通りからJR後免駅前の国道195号線までの間、延長約400メートル、幅員25メートルの2車線を計画するものであります。理由といたしましては、県道南国インター線、国道195号線及び県道南国野市線の渋滞緩和と国道195号線から商店街を経由して電車通りの間を整備し、街路のシンボルロード化による相乗効果によって民間活力を誘導し、中心市街地の活性化を図ることができると考えております。
     〔福祉〕
 次に、福祉関係につきまして、御報告いたします。
 生活保護関係につきましては、依然として、雇用情勢は厳しく、要保護ケースは増加しております。生活困窮者におきましては、最後のセーフティネットとしての役割がますます重要となっており、市民の生活を守っていくためにも、今後も適正な保護を実施してまいります。
 次に、児童虐待問題につきましては、地域の御支援もいただき、関係機関が連携して、早期発見、早期対応に努めております。虐待防止や虐待予防推進の視点などから、この3月には、南国市民生児童委員協議会及び市内三農協と本市が南国市における地域の見守り活動に関する協定書を締結し、また、4月には、南国市民生児童委員協議会及び南国警察署と本市が高齢者・女性・子どもの地域見守り活動に関する協定書を締結いたしました。今後は、高齢者及び子どもの虐待予防並びに女性問題などにも重点を置き、地域の力を活用し、さらなる関係機関の連携強化を図ることにより、地域の生活弱者を支援してまいります。
     〔消防〕
 次に、消防関係につきまして、御報告いたします。
 本市では総合的な防災力の強化に取り組んでいるところでありますが、とりわけ消防団の装備充実に力を入れております。本年2月に消防団車両整備計画を策定し、各分団に最新機材を装備した車両の配備を順次行っていく予定であります。初年度である本年度は、後免分団野田班の車両を更新すべく、今議会に契約議案を上程しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
 救急業務につきましては、本年度1名の救急救命士有資格者の採用と、1名の資格取得により、2名増の総勢15名の救急救命士の態勢となり、今まで以上に、傷病者の救命率向上が期待されるところであります。
 また、昨年度高規格救急車を配備いたしましたが、本年度も同規格の救急車を、全国共済農業協同組合連合会高知県本部並びに南国市農業協同組合、長岡農業協同組合及び十市農業協同組合が実施しております地域活動支援事業により寄贈していただけることになっており、ますます態勢の整備が図られることとなります。
 住宅火災警報器の法的な設置義務の猶予期間が来年5月31日までであり、あと1年を切りました。火災による死者を出さないために、市民の皆様に関心を今一度高めていただくため、アンケート等を実施して実際の設置状況を確認しながら、100%の設置を目指して、普及啓発に努めてまいります。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして、御報告いたします。
 まず、学校教育につきましては、義務教育9年間で、自らの進路を切り開くことのできる学力・気力・体力を身につけた児童生徒の育成を目指す南国市小中連携学力向上推進プロジェクト事業に、引き続き取り組み、中学校区単位での小中連携を一層推進いたします。
 児童生徒一人ひとりの学力の定着状況や心の状況を把握し、個々に応じた対応を組織的に行ってまいります。児童虐待の早期発見と早期対応、長期欠席傾向及び不登校児童生徒への対応につきましては、関係機関と連携を図り、積極的に取り組んでまいります。
 さらに、特別な支援を必要とする児童生徒に対する、特別支援教育支援員や学習支援員の配置、そして、図書館活動の充実を図る図書館支援員も配置し、教育活動の推進を図ってまいります。
 施設の整備につきましては、日章小学校屋内運動場の耐震補強、北陵中学校屋内運動場の改築及び武道場の建設並びに香長中学校校舎の改築に着手いたしました。本年度末までに完了する予定であり、これにより、本市の公立学校施設の耐震化率は、100%となります。
 次に、幼保支援関係につきまして、御報告いたします。
 保育関係につきましては、本年度から長岡東部保育所の運営を南国市社会福祉協議会に委託したことにより、市内の15認可保育所の内訳は、民営が7保育所、公立が8保育所となりました。
 幼保一体化を含む新たな次世代育成のための包括的、一元的なシステムの構築につきまして検討を行うため、国において子ども・子育て新システム検討会議が設置され、4月27日に初会合が開催されました。会合におきまして、子ども家庭省(仮称)を創設し、子育て施策の一元化や幼稚園と保育所を統合し、幼児教育と保育をともに提供するこども園(仮称)の創設など、段階的施行を踏まえ平成25年度完全実施を目指す方針が示されました。本市におきましても、国の動向を見定めつつ、子育て支援推進体制づくりを図ってまいります。
 次に、生涯学習につきまして、御報告いたします。
 地域コミュニティの拠点施設である地区公民館では、運営審議会が開催され、地域の課題や市民の学習ニーズが反映されました事業が実施されております。
 生涯学習講座では、高齢者学級、語学の講座、郷土学講座、趣味の講座などの多様な学習機会を設けております。それぞれの講座には、学習意欲にあふれる多くの受講生に参加していただいております。
 人権啓発関係につきましては、広報「なんこく」での人権教育シリーズによる啓発や人権に関する講座等の開催により、人権啓発に努めております。
 また、男女共同参画社会づくりの新プランの策定に向けて、男女共同参画に関する市民意識調査を実施いたします。
 文化財関係につきましては、岡豊城跡の保存と活用の方策を検討するため、岡豊地区及び地権者の皆様の御理解と御協力をいただき、史跡指定区域周辺の山裾部分の調査を段階的に実施し、保存管理計画策定に取り組んでまいります。
 スポーツ関係では、市民の健康づくりと誰もがスポーツに親しむ環境を整備するため、諸団体と連携し総合型スポーツクラブの設立に向けて積極的に取り組んでまいります。
 また、図書館業務につきましては、本年は国民読書年であり、より一層の利用者サービスの向上に努めるとともに、子どもの読書活動の推進を図ってまいります。
 以上、市政の主要な課題につきまして、御報告いたしました。
 続きまして、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成22年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、3億8,469万4,000円の増額計上であります。
 その所要一般財源は845,000円の増額でありまして、平成21年度からの繰越金を補正財源といたしました。
 主な歳出につきましては、民生費関係では小規模多機能型居宅介護事業所開設準備のための補助金540万円及びいきいきサロン開設場所を増やすためのふるさと雇用再生あったかふれあいセンター事業費332万7,000円を増額計上いたしました。
 衛生費関係では、物部無縁墓地整備に係る高知南国道路周辺対策墓地建設事業費590万円及び衣笠共同墓地修繕に係る共同墓地管理事業費250万円を増額計上いたしました。
 農林水産業費関係では、農家レストラン開設準備等に係る地産地消促進事業費293万4,000円を増額計上いたしました。
 商工費関係では、才谷龍馬公園東屋増築に係る坂本龍馬才谷保存会補助金150万円を増額計上いたしました。
 土木費関係では、国庫補助金内示額が増額されたことにより街路事業高知南国線整備事業費3億4,840万2,000円を増額計上いたしました。
 教育費関係では、香長中学校武道場建設事業費に係る実施設計委託料380万1,000円及び三和地区公民館建設事業費に係る地質調査業務委託料287万2,000円を増額計上いたしました。
 議案第2号南国市火災予防条例の一部を改正する条例、総務省消防庁に設置された「予防行政のあり方に関する検討会」において、個室ビデオ店等の防火安全対策について報告書が取りまとめられたこと、及び対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令及び住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令(平成22年総務省令第26号)が平成22年3月30日に公布されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 主な改正の内容は、個室型店舗の個室の出入口の扉が外開きのものについては、避難に支障がない場合を除き、開放した場合において自動的に閉鎖するものとすること、及び燃料電池発電設備の規定に固体酸化物型燃料電池を加えることであります。
 議案第3号学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例、南国市立長岡小学校屋内運動場が改築され、屋内運動場の照明施設も新たになりましたので、照明施設等使用料を改定するために、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、使用料を1時間につき140円とするものであります。
 議案第4号南国市駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、住吉駐車場は、同和対策事業の一環として、工事関係車両などの臨時駐車場等として整備しておりました。不法駐車やごみの不法投棄が横行しており、駐車場としては利用されておらず、平成19年度から閉鎖している状況であります。この駐車場を行政財産から普通財産に変更するため、本条例の一部を改正するものであります。次ページに位置図を添付してあります。
 議案第5号南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、地方公務員の給与は、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第25条第2項の規定により、法律又は条例により特に認められた場合を除き、通貨で、直接職員に、その全額を支払わなければならないこととされております。給与からの控除について総務省行政局公務員部長からの技術的助言に基づき、本条例の一部を改正するものであります。
 主な改正の内容は、控除するものに高知県市町村職員互助会の掛金等を加えるものであります。
 議案第6号雇用保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例、雇用保険法等の一部を改正する法律(平成22年法律第15号)が平成22年3月31日に公布され、同年4月1日に施行されたことに伴い、関係条例の整理を行うものであります。
 主な改正の内容は、雇用保険法の引用条項の条番号を変更するものであります。
 議案第7号南国市職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部を改正する条例、平成22年度から月60時間を超える時間外勤務手当について支給割合の引上げと引き上げた差額分の支給に代えて超勤代休時間を指定する制度が新設されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、超勤代休時間に職員団体のための業務及び活動を行うことができる規定を設けるものであります。
 議案第8号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例、医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律(平成22年法律第35号)が平成22年5月19日に公布され、同日に施行されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、国民健康保険法の引用条項の条番号を変更するものであります。
 議案第9号市道の認定について、本議案の野田保育所南線(整理番号4156)は、都市計画法(昭和43年法律第100号)第29条による開発により整備された道路であり、市道として認定するものであります。
 つきましては、道路法(昭和27年法律第180号)第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。次ページに位置図を添付してあります。
 議案第10号消防ポンプ自動車購入契約の締結について、発生が危惧される南海・東南海地震及び多様化する火災に備え、地域防災体制を確実なものにすることを目的として策定された消防ポンプ自動車更新整備計画により、後免分団の消防ポンプ自動車の購入に当たり、平成22年5月24日に見積競争を実施しました。その結果、有限会社共栄防災設備が2,194万5,000円(消費税含む。)で落札しましたので、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。裏面に見積もり競争結果の状況を添付してあります。
 議案第11号南国市人権擁護委員の推薦について、南国市人権擁護委員の森本清一氏は、平成22年9月30日をもって任期満了となるため、高知地方法務局長からその後任の推薦依頼がありました。岡田哲夫氏は、後任として適任であると考え、同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。裏面に岡田氏の略歴を添付してあります。
 議案第12号南国市教育委員会委員の任命の同意について、南国市教育委員会委員の安西なおみ氏は、平成22年6月18日で任期満了となります。つきましては、新たに林千世氏を教育委員に任命したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。裏面に林氏の略歴を添付してあります。
 報告第1号平成21年度南国市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、総務費関係では、国の補正予算に伴う行政情報化推進事業費11億2,800万円及び国の補助金交付決定に不測の日時を要したことによる電波遮へい対策事業費148万1,000円並びに香南市及び香美市との共同システムを検討するため電子自治体推進事業費1,431万円を繰越処置いたしました。
 民生費関係では、国の補正予算に伴う子ども手当費335万5,000円を繰越処置いたしました。
 衛生費関係では、新型インフルエンザ予防接種対象者の拡充により保健衛生予防費102万円を繰越処置いたしました。
 農林水産業費関係では、国の補正予算に伴う市単独土地改良事業費4,000万円、市単独農道水路維持管理費2,000万円及び県の事業が追加されたことによる県営事業負担金3,037万7,000円を繰越処置いたしました。
 土木費関係では、国の補正予算に伴う道路維持費3,500万円、市単独道路新設改良事業費5,000万円、橋梁維持補修事業費820万円及び住宅管理費2,000万円並びに県の事業追加による県営事業負担金123万7,000円、事業費が増加したことによる街路事業高知南国線整備事業費2億8,548万円及び調整に不測の日数を要したことによる高知広域都市計画区域市町村負担金に係る都市計画一般管理費112万円を繰越処置いたしました。
 消防費関係では、国の補正予算に伴う防災費900万円及びグリーンニューディール温暖化対策支援事業費825万円並びに住宅耐震対策促進事業費1,427万円を繰越処置いたしました。
 教育費関係では、国の補正予算に伴う小学校管理費1,076万5,000円、日章小学校屋内運動場耐震補強事業費724万9,000円、香長中学校校舎増改築事業費9億6,685万1,000円、北陵中学校屋内運動場増改築事業費3億2,620万8,000円及び小中学校太陽光発電設備設置事業費1億6,595万3,000円を繰越処置いたしました。
 報告第2号平成21年度南国市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について、公共下水道事業に関しては、新川雨水幹線管渠築造工事による迂回路等地元住民との調整が必要になったため3,584万9,000円繰越処置いたしました。
 十市浄化センター維持管理費に関しては、設備修理に不測の日時を要し114万7,000円繰越処置いたしました。
 報告第3号平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について、工業団地造成事業において、代替地交渉等用地買収に不測の日数を要し1,390万円を繰越処置いたしました。
 以上をもちまして、私からの提案理由の説明を終わります。
 何とぞ審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(浜田幸男君) これにて市政報告並びに提案理由の説明は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明12日から14日までの3日間は休会し、6月15日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 6月15日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午前11時3分 散会


平成22年6月15日 火曜日 午前10時開議

○議長(浜田幸男君) これより本日の会議を開きます。

○議長(浜田幸男君) ただいま市長から追加議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたします。事務局長。
(事務局長朗読)

                                  22南総第126号
                                 平成22年6月15日

 南国市議会議長  浜 田 幸 男 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人

      第346回南国市議会定例会の追加議案の送付について
 第346回南国市議会定例会に提出する追加議案を別紙のとおり送付します。

 議案第13号 南国市公共下水道事業新川雨水幹線排水路築造工事請負契約の締結について
 議案第14号 南国市地域情報通信基盤整備工事請負契約の締結について

          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第13号、議案第14号
○議長(浜田幸男君) お諮りいたします。ただいま送付されました議案第13号、議案第14号、以上2件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 本日追加提案させていただきました2件の議案につきまして、私のほうからその提案理由を申し述べさせていただきます。
 議案第13号南国市公共下水道事業新川雨水幹線排水路築造工事請負契約の締結について、南国市公共下水道事業新川雨水幹線排水路築造工事につきましては、新川の雨水排水機能を強化し、市街地の浸水防除を目的として、施工するものであります。
 工事内容につきましては、既存水路にボックスカルバート、幅4m、高さ1.6m、延長140mを敷設します。
 工事請負契約の締結につきましては、平成22年6月10日に一般競争入札を実施した結果、南国建興株式会社が1億6,537万5,000円(消費税及び地方消費税を含む。)で落札しましたので、同社と契約することについて、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 入札の状況、位置図、平面図を裏に添付してございます。
 議案第14号南国市地域情報通信基盤整備工事請負契約の締結について、南国市地域情報通信基盤整備工事につきましては、一部の北部山間部以外の地区で、現在、光ファイバーによるデータ通信サービスが提供されていない地域について、光ファイバーを敷設することにより、超高速、大容量のブロードバンドサービスを利用できる通信環境を整えるものであります。
 工事内容は、NTT国府局及びNTT片山局の局舎内改修並びにNTT柱又は電力柱への光ファイバーの添架で、敷設するケーブル延長は、201.3キロメートルとなっております。
 工事請負契約の締結につきましては、平成22年6月10日に一般競争入札を実施した結果、西日本電信電話株式会社高知支店が8億8,672万5,000円(消費税及び地方消費税を含む。)で落札しましたので、同社と契約することについて、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 裏に入札の状況及び光ファイバー整備対象エリア図を添付してございます。
 以上をもちまして、追加提案につきましての私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(浜田幸男君) これにて提案理由の説明は終わりました。