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検索結果 »  平成21年 第338回市議会定例会(開催日:2009/06/12) »

一般質問 1日目(西原勝江)

質問者:西原勝江

答弁者:市長、関係課長


○議長(西山八郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。12番西原勝江さん。
      〔12番 西原勝江君登壇〕
○12番(西原勝江君) 本日最後の登壇となりました。お疲れのことと思いますが、最後までどうぞよろしくお願いいたします。
 不況の中、定額給付金、子育て応援特別手当につきましては、9割を超える世帯が受け取っているとのことです。市民の方からも、年金受給者の方からボーナスのようだったとか、また子供の物が買えましたなどの喜びの声が寄せられております。最後の世帯に行き渡るまで、どうぞよろしくお願いいたします。
 また、あわせて、プレミアムつき地域振興券「なんこく」が、この6月8日の発売から4日目の11日には完売とのことです。さらに、このことによって、市内に経済効果が期待されるところです。先ほどもDV被害者の方への対応についてお答えをいただいておりましたが、本市の取り組みに対しまして、関係の皆様に心から敬意を表したいと思います。
 それでは、質問させていただきます。
 初めに、がん対策についてお伺いいたします。
 女性特有のがんについてです。筑波大学大学院の吉川裕之教授は、乳がん、子宮頸がん、あるいは卵巣がんは、若い人に起こりやすい。仕事をし、子育てをしている女性の命を脅かすという意味で注意すべきがんです。比較的助かりやすい、生存率ではよいほうですが、女性にとって命が助かったとしても影響が小さいとは言えません。その意味で、予防、早期発見、早期治療は非常に重要だと考えていますと述べておりました。国の新経済対策の裏づけとなる2009年度の補正予算が成立しました。社会保障予算の中で、女性特有の子宮頸がん、乳がんの2つのがんの検診に無料クーポン券が検診手帳とともに配布されることが盛り込まれております。本市におきましても、女性の健康支援のためのこの事業に対しまして、積極的な取り組みを期待し、お伺いいたします。
 1点目は、この事業開始に向けたスケジュールは、どのようになっておりますでしょうか。
 2点目、検診手帳が配布されるとのことですが、市の健康診査で配布されております健康手帳との違いはどのようになっておりますでしょうか。
 3点目、政府の平成19年のがん対策基本計画では、5年以内に受診率を50%以上にという目標が掲げられており、今度の事業が受診率のアップのはずみになると期待されておりますが、本市における今までの受診率は何%でしたでしょうか、お伺いいたします。
 4点目は、今までも本市におきましてはがん検診は希望者に行われておりました。今度のがん対策の無料クーポン券の配布事業は、この21年度のことだけの事業ということですが、本市としまして、今後もこのような受診率アップのためになる事業を引き続き継続して実施していっていただけませんでしょうか。そのがん対策によって、受診率アップによって、医療費の増大に悩む個人、また市においても費用削減につながると思いますが、この点、御所見をお伺いいたします。
 第2問目です。環境行政についてお伺いいたします。
 麻生首相は、10日、地球温暖化対策として、二酸化炭素・CO2などの温室効果ガスの排出量の2020年までの中期削減目標を2005年度比で15%と発表いたしました。国の新経済対策の補正予算には、環境関係として温暖化対策として省エネ家電のエコポイント、エコカー導入に補助金、そして太陽光発電の普及ということが盛り込まれております。太陽光発電は、太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式であり、温室効果ガス排出量を削減できるものです。6月1日の新聞報道によりますと、気象庁の統計では、高知県の年間日照時間は2,000時間余りあり、東北や北陸など3割ほど多い。経済産業省によると、県内の発電効率は全国平均よりも13%はよいとのことでした。しかし、太陽光発電システムは、県内では企業や公共施設では導入が進んでいる反面、一般住宅への設置戸数を全世帯で割った導入率は0.8%であり、四国の中では低い数字でありますとありました。しかし、国の補正予算を受けて、このたび本市においても、6月の補正予算に早速住宅用太陽光発電システム設置費補助金が盛り込まれておりました。自然エネルギーを生かした環境づくりのために、今後の長い環境づくりのための施策であり、今後にも普及拡大をしていくよう取り組んでいく始まりだと思いますので、今度の補助制度につきまして、周知徹底を図ることが大事だと思いますので、詳しい内容をお伺いいたします。
 環境行政の2番目、クールアース・デーについてお伺いいたします。
 環境省では、2003年から地球温暖化防止のため、ライトアップ施設の消灯を呼びかけるCO2削減ライトダウンキャンペーンを夏至の日を中心に行ってきました。これは、ライトアップになれた日常生活の中、電気を消すことによってどれだけ照明を使っているかを実感し、地球温暖化問題を考えることを目的としたキャンペーンです。昨年のG8サミットが行われました7月7日、七夕の日をクールアース・デーとして設置されましたが、天の川を見ながら地球環境を考え、年に1度低炭素社会への歩みを実感するとともに、家庭や職場における取り組みを推進するための日であります。昨年の本市の取り組みからことしは2年目でありますけれども、もう一歩積極的な取り組みで推進していくことが必要だと思いますが、どのように取り組まれますか、お伺いいたします。クールアース・デーについてどのように周知をし、取り組んでいきますか。イベントなどを行う考えはありませんでしょうか、この点お伺いいたします。
 次に、校庭の芝生化についてお伺いいたします。
 校庭を芝生にしてはどうかという提案でございます。最近、校庭を芝生にする学校が出てきております。そのメリットは、1、子供が思い切り体を動かすことができる、2、環境教育の生きた教材になる、3、土ぼこりを静める、4、太陽熱を吸収して、ヒートアイランド現象を緩和するなどです。しかしながら、芝生化はメリットがあったとしても、コストと管理をどのようにクリアするかが課題であります。こうした中、コスト面で問題を解消するやり方が注目されて、採用するところがふえているとのことです。鳥取方式と言われております。NPO法人グリーンスポーツ鳥取が提唱し、普及に努めているものです。芝生は成長が早く、丈夫なティフトンという品種で、ポットで育てた苗を1平方メートル当たり4束植える。苗と肥料の材料費は、1平方メートル当たり除草剤や農薬を使用しないため約100円で済むとのことです。また、管理は、水やり、芝刈り、施肥でも雑草も芝生と考える方式なので、1平方メートル当たり50円から150円程度だということです。ほかにも方法があると思います。本市においても、効果の期待できる校庭の芝生化に取り組んでいくことを提案させていただきます。費用もかかりますし、学校にも負担をかけることになるかと思いますが、研究していただき、条件の整えられるところから、校庭の一部からでも導入を検討していただけませんでしょうか、この点、お伺いいたします。
 最後に、3問目、観光行政についてお伺いいたします。
 市政報告の中で、観光関係につきましては、第21回龍馬ファンの集い南国大会の10月24日、25日の開催に向けて、実行委員会により準備を進めております。今後南国市観光交流のネットワークづくりを行いながら、こうした歴史などの地域資源を見直し、地域の活性化に生かしてまいりたいと考えておりますとありました。岡豊城跡が国の史跡になって1年がたちました。このことも含めて、もう少し詳しく今後の観光行政についてお伺いいたします。
 以上で1問目を終わります。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 私のほうからは、クールアース・デーの取り組みにつきまして1つだけお答えをしたいと思います。
 その前に、西原議員さんにおかれましては、議会たびにいろんな御提言をいただいております。今回の芝生の問題も大いに検討に値するといいますか、検討していきたい課題であると思っておりますので、またいろいろな御提案をよろしくお願いしたいと思います。
 クールアース・デーのことでございますが、これはもともと環境省で地球温暖化防止のための消灯を呼びかけるキャンペーンといたしまして、CO2削減ライトダウンを実施すると、こういう内容でございます。これは西原さんがおっしゃいましたように、日ごろいかに我々が照明というものを使用しておるのかということをみんなで実感していただき、日常生活の中での温暖化防止対策を実践する動機づけを与えることを目的としたキャンペーンであるわけでございます。本市では、7月7日、火曜日でございますけれども、七夕ライトダウンと称しまして、市役所におきましては、ノー残業デーということで、この日は残業を遠慮していただくということで、電気の消灯を実施してまいる予定でございます。また、7月7日の七夕ライトダウンにおきましては、夜8時から10時までの2時間程度、各家庭での消灯をお願いするということで、広く市民向けの広報を行うということで「広報なんこく」に折り込みを行いまして、これ環境課の作成しました「七夕の日の夜空の下、明かりを消して大切なものを見つけてみませんか」という、これはチラシでございますので、この七夕のライトダウン、それからペットのマナーを守りましょうとか、あるいは分別のことを呼びかけるものを全家庭に折り込みをしたいと、このように考えております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 島崎俊二君登壇〕
○保健福祉センター所長(島崎俊二君) 西原議員さんの御質問にお答えいたします。
 がんは、我が国において、昭和56年から死亡原因の第1位を占め、死亡者数は年間30万人を超える状況となっており、3人に1人ががんで命を落としています。この割合は、世界のトップレベルとなっております。しかしながら、診断と治療の進歩によって、早期発見、早期治療が可能となってきています。がんによる死亡者を減少させるためには、がん検診の受診率を向上させ、がんを早期に発見することが重要であります。特に、女性特有のがんであります子宮頸がん、乳がんの受診率は、約20%の状況が続いており、欧米の受診率70から80%などに比べますと、先進国では最低のレベルとなっております。また、この2つのがんで、年間1万人以上の女性が命を落としています。このたび経済危機対策として、国の平成21年度補正予算に子育て支援対策としまして、女性特有のがん検診推進事業が盛り込まれ、5月29日、可決されました。事業概要につきましては、前年度の年齢で子宮頸がん検診につきましては20歳から40歳までの間で5歳刻みで、また、乳がん検診では40から60歳まで5歳刻みとし、それぞれ検診の無料クーポン券と女性のためのがん検診手帳をあわせて交付することになりました。本事業の検診手帳は、従来配布しています健康手帳とは違い、一定年齢の女性にターゲットを絞って、がんについての正しい知識をわかりやすく記載し、子宮頸がん及び乳がん検診の必要性を検診対象者に認知していただき、受診行動へ促す内容の手帳となっております。
 事業概要については以上ですが、今後の市の対応についてでありますが、県の説明会が6月8日に開催され、大体概要につきましては把握ができておりますが、国の実施要綱等の提示がまだ未定となっております。また、医療機関等との契約等、準備期間を考慮しますと、クーポン券等の市民への配布は、早くても8月ごろになるのではないかと考えております。また、この事業の継続実施につきましての御質問ですが、国が策定していますがん対策推進基本計画では、平成23年度までに乳がん、大腸がん検診等の受診率を50%まで引き上げることが目標として掲げられております。ちなみに、人間ドックや職域での受診者を除いた市町村で実施しました平成19年度地域保健事業報告の受診率で申しますと、子宮頸がんにつきましては、全国18.8%、高知県14.1%、本市7.1%、乳がんにつきましては、全国14.2%、高知県20.3%、本市7.1%となっております。今回の対策は、50%の目標達成に向けての大きなはずみとなるよう制定されました。しかしながら、今回の女性特有のがん検診推進事業は、平成21年度の経済危機対策の一環として実施される事業ですので、平成21年度限りの処置として位置づけられております。国によりますと、本事業の成果を検証の上、検討していくと、その予定でありますということですから、本市における事業の継続の方向性につきましても、国の検証結果を踏まえ検討していきたいと、そういうふうに考えております。いましばらくの御猶予をお願い申し上げたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(西山八郎君) 環境課長。
      〔環境課長 池知 隆君登壇〕
○環境課長(池知 隆君) 西原議員さんの御質問にお答えをいたします。
 前回の村田議員さんの答弁と重複する部分がありますが、お許し願いたいと思います。
 太陽光発電は、太陽の光エネルギーを直接電気に変換するもので、発電に際し、二酸化炭素など環境に影響を与えるものを発生しないというメリットがあります。とりわけ日本は、ドイツに次いで2番目に太陽光発電の導入量が多い国であります。近年、住宅用太陽光発電システムの価格が下がってきていることから、一般家庭を中心に普及が急速に進んでいますが、中でも四国は日射量が多く、導入量が高くなっております。南国市の認定設備件数は、四国経済産業局調べによりますと、平成14年度から19年度の間に設置済みのもので228件となっております。このたび国の補助制度が再開され、一般住宅への飛躍的な普及を支援することになりました。本市でも、拡大を推進するため、地域活性化・経済危機対策臨時交付金事業として、その一部を費用することになりました。これから太陽光発電をつけてみようという方もおられると思いますので、実施スキームについて話をしたいと思います。
 国費補助の場合は、申請者が県の受付窓口、本県の場合は、ソーレの中にあります環境の杜こうちというところに申請をいたします。環境の杜こうちがジェイペック、ジェイペックといいますのは、太陽光発電普及拡大センターでございます。このジェイペックに審査、報告をいたしまして、そして次に、ジェイペックが経済産業省から補助を受け、そして申請者に補助金を交付するという仕組みになっております。補助金額は、公称最大出力1キロワット当たり7万円で、補助上限の公称最大出力が4キロワットの場合、7万円掛ける4キロワットで28万円となります。
 次に、市費補助の場合は、申請者が市の受付窓口、環境課でございますが、環境課に申請し、審査し、そして申請者に補助金を交付する仕組みになっております。補助金額は、公称最大出力1キロワット当たり3万円で、補助上限の公称最大出力が4キロワットの場合、3万円掛ける4キロワット、12万円となります。国費と市費を合わせると40万円の上限ですが、補助を受けることができます。補助システムとしましては、設置システムの最大出力が10キロワット未満で、かつシステム価格が1キロワット当たり税抜きで70万円以下であることなどの要件を満たすことが条件となっております。本年度の補助対象件数は、約20件程度でございます。予算の範囲内としております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 正木敬造君登壇〕
○学校教育課長(正木敬造君) 西原議員さんから校庭の芝生化ということで御質問いただきましたので、御答弁いたします。
 校庭の芝生化につきましては、子供たちの運動に対する二極化現象に伴う体力低下から来る運動、スポーツ環境の充実、あるいは環境問題、都市問題に端を発する緑化運動等によりまして、近年、屋外の教育環境整備が問題視され、校庭の芝生化に取り組む学校があることは、私ども承知をしております。また、西原議員さんの御質問にもありましたように、芝生の弾力性がもたらす運動やスポーツへの積極性、安全性、多様性、そして環境教育への生きた教材としての活用を初め、強風時における砂ぼこりの飛散防止、降雨時における土砂の流出防止、夏期における照り返しや気温の上昇の抑制など、多くの効果があることも承知をしております。具体的には、東京都杉並区では、芝生化による教育効果について、情緒の安定、校庭で遊ぶ機会の増加、けがの減少、環境への関心の向上など、子供たちに変化が見られるようになったということが言われております。また、御指摘をいただきました鳥取方式による芝生化というところでは、他の方式に比べまして維持管理等が大変でないという情報も持っておりますが、芝生の苗を植えた後や芝生を育てる期間の使用制限の問題、あるいは維持管理の問題等、さらに情報収集をしていかなければならないと考えております。したがいまして、教育委員会といたしましては、校庭の芝生化を含めた教育環境の整備充実に向けまして、子供たちの笑顔のためにさまざまな角度から議論をしていかなければならないと、このように考えております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 商工水産課長。
      〔商工水産課長 今久保康夫君登壇〕
○商工水産課長(今久保康夫君) 西原議員さんからもう少し詳しく観光行政の取り組みをということでお答えいたします。
 本県は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映を控えまして、土佐・龍馬であい博など、龍馬で観光振興といった声が一色であります。もちろん龍馬の先塋の地である才谷のあります本市におきましても、第21回全国龍馬ファンの集い南国大会を10月に開催する予定で、今後もまだまだ龍馬の力をかりなければなりません。しかし、南国市におきましては、ほかにもすぐれた地域資源があります。例えば、長宗我部元親は、龍馬などと比べまして全国的な知名度は低いものの、長宗我部元親の一領具足のいごっそう精神が龍馬などの幕末の志士につながっていったものであり、最近ではゲームが火つけ役となり、若者の人気となっております。また、長宗我部元親の居城のあった岡豊城は、昨年、国指定史跡となり、岡豊城跡にあります県立歴史民俗資料館は、11月から3月にかけまして、長宗我部元親を前面に打ち出した全面改装を行う予定であります。リニューアル後の姿が、本当に期待しております。また、長宗我部元親のキャラクター、もとちか君もつくりまして、かわいらしいゆるキャラでございますけれども、また着ぐるみも登場させてくれました。これによりまして、昨今の歴史ブームの中で、龍馬以外にも長宗我部元親やもとちか君が南国市の観光地域振興の起爆剤、ひょっとしたら目玉になる可能性もあるのではないかと考えております。歴史民俗資料館におきましても、着ぐるみもとちか君を快く貸し出しなんかも協力していただいておりまして、早速5月24日に開催されました後免の軽トラ市にも出演していただきました。本市が地域資源を生かした観光事業から観光産業にステップアップするためにも、もとちか君にも協力を願って、一緒に育っていきたいなあというふうに思っております。
 そこで、観光行政についてですけれども、本市におきましては、岡豊城を初めとしまして数多くの史跡があり、国府地区を含めまして、土佐のまほろば風景街道にも認定されております。また、ほかにも掩体であり、後免の取り組みであり、すぐれた地域資源があると思っております。しかし、こうしたすぐれた地域資源が、個々が点しか結ばれていない。また、例えば、西島園芸団地以外におきましては、外貨を稼ぐ産業に育っていないというのが現状ではないかと思っております。観光産業におきましては、宿泊、食事、交通、ほかにも土産物などに至るまで、さまざまな産業に波及効果があると思っております。観光事業から観光産業へのステップアップを図るために、ことし3月に策定されました高知県産業振興計画物部川流域アクションプランにおきましても目標に掲げてありますが、観光推進体制の確立強化のために、点でしかない観光交流のネットワークづくりを行いまして、5月8日に採択されました新パッケージ事業なども使いまして、数多くの史跡を線で結び、一つのストーリーを持って案内できる人材を育成しまして、本市の地域資源にさまざまな角度から光を当て、観光メニューを作成することを計画しております。そして、今後、特産品や新商品の売り出しの手法と同じように、観光メニューを一つの商品としまして、実際にいろんな試験的な実施を行いまして、マーケティングを行って、参加者の意見を聞きながら、改良を加えながら、商品として実際に売り出し、観光事業、観光産業にステップアップさせていきたいなあというふうに考えております。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) それぞれ市長を初め、各課長様、丁寧にお答えいただきましてありがとうございました。
 まず、がんの検診のことでございますけれども、確かにこの検診率をアップというのが本当に課題で、これがアップすれば、今テレビでもいろんなキャンペーンもされておりますけれども、命が守られて、本当に女性が健康であるということがとても大事だっていうことになると思いますので、今後受診率アップにつなげていっていただきたいと思います。そのためにも、このクーポン券をいただいた方が、せめて100%受けれるようなそんなふうな声かけもお互いにしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。これは21年度の経済対策としての施策でございますけれども、どうかこれが成功して、国で継続的に取り組んでもらえるような事業になるように、市のほうからまた国へ訴えていただいて、みんなが健康であるようなふうにしていっていただきたいと思いますので、その取り組みを今後ともよろしくお願いいたします。
 それから、あと太陽光発電のことですが、確かに一般的な家庭ですぐに取りつけるというようなことはできませんが、まず、20件ではありますけれども、このような補助金制度ができましたということで、これからこの発電システム自体の値段もいろんなことで下がっていくんじゃないかと言われてますので、この補助事業で取り組んでいって、取りつけた方からまた次に広がっていって、こんなに太陽がさんさんと降り注ぐ南国市ですので、自然エネルギー、太陽光発電の市っていうぐらいになっていけばなあと思いますので、太陽光発電だけがもしかしたら排出削減の方法じゃないかもしれませんけれども、とりあえずこのようなことを普及していけるように、少しずつ取り組んでいくきっかけになればと思いますので、よろしくお願いいたします。
 先ほど228件とありましたけれども、これは一般企業と住宅用と一緒になっての数字でしょうか、その点教えていただきたいと思います。
 それから、クールアース・デーにつきましては、2年目ということでありますけれども、一般家庭にもそのことを呼びかけるというチラシを配っていただくということで、本当にありがとうございました。年に一遍のことかもしれませんが、これが日本だけじゃなくって、本当にそれこそアースですから、クールアースですから、世界じゅうに行くぐらいのそんなことになったらいいなと思ってもおります。8時から10時まで電気を消すということが、本当に今の生活でいくとちょっと大変ですけれども、できる範囲でやっていきたいなと思いますので、広報をよろしくお願いいたします。
 それから、あと芝生化のことですけれども、確かに大変でございますので、研究していただきながら、先ほどは校庭ということで申し上げましたけれども、保育所とか幼稚園、また市の公園など、少し芝生の中は入っちゃいけないというのが何か私たちのイメージであるんですけども、芝生は入って自由に遊べるんだよというような、そういう芝生を張っていくっていうか植えていく、そんなようなことも、お答えは要りませんけれども、検討していただいたらいかがと思いますので、東京都とか大阪とかは、もうすごい予算をかけてやっているということですが、その方法でなく、先ほどお話ししました鳥取方式っていうことを含めて研究していただいて、お答えいただいたようによろしくお願いいたします。
 それからあと観光行政のことですが、もうしっかりと課長にお答えいただきましてありがとうございました。話すと長くなりますので、ちょっとしかお話ししませんけれども、さっきのもとちか君のことですけれども、1月1日の読売新聞とか1月4日の高知新聞とか、このお正月にはゆるキャラについての特集記事が何紙かにありました。それで彦根城のひこにゃんというのがすごい集客力で地域の活性化に役立っているとか、埼玉県ではゆるキャラが全部集まった大会をやったとか、いろんなことでこの地域活性化、何とも見ているだけでにこにこしてしまうこのゆるキャラをいろんなことに使うといったら変ですけれども、登場していただくということで効果が、いろんな面の効果があるということですので、このもとちか君に関しては、いろんなグッズとか何かにまでいくような、そんなようなことを市だけではなく、県とも、また他の地域とも連携をとりながら、先ほど言葉の中にありましたネットワークというのは、南国市だけとか県内だけじゃなくて、いろんなとことネットワークを結びながら、どこよりも交通の要衝である、また学校も全部そろっている、そして本当に団塊の世代を終えてUターンしても何とか地域をよくしていきたいという人がいっぱい出てこられている、このような今の50周年を迎える南国市ではちょうど絶好のチャンスだと思いますので、今後取り組みよろしくお願いします。きのうの高知新聞にも、池田さんという南国市のコピーライターの方が観光のことで書いてありましたけれども、観光という字は「光を観る」っていうふうに書くっていうふうに書いてありました。そして、南国市にいっぱいある物の光を見つけて、また光っていくっていうか、そういうふうにして、それがひいては南国市の経済的な発展、また雇用の創出につながっていけるようなことで、全体的な市長を初め、全部で、みんなで取り組んでいっていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。環境課長。
○環境課長(池知 隆君) 西原議員さんの御質問にお答えいたします。
 228件につきましては、住宅用太陽光発電設備の状況でございます。住宅用で228件でございます。せっかくですので、平成14年度が50件、15年度が35件、16年度が36件、17年度が26件、18年度が50件、19年度が31件、20年度はちょっとまだデータが来ておりませんけれども、大体30件平均できておるということです。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) ありがとうございました。そしたら最後に観光のことをもう一つ、市長に一言だけで構いませんので、お考えをお願いします。
○議長(西山八郎君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) 私は、以前にも申し上げましたとおり、今まさしく商工水産課長が申し上げましたように、これも大変財政厳しい折でございますが、余り時間をかけないように、点から線を結ぶという、特に土佐の風景街道という呼称といいますか、そして国分川周辺のイメージからして、あそこの散策とか、歴史的な遺産を見ながら散策という地域に非常に適しておるところで、こう言っちゃなんですが、立派な道というよりも、むしろ遊歩道であったり、そこへの一定の四季折々の植栽といいますか、そういうものをすることによりまして、随分と変わってくるんではないかと。例えば、イメージ的には、岡豊城跡から国分川べり、そして国分寺へ至って、そしてそこからまた紀氏邸址あるいは永源寺ですか、それから廃寺跡とか、あの周辺の散策というのも非常にいいんではないかというように思っておりますので、課長が申し上げましたように、点から線への実施をできるだけ少しでも早めていきたいと、このように思っております。