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検索結果 »  平成21年 第340回市議会定例会(開催日:2009/09/11) »

議案質疑


○議長(西山八郎君) この際、議案第1号から議案第23号まで及び報告第1号から報告第3号まで、以上26件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 議案第1号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) 20年度一般会計の決算だけではありませんが、起債残高につきまして質疑を行いたいと思います。
 決算審査意見書にも出てると思いますが、今ちょっとよう探しませんので、説明書のほうで見てみますと、普通会計の20年度末起債残高が213億6,800万円です。前年度から、約243億円から大分減らしまして、40億円程度の起債が減らされておりますが、たしか市長選挙の公約では、この4年間で100億円減らしたいというふうなことだったと思いますが、この計画でこの公約が4年間で達成できるかどうか、どのように達成していくか、どのように見ているかお伺いをしておきたいと思います。
 21年度末の見込みでは194億円ということで、20億円程度の償還というか、減額しかできておりませんが、これから100億円目指してどのように行っていけるかどうかお聞きをしたいと思います。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。土居議員さんの質問にお答えしたいと思います。
 結論から申し上げますと、私の任期期間中、20年、21年、22年、23年度末に100億円を減すことはできません、今の状態でいきますと。といいますのは、これには3つぐらいの要因がございます。1つは、何といいましても、自民党政府の、何回か議会でも申し上げましたが、景気対策、安全・安心の地震対策、そして地球温暖化防止のための低炭素社会の構築と、これらの政策のもとに、私はこれは大変評価をしておるわけですが、予期しなかった非常に高率の補助金、それに上乗せして交付金、それに上乗せしての起債制度ができまして、これに目いっぱい手を挙げたと、このことが直接要因でございます。これによって起債発行額が例年ペース、できれば15億円以内ぐらいに抑えたい、幾ら多くても20億円以内に抑え込むということが発生してまいりました。
 18年度末に265億円でございまして、100億円台に目指すと、こういうことでございました。先ほど土居議員さんも触れられましたが、19年度末が243億円、20年度が214億円と、51億円程度減少しました。そして、21年度には、これは予定どおり200億円を割ると、ここまでは予定どおりでございますが、この21年度の今後12月補正に予定しております香長中学校の校舎改築工事あるいは北陵中学校の屋内運動場の工事など、12月に計上し、実施する予定でございます。
 もう一つの理由は、交付税特会、いわゆる国の交付税特別会計の予算不足といいますか、いわゆる交付税の算定で、全国からの集計、これと国税5税の一定割合を地方交付税に回しておるわけですが、この額とがアンバランスになってきた、つまり不足を生じたということで、これが予想以上に、臨時財政対策債、いわゆる100%を後々の交付税で補償される、この臨財債という発行額が予想以上に多くなったと。つまり言いかえれば、交付税特会が地方の需要に予想以上に不足を生じた、こういうことでございます。
 そして、3つ目は、思い切って、いわゆる補償金免除の繰上償還を目いっぱい、全額基金を取り崩しましてやれるだけやった、今年が最終日でございますが、やったことによりまして、逓次の、その後々の償還額が減少した、そういうこと、この3つの大きく要因によりまして、今の見込みでいきますと、平成23年度末には100億円ぐらい減したかったわけでございますが、85億円ぐらい減すことになると、15億円ぐらい逆に言えば起債の発行額が多くなったと、このように言えるんではないかと思っております。
 しかしながら、このことは、一方では、繰上償還にいたしましても、繰上償還をよけすることによって、この効果というものは一般財源ベースで非常に顕著にあらわれてまいりますので、全部がマイナスになったということではないと、このようにも思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第1号の質疑を終結いたします。
 議案第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第2号の質疑を終結いたします。
 議案第3号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第3号の質疑を終結いたします。
 議案第4号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第4号の質疑を終結いたします。
 議案第5号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第5号の質疑を終結いたします。
 議案第6号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第6号の質疑を終結いたします。
 議案第7号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第7号平成20年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてお尋ねをいたします。
 市民負担で見ますと、平成17年度は国保税13億9,900万円、平成18年度は国保税14億1,500万円、19年度は、この年は値上げがありまして15億5,300万円、そしてこの決算、平成20年度は11億7,300万円、このほかに後期高齢者支援金5億5,600万円、そして国保から出られた後期高齢者医療保険料が3億8,500万円、合わせて21億円になっております。医療分だけ見ても、この3年間で約8億円が増額になっております。このほかに、介護保険料、そして住民税あるいは固定資産税の負担があります。
 一方、収入未済額は、平成18年度3億7,700万円、前年度比165万円の減、平成19年度は3億9,600万円、前年度比1,976万7,000円のプラス、平成20年度は3億8,000万円で825万9,000円の減額ということになっておりますけれども、この収入未済額の推移を見ても、これ以上市民の暮らしが好転しない、市民負担は限界ということではないでしょうか。
 これだけ大きな負担を強いる以上、保険料を払える額に、そして下げる努力、そして市民にとって少しでも有利になるもの、さきに一般質問で取り上げました一部負担金減免制度などは積極的に活用すべきではないでしょうか。法と条例に基づき実施をするのか、さきの答弁をもう一度確認したいと思います。実施基準は、先進自治体を参考に、実態に見合うものにすること、そして対象者だけでなく、医療機関へも制度の周知をし、市民が活用しやすいように広報などで知らせていくことを求めたいと思います。
 国への予算措置も含め、前厚労省は、特別調整交付金を使い、2分の1を国が見ることができないか検討をする、セーフティーネットの一つとして活用したいと参議院で答弁しておりますが、政権がかわりましたので、この約束はどのように動いていくのか、今のところは不明であります。
 市長答弁では、少し市長が認めた場合について御意見があるようでしたけれども、国保法第44条の減免制度は市が制度や基準をつくらなくてもできるものであり、前例がないと承認しなかった沖縄のケースについては、国保審査会が請求を認め、免除申請の不承認は国保法違反であるという審判を下しております。この制度につきましての通知は、1959年、既にありました。60年にも行われており、当時から適正な運用と趣旨を普及するようにと指示がされていました。市も実施をする方向で検討するとの答弁でしたけれども、具体的に取り組んでいただきたいと思います。
 以前、介護認定をされている方が市民税の障害者控除が受けられるとわかったときも、市はすぐに対応され、本当に多くの方に喜んでいただきました。介護が必要になり、働けないことだけでもつらい中で税金の心配までしなければならない、大変な生活、これを少しでも緩和をしていただくことができました。こうした素早い取り組みを、今回もぜひ内容を固めて市民にお知らせをして実現をしていただきたいと思います。
 前段述べたように、20年度決算で見ても、これほどの市民負担増が明らかになった以上、何らかの形で市民の命を守る立場に立つことが求められていると思いますので、改めて答弁をいただきたいと思います。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 福田議員さんの御質問にお答えいたします。
 生活困窮者に対する国保被保険者、これに減免措置をということでございます。南国市の国民健康保険規則で、一部負担金の徴収猶予あるいは一部負担金の減免制度、これは規則で定められているわけでございますが、もっと細かい取り扱いに関する要綱の定めがございませんので、これは具体的に細かい部分で定めていかなければならないと、これは早急にできるだけ早く実施したいと思っております。
 ただ、その場合に、生活困窮者の定義、こういうものをきっちりと、他の減免制度あるいはそういう困窮者の対策、こういうものとも基準というものを一応合わせていく必要があるんではないかと思っておりますので、こういうところも、先ほど言われました他市の状況なども考えながらこれをやっていきたいと思っております。
 先ほど福田議員さん言われましたように、先進自治体の制度というものも大いに参考にしなければならないと、そういう考え方は全く私も同感でございます。ただ、先進自治体ということになりますと、やはりその減免だけではない、徴収制度、ひいては国保会計の運営全体について先進的な自治体を参考にすべきであると、私はそのように思っております。そういう意味では、徴収率をちゃんと確保していくことも、市民の公平性の面からの確保であるとか、安定した国保財政の運営などから考えましても当然のことでございます。
 我々南国市の国保会計は、御承知だと思いますが、職員の大変な努力、特に徴収の努力によりまして92%、これは調整交付金、国からの調整交付金の交付がされるかされないかの境界が92でございますが、これを堅持しておる、92%以上を堅持しておるということでございます。ただ、平成19年度に一度92%を割りました。91.63%でございました。この91.63%、つまり0.37%を割った当時の金額というのは、国保税額にして445万8,000円でございました。そのために、20年度の国からの調整交付金がカットされました。このカットされた額が2,438万円でございました。つまり入るものが445万8,000円入らなかったために、国から来るものが、445万8,000円少なかったために、国からのカットが2,438万円、往復2,800万円ぐらいの、どういいますか、損失という言葉はおかしいんですが、財政的な影響があったということでございますので、やはりきちきち払っていただいておる多くの市民の方、そういう方たちのことも考えながら、この収納率の安定的な確保を努力していくということをしながら、その上で生活の厳しい人たちにはそういうような制度を活用していただくと、常にその両面から考えていかなければならない、このように思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) 早速に要綱はつくってくださるということでしたので、安心をいたしました。
 ただ、徴収につきましては、市民の皆さんの暮らしがこれだけ大変なのに、これだけの金額を集めなければ調整交付金を渡さないなどというのは、今まで間違ったやり方だったと思いますので、新しい政権になればこういうことがないように、私は強く期待をしたいと思っております。
 そこで、その基準についてですけれども、例えば先ほど述べた沖縄のケース、これは審判後に、月収が生活保護基準の110%以下で一部負担金を免除、これ全部免除をするということです、110%以下なら。そして、生活保護基準の120%以下では8割減額、130%以下では5割減額するというふうに要綱を定められたようです。徴収というのも、次の15号には徴収事務に当たっていただく方を雇うという議案が出ておりますけれども、市の立場としては、大変な市民の皆さんの立場をぜひ御理解をいただきながら、こういう制度、使える制度は広く市民の皆さんにお知らせをしていただきたいと思いますので、こうした要綱もありますので、よろしくお願いします。
○議長(西山八郎君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) また、そういう資料も参考にさせていただきたいと思いますが、ただ私、あえて申し上げますけれども、国の制度が間違っていたということだけでは済まされない。我々は政府が立案した法令に基づいてやっておりますので、それが間違っておるとかおらないとかということでやるわけにはいきませんので、我々は法令遵守の立場であると。そうした意味で何回も言いますが、きちきち払っていただいておる市民のためとの公平感も確保していくことによって初めてサービスもでき得る、こういう前提があるということを御理解願いたいと思います。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第7号の質疑を終結いたします。
 議案第8号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第8号南国市介護保険特別会計歳入歳出決算についてお尋ねをいたします。
 決算総額38億7,000万円、市民の保険料と公費でございます。1点だけお尋ねをしたいと思います。
 昨年来問題になりましたグループホームには、改善勧告を出した後、どのような結果になっておられるのか、改善をされているのか、お聞きをしたいと思います。
 今もいろいろ話が聞こえてきていますけれども、安心してこの施設で暮らすことができるのか、お聞きをしたいと思います。保険者としてどのような目配りをしているのか、また今回のことを教訓に、法でくくれないグループホームに対し、安心して生活ができるような手だてをとったのかお尋ねをいたします。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。保健課長。
      〔保健課長 山内幸子君登壇〕
○保健課長(山内幸子君) 福田議員さんから御質問をいただきましたグループホーム左右山のその後の状況を御報告いたします。
 グループホーム左右山につきましては、議員の皆様を初め多くの市民の皆様に大変御心配をおかけいたしましたが、本市が改善勧告を行った以後の状況について御報告いたします。
 南国市がグループホーム左右山に勧告を行いましたのは、平成21年3月19日でございました。勧告内容は、1つ目といたしまして、医療機関への速やかな受診、2つ目といたしまして、食材料費の徴収額と支出額の適正化、3つ目といたしまして、運営体制の改善の3点について、3カ月の猶予をもって改善の措置を行い、平成21年6月30日までに改善報告を行うこととしておりました。
 グループホーム左右山からの改善報告は平成21年6月30日に提出されました。
 まず、1点目につきましては、医療機関受診につきましては、受診の基準をつくり、基準に沿った受診を行うとともに、受診管理表を作成し、受診状況を明確にしたことが関係資料とともに報告されました。
 2点目でございますけれども、食材料費の差額につきましては、一人一人の利用者の御家族に説明を行い、5月12日からは、献立、材料調達を外部委託し、献立内容の充実と購入費の明確化を図っております。なお、この御家族が説明を受けたということを認める承認印が押されました確認書もあわせて添付いただいております。
 3点目の運営体制につきましては、従前の施設長は平成21年3月31日でその職を退き、過去にグループホーム左右山で勤務経験があり、ほかのグループホームでも勤務実績のある別の職員を6月26日から管理者として迎え、本格的に運営体制の改善を行っているところでございます。また、介護職員につきましても、これまで従前の職員は7名退職をいたし、新たに職員を採用しておりますので、大半の職員が入れかわっているという状況でございます。職員の採用に当たりましては、介護の質の向上を目指すということで、介護福祉士やヘルパー1級などの有資格者を採用するという方針を示しております。
 ただ、この体制に至るまでには、従前の3月まで1ユニットの管理者を務めておりました職員がすべてのユニットの管理者となり改善に取り組もうとした経過がございましたが、この管理者が心労のため5月末で病気退職したことから、新たに管理者を迎えたという次第になっております。
 新たに迎えました管理者は、管理するに当たりましての運営理念に照らし、現状分析の結果から問題解決を行おうとしているところでございますが、ただ経営者が体調が万全でないということから、経営者との意思疎通が十分にできないという課題があるということが確認されております。
 また、監査で確認いたしました超過請求額につきましては、平成21年3月27日、返還されました。
 今後の対策といたしましては、3月17日より事務員を1名雇用し、過誤請求の防止のため、3人体制で管理点検をすることとしております。
 入居者の状況でございますけれども、入居者数は3月末現在18名でありましたが、これまで1名の退去者と1名の入居者がございまして、現在も18名ということになっております。
 次に、グループホーム左右山の運営推進会議の開催でございますが、2カ月ごとに開催し、勧告後きょうまでに、3月30日、5月28日、7月30日の3回行いました。次は今月末に行う予定としております。この会議には、保健課からは課長、係長が出席し、地域の民生委員さんは毎回3名参加していただいております。そのほか、利用者の家族や利用者、施設からは経営者、管理者、ケアマネジャーなどの職員が参加し、利用者の様子と運営状況の報告を受け、参加者から評価を受けるとともに、意見や助言を聞く機会といたしております。
 この会議以外に、保健課は、事業所の改善に当たって経営者と管理者にヒアリングを行い、今後の運営方針等の確認も行いました。また、1カ月に一、二回、左右山を訪問いたしまして、介護従事者からの意見聴取と、利用者の生活状況の確認を行っております。その中で、利用者や介護職員の表情が少し明るくなったことを感じております。
 以上のような状況で、まだ万全の状態であるとは判断いたしておりませんが、一歩一歩の改善は確認されております。
 今後の課題といたしましては、経営者の体調不良により新管理者との意思疎通が図りにくいことで、新管理者への負担が過重とならないかということでございます。保健課といたしましても、今後も管理者へのフォローを精いっぱい行うつもりでございます。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) それぞれ経過を御答弁をいただきましたけれども、1つだけ、介護の質の向上を目指して有資格者を多く入れるという方針だというふうに言われましたけども、実際はどんなことになっているのか。方針は、確かに有資格者を入れるという施設側の方針ではあるかもしれませんが、実際はどのようになっているのかをお聞きをしたいと思います。
 というのも、ここは、人数は確かに少なくなりましたけれども、重度の方が多いというふうに聞いておりますし、1人の方が1人につくことも多々あるようですので、ぜひそのあたり、資格のある方がどれくらいおいでて、十分手が足りる方向に行っているのか、実際のことを教えていただいて、終わりたいと思います。
○議長(西山八郎君) 保健課長。
○保健課長(山内幸子君) 福田議員さんの再度の有資格者の状況についてお答えいたします。
 グループホームにつきましての介護の直接の処遇に当たる職員につきましては、特別の資格は必要としておりません。ですから、以前の左右山では資格者が非常に少なくて、20年度の途中で、お二人介護福祉士の資格を取られた方がおいでたと思いますけれども、その方は、今回のことでお二人とも退職をされております。今回新たに雇われた方で、現在介護福祉士の資格を持っておいでる方は3名という状況になっております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第8号の質疑を終結いたします。
 議案第9号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第9号の質疑を終結いたします。
 議案第10号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第10号の質疑を終結いたします。
 議案第11号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第11号南国市水道事業会計決算についてお尋ねをしたいと思います。
 監査意見書によりますと、20年度の純利益は5,396万9,000円を計上している。財政状態につきましては、いろいろありますけれども、結びは、経営状態はおおむね良好であると判断されるというふうに述べられております。また、施設の効率性と職員1人当たりの生産性につきましても、損益勘定、所属職員7人の1人当たりの生産性は平均指標を大きく上回る生産性となっており、高く評価できるというふうに報告がされております。
 過日の新聞報道で、南国市は水道料金を3%引き上げるということが審議会、答申されたという記事が載っておりました。2023年度まで15年間の市の水道事業計画を協議をし、老朽化している2配水池の耐震化などの費用試算をもとに、13年度、18年度の2回、水道料金を5%ずつ引き上げる必要があるとする計画を了承したということになっておりますが、なぜ値上げなのかお聞きをしたいと思います。これは事業費にお金がかかるということだとは思いますけれども、そのあたりをお聞きをしたいと思います。
 下水道加入世帯については、水道料金が5%上がりますと、同じように下水道の料金も5%上がるということで、倍々になっていくことになりますから、市民負担はふえるということになりますが、その値上げの経過についてお聞きをしたいと思います。
○議長(西山八郎君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 井口善喜君登壇〕
○上下水道局長(井口善喜君) 福田議員さんがおっしゃられた御質問にお答えをいたします。
 南国市の水道事業におきましては、この10年の間に5つの簡易水道事業を上水道事業に統合するなど、財政基盤の効率化を図り、平成15年度以降もおおむね5,000万円前後の純利益を計上してきました。福田議員さんもおっしゃっていただきましたが、監査委員さんからは、料金回収率も比較的高く、経営状況はおおむね良好であると判断されますとのありがたい言葉をいただいております。
 この料金回収率も比較的高いということでございますが、これは実は19年度に繰上償還を行っております。この繰上償還に伴う経営改善促進効果といたしまして、料金収納率の向上を目標といたしまして、18年度には97%の回収率でございましたが、これを5年後の平成23年度には99.5%に持っていこうよということと、もう一つは集中改革プランによりまして目標を99%といたしております。決算書をごらんになっていただいておりますけれども、平成20年度末の決算では、回収率が98.69%でありますが、実は平成19年9月より停水処置などの滞納対策を講じてまいっております。この関係上、少し納入には時間がかかっておりまして、これは4カ月おくれで入ってきます。つまり3月で締めても、3月分を4月に、4月分を5月にということですので、最長4カ月おくれで収納となりますことから、7月締めで年度の収納率を出してみますと、99.95%でございます。少しオーバーをしたかなというふうには感じております。また、これは簡水、上水の平均でございまして、簡水、岡豊に簡水事業を展開しておりますけれども、ここの簡水事業では99.99%、数カ月100%でございました関係上、こういった高率が出ておりますことをとらまえまして、こういったありがたいお言葉をいただいたものと思っております。
 しかしながら、今後の水需要は、現在の水準程度で推移すると予測をされます。あわせて、昨今の社会情勢から人口の大幅な増加は見込まれず、給水収益を確保し、現在の良好な事業経営を維持していくためには、適切な施設の維持管理による有収率の向上と水道未普及地域の解消等を目指していく必要がございます。
 このような状況を踏まえまして、今後15年間における水道事業基本計画を策定しております。いわゆる福田議員さんおっしゃっていただきました水道ビジョンでございます。経営の課題や施設状況の課題等から、概算事業費は最小規模で21億7,000万円程度と試算をしております。健全な経営を維持しつつ、適切な事業計画を実施していくためには、事業内容や事業費、さらには料金水準の再検討などを踏まえた適切な財政計画を立案する必要があるとのことに基づきましてビジョンをつくっております。
 さて、財政シミュレーションを行っております。適切な料金水準を比較検討を行っていくということでのことでございまして、試算条件1のケースの場合は、配水池施設を耐震補強等をする最も安価な事業計画で、料金改定を行わない場合でございますが、収益収支で損失が発生することはありませんが、これまでの5,000万円程度あった純利益が平成33年度には1,800万円台まで減少をいたします。積立金等の内部留保につきましては、平成27年度には8,000万円台へと減少することが予測されます。
 また、2のケースでございますが、これは1のケースは施設の耐震補強でございましたが、配水池施設を全面更新をするということと、25年度には5%程度の料金の引き上げを行った場合でございますが、収益収支におきまして損失が発生することはありませんが、今後の建設改良等の事業展開となる積立金等の内部留保は、平成25年度には8,000万円台に減少をいたします。
 また、3のケースでございますが、健全な経営を図るためには、施設を全面更新をするということと、25年度に引き続き、平成30年度に再び5%程度の料金引き上げを行うということで試算をいたしております。純益では3,500万円以上を維持することができると試算をしております。
 このことについて、少しつけ加えて御説明をさせていただきますが、積立金等の内部留保金、これが1,800万円、それから2のケースでは25年度に8,000万円に減少するということを言いましたけれども、この中身につきましては、少し説明をしたいと思いますが、決算書の中で、7ページにございますけれども、利益余剰金の部というところに前年度の利益を積み立てております。20年度の決算書で見ますと、前年度、去年の純利益が6,110万円程度でございましたが、これを1つ、減債積立金に少し積み立てております。また、経営改善積立金、これは赤字のための補てん金、埋める場合にこれを取り崩すわけなんですが、これにも積み立てております。また、決算書の中で最大出てきますけれども、建設改良積立金という積立金がございますが、これに前年度の利益の大部分を積み立てております。額でいいますと5,700万円程度を積み立てておりますが、これはどういうことかといいますと、緊急の場合、例えば災害等が発生した場合、緊急な建設費用が入り用になるということで、こういった場合にはこれを取り崩してやっていくって、ほかにもありますけども、そういったことでの積み立てでございます。この積立金が、20年度決算では2億4,790万円程度計上しておりますけれども、これが、このケースそれぞれでは25年度には8,000万円に減少するということでございますので、何もできない、つまり言いかえればこの段階で資金ショートを起こすということでございますので、これはぜひともこういったことにならないように注意をしながら事業計画を練っていかなければならないというふうに考えての、料金改定も視野に入れた試算をしております。
 また、長くなりますけれども、既存の施設の更新や補修対策、新規の施設建設による投資的経費の増大、先ほど言いましたが、起債の償還の負担も大きくなると考えております。20年度決算で見ますと、財政状態を示す経営指標では、企業の安全性を示す自己資金構成比率、これが53.4%となっております。前年度比でいきますと0.12ポイント改善はしておりますが、全国の同規模都市の平均が58.74%ですので、少し下回っております。また、さらに、固定負債構成比率、総資本に対する固定負債と借入資本の割合を示す比率でございますが、44.58%であり、同規模の都市平均が39.68%ですので、これを上回ってると。逆の現象、つまり借り入れが多いということになろうかと思います。
 こういったことで、これまでの施設整備の整備費用の多くは企業債での資金調達でありましたことから、今後この基本計画に基づきまして事業を展開をしてまいりますけれども、この計画でいきますと、先ほど申し上げたように、企業債の借入額、つまり借入資本金は増加をしますので、ここらあたりは十分に注意を払いながら、各年度の事業実施計画につきましてはかなり検討をしながら、練り上げたもので実施をしていきたいというふうに考えております。
 ちなみに、水道料金でございますけれども、これは南国市は立米当たり109円でございます。県下的に見ますと、県下の平均が110円でございます。室戸市が一番高くて145円ということで、16市町のうち9番目に安いということでございまして、今後この事業においては、更新整備費用等を確保していくために、厳しい経営を強いられますけれども、今後の水道財政運営に当たりましては十分注意を払いながら進めてまいりたいと考えております。御理解をいただきたいと思います。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第11号の質疑を終結いたします。
 議案第12号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。4番村田敦子さん。
      〔4番 村田敦子君登壇〕
○4番(村田敦子君) 議案第12号平成21年度南国市一般会計補正予算の43ページ、4款衛生費の塵芥処理費についてお尋ねをします。
 香南清掃組合負担金として1,675万2,000円が計上されています。平成18年度決算の塵芥処理費の負担金はマイナス計上であり、19年度と20年度も、3月の議会に提出された一般会計補正予算で香南清掃組合負担金としてマイナス計上がされています。19年度が負担金がマイナス11万円、20年度がマイナス1,284万円です。予算は過年度の実績に基づいて算出されているのに、1,675万2,000円という多額の増額補正が、それも9月に計上された理由をお聞かせください。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。環境課長。
      〔環境課長 池知 隆君登壇〕
○環境課長(池知 隆君) 村田議員さんの御質問にお答えいたします。
 香南清掃組合負担金、今回の補正につきましては、香南清掃組合において平成20年10月に当初予算案を検討し、その後予算見積もりに変更があり、増額があったものでございます。
 主な増額といたしましては、施設改善基金500万円、職員退職基金200万円、以上2点は新規項目であり、監査から基金を設置するようにという指摘があり、基金が設けられたものでございます。
 ほかに、水切り用具の作製600万円、これは南国、香美、香南3市に「押しの一手」、水切り用具を4万8,000個各戸配布したものでございます。
 次に、職員の手当・共済費800万円、炉の老朽化による1、2号炉の整備定期点検1,260万円、これにつきましては、ごみを高温焼却いたしますので、耐火物、れんが張りでございますが、これが崩れ落ちることがあり、想定できない事態から、この場合は修繕に向けての点検が必要となってきたため、ここに計上したものでございます。
 それで、合計が4,100万円、これ3市の合計でございます、ということになります。当初予算案の時点では、構成市の負担金合計額が4,576万円であったものが、処分手数料や繰り越しを差し引き、当初案から3,794万円の負担増となり、合計4億9,556万円となっております。
 負担金につきましては、香南清掃組合傘下の南国、香美、香南3市で負担するものでございますけれども、収集人口割合20%、収集実績割合60%の割合で算出したものに元利償還金負担金などを足したものとなっております。このため、南国市の分としましては1,675万2,000円の負担金の増となっております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 4番村田敦子さん。
○4番(村田敦子君) 施設改築基金と退職基金が新たに設けられた項目であるということですね。それと、水切り用具は今回初めてされた部分で、それを合わせても1,300万円の増ということになります。その施設改築基金と退職基金の分も、これは3市一緒の分の計上ですか。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。環境課長。
○環境課長(池知 隆君) お答えいたします。
 これは、香南清掃組合の職員に対する基金と、それから施設のものでございますので、案分しております。案分割合で南国市の分がこういう金額ということでございます。
 今おっしゃったのは全体の金額ですので、村田議員さんが上げられた金額は全体額でございます。それを案分していくということでございます。
○議長(西山八郎君) 4番村田敦子さん。
○4番(村田敦子君) それでは、500万円ていうのは3市が一緒に積み立てていく金額ということですか。退職基金も、200万円というのは3市が一緒に毎年これから積み立てていくお金でしょうか。
○議長(西山八郎君) 副市長。
○副市長(藤村明男君) 今回、香南清掃組合が南国市に負担分として1,675万2,000円増を要望してきた中身が、施設改築基金が500万円とか、水切り用具が600万円とか、退職基金が200万円とか、合わせて、トータルで4,100万円でございます。その4,100万円を3市で案分した金額が、南国市に当てられたものが1,675万2,000円ということでございますので、施設改築基金も500万円を3市で分担し合うということでございます。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第12号の質疑を終結いたします。
 議案第13号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第13号の質疑を終結いたします。
 議案第14号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第14号の質疑を終結いたします。
 議案第15号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第15号の質疑を終結いたします。
 議案第16号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。4番村田敦子さん。
      〔4番 村田敦子君登壇〕
○4番(村田敦子君) 議案第16号平成21年度南国市介護保険特別会計補正予算の基金繰入金888万5,000円についてお聞きします。
 この繰入金は、平成20年度に新たに造成した介護従事者処遇改善特例基金からの繰入金ということですが、その基金の財源と造成目的をお聞かせください。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。保健課長。
      〔保健課長 山内幸子君登壇〕
○保健課長(山内幸子君) 村田議員さんの御質問にお答えいたします。
 このたびの補正予算におきまして、介護従事者処遇改善特例基金の繰り入れを888万5,000円いたしておりますけれども、これは平成20年度から23年度までの第4事業期間中に介護報酬が3%上がったということで、保険料がその影響を受けることを抑制をするというために国のほうから交付されたものでございます。
 平成20年度に交付金として受け入れたものを基金として積み立てておりまして、本市の場合はこの積立金を21年度、22年度、23年度の3年間で使いたいということで、このたびこれの約3分の1に相当する金額を介護保険特会のほうに繰り入れたということでございます。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 4番村田敦子さん。
○4番(村田敦子君) その3%介護報酬を引き上げるという20年度の国の制度の変更で、そしたら国のほうから3年分に関して、21年度、22年度、23年度に支払われた分を、それの21年度分を介護基金に繰り入れたということですが、その3%の報酬をアップするというのは、介護従事者にアップするということなんですが、それは施設からの請求によって支払われる金額ですが、本当に介護職員にその3%が反映されているかどうかというその確認を市はできるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。保健課長。
○保健課長(山内幸子君) 3%の報酬アップの名目といたしまして、国のほうは介護職員の処遇改善ということを目的に3%の報酬アップが行われたわけでございますが、この報酬というのは事業所に支払われるものでございます。受け取った事業者がその報酬をどのように使うかということになってこようかと思いますけれども、それを保険者であります者が使い方について口出しをすることはできないと思うんですけれども、ただ名目として、このたびの3%は介護従事者の処遇改善ということになっておりますので、6月の議会答弁でもお答えさせていただきましたように、国のほうがその改善の状況ということを調査をするということになっておりまして、一昨日の浜田議員さんからの御質問の中でも、南国市独自で調査をしていただきたいという御要望もありましたので、この3%の報酬アップとはまた別に、介護職員の処遇改善交付金というものが県からおりるということになっておりますので、そういうふうな交付金の支出状況も見きわめた上で、改めて南国市内の状況を確認をいたしたいと思います。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 4番村田敦子さん。
○4番(村田敦子君) その21年度の介護職員処遇改善特例交付金も、結局は市を素通りしていく分ですので、市の中にある介護施設に対しても市は確認をすることはできないということですが、やはり介護に従事されている方は、非常に仕事もハードですが、その仕事の内容に応じた介護手当っていうのはちょっと安いと思うがです、その仕事の内容に比べたら。やはりそういう、市を素通りしていく分でもできる、手だてで、できるだけその従業員にその手当が渡されるような、そういうできる手だてを市のほうもしていただきたいと思います。
○議長(西山八郎君) 保健課長。
○保健課長(山内幸子君) 村田議員さんおっしゃるように、介護に従事されております職員の方の賃金等の処遇が余りよくないということは承知しております。このたびの交付金でありますとか、報酬の3%アップにつながってると思います。このアップが、実際介護に従事されております職員の皆様方にできるだけ反映できるような形ということを保険者としても願っておりますので、またしかるべき時期には調査をいたしたいと思います。
 以上です。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第16号の質疑を終結いたします。
 議案第17号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第17号の質疑を終結いたします。
 議案第18号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第18号南国市立保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてお尋ねをしたいと思います。
 制度改革が予想される中での民営化は、市民に対し、特に保護者の皆さんに対してさらなる不安を持たせるものであり、一園でも多く今は公立保育所を残すべきではないでしょうか。条例提案は非常に残念な思いで受けとめました。
 20年度の評価報告書では、公立保育所はこのように書かれています。法定受託事務等、市が行うべき事業、市にしかできない事業。そして、説明の中には、保育を公立でも実施することにより、保護者が選択できることができる。そして、影響については、これをやめた場合、影響は非常に大きい。そして、説明には、直ちに取りやめると保育所に入所できない待機児童が多数発生する。目的についても、成果は高い、保育施設の老朽化により保育環境の改善が図られていないという説明がついております。また、貢献度につきましても、保育サービスとして、一時保育、延長保育、土曜午後保育、障害児保育、園庭開放事業等を実施して保護者のニーズに対応しているということで、公立でやっていないのはゼロ歳ということになるのでしょうか。コスト低減のところでも、低減余地は余りない、国の基準を満たす保育士を確保するためには、保育士の採用が必要で、また施設の老朽化に伴う修繕も必要であるというふうに述べられております。そして、今後の方向としては、保育サービスの充実のために新たな保育サービスを実施していく必要がある、これはよくわかりますが、そして民営化を進めるということが述べられております。
 そこで、お尋ねしたいのは、地元で説明会が行われているというふうにお聞きをしておりますけれども、例えばここですと、長岡東部地域の皆さんだけの保育所ということで、そこに説明が行くわけですけれども、保育所は南国市全体の財産でありますから、地元説明会を開くということに反対をするものではありませんけれども、地元の皆さんを初め市民の皆さんが納得できるというところに話を持っていっていただきたいと思うわけですが、この間の経過についてお聞きをしたいと思います。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。福祉事務所長。
      〔福祉事務所長 谷田 豊君登壇〕
○福祉事務所長(谷田 豊君) 福田議員さんの御質問にお答えをいたします。
 一般質問でもお答えをいたしましたように、今回長岡東部保育所を平成22年4月より民営化したく、条例改正を御提案させていただきました。
 長岡東部保育所の保護者会の皆様とは、市長、副市長、担当係等が参加をいたしまして、過去3回の話し合いを行い、また保護者会の質問などにお答えをしてまいりました。それと、長岡東部地区の公民館長さんの御協力によりまして、地元説明会も開催をいたしまして、市の方針やら受け皿法人の発表もいたしました。
 ただ、南国市の財産であるので市民全体にという御意見、議員さんのほうからおっしゃられましたけれども、やはり地域の中で保育所っていうのは、極端な話ですが、十市から長岡東部に保育所へ通所するじゃということは考えられません。そういう中で、公民館長さんでありますとか、その地域に根差している保育所ということで、身近にお世話を願っておる方々の地元説明会ということで開催をいたしました。そうした中で、市の方針、また受け皿法人などの発表もしてきたところでございます。
 今後のスケジュール的に、新しいゼロ歳児室の建設や4月からの体制の協議などにかかる時間的なことを考慮いたしまして、また保護者会、地元の方々、おおむね御了解をいただけたものと判断をし、今議会に、新たなゼロ歳児室の建設に係る補正予算とともに御提案をさせていただきました。
 議員さんがおっしゃられますように、保育を取り巻く情勢は、法改正を初め少子化、子育て支援などさまざまな制度がありまして複雑になっていますが、要はどのようにして未来を担う子供たちを健やかに守り育てていくかという基本的な部分で、橋詰市長は、たとえ法改正があっても、市が保育所を民営化したからといって手を離すようなことはないと明言をしております。
 ただ、今のままの法改正がなされますと、なかなか市の意見が出しづらくなってまいりますので、その前に、全国市長会を初め地方六団体や子供にかかわる皆様のお力をかりて、子供たちを健やかに守り育てていけるよう行動していきたいと、このように考えております。御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) 1点だけ。保育所民営化反対については、市長が助役の折から十数年間やり合ってきた中身でもありますけれども、あの当時から比べると、今の子供を取り巻く状況というのは、私が一般質問でも述べたように、とても大変な状況になっているわけです。今度の制度改正によりまして、親が保育所を選べるといううたい文句ですけれども、逆に保育所が親を選ぶ、高い保育料を払うてくれて、余り手のかからない子供さんをというのが今度の制度改悪の中身ですから、先ほど所長が言われたように、南国市の子供にとって大切な保育を守るために南国市が手を離さないということがどこまで担保できるかというのはとても不安なところがあります。
 公立保育所であれば、例えばお金のやりくり、何としてでも保育の質を下げないように頑張ろうということができますけれども、民間に委託をしてしまうと、その委託金の、例えば補助金のお金でやりくりをしていかなければなりませんから、どんなに保育所側が努力をしても困難なこともあるわけですから、それはこれまでの事実を見ても明らかですね。
 ぜひ、所長はそのように言ってくださいましたけれども、これまでの政権以上に危ない、保育に関しては危ない政権ですから、そのあたりはきちんと市長会なりでも声をさらに上げていただくということと、市民にはもう少し、その地域だけではなくて、説明もしていくべきではないかと思いますけれども、その1点だけお聞きして、終わります。
○議長(西山八郎君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) できるだけ広く市民に知らすということは、皆様方、ここにおいでる多くの議員さんも市民の代表でございますので、北は黒滝から南は十市の浜まで南国市でございますので、そういう意味では、そうした地域を代表しておる議員さんにお話をするというのも一つの方法であると、私はそのように考えておりますし、それから新政府のことを私がとやかく言うあれはございませんけれども、これは民間法人保育であれ、公立保育であれ、ある意味では保護者が、議員さんは保育といいますか、法人がその市民を選ぶという言い方をされましたけれども、民間法人保育と公立保育とがやはり中身について競い合うということも大変ある意味でのいいことではないかと。公立だからいいなどという考えはやはり持つべきでない。そういうことが、今日言われておる民間企業経営意識の公への導入だとかということはそういう意味でのことだと私は思っております。そういう意味では、公立保育も大いに民間保育に学ばなければならないことというのはたくさんあると。そうした中で切磋琢磨していくということが、すばらしい、保護者が安心できる保育を、レベルを引き上げていく、サービスを引き上げていく、このことだと思っております。
 以上です。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第18号の質疑を終結いたします。
 議案第19号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第19号の質疑を終結いたします。
 議案第20号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。15番浜田勉君。
      〔15番 浜田 勉君登壇〕
○15番(浜田 勉君) 議案第20号の農業近代化資金利子補給条例を廃止する、この条例について私の見解を述べ、そして農林課長のほうからこれについての評価等をいただきたいと思っております。
 この近代化資金というのは、いえば戦後の農政あるいは農業面での農村の振興を図る上で重大な役割、また積極的な技術面あるいは栽培方法などに貢献をしてきた制度であったと。その中で、この利子補給の役割というのは、さらに農家に近代化への努力、これを促進する、またもう一方では、「農機具会社のセールスかや」という言葉もありましたように、この近代化資金というのは、物すごく機械の価値を、あるいはハウス、そういうような形で浸透していったものであります。
 だから、この廃止については、一人一人の思い入れや、そしてこれの制度のやってきたことへの評価、これがなければ、私は、ただ廃止するという文言だけで処理するよりももっととうといものがあったというふうに理解をして、意見を述べてるところであります。
 この近代化の資金、これの利子補給、もちろんその当時は利子も今のように超低利ではなくて、5%というようなことでありましたから、貯金をすれば倍々ゲームというふうに言われた、その中での利子補給でありました。だから、いわゆる37年ごろからでありますから、農業の形態も変わっていく。米作中心であったものが、団地の利用での園芸施設の普及、発展、そして特にとりわけ高知がピーマンの主産地形成が進んでいく、そういう土台づくり、そしてまた耕起をしていくトラクター、あるいは2年、3年ぐらいでやりましたけど、バインダーだとかというふうな農機具、そしてコンバインやトラクターが入ってくる。その中で農村の形が大きく変わってきました。これは、特に受委託の組織、今受委託は当たり前になっておりますけれども、受委託の組織が任意的につくられる。そして、その大型機械がその地域に定着をしていくというふうな経過をつくってきたのがこの近代化の制度でありました。
 だから、私は、この制度を、制度そのものはありますけれども、この利子補給、これがその農家の人たちの気持ちをぐっと引き上げてきた、あるいは組織をしてきた、このことで私は大きな喜びを持ちながら、この制度が廃止されていくことについて私は反対を述べるわけではありません。これは時代の一つの趨勢として、変化し、発展するわけでありますから、この制度が要らないという状況下で廃止ということであろうと思います。
 ただ私は、農林課長に、この制度を廃止にするについて、提案の思い、そしてこの制度が果たしてきた役割、これについての再評価を述べながら提案理由をしていただきたいというふうな意味で農林課長の意見を問うものであります。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 浜田議員さんの質問にお答えをいたします。
 浜田議員さんもおっしゃっていましたように、戦後農政は、終戦直後から食料の増産、農地改革、農地法の制定というふうに、疲弊をした農業・農村の再生、また大変不足していました食料の増産、また30年代以降の経済成長、農業の近代化、40年代に入りましては、半ばには転作の開始、50年代より農業・農村の担い手不足、農地の荒廃が深刻化する中で、利用増進などという基盤強化法などができてまいりました。また、この時代より農産物の自由化というものも進められてまいりまして、その後、36年の農業基本法の制定と相まってできた近代化資金、これは農家の円滑な資金融通のために、私が覚えているところでも、機械施設の高度化はもとより、農業経営の近代化とか生活の住環境のための改善まで、必要な資金の融通を果たした、大きな役割を果たしてきたというふうに思っておりますし、その後創設されましたさまざまな農業制度資金の基礎にもなり、現在も使われておるところでございます。
 そのような中で、近年財政融資資金金利が、皆様御存じのように非常に低い、3%以下というような低金利でございまして、国、県の利子補給にさらに市の利子補給を上乗せする意義が薄れてまいりました。限られた財源を効率よく他の農業施策に生かすというような面からも、また平成17年度から南国市の農業近代化資金利子補給につきましては新規承認というものを停止をいたしておりました。それで、平成16年度に承認をした近代化資金の貸し付けに対する利子補給は平成20年度をもって終了いたしたために、今回の条例の廃止、もう該当がないということで廃止を提案をいたしたものでございます。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 15番浜田勉君。
○15番(浜田 勉君) 今、私、農林課長の答弁は確かに間違いではありませんし、立派だったと思いますが、この制度が廃止するに当たって思い入れというのはなかったのかというのが私の思いでありまして、もう卒業だよと、もうお別れだよというんじゃなくって、何か思い入れというのがないんかなということを問うわけであります。なければ結構。
○議長(西山八郎君) 農林課長。
○農林課長(西川 潔君) 私が農林課長に就任したときにはもう実はありませんでしたので、近代化へ対する思い入れなのか、南国市が利子補給をしないことへの思い入れなのか、どちらでございましょう。逆に質問して済いません。
○議長(西山八郎君) 15番浜田勉君。
○15番(浜田 勉君) 済いませんでした。あなたが課長になってということよりも、その経過を踏まえた中で、あなたがとらまえてきた近代化資金の活用、これがどういうふうにという効果をあらわしたという思いがいっぱいあると思います。だから、これについての思い入れはありませんかということです。
○議長(西山八郎君) 農林課長。
○農林課長(西川 潔君) 答弁の中で、十分ではなかったですが、この近代化というものが日本の、つまり終戦からここまで復興したものに大変有意義であったということは認めておりますし、それから制度改革の中で、今担い手に集中をしていく施策の中で、やはりこのような制度が改革をされていくのもやむを得ないものかというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第20号の質疑を終結いたします。
 議案第21号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第21号の質疑を終結いたします。
 議案第22号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第22号の質疑を終結いたします。
 議案第23号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第23号の質疑を終結いたします。
 報告第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 報告第1号の質疑を終結いたします。
 報告第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 報告第2号の質疑を終結いたします。
 報告第3号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 報告第3号の質疑を終結いたします。
 これにて議案及び報告に対する質疑を終結いたします。