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検索結果 »  平成18年 第321回市議会定例会(開催日:2006/09/08) »

第321回南国市議会定例会初日


第321回南国市議会定例会会議録
 ……………………………………………
                                 南国市告示第57号
                                 平成18年9月1日
                           南国市長 浜田 純 

第321回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期日  平成18年9月8日
 2.場所  南国市役所 5階議場
 …………………………………………………………………
第1日  平成18年9月8日  金曜日

      出席議員
     1番 竹内 克憲君        2番 有沢 芳郎君
     3番 野村 新作君        4番 西原 勝江君
     5番 西山 八郎君        6番 浜田 和子君
     7番 浜田  勉君        8番 岡崎 邦矩君
     9番 浜田 幸男君       10番 高橋  学君
    11番 山崎 峻英君       12番 門脇  晃君
    13番 土居 篤男君       14番 苅谷 哲夫君
    15番 福田 佐和子君      16番 今西 忠良君
    17番 西岡 照夫君       18番 田島 邦雄君
    20番 北村  明君       21番 森尾  稔君
    22番 小沢 正澄君       23番 吉村 雅男君
          ―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
      なし
          ―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市長  浜田 純君
  収入役 竹中 守君
  総務課長  和田 義許君
  財政課長  豊永 克重君
  企画課長  山崎 正道君
  税務課長  谷田  豊君
  市民課長  石川 明美君
  保健課長  中村 さぢ君
  保健福祉センター所長 溝渕 勉君
  環境課長  井口 善喜君  
  農林課長  西川  潔君
  商工水産課長  池内 哲男君
  建設課長  万徳 恒文君
  都市計画課長  佐々木 生男君
  住宅課長  池知  隆君
  上下水道局長  高木 正平君
  会計課長  永吉 拓道君
  福祉事務所長  岸本 敏弘君
  教育長  西森 善郎君
  学校教育課長  竹内 直人君
  生涯学習課長  小串  一君
  農業委員会事務局長  井上 真実君  
  選挙管理委員会事務局長  石井 守君
  消防長  西岡 次男君
  
          ―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事務局長  中山 泰夫君   次長  細木  猛君
  書記    門脇 智哉君
          ―――――――――――*―――――――――――
      議事日程
        平成18年9月8日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成18年度南国市一般会計補正予算
第4 議案第2号 平成18年度南国市下水道事業特別会計補正予算
第5 議案第3号 平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算
第6 議案第4号 平成18年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
第7 議案第5号 平成18年度南国市介護保険特別会計補正予算
第8 議案第6号 平成18年度南国市水道事業会計補正予算
第9 議案第7号 平成17年度南国市水道事業会計決算の認定について
第10 議案第8号 南国市立図書館設置条例の一部を改正する条例
第11 議案第9号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
第12 議案第10号 健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
第13 議案第11号 南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例
第14 議案第12号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
第15 議案第13号 消防組織法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
第16 議案第14号 市道の認定について
第17 議案第15号 字の区域及び名称の変更について
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第17まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時2分 開会・開議
○議長(高橋 学君) これより第321回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(高橋 学君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月21日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(高橋 学君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、竹内克憲君及び小沢正澄君を指名いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。職員をして送付書を朗読いたさせます。事務局長。
      (事務局長朗読)
 ……………………………………………………………………
                                  18南総第218号
                                 平成18年9月8日

 南国市議会議長  高橋 学 様

                       南国市長  浜田 純  

      第321回南国市議会定例会の議案の送付について
 第321回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成18年度南国市一般会計補正予算
 議案第2号 平成18年度南国市下水道事業特別会計補正予算
 議案第3号 平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算
 議案第4号 平成18年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
 議案第5号 平成18年度南国市介護保険特別会計補正予算
 議案第6号 平成18年度南国市水道事業会計補正予算
 議案第7号 平成17年度南国市水道事業会計決算の認定について
 議案第8号 南国市立図書館設置条例の一部を改正する条例
 議案第9号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
 議案第10号 健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
 議案第11号 南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例
 議案第12号 公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第13号 消防組織法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
 議案第14号 市道の認定について
 議案第15号 字の区域及び名称の変更について
 ……………………………………………………………
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第15号まで
○議長(高橋 学君) この際、議案第1号から議案第15号まで、以上15件を一括議題といたします。
 市政報告並びに提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) おはようございます。
 第321回南国市議会定例会に御出席いただき、まことにありがとうございます。
 開会に当たり、提案いたしました議案の理由説明に先立ちまして市政の状況につき御報告いたします。
 去る8月19日から22日まで、本市で第37回全国中学校柔道大会が開催され、団体女子の部で香長中学校がベスト8に進出しました。男女個人の部でも、北陵中学校、香長中学校の選手がベスト8に入賞するなど、地元選手が大活躍してくれました。また、香川県で開催された陸上競技大会女子走り幅跳びの部で、鳶ヶ池中学校の選手が第7位に入賞しました。選手並びに指導者の努力のたまものであり、その栄誉を心からたたえたいと思います。
 本大会期間中、全国から延べ1万5,000人の選手、関係者が本市に集まり、高知国体以来のビッグイベントとなりました。大勢の大会関係者の御協力により成功させることができました。
 少子高齢化は本市でも着実に進行し、医療と介護に要する経費は年を追うごとに増大しております。
 少子高齢社会において、医療の質と医療制度の持続安定性を確保するためには、医療費の適正化を図り、生活習慣病対策などの保健事業を充実さすことが不可欠となっております。
 そのために医療保険制度の改革が進められ、平成20年度から75歳以上の後期高齢者を対象とした新たな高齢医療保険制度が創設され、老人医療、国保制度が大幅に見直されます。
 また、同時に療養病床が大幅に削減されることになっており、病床数の多い本市は大きな影響を受けることが予想されます。
 以上のような状況の中で、本市におきましては、市民の疾病予防、介護予防を強力に実施することにより健康寿命の延伸を図り、介護、医療保険制度の効率的な運営を図ることを主たる目的として、「南国市介護・医療保険制度等対策本部」を設置することにいたしました。
 それでは、市政の主要な課題につきまして、御報告いたします。
     〔総務〕
 まず、総務関係につきまして、御報告いたします。
 防災関係につきましては、9月1日に高知県沖でマグニチュード8.4の大地震が発生したとの想定で、南国市震災訓練を実施いたしました。この訓練は、自主防災組織と消防団及び学校、保育所関係者が一体となり、主会場の日章小学校及び中部地区の5保育所で避難誘導訓練などを実施いたしました。
 先生方による児童の校舎からの避難誘導訓練、消火器やバケツリレーによる初期消火訓練、消防団員による中継放水消火訓練、自主防災組織による応急救護訓練などを実施いたしました。
 近い将来必ず起こることが予測されております南海地震に備えるためには、地域全体の災害対応能力を高めることが重要な課題であり、児童、学校関係者などが合同で参加するこのような形態の訓練は、地域住民の連帯感の向上を図る上で大変有効なものであり、今後も実施してまいりたいと考えております。
 次に、交通安全運動につきましては、本年は昨年に比べ交通事故死亡者が急増し、中でも高齢者のかかわる事故が顕著となっております。このため、初めての試みとして、消防団のパトロールの際に、防火とあわせ交通安全についても街頭宣伝していただくよう要請いたしました。
 9月21日から30日までの秋の交通安全運動期間中には、恒例となりました市内の小学生から募集した「交通安全絵画コンクール」の入賞作品を庁舎1階ホールに展示するとともに、街頭宣伝や交通指導などを実施し、ドライバーや高齢者に交通安全を呼びかけてまいります。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして、御報告いたします。
 平成17年度普通会計の決算状況につきましては、歳入総額は対前年度比1億1,709万3,000円、0.7%の減となり、歳出総額は対前年度比1億1,154万2,000円、0.6%の増で、決算額は前年度とほぼ同規模となっております。市税収入が増加したことにより、財政調整基金、減債基金からの繰り入れを行わず、実質収支は7,632万6,000円の黒字となりました。
 地方債借入残高は、平成17年度末で約286億円となり、対前年度比約18億900万円、5.9%の減であり、毎年着実に減少しております。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は91.8%で、行財政改革の積極的な取り組みを行い、0.7ポイント改善したものの、依然として高い水準にあります。
 次に、本年度の普通交付税の額が確定し、対前年度比1億2,870万9,000円、3.1%の減で、地方財政計画を下回った減額幅となりましたが、臨時財政対策債も4,970万円、9.3%の減額となり、合わせて1億7,840万9,000円、3.8%の落ち込みとなっております。
 平成19年度以降については、三位一体改革による住民税への税源移譲により、個人住民税の増加は見込まれますが、地方交付税は、国において新型交付税の導入が検討されており、削減される見通しであり、財政状況はさらに厳しくなることが予想されます。
 現在、平成16年度から3カ年の財政健全化計画に掲げた計画目標額の達成に全力で取り組んでおりますが、引き続き平成19年度から3カ年の中期財政収支ビジョンについて財政審議会に諮問を行い、本年度中にビジョンを作成いたします。
     〔企画〕
 次に、企画関係につきまして、御報告いたします。
 情報セキュリティー対策につきましては、本市が取り扱う個人情報などの行政情報の管理の安全性を高めるため、職員が日常業務で作成する文書等のデータをネットワーク上のサーバに一括して保管するファイルサーバの導入と、端末機自体を盗難から防ぐためのセキュリティーワイヤーの購入を予定しております。
 また、財務会計サーバなどメーカーによる保守期間が切れた状態となっているサーバについても、年度内に導入する計画で準備作業を進めております。
 姉妹都市交流事業につきましては、8月19日に行われました「いわぬま市民夏まつり」に南国市姉妹都市親善協会から田島邦雄会長を初め6名が参加いたしました。まつり会場で本市の物産品などの販売を通じ、岩沼市民との交流を図ってまいりました。
     〔市民〕
 次に、住民異動関係につきまして、御報告いたします。
 人口動態につきましては、7月末時点で5万719人となっており、6月末人口より39人増加しております。
 年金事業につきましては、経済的な理由などによる年金保険料の申請免除制度の一部改正があり、これまでは全額及び半額の2段階でありましたが、本年7月から新たに4分の1と4分の3が加わり4段階となりました。この免除期間は、老齢基礎年金の金額算定の対象にはなりませんが、年金の受給資格期間には算入されます。この改正内容につきましては、既に広報で周知を行っております。
 また、国保事業では、健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、10月から一部負担金と出産育児一時金の改正が行われることになっており、本市条例の一部改正につきまして、今議会に議案提出をいたしております。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして、御報告いたします。
 医療制度関連法の成立を受け、後期高齢者等を被保険者とする医療保険制度が平成20年度から創設されます。その運営は、すべての市町村が加入する「広域連合」により行うこととされております。後期高齢者医療の事務を処理する「広域連合」を設立するため、「高知県後期高齢者医療広域連合設立準備委員会」が8月8日に設置されました。準備委員は、県市長会及び町村会から選出された10人の首長で構成され、南国市長も委員として参加し、年度内の設立に向け準備を進めております。
 本市からも、準備委員会事務局職員として9月から1名の職員を派遣いたしております。
 地域包括支援センターにおきましては、新予防給付を実施しており、7月末での予防給付者数は既に200人を超えております。本年度末には約600人になるものと予想されます。
 介護保険事業における介護予防プランの作成につきましては、事業所への委託件数の制限が設けられております。一定期間に限り緩和措置が認められておりますが、本市地域包括支援センターの現状ではケアマネジャーが不足する状況となっており、事業の円滑な運営を図るため、その確保が重要な課題となっております。
 平成17年12月に制定いたしました「南国市食育のまちづくり条例」等に基づき、本市の食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため「南国市食育推進計画」の策定に向け、保健福祉センターが事務局となり作業に着手いたしております。計画の策定に当たり、食育推進会議を設置し、地域社会の各分野の方々から御意見をお聞きし、年度内の策定を目指しております。ここで策定される食育推進計画の施策の展開により、健康で文化的な市民生活と豊かで活力ある地域社会の実現を目指した本市の「食育のまちづくり」の進展を強く期待するものであります。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして、御報告いたします。
 浄化槽の設置推進は、生活排水による公共水域の水質汚濁の防止を図り、快適な生活環境づくりのための重要な施策であります。
 本市における本年度の浄化槽設置整備事業は、120基の設置補助を計画しておりますが、7月末において既に113基の交付決定を行っております。
 重要となります設置後の維持管理につきましては、補助金交付決定に際し説明会を開き、法定検査、保守点検、清掃などの履行を確実に実施していただくよう指導をしております。
 し尿処理施設の環境センターは、老朽化が進んでおり、保守管理が重要となっております。施設の最も重要な役割を担っております乾燥焼却設備につきましては、既に修繕工事請負契約を締結し、早期の完成を目指しております。
 八京最終処分場につきましては、順調に稼働しております。
     〔都市計画〕
 次に、都市計画関係につきまして、御報告いたします。
 街路事業、高知南国線並びに南国駅前線につきましては、既に3件の物件移転補償契約を締結しており、繰越分は100%、本年度分は30%の執行率となっております。現在、大型物件1件を含めた地権者と交渉中で、本年度確定予算は十分執行できるものと考えております。
 訴訟事件につきましては、高知南国線関係は、去る7月7日に高知地方裁判所で判決があり、勝訴いたしました。2週間後の7月21日までに原告からの控訴がありませんでしたので、本件は確定いたしました。そこで、8月1日に相手方にお会いし、今後の延伸部分への御理解と御協力をお願いし、和やかな雰囲気の中でお話をさせていただきました。
 一方、吾岡山子供の広場関係は、原告、被告双方が準備書面を提出し、主張する論点を整理している段階であり、9月1日に裁判官が子供の広場の事故現場及び双方の主張する公園事例について現地調査を行いました。11月7日には、原告の父親並びに都市計画課長に対する証人尋問が予定されております。
 一般国道55号、高知南国道路関連の伊達野地区の無縁墳墓12基につきましては、住吉野共同墓地へ移転改葬することで地元との協議が調いましたので、今議会に補正予算を計上し、年度内の完了を目指しております。
     〔農林〕
 次に、農林関係につきまして、御報告いたします。
 平成19年度に創設されます品目横断的経営安定対策、米政策改革関連対策、資源・環境保全対策の要旨が決まりました。この対策は、農業に意欲と能力があり、一定基準を満たしている担い手に政策支援を集中するものであります。国の施策に沿うためには、担い手農家の確保が急がれるため、「南国市担い手育成総合支援協議会」が中心となり、有望な経営体をリストアップし、今後認定農業者の育成と拡大を図ってまいります。
 本市の基幹品目であります施設園芸野菜につきましては、不況による業務用野菜の需要減や輸入野菜の増加により、長期にわたり価格が低迷する中、追い打ちをかけるように重油の高騰によるコスト高が加わり構造的な不況となっております。安全、安心で高品質な農産物の生産の推進を図るとともに、コスト削減のための木質バイオマスによる施設園芸暖房等の新技術の確立が待たれるところであります。
 中山間地域等直接支払制度につきましては、7年目を迎え、現在は対象となる集落のほとんどが取り組んでおります。伝統的な結びつきで維持されてきた集落機能も、年々高齢化と人口の減少が進み、危機的な状況となっております。しかし、制度の推進に取り組んでまいりました結果、共同で農業用施設や集落を維持していく動きが起こっております。
     〔建設〕
 次に、土木建設関係につきまして、御報告いたします。
 8月18日現在の道路の維持補修、改良及び河川改修、砂防、災害復旧工事の平均発注率は、約11%となっております。
 平成23年度供用開始を目指しております東部自動車道、高知南国道路につきましては、8月上旬に関、田井、片山地区及び里改田土地改良組合とそれぞれ確認書及び覚書の調印を行いました。
 また、周辺対策事業は稲生、伊達野、住吉野、西野々、竹中地区で順調に進んでおり、本年度からは関、田井、片山地区でも一部着手いたします。田村西部地区以東物部地区までについても調印に向けて国、県とともに調整中であります。
 また、高知南国道路にあわせて供用開始を目指しております県道空港インター線につきましては、本年度は構造物詳細設計と用地買収に入る予定であります。同じく高知東インター線の用地買収の進捗率は95%に達しており、県道田村高須線交差点部と高知東インターチェンジ(仮称)までの区間で工事に着手する予定であります。
 新規交付金事業による市道南国102号線の改良工事を初め、県単がけ崩れ住家防災対策工事、市単独道路改良、河川改修工事及び7月に査定を受けた4件の災害復旧工事につきましても、早期発注に向けて準備しているところであります。
     〔上下水道〕
 次に、上下水道関係につきまして、御報告いたします。
 岡豊配水池移転整備事業につきましては、進入路設置工事の開始に際し、既設の本管埋設位置を確認するため試掘などの調査を行いましたところ、進入路設置予定地内に本管が布設されていることが判明しました。既設の本管は31年が経過した石綿管であることから、進入路設置工事の前に延長339メートルの配水管仮設工事を行いました。引き続き、進入路設置工事に着手いたします。
 新川雨水幹線排水路整備事業につきましては、管渠築造工事に伴い隣接家屋等の事前事後調査を実施しております。
     〔住宅〕
 次に、住宅関係につきまして、御報告いたします。
 地域住宅交付金制度を活用した市営高見団地建てかえ事業は、平成20年度の完成を目指しております。既に測量及び地質調査が完了し、引き続き建築設計業務を委託しており、年度内の完了を目途に進めております。
 入居につきましては、建てかえに伴う住みかえ入居者が再入居するほかに、住宅に困窮する子育て世帯や若者世帯、身体障害者世帯などを支援するために、一般公募といたします。
 建築戸数は、マンション形式の1、2階合わせて22戸、うち少人数世帯向けが16戸、標準世帯向けが6戸と決定いたしました。1階部分11戸につきましては、車いすで生活できるように身体障害者対応として、少人数世帯向けに2戸、また高齢者対応として少人数世帯向けに6戸、標準世帯向けに3戸を準備いたします。
 次に、民間賃貸住宅に比べ家賃が安価なため、市営住宅への入居を希望する市民の方は多く、8月に一般公募いたしました久礼田団地と小籠団地の2戸に対し28件の応募がありました。また、9月に一般公募しております前浜住宅5戸に対しても多くの問い合わせがあり、市営住宅の一般公募への関心の高さがうかがえます。
 市営住宅への入居を待ち望んでいる市民にこたえるため、平成19年度から全市営住宅849戸を対象とした一般公募の実施に向け、準備を進めております。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして、御報告いたします。
 7月には、市長と次代を担う中学生が直接意見交換する「ドリームトーク」を各学校ごとに行いました。この取り組みも本年度で10年目となりましたが、市内5中学校の生徒からは、南国市のまちづくりに関する質問や、各種のボランティア活動についての報告がなされ、改めて市政に対する関心の高さを知ることができました。子供たちの意見や要望、あるいは夢や希望などを聞きながら、将来の南国市を背負う人材が確実に育っていることをうれしく思いました。
 国際理解教育では、鳶ヶ池中学校、北陵中学校に、外国語指導助手として新たに2名が着任いたしました。新進気鋭の女性ALTによる実践的な英語教育の充実が一層図られるものと期待しております。
 施設関係では、後免野田小学校校舎の大規模改造事業及び耐震補強工事が完了し、2学期から新しい校舎での教育活動が行われております。また、三和小学校屋内運動場増改築事業も設計業務が完了し、建設に向けて準備を進めております。
 7月末に起きた埼玉県ふじみ野市営プールでの小学生死亡事故を受けまして、すべての市立幼稚園、小学校、中学校のプールの安全対策について調査いたしましたところ、本市におきましては、すべてのプールについて排水口の固定及び防止金具が設置されていることを改めて確認いたしました。今後とも安全への十分な対応を講じてまいります。
 人権啓発につきましては、7月10日からの「部落差別をなくする運動」強調旬間中に人権パネル展を開催したほか、学校の夏休み期間中の映画会や、男女共生社会づくり研修会、児童虐待防止のための講演会を開催し、市民の人権意識の向上に努めてまいりました。
 次に、生涯学習につきまして、御報告いたします。
 地域に根差した学校づくりの一環として実施している高知農業高校、高知東工業高校、高知大学農学部、高知高専の先生方による学校開放講座や各種の夏休み子供教室には、小学生や多くの市民の方に参加していただきました。今後とも市内の高等教育機関との連携をさらに深めてまいります。
 また、パワーヨガ教室、ア・カペラ教室、浴衣着つけ教室、豆腐づくり教室などの各種教室を開設し、市民生活の活性化を促すとともに、英会話教室、中国語教室、韓国語教室では国際交流事業の活性化を視点に据えて積極的に取り組みました。引き続き生涯教育の充実に努めてまいります。
 スポーツ関係につきましては、現在第44回を迎えました市民体育大会が開催中であり、本年も各競技連盟等の御協力により18種目で熱戦が繰り広げられております。
 また、「スポーツ教室」も初心者を対象とし、各競技の普及のために、7月から9種目の教室を順次開催しております。今後も、多くの市民の方に参加していただけるよう努めてまいります。
 以上、市政の状況につきまして、御報告いたしました。
 引き続き、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成18年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1億8,115万8,000円の増額計上であります。
 主な内容は、地方交付税等の増額に伴い基金繰入金の減額、退職手当基金積立金及び退職手当の増額並びに事業費の見直し及び確定に伴う各事業費等の減額計上であります。
 その所要一般財源は2億3,538万3,000円の増額でありまして、財政調整基金繰入金2億185万3,000円及び減税補てん債340万円を減額し、市税8,482万9,000円、交付額が確定した地方特例交付金3,644万8,000円及び普通交付税2億6,534万2,000円、繰越金2,005万5,000円、臨時財政対策債290万円並びに財産収入等3,106万2,000円を増額計上し、補正財源といたしました。
 以下、主な歳出につきまして、御説明申し上げます。
 総務費関係では、退職手当7,000万円及び4階大会議室のアスベスト除去に係る庁舎関係等改修工事費1,235万8,000円及び退職手当基金積立金7,800万円を増額計上いたしました。
 民生費関係では、制度改正に伴う障害者自立支援事業費201万8,000円、更生医療給付費の増に伴う身体障害者福祉措置費2,000万円、後免野田保育園給水管付設替工事費を含む保育一般管理費440万円を増額計上いたしました。
 衛生費関係では、平成18年度の負担額決定により香南清掃組合負担金1,076万1,000円を減額し、伊達野地区不明墳墓移転に係る高知南国道路周辺対策墓地建設事業費128万1,000円を増額計上いたしました。
 農林水産業費関係では、市単独土地改良事業費1,615万円を増額計上いたしました。
 土木費関係では、事業認可決定に伴い地方道路臨時交付金市道改良事業費4,600万円及び県補助金の決定による木造住宅耐震改修補助金600万円を減額し、市単独道路新設改良事業費1,070万円、県道改良に伴う県営事業負担金390万円、がけ崩れ住家防災対策事業費400万円、下水道事業特別会計繰出金1,563万1,000円及び東崎公園新設工事費1,000万円を増額計上いたしました。
 教育費関係では、体育館改築工事で判明した三和小学校消火栓配管改修工事費280万円及び新図書館への電算システム導入経費を含む図書館費303万5,000円を増額計上いたしました。
 公債費関係では、公債費利子1,381万3,000円を減額計上いたしました。
 議案第2号平成18年度南国市下水道事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1,330万8,000円の減額計上であります。
 歳出では、工事費の減に伴う公共下水道事業費930万円、使用料徴収等委託料の減額等に伴う十市浄化センター維持管理費46万5,000円及び流域関連公共下水道維持管理費322万7,000円の減額計上をいたしました。
 歳入では、現年度分担金166万1,000円、一般会計繰入金1,563万1,000円を増額計上し、下水道事業債(特別措置分)の減少等に伴う下水道債3,060万円を減額計上いたしました。
 議案第3号平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、57万8,000円の増額計上であります。
 その内容は、法改正に伴うシステム改修等老人保健一般管理費57万8,000円の増額計上であります。
 その財源といたしましては、国庫支出金23万6,000円及び一般会計繰入金34万2,000円を増額計上いたしました。
 議案第4号平成18年度南国市国民健康保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、2億3,168万8,000円の計上であります。
 歳出では、被保険者の増加に伴う退職被保険者等高額療養費1,200万円を増額し、今年度から新たに始まる保険財政共同安定化事業に係る拠出金2億8,671万3,000円を増額計上し、老人保健医療費拠出金の確定に伴い6,702万5,000円を減額いたしました。
 歳入では、国庫支出金1,733万9,000円、共同安定化事業交付金2億8,671万3,000円及び基金繰入金1,849万4,000円を増額計上し、療養給付費交付金を9,085万8,000円を減額計上いたしました。
 議案第5号平成18年度南国市介護保険特別会計補正予算、歳入歳出の予算の規模は、3,738万4,000円の増額計上であります。
 その内容といたしましては、歳入におきまして、平成17年度決算における繰越金3,738万4,000円を増額計上し、歳出におきまして、平成18年度に発生する国・県・支払基金返還金3,140万4,000円を増額計上し、さらにその差額である剰余金598万円を介護給付費準備基金積立金に増額計上いたしました。
 また、介護予防事業費及び包括支援事業・任意事業費におきまして歳入歳出予算の組み替えをいたしました。
 議案第6号平成18年度南国市水道事業会計補正予算、今回の補正は、南国市公共下水道事業に伴う稲吉地区配水管布設替え工事ほか3件による補正であり、資本的支出2,100万円を増額するものであります。
 これに伴い、布設替えに伴う補償費の資本的収入400万円の収入となり、資本的収入額が資本的支出に対して不足する額1,700万円を建設改良積立金で補てんするものであります。
 議案第7号平成17年度南国市水道事業会計決算の認定について、平成17年度南国市水道事業会計決算につきましては、監査委員の審査が終了しましたので、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、決算の認定を求めるものであります。
 なお、事業量は、給水人口4万3,782人、年間総配水量693万1,654立方メートル、普及率86.18%となっています。
 次に、経営状況は、収益的収支では、収入6億811万3,000円、支出5億5,701万円、当年度純利益5,110万3,000円となっています。
 また、資本的収支では、収入1億1,101万9,000円、支出3億5,380万1,000円で税込収支で収入が支出に対して不足する額2億4,278万2,000円は、建設改良積立金3,200万円、過年度分損益勘定留保資金60万円、過年度分消費税資本的収支調整額1,200万円及び当年度分損益勘定留保資金1億9,818万2,000円で補てんいたします。
 議案第8号南国市立図書館設置条例の一部を改正する条例、図書館の管理、運営等について、平成19年4月から指定管理者制度を導入するとともに、その指定管理者を指定するための作業を進めるために、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第9号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例、医療保険制度の将来にわたる持続的かつ安定的な運営を確保するため、健康保険等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)が、平成18年6月21日に公布され、国民健康保健法(昭和33年法律第192号)の一部改正が同年10月1日に施行されることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、70歳以上の高齢者のうち一定以上の所得を有する者の一部負担金を3割に引き上げること及び出産育児一時金を35万円に増額することであります。
 議案第10号健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例、健康保険法等の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)が平成18年6月21日に公布され、健康保険法(大正11年法律第70号)の一部改正が同年10月1日に施行されることに伴い、南国市福祉医療費の助成に関する条例及び南国市母子及び父子家庭医療費の助成に関する条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、現在の特定療養費を再編成し、新たに保険外併用療養費を給付するものであります。
 議案第11号南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例、平成18年4月の介護保険制度の改正により、要支援1、2の介護認定者に対する新予防給付のケアマネジメント業務を行っておりますが、今後、予想される業務量の増大に対応するため、ケアマネジャーを確保する必要が生じております。
 つきましては、その職務の専門性と経験などを考慮し、非常勤の職員として雇用するケアマネジャーの報酬を定めるために、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第12号公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例、会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成17年法律第87号)により有限会社法(昭和13年法律第74号)が平成18年5月1日に廃止されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、有限会社の字句を削除するものであります。
 議案第13号消防組織法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例、消防組織法の一部を改正する法律(平成18年法律第64号)が、平成18年6月14日に施行されたことに伴い、南国市消防本部及び消防署の設置等に関する条例等関連する条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、消防組織法の引用条項の条番号を変更するものであります。
 議案第14号市道の認定について、本議案の松ノ本1号線(整理番号5191)は、民間開発により整備された道を市道として認定するものであります。
 つきましては、道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。位置図を添付しました。
 議案第15号字の区域及び名称の変更について、南国市左右山区域内に南国市国分区域の飛び地が存在することから、周辺字区域との整合を図り区域を明確にするため、国分字左右山村札場を左右山村字札場に、国分寺左右山村田中を左右山字田中に、国分寺左右山村藪ノ後を左右山字藪ノ後に、国分寺左右山村下中野を左右山字中野に変更するものであります。
 地方自治法(昭和22年法律第67号)第260条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。位置図等を添付をいたしております。
 以上をもちまして私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(高橋 学君) これにて市政報告並びに提案理由の説明は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明9日から11日までの3日間は休会し、9月12日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 9月12日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午前10時51分 散会