トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  平成21年 第335回市議会定例会(開催日:2009/03/06) »

一般質問 4日目(浜田 勉)

質問者:浜田 勉

答弁者:市長、関係課長


○議長(西山八郎君) 15番浜田勉君。
      〔15番 浜田 勉君登壇〕
○15番(浜田 勉君) 一般質問のラストをいただきました。まさに大トリの舞台となりましたが、執行部の皆さんは、私であと終わりますので、心置きなく落ちついて御対応いただけたらと思っております。
 私が通告をいたしましたのは、定額給付金の支払い方法、地産地消は世界の流れ、農業団体のあるべき姿、小田村部落での水道への意向調査と結果についてというふうなことでお尋ねの項目を出してございましたが、私のいつものパターンどおり、恒例の論旨によって12月議会以降のあらましを振り返りながら整理し、教訓にしておきたい。そして、これを今後の糧に生かしていきたいというふうに思っております。特に、私は、12月議会、12月9日に質問をいたしまして、11日にははや私の質問とは違った重大な問題が新聞報道をされました。NOSAI土佐の不正常な状況が新聞報道されました。これはしまったという思いと、あらましのことは知っておったということで安心をしておりましたが、余りにも多額の、あるいは組合運営が常軌を逸したような不正常な形で進められている、そういう実態を踏まえたときに、これは放置できない問題だというふうに思ったのが、その12月議会の終わったすぐ二、三日たってのことでございました。その後の状況は、舞台は政治のほうに移りますけれども、いわゆる公正あるいはそういう政治の本質以前の問題といっていいくらい、いわゆる漢字能力検定協会の試験を済ませてきてほしいとまで言われそうな新聞報道の総理と財務省の誤読のパレードがございました。それは、本人の意識の問題というだけではございませんで、国民的な漢字への思い、それが沸騰しているということで、ある面では漢字ブームを突き上げたというふうにも言えるかと思います。それだけではなくって、私は、それ総理の定額給付金をめぐっての発言の、12月議会でも触れましたけれども、「矜持」という言葉、あるいは「さもしい」という言葉、これは放置できない発言でありました。特に、交付金を受ける給付が問題のときに、この問題は軽々しくそのまま放置するという内容ではないというふうに理解をしたわけでございます。また、中川大臣にあっては、誤読だけならまだしも、国際会議でのあの醜態はよろめく内閣を自作自演、これでは即アウトしかありませんでしたが、そのように政治の問題が、何か政治本質の問題ではないような形の中でうごめくという、おかしな状況がございました。そしてまた、政治とは違いますけれども、国際的なプログラムの中では、3月1日、日本に物すごい関心のある3・1ビキニデーのことがありました。久保山さんの55周年を一つの契機として、核廃絶への動き、広まりと高まりが出ております。また、国連の3月8日の国際婦人デー、これは「許すな、雇用と暮らしの破壊」というふうなスローガンを持って、今の国民の暮らし、これに密着した国際デーとしての役割が強調され、国際的な取り組みを高く評価したわけでございます。
 またまた、皆さんも頭にきておると思います政治と金の問題です。大きく取り上げている。今、小沢さんがターゲットという表現は正しくありませんけれども、頂点としてと言ったほうがいいでしょうか、西松建設をめぐっての小沢民主党代表、二階経産省大臣、あるいは森元首相、それと約20名ぐらいと言われる先生方への政治献金、よくもまあもぶれついたものだというふうに思います。汚れた金がこっちを通れば正常、あるいはこっちを通れば不正常というふうなことがダミー会社によって色分けをされる。これも一つの知恵だろうというふうなことで言われておりますけれども、知恵というんじゃなくって、あがきだというふうにとらえるべきだろうと思います。このことについては、新聞報道の中で中小、零細の下請業者はこのように言っておりました。ずばり本音で言っておりましたけれども、この政治献金は、公共工事需要への担保だ、あるいは保険だというふうに、その賄賂性をそのまま述べていました。容認しておりました。
 次に、かんぽをめぐる宮内オリックスあるいは郵政公社との構造的な癒着とも言うべき問題、特に宮内さんは経済財政諮問会議、小泉内閣の当時の諮問会議の主要のメンバーとして、新自由主義の旗振り、これにらつ腕を振るった方でございました。その結果は、自分のところへもうけが転がり込んでくるレールを敷いたにすぎないとまで見なければならない実態があるということを、私は、余りにも今のいわゆる民営化という形の中で進められてきた実態が恥ずかしい思いを持って、その実行した人たちは見直すべきではないかというふうに言えると思います。
 次に、漢字能力検定協会からの政治献金、原資は高い受験料からのおこぼれでございますけれども、この受験者に前原民主党の副代表あるいは谷垣前国交省大臣などは、どのような弁明あるいは申し開きをするのでしょうか。私は、それらを見るときに、やはり政治と金の問題は、庶民の目で、国民の力でそれを変えていく、そういうことがなければ、これはまさに浜の真砂ではありませんけれども、そのようなことになっていくということを危惧するものでございます。
 それと、私は、話はぐっと変わりまして、南国市が取り組みました2月14日のいわゆる食育フォーラム、この食育フォーラムが大きな成功をおさめたというふうに見ることもできるだろうし、もう一方では、メンバーがちょっと変わったというふうに私は思いました。それは、テーマ、いわゆるお弁当という形の中で、このお弁当が学校給食を土台にした弁当じゃなくって、弁当がっていうだけで来たというところの違いがあったかもわかりません。もちろんお話の先生の基調講演は立派なお話でございましたし、本当にフィルムを使って、そして実感、量感を出して話をするという中で感動も引き起こしておりました。ただ、やはり私はこの中で学校給食の位置づけと弁当の関係、別個に存在したかのように見ることしかできませんでした。やはり、学校給食の姿をもっと浮き彫りにさせていくというふうなことが今後とるべきではないか。それと、若干ごあいさつをしていただきました方の中に、参加するメンバーに対する呼びかけのお話が、関係団体の皆さんということがウエートが高くって、一般参加者とか、そういうふうな人への働きかけ、呼びかけというのがごあいさつの中には薄かったかのように私は思いました。これは、私だけじゃなくって、あれはやっぱりそこなんかはもうちっと、あれはどうもあれやのう、あらあ集めやすいきそういうふうなことが頭になっちゅうかもしれん、やっぱり内ら向いちゃあせんかやというふうな心配をされて、私に忠告をしていただいた方もございました。そういうふうなことがあり、そして私は最もうれしい出来事は、この間新聞報道されました南国市の科学の眼、いわゆるアインシュタインの眼とかダーウィンの眼というふうに言われますけれども、科学の力が大きく南国市の学校教育の中に、あるいは子供たちの中に芽生え成長してる、高知エジソン賞というのが、私が三和だからというわけではありませんけれど、三和小学校の八松亜矢さんが高知エジソン賞をいただけた。また、あと南国市の子供たちがいっぱい入賞している。そういう科学の力が芽生えてることに、私は学校教育の現場の声として、できたら本来は、教育長が、こういうようなことがあって、本当に今南国の教育の力が向上してる実態がこれでありますというふうに述べていただいておればよかったかというふうに思いながら、これから第1問に入ってまいります。
 定額給付金の支払いについてでございますが、私がなぜこの質問に入るかということでいきますと、質問の大前提は、初めに触れたように、「矜持に欠けている」、また「さもしい」の帝王学発言はそのままになっている。ずるずるのままに受け取り発言に変わったという、このことについて、私は触れなければならないと思います。この「矜持に欠けてる」、つまり人間の能力と自信あるいは誇りにかけて述べたこの言葉、いわゆる人格権そのものの否定であり、「さもしい」に至っては「みすぼらしい」と見おろす発言をそのまま放置したということは、やはり一国の宰相としてただすべきことではなかったかと思います。つまり、給付金そのものについての否定をそのままに置いて、給付金は受け取りますというふうなことを言われたわけでありますから、私はぶれたる論ではなくって、これはやはり取り下げて、いわゆる訂正をしておくべきものだったろうと思います。そういう点で、私は麻生総理のその言葉をまとめてお返しをしておきたいと思います。
 給付金の支払いについてでございますが、私は、全国的には地域振興券や商品券として創意工夫された使い方が報道されています。大手の旅行業者も、いわゆる韓流ブームの再現、あるいはみちのくへの旅、そしてあるいはホテルの豪華料理というふうなことを大きく宣伝され、消費の問題がどんどんと高まって、あるいは消費の方向が強調され、高まっています。つまり、僕は、消費美徳論が余りにも先行している。消費美徳論というのは、今の経済不況をつくり上げたいわゆる新自由主義の特徴であったわけでございまして、私はそういう点では若干の懸念を持たざるを得ない面がございます。それは、おとといの夜7時半、「クローズアップ現代」では、高校の中退または入学できない子供たちが7万人もいるというようなことが出されておりました。まさに、国民の実態が浮き彫りにされていました。私は、その実態等を踏まえて、やはりお金の使い道についてもっと吟味すべき問題があったということも申し述べておかなければならないと思います。
 私がお尋ねしたかった事柄は、先着の皆さんから幾つかずっと出されておりまして、ほとんどお聞きしたかったことは、私の範囲でわかりましたけれども、3つ程度、これはお答えをいただかなくても結構だというふうに思っておりましたが、全く質問がなかったことで、これはすぐぱっとお答えできる内容でありますので、お尋ねをいたしておきます。
 いわゆるこの商品券たるもの、今まで商工会の発行ではなくって、今度は市のほうで出すわけでありますから、いえば半ば官発行であるということで、忘れて期限切れになった、あるいは現金が欲しくなって買っておったけども換金できるだろうか、あるいは何ぼでも買えるかやというふうなことが、また市民の中から声が出されておりました。私も、そんな換金はできないよなんていうふうなことを言ってきましたけれども、それは実際どうなのかっていうふうなことをお尋ねをしておきたいと思います。
 そして、地産地消の問題、これは世界の流れについてお尋ねをしておきます。
 今、南国市では、学校給食をつくり上げてくる中で、地産地消という言葉は通常的な南国市内では共通用語というふうになっておりますが、これは特殊な環境で、地産地消っていうのはそれほど社会性を持っているわけではございません。それが今、世界の共通用語に変わろうとしている。特に地球温暖化の問題などを踏まえ、いわゆる温暖化と絡んでの食料不足の問題、そういうふうな一連の総合的な問題が、地産地消の必要性っていうふうなことに変わってきてるというのがまず特徴の第1点です。
 私どもが子供のときに、世界的な日本語といえば、富士山あるいは富士山のトビウオ、これは水泳でございましたが、それは子供で、それからまた芸者なんていうのは日本の世界語であった。今、その後柔道の国際化とあわせて一本だとかというふうなこと、あるいは相撲の国際化――今は、国際化というよりは、日本の国技であって外国化と言ったほうがいいぐらい外国選手が多いわけですけれども――この国際化の中で、わざが、用語だけではなくって、相撲や伝統文化までつけて広がっているというふうなのが、今のいわゆる世界的な状況になっています。
 農業問題で、日本が世界の舞台でこれぐらい高く評価されてきたっていうのは、ほとんどありません。日本は、大体が輸入、きのうの土居質問の中で、いわゆる農業基本法が制定をされて、農業の発展が急速にある。そうではなくって、あれからだんだんだんだん自給率が下がってきたというふうなことがありました。あるいは、市長の答弁の中に、農業の持っている多面的機能の問題は、これを今後大きく強化し直し、農業の持っている機能がいわゆる地球的規模でっていう、そこまで言っておりませんでしたけれども、そういうふうな役割を持ってるということを、市長の答弁のこの中にございました。それくらい地産地消という問題が、言うならば水をあるいは食料をというふうなことで、万国共通用語になってきているということをまず申し上げておきたいと思います。
 それは、食料不足の問題とあわせて見てみますと、皆さんも御存じのとおり、オーストラリアの山火事というのはほんの3日ぐらい前に終わりました。1カ月以上燃え続けてきました。そして、これは干ばつ、そしてもう一方では、オーストラリアでこの間はずっと豪雨もありました。そういうふうに天候不順、そして中国では冬小麦が45%も減少すると言われて、1,300人も動員をし、いわゆる人海戦術でバケツでくんで、あるいは肥たごを担いでって、今肥たごっていう表現はあるか中国はどうかわかりませんけれども、肥たごを担いで水をかける、そして人工雨作戦をやるというぐらいに、今の気候風土の変化というよりは、悪くなっている現象の問題の中で、食料の問題が密接不可分のテーマとして我々にかかってきている、そういう実態がございます。それは、どういうふうに来てるかといいますと、例えばオーストラリアの場合は、麦あるいはお米で見てみますと、70万トン取れたのがさきおととしですね。そして、去年は4万トンというふうになっています。そして、小麦についても、2,500万トンとれて1,000万トンというふうな、まさに食料不安の問題が出てきている。これは、オーストラリアは世界をまたにかけたいわゆる穀物輸出国です。日本にも、これは深刻な問題は香川県のうどんになるわけでありますけれども、そういうふうに食の問題を大きく考えなければならないと。
 それともう一方で、水の問題が大きくこれから取り上げられていかなければならないと思います。
 2番目ではありませんけど、その項の中で、農地の奪い合いというのをサブタイトルに出してございますが、この食料の問題は、今気候風土等の関係とあわせて、農地をどこへ確保するかということが大きなテーマになってきています。それはなぜかといいますと、いわゆる生産物、自国のものであれば安心という問題と、もう一方では、金で買えない、もう金では食物を確保できないような環境になってるというのと、2つの思いで今農地の奪い合いが始まっています。この今農地の奪い合いに先頭を切ってるのは、5カ国です。日本、中国、韓国、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、この4つが今世界の農地を奪い合っていますけれども、世界的な目はウクライナだとか、ウズベキスタンだとかというふうな穀倉地帯にどんどん目が向いてきたというふうな状況があります。
 では、その国の取り組みはどうなのか見てみますと、日本は商社が中心でありますけれども、4カ国で40万ヘクタール、中国は政府と業者で10カ国、204万ヘクタール、韓国は5カ国の230万ヘクタール、アラブ首長国連邦は4カ国の128万ヘクタール、サウジアラビアは2カ国の161万ヘクタールというふうにやっております。ただ、問題なのは、飢餓に追いやられてるような国の土地へがばっと金の力で入っていってるという問題がございます。アラブ首長国連邦はこれはもともとありませんし、サウジアラビアはもともと土地がありませんけれども、私は、この中で大きく問題だと思ったのは、中国がフィリピンで124万ヘクタール、あるいは韓国はマダガスカルで130万ヘクタール――ここは飢餓国であります――そしてまたスーダンに約70万ヘクタールというふうに、飢餓をするところへ、中国や韓国、あるいはアラブ首長国連邦はスーダンに、パキスタンに、サウジアラビアはインドネシアに160万ヘクタールというふうに、土地の奪い合いがまさに激化をたどっている。
 それと、フードマイレージの問題が今社会的な舞台に登場してきました。南国では、9月議会で前田君がそのフードマイレージについての学問的な見地、それを詳しく述べていただきました。これは、単純に言えば、遠距離輸送は地球を滅ぼすと言ってもいいぐらいの問題だというふうに思います。
 以上の3点の角度から農業問題について述べましたが、南国市の農業あるいは今後のあり方について、市長、昨日は日本農業が持っている特性の発揮ということを述べておられましたが、今述べたような視点を含めてどのようにお考えなのかを、市長または農林課長にお尋ねをしたいと思います。
 農業団体のあるべき姿、これは農業共済が――農業共済っていうのは、生産農家の権利を保護し、農業上の利便を高め、生産者の地位の安定と農業生産力の増進を図るという、農地法を土台にした農業保護、つまり天災等による損失補償費、つまり再生産を確保するという目的を持った組織であります――南国市の農家は全戸組合員であり、この共済組合の変質、私物化があったこと、これはやはり放置できない問題であり、つまり不明瞭であったこと、これについての一定の市民への公開と経過報告がされるべき問題であると思います。つまり、公然化をしなければ解決しないというふうに見ることができると思います。
 その12月の初めに言いました時をして、ことしの年賀状にNOSAI土佐のOBの方から、このような手紙が参りました。古巣はたびたび新聞に出て、何ともならん。全国に悪名を売った、残念という極めて簡単な文面でありましたけれど、思いのたけが述べられていました。つまり残念である、こんなことは我々のときにはなかったのにというふうなことを述べられていました。特に、このことの第1の問題は、事務費の補助金。これがNOSAI始まって以来と言われるくらい全国でほとんどありません。これの返還命令。高知県ではもちろん初めてです。被害の、いわゆる共済金の返還命令っていうのは、これはありふれたぐらいございます。山形県で、農水大臣がこれで首になったということは皆さんも御存じのとおりですが、こういうふうに事務費補助金で返還命令、ましてや時効いっぱい、また時効前でもそう、というふうな組合はまさに前代未聞でございます。それを総代会では払う、あるいは時効内の部分と時効前の分も払うというふうなことをやって、時効前まで払うということを決議したようでありますけれど、その後は払わないというふうな経過があったというふうなことを、県の協同組合指導課へ行って、資料等をいただきながら、そしてその場でいろんなことをお聞きしてまいったところでございます。このNOSAI土佐の県の指導監査――監査といいますのは、指導は今は検査という表現になっておりますが――この検査が、裏をとって検査に臨まなきゃならない。つまり、裏をとるっていうのは捜査、いわゆる捜査権内、県庁がですよ、県の協同組合指導課が裏をとる、つまりNOSAI土佐の検査は、あるレストランから始まりました。そこで出した請求書あるいは領収書一連の問題と組合のほうで出してるものと全く違う。また、会場費などを取るはずがないのに会場費まで取った領収書が組合のほうにはあるなどというふうに、でたらめがもうどっさりとかという表現でありませんが、とにかく切りがないという内容が、後の指導検査、いわゆる検査の今後改善すべき問題というところで述べられていました。このNOSAI土佐のわかった不正の構図でありますけれども、私が調べた範囲、これは数字そのものは連合会あるいは県庁でも確認しております、数字は全く間違いございません。こういうふうな形で、問題はコンプライアンスの問題もあります。これが、コンプライアンスンスというのは、大体普通常識では第三者がやるわけですが、主犯と共犯がやるというふうな――主犯と共犯という表現は別にしても――コンプライアンスの正副の長がこの不正の執行者であったということは、本当におかしな、常識では考えられない出来事であったわけです。先ほど、ただ一片の領収書だけの話をしましたけれども、それまでの経過、これはここでは言えないぐらいのものがございました。
 県の改善項目という形で出された指導文書、これは読んでみればみるほど、あきれるくらい幼稚で、こんなことをというふうにだれしも思うことです。例えば、1にありますのは、簿記原則に基づいた会計処理を行うとともに、経費の支払いに当たっては現金扱いを口座振り込みに移行させること、これは現金操作は裏金づくりといつでもできる、これは裏金づくりの常道であるというふうなことを指しているわけであります。そして、組合経理以外のものについては、簿外での扱いを行わないとともに、金庫管理にあっては、保管すべきものについて内規で定めること、これは金庫が私物化されておったということを言っているというふうにしか理解はできません。そして、議事録の作成が義務づけられていない会議についても、会議の議題、仕儀の概要等について記録を作成し保存すること、これらは組織にあっては当然のことでありますし、ましてや補助金団体でやられてなかったということは大きな問題だ。つまり、こういうふうな不正常なことをそのままにやられておったということを県のほうは指導をしているわけであります。
 なぜ、私がこのことを述べなきゃならないかというと、これは南国市の農家は全部この組合の組合員であり、同時にこの人たちはその組合の参画者、だがこれが伏せられたままにずっと来ているという点があるわけですから、私が述べているにすぎないわけであります。そして、事務費の国庫負担金についての不正受給の防止策を講じ、補助金事務の適正化を図ることまで書かれている。県のあるいはその次は、もっとええっというだれしも思う言葉です。県の検査に対しては、正しい回答を行うとともにというふうに書かれる。こんなことあります?。うそを言っちゃあいけませんよということを公然と成文化されている。そして、内部のコンプライアンスの問題の指摘をされている。そして、組合員の説明責任の問題が最後に強調されているのに、組合員に聞いてもほとんどわかっていないというふうなことがあるわけで、数字的な問題では、右側のこの連合会のお金のほうを見てみたら、もっとすごいんです。平成14年から18年の5年間に4,690万円の建物奨励金、そして569万2,000円の早期対策費というのは連合会でもらいましたが、このつくった書類、つまり偽装引き受けであったわけですから、全額返還命令――連合会に返還命令はございませんけれども――そういう返還云々の問題が出されました。連合会そのものは、この中で絶対的に連合会が返してもらわなければならない金は1,898万2,000円。だから、3,361万7,000円の過払いをするというふうなことがあって、連合会はこれを処理するのに困って、コンプライアンス等の研修基金にした。いわゆる不正の構図のお金は、不正をしない研修の基金にしたというわけですから、まさに皮肉であります。そういうふうに、ここへ出した数字、その前の問題もあるわけでしょうけれども、前の問題までは調べてきませんでしたので、前のことはわかりませんが、こういうふうなことが同一敷地内とも言われるところでやられておったということで、少なくても市のほうについても影響はあるだろうと思いますので、その認識をお尋ねしたいと思っております。
 次に、小田村部落での水道への意向調査についてお尋ねをしたいわけですけれども、お尋ねの前に、今世界的に問題になっているのは水っていうふうなことに触れました。このことについて、今日本のユネスコでは出前教室をやっているというわけで、この出前教室の中で子供たちに一番最初に大きく強調しているのは、水の惑星だよ、地球はというふうに述べて、ここで科学の眼の教育をしてると言ってもいいと思いますけれども、これを述べている。国連のほうで今見ている水の問題は、21世紀の半ばまでに地球人口は93億人になる、その中で70億人が水不足に悩まされるということを国連は述べています。今、先進国と言われるところでは人口は減少し――アメリカなんかはふえますけれども――それは、高新の、今から2カ月ぐらい前に出されておりましたね、早稲田の先生の。それはふえますけれども、日本なんかはずっと減る。先進国でふえるのは、ドイツがちょっとふえるぐらいだけですね。そういう、スウェーデンなんかはあとふえますけれども、そういうふうにほとんど先進国が減る。そして、いわゆる今発展途上国と言われるところでは、大きく人口がふえる。だが、社会的基盤が弱いというところで、水の供給、そういう体制がないというふうなことで、いやが応でも水問題はその現場で深刻な状況がつくられてくるというふうなことが述べられています。今、世界の水は、農業用関係が69%、工業用水が21%、生活用水は10%なんです。その10%がではどうなるかって見ると、地球の構成上、地球の表面上の面積の中で、75%が海、川、湖沼でありますけれども、その中でも本当ちょっとのちょっと0.01%しか飲料水に適応しないというわけであります。だから、そんな点でますます水の問題は現実化をしているわけで、今南国市のあるいは私ども三和地区のほうの地下水は、高知大学の先生の説では、800年くらい前の水を飲んでるというふうに言われます。私は、800年も前も全くわかりませんけれども、そういうふうに学説ではなっているようでありますけれども。
 私はそういうふうな水の置かれている実態を踏まえて、12月議会で、市民は行政の恩恵を平等に受ける権利を有している、そういう立場と同時に、現実的な水への不安、その問題とあわせて、市のほうで各戸を訪問して、一人一人の水への思い、暮らしの実態、そういうのを踏まえて、今後の市行政の中に生かせるような、そういう全戸訪問の調査をしていただきたいというふうなお願いをさせていただきました。それを調査をしていただいておりますので、その調査内容をお尋ねをし、そして言うならば市民の不安等があった場合は、これはまさに何を置いてもと言われるぐらい重要な命の水でありますから、取り組みが求められてくると思います。
 以上で一般質問の内容については終わりまして、きょう3月末日をもって退職されます22名の職員の方に、全員の議員の心を込めて惜別のあいさつを送り、そして職員の皆さんのごあいさつをいただきたいと願っております。
 この22名の職員の方の既に2名の方がお亡くなりになっているとのこと。志半ばで、2名の方には謹んで哀悼の意を表し、御家族の皆様にはけなげにお過ごしいただけますことを願っています。
 あなた方が生を受けた1948年、1949年ごろは、まさに戦後のどさくさ、戦争から解放され、失っていた青春を平和の構築、国土再建に大きく立ち上がったときでもありました。まさに平和の申し子としてお生まれになったのが、今退職を迎えられる皆さんであります。22名の方は、約40年近い公務員としてのお務めをいただき、本当にありがとうございました。市民への奉仕と献身、まるで聖職者のような部分もあったと思います。これも、新たな公務員像としてみずからを研さんし、そしてそれにみずから形成される構成員としてあるいは自己の主張も述べ、そして大きな公務員としての誇りに満ちた生活を送ってこられた、その皆さんに心からの敬意をささげ、そしてさらなる活動、地域のリーダーと今後なって、御活躍を願ってやみません。私は、その皆さんに私の好きな言葉を一言、これはありふれた言葉でありますけれど、私はさらなる御活躍をあるいは御精進を願うという意味で、冬来たりなば春遠からじという言葉を贈りたいと思います。
 では、今度退職される皆さんを御紹介をさせていただきます。その皆さんは、私の質問にお答えをいただいた後でごあいさつをいただきたいと思います。
 石川明美市民課長、そして中村さぢ保健課長、溝渕勉保健福祉センター所長、池内哲男商工水産課長、そしてこちらへ移りまして……
(「建設、万徳」と呼ぶ者あり)
 はっ、そうです、一番手前でしたね、万徳恒文建設課長、そして石井守選挙管理委員会事務局長、谷田一男監査委員事務局長。
(「もう一人。後ろ」と呼ぶ者あり)
 あ、真後ろにいました。ごめんなさい。肝心かなめというわけでありませんけど、中山議会事務局長、以上8名の方が退職をされるわけでございまして、その8名の方は、順次先ほど言いました順に従って約40年の思いのたけを、そしてまたこれからの未来にかける夢、ロマンを大いに3分以内で語っていただきたいと思います。
 以上で第1問目を終わります。
○議長(西山八郎君) 15分間休憩いたします。
      午後2時48分 休憩
      ――――◇――――
      午後3時2分 再開
○議長(西山八郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 浜田勉議員に対する答弁を求めます。商工水産課長。
      〔商工水産課長 池内哲男君登壇〕
○商工水産課長(池内哲男君) 浜田勉議員さんの御質問にお答えをいたします。質問はないということでございましたけれども、御質問に答えたいと思います。
 地域活性化商品券「なんこく」を購入された市民が、使用しないので商品券を現金化してほしいという御質問でございます。
 その質問に対しましては、現金化はいたしかねますし、現金化はいたしません。御理解をいただきたいと思います。裏面に明記をいたしたいと思います。購入の際は、くれぐれも気をつけて商品券を購入いただきたいと思います。購入された方は、そのような場合速やかに友人等に相談して対応してほしいというふうに思います。
 また、10%のプレミアムですので、市内の商店街で購入していただきたいと思いますし、10%のお得感を味わっていただきたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 浜田議員さんからの質問ですが、農地を確保、保全し、食料を自給できる継続し得る国をつくる方向が問われているというような、所感をというような1点目の質問だったように思いますが、異常気象等の影響によりまして、世界全体の穀物不足が深刻化した場合、各国は自己の食料を確保する中で、世界市場で流通する穀物は極めて少なくなるだろうと思われますし、またWTOの制度では、輸出の義務づけはありません。そして、日本がたとえ資金力で購入できるとしても、その結果として価格の引き上げをもたらせば、国際社会の中で厳しい目を向けられることとなる、発展途上国には輸入食料に依存している国もたくさんあるはずでございます。人口大国で経済成長が著しい中国では、食生活が豊かになり、30年後には食肉消費が拡大し、世界の穀物輸出量約2億トンすべてを吸収する、消費してしまうというふうにも予想をされております。
 また、農業生産には、多量の水を使いますが、日本の食料輸入は水を輸入しているとの見方もあり、国際非難の的になることも予想されます。現在の日本の経済社会の中で、農地は道路や宅地などへの都市的用途に転用されたり、耕作放棄地がふえ続けております。優良農地の保全の必要性を唱えても、減反政策の中ではこだわりが余りなくなり、土地の価値観などから都市的転用を好む側面さえ見える状況だと思っております。このように、農地の転用が進むことについては、世界の食料事情から照らし合わすと問題があるのではと考えております。
 農地の保全、農業生産の維持、活性化には、国の制度や方策は大きいですけども、農地の保全には、地域がその特性を生かして真剣に取り組むべきだと考えております。手前みそですが、南国市での中山間農地の保全は全国に通用するものというふうに思っております。
 世界の飢餓人口を減らして、危ない食事もなくし、食料自給率を高めていくということは、どの国の人たちも望んでいることだと思います。農家が喜んで生産し、消費者が安心して食べることのできる保障、これはラジオで地産地消のキャンペーンだと思いますが、子供の子供、また子供が安心して食べれるような継続性が大切だと思います。これは、地域での農業が続けられることでもあります。
 2点目の共済組合の件ですが、県の協同組合指導課がこの組合の指導監督機関でございます。南国市には、その立場にあるものではありません。ただ、私ども農業関係機関として一緒に仕事をしておりますので、たびたびのことについては、再発防止のための対策を講じていただきたいことと、また必要があるというふうには感じております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 井口善喜君登壇〕
○上下水道局長(井口善喜君) 浜田勉議員さんの御質問にお答えいたします。
 水道未普及地区の解消に向けた取り組みの一環として実施いたしております意向調査につきましては、調査用紙を配布、後日回収といったアンケート方式で行った経緯が過去にございますが、今回の小田村地区の水道利用意向調査につきましては、面談をして生の声を聞きたいとの思いがありまして、局員で手分けをいたしまして、先月初めに対象世帯を訪問、聞き取り調査を行いました。その結果を報告いたします。
 50世帯を対象といたしまして、面談できたのは43世帯、長期入院等で7世帯が不在でございました。事業を実施か否かのポイントである設問に対する回答は、以下のとおりでございます。水道を利用したいと答えていただいたのは30世帯、全体からいくと70%、その内訳は、水質に不安を感じているので、本管が整備されればすぐに利用したい4世帯、水質に不安を感じているので利用したいが、費用負担を考えると利用時期未定12世帯、水質検査では問題がないが、今後が心配なので、費用が安価なら利用したい12世帯、この内訳は、6世帯はすぐに利用したい、残り6世帯は利用時期は未定となっております。水位が低下傾向にあり、今後水量不足となれば利用したい2世帯、また水道を利用しない世帯は13世帯、全体からいうと30%でございます。利用しない理由でございますが、水質検査を時々行うも、水質良好で特に問題を感じていない、今後も井戸水で事が足りるので水道は利用しないとのことであります。結果といたしまして、本管が整備されればすぐに水道に切りかえると答えていただいたのは10世帯、23%にとどまりました。調査結果のとらえ方につきましては、地域と局では少し温度差があろうかと思いますが、事業実施に踏み切る条件といたしましては、地域の皆様の要望が高く、すぐに加入、利用していただくことが大きなポイントであります。数字がすべてでないことは承知しておりますが、今回の調査に基づく需要率23%は、私どもの思いとは随分隔たりがあると考えておりますので、御理解のほどお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 市民課長。
      〔市民課長 石川明美君登壇〕
○市民課長(石川明美君) 第335回定例市議会の一般質問の最終日に、退職に際し登壇の機会を与えていただきました。浜田勉議員さんを初め議員の皆様に御礼を申し上げます。
 レディーファーストということで1番バッターとなり、侍ジャパンですとイチローということでいつも以上に緊張しておりますが、ただトップバッターは、ホームランよりバントでもとにかく1塁へ出ることが使命ですので、大トリの中山局長までつなぐ1番手としまして一言ごあいさつ申し上げます。
 平成14年6月議会で初めてこの場に立ち、新任のごあいさつをいたしましてから今期定例まで7年間毎議会緊張の連続でしたが、大変貴重な経験をさせていただきました。じんけんセンター、市民課と、それぞれ多岐にわたる内容の御質問をいただきましたが、特にじんけんセンターへの御質問は、対象が人権という人の心のあり方にかかわる問題であり、大変難しいものでした。中でも、女性の登用を後進につなぐ当事者といたしまして、男女共同参画への取り組みについて責任を感じたものですが、同じ女性ということで、今は亡き中村朋子議員さんを初め、女性議員の皆様から温かい応援をいただき、大きな励みとなりました。議場での答弁という貴重な経験の機会を与えていただきました議員の皆様に心からの感謝と御礼を申し上げます。いつまでも暮らしたい町、南国の実現のために、議員の皆様のますますの御活躍を御祈念申し上げます。
 去り行けるかなたの空に桜咲く。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 保健課長。
      〔保健課長 中村さぢ君登壇〕
○保健課長(中村さぢ君) 貴重な時間を3分間ということでいただきましたが、石川課長のようにちょっと明るくなくて落ち込んでいる私でございます。ごあいさつをさせていただきたいと思います。
 約40年近くここ南国市役所で勤務をさせていただきました。振り返ってみますと、21年間保健福祉業務に携わっておりました。ごめんなさい。
(「頑張れ」と呼ぶ者あり)
 本当にやりがいのある仕事でございましたが、私は、公務員は住民が生活を営んでいくために必要な公的業務を代行する者であるというふうに思って、決して市役所と市民と距離を持って仕事をしていかないということを思ってしてきたつもりでした。しかし、ほとんどの業務が社会保障制度上での業務でありましたので、社会保障に対する情勢が厳しく、市民への思いが本当に希薄になり、市民の方々には、制度に対して理解を求める、そちらへの情熱のほうが強くなっていったということも事実でございます。
 特に12年度から実施の介護保険制度は、全く新しい制度としまして導入されましたので、市民への啓発、理解を求めるために、センター所長の溝渕所長と担当者とで、市内全域を昼夜駆けめぐったということがほんのこの間のように思い出されます。それから、市民負担の介護保険料はどんどん上がり続けましたし、後期高齢者医療制度でも高齢者に理解を求めると、そんなような状況にもなっておりました。当時、介護保険制度は、走りながら考えるというふうに言われましたし、私自身今でもそのような状況でございます。今さらながら、もう本当におのれの能力不足を痛感をいたしておるという反省の日々でございます。
 退職を目前にして、多くの難題がございましたけれども、市長を初め職場の仲間たちに支えられ、きょうまで勤めることができました。本当に感謝の思いでいっぱいです。どうも申しわけないです。また、議員の皆様には、本当に御支援、御協力をいただき、激励をいただき、本当にありがとうございました。特に議場での答弁に対する緊張感、十分に体験をさせていただきました。そのことは、もう生涯貴重な思い出となると思っております。管理職として反省することが多くって、後輩には本当に宿題をいっぱい残してしまいました。けれども、今後市政の発展のために頑張ってくださるということを確信しています。
 退職後は、みずからの保健生活を本当に、保健課長でありましたので、心がけて、介護保険料が下がるように体重も下げたいというふうに、そんな日々を送りたいというふうに考えております。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 溝渕保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 溝渕 勉君登壇〕
○保健福祉センター所長(溝渕 勉君) 先ほど浜田勉議員さんや一般質問の中で、段々の議員さんから、退職に当たりましてねぎらいの言葉をいただきましてありがとうございました。
 さて、37年間の市役所生活の中で心に残っていますことを2点申し上げましてあいさつとさせていただきます。
 まず、第1点目でございますが、私は昭和46年に、最初に市民課国保係に配置をされたわけでございます。そこで、国保係では、国民健康保険事業における資格、給付、レセプト点検、さらに国保税の賦課徴収事務もあったわけでございます。国保税の基礎となる所得集計や、国保税調定もすべてそろばんでの手集計でありましたし、納税通知書もすべて手書きでありました。国保税の賦課期がちょうど7、8月でありましたので、事務をしておりますと、もちろん前の庁舎でありますので、エアコンなどもありませんでしたので、額から汗がぽとりぽとりとそろばんや納税通知書に落ちたことを今さらのように懐かしく思っています。
 また、48年にスタートをいたしました老人保健の無料化、これにも少し立ち合わさせていただきました。これは、たしか議員立法だと思っております。当時の国保係長の指導を受けまして、国保事業における資格、給付、賦課徴収と、地方自治の基礎である税、住民基本台帳法、そしてミニ財政と、大いに勉強させてもらいまして、係長にはかわいがってもらったところでございます。この時期に、私の行政における方向づけがされたのではないか、このように思っております。このことが、よもや平成12年度からスタートする、お年寄りの介護を社会全体で支え合う介護保険事業の立ち上げに大いに役立つことになろうとは、その当時は思いも寄らなかったことでありました。
 これまでいろんな仕事にかかわらせていただきましたが、特に残っておりますのが、2点目になります介護保険事業を担当させていただいたことであります。平成10年度から準備に入ったわけでございますが、先ほど中村課長も少し触れましたが、第二の国保だとか、負担あってサービスなしと、何かと話題になっておりましたし、何せ新しい制度でありましたので、十分な情報もない中、近隣の市町村が励まし合いながらの準備であったと思っております。平成12年4月のスタートに向けまして、去年退職いたしました前福祉事務所長の岸本さんの指導を受け、現在会計課の北村補佐や優秀な課員にも大変助けていただきましてスタートすることができたわけでございます。また、今おいでます議員さんからも、低所得者への介護保険料の減免措置など、多くの御助言もいただきましたし、定例市議会におきましても、一般質問もありましたので、夜遅くまで答弁書を書いていたことを今さらのように思い起こされます。
 勤務37年のうち、保健、いわゆる健康増進を目的とする健やか保健と、負担と給付との険しい保険で14年間を務めさせていただきました。健康とそれを支える社会保障の両面をかいま見ることができたと感じておりますし、その仕事をさせていただいたことを誇りに思っておるところでございます。優秀な職員や、そして優しい議員さんともおつき合いすることができまして、いろんな知識を吸収させていただいた、このように思っております。今では、それぞれ楽しい思い出ばかりでございます。
 終わりになりますが、橋詰市政のもと、南国市のさらなる発展と皆様方の御活躍と御健勝をお祈り申し上げて、あいさつとさせていただきます。長い間御指導いただきまして本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 池内商工水産課長。
      〔商工水産課長 池内哲男君登壇〕
○商工水産課長(池内哲男君) 7人だと思いましたら、本日1人ふえまして8人の方への答弁をいたしましたので、あいさつは短くいたしたいと思います。よろしくお願いします。
 浜田勉議員さんには、先ほど退職に当たりねぎらいの言葉をいただきまして本当にありがとうございました。退職のごあいさつを申し述べる機会をいただきましたことに、心より感謝とお礼を申し上げます。
 この3月末をもちまして、40年余りの長きにわたります市役所勤務を終えるわけでございます。在職中は、十数カ所の課にて、たくさんの経験をさせていただきました。あっという間に過ぎ、歩みをとめた今、ああ40年になるのかと感無量のものがございます。仕事に関しては、ホワイ・アンド・スピードにプラス企業感覚を取り入れることに心がけて勤務してきましたが、至らない点が多くあったと深く反省をいたしております。議員の皆様方や先輩、同僚の皆様に恵まれ、多くの方々の励ましに支えられまして、何とか大過なく職務を全うすることができました。退職後は、できればボランティアなどをし、人生をのんびり有意義に過ごしていきたいと思います。
 最後になりますが、南国市の今後の一層の発展と議員の皆様のこれからの御活躍を御祈念し、退職のあいさつといたします。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 万徳建設課長。
      〔建設課長 万徳恒文君登壇〕
○建設課長(万徳恒文君) この3月で退職に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。登壇の機会を与えてくださいました浜田勉議員さんに感謝申し上げます。
 神聖な議場を汚すつもりは毛頭ございませんが、御容赦いただき振り返ってみますと、昭和47年4月南国市役所臨時職員を経て、7月に正式に採用されて以来37年になります。当時は、金堂市長、徳橋助役体制で、岡林泰弘農林園芸課長、関田敬課長補佐兼農林土木係長の配下になりました。4氏は、皆故人となられております。
 また、市役所は、木造平家建てで、その北側に唯一洋館2階建てがありまして、この2階が議会事務局と議場でありました。その1階西側に農林園芸課、商工水産課、農業委員会が一緒に入っていました。驚いたのが、まず現場に行く公用車がジープ1台しかなく、カブ90ccが市全体で数台しかなく、土木技術者は現場で学べをモットーにしております私は、早速自動二輪免許を取りに行きました。次に驚いたのが、お酒を飲むこと飲むこと。もう時効ですから申しますと、シャモなべの名人がおりまして、市長がシャモをつくれと言うので、今から行くぞと言って、市長宅へ時間中に連れていかれ、市長が飼っているシャモをさばいてなべにしました。さばき方を何回か教えていただきましたが、今ではもう覚えておりません。夕方から、当然市長宅で、当時の市役所の酒豪の面々が集まり出して、お客になったことは言うまでもありません。今ではとても考えられないことで、懐かしくも、しかし平気でこのようなことができたんだなあと思い出しておるところでございます。
 私は、金堂市長、杉本市長、小笠原市長、大町市長、浜田市長、橋詰市長に仕え、農林園芸課、建設課、産業経済課、建設課、産業経済課、農林課、建設課と異動し、農林土木が22年、公共土木が15年、合わせて37年土木技師として務めてまいりました。農林土木では、入所当初から、農林園芸課でありながら、市道前浜〜浜窪線改良工事を、同和対策事業の国庫補助を受けて工事現場の担当をし、当時の同和対策課の職員、現在の農業委員会事務局長とペアを組み、後川にかかる山王橋の繰り越しという事務を初めて勉強しました。それから、久礼田から浜改田までの県営広域農道の周辺対策工事では、特に長岡地区の農道水路を県単土地改良事業の補助を受けて、今で言うエコ対策に反して、当時主流であった工法で水路という水路はほとんど三面張りに改修して、地下水がなくなるとまで言われ、水路底に箱抜きを入れる設計をし始めたことでありました。
 また、昭和52年から、長岡、三畠地区の構造改善事業に携わっておりましたが、平成4年からは、本格的に百年の大計と言われる圃場整備事業を担当し、物部川右岸、久礼田、植田地区等202ヘクタールを仕上げ、ただいま十市、東沢地区62ヘクタールを施工中でございます。10地区449ヘクタールの地元説明に入り、6地区268ヘクタールの完成予定で、成功率にしますと5割9分7厘、かなり頑張ったかなあと思います。この圃場整備は、合意をとるまでかなり時間を要しますが、仕上がりを見ると、やはりだれもがやってよかったなあと思うのではないでしょうか。私の自信作の一つであります。
 建設課では、課長職が長く、一般土木として現在現場を担当する期間が短かったわけですが、四国横断自動車道の周辺対策工事で、領石の市道天神〜倉の坂線を国庫補助事業によりまして、用地買収から補償物件まで交渉に行き、工事をやっとの思いで仕上げた懐かしい記憶があります。
 最後に、建設課長時代は、本市が平成8年に行政改革大綱を始め、それでも平成11年から12年ころまではまだよかったのですが、それ以降は平成16年度から始まった三位一体改革、17年度には集中改革プランに取り組み、18年度には職員給与の一律カットなど、本格的に行財政改革に入り、建設課の工事費予算も例外でなく、徐々に縮小となり、この間緊急的な維持補修しかできない状況になり、都市計画マスタープランのアンケート結果にもありますように、道路整備、舗装の要望がかなり多く、今後の課題であります。
 入所以来きょうまで振り返ってみましたが、私の人生の大半はこの高知の南国市で過ごさせていただき、育てていただきました。その間の一人一人の皆様に感謝を申し上げます。御承知のとおり、全国的な景気の低迷は依然として回復の兆しが見えない状況の中、道路特定財源が一般財源化され、道路整備臨時交付金事業に変わり、地域活力基盤創造交付金事業の創設が決定されましたが、いまだに具体的に示されておらず、不透明のままでございます。ただ、国の2次補正が可決しましたので、一時的にですが、本市の単独道路工事費がほんの少しふえます。
 いずれにしましても、南国市はまだまだ厳しい状況が続くと思いますが、南国市のさらなる発展を御祈念申し上げまして、長くなりましたが退職のごあいさつとさせていただきます。市民の皆様、市会議員の皆様、そして市長を初め執行部職員の皆様、長い間本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 石井選管事務局長。
      〔選挙管理委員会事務局長 石井 守君登壇〕
○選挙管理委員会事務局長(石井 守君) 浜田勉議員さんには、貴重な時間をいただきましてありがとうございます。
 私は、南国市役所に就職して以来36年の年数が過ぎました。そして、この3月末に退職を迎えることになります。この議場に座らせていただいて9年間、仕事を無事に遂行できましたことも、議員の皆様方の御協力や御支援があったからと深く感謝いたします。
 職員としましては、大した実績を上げたわけでもなく、しかしながら大した失敗もなく過ごしてこられたのも、多くの優秀な先輩や同僚、また後輩に支えていただいたからと強く思っております。そういった意味で、この南国市役所に対して強い愛着と感謝を感じております。
 今、南国市民の皆様が市政に対しまして安心や信頼を寄せる感情を持っていただいているとすれば、そうしたことにいささかでも寄与することができましたことを、私のささやかな誇りとするところでございます。これからは、私の住む地域で少しばかりのお手伝いをさせていただきながら、医療費を引き上げることのないように、健康に留意しながら趣味のことなどに興じてまいりたいと思っております。
 最後に、議員の皆様方のこれからの御活躍を御祈念し、あすの南国市が魅力のある地方都市として発展することを願いながら、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 谷田監査委員事務局長。
      〔監査委員事務局長 谷田一男君登壇〕
○監査委員事務局長(谷田一男君) 3年ぶりの登壇で少し緊張しておりますが、登壇の機会を与えていただきました浜田勉議員さんに厚くお礼を申し上げます。
 1969年4月に税務課職員として採用になって以来、40年間お世話になりました。その間、20年余りを福祉、同和教育関係の職場で勤務をいたしました。それぞれの職場では、多くの先輩方やよき同僚職員にいろいろと教えを受け、助けられ、日々の業務を全うすることができました。社会教育課同和教育指導係、同和教育課勤務時には、市民の皆様に同和問題に対する正しい理解と認識を深め、行動へとつなげる啓発事業を行ってまいりましたが、その事業を展開中には、たくさんの方との出会いがあり、私自身の人生における大きな財産となっております。しかしながら、一般質問初日の中山議員さんの御質問に対する答弁にもありましたように、いまだに悪質な差別事象が発生していることは議員の皆様も御承知のとおりであり、残念です。
 南国市が、元気で明るく人権意識の高い市にますます発展していくこと、そして議員の皆様方の今後ますますの御活躍を御祈念し、退職のあいさつとさせていただきます。本当に長い間ありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 中山議会事務局長。
      〔議会事務局長 中山泰夫君登壇〕
○議会事務局長(中山泰夫君) それでは、大トリを務めさせていただきます。
 浜田勉議員さんには、登壇の機会を与えていただきましてありがとうございます。長い南国市議会の歴史の中で、議会事務局長が登壇することは初めてのことではございますが、お許しをいただきまして一言ごあいさつを申し上げます。
 私は、昭和46年4月に南国市役所に入所以来、今月末でちょうど38年間を勤務させていただきました。その多くを議会事務局職員として在職し、歴代の議長さんを初め、議員の皆様方には大変お世話になりました。昔から、議会事務局の職員の心がけとして、不偏不党、公正を旨とすること、また縁の下の力持ちで満足することなどと言われております。私自身、常にそうありたいと日々職務に専念してまいったつもりでございますが、実践できたかどうかはいささか疑問でございます。議会での思い出はたくさんございますが、何はさておき、議会事務局の職員として長く勤務できたことは有意義で、また充実した毎日でございました。改めて、歴代の議長さんに感謝を申し上げます。
 南国市は、まだまだ厳しい状況が続くと思いますが、橋詰市長を先頭に、さらなる南国市の発展と議員の皆様方の御活躍を心から御祈念申し上げまして、退職のあいさつとさせていただきます。長い間、本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 3月16日の議事日程は議案の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
      午後3時37分 散会