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検索結果 »  平成21年 第338回市議会定例会(開催日:2009/06/12) »

一般質問 3日目(中山研心)

質問者:中山研心

答弁者:市長


○議長(西山八郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。1番中山研心君。
      〔1番 中山研心君登壇〕
○1番(中山研心君) 民主党の中山研心でございます。質問に入ります前に、議長にお許しをいただきましたので、30秒だけちょっとPRをさせていただきたいと思います。本日議場にふさわしくない服装で登壇しておりますけれども、地元フランチャイズでありますファイティングドッグス、なかなか経営大変なようですので、市長を初め、職員の皆さん、同僚議員の皆さん方の観戦も含めて、今後とも御協力をよろしくお願いをしたいと思います。
 それでは、質問に入らせていただきます。
 私の質問項目は1点だけでございます。
 今回、補正予算に市長車の買いかえについて提案がされております。最初に断っておきますけれども、私は決して市長車を買いかえるなとか、あるいは補正予算そのものに反対をするものではありません。説明会の折に、これの市長車についての車種は何ですかとお尋ねをいたしました。エスティマハイブリッド、8人乗りの車だそうです。今回、環境車への買いかえについて手厚い補助金がつけられておるということで、この機会に老朽化した市長車の買いかえをするということについては決して反対するものではありませんけれども、果たしてエスティマハイブリッドが必要かなということで考えております。事務方にその車種の選定理由をお聞きしますと、車格であるとかあるいは近隣の市町村の例を取り出して、このあたりであろうということでありました。ところが、このエスティマハイブリッド、ハイブリッドシステムそのものが一世代前のハイブリッドシステムを使った車で、決して燃費よくありません。実行燃費で1リッター当たり8キロそこそこしか走らない車です。また、車重2トンを超える車重で、室内は広いわけですけれども、市長車の使われ方からして、まず市長、副市長、議長、こうしたビップメンバーが一緒に乗って行くということは想定されません。それは、リスクマネジメントの観点からも、一緒の車で移動をしてはならないだろうというふうに考えております。ほぼ、ふだんの使用においてほとんど1人しか乗らないのに、エコカーやというふうに胸を張る、広い車内の中で、逆に肩身の狭い思いをするんじゃないかなというふうに思いまして、あえて質問をさせていただきます。事務方のほうは、前例の踏襲やとか近隣とのバランスを考えてそういうふうに判断をされたんでありましょうけれども、きっと市民の目線というものを大事にされる市長のお考えとは違うんじゃないかと。ぜひ市長の率直な気持ちというものをお聞かせいただきたいなと。むしろ最新型のトヨタプリウス、これで十分じゃないかなあというふうに思っています。車格、クラスを超えたインテリジェンスを感じる車ですし、決して市長のステータスを損なうということもないと思いますので、車種の選定について、エスティマハイブリッド、一昔前のハイブリッドシステムを使った、燃費のよくない維持管理費も高くかかる車よりは、プリウスあたりの車に乗って、本当の意味でエコを実践されるつもりがないかどうか、市長のお考えをお聞きして、私の質問を終わります。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 中山議員さんから大変簡潔な、そして提言といいますか、そういうものも含んだ大変貴重な御意見をいただきました。心より御礼申し上げたいと思います。御承知のように、先ほど言われましたように、今回の車購入につきましては、実は御承知かもわかりませんが、この2500ccの現在使用しておりますクラウン2500ccというのは、平成7年に購入いたしまして、前市長からだと思っておりますが、14年間、使ってまいりました。距離数は現在たしか15万程度乗っております。最近はとみにいろんな箇所が故障いたしまして、過日も高知県の神戸県人会、土陽会と申しますが、ここへも行ってまいりました。何とかといいますか、心配されておりました故障もなく帰ってきたわけでございます。そして、ふだんは私ども、たしか前議長の高橋議長さんが議長車を廃止すると、もったいないというようなことで、市も行財政改革をしておるし、何とか議会としても協力したいという考えのもとに議長車を廃止をしました。これについては、当時の議員さん方、皆さんが賛同を得まして、議長車を廃止する、したがって、それについておりました運転手も廃止すると。それ以前に、私どもの市長車も正規の職員が配置されておりましたが、秘書の当時の係長の提案によりまして臨時職員を入れようということで、以来、ずっと運転手は臨時職員が運転をいたしておるところでございます。そして、今回、この地域活性化・経済対策臨時交付金というものが、エコを考えた車の会計について買いかえでございますので、当然、今の車は廃車にしなければなりません。そうした条件のもとに、全額交付金の対象になるということで調べてまいり、私が直接調べたわけではございませんけれども、ハイブリッド車が一番よくはないかということで、トヨタでいいますとクラウン、エスティマ、プリウス、またホンダにもインサイトという車、私車のことは全く知らないわけですが、こういう車種があるそうでございます。
 そこで、中山議員おっしゃいましたが、私は今後の利用の仕方ということを少しこの際考えてみる必要がありゃあしないかと。議長と公のいろんな行事に出るということは、議長と私とが連絡をとり合いまして、あるいは議会事務局と連絡をとり合いまして、日程等聞きまして、できるだけ市長車を使っていただこうと。そして当然、私と議長が出席する場合が多いわけでございますので、そうしたことには市長車を一緒に同乗しようということで、たびたび行ってまいりました。最近では、今問題になっておりました、高松への緊急の道路凍結に対する高松の道路局への協議といいますか、そういうものにも行きましたし、いつも行われておりますごめん・なはり線の役員会あるいは高知で行われますそれぞれの会合等には、ほとんど私と議長とは同乗して行っております。今後、我々が地域に出向いていくであろういろんな会合に、ふだんは今まででしたら市長は公用車で議長と行き、ほかの関係課長はそれぞれ公用車なりで、各課にございます公用車で行くというようなことをしておりましたけれども、この間あたりの、知事が香美市の公民館へ来て、物部川流域の産業振興に係る流域のアクションプラン、これらのことに話し合うときも、県幹部と秘書、それで知事なんかが同乗してくる、あるいは香美市、香南市なんかも市長、副市長、議長あるいは関係課長が同乗してくるというようなことでございまして、そういうときにお話を聞いてみますと、大変座席数が多くていいと、使い勝手もいいというような話を聞きまして、私はそれでエスティマという車が使い勝手もいいということだが、問題は、このハイブリッドの使用の問題であるとか、いろいろは調べてもらいたいということで調べてもらった結果、予算が御同意をいただければこれを購入しようかということで、別に決定をしたわけではございませんが、ただいま中山議員から大変参考になる意見も拝聴いたしましたので、そういうことも含めて、再検討をしてまいりたい、このように考えております。
 なお、いろんな御意見もお持ちの議員さんおいでになろうかと思いますが、参考までに御意見等ございましたら、また私のところにもお寄せいただいたら大変ありがたいと、このようにも思っております。以上でございます。
○議長(西山八郎君) 1番中山研心君。
○1番(中山研心君) 再検討していただけるということで、お願いをしたいと思います。実は、私トヨタに友達がおりまして話を聞いたんですけれども、高知市、それから南国市、お隣の香南、香美、それから四国の中でも徳島や香川県、そういった買いかえを予定しているところ、もうモデル名、これでとモデル名を指してセールスがかかっているようです。多分南国市のほうにもそういうセールスがあったんじゃないかと思いますけれども。実は、今話に出ましたプリウスについては、一般の人が買おうと思っても半年待たないかんということで、非常に人気の高い車で、わざわざ役所に買うてもらう必要はないと。モデルチェンジ前の在庫を一掃するためにエスティマをはかしたいんやということでの本音の話を聞きました。経費もランニングコストも半分以下で済む話ですので、ぜひ再検討をいただきたいと思います。ちなみに、私の古巣であります高知市については、もう既に一足先に買いかえをしております。エスティマのハイブリッドにしているわけですけども、今、ちょうど新たな市民負担増をお願いする各地での説明会に市長がそのエスティマで乗りつけて、非常に批判を浴びたということを聞いております。それ以来、乗っていくのをためらわれて、今各地の説明会には自分の車を運転して行きゆうような状況もあるようです。先ほどの前段の質問の中で、一部聖域を設けないんやという非常に力強い御回答もあったところですので、市長車にも聖域を設けずに、ぜひランニングコストを下げる、市民の目にさらされたときに、非常に手痛いしっぺ返しを食らわないように、選良として賢明な判断をお願いして、私の質問を終わります。