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検索結果 »  平成21年 第335回市議会定例会(開催日:2009/03/06) »

委員長報告・討論・採決


○議長(西山八郎君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第34号まで、議案第36号
○議長(西山八郎君) この際、議案第1号から議案第34号まで及び議案第36号、以上35件を一括議題といたします。
 これより委員長の報告を求めます。総務常任委員長小笠原治幸君。〔8番 小笠原治幸君登壇〕
○8番(小笠原治幸君) 総務常任委員長報告。
 総務常任委員会の審査の経過並びに結果につきまして御報告を申し上げます。
 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第1号、議案第5号、議案第12号、議案第16号、議案第27号、議案第30号から議案第33号、議案第36号、以上10件であります。
 執行部より、副市長を初め関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いましたので、以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第1号平成20年度南国市一般会計補正予算につきましては、当委員会に付託されました第1条歳入歳出予算の補正中、歳入の部、歳出第1款議会費、第2款総務費、第9款消防費、第12款公債費、第2条繰越明許費、第3条債務負担行為の補正、第4条地方債の補正であります。
 歳入歳出補正予算の規模は、総額2億5,034万1,000円の増額であります。
 主な内容は、事業費の見直し、確定に伴う各事業等を減額計上し、退職手当など人事管理費や扶助費の増加に伴う生活保護扶助費など、並びに国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金及び地域活性化・生活対策基金の積立金を増額計上したものであります。
 その所要の一般財源は4,554万9,000円の減額であり、その内訳といたしましては、市税1,500万円及び諸収入等8万1,000円を増額計上し、利子割交付金など各種交付金6,063万円を減額計上したものであります。
 総務費関係では、国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策基金積立金7,467万2,000円及び退職手当の増加などに伴う人事管理費2,803万3,000円を増額し、事業費確定に伴う電算運営管理事業費1,688万1,000円及び住宅騒音防止対策事業費674万4,000円の減額計上であります。
 また、繰越明許費といたしましては、国の第2次補正予算により交付される地域活性化・生活対策臨時交付金を財源として、平成21年度当初予算の前倒しあるいは一体となって行う事業として香長中学校校舎増改築事業費3,805万5,000円並びに市単独道路新設改良事業費4,200万円など、国の第1次補正予算により前倒しで行う久礼田小学校屋内運動場耐震補強事業費1,745万7,000円、長岡小学校屋内運動場増改築事業費2億1,195万1,000円及び鳶ヶ池中学校校舎大規模改造事業費2億2,078万9,000円、国の第2次補正予算により前倒しして行う大篠小学校給食施設増築事業費2,158万円、法改正に伴うシステム改修の仕様書の国からの提示がおくれたことに伴う後期高齢者医療関連事業費704万6,000円並びに用地買収の交渉により発生する代替用地問題で用地取得が遅延したことに伴う街路事業高知南国線整備事業費2億4,670万9,000円を計上し、債務負担行為といたしました。共同利用型LGWANサービスの提供装置に係る利用料2,800万円を計上したものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第5号平成20年度南国市土地取得事業特別会計補正予算につきましては、土地開発基金の預金利子に伴う財政運用収入14万4,000円を増額計上したものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第12号平成21年度南国市一般会計予算につきまして当委員会に付託されました第1条歳入歳出予算中、歳入の部、歳出第1款議会費、第2款総務費、第9款消防費、第12款公債費、第13款予備費、第2条地方債、第3条一時借入金、第4条歳出予算の流用であります。
 歳入歳出予算の総額は183億6,000万円で、平成20年度当初予算と比べて1億6,000万円、0.9%の増額予算であります。
 一般財源であります市税、地方譲与税、地方消費税交付金、地方交付税等の総額は120億9,826万4,000円で、前年度と比べ4.8%の減となっております。
 歳入の構成比では、自主財源が40.2%、依存財源49.8%の割合で、生活保護世帯数の増加に伴う生活保護扶助費や高齢化に伴う後期高齢者医療広域連合負担金が増大したものの、平成18年度をピークとした公債費が減少したことや、国の補正予算及び地方交付税の増額等により財源不足が縮小し基金に依存しない予算編成となっております。
 総務費関係では、退職手当3億6,823万5,000円、補償金免除繰上償還による効果額を積み立てる減債基金積立金2億5,654万8,000円、電子自治体推進事業費1億1,158万1,000円、実施地区を2地区とする国土調査事業費4,602万2,000円、交通関係事業費4,542万2,000円及び衆議院議員総選挙費3,108万6,000円が計上されております。
 消防費関係では、高規格救急車購入費3,689万4,000円を含む消防施設費5,043万3,000円、高知県防災行政無線システム更新に伴う負担金1,528万5,000円、自主防災組織の育成整備に係るみんなで備える防災対策事業費補助金620万円及び木造住宅耐震改修補助金2,400万円を含む住宅耐震対策促進事業費2,708万1,000円が計上されております。
 公債費につきましては、繰上償還分の元金12億6,286万1,000円を含む元利償還金44億4,960万8,000円が計上されたものであり、款項逐一慎重に審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第16号平成21年度南国市土地取得事業特別会計予算につきましては、予算の総額は歳入歳出それぞれ3,491万1,000円で、対前年度24万4,000円の増とほぼ同額予算となっており、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第27号南国市地域活性化・生活対策基金条例につきましては、国の第2次補正予算により地域活性化・生活対策臨時交付金として2億4,890万7,000円が交付される見込みであり、この交付金のうち30%以内を限度に基金に積み立て、平成21年度の交付対象事業に充てることが可能なため、本条例を制定するものであり、適当と認め、原案を可決するものと決しました。
 次に、議案第30号南国市久枝防災施設の設置及び管理に関する条例につきましては、地震、災害等の減災を図ることを目的とした地震、津波、火災、災害などの緊急時における避難場所として久枝防災施設が完成することになりましたので本条例を制定するものであり、適当と認め、原案を可決するものと決しました。
 次に、議案第31号南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、平成21年4月から本市職員を内閣府の行政実務研修員として派遣することに伴い、派遣先が地域手当の支給対象地域であるので、その地域における物価等を考慮して支給する地域手当を創設するため本条例の一部を改正するものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決するものと決しました。
 次に、議案第32号南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律が平成21年5月21日から施行されることに伴い本条例の一部を改正するもので、改正の内容は裁判員制度の導入による特別休暇の改正であり、適当と認め、原案を可決するものと決しました。
 次に、議案第33号南国市と香美市との境界の一部変更につきましては、南国市植田地区の一部を含め、山田北部圃場整備事業須江工区の境界変更する区域に接する土生川の河川工事が平成22年3月に完成するのを機に、当該区域1,989.28平方メートルを香美市に編入するためのものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決するものと決しました。
 次に、議案第36号平成20年度南国市一般会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は、8億3,497万8,000円の増額計上であります。
 主な内容としましては、国の第2次補正予算に伴う定額給付金事業及び子育て応援特別手当交付事業の事業費及び事務費であり、定額給付金給付事業費8億992万4,000円及び子育て応援特別手当交付事業2,505万4,000円を増額計上し、その財源としましては、10分の10である国庫補助金8億3,490万5,000円を増額計上し、充当するものとし、差額の調整用歳出につきましては、預金利子7万3,000円を総額計上し対応するためのものであり、適当と認め、原案を可決するものと決しました。
 以上で総務常任委員会の報告を終わります。同僚議員さんの御賛同をよろしくお願いを申し上げます。以上で終わります。

○議長(西山八郎君) 産業建設常任委員長高芝謙君。
〔6番 高芝 謙君登壇〕
○6番(高芝 謙君) 産業建設常任委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 今期定例会におきまして当委員会に付託されました案件は、議案第1号、議案第2号、議案第4号、議案第6号、議案第9号、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第15号、議案第17号、議案第20号、議案第22号、議案第34号、以上13件であります。
 去る18日に委員会を開催し、関係課長の出席を求め、慎重に審査をいたしました。
 以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第1号平成20年度南国市一般会計補正予算、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費についてであります。主なものは、農林水産業費関係では、市単独土地改良事業費5,707万4,000円、水産業振興育成補助金等事業費2,661万8,000円、入札減に伴う高知南国道路周辺対策農道水路整備事業費3,799万6,000円を減額計上、商工費関係では、地域活性化商品券発行事業費1,326万2,000円を増額計上、商工振興企業誘致費884万6,000円を減額計上、土木費関係では、市単独道路新設改良事業費4,198万5,000円、道路維持費3,350万6,000円、市単独河川改修事業費885万円、道路新設改良事業費713万9,000円などを増額計上しており、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第2号平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は、1,345万1,000円の減額計上であります。歳出では下水道管理費及び下水道施設費を減額計上し、歳入ではアスベスト調査に係る国庫補助金を増額計上、公共下水道事業債及び一般会計繰入金を減額計上しており、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第4号平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算につきましては、確定に伴う県支出金53万6,000円を減額計上、貸付金元利収入53万6,000円を増額計上しており、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第6号平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は、38万6,000円の増額計上であります。歳出では農業集落排水事業費を増額計上、歳入では受益者分担金を減額計上し、一般会計繰入金を増額計上しており、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第9号平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算につきましては、利子確定に伴う公債費利子1,000円を増額計上し、繰越明許費として工業団地造成事業費1億2,734万1,000円を計上しており、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第11号平成20年度南国市水道事業会計補正予算につきまして、収益的収入及び支出においては、上下水道事業収益2,106万3,000円及び簡易水道事業収益を140万円増額し、上下水道事業費用787万5,000円及び簡易水道事業費用6,000円増額するものであり、資本的収入及び支出においては、簡易水道の支出を49万5,000円増額するものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。なお、給水停止措置等の効果もあり、使用料の納付状況は極めて高い水準にありますが、収納率の向上だけでなく利用者の利便性を図るため、コンビニ収納を検討すべきとの意見があったことを申し添えます。
 次に、議案第12号平成21年度南国市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費、第11款災害復旧費につきましては、主なものは、労働金庫及び高知勤労者福祉サービスセンター預託金、高知南国道路周辺対策農道水路整備事業費、十市圃場整備事業等に係る県営事業負担金、中山間地域等直接支払制度事業費、農地・水・環境保全向上対策補助金、ふるさと雇用再生産業活性化推進事業費、地方道路整備臨時交付金事業、街路事業高知南国線整備事業費などを計上しており、款項逐一審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第13号平成21年度南国市下水道事業特別会計予算につきましては、歳入歳出それぞれ9億2,059万円で、対前年度2億3,590万4,000円の減額予算であり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第15号平成21年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算につきまして、本予算の総額は歳入歳出それぞれ1億7,680万7,000円で、対前年度9,079万4,000円の増額予算で、補償金免除繰上償還に係る公債費が増となったことに伴うものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第17号平成21年度南国市農業集落排水事業特別会計予算につきまして、本予算の総額は歳入歳出それぞれ1億5,859万4,000円で、対前年度963万7,000円の増額予算であり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第20号平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計予算につきまして、本予算の総額は歳入歳出3,871万7,000円で、対前年度1億2,977万5,000円の減額予算であり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第22号平成21年度南国市水道事業会計予算につきまして、水道事業に伴う収益的収支は、収入6億795万3,000円、支出5億4,768万7,000円の予定であり、事業量は、給水戸数を1万8,000戸、年間総給水量566万立方メートルと見込んでおり、資本的収支においては、収入2億300万円、支出4億5,481万4,000円と予定しており、不足額2億5,181万4,000円は損益勘定留保資金及び建設改良積立金で補てんするものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。なお、給水量566万立方メートルに対し配水量669万立方メートルで、100万立方メートル以上が余分に配水されていることから、より効率的な運営に向け漏水防止策を求める意見があったことを申し添えます。
 最後に、議案第34号債権の放棄について御報告いたします。審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の報告を終わります。同僚議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いをいたします。

○議長(西山八郎君) 教育民生常任委員長浜田和子さん。
〔14番 浜田和子君登壇〕
○14番(浜田和子君) 教育民生常任委員会の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 今期定例会におきまして当委員会に付託されました案件は、議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第8号、議案第10号、議案第12号、議案第14号、議案第18号、議案第19号、議案第21号、議案第23号、議案第24号、議案第25号、議案第26号、議案第28号、議案第29号の以上16件であります。
 去る3月18日、関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いましたので、以下順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第1号平成20年度南国市一般会計補正予算、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費についてであります。
 主なものは、民生費関係では、生活保護扶助費3,625万円及び障害者自立支援事業費1,062万3,000円を増額し、広域連合負担金の減による後期高齢者医療関係事業費1,729万2,000円及び介護給付費の減に伴う介護保険特別会計繰出金1,109万6,000円を減額計上し、衛生費関係では、じんかい処理関係事業費1,919万4,000円を減額計上し、教育費関係では、国の補正予算に伴う香長中学校校舎増改築事業費3,805万5,000円等を増額計上したものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第3号平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は5,809万円の減額補正であり、その主な内容は、歳出では医療給付費4,500万円等を減額計上し、歳入では支払基金交付金2,652万2,000円、国庫支出金2,104万6,000円等を減額計上したものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第7号平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は983万1,000円の増額補正であり、その主な内容は、総務管理費114万8,000円、財政調整基金積立金983万1,000円を増額計上し、特定健康診査等事業費114万8,000円を減額計上したものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第8号平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は5,974万7,000円の減額補正であり、その主な内容は、歳入では介護給付費準備基金預金利子49万9,000円等を増額し、国庫支出金824万7,000円、支払基金交付金2,701万4,000円等を減額計上し、歳出では介護給付費準備基金積立金2,976万2,000円を増額し、保険給付費8,000万円等を減額計上したものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第10号平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算につきましては、歳入歳出補正予算の規模は745万円の増額補正であり、その主な内容は、歳入では後期高齢者医療保険料602万7,000円等を増額計上し、歳出では後期高齢者医療広域連合納付金720万3,000円等を増額計上したものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第12号平成21年度南国市一般会計予算、第1条歳入歳出予算中、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費であります。
 その主なものは、民生費関係では、障害者自立支援事業費5億4,016万6,000円、後期高齢者医療関連事業費6億1,014万5,000円、児童手当費3億9,151万5,000円、介護保険特別会計繰出金5億5,827万7,000円等、また衛生費関係では、合併処理浄化槽設置整備事業費3,836万3,000円、妊婦・乳児健康診査事業費3,718万9,000円等、教育費関係では、小・中学校コンピューター教育事業費4,564万1,000円、体育施設管理運営費7,652万9,000円等であり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第14号平成21年度南国市老人保健特別会計予算につきましては、予算の総額は歳入歳出それぞれ613万5,000円で、対前年度11億2,472万4,000円の減額予算となっております。これは平成20年度から後期高齢者医療制度が始まったことに伴うものであります。歳入では一般会計からの繰入金313万3,000円等、歳出では医療諸費580万1,000円等であり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第18号平成21年度南国市国民健康保険特別会計予算につきましては、予算の総額は歳入歳出それぞれ57億7,253万7,000円で、対前年度374万1,000円の増額予算となっており、歳入の主なものは国民健康保険税11億4,334万6,000円、国庫支出金16億7,935万7,000円、前期高齢者交付金11億3,197万3,000円等、歳出の主なものは保険給付費38億8,626万7,000円、後期高齢者支援金等5億9,997万9,000円、前期高齢者納付金等194万4,000円、老人保健拠出金1億3,946万3,000円、特定健康診査を含む保健事業費3,235万5,000円等であり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第19号平成21年度南国市介護保険特別会計予算につきましては、予算の総額は歳入歳出それぞれ37億5,108万8,000円で、対前年度1億7,471万2,000円の減額予算となっており、歳入の主なものは第1号被保険者の保険料6億1,299万9,000円、国庫支出金9億2,239万7,000円等、歳出では保険給付費35億8,157万2,000円、地域支援事業費7,308万7,000円等であり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第21号平成21年度南国市後期高齢者医療保険特別会計予算につきましては、予算の総額は歳入歳出それぞれ5億4,050万7,000円で、対前年度4,219万6,000円の減額予算となっており、歳入の主なものは後期高齢者医療保険料3億9,291万6,000円、一般会計からの繰入金1億4,692万6,000円等、歳出では後期高齢者医療広域連合納付金5億1,656万7,000円等であり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第23号南国市介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、第4期事業計画に基づき本年4月から事業を実施するために本条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第24号南国市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例につきましては、平成21年度に介護従事者の処遇改善を図る目的で報酬単価が上がることになり交付金が支給されるので、基金に積み立て、平成23年度までの介護給付費及び予防給付費に充てるため、本条例を制定するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第25号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、後期高齢者医療制度の創設に伴い、国民健康保険運営協議会の被用者保険等保険者を代表する委員がその基準に該当しなくなったため、また外国人の被保険者の適用について明確にするために本条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第26号南国市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部を改正する条例につきましては、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が平成18年12月20日に公布されたことに伴い本条例の一部を改正するものであり、改正の内容は、平成19年4月から70歳未満の入院患者に対し限度額適用認定証を発行することにより高額療養費貸付基金の利用者が減少したことから、基金の額を300万円に変更するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第28号南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきましては、ごみ収集ステーションに出された資源物の抜き取り行為を禁止することを明文化し、罰則規定を設けるものであり、また特定家庭用機器再商品化法施行令の一部を改正する政令が平成21年4月1日に施行されることに伴い本条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第29号南国市立スポーツ施設条例の一部を改正する条例につきましては、照明施設使用料を明記し、また各施設等の使用について単位時間未満の使用はそれぞれの単位時間とみなすことなど規定するためのものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で教育民生常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これにて委員長の報告は終わりました。
 これよりただいまの委員長報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。6番高芝謙君。
      〔6番 高芝 謙君登壇〕
○6番(高芝 謙君) 私は、市政推進会を代表いたしまして、今議会に提案されました全議案に賛成するものであり、特に議案第12号平成21年度南国市一般会計予算につきまして賛成討論を行うものであります。
 市長が施政方針で述べられました平成21年度の財政見通しは、地方交付税は前年度同額、臨時財政対策債は約2億2,600万円の増を見込んでいるものの、景気後退に伴う市民税の減により市税収入全体としましては対前年度比約2億1,400万円の大幅な減であり、生活保護費などの扶助費、後期高齢者医療広域連合負担金などの増大により厳しい状況の中、特に限られた財源の中で将来に向けた都市基盤整備、企業誘致や農業振興等の産業振興対策、学力向上等の教育対策、安心して生活できるための地震・防災対策や市民の健康を守るための健康対策を重点施策とされ、平成21年度の予算編成に当たられるに当たり大変御苦労をされましたことに対し心より敬意をあらわすものであります。
 平成21年度の南国市一般会計予算は、対前年度比0.9%、1億6,000万円の増の総額183億6,000万円の予算となっていますが、これは補償金免除繰上償還に係る公債費や国の緊急雇用に係る事業が新たに創設されたことなどによるものです。では、内容につきましてその理由を申し上げます。
 まず、民生費関係では、後期高齢者医療保険制度に伴う負担金を含む後期高齢者医療関係事業費6億1,014万5,000円、障害者自立支援事業費5億4,016万6,000円、三和小学校学童クラブ施設新築工事を含む放課後児童対策事業費5,748万5,000円や週3回勤務の助産師を雇用し、ハイリスク妊婦を訪問し支援を行うなどの子育て支援事業費1,102万8,000円、その他福祉全般にわたって可能な予算を計上するなどの御苦労に対して敬意を表するものであります。
 衛生費関係では、無料妊婦健診の回数を5回から14回に拡充するため、妊婦・乳児健康診査事業費を対前年度比約2,270万円増の3,718万9,000円とし、妊婦の健康管理の充実及び経済的負担の軽減を図り、安心して子供を産み育てる環境づくりに努力されていることに対して高く評価するものであります。
 農林水産業費では、地産地消拡大のための地産地消促進事業費309万3,000円、緊急雇用創出中山間地域環境改善モデル事業費665万7,000円、またふるさと雇用再生地産地消推進農作物直販所活性化事業費276万7,000円を計上し、同様に商工費においてもふるさと雇用再生産業活性化推進事業に1,479万8,000円、中小企業振興助成金540万円を計上するなど、本市の基幹産業である農業振興、企業振興のための施策や雇用情勢の悪化に対し、地域の実情に合った雇用機会を創出するために努力されていることに敬意を表するものであります。
 消防防災費関係では、高度な救急救命措置を行うことができる高規格救急車購入費3,689万4,000円を含む消防施設費5,043万3,000円、自主防災組織の育生、整備に係るみんなで備える防災対策事業費補助金620万円及び木造住宅耐震改修補助金2,400万円を含む住宅耐震対策促進事業費2,701万1,000円を計上するなど、救急救命及び防災対策に力を入れられ、災害から市民の生命、財産を守るため尽力されましたことに対し高く評価するものであります。
 教育関係では、小・中学校コンピューター教育事業費4,564万1,000円、2年目を迎える南国市小・中連携学力向上推進プロジェクト事業費に550万円、学校支援地域本部事業費314万円、また学力向上対策として特別支援教育支援委員の市内全小・中学校配置1,776万5,000円を計上するなど、南国市の未来を担う児童・生徒たちへの厚い配慮に対し高く評価するものであります。
 以上、述べましたとおり、議案第12号平成21年度南国市一般会計予算に賛同するものであり、市長並びに執行部におかれましては、厳しい財政状況ではありますが、あらゆる無駄をなくし、徹底した経常経費の削減を図って健全な財務体質を確立し、今後とも市民生活向上のため全力を尽くされんことを強く要望しまして、私の賛成討論といたします。同僚議員さんの御賛同をよろしくお願いします。
○議長(西山八郎君) 19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) きょう午前中は市内各小学校で卒業式が行われました。大篠小学校の卒業式では117名が卒業をされました。このたび退職されることになった谷脇校長先生が一人一人におめでとうございますと声をかけながら卒業証書を手渡すと、卒業生はありがとうございますと受け取り、その様子からもこの1年の校長先生と子供たちの温かい触れ合いが感じられました。
 一緒に卒業するはずだった藤岡和輝君に卒業証書を届けますという校長先生のお話を卒業生は涙をぬぐいながら聞いていました。昨年は、和輝君が亡くなった直後の卒業式でありながら、だれも和輝君の話をせず、例年のように笑顔で式が淡々と進むことに胸が詰まった思いでしたけれども、ことしは違いました。12歳という多感な年齢で、いつも遊んでいた、そばにいた友達の死を受けとめるには厳し過ぎる1年を乗り越え、悲しいけど、この悲しみをみんなで共有して1年間よう頑張ったねという思いでいっぱいでした。その先頭に立っておられたのが、御自身も大変つらい経験を持たれる谷脇校長先生ではなかったでしょうか。この1年の心労が体を壊すほどのものであったのかと考えますと心が痛みます。虐待死については根本的な解決がされないまま、傷ついて引かれることは大変残念ではありますけれども、南国市の学校教育課長、そして大篠小校長先生としてのお仕事に心から感謝をし、一日も早くお元気になられますように心から祈っております。
 それでは、日本共産党議員団を代表し、今議会に提案されました議案のうち、議案第12号平成21年度南国市一般会計予算について、賛成の立場から討論をいたします。
 予算規模は183億6,000万円で、20年度に比べ1億6,000万円の増額予算となっております。計上されました事業には、児童扶養手当費2億3,800万円、児童手当費3億9,000万円、障害者自立支援事業費5億4,000万円、民営保育所費委託費運営補助金含め6億8,300万円、公立保育所費9億3,100万円、乳幼児医療費助成費8,100万円、放課後児童対策事業費5,748万円、生活保護費14億7,300万円、塵芥処理費4億5,400万円、中山間地域等直接支払制度事業費2,000万円、市営住宅への火災報知機設置、地上デジタル化工事に4,200万円、高規格救急車購入費3,689万円、木造住宅耐震対策促進事業費2,700万円、要保護及び準要保護児童就学援助費、小・中合わせ4,050万円、図書館費3,600万円などがあり、繰出金の主なものは国保会計へ3億4,900万円、介護会計へ5億5,800万円、後期高齢者医療へ1億4,600万円となっています。
 一方、歳入は、市税は20年度比で2億1,300万円の減ではありますけれども、個別には固定資産税の増額が含まれております。平成13年度からの地方税と地方交付税の推移を見てみますと、地方税では平成13年度は57億1,700万円の市民負担でした。17年度にはこれが59億4,700万円にふえ、19年度には64億4,100万円、平成20年度予算、これは補正も含めて64億2,800万円に、そして21年度本予算では62億4,300万円と8年間で地方税は5億2,400万円の増となっております。また、地方交付税は平成13年度には52億4,100万円、14年度には53億円であったものが、ずっと下げられて、現在では平成20年度も43億円の予算ですけれども、平成21年度本予算でも43億円、この間には9億円の減になっております。市民負担はこの不況の中で地方税だけでなく国保税、介護保険料、後期高齢者医療保険料と積み上がるばかりの一方ですけれども、その一方で地方交付税や老人福祉費など国の負担分は減り、結果そのツケは市民と市の財政に大きな影響を与えてきました。
 こうした厳しい財政状況の中で編成された予算でありましたが、徹底した経費の縮減、国の2次補正を使っての前倒しで事業を行うなど、歳入歳出の財源不足の縮小、借換債の発行で補償金免除公的資金の繰上償還への財源不足を補うなどしながら、これまでの健全財政への取り組みが引き継がれ、無謀な支出は行わず、手がたく編成をされ、1年間の市民サービスが凝縮された予算となりました。予算編成に当たっての市長の基本的な理念としては5つの安心が上げられましたけれども、市民にとってはあらゆる場所での安心は何より求められるものであります。この予算が今後1年間、市民の命と暮らしを守る上で運用方法も含め市民全体をカバーする生きた予算となるよう願っております。
 共産党議員団は、21年度予算編成に当たり、市民の暮らしや家計を応援するために次のような重点施策を要望いたしました。固定資産税の税率引き下げを初め憲法を教育の中心に据え、平和と命のとうとさを実感できる教育を行うこと、また条例を生かし、男女共同参画の立場で女性幹部の登用を進めることなど24項目について要請をいたしました。この中で、雇用を守る対策を初め県への予算要求にも入れました妊婦健診の回数を5回から14回に拡充した妊婦・乳児健康診査事業費3,718万9,000円、念願の三和小校区学童クラブの建設費1,050万円、高い介護保険料の引き下げ、介護事業所への指導監督の改善強化、緊急時の市営住宅の確保、当面図書館は指定管理者の導入はせず直営で継続などが反映をされ、実現することになりました。関係する市民の皆さんとともに歓迎をし、市民の願いにこたえてくださったことに心から敬意を表したいと思います。
 以上、述べましたように、厳しい財政運営の中、市民の願いに精いっぱいこたえられた本予算には賛同するものであります。
 ただ、3款民生費、1項の人権啓発費については、予算総額2,372万円のうち国県支出金は101万円、一般財源は2,270万円と依然として重い市負担が継続をされていることにつきましては、主な予算は人件費ではありますけれども、これまでの議会での指摘を踏まえるならば早急に事業を解消あるいは改善するべきだと思います。
 特にわかば子ども会と浜風子ども会につきましては国の補助事業が終了した19年度以降も市民からの強い要望があったことを理由に市の単独予算で嘱託職員を1名ずつ張りつかせての継続です。加力学習に加わっていた現職の先生に1回1,000円の費用は、これについては解消されましたけれども、南国市子供会連合会への補助金は年額わずか21万8,000円です。2つの子ども会が必要としている加力学習や地域での取り組みは市内全域の子供会にも共通するものだと思います。市単独でも行うほど必要な事業であるのであれば、全部の子供会にも広げるべきだと思います。
 また、市内中学校に残された落書きを警察に届け、パトロールまでしたことが答弁で明らかにされましたが、大篠小での落書きは警察に届け、パトロールがされたのでしょうか。また、昨年、藤岡和輝君が大変危険な状況にあったとき、和輝君を守るために警察はパトロールをしたのでしょうか。人権啓発というなら、分け隔てなくすべての子供、すべての市民に対してこそ行われるべきだと思います。私たちは29年間に及ぶ地域改善対策事業の中でそのことを大きな教訓として学びました。その結果が全会一致で上げた決議です。浜田前市長、そして橋詰市長もその立場を明らかにしています。今後も執行部と議会が一致したこの立場から二度と後戻りをしないようにお互いに確認し合いたいと思います。
 最後に、中村保健課長にはグループホームの問題で、池内課長には高知カシオの休業、契約解除の問題で最後の最後まで大変な御苦労をされましたことに重ねてねぎらいの思いを伝えたいと思います。お二人が最後まで市民の皆さんの目線で取り組んでくださったことは、今だけでなく将来に向け雇用と介護の分野でより生かされてくるときが来ると私は信じております。本当にお疲れさまでした。
 グループホーム左右山に対して出された結果は、一部始終を知っている者にとっては、初めに認可した県の責任も全く明らかにされず、まとめも調査方法も納得のいく結果ではありませんでしたけれども、職員の中には、施設長を交代させ3カ月と期限を切って次の段階を内外に知らせることができたのは一歩前進と受けとめてくれました。そして、今では施設長の嫌がらせやいじめを気にすることなく受診が必要ならすぐ病院へ行くようになり、みずからも介護職員として一から勉強し直したい、何よりも入所者さんのためにというお話をされていました。介護が必要な高齢者や保険料支払いを強制されている市民、そして施設長のパワハラにもめげずずっと頑張ってこられた職員の皆さんの思いにこたえるためにも、これからの3カ月間は大変重要です。改善状況をきっちりと確認をしていくとの市長答弁どおりに取り組まれることと同時に、介護事業の中でこの件が氷山の一角であることを認識し、保険者の立場で全事業所への利用者や家族に対し調査をすることを要請をしておきたいと思います。
 自分では苦情が言えない、お世話になっているから我慢しているとの思いが強いのが介護の現場です。このままでは高齢者を守ることができません。群馬県の老人施設の火災では、無許可で建設した建物で10人が亡くなるという大惨事が起きています。市内のグループホームも夜間は1ユニットに職員が1人、火事になったら到底対応できないと言われてきました。危険と隣合わせという責任の重圧に耐え切れずに介護の仕事をやめられた方もおいでになります。長い間、福祉の分野が公的責任で行われたのには理由があります。営利には絶対になじまない、このことが左右山でも群馬でも、またこれまでの多くの例からも明確にされたのではないでしょうか。
 介護保険料とは別に一般会計から介護保険特別会計へ繰出金は5億5,800万円、この予算が公正に使われ、高齢者の皆さんの尊厳を守るために使われることを強く願って討論といたします。
○議長(西山八郎君) 4番村田敦子さん。
      〔4番 村田敦子君登壇〕
○4番(村田敦子君) 議案第36号平成20年度南国市一般会計補正予算(第2号)に対しての賛成討論を行います。
 その内容は、国の第2次補正予算に伴う定額給付金給付事業及び子育て応援特別手当交付事業の事業費及び事務費であります。国民は、憲法に基づき納税の義務を果たし、その結果集められた税金は国民が健康で文化的な最低限度の生活を営むためのあらゆる制度の施行に使われています。私たちの日々の暮らしの中にいろんな形で税は還付されているのですが、個々に手渡されてはっきりと自覚できるものではありません。今回の定額給付金は、赤ちゃんからお年寄りまで一人一人に税金が目に見える形で使われるというものです。だれかがポケットマネーを出し皆に配るというものではなく、もともと国民から集めたお金が国民に返されるということです。今一部の強欲な金持ちたちのために多くの人が3月末には40万人に上るということです。職を失い、また会社に残れた人たちも就労条件が圧迫されていく中で現金が還付されるということは明るいニュースです。18歳以下の子供と65歳以上の方には2万円、それ以外の方には1万2,000円、子育て真っ最中の御夫婦で子供2人なら6万4,000円受け取れます。本当に助かります。その点で賛成します。
 ただ、一時しのぎにしかならないということはみんな知っています。国民の80%が反対だったということがそれを物語っています。2兆円もばらまきに使うのなら、毎年削っている社会保障費2,200億円を8年間削らずに、後期高齢者医療制度も廃止して、その間に企業や資産家に当たり前の税金を払ってもらうようにします。子供を産んでも、年をとっても、安心して暮らせる社会づくりのために税金を使ってほしいとだれもが願っているのです。
 また、対象者に1人3万6,000円が給付される子育て応援特別手当交付事業ですが、家庭によってはたまった家賃の支払いに、あるいは督促されている税金の支払いに回すかもしれませんが、逼迫している家計の一時しのぎにはなります。その点において賛成をします。
 音楽の授業で使うリコーダーを百均のお店で買うしかなく、きちんと音階が出ず、恥ずかしくて悲しい思いをする子がいないように、ヨーロッパ先進諸国に学び、教育費を無料にする制度づくりのために税金を使うべきではないでしょうか。貧困と格差は決して個人だけの責任ではありません。自分が得をしたい人の犠牲となっている部分が多いということを考えていただきたいと思います。
 以上、申し上げまして、賛成討論といたします。同僚議員の御賛同をお願いいたします。
○議長(西山八郎君) ほかに討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより採決に入ります。
 まず、議案第1号から議案第11号まで、以上11件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第11号まで、以上11件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第12号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(西山八郎君) 起立全員です。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第13号から議案第34号まで、以上22件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号から議案第34号まで、以上22件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第36号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(西山八郎君) 起立全員であります。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
 ただいま議案第36号が議決されましたが、その条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決しました。