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検索結果 »  平成21年 第338回市議会定例会(開催日:2009/06/12) »

一般質問 3日目(岡崎純男)

質問者:岡崎純男

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(西山八郎君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。5番岡崎純男君。
      〔5番 岡崎純男君登壇〕
○5番(岡崎純男君) おはようございます。
 通告に従いまして、一般質問をします。
 まず初めに、市長の政治姿勢、中学校給食、今回は協働の仕組みを構築ということについてお尋ねをいたします。
 質問の前に、次のことについて順次お話をしたいと思います。1、越前市のIT給食、スクールランチについて、2、PTAの中学校給食アンケートについて、3、南国市の中学校給食に対する考えについて、4、今後取り組むことについて、順次お話をしたいと思います。
 まず1つ目の越前市のIT給食、スクールランチについてお話をいたします。
 5月18日に教育民生常任委員会では、福井県越前市の万葉中学校に伺い、中学校給食、スクールランチについて研修をしてきました。越前市では、生徒が学校教育の中で、健康、安全、環境問題に関心を深め、みずから対応ができる能力を育てるため、家庭からの弁当持参も選択肢の一つとした選択制中学校給食、スクールランチを実施しております。スクールランチにおいては、ITを活用しながら、より豊かな学校給食の運営と、健康教育への発展を図ることを目的としているとのことでした。設備内容は、1、ふれあいランチルーム整備。配ぜん室を含む、市内5校に整備をされております。2、給食支援システムの整備。事業費は平成14年から16年の3カ年で施設設備整備に約4億9,200万円、施設建設厨房設備等6校分であります。委託料は約1億9,100万円で、システム整備、調理等委託、検査委託等でございます。5校分2,273名分ということでありました。調理等委託業務は、入札で3年間の委託。年間六、七千万円かかるそうです。給食費は、食材費として、保護者負担は1食当たり250円、牛乳代は別途であります。1食当たり全体で約600円かかるそうです。メニューの種類は、ランチメニュー2種類、ランチボックスメニュー2種類があります。皆さん方のお手元に、昨日事務局から当日いただいた資料をコピーをしていただきましたが、これが越前市の給食のメニューであります。それぞれ4つのメニューがございます。もう一つの文書を見ていただくと、スクールランチということで、パソコンで予約もできます。それからまとめて一月分をメニューを選んで予約もできます。給食費を添えて1カ月分を予約申し込みをしなくてはなりません。その間、変更等もできるわけですが、それをランチルームでは、クラス単位でお弁当の生徒も一緒にクラスで利用ができるようになっております。裏にスクールランチのことが書かれておりますが、ランチメニューについては、御飯とめん類を主食としたAメニュー、Bメニュー、これはランチルームでいただくわけでありますが、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たくといってふれあいルームでクラス単位でいただくと。それから、弁当も持参ができますので、弁当とランチボックスメニュー、いわゆる日がわり弁当のようなもんなんですが、それについては、教室で2メニュー、Cメニュー、Dメニューありますけれども、それをいただけるというようなことで、私どももそのメニューをそれぞれいただきましたが、大変おいしくいただきました。ゆっくりとまたこれについては見ていただきたいと思います。
 次に、PTAの中学校給食アンケートについてお話をいたします。
 弁当賛成で多かった意見は、弁当を通して親子のつながり、会話ができる。給食費の滞納問題がある。弁当反対で多かった意見は、弁当は栄養が偏り、給食は栄養のバランスがいい。毎日の弁当をつくるのは、保護者の負担が大きく大変である。朝時間が少なく、また、おかずのレパートリーが少なく、冷凍食品の使用が多くなる。夏場は傷む、衛生面に不安。弁当は冷たい、温かい汁物は食べれない。少数意見には、弁当は時々つくるのがいい。同じものを食べるのがよい。給食だと平等である。他の人と比べていじめが起きる。惨めになる。弁当のない人がいる。コンビニで対応しておる。親を甘やかす必要はない。義務教育になぜ給食がないのか。市町村によってあるないは不公平である。この調査では、皆さんも御存じのとおり、9割の保護者が給食を希望しています。
 次に、南国市の中学校給食に対する考え方について、以前一般質問に対する答弁から紹介をします。
 中学校の時代は、第2期成長期に入ります。身長、体重等体格、体力の成長には目をみはるものがあります。同時に、精神面では、思春期特有の心の揺れや成長過程で見られる反抗的な行動も出てまいりますし、家庭での会話も少なくなってくる時期に、保護者の愛情いっぱい詰まったお弁当は、おなかがいっぱいになることはもちろんですが、それ以上にありがとう、おいしかったよ、お子さんの心が保護者の温かい愛情で満たされることが、保護者と子供との心のきずなを紡ぐという大きな効果がお弁当にあると確信しております。これによって、はぐくまれる親子の愛情の深まりと信頼関係の構築は、子供の落ちつきと意欲を引き出し、学校教育活動においても、生徒と教職員との信頼、家庭と学校の信頼につながり、生活面での落ちつき、安定が自分から進んで何事にもチャレンジする意欲を喚起し、生徒活動への積極的な参画や学力面の向上、部活動の充実となり、生き生きと活動する子供たちと教職員に本当に充実したものになるとの実体験がございます。愛情いっぱいのお弁当が、子供たちの意欲をはぐくむ源となり、学校教育活動の礎であったとの強い思いがございます。お子さんの心と体の健やかな成長のため、子供さんに合ったお弁当をつくっていただくということで、中学校はまいりたいと考えています。
 以上、紹介したことは、前田議員を初め、数名の議員が質問したときに、大野教育長が答弁したことです。今回、私が質問しましても、同じ答弁が返ってくると思い、あえて先に教育長の考えを述べました。私は、財政厳しい折に、絶対給食を望むものではありません。しかし、みんなで築く協働のまちづくりを提唱する南国市において、何年もの間話し合いが持たれなかったのは不思議です。市長は以前、私の一般質問の答弁で、まず新しいまちづくりの重点方向といたしまして、市民と行政の役割の分担を見直し、市民と築く地域協働のまちづくり、次に、市民が強く望むあらゆる分野にわたる安全・安心のまちづくりを重点方向として打ち出されていると答弁をしました。
 そこで、お尋ねします。
 保護者、子供、学校関係者、行政、一般市民など、いろいろな人に参加していただき、中学校給食を考える会を立ち上げていただけないでしょうか、市長にお聞きします。今回、研修に同行してくれた正木課長には、スクールランチの感想をお聞かせ願います。越前市の中学校給食も、長年の懸案事項で、市長が選挙公約で実現されたそうです。
 次に、学童保育の安全対策についてお尋ねします。
 昨年12月の定例会でも、学童保育について一般質問させていただきました。そのときに、登録児童数の多い日章、三和、十市の施設の広さは適当であるのか、お尋ねをしました。私が質問したことで予算がついたとは思いませんが、本年、三和小の施設が新築されると知り、うれしく思います。利用者にかわりお礼を申し上げます。学童保育は、当初、働く親たちが運営をしていました。1998年4月施行の改正児童福祉法で、放課後児童クラブとして制度化されました。厚生労働省によると、2000年度で全市町村の88.8%、約1,600市町村が実施しています。また、運営主体は公立公営、公立民営、民立民営などさまざまな形態があります。1998年度、約34万人だった児童数は、2008年度には約79万人となり、クラブ数も約9,700カ所から1万7,500カ所に増加をしております。3月5日の日経新聞に、学童保育で発生した事故件数が、2007年度、少なくとも約1万2,800件に上ったことの記事が出ていて、事故の多さに驚かされました。記事の中身を紹介しますと、国民生活センターの調査は、2008年8月から9月に、全国1,811市区町村の学童保育の担当部署に対して書面で行われ、約1,133件、回答率62.6%の回答を得た。このうち学童保育の施設があるのは1,032自治体だった。2006年度の事故件数は約9,800件で、2007年度は32%の増加となった。状況を把握できた事故約4,600件を対象とした分析では、事故の形態は転倒が29.5%でトップ、人や物との衝突、接触が24.2%、転落が14.6%を占めた。入院が必要な事故は約180件で、このうち8月には宮崎県で低学年の児童が川でおぼれる死亡事故も1件あった。けがや事故に遭った子供は、小学1年が37%、2年が29.6%、3年が19.3%、発生した場所は、施設屋内が42.7%で最高だったと。学童保育の施設からけがや事故の報告を受けている自治体は88.4%あったが、けがの程度が軽い場合は、半数に満たなかった。けがや事故について件数を集計している市町村は全体の42.5%、さらにその事故を分析して、施設や利用者に提供しているところは全体の23.6%だけだった。国民生活センターは、事故情報をもとにした予防と再発防止策を立てるまでに至っていない市町村が多い。子供たちの安全に向け、収集した事故情報を可能な限り開示して、共有するシステムをつくっていく必要があるとしている。
 そこで、南国市における事故発生状況はどのようになっているのか、また、実施団体の南国市学童保育連絡協議会からけがや事故報告を受けているのか、教育委員会として、予防、再発防止策を指導しているのか、お尋ねします。
 次に、非正規職員についてお尋ねします。
 昨年7月に厚生労働省が発表した2008年度版の労働経済白書では、1990年代以降、企業が進めてきた業績成果主義的な賃金制度の弊害を指摘し、運用などの見直しを求めたほか、パートなどの非正規雇用の増加については、労働者の仕事に対する満足度を低下をさせるなどの問題が多いと分析をしています。また、多くの日本企業が、実践し、業績回復に一役買った人事政策にも疑問を投げかけております。2007年の就業体系の多様化に関する調査によると、パートや派遣など正規以外の労働者の割合は37.8%で、企業は雇用調整が容易な賃金の安い派遣労働者への依存を高めていることが裏づけられているとしています。自治体でも、少子・高齢化で公共サービスが膨らむ一方、行財政改革で財政削減が迫られ、正規の職員を減らし、短期契約の非正規職員をふやす傾向が進められています。2008年の総務省調査では、正規職員が約140万人に対し、非正規職員は約49万8,000人と2005年より大幅にふえております。
 そこで、南国市における非正規職員の実態がどのようになっているのか、お聞かせください。
 これで私の1問目を終わります。(拍手)
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 早速岡崎議員さんの質問にお答えしたいと思います。
 教育民生常任委員会の行政視察につきましては、新型インフルエンザの国内発生ということによりまして、早速南国市の対策本部を立ち上げた関係上、私は同行できませんでしたが、大変有意義な視察研修であったと報告を受けております。大変お疲れさまでございました。中でも中学校給食につきまして、福井県越前市の先進的な事例の報告を受け、さまざまな条件や状況の中で、それぞれが工夫をした取り組みをしておるんだなあという感じを持ちました。
 さて、この中学校給食に関しましては、南国市におきまして、協働のまちづくりという視点から、ひとつ大いに中学校給食を考える会というようなことから、多くの一般市民あるいは父兄、その他多くの皆さんに意見を聞く、協議をするという場を設けてはどうかということでございます。実は、私もこの2日間ぐらい、ずっといろんな今まで質問、それに対して教育委員会なり私のほうで答弁を申し上げてまいったわけでございますが、正直申し上げまして、私は、学校、中学校に絶対的に給食をやるべきであるとか、それからいやいや絶対やるべきじゃない、これはお弁当、手づくり弁当、つまり教育長が申し上げてきたことでという、絶対的なものではないという感じが現在しております。しかしながら、もうそろそろ行政内部で、じゃあうちでやろうとすれば、中学校給食をやろうとすれば、どういう手法が考えられるのか、あるいはいま一度、アンケート調査も行ってくださっておりますけれども、少しアンケート内容、どうであったか、もう少しアンケート内容を幅広いものにすべきではないかとか、いろんなアンケート一つをとってみても、今後の議論を深める意味でそういうことにも触れてみる、あるいは私が一番思いますことは、この問題で、教育的視点が優先する、あるいは逆に財政的な視点が優先するべきものでは私はないんではないかと。つまり、教育的視点からも、財政的視点から両面からやっぱり論議を深めていくべきで、まあそのほかの要素もあるかもわかりませんけれども、そういうように感じております。もしこれをすぐにといわなくても、この数年の間にやるとすれば、我々が現在行っておりますいわゆる財政健全化計画も大きく変更することになるやもわかりません。そういうようなこともございますし、学校給食を実施するとすれば、じゃあどういう方式が考えられる、ざっと考えてもいろんな方式があろうかと思います。越前の方式もありましょうし、南国市の各校における方式もありましょうし、それから絶対お弁当を持っていかすべきやというお父さん、お母さんもたくさんおいでますので、じゃあそれを並立するのかと、いろんな方式がありますので、いずれにしましても、私は岡崎議員さんの御提案に大賛成でございます。したがいまして、余り時間をかけないで、このメンバーをどういう方々に御論議をしていただいたらいいのか、もちろん行政がこの時期に何をすべきかということも含めて、全般的に広範に論議を重ね、早くそういうような、名前はどうあれ、そういうものをぜひ立ち上げたいと。前田議員さんから一番最初にこの中学校給食についての御提案を含んだ質問をいただいたときからこのことをずっと考えておりましたが、もうそろそろそういうことに踏み込んでいくべき時期であると、このように判断をいたしておるところでございますので、どうかひとつそういうことで議員の皆様方にもぜひ積極的な意見を賜ると同時に、これを推進していくお力添えをいただきたい、このように思っております。そういうことで、答弁にかえさせていただきます。以上でございます。
○議長(西山八郎君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 正木敬造君登壇〕
○学校教育課長(正木敬造君) 岡崎議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、先月5月18日から20日にかけまして、教育民生常任委員会の行政視察に同行させていただきました。各委員の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。御質問の中学校給食のみならず、学力面、体力面の先進地を視察させていただき、具体の取り組みを聞かせていただく中で、さらにやらなければならないと感じております。
 さて、福井県越前市のIT活用の中学校給食につきましては、メニューが選択できるというシステムに驚いたというのが正直な感想であります。このシステムを構築するに当たりまして、クリアすべき課題があったとお聞きしましたし、それ以上にさまざまな課題があったと想像しますが、ランチルームで食べている生徒を見ますと定着している、そういった様子がうかがえました。また、そのランチルームの生徒の様子ですが、それぞれのテーブルで楽しそうに食べている姿がありました。中学生という多感な時期だからこそ、食はとても大切なものであると改めて感じたところでございます。南国市におきましても、食育推進に力を入れていきたいと思っております。
 次に、学童保育についてお答えをいたします。
 南国市では、平成19年度から統一運営方式となりまして、現在、11のクラブが、運営部隊であります南国市学童保育連絡協議会のもとで活動をしております。日々の運営は、各クラブが行っているわけなんですが、中でも御質問いただきました安全対策につきましては、市教育委員会と南国市学童保育連絡協議会が連携を図る中で、例えば、各クラブの指導員に、主任、副主任等の役割を持たせ、責任体制を明確にすることで、平成20年度のけがの件数は減少をしております。また、危機管理マニュアルも作成しておりまして、事故発生時の対応を統一をしておるところです。この危機管理マニュアルにつきましては、毎年見直しを行っております。そして、指導員につきましても、救急救命講習の受講を義務づけておりまして、万が一に備えた取り組みを行っているところです。各クラブでは、転んだり、骨折をしたりのけがが発生することもあるわけですが、マニュアルに沿って、保護者との迅速な連携を図り、対応をしておるところです。今後さらに各クラブが充実するよう、これまで同様に南国市学童保育連絡協議会と連携を図りながら、よりよい運営に向けて取り組んでいきたいと、このように考えております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 総務課長。
      〔参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長 和田義許君登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(和田義許君) おはようございます。
 岡崎議員さんの本市におけます非正規職員の実態についての御質問にお答えを申し上げます。
 本市におけます6月1日現在の非正規職員の雇用実態は、本庁及び保育士を除く出先機関での臨時職員、パートなどの雇用は、合計で117名でございます。その内訳は、8時間勤務の者44名、そのうち正規職員の代替が4名、緊急雇用2名、パート職員は、6時間が19名、4時間が1名、そのほかが4名、嘱託職員は49名となっております。また、これとは別に保育所関係で109名を雇用しております。その内訳は、臨時職員50名で、そのうち正規職員の代替が5名でございます。パート職員は48名で2時間、3時間勤務がそれぞれ14名と一番多く、土曜日のみの勤務をお願いしている場合もございます。ほかに臨時調理師3名とパート調理師8名の雇用、これに教育委員会関係でパート職員など57名を雇用しております。これらを合わせますと合計で283名となります。以上でございます。
○議長(西山八郎君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 浜田清貴君登壇〕
○生涯学習課長(浜田清貴君) 岡崎議員さんの非正規職員についての御質問にお答えいたします。
 生涯学習課で雇用しております社会教育指導員についてでございますが、南国市社会教育指導員設置に関する規則に基づきまして、生涯学習の振興を図る目的で設置をされております嘱託職員で、現在6名の方がおいでます。月に17日勤務でございまして、南国市立公民館18館の公民館事業を各館長さんと相談をしながら、各種の講座や学習事業を企画し開催することや、また、8会場で実施をしております高齢者教室の企画と開催、また、生涯学習関係団体の育成等の業務に携わっております。現在、6名の指導員は、それぞれ中央公民館に3名、日章公民館に2名、生涯学習課に1名が勤務をしておりまして、その他の公民館等で事業を実施する際には、その都度開催場所に出向いて勤務をしております。在任期間は1年間でございまして、再任も可能としておりますが、引き続き5年を経過した場合及び年齢が65歳以上になった場合には期間延長はありません。指導員の採用につきましては、平成20年度採用分から広報で募集をいたしまして、面接により審査を行い、採用しております。以上です。
○議長(西山八郎君) 5番岡崎純男君。
○5番(岡崎純男君) それぞれに御答弁ありがとうございました。
 5月26日に、高知新聞、声の広場に南国市の後免野田小6年生の投稿がございました。その一部をちょっと紹介をしますけれども、「市内の小・中学校など18校の保護者への調査では、9割の人が給食を中学校でも出してほしいと言っているのに、それを拒否するようなことはおかしいと思ったからです。どうして中学校になると給食が出なくなるんだろう。私は、中学校でも給食を食べたいです。皆さんはどう思いますか」。私が今回、一般質問にこの内容を取り上げたのは、研修に行ったのももちろんですけれども、この投稿を見たからであります。我々行政がかかわる者は、だれにもわかる、納得のいく説明責任があると思います。行政視察より帰り、市内の中学校に弁当を持っていき、子供たちと一緒に食事を食べました。そのとき生徒や先生からいろいろなお話を聞かせてもらいました。生徒に給食を希望しますかと質問すると、多くの生徒が手を挙げました。質問を変え、学校設備や教育費より給食を希望しますかとの質問には、手を挙げる生徒が少なくなりました。また、昼休みの45分間は、子供たちにとっては貴重な時間であるということもわかりました。市長、教育長はどのように思われるのか、お聞かせを願いたいと思います。
 次に、臨時職員についてお尋ねをいたします。
 地方分権改革が進む中で、これまで以上に正職員だけでは対応が難しい部分などは臨時職員に担ってもらわなくてはならないと思います。
 そこで、就業時間や仕事内容が正規職員とほぼ同じ保育士や公民館職員など専門的技能を持つ8時間勤務の非正規職員の待遇がどのようになっているのか、お聞かせください。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) まことに申しわけないですが、私、今の質問をこういうように解釈しましたが。子供たちにその学校給食の整備の問題と学校教材の整備を聞いたときに手が挙がるのが少なかったということですね。学校給食をするかしないかでは、圧倒的にしたほうがいいという子供たちが多かったと、これをどう考えるかということで結構ですか。
 まず後免野田小学校の、私、またこれは教育的観点から云々という話に戻りますので、私があえてどうというあれはございませんが、もし、後免野田小学校の投稿された子供さんが、今まで教育長が答弁してきたようなことで今はお弁当で南国市はいっておるんですよと聞いたら、また考えは変わっておるかもわからないと思います。ですから、今のそのまま子供の素直な意見として、何でこんなにすばらしい小学校での学校給食をやっておるのに、引き続いて中学校でもやらないんだろうと、これもまた素直なとらえ方だと思います。ところが、しきりに今まで我々の教育委員会が言ってきたことは、小学校の時代と成長期が違いますから、そこでの学校給食というものと小学校と一律にいかないと、こういうように言ってきたわけでございますので、まさしく小学生らしい発想であると、このように、これが間違っておるとか、正しいとかという意味ではなく、まさしく小学校の子供らしい疑問だと思います。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 教育長。
○教育長(大野吉彦君) お答え申し上げます。
 私も小学生の投稿を読ませていただきまして、大変胸が痛みました。私の教育の原点は、子供を大事にする、子供の視点に立つということでございますので、非常に心痛める面がございました。子供さんにとって、ああいう文書を書くということでは、相当な決意が要ったであろうし、あの子が学校でいろんなことになってないだろうか、そのことも心配しまして、学校にも確認しましたが、元気に登校してくださっておるということで安心したところでございます。中学校給食につきましては、私が就任以来、ずっと申し上げてきました、私の実体験から、中学校教員として32年間やってきて、このお弁当の果たす役割が大きないわゆる学校の健全な運営、子供たちの健やかな成長に大きな寄与している一つの要因であるということはおわかりいただけたと思いますし、保護者の方々にもぜひこのことを御理解いただき、子供たちに対して、現在においてはお弁当づくりをお願いしたいということでございます。したがいまして、ただいま市長さんからの答弁もありましたように、財政再建についての再考も必要になるかもわからないが検討に入りますということを明言されました。私のほうも、中学校給食を絶対せんということを今まで申し上げてきたことはないと私は思っております。ただ何としても自分の経験から、中学校の教育の場でお弁当の果たす役割は大きいということを申し上げてまいりました。特に、今回、福井県越前市のこのスクールランチの報告をお聞きして、私がすごく感動したのは、これを見まして、物すごい市としては支出、今岡崎議員さんが申し上げましたように、当初の支出は何億円というものが必要でございます。その上に立って、これほど手厚い給食がランチルームで2種類、それから教室でのボックスランチ、お弁当が2種類、この中から選べるという条件のもとで、それを利用している方が70%で、30%の方がお弁当を持参してきていると、これを聞きましてすばらしいなと感心をいたしました。私自身も、将来的には、学校給食云々についての検討会を開いていくべきであると。その時期については、現在、耐震、学校の改築等非常な支出を伴って武道場等取り組んでおりますので、一定、市長さんも以前申されましたように、これについての一定耐震、改築等のめどが終了した時点で、いわゆる南国市としてのいわゆる方式、給食に対してどういうふうにするのか、どれぐらいかかるのか、会をしたときにそれをきちっとお話しできないということではいけないと思います。これについては、調理員さんの雇用の問題とか、もろもろの解決しなくてはならない事項がございます。したがいまして、その辺を耐震、改築をやっているここ数年かかりますが、その間に市長部局とも相談をして、その辺のめどを見つけながら、数年後にそれに向かっての実質的な中学生、保護者、学校教職員、PTA、地域の方等、いろんな方の御参加をいただいて、そういうものを立ち上げて、具体的な検討に入っていくということでまいりたいというふうに考えておりますので、御理解をここ数年、少しお待ちいただいて、検討会に入るということで御了解をお願いいたしたいと思います。以上でございます。
○議長(西山八郎君) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(和田義許君) 本市の8時間勤務の非正規職員の待遇はどのようになっているのかという御質問にお答えをいたします。
 健康保険、厚生年金、雇用保険の加入等、通勤手当、期末手当の支給、また休暇につきましては特別休暇として生理休暇1カ月に1日、夏期鍛錬、忌引がございます。有給休暇は、1カ月に1日となっております。本市におけます非正規職員の賃金につきましては、正規職員の初任給をもとに金額が決定されているため、毎年の人事院勧告による給与改定に伴い、計算のもととなる金額が変更となるため、日額が変更されます。以上でございます。
○議長(西山八郎君) 5番岡崎純男君。
○5番(岡崎純男君) 市長からも教育長からも、一歩前にちょっと進んだかなという答弁をいただきましてありがとうございます。アンケートの結果なんですけれども、この中を見てみますと、私は「南国市の食育」、これで、賢く食べる、望ましい食生活を身につけた子供、その中で5つ挙げておりますが、食生活を見直し、よりよい食習慣を身につけること、2、食品の種類や栄養の特徴を知り、バランスのとれた規則正しい食生活を送ること、3、食材の生産、流通、地域の食文化に関心を持ち、食生活の背景を考えること、4、地域への愛着と食材の生産や流通、調理にかかわる人への感謝の気持ちを持ちながら、日々の食生活を送ること、5、自分の健康は自分で守るという態度を身につけることとなっておりますけれども、アンケートの結果を見ますと、私も前田議員からせんだってのアンケート、千何ぼありましたけれども、全部見させてもらいました。じっくり見ますと半日ほどかかったんですけれども、それを見ますと、今まで食育でこういった教育をしてきた。このアンケートの結果については、小学校の保護者が書いておりますので、中学校の生徒がおる保護者もおいでるかとは思いますけれども、そういった若いお父さん、お母さんのアンケートの結果、南国市が食育で賢く食べる、こういう教育をしてきたにもかかわらず、余り得意でない保護者の方もおいでるように私は拝見をしました。そのことからすると、やはり小学校だけではなかなか食材の、給食の、言うことのできてない部分があるじゃないか。もう少し中学校まで引き上げる必要があるんじゃないかというようにも思いました。ぜひ、今度のその市長も言いました、中学校給食を考えるときにということについては、私たち議員も協力しますので、早急に話し合いが持てるテーブルをつくっていただきたい。これは手法であるとかといったことには及びません。とにかくいろんな市民の声を聞く、それによって、極端なことを言いますが、市民が固定資産税が1ポイント上がってもいいと。そうすると、税収上がります。財源をどうするかということはそこで解消するわけでありますので、それでもやはり5万の市民が望むんであれば、ぜひお願いしたいということで、とにかく執行部のほうで話し合いを持つということでなしに、多くの市民、我々議員も含めたそういうテーブルづくりを早急にしていただきたいというように思います。
 それから、南国市の学童クラブ利用者が、昨年550名、そのうちで低学年の利用者は450名ほどおります。7月からは長期休暇の開設時間の長い受け入れが始まります。これからも事故の起きない十分な対策をお願いをします。
 それから、公務員は、無期雇用が原則であります。地方公務員法の中の緊急、臨時の仕事や急な欠員補充を拡大解釈して、無理に臨時職員をふやすことのないように、また、臨時職員がより安心して働ける待遇改善をお願いをいたします。この3問目の答弁は求めませんけれども、よろしくお願いをいたします。終わります。(拍手)