トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  平成21年 第335回市議会定例会(開催日:2009/03/06) »

第335回市議会定例会初日


第335回南国市議会定例会会議録
 …………………………………………………………………………
                                 南国市告示第8号
                                 平成21年2月27日
                           南国市長 橋 詰 壽 人

第335回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期  日  平成21年3月6日
 2.場  所  南国市役所 5階議場
 ……………………………………………
第1日  平成21年3月6日  金曜日

      出席議員     
     1番 中 山 研 心君        2番 前 田 学 浩君
     3番 徳 久   衛君        4番 村 田 敦 子君
     5番 岡 崎 純 男君        6番 高 芝   謙君
     7番 坂 本 孝 幸君        8番 小笠原 治 幸君
     9番 竹 内 克 憲君       10番 有 沢 芳 郎君
    11番 野 村 新 作君       12番 西 原 勝 江君
    13番 西 山 八 郎君       14番 浜 田 和 子君
    15番 浜 田   勉君       16番 浜 田 幸 男君
    17番 門 脇   晃君       18番 土 居 篤 男君
    19番 福 田 佐和子君       20番 西 岡 照 夫君
    21番 今 西 忠 良君
          ―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
    な し
          ―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市     長  橋 詰 壽 人君
  副  市  長  藤 村 明 男君
  総 務 課 長  和 田 義 許君
  財 政 課 長  高 木 茂 美君
  企 画 課 長  山 崎 正 道君
  税 務 課 長  吉 岡 秀 文君
  市 民 課 長  石 川 明 美君
  保 健 課 長  中 村 さ ぢ君
  保健福祉センター所長  溝 渕   勉君
  環 境 課 長  池 知   隆君
  農 林 課 長  西 川   潔君
  商工水産 課 長  池 内 哲 男君
  建 設 課 長  万 徳 恒 文君
  都市整備 課 長  神 田   彰君
  上下水道 局 長  井 口 善 喜君
  会計管理者兼会計課長  豊 永 悦 子君
  福祉事務 所 長  谷 田   豊君
  教  育  長  大 野 吉 彦君
  学校教育 課 長  正 木 敬 造君
  生涯学習 課 長  浜 田 清 貴君
  監査委員事務局長 谷 田 一 男君
  農業委員会事務局長  細 木   猛君
  選挙管理委員会事務局長  石 井   守君
  消  防  長  高 木 正 平君
          ―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  中 山 泰 夫君   次     長  小 原 正 子君
  書     記  門 脇 智 哉君
          ―――――――――――*―――――――――――     
      議事日程
        平成21年3月6日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成20年度南国市一般会計補正予算
第4 議案第2号 平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算
第5 議案第3号 平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算
第6 議案第4号 平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算
第7 議案第5号 平成20年度南国市土地取得事業特別会計補正予算
第8 議案第6号 平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
第9 議案第7号 平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
第10 議案第8号 平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算
第11 議案第9号 平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算
第12 議案第10号 平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算
第13 議案第11号 平成20年度南国市水道事業会計補正予算
第14 議案第12号 平成21年度南国市一般会計予算
第15 議案第13号 平成21年度南国市下水道事業特別会計予算
第16 議案第14号 平成21年度南国市老人保健特別会計予算
第17 議案第15号 平成21年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
第18 議案第16号 平成21年度南国市土地取得事業特別会計予算
第19 議案第17号 平成21年度南国市農業集落排水事業特別会計予算
第20 議案第18号 平成21年度南国市国民健康保険特別会計予算
第21 議案第19号 平成21年度南国市介護保険特別会計予算
第22 議案第20号 平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計予算
第23 議案第21号 平成21年度南国市後期高齢者医療保険特別会計予算
第24 議案第22号 平成21年度南国市水道事業会計予算
第25 議案第23号 南国市介護保険条例の一部を改正する条例
第26 議案第24号 南国市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例
第27 議案第25号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
第28 議案第26号 南国市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部を改正する条例
第29 議案第27号 南国市地域活性化・生活対策基金条例
第30 議案第28号 南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例
第31 議案第29号 南国市立スポーツ施設条例の一部を改正する条例
第32 議案第30号 南国市久枝防災施設の設置及び管理に関する条例
第33 議案第31号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第34 議案第32号 南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
第35 議案第33号 南国市と香美市との境界の一部変更について
第36 議案第34号 債権の放棄について
第37 議案第35号 南国市教育委員会委員の任命の同意について
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第37まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時1分 開会・開議
○議長(西山八郎君) これより第335回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(西山八郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月23日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(西山八郎君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により竹内克憲君及び野村新作君を指名いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたします。事務局長。
(事務局長朗読)
 …………………………………………………………
                                  20南総第453号
                                 平成21年3月6日

 南国市議会議長  西 山 八 郎 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人

      第335回南国市議会定例会の議案の送付について
 第335回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成20年度南国市一般会計補正予算
 議案第2号 平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算
 議案第3号 平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算
 議案第4号 平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算
 議案第5号 平成20年度南国市土地取得事業特別会計補正予算
 議案第6号 平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
 議案第7号 平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
 議案第8号 平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算
 議案第9号 平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算
 議案第10号 平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算
 議案第11号 平成20年度南国市水道事業会計補正予算
 議案第12号 平成21年度南国市一般会計予算
 議案第13号 平成21年度南国市下水道事業特別会計予算
 議案第14号 平成21年度南国市老人保健特別会計予算
 議案第15号 平成21年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
 議案第16号 平成21年度南国市土地取得事業特別会計予算
 議案第17号 平成21年度南国市農業集落排水事業特別会計予算
 議案第18号 平成21年度南国市国民健康保険特別会計予算
 議案第19号 平成21年度南国市介護保険特別会計予算
 議案第20号 平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計予算
 議案第21号 平成21年度南国市後期高齢者医療保険特別会計予算
 議案第22号 平成21年度南国市水道事業会計予算
 議案第23号 南国市介護保険条例の一部を改正する条例
 議案第24号 南国市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例
 議案第25号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
 議案第26号 南国市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部を改正する条例
 議案第27号 南国市地域活性化・生活対策基金条例
 議案第28号 南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例
 議案第29号 南国市立スポーツ施設条例の一部を改正する条例
 議案第30号 南国市久枝防災施設の設置及び管理に関する条例
 議案第31号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 議案第32号 南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第33号 南国市と香美市との境界の一部変更について
 議案第34号 債権の放棄について
 議案第35号 南国市教育委員会委員の任命の同意について
 
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第35号まで
○議長(西山八郎君) この際、議案第1号から議案第35号まで、以上35件を一括議題といたします。
 施政方針並びに提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 本日、議員の皆様の御出席をいただき、平成21年3月議会定例会が開かれますことに厚くお礼申し上げます。
 今議会へ御提案いたしました議案の説明に先立ちまして、平成21年度に向けた市政運営につきまして、所信の一端と主要施策を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 2月4日、高知県産業振興計画、物部川地域アクションプランの最終案が策定委員会で了承されました。物部川流域の目指すべき姿は、3市が一つの流域に位置する利点を生かすため、連携を密にして多様な産業振興を図るとなっており、重点施策としましては産地のまとまりを基調とした生産から販売までを見通した取り組み、地産地消、食育の推進、豊富な地域資源を活用した1.5次産業化の推進等であります。本市においては、特産園芸品目の振興、地産地消、食育の推進、地域の特産品づくり等を重点施策とし、高知県と3市が各産業団体と一緒に産業振興に取り組んでまいります。
 冷え込む地域経済を支えるために、また市内の消費を刺激するために、市内限定で地域商品券「なんこく」を発行いたします。発行総額は1億円で、プレミアム10%つきで、市民を対象に市役所、商工会で6月から販売する予定であります。地域活性化・生活対策臨時交付金の財源を利用し、地域の商工業の活性化につながればと考えております。
 それでは、平成21年度の市政の主要な施策を順次申し上げます。
     〔総務〕
 まず、総務関係につきまして、申し上げます。
 定額給付金給付事業及び子育て応援特別手当交付事業につきましては、実施対策本部を設置いたしました。定額給付金給付事業の給付対象者は、住民基本台帳に記録されている市民及び外国人登録原票に登録されている者合わせて約5万400人、また、小学校就学前3年間の第2子以降の子に対して支給される子育て応援特別手当交付事業につきましては、支給対象者約650人が見込まれております。可及的速やかに市民の皆様に交付または給付できるよう、取り組んでまいります。
 防災関係事業につきましては、建設中の久枝防災施設(緊急避難施設兼消防屯所)は、3月25日に完成の予定であります。今後は、この施設を拠点とした防災訓練を重ね、「南海地震が起きたら直ちに逃げる」という住民の防災意識の啓発に努めてまいります。
 南海地震対策につきましては、どんなにすぐれた復旧・復興戦略より建物の耐震化が死傷者を減らす最大の対策であると考えております。公共建築物の耐震化はもちろん、民家の被害を軽減するため木造住宅の耐震化に鋭意取り組んでまいります。
 また、洪水予報指定河川である物部川・国分川の浸水想定区域が発表されたことを受けまして、洪水ハザードマップを作成しました。洪水に対する防災意識向上と住民が地域における水害の危険度を理解し、安全かつ的確な避難行動が行えるように、平成21年度前半に全戸に配布する予定であります。また、5月には物部川河川敷において、国土交通省と水防機関の連携による水防演習が行われます。水防演習には、本市からも水防団や自主防災組織、日章・大湊両小学校の児童も参加を予定しており、水防団は水防技能の習熟、流域住民は水防意識高揚を図るよい機会と考えております。
 自主防災組織の新規結成につきましては、全体の組織数も129組織となり約79%の組織率となりました。全地区が組織されるようさらに努力いたします。既存の自主防災組織に対しましては、市の事業として、リーダー研修会、神戸市の「人と防災未来センター」視察研修、震災倒壊家屋からの救出訓練などを計画しており、そのレベルの向上を目指してまいります。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして、申し上げます。
 平成21年度の地方財政計画の規模は、対前年度比8,457億円減の82兆5,557億円となっております。焦点の地方交付税総額は、自治体に実際に配分される出口ベースで前年度比4,141億円増の15兆8,202億円で、これは「生活防衛のための緊急対策」に基づき1兆円を増額したことなどによるものであります。
 また、税収の落ち込みにより大幅な財源不足が生じたことに伴い、臨時財政対策債は約2兆3,154億円増の5兆1,486億円となっております。
 このような対策により地方財政計画上の一般財源総額の確保が図られているものの、今後も「基本方針2006」に基づく給与関係経費や、地方単独事業費の見直しによる歳出の抑制が図られていく見込みであります。さらに平成21年度からは、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」の全面施行や貸借対照表等の公表等により、一般会計だけではなく全会計のより一層の健全な財政運営を迫られることが予想されております。
 このような状況下におきまして、本市の一般会計予算は、総額183億6,000万円で、対前年度比1億6,000万円増の予算規模となっております。これは補償金免除繰上償還に係る公債費や国の緊急雇用に係る事業が新たに創設されたことなどによる増であります。
 また、国の第2次補正予算に係る地域活性化・生活対策臨時交付金の交付により、例年以上に3月補正予算と一体化を図った予算となっております。
 歳入につきましては、景気後退に伴う個人市民税、法人市民税の減、固定資産税は負担調整による土地課税分が増となっているものの、評価がえに伴う家屋の減により微増という状況であり、市税収入全体としましては、対前年度比約2億1,400万円の大幅な減となっております。地方交付税につきましては、地方財政計画をもとに算出し前年度同額を、臨時財政対策債につきましては、約2億2,600万円の増を見込んでおります。また、地方債の繰上償還財源は借換債の活用で補っております。
 歳出につきましては、補償金免除繰上償還を除いた公債費は平成18年度をピークに下降傾向となりましたが、定年退職者の増による退職手当、生活保護世帯の増加に伴う扶助費、高齢化に伴う後期高齢者医療広域連合負担金などが増となっております。
 厳しい財政環境ではありますが、限られた財源の中で、将来に向けた都市基盤整備、企業誘致や農業振興という産業振興対策、学力向上等の教育対策、安心して生活できるための地震・防災対策、市民の健康を守るための健康対策を重点施策として進めてまいります。
 さらに、集中改革プラン、中期財政収支ビジョンの方針を踏まえ、さらなる経常経費の徹底した節減、基金に依存しない健全な財務体質の確立に向け取り組んでまいります。
     〔企画〕
 次に、企画関係につきまして、申し上げます。
 本市は、昭和34年に市制が施行され、本年10月1日で市制施行50周年を迎えます。10月1日に記念式典、10月11日に「NHKのど自慢」公開番組の全国放送、10月24日に「第21回全国龍馬ファンの集い南国大会」を予定しております。また、「地産地消食育フェア」も計画しております。50周年は、一つの節目であり、市民全体で祝賀することを目指して、特色・個性を生かした記念事業に取り組んでまいります。
 平成20年度から商工会、JA等の関係機関、団体等で準備を進めております地方の元気再生事業につきましては、安全・安心の南国ブランド創出プロジェクト、及び「空の駅」事業構想において、南国ブランドの開発及び販路拡大、「空の駅」の実証実験、農産物・加工品のネット販売を行うITシステムの構築が主な取り組みで、平成21年度申請・採択に向けて取り組んでまいります。
     〔市民〕
 次に、住民異動関係につきまして、申し上げます。
 本年1月から毎週水曜日に市民係の窓口を午後7時まで延長し、住民票、戸籍謄抄本等の証明書の交付を行っております。これまでのところ交付件数は多くありませんが、「仕事帰りに便利になった」と利用者の方には大変好評であります。今後も時代のニーズに合った市民サービスに努めてまいります。
 次に、年金関係につきましては、後期高齢者保険料を初め国保税や住民税など年金からの特別徴収が増加し、年金への比重は、ますます大きくなっております。超高齢社会の老後生活を安心して過ごせるよう市民の年金権取得に取り組んでまいります。
 国保関係につきましては、国保財政の健全な運営を図るため、国保税の収納に努めるとともに、効率的で効果的な特定健診・特定保健指導の実施や後発医薬品の使用促進など、医療費の適正化に取り組んでまいります。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして申し上げます。
 平成20年4月に施行された後期高齢者医療制度は、制度スタート時から全国各地でさまざまな混乱を生じております。その対策として低所得者の方々への負担軽減を図るとともに、保険料の徴収につきまして、年金からの天引きでなく、口座振替を前提としました普通徴収を拡大するなど、再三の改善策が打ち出されております。
 後期高齢者医療制度は、制度施行5年後に見直すことになっておりますが、高齢者の心情に配慮して、5年後の見直し規定を前倒しし、よりよい制度を目指して見直すことになりました。そのため厚生労働大臣のもとに「高齢者医療に関する検討会」を設置し検討されており、今春をめどに見直しの基本方針をまとめることになっています。今後、このことにより後期高齢者医療広域連合を初め、市町村は制度改正後の実施に当たり、さらに財政負担、業務が重くなることが考えられますが、高齢者の方には、丁寧な対応を行うよう努めてまいります。
 介護保険事業につきましては、平成21年度から平成23年度までの「第4期南国市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画」を運営するに当たり、介護保険料基準額を月額4,740円と試算し、条例の改正を提案しております。
 第4期介護保険事業計画はこれまでの介護サービス利用実績をもとに、期間中に必要な介護サービス見込み量を推計いたしました。この計画に沿って、安定した介護保険事業運営を実施してまいりたいと考えております。そのためにも介護サービス給付の適正化は最も重要であり、介護サービス事業所の指導、監督を強化していくことが急務となっております。今後、効果的で適正な事業の実施に向け取り組んでまいります。
 地域包括支援センターの運営につきましては、平成21年4月から「南国市社会福祉協議会」に委託をいたします。新体制となりますが、高齢者や、市民のニーズに対応するために、地区民生委員を初め地域の方々と、今まで以上に協力連携を深め、少しでも安心のできる高齢者の生活を支援してまいります。
 高齢化と少子化が同時に進む今、新たな命を大切にはぐくむことは、社会の課題であります。このため妊婦の健康管理の充実及び経済的負担の軽減を図るために、無料妊婦健診の回数を5回から厚生労働省が望ましいとする14回に拡充し、安心して妊娠、出産ができる体制の確保に努めてまいります。また、育児混乱を起こしやすいハイリスク妊婦に対しまして、助産師等専門支援員が妊娠中から育児支援を行う養育支援訪問事業(旧育児支援家庭訪問事業)につきましては、週3回勤務の助産師を雇用し、ハイリスク妊婦を訪問し支援を行うことにより、育児不安や育児混乱を軽減し、安心して子供を産み育てる環境づくりに努めてまいります。
     〔農林〕
 次に、農林関係につきまして、申し上げます。
 昨年は、燃油や肥料、飼料などの資材が軒並み高騰し、農家経営を直撃いたしました。その後、燃油価格は一応の落ちつきを取り戻してはおりますが、相変わらず不安定な状況下にあります。
 このような状況の中、園芸農業については、まとまりのある産地づくり構築に取り組み、園芸農家の全体的な底上げを図るため、生産技術や経営管理技術の普及を図り、経営改善がされるような取り組みを進めてまいります。
 水田農業政策につきましては、国は食糧自給率の向上とあわせて、所得政策や従来の生産調整の見直しを本格化させる意向を表明しております。平成21年度からは、遊休農地対策も含め、水田等有効活用促進対策事業が新設されました。
 地産地消の推進につきましては、平成21年度から地産地消推進係を新設し、直販所での供給拡大に取り組むとともに、米生産農家との連携による事業などを実施し、広く市民に地産地消を浸透させていくよう努めてまいります。
 中山間対策につきましては、中山間地域等直接支払制度が5年目を迎え、事業が終了しますが、引き続き制度が延長される見込みであり、この事業への対応と緊急雇用創出基金事業を活用し、集落の環境改善モデル事業に取り組んでまいります。
 林業につきましては、森林組合と連携し、間伐の推進や作業道の開設などを実施し、資産価値や作業の効率向上を図るとともに、森林の持つ公益的機能の増進を図ってまいります。
     〔商工水産〕
 次に、商工観光関係につきまして、申し上げます。
 企業誘致関係につきましては、平成20年度末の分譲状況は、なんごく流通団地が90.1%、高知みなみ流通団地が74.5%であります。今後も、高知県等と連携しながら産業拠点の実現に向けて取り組んでまいります。
 また、(仮称)南国工業団地につきましては、約半数の地権者と契約書の締結をいたしました。引き続き事業の御理解、御協力を得られるように努力してまいります。
 厚生労働省の平成21年度地域雇用推進事業の委託を受けるため、南国市地域雇用戦略チーム会議を立ち上げ、メンバーである各種団体の意見を集約し、南国市地域雇用創出推進協議会に意見を提案していただきました。その内容は、農業分野を中心に農商工が連携して創意工夫による、地域特産品の開発・企画販売・マーケティング等であり、南国市地域雇用創造推進事業の事業構想提案書として2月末日に厚生労働省へ提出いたしました。
 観光関係につきましては、国道32号線・国分川等を核にしたエリアを「土佐のまほろば風景街道」として国土交通省などで組織された四国風景街道協議会により認定され、1月21日に土佐まほろば街道推進協議会に登録証が交付されました。
 今後は、坂本龍馬ゆかりの地等の7エリアの特徴を生かした桜並木づくりや観光イベントなどの取り組みを行い、観光の活性化につなげたいと考えております。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして、申し上げます。
 一般廃棄物処理状況につきましては、平成19年度の総収集量は1万5,216トンで、前年度と比較しますと約749トン、4.7%の減少となります。そのうち可燃ごみは1万1,720トンで、対前年度比は約343トンの減少となっています。
 また、資源ごみの収集量は3,118トンで、前年度と比較しますと約384トン、11.0%の減少となっております。
 引き続きごみの減量化に取り組み、循環型社会の推進に努めてまいります。
 一般廃棄物最終処分場につきましては、平成20年12月末現在で、埋立量は1万530立方メートルとなっております。これは全埋立量の12.7%に当たります。
 引き続き施設の安全な運転管理に努め、ごみの減量と分別収集の徹底に努めてまいります。
 環境センターのし尿等の搬入量につきましては、平成19年度実績で約2万7,900キロリットルであり、依然として減少傾向は見られず、施設の処理能力を上回っています。
 今後もこのような状況が継続する見込みでありますので、施設機器の保守点検を初め、施設の安全な運転管理に努めてまいります。
 浄化槽設置整備事業につきましては、平成21年度は120基の整備を計画しており、水環境の改善と生活排水対策を推進してまいります。
     〔建設〕
 次に、土木建設関係につきまして、申し上げます。
 平成21年度重点施策として取り組みます、東部自動車道・高知南国道路周辺対策事業につきましては、市道は国の交付金事業を、農道水路は県の補助事業をそれぞれ導入し、着実に進めてまいります。事業費は約3億3,800万円を予定しております。
 国土調査法に基づく地籍調査につきましては、亀岩地区の0.44平方キロメートル963筆と滝本地区の0.36平方キロメートル1,008筆を新規地区として一筆地調査に入ります。委託事業費は左右山地区の2年目を含めて約4,300万円であります。
 次に、通常の市道改良及び補修工事につきましては、臨時地方道路整備交付金事業等を活用し、効率的な整備を推進してまいります。
 その他の事業では、準用河川等の整備、海岸地域排水対策工事及び県単がけ崩れ住家防災対策工事につきましても、継続して実施いたします。また、市道の未登記処理につきましても引き続き実施してまいります。
     〔都市整備〕
 次に、都市整備関係につきまして、申し上げます。
 平成19年度から検討しております南国市都市計画マスタープランにつきましては、本年度に策定委員会を4回開催し素案を作成し、高知県と協議・調整を行い、平成21年1月に素案の公告、縦覧を行うとともに住民説明会を開催し、原案を作成いたしました。
 そして、3月5日の南国市都市計画審議会に原案を報告いたしました。議員の皆様には、後日、御報告させていただきます。
 次に、(仮称)南国工業団地の地区計画に伴う、現行の南国市都市マスタープランの一部見直し及び都市計画道路の見直しの業務について申し上げます。高知県と協議し、公告、縦覧を行うとともに説明会を開催し、原案を作成いたしました。そして、2月10日の南国市都市計画審議会で報告と諮問を行いました。
 また、(仮称)南国工業団地の地区計画の策定につきましては、公告、縦覧を行うとともに説明会を開催し、原案を作成いたしました。そして、3月5日の南国市都市計画審議会に諮問を行いました。
 次に、街路事業の高知南国線・南国駅前線の事業認可区域につきましては、平成23年度の完成を目指して鋭意事業を進めております。
 平成21年度は事業費5億2,800万円で用地買収及び街路工事(2工区・88メートル)を行います。この路線の整備により、交通渋滞の緩和や、交通拠点のアクセス向上ばかりではなく、新しいまちづくりの活力につながると考えております。
 住宅関係につきましては、地域住宅交付金制度を活用し、平成23年6月1日までに設置が義務づけられています市営住宅への火災警報器を設置いたします。また、平成23年7月24日の地上デジタルテレビ放送の完全移行へ向けて、それに対応できていない一部の市営住宅や集会所についてアンテナの取りかえを行います。
     〔上下水道〕
 次に、上下水道関係につきまして、申し上げます。
 防災対策として進めてまいりました、簡易水道施設の岡豊配水池移設事業は、平成21年度早期の供用開始を予定しております。
 有収率の向上と、震災対策として継続して行っております石綿管の布設がえ等、管路の整備につきましては、平成21年度も引き続き進めてまいります。また、震災に備え、新たな施設整備などを目指すべき方向性、目標を定める総合的な計画が必要であることから策定作業を進めてまいりました「南国市水道ビジョン」が間もなく完成いたします。
 次に、下水道事業につきまして、申し上げます。
 新川雨水幹線排水路整備事業につきましては、平成21年度は、63メートル区間の整備延伸に取り組むとともに、新川児童公園周辺の浸水対策支線排水路も引き続き整備する予定であります。また、後免町・駅前町の流域関連公共下水道整備は、幹線排水管路等220メートルを予定しております。
     〔福祉〕
 次に、福祉関係につきまして、申し上げます。
 世界的な経済不況の中、日本経済の落ち込みは著しく、雇用状況は派遣職員にとどまらず、正規職員の解雇へとさらに悪化しています。このような経済情勢の中、本市においても生活保護の相談、申請がふえております。世帯数で比較しますと、1月末現在で、昨年比、27世帯の増加となっております。市民の経済的な不安を取り除くための生活相談、適正な保護行政に取り組んでまいります。
 次に、昨年2月に発生しました児童虐待死亡事件から、1年が経過いたしました。亡くなられた、藤岡和輝君の御冥福を心から、お祈りいたします。
 二度とこのような事件を起こさないよう、福祉事務所を中心に関係機関と連携を強化し、情報の共有を図り、各関係機関の責任分担を明確にして、要保護児童への支援充実に努めてまいりました。高知県検証委員会の御指摘を真摯に受けとめ、職員の資質向上につきましても積極的に取り組み、さらに平成21年度からは、嘱託職員1名を増員し、体制の強化を図ってまいります。
     〔消防〕
 次に、消防関係につきまして、申し上げます。
 消防防災体制の整備の一つとして取り組んでまいりました、大湊分団久枝班の消防屯所も完成が間近となり、消防屯所22カ所の改築が完了することになりました。
 地域社会に密着した防災機関の中核として、一層消防体制の確立に努めてまいります。
 住宅防火対策につきましては、平成23年6月1日の全面義務化となります住宅用火災警報器の設置に向けた取り組みを強化し、住宅防火の普及啓発活動を積極的に推進してまいります。
 また、救急救命率の一層の向上を図るため、医療機関に収容されるまでに、救急隊員の質の高い救急業務の充実や、市民による適切な処置が実施されるよう、救命講習の充実も図ってまいります。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして、申し上げます。
 まず、学校教育につきましては、学力向上と人権教育を基盤とした生徒指導を両輪として、義務教育9年間で「学力・気力・体力」を十分に備え、みずからの力で自分の進路を切り開く児童・生徒の育成を目指します。
 学力面では、2年目を迎える「南国市小中連携学力向上推進プロジェクト事業」に取り組み、到達度把握検査や全国学力・学習状況調査等の結果等をもとに、中学校区単位での小学校から中学校にスムーズにつなぎ、本市の学校教育のより一層の充実・発展を図ってまいります。
 生徒指導面では、児童・生徒理解に重点を置き、校内支援体制のさらなる強化を図るとともに、各関係機関との連携強化を行い、児童虐待の早期発見、長期欠席傾向及び不登校児童・生徒へのかかわりを積極的に進めてまいります。
 さらに、食育の推進、特別支援教育の推進、学習指導要領の移行期間への対応等に取り組み、知育・徳育・体育・食育のバランスのとれた教育活動を推進してまいります。
 施設関係につきましては、久礼田小学校屋内運動場耐震補強、長岡小学校屋内運動場増改築、鳶ヶ池中学校校舎大規模改造、大篠小学校給食施設増改築は、国の第1次及び第2次補正予算により、対応することとなりました。また、香長中学校校舎改築設計、北陵中学校屋内運動場改築設計、日章小学校屋内運動場耐震補強設計は、地域活性化交付金を活用した事業として、進めてまいります。
 次に、生涯学習につきまして、申し上げます。
 社会情勢の変化による地域社会での人間関係の希薄化や連帯感の欠如等により、住民参加の場であるコミュニティーが衰退しつつあります。
 社会教育活動については、公民館等を地域コミュニティーの拠点として地域住民と協働・参画の視点に立った運営を行い、今日的な要望や期待にこたえるよう、一層重要となっている生涯学習について、その推進に努めてまいります。
 生涯学習の一つの拠点施設である図書館につきましては、図書館機能の向上や利用者サービスを図るとともに、親子での絵本の読み聞かせの普及を目指すブックスタート事業やおはなし会の実施による乳幼児期からの読書活動を推進します。同時に、子供にとって読書は豊かな情操をはぐくむとともに、人間形成の上で大きな役割を持っていることから、「子ども読書活動推進計画」を策定し、子供の読書活動の定着化を図る方策を検討いたします。また、昨年寄贈していただきました藩政時代の貴重な史料であります宇賀家文書につきましては、目録を整理するとともに、文書の講読講座を開催し史料の活用に努めてまいります。
 国史跡岡豊城跡につきましては、保存管理計画策定に至るまでの作業といたしまして地元説明会などを開催し、地権者や地域住民の皆様の御理解と御協力をいただくための環境づくりを進め、城跡の保存と活用につきまして、協力体制を醸成してまいります。
 また、スポーツにつきましては、市民のだれもが性別や年齢などに関係なく、気軽に自由にスポーツに親しめる環境を整備するため、スポーツ関係団体等と連携して、総合型スポーツクラブの設立に向けた取り組みを進めるとともに、生涯スポーツの振興を図ってまいります。
 以上、施政の方針につきまして御報告いたしました。
 続きまして、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成20年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、2億5,034万1,000円の増額計上であります。
 主な内容としましては、事業費の見直し・確定に伴う各事業費等を減額計上し、退職手当等人事管理費や扶助費の増加に伴う生活保護扶助費等並びに国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策臨時交付金及び地域活性化・生活対策基金積立金を増額計上いたしました。
 その所要一般財源は4,554万9,000円の減額であり、その内訳としましては、市税1,500万円及び諸収入等8万1,000円を増額計上し、利子割交付金等各種交付金6,063万円を減額計上いたしました。
 以下、主な歳出につきまして、御説明申し上げます。
 総務費関係では、国の第2次補正予算に伴う地域活性化・生活対策基金積立金7,467万2,000円及び退職手当の増加等に伴う人事管理費2,803万3,000円を増額し、事業費確定に伴う電算運営管理事業費1,688万1,000円及び住宅騒音防止対策事業費674万4,000円を減額計上いたしました。
 民生費関係では、被保護者の増加に伴う生活保護扶助費3,625万円及び自己負担軽減措置等に伴う障害者自立支援事業費1,062万3,000円を増額計上し、医療費の減少に伴う高知県後期高齢者医療広域連合負担金の減による後期高齢者医療関連事業費1,729万2,000円及び介護給付費の減に伴う介護保険特別会計繰出金1,109万6,000円を減額計上いたしました。
 衛生費関係では、香南清掃組合負担金確定等による塵芥処理関係事業費1,919万4,000円を減額計上いたしました。
 農林水産業費関係では、国の第2次補正予算に伴い平成21年度当初予算と一体として行う事業費として市単独土地改良事業費5,707万4,000円、水産業振興育成補助金等事業費2,661万8,000円、市単独農道水路維持管理費900万円及び農道水路整備事業費(環境課分)899万9,000円を増額計上し、入札減に伴う高知南国道路周辺対策農道水路整備事業費3,799万6,000円を減額計上いたしました。
 商工費関係では、同様に国の第2次補正予算による事業費として地域活性化商品券発行事業費1,326万2,000円を増額計上し、確定した企業立地促進奨励金等に伴う商工振興企業誘致費884万6,000円を減額計上いたしました。
 土木費関係では、同様に国の第2次補正予算による事業費として市単独道路新設改良事業費4,198万5,000円、道路維持費3,350万6,000円、市単独河川改修事業費885万円、道路新設改良事業費(環境課分)713万9,000円、市街化区域内法定外水路整備事業費300万円及び市街化区域内法定外道路改良事業費300万円を増額計上しました。
 教育費関係では、同様に国の第2次補正予算による事業費として香長中学校校舎増改築事業費3,805万5,000円、大篠小学校給食施設増築事業費2,139万5,000円、北陵中学校屋内運動場増改築事業費1,108万5,000円及び日章小学校屋内運動場耐震補強事業費343万2,000円を増額計上いたしました。
 また、繰越明許費といたしましては、国の第2次補正予算により交付される地域活性化・生活対策臨時交付金を財源として、平成21年度当初予算の前倒しあるいは一体となって行う事業として、実施設計及び地質調査業務委託に係る香長中学校校舎増改築事業費3,805万5,000円並びに市単独道路新設改良事業費4,200万円など、国の第1次補正予算により前倒しで行う久礼田小学校屋内運動場耐震補強事業費1,745万7,000円、長岡小学校屋内運動場増改築事業費2億1,195万1,000円及び鳶ヶ池中学校校舎大規模改造事業費2億2,078万9,000円、国の第2次補正予算により前倒しで行う大篠小学校給食施設増築事業費2,158万円、法改正に伴うシステム改修の仕様書の国からの提示がおくれたことに伴う後期高齢者医療関連事業費704万6,000円並びに用地買収の交渉により発生する代替地問題で用地取得が遅延したことに伴う街路事業高知南国線整備事業費2億4,670万9,000円を計上いたしました。
 債務負担行為といたしまして、高知県LGWANサービス共同利用協議会が主体となって発注する共同利用型LGWANサービス提供装置に係る利用料280万円を計上いたしました。
 議案第2号平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1,345万1,000円の減額計上であります。
 歳出におきましては、事務費精査等に伴う下水道管理費314万1,000円及び事業費の確定等に伴う下水道施設費1,031万円を減額計上いたしました。
 歳入におきましては、アスベスト調査に係る国庫補助金4万2,000円を増額計上し、事業費確定に伴う公共下水道事業債930万円及び一般会計繰入金419万3,000円を減額計上いたしました。
 また、債務負担行為といたしまして、十市浄化センター維持管理業務委託3,090万2,000円を計上いたしました。
 議案第3号平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、5,809万円の減額計上であります。
 歳出におきましては、当初見込みを下回って推移した医療給付費4,500万円、医療支給費1,300万円及び審査支払手数料9万円を減額計上いたしました。
 歳入におきましては、医療給付費等の減に伴う支払基金交付金2,652万2,000円、国庫支出金2,104万6,000円、県支出金526万1,000円及び一般会計繰入金526万1,000円を減額計上いたしました。
 議案第4号平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の内容としましては、確定に伴う県支出金53万6,000円を減額計上し、貸付金元利収入53万6,000円を増額計上をいたしました。
 議案第5号平成20年度南国市土地取得事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、14万4,000円の増額計上であります。
 歳出におきまして、土地取得事業費14万4,000円を増額計上いたしました。
 その財源としましては、土地開発基金の預金利子に伴う財産運用収入14万4,000円を増額計上いたしました。
 議案第6号平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、38万6,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、消費税確定等に伴う農業集落排水事業費38万6,000円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、受益者分担金126万7,000円を減額計上し、一般会計繰入金165万3,000円を増額計上いたしました。
 また、債務負担行為といたしまして、浜改田・久礼田・国府地区汚水処理施設維持管理業務委託1,679万円を計上いたしました。
 議案第7号平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、983万1,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、制度改正に伴うシステム改修に係る総務管理費114万8,000円並びに調整基金運用利子及び法改正により利用者が大幅に減少したことから高額療養費貸付基金を財政調整基金に振りかえること等に伴う財政調整基金積立金983万1,000円を増額計上し、事務費精査に伴う特定健康診査等事業費114万8,000円を減額計上いたしました。
 歳入におきましては、高額療養費貸付基金繰入金900万円及び国保財政調整基金運用利子83万1,000円を増額計上いたしました。
 議案第8号平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、5,974万7,000円の減額計上であります。
 歳出におきましては、法改正に伴うシステム改修等に係る総務費8万3,000円、施設利用者数の減等に伴う保険給付費8,000万円及び事業費の確定等に伴う地域支援事業費959万2,000円を減額計上し、介護給付費準備基金積立金2,976万2,000円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、保険給付費、地域支援事業費の減及び調整交付金の確定等に伴う国庫支出金824万7,000円、県支出金1,388万9,000円、支払基金交付金2,701万4,000円並びに一般会計繰入金1,109万6,000円を減額計上し、介護給付費準備基金預金利子49万9,000円を増額計上いたしました。
 議案第9号平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、利子が確定したことに伴う公債費利子1,000円を増額計上いたしました。
 その財源としましては、一般会計繰入金1,000円を増額計上いたしました。
 また、繰越明許費として、工業団地造成事業費1億2,734万1,000円を計上いたしました。
 議案第10号平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は745万円の増額計上であります。
 歳出におきましては、制度改正に伴う総務費24万7,000円及び確定に伴う後期高齢者医療広域連合納付金720万3,000円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、後期高齢者医療保険料602万7,000円、督促手数料に係る使用料及び手数料2万円、延滞金に係る諸収入1万4,000円並びに一般会計繰入金138万9,000円を増額計上いたしました。
 議案第11号平成20年度南国市水道事業会計補正予算、収益的収入及び支出においては、上水道事業収益を2,106万3,000円及び簡易水道事業収益を140万円増額し、上水道事業費用787万5,000円及び簡易水道事業費用を6,000円増額するものであります。
 主な補正の内容は、事業収益につきまして、水源施設のアスベスト分析調査補助金収入並びに上水道及び簡易水道の水道料金収入の増額であり、事業費用につきましては、配水及び給水施設の修繕費、給与改定等に伴う増額であります。
 資本的収入及び支出においては、簡易水道の支出を49万5,000円増額するものであります。
 補正の内容は、給与改定に伴う増額であります。
 議案第12号平成21年度南国市一般会計予算、歳入歳出の概要を御説明し、提案理由といたします。
 本予算の総額は183億6,000万円で、平成20年度当初予算と比べて、1億6,000万円、0.9%の増額予算となっております。
 一般財源であります市税、地方譲与税、地方消費税交付金、地方交付税等の総額は120億9,826万4,000円で、前年度に比べ4.8%の減となっております。
 歳入の構成比では、自主財源が40.2%、依存財源59.8%の割合で、生活保護世帯数の増加に伴う生活保護扶助費や高齢化に伴う後期高齢者医療広域連合負担金が増大したものの、平成18年度をピークとした公債費が減少したことや国の補正予算及び地方交付税の増額等により、財源不足が縮小し基金に依存しない予算編成となっております。
 次に、歳出の主な内容について御説明申し上げます。
 総務費関係では、退職手当3億6,823万5,000円、補償金免除繰上償還による効果額を積み立てる減債基金積立金2億5,654万8,000円、電子自治体推進事業費1億1,158万1,000円、実施地区を2地区とする国土調査事業費4,602万2,000円、交通関係事業費4,542万2,000円及び衆議院議員総選挙費3,108万6,000円を計上いたしました。
 民生費関係では、後期高齢者医療保険制度に伴う負担金を含む後期高齢者医療関連事業費6億1,014万5,000円、障害者自立支援事業費5億4,016万6,000円、身体障害児・者医療費1億7,276万円、繰出金として老人保健特別会計繰出金313万3,000円、国民健康保険特別会計繰出金3億4,936万7,000円、介護保険特別会計繰出金5億5,827万7,000円及び後期高齢者医療保険特別会計繰出金1億4,692万6,000円、6園の民営保育所等費6億7,963万4,000円、児童手当費3億9,151万5,000円、児童扶養手当費2億3,825万6,000円、公立保育所費2億2,954万5,000円、乳幼児医療費助成事業費8,197万1,000円、三和小学校学童クラブ施設新築工事を含む放課後児童対策事業費5,748万5,000円並びに生活保護扶助費14億7,100万円を計上いたしました。
 衛生費関係では、各種予防接種を含む保健衛生予防費5,859万9,000円、新たに物部地区で行う高知南国道路周辺対策墓地建設事業費4,268万1,000円、合併処理浄化槽設置整備事業費3,836万3,000円、妊婦・乳児健康診査事業費3,718万9,000円、各種検診事業を含む保健事業費2,297万9,000円、香南清掃組合負担金及びごみ収集等委託料を含む塵芥処理関係事業費3億3,889万円、し尿処理施設運営事業費2億1,520万9,000円並びに最終処分場関係一般管理費6,173万2,000円を計上いたしました。
 労働費関係では、労働金庫及び高知勤労者福祉サービスセンター預託金1,800万円を計上いたしました。
 農林水産業費関係では、高知南国道路周辺対策農道水路整備事業費2億1,929万円、十市圃場整備事業とその地区内の農道整備事業に係る県営事業負担金4,620万円、中山間地域等直接支払制度事業費2,041万8,000円、地域共同の取り組みを支援する農地・水・環境保全向上対策補助金1,255万円及び農業集落排水事業特別会計繰出金1億3,268万3,000円を計上いたしました。
 商工費関係では、国が第2次補正予算で計上し県が基金事業として行うふるさと雇用再生産業活性化推進事業費1,479万8,000円、中小企業振興助成金540万円、商工中金預託金1,000万円及び企業立地促進奨励金4,500万円を計上いたしました。
 土木費関係では、市道改良事業として地方道路整備臨時交付金事業1億1,099万7,000円、高知南国道路周辺対策市道改良事業費1億1,910万円、街路事業高知南国線整備事業費5億3,971万8,000円及び下水道事業特別会計繰出金2億4,638万円を計上いたしました。
 消防費関係では、高規格救急車購入費3,689万4,000円を含む消防施設費5,043万3,000円、高知県防災行政無線システム更新に伴う負担金1,528万5,000円、自主防災組織の育成整備に係るみんなで備える防災対策事業費補助金620万円及び木造住宅耐震改修補助金2,400万円を含む住宅耐震対策促進事業費2,708万1,000円を計上いたしました。
 教育費関係では、小・中学校コンピューター教育事業費4,564万1,000円、小・中連携学力推進プロジェクト事業費550万円、学校支援地域本部事業費314万円及びスポーツセンター等管理運営業務委託料2,695万9,000円を含む体育施設管理運営費7,652万9,000円を計上いたしました。
 公債費は、繰上償還分の元金12億6,286万1,000円を含む元利償還金44億4,960万8,000円を計上いたしました。
 議案第13号平成21年度南国市下水道事業特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ9億2,059万円で、対前年度3億3,590万4,000円の減額予算となっております。これは補償金免除繰上償還に係る公債費が減となったことに伴うものであります。
 歳入では、国庫支出金1億800万円、補償金免除繰上償還に係る借換債1億7,360万円を含む地方債3億4,860万円、下水道使用料及び下水道事業受益者負担金等の収入2億1,759万9,000円並びに一般会計からの繰入金2億4,638万円を計上いたしました。
 歳出では、下水道総務費として職員4名の人件費を含む5,199万2,000円、浦戸湾東部流域下水道建設負担金及び新川雨水幹線・後免分区汚水幹線管渠築造工事等に係る下水道施設費2億2,811万4,000円、職員1名の人件費を含む十市浄化センター維持管理費3,407万8,000円、流域関連公共下水道維持管理費7,576万8,000円、公共下水道雨水維持管理費59万6,000円、繰上償還分に係る元金1億7,378万2,000円を含む公債費5億2,954万2,000円並びに予備費50万円を計上いたしました。
 議案第14号平成21年度南国市老人保健特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ613万5,000円で、対前年度11億2,472万4,000円の減額予算となっております。これは平成20年度から後期高齢者医療制度が始まったことに伴うものであります。
 歳入では、諸収入等300万2,000円及び一般会計からの繰入金313万3,000円を計上いたしました。
 歳出では、総務管理費33万3,000円、医療諸費580万1,000円及び諸支出金1,000円を計上いたしました。
 議案第15号平成21年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億7,680万7,000円で、対前年度9,079万4,000円の増額予算となっております。これは補償金免除繰上償還に係る公債費が増となったことに伴うものであります。
 歳入では、県支出金782万6,000円、貸付金元利収入5,968万1,000円及び補償金免除繰上償還に係る借換債1億930万円を計上いたしました。
 歳出では、償還推進助成事業費331万3,000円及び繰上償還分の元金1億938万7,000円を含む公債費1億7,349万4,000円を計上いたしました。
 議案第16号平成21年度南国市土地取得事業特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,491万1,000円で、対前年度24万4,000円の増とほぼ同額予算となっております。
 歳入では、財産運用収入10万円及び繰越金3,481万1,000円を計上いたしました。
 歳出では、土地取得事業に係る事務費491万1,000円及び予備費3,000万円を計上いたしました。
 議案第17号平成21年度南国市農業集落排水事業特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億5,859万4,000円で、対前年度963万7,000円の増額予算となっております。
 歳入では、使用料及び受益者分担金等の収入2,591万1,000円並びに一般会計からの繰入金1億3,268万3,000円を計上いたしました。
 歳出では、農業集落排水総務費として職員1名の人件費を含む1,358万6,000円、浜改田、久礼田及び国府処理場の維持管理費2,048万4,000円、公債費1億2,442万4,000円並びに予備費10万円を計上いたしました。
 議案第18号平成21年度南国市国民健康保険特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ57億7,253万7,000円であり、対前年度374万1,000円の増額予算となっております。
 歳入では、国民健康保険税11億4,334万6,000円、国庫支出金16億7,935万2,000円、療養給付費交付金3億4,160万8,000円、前期高齢者交付金11億3,197万3,000円、県支出金2億7,638万1,000円、共同事業交付金7億7,520万7,000円、諸収入等1,201万8,000円及び一般会計からの繰入金4億1,265万2,000円を計上いたしました。
 歳出では、総務費として職員8と3分の1名の人件費を含む7,791万2,000円、保険給付費38億8,626万7,000円、後期高齢者支援金等5億9,997万9,000円、前期高齢者納付金等194万4,000円、老人保健拠出金1億3,946万3,000円、介護納付金2億5,075万9,000円、共同事業拠出金7億7,521万7,000円、特定健康診査を含む保健事業費3,235万5,000円、基金積立金1,000円、公債費50万円、諸支出金314万円及び予備費500万円を計上いたしました。
 議案第19号平成21年度南国市介護保険特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ37億5,108万8,000円で、対前年度1億7,471万2,000円の減額予算となっております。
 歳入では、第1号被保険者の保険料6億1,299万9,000円、国庫支出金9億2,239万7,000円、支払基金交付金10億8,313万9,000円、県支出金5億4,416万1,000円、諸収入等11万5,000円及び一般会計等からの繰入金5億8,827万7,000円を計上いたしました。
 歳出では、総務費として職員7と3分の1名の人件費を含む9,552万2,000円、保険給付費35億8,157万2,000円、財政安定化基金拠出金1,000円、職員2名の人件費を含む地域支援事業費7,308万7,000円、基金積立金1,000円、公債費2,000円、諸支出金80万3,000円及び予備費10万円を計上いたしました。
 議案第20号平成21年度南国市企業団地造成事業特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,871万7,000円で、対前年度1億2,977万5,000円の減額予算となっております。
 歳入では、工業団地造成事業債3,850万円及び一般会計繰入金21万7,000円を計上いたしました。
 歳出では、県と共同して開発するための工業団地造成・排水工事費及び支障物移転補償に伴う工業団地開発業務委託料3,800万円を含む工業団地造成事業費3,801万7,000円及び公債費利子70万円を計上いたしました。
 議案第21号平成21年度南国市後期高齢者医療保険特別会計予算、本予算の総額は、歳入歳出それぞれ5億4,050万7,000円で、対前年度4,219万6,000円の減額予算となっております。
 歳入では、後期高齢者医療保険料3億9,291万6,000円、諸収入等66万5,000円及び一般会計からの繰入金1億4,692万6,000円を計上いたしました。
 歳出では、総務費として職員2と3分の1名の人件費を含む2,333万円、後期高齢者医療広域連合納付金5億1,656万7,000円、諸支出金51万円及び予備費10万円を計上いたしました。
 議案第22号平成21年度南国市水道事業会計予算、平成21年度の水道事業に伴う収益的収支につきましては、収入では6億795万3,000円、支出では5億4,768万7,000円を予定しております。
 事業量は、給水戸数1万8,000戸、年間給水量566万立方メートルと見込んでおります。
 次に、建設改良事業に伴う資本的収支につきましては、収入2億300万円を、支出4億5,481万4,000円を予定しており、不足する額2億5,181万4,000円は、当年度分損益勘定留保資金1億8,991万8,000円、建設改良積立金6,189万6,000円で補てんするものであります。
 主な建設改良事業につきましては、上水道事業では立田地区配水管布設工事、大そね及び駅前町での下水道工事、国道55号大そね関地区高架橋架設工事並びに国道195号小篭地区改良工事に伴う配水管布設がえ工事に2億1,710万円を初め、施設の老朽部分更新事業に800万円などを計上しております。
 簡易水道事業につきましては、岡豊配水池築造の附帯工事として、進入路舗装工事、仮設管の撤去工事などに1,600万円などを計上しております。
 議案第23号南国市介護保険条例の一部を改正する条例、介護保険事業につきまして、現在第3期事業計画に基づく事業を実施しているところであります。この事業計画は、介護保険法第117条の規定により3年ごとに見直すこととなっており、第4期事業計画を策定しているところでありますが、同計画に基づき、本年4月から事業を実施するために、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、介護保険料を減額改定するとともに、現行の6段階制の保険料を所得段階に応じた8段階制にするものであります。
 議案第24号南国市介護従事者処遇改善臨時特例基金条例、平成21年度に、介護報酬の報酬改定が行われ、介護従事者の処遇改善を図る目的で、報酬単価が上がることになります。それに伴い、介護保険料も上がることになりますが、その抑制を図る目的で国から交付金が交付されます。
 平成20年度中に交付金が支給され、基金に積み立て、平成21年度から23年度までの介護給付費及び予防給付費に充てるため、本条例を制定するものであります。
 議案第25号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例、国民健康保険運営協議会の被用者保険等保険者を代表する委員を除外し、また、厚生労働省保険局国民健康保険課長通知により、外国人の被保険者の適用について明確にするために、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、後期高齢者医療制度の創設に伴い、退職者医療制度についての加入対象者が大幅に減少したため、国民健康保険運営協議会の被用者保険等保険者を代表する委員がその基準に該当しなくなったために、また、国民健康保険法及び同法施行規則に規定する被保険者としての外国人の取り扱いについて、明確な適用を行うために、本条例上の条項を除くものであります。
 議案第26号南国市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部を改正する条例、健康保険法施行令等の一部を改正する政令(平成18年政令第390号)が平成18年12月20日に公布され、平成19年4月から70歳未満の入院患者に対し、限度額適用認定証を発行することにより高額療養費が現物給付化されました。そのため、高額療養費貸付基金の利用者が大幅に減少したことから、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、基金の額を300万円に変更するものであります。
 議案第27号南国市地域活性化・生活対策基金条例、国の第2次補正予算により、地域活性化・生活対策臨時交付金として2億4,890万7,000円が本市に交付される見込みであります。この交付金のうち30%以内を限度に、基金に積み立て、平成21年度の交付対象事業に充てることが可能なため、本条例を制定するものであります。
 議案第28号南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例、資源物の中間処理業務については、業者に委託をし、その中間処理に係る経費が委託料となります。資源物は、有価物として中間処理後の販売益がある場合、市の歳入となります。最近、ごみ収集ステーションから資源物、主にアルミ缶や新聞紙の抜き取りが横行しております。
 ごみ収集ステーションに出された資源物の抜き取り行為を禁止することを明文化し、違反した場合の罰則規定を設けるものであります。
 また、特定家庭用機器再商品化法施行令の一部を改正する政令(平成20年政令第367号)が平成21年4月1日に施行されることに伴い、新たに特定家庭用機器として、液晶式とプラズマ式のテレビジョン受信機及び衣類乾燥機が追加されることにより、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第29号南国市立スポーツ施設条例の一部を改正する条例、スポーツセンターグラウンドの照明施設使用料として、1時間当たり全面2,000円、半面1,000円及び南国スポーツパークの照明施設使用料として、45分当たり500円の使用料を明記し、また、各施設等の使用について、単位時間未満の使用は、それぞれの単位時間とみなすこと等規定するために、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第30号南国市久枝防災施設の設置及び管理に関する条例、地震災害等の減災を図ることを目的とした、地震・津波・火災災害などの緊急時における避難場所として、久枝防災施設が完成することとなりましたので、本条例を制定するものであります。
 議案第31号南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、平成21年4月から、本市職員を内閣府の行政実務研修員として派遣いたします。派遣先が地域手当の支給対象地域であるので、その地域における物価等を考慮して支給する地域手当を創設するために、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第32号南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(平成16年法律第63号)が平成21年5月21日から施行されることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、裁判員制度の導入による特別休暇の改正であります。
 議案第33号南国市と香美市との境界の一部変更について、南国市植田地区の一部を含めた、山田北部圃場整備事業須江工区の完了する平成7年に境界を変更する予定でありましたが、境界変更する区域に接する土生川(はぶがわ)の河川工事がおくれたため、見送られておりました。
 同河川工事が、平成22年3月に完成するのを機に、両市の境界を明確にするため、両市により現地調査を行い協議した結果、当該区域を香美市に編入することとし、境界の変更を高知県知事に申請するため、地方自治法第7条第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 なお、香美市に編入する地積は1,989.28平方メートルであります。
 参考資料といたしまして、位置図、切り図などを添付してございます。
 議案第34号債権の放棄について、昭和52年2月25日に住宅改修資金110万円を松村次夫に対し、貸し付けていましたが、滞納となっております。
 借り受け人松村次夫及び連帯保証人の松村勲と前野武志に支払いを求めておりましたが、完納に至っておりません。
 そうした中、借り受け人は破産免責となり、また、連帯保証人の2名も亡くなったため、これ以上の債権回収ができなくなったため、この債権を放棄するものであります。
 議案第35号南国市教育委員会委員の任命の同意について、南国市教育委員会委員の門田道宏氏は、平成21年3月27日で任期満了となります。つきましては、同氏を引き続き教育委員に任命したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 参考資料といたしまして、門田氏の略歴を添付してあります。
 以上をもちまして私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西山八郎君) これにて施政方針並びに提案理由の説明は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明7日から9日までの3日間は休会し、3月10日に会議を開きたいと思います。これに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 3月10日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
      午前11時34分 散会

第2日  平成21年3月10日  火曜日

本日の会議に付した事件

      議案第36号 平成20年度南国市一般会計補正予算(第2号)
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時 開議
○議長(西山八郎君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) ただいま市長から追加議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたします。事務局長。
(事務局長朗読)
 
                                  20南総第485号
                                 平成21年3月10日

 南国市議会議長  西 山 八 郎 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人

      第335回南国市議会定例会の追加議案の送付について
 第335回南国市議会定例会に提出する下記の追加議案を別紙のとおり送付します。

 議案第36号 平成20年度南国市一般会計補正予算(第2号)

          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第36号
○議長(西山八郎君) お諮りいたします。ただいま送付されました議案第36号を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 それでは、本日追加提案させていただきました議案第36号につきまして提案理由を申し述べます。
 議案第36号平成20年度南国市一般会計補正予算(第2号)、歳入歳出補正予算の規模は、8億3,497万8,000円の増額計上であります。
 主な内容としましては、国の第2次補正予算に伴う定額給付金給付事業及び子育て応援特別手当交付事業の事業費及び事務費であります。
 歳出におきましては、定額給付金7億7,577万2,000円と給付事務費3,415万2,000円による定額給付金給付事業費8億992万4,000円及び子育て応援特別手当2,361万6,000円と交付事務費143万8,000円による子育て応援特別手当交付事業費2,505万4,000円を増額計上いたしました。
 その財源としましては、10分の10である国庫補助金8億3,490万5,000円を増額計上し充当することとし、差額の調整用歳出につきましては、預金利子7万3,000円を増額計上し対応いたしました。
 以上をもちまして追加議案につきましての私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西山八郎君) これにて提案理由の説明は終わりました。