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検索結果 »  平成21年 第343回市議会定例会(開催日:2009/12/04) »

一般質問 2日目(土居篤男)

質問者:土居篤男

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田幸男君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) おはようございます。
 一般質問2日目になりましたが、一般質問をやらせていただきます。
 何期やってもここへ立ちますと、少し胸がどきどきしまして締めつけられる思いがいたしますが、ふなれなことすると、いつまでたってもなれないもんでございます。私が通告してありますのは、介護保険待機者解消、毎議会やっておりますが、引き続き今議会でも取り上げたいと思います。そして特定健診の受診について、グループホーム左右山への改善勧告のその後の運営内容について、財政審議会の目的と意義について、飼料稲への対応についてでございます。以下、順次質問をしてまいります。
 その前に、何点か触れておきたいと思いますが、けさの新聞では本年度の国債が53.5兆円、過去最大の規模となったというふうに出ておりました。1946年度以来、63年ぶりに国債発行額が税収を上回る異例の逆転現象となるというふうに出ております。税収が減ったということは、昨年からのリーマンショックといいますか、世界経済の大混乱によって不況が深刻になり税収が減ったと思いますが、この不況が少しぐらいの手当てで回復できるかどうか、経済の専門家は決してそのように簡単に回復するものではないというふうに見ておるようでございます。まだまだ冬の時代が続くのではないかと、老婆心ながら心配をさせられておるところでございます。
 それから、新しい政権になりまして、なかなか政権に着くのも大変だなあというふうに思っております。沖縄の米軍基地の県外移設への問題とか、あるいはマニフェストを実現するための財源問題とか、なかなか政権に着いたら着いたで、頭が非常に痛い問題が山積をしておるというふうに思います。
 そして3つ目に、昨日日米開戦の記念日といいますか、1941年12月8日に対米戦争を始めまして、アメリカのハワイにおきましても、米軍の将兵が2,000人余り集会をしたというふうに新聞にも出ておりました。日米開戦は1941年なんですが、昭和16年なんですが、もう既に昭和14年ごろから中国への侵略が続いておりまして、ここでも触れましたが、私の父もたしか昭和12年か14年に羅店鎭での敵前上陸に朝倉の連隊から出発して、加わっております。それ以来、68周年以前から中国に向けて進出していったということでございまして、70年近くなりまして、やはりその戦争の反省というものをしっかりして、これから先の日本の進路を平和のもとに追求していかなければならないと思っております。氏名までは聞きませんでしたけれども、たしか岩村にも特攻に志願をして、戦死をされた方がおるようでございます。これも、そのうちに知ってる方から事情を聞かなければならないと思っております。当時特攻に志願したその兵士は戦死をされたようですが、送り出した父親が、ちょっと感きわまりました、私こういう話をしますと、戦死を受けまして、岩村で息子が手柄を立てたというふうに言って回っておったそうでございます。その家は、もう後が絶えましてないというふうにも聞いております。戦争がなければ、今はまた違った生き方を、その家の方もしておるんじゃないかというふうに思います。そのうちに、また詳細に調べまして、また機会があれば触れたいと思います。
 それでは、1点目の介護保険の待機者の解消についてでありますけれども、3月議会で村田議員が取り上げまして、そして6月、9月と私も取り上げてきました。この3月時点では、昨年11月の調査での特養入所待機者が明らかになりましたけれども、それ以後お聞きをしましても、新しい調査結果が出ておりませんので変更ありませんが、毎年ふえるのではないかというふうに私は6月議会で触れております。
 6月議会では、介護保険利用ガイドの案内をもとにしまして、健やかで安心した暮らしをお手伝いするための介護保険制度です。こううたっているから、入所対象者で希望者は入所できるようにしなければならないのではないかというふうに指摘もしました。簡単に解決しないことは承知しておりますけれども、やはり待機者が継続的におるということは、これは問題だというふうに考えております。次の5期計画を待つまでもなく待機者解消を求めてきましたし、今議会でも求めておきたいと思います。
 9月議会では介護保険法をひもときまして、第2条の被保険者の要介護状態または要支援状態に関し、必要な保険給付を行うものとするというふうに定められておるというふうに質問をいたしまして、要介護度3、4、5は、入所希望すれば本来入所させなければならないのではないかと聞きまして、市長は何らかの介護サービスを受けているのではないかというふうに答弁をいただきました。課長は、現在つかんでいる待機者の状態を確認すると、このように答弁をされまして、その後私は文書でその結果をいただきましたが、私がこの場で触れるよりか、改めてその内容について、この議場で報告をしていただきたいと思います。
 また11月に調査が行われると思いますが、ことしの11月の調査があれば、その数も明らかにされたいと思います。待機者数はふえているのではないかというふうに懸念をするものであります。
 そして、2つ目の質問で特定健診受診の件なんですが、人間ドック受診者、農協病院に限らず高知の健診機関で多数の市民が受けていると思いますが、この特定健診受診者数に人間ドック受診者を集計するべきではないかというふうに思います。自主的に人間ドックにおいて、みずからの体の状況を管理、把握している方がたくさんおるわけなんですが、その人に対し特定健診を受診するよう案内文が送られてきます。特定健診での健診項目は、人間ドックの健診項目とほとんど変わらないと思います。ドック受診者にとっては同じ検査を受けるために、医療機関に2度足を運ぶことになります。いわゆるお役所仕事の典型のような、こういうやり方をぜひ改めて、人間ドックを自主的に受けてる受診者の方が特定健診受診者数に集計できるようにすべきではないか、お尋ねをするものであります。
 また、特定健診受診数の目標が課せられておりまして、その目標を達成しなければ国保財政に対してペナルティーがかけられて、後期高齢者医療制度への支出がふやされる。こういう関係にあるようですので、受診率の目標までの向上をぜひ図っていただきたい。答弁を求めたいと思います。
 人間ドックまたは特定健診を受診することによりまして、被保険者の病気の重症化を防ぎまして、その人の人生を豊かにする。そのこととともに医療費の削減につながることは、既に証明をされていることでございます。ちなみに、私は車であっても、たとえ軽四であっても1年あるいは2年に1回は車体検査を受けております。車は10年前後しかもちませんが、人生80年という時代になって、このように長期間にわたって生きていく、あるいは働く人間の体は、せめて1年に1回ぐらいは検査をしても当たり前というふうに私自身は考えておりまして、多少の費用が要って晩酌代が減りますけれども、人間ドックを毎年受診をしております。何よりも、いつまでも美酒を味わうには、やっぱり体をちゃんと管理していかんといけないと、いつまでもお酒もたしなみたいということで、多少の費用をかけているわけでございます。ぜひ、この人間ドックとまではいかなくても、健診は自主的に受ける、あるいは特定健診を受診をしていただく、この方策をぜひ検討していただきたいと思います。
 そして、3つ目のグループホーム左右山での不正行為が明らかになりまして1年以上が経過したと思います。この間に改善勧告も出されておりますけれども、その後の運営内容は改善されて、入所者あるいは家族の方々の納得のいく内容になっているのかどうか、お聞きをしたいと思います。
 そして、4つ目の財政審の目的と意義でありますけれども、南国市財政審議会設置条例では、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づきまして、本市の健全な財政運営を図るため、基本的な財政計画について、市長の諮問に応じ、調査建議するために南国市財政審議会を設置する、とあります。そして、委員は、市議会の議員、学識経験のある者、識見を有する者12名を市長が委嘱するとなっております。これに基づき財政審が発足し、私が出たのは2回目だと思いますが、去る11月9日に財政審が開かれました。南国市中期財政収支ビジョン案がここで提示をされました。
 まず、お聞きをしておきますが、財政審議会を設置する目的、この意義についてお伺いをいたします。この答弁をいただきまして、2問目でやっていきたいと思います。
 5番目に、飼料稲への対応ということなんですが、ここ二、三年、外国からの飼料の輸入が、飼料価格が高騰する等の理由で国内産の家畜の飼料栽培が注目をされております。既に、転作率の低い東北地方では、いろんな組み合わせで一定の収入が、この飼料稲に切りかえた方に支給されておるようなんですが、資料もいただいておりますが、余り公表してくれるなという資料ですので、きょうは持ち合わせておりませんけれども、もう既に県外、東北地方ではそういう対応が十分とは言えないまでも、一定のレールに乗っているようでございます。私も圃場整備済んだ十市の、まだ完了ではありませんが、まだ登記も進んでおりませんけれども、その田で飼料稲やろうかと、少し、手を上げまして、不十分ではありますが、多少の、もうけにはなりませんけれども、やっております。伝え聞くところでは、転作をして飼料稲栽培すれば8万円ぐらいの収入が確保されるというふうな話も聞くだけなんですが、あります。果たしてそれがどのような内容で、現場におろされるのか、この内容は一体どの線が本当の線なのかということを、ぜひこれはお聞きをしたいと思います。
 8万円ですと、借地ですと1万円ぐらいの借地料を払って、7万円が飼料稲栽培への収入として与えられるわけなんですが、稲を栽培をして売りましても、きょうび1俵1万円ですから、8万円近く収入があるとすれば、米つくろうが飼料稲つくろうが余り変わらない。それだけ米価が下がってきたわけなんですが、そういう状況になってますので、乾燥、調整、品質向上して米を出荷するよりか、少しおいさがしに飼料稲をつくって収入を確保すると、このほうが労力的にも機械の消耗の点でもいいと思いますので、ぜひこれはどういう制度で運用されるのか、早期に方向性を明らかにしていただきたいと思います。農林課長の才覚をぜひ御答弁をいただきたいと思います。
 以上で第1問を終わります。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。保健課長。
      〔保健課長 山内幸子君登壇〕
○保健課長(山内幸子君) おはようございます。
 それでは、ただいまの土居議員さんの御質問にお答えいたしたいと思います。私のほうからは、1点目の介護保険待機者解消をということと、グループホーム左右山の件の2つについて答弁させていただきます。
 まず、介護保険施設の待機者につきましては、土居議員さんがおっしゃられましたとおり、6月及び9月議会で答弁をさせていただきましたが、県が毎年実施をしております特別養護老人ホームの待機者数の平成21年度分は、残念ながらまだ実施されておりませんので、現在把握している人数は以前にお答えしたままの人数となっております。つまり、141名で、名寄せをした後の人数が125名という、そのままの数字でございます。
 待機をしております方の場所でございますけれども、老人保健施設が53名で最も多く、次が在宅の30名となっております。3番目が医療で入院中の方が23名となっております。そのほかの方は、介護療養病床やグループホーム、ケアハウスなどを利用されている状況でございます。
 在宅で待機されている方30名の介護度でございますが、要介護3が22名、要介護4が5名、要介護5が3名となっております。重度の要介護者が在宅で生活をする場合は、介護ができる御家族が身近にいる場合と、訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを組み合わせ毎日利用したり、月に一、二週間のショートステイを定期的に利用するなど、ケアマネジャーにより介護負担の軽減が図られるようケアプランの工夫がされていると考えられます。
 今回、特別養護老人ホームから直接、待機者の状況をお聞きをいたしますと、介護保険制度になりまして重度の要介護者を受け入れていることから、入退所の回転率は以前よりは高くなっているとのことでございました。また、入所に当たっては申請の順番や介護度以外に申請者の置かれている状況などを考慮し、入所の緊急性や必要性を判断した上で入所者を決定をしているということでございました。
 重度の要介護者の受け入れ施設といたしまして、特別養護老人ホームが期待されているところでございますが、重度になりますと経管栄養や胃瘻を利用される場合が多く、医療行為が必要なケースが見られます。特別養護老人ホームの現在の看護職員の配置基準では、医療行為の必要な重度の要介護者の受け入れには限界があるということでございました。民主党のマニフェストでは、療養病床削減計画を凍結し必要な病床数を確保するとしておりますが、現時点では具体的な療養病床の方向性は示されておりません。今後も要介護者の状態に応じたサービスが確保されるような制度運営に向け取り組みたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。
 次に、グループホーム左右山の改善勧告のその後の運営内容につきましてお答えいたします。
 この件につきましては、9月議会質疑におきまして福田議員さんから御質問いただき、報告させていただきましたので、主に9月以降のことを中心にお答えいたします。
 改善勧告では、1つ目といたしまして、医療機関等への速やかな受診、2つ目といたしまして、食材料費の適正化、3つ目といたしまして、運営体制の改善の3項目の改善を指摘しておりました。
 勧告に対する事業所からの改善報告は、6月30日に提出されておりますが、市といたしましては改善報告どおり実行できているか引き続き確認を行うため、管理者や経営者とのヒアリングのほか月に一、二回のグループホームを訪問し、入居者の処遇等を確認をしておりました。その中で、改善項目の1項目めの医療機関受診と2項目めの食費の適正化につきましては、一定の改善が認められるものの、3項目めの運営体制の改善に関しましては、介護職員の入れかわりが多いことなどから疑問を感じておりました。
 そこで、勧告後の左右山の運営内容を確認することを目的といたしまして、利用者の御家族と職員に対しまして10月にアンケート調査を実施いたしました。アンケートへの回答は、御家族からは17人中7人、職員からは20人中9人と低い回答率ではありましたが、一定の傾向が確認できました。まず、御家族からの調査結果といたしましては、特段の苦情や不満は認められず、事業所に対しまして比較的好意的な回答でございました。職員に対する調査結果では、1つ目の医療機関への受診と2つ目の食事に関することにつきましては、改善を認めるものでありましたが、3つ目の管理体制につきましては、新しい管理者と経営者との意思疎通に課題があり、一元的な管理体制とは言いがたいことがわかりました。このアンケートの結果は、11月19日に開催いたしました左右山の運営推進会で事業所の経営者、職員、民生委員に公表し、改善に向けての取り組みを促しました。その後の12月2日、経営者と管理者が保健課に来庁いたしまして、アンケート後の課題解決のため、管理者へ運営についての権限を大幅に移譲するなど、改善策の提示があったところでございます。今後も引き続き運営状況の確認を行う予定でございます。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 市民課長。
      〔市民課長 島崎 明君登壇〕
○市民課長(島崎 明君) 土居議員さんの御質問にお答えします。
 人間ドックの受診者を特定健診者数に集計可能とすること。平成22年度より国保被保険者の人間ドック受診者を特定健診受診者数に集計可能とするよう事務を進めており、人間ドック補助金交付を検討しております。補助金額としましては、特定健診の必須項目に要する費用から自己負担を除いた金額の補助を考えています。
 受診率向上につきましては、人間ドック受診啓発を市の広報紙またJAの広報紙に掲載を依頼し、周知を図りたいと考えています。また、地域の健康づくり推進のために委嘱している約400名の健康文化都市づくり推進委員の地域の健康づくりの活動を支援し、特定健康診査、特定保健指導についての理解を深めてもらい、協働で受診勧奨の啓発に取り組んでまいり、受診率の向上を図っていきたいと考えています。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 財政課長。
      〔参事兼財政課長 高木茂美君登壇〕
○参事兼財政課長(高木茂美君) 土居議員さんの財政審についての質問にお答えいたします。
 議員さんが既に触れられましたように、財政審議会はその条例の設置目的の中で、健全な財政運営を図るため、基本的な財政計画について市長の諮問に応じ、調査建議するとされております。また、委員数は12名で、そのうち現在市議会議員が5名、学識経験のある者などが7名ということになっておりまして、会長には小西関西学院大学教授に就任をしていただいているところでございます。
 現行の中期財政収支ビジョンの計画期間が平成21年度で終了するために、次期計画について去る11月9日に会を持ったところでございまして、来年2月末ごろには市長から具体的な諮問を行い、建議、答申を受けたいと考えておるところでございます。財政計画は、当市の場合、平成16年度より3年ごとに策定をしているところでございますが、それぞれ3年間の財政運営の指針となる重要な事項であると考えております。この財政計画について市長からの諮問に応じて、それぞれの立場からの委員さんの活発な論議をいただき、建議、答申として取りまとめていただくことが本審議会の趣旨、目的であると考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 土居議員さんからの飼料稲を水田で栽培すると10アール当たり8万円の交付金が出るとのことだが、具体的なやり方はという質問でございますけれども、11月16日に行われました県主催の農地法改正に伴う説明会の席で、農政事務所から従来の米の生産調整制度から個別所得補償に制度を大きく変えるんだと、農水省は22年度予算案の概算要求で飼料用米生産に8万円、10アール当たりでございますが、助成を盛り込んでいる。また、これは新しい制度で水田利活用自給力向上事業として実施されると、関係資料もいただきました。説明会及び資料によりますと、この対策のポイントは作付規模、年齢を問わずすべての販売農家が対象になる。米の生産数量目標の達成にかかわらず、対象作物の作付面積に応じて交付をする。水田自給力向上のため新たに二毛作助成、戦略的作物をやれば1万5,000円を実施をする。また、助成要件として飼料用等の米は捨てづくり予防というふうな観点から、需要に応じた生産を促進するため、酪農家との出荷契約等を確認するというような内容でございました。
 説明会では、実務的課題も含め現場の実態を踏まえ、今後速やかに検討し、検討方法が決まったものから順次明らかにしていくというような説明でございました。つまり、国の機関でも詳しい内容がわからないというのが実態でございます。南国市では早場米地帯で、既に農家は来年の営農計画を立てる時期が来ております。十分な説明ができない中での農家への対応なることに大変心配をしているとこでございます。また、けさの農業新聞では水田経営対策飼料米への転換、これは経営横断の事業、南国市では幸いといいますか、やっておりませんけれども、これでは、つまり転作をしても、飼料米をつくっても、この部分については助成をしないというようなことも言われております。徐々に制度が明らかになってきておりますので、私どもの水田調整、申請が始まるわけでございますけども、間もなく、このころまでには説明がつくような情報収集に努めていきたいというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 18番土居篤男君。
○18番(土居篤男君) それぞれ御答弁をいただきましたが、まず介護保険待機者の問題では、11月末の本年度の調査はまだであるというふうなことで、9月議会にいただきました待機者数、変わってるかもわかりませんが、それ以上の数字の進展はないということですが、重症者から順次、重症者というか家庭の介護が困難だとか、いろんなことを判断しながら入所を決定しているということなんですが、やっぱり介護保険を掛けている以上、家庭で介護できるといっても介護度4、5になりますと、相当の負担がかかってまいります。若い方が家庭におる場合ですとそれほど困難ではありませんが、高齢者同士の介護になりますと、これもまた大変いろんな悲惨な事故も事件も報道されるようになるわけなんですが、直ちにとは言いませんが、やっぱり待機者はあってはならないのではないかというふうに思います。次の計画待ちになりますけれども、毎議会しつこく牛のよだれのようにだらだらといっつも確認をしよりませんと、執行部の皆さんも緊張状態が解けますので、いつも取り上げさせていただいておりますけれども、やっぱりしっかり実態もつかんで、改善の方向で考えていただきたいと思います。
 民主党政権にかわりまして、療養病床削減を凍結するということで、現在南国市にあります療養病床が廃止の方向だったと思いますが、これは今現在廃止ではなくて凍結中なんでしょうかね。聞くところによれば、何か施設の内容を変えるから、退院を自分の責任で転院先を構えてくださいとかということも聞いたことがありますので、その点どうなんでしょう。
 それと、やっぱり凍結して、そっから先の方向を早く政権も決めてもらって、県もその方向をしっかり早くつかんで、早く対応していくということが大事ではないかと。仮に療養病床削減ということになれば、別の施設で対応せないきませんので、建築物建てるにしても1年以上はかかると思いますので、やっぱり早く、民主党の議員さんも高知県にはおいでですので、しっかり厚労省の方針、政府の方針をつかんで早く対策が立てれるように、ぜひ市からもそれは要望すべきでないかと思いますが、この点、何か行動というか、医務課への伝達というか、ぜひやってもらいたいと思います。
 それから、特定健診の問題では、啓発を広報とJAのお知らせ広報でやっていくということなんですが、広報だけで国保の被保険者が重い腰を上げて健診できる医療機関まで行くというのは、行きそめている者は割と行きますけれども、行ったことがない人はやっぱりおっこうであれですが、ここらあたりは400名の健康文化都市何とかづくりの委嘱された方々が具体的にどのように動いていくのか、文書だけおろしていくのか、この400名の方々に多少の地域を回っていただいて、受けたほうがいいですよというふうにやっていくのか。ここらあたりもう少し具体的にどのように詰めていくのか、お聞きをしておきたいと思います。
 それから、グループホームのこの問題、これも9月議会で福田議員が質疑でやっておりまして、答弁の中身は余り変わらないと思いますけれども、継続してその施設の運営責任者あるいは現場あるいは利用者等々と接触を重ねて、やっぱり再びこのようなことが起こらないような、より改善されるような方向で、ぜひこれは頑張ってもらいたいと。
 当初に使用されているお米もサンプルとしてもらってきておりましたが、やはり小粒米を米屋さんから仕入れて、それを食べらせる。食べれない代物ではありませんけれども、やっぱりそこで明確に食費代としていただいたもので食事として提供するという格好がとられていなかったということだと思いますので、これも改善はされてるということなんですが、一定目の届くところはできるだけ目を届かせるということをお願いをしておきたいと思います。
 それから、財政審の目的は、答弁があったとおりだと思いますが、この南国市中期財政収支ビジョン案ですね、これが財政審に配られて、審議会の会長であります小西さんの司会で始まって、財政課長が説明をするという運びなんですが、この12名の委員さんが果たして、この配られた資料で何がどう問題なのか、財政の概要はどのようになっているかとかが、なかなかこれではわからないというふうに私は思います。普通会計決算見込み、財政指標、市町村別一覧、これなんか見ますと、南国市がどの位置にあるのかということはわかるわけなんですが、この財政の数字を表にして横書きにしても、なかなかこれはぴんとこないわけですよ。前年度比でプラス何%、マイナス何%と詳しくは出ておりますけれども、やっぱりもうちょっと視覚化をするというか、視覚化をしてあげないと、この審議会の委員の名簿ではわからない方もおると思います。わからない人に諮問をして答申をいただいても、何を結果としていただいたのか、これはわからないと。要するに、審議会へ諮って答申もろたわよというばあのことで、決してその人たちがわかって質問をして、南国市の財政状況をイメージとしてつかんで、議論に参加をして答申をするという、そこまで高めていかないと。大分昔に審議会いうたら隠れみのじゃないかというふうに先輩議員が言ったことがありますが、隠れみのとは何事かと、取り消せといった、いろいろやりとりもありましたが、やっぱりわかりにくいものをわかりにくいまま提示をして、さあ審議していただきました、答申をいただきましたでは、やっぱり深まらないというふうに思います。
 一般的な手法では、この数字のこういう一覧表も必要なんですが、私はやっぱり視覚化をすると、折れ線グラフとか棒グラフとか、あるいはデータのバランスシートとか言いますかね、あれは。ああいう方式も取り上げて、視覚でわかると、見ればわかる、あるいは経年変化も見ればわかる。小泉改革で地方交付税が減ってますという表現ではなくて、折れ線グラフでかいていけばどこで減ったのか、普通建設事業費がどこで減ったのか、なぜ減ったのかわかると思います。そうやって全体の流れをつかんで、これからどうするか、税収はどうなっていくか議論をしながら答申をしないと、従来の答申ですと、余り深い議論がなされないままやられていく可能性があります。
 確かに財政再建審議会のときには、議員の半分以上が入っておったと思いますが、やっぱり再建というある意味非常事態では、議員の皆さんにすべて議論をしていただくということはよかったかもわかりませんが、今度は財政審議会ですから、やっぱり学識経験者を加えてやるということですので、その学識経験者いうてもいろいろな学識経験者がおりますので、例えば、名前を上げませんが、商工会とか工業会、商工会の事務局長は、これは財政課長の経験者ですから十二分にわかりますけれども、工業会の学識経験者になりますと企業会計はわかるけれども、地方財政のことはほとんど、どういう観点で押さえたらええのかわからないと思います。それは、やっぱり皆さんにわかりやすい案も提示をして、わかったという結果で答申をいただくということ、ぜひこれは努力をしていただきたいと思います。
 それから、健全な財政運営を図るために、基本的なこの計画を財政審議会に諮問をして答申をいただくということなんですが、市会議員が21名も市民の代表としておるわけですので、市会議員も言ってみれば専門家ではありませんが市民の代表であり、学識は、私は学識がありませんのでつけたくありませんが、学識経験者というかそういうたぐいに入ると思います。ですから、議員が一方でおるのに、こういう審議会が必要なのかという疑問も一部持っております。この点ぜひ市長にも、ほかの審議会もそうなんですが、特に財政に関しては議員がおるじゃないかというふうに私は思うんですが、余り議員が分が立たんき、やっぱりこういうところでちゃんとしてもらわないかんというものなのか。議員にしっかり健全財政を維持するために頭に入れてもらうと、どうするかを一緒に考えてもらうということでもいいのではないかと、むしろそれがまた議員の務めではないかというふうにも思いますが、この点、市長にお聞きをしておきたいと思います。
 飼料稲への対応ですが、まだ何となくわかったようでわからない。もう来年度の種もみは注文しておりますし、飼料稲も種が、種子がどれだけ構えれるかどうかも、私にはわかりません。私の分だけは自分の思う分だけとってありますけれども。やっぱり早く見通しをつけるということをしないと、もう2月に入りますと、種もみをつけますので、芽出しの準備にかかりますので、3月には芽出しをして、3月中旬から下旬にかけては作付が稲の場合には始まりますので、やはりできるだけ早くこの方向を明らかにするように、もう一遍答弁を言うてもなかなか、その辺努力しますぐらいしかないかもわかりませんが、ぜひ農水省の出先をつっついてやっていただきたいと思います。
 以上で2問目を終わります。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 確かに財政審へ提出いたしております資料につきましては、数字の羅列という御指摘を免れないような資料になっておると思います。私どもも反省をしております。もう少しわかりやすい、先ほど御指摘のあったようなグラフであらわすとか、もう少し文言を入れるとか、そういうようなことも工夫をして、次回の財政審には御提出をしたい、このように思いますし、それから土居議員さんの御意見によると、議員さんの中で審議するからこういうものは不要ではないかということなんですが、やはりこの役所の独特な財政、中身というものを一般の市民であったり、小西先生は日本の大学の地方財政に関する部分でも、政府の中でもいろいろ今まで検討された、非常に地方財政に明るい先生でございますので、そういう先生からの発言あるいは財政を見る視点、それからいろんな発言が出るような、誘導とまでは言いませんが、そういうような展開をしてくださっておると、非常にその辺には配慮してくださっておると私は思っております。
 そうした意味で、確かにこの間、いろんな意見もございましたが、そういう問題は議会の中でやってくれとかという意見もございましたけれども、それはそれとして、やっぱり一般の、ごく一般の市民の方もおいでますし、そうした方から見た日常論議されておる独特の市町村財政というものへ入っていただいて、本当に素人目といいますか、そういう市民の目線といいますか、そういうものから見た財政というものを論議していただくというのも、一つの大変よいことではないかと、私はそのように思っております。
○議長(浜田幸男君) 市民課長。
○市民課長(島崎 明君) 健康づくり推進委員さんに具体的にどのように進めていくかということですが、健康文化都市づくり委員さんの特定健診への理解を深め、具体的に地域での健診への受診活動をしていただくため、平成21年度に研修会を実施しております。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 保健課長。
○保健課長(山内幸子君) 土居議員さんの療養病床の削減計画の件でございますけれども、答弁でもお話しさせていただきましたように、現在凍結ということは確かなんですが、その後どういうふうな形になるのかという、その方向はいまだにまだ明確にされていないような状況でございます。
○議長(浜田幸男君) 農林課長。
○農林課長(西川 潔君) 土居議員さんからの早く知らせということですが、十分そのことについては、私どもわかっているつもりでございますけれども、米の所得補償モデル事業とともに、具体な事務はどこでやるのか、まだ示されていない、このような状況でございます。私どももJAとともに構成しています水田協といいますが、水田調整の協議会との課題もありますので、本当に早い情報が欲しいというのが本音でございます。一生懸命やりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(浜田幸男君) 18番土居篤男君。
○18番(土居篤男君) 財政審の問題であと少しだけ、市民に入っていただいて地方財政のことについても知っていただくと、職員、議員だけではなくて、そういう意味だと思いますが。やっぱりそうであるとすれば、今の地方財政がなぜ厳しい厳しいと言われるのかということは、やっぱり15年、20年ぐらいの財政の変化ですね、これはやっぱりきちっとグラフ化して、国体があって、この時期には投資額がふえて起債が膨大になって、起債のピークが18年度だと、そういうことわかりやすく、経年変化で、小泉内閣が発足して地方交付税の削減の方向が出て、だから財政が今厳しいんですよと、職員数はもう限界まで減らしてこざるを得ん状態ですとか、とにかくそういうふうに書いていたら、あ、そうかと、市長や市の職員がざっとした仕事するきなったがやということやなくて、やっぱり外的要因がいっぱいあるわけですから、それはやっぱりわかりやすく説明をして納得してもらうと。市も相当の努力もしておりますし、職員組合も賃金カットまで受け入れてやってますから、やっぱりそれは経年変化できちっとこう、いろんな要素を記録していって教えてやると。
 そら、今でも言いますよ、市の職員は何しよら、多いとか、簡単に。そらそうじゃないとは言いますけれども、単純な言い方すれば、そういう言い方をされるわけですから、せめて審議会に出てきた人には、そこら辺はこういう理由で、この時期には公共事業をやり過ぎたと、この時期には地方交付税が下げられてきたと、やっぱりその程度のことが、ぱっと見てわかるぐらいの資料にして、議論をして答申をもらうということのほうが、私はこのわからん資料、わからんなりに答申出ましたというてやっても、これ余り意味のないことだと思いますので、ぜひこれは一工夫していただきたいと思います。
 以上で3問目終わりますが、財政課長、一工夫ぜひ、答弁はございませんでしょうか。
○議長(浜田幸男君) 財政課長。
○参事兼財政課長(高木茂美君) 御指摘の点を踏まえまして、形式的な審議会にならないように、さらに創意工夫を加えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。