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検索結果 »  平成20年 第334回市議会定例会(開催日:2008/12/05) »

第334回市議会定例会初日


第334回南国市議会定例会会議録
 ………………………………………
                                 南国市告示第47号
                                 平成20年11月28日
                           南国市長 橋 詰 壽 人

第334回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期  日  平成20年12月5日
 2.場  所  南国市役所 5階議場
 ……………………………………………
第1日  平成20年12月5日  金曜日

      出席議員     
     1番 中 山 研 心君        2番 前 田 学 浩君
     3番 徳 久   衛君        4番 村 田 敦 子君
     5番 岡 崎 純 男君        6番 高 芝   謙君
     7番 坂 本 孝 幸君        8番 小笠原 治 幸君
     9番 竹 内 克 憲君       10番 有 沢 芳 郎君
    11番 野 村 新 作君       12番 西 原 勝 江君
    13番 西 山 八 郎君       14番 浜 田 和 子君
    15番 浜 田   勉君       16番 浜 田 幸 男君
    17番 門 脇   晃君       18番 土 居 篤 男君
    19番 福 田 佐和子君       20番 西 岡 照 夫君
    21番 今 西 忠 良君
          ―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
    な し
          ―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市     長  橋 詰 壽 人君
  副  市  長  藤 村 明 男君
  総 務 課 長  和 田 義 許君
  財 政 課 長  高 木 茂 美君
  企 画 課 長  山 崎 正 道君
  税 務 課 長  吉 岡 秀 文君
  市 民 課 長  石 川 明 美君
  保 健 課 長  中 村 さ ぢ君
  保健福祉センター所長  溝 渕   勉君
  環 境 課 長  池 知   隆君
  農 林 課 長  西 川   潔君
  商工水産 課 長  池 内 哲 男君
  建 設 課 長  万 徳 恒 文君
  都市整備 課 長  神 田   彰君
  上下水道 局 長  井 口 善 喜君
  会計管理者兼会計課長  豊 永 悦 子君
  福祉事務 所 長  谷 田   豊君
  教  育  長  大 野 吉 彦君
  学校教育 課 長  正 木 敬 造君
  生涯学習 課 長  浜 田 清 貴君
  監査委員事務局長 谷 田 一 男君
  農業委員会事務局長  細 木   猛君
  選挙管理委員会事務局長  石 井   守君
  消  防  長  高 木 正 平君
          ―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  中 山 泰 夫君   次     長  小 原 正 子君
  書     記  門 脇 智 哉君
          ―――――――――――*―――――――――――     
      議事日程
        平成20年12月5日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成19年度南国市一般会計歳入歳出決算(第333定より継続)
第4 議案第2号 平成19年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算(第333定より継続)
第5 議案第3号 平成19年度南国市老人保健特別会計歳入歳出決算(第333定より継続)
第6 議案第4号 平成19年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算(第333
         定より継続)
第7 議案第5号 平成19年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算(第333定より継
         続)
第8 議案第6号 平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算(第333定より
         継続)
第9 議案第7号 平成19年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算(第333定より継
         続)
第10 議案第8号 平成19年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算(第333定より継続)
第11 議案第9号 平成19年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算(第333定より
         継続)
第12 議案第10号 平成19年度南国市水道事業会計決算の認定について(第333定より継続)
第13 選任第1号 常任委員及び議会運営委員の選任について
第14 議案第1号 平成20年度南国市一般会計補正予算
第15 議案第2号 平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算
第16 議案第3号 平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算
第17 議案第4号 平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
第18 議案第5号 平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
第19 議案第6号 平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算
第20 議案第7号 平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算
第21 議案第8号 平成20年度南国市水道事業会計補正予算
第22 議案第9号 南国市土地開発基金条例の一部を改正する条例
第23 議案第10号 南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
第24 議案第11号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第25 議案第12号 上倉辺地に係る総合整備計画について
第26 議案第13号 南国市山村振興等農林漁業特別対策事業施設の指定管理者の指定について
第27 議案第14号 南国市立スポーツ施設の指定管理者の指定について
第28 議案第15号 市道の認定について
第29 議案第16号 南国市人権擁護委員の推薦について
第30 報告第1号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
第31 報告第2号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第31まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時4分 開会・開議
○議長(西山八郎君) これより第334回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(西山八郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月17日までの13日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は13日間と決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(西山八郎君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により小笠原治幸君及び西原勝江さんを指名いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号(継続)から議案第10号(継続)まで
○議長(西山八郎君) この際、去る9月定例会で継続審査に付してありました議案第1号から議案第10号までの平成19年度各会計決算、以上10件を一括議題といたします。
 これより委員長の報告を求めます。総務常任委員長竹内克憲君。

      〔9番 竹内克憲君登壇〕
○9番(竹内克憲君) 総務常任委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 第333回定例会におきまして、当委員会に付託され、継続審査に付してありました案件は、議案第1号、議案第5号の2件であります。
 去る11月12日に委員会を開催し、執行部から副市長を初め関係課長の出席を求め、慎重に審査いたしました。
 以下、順次御報告申し上げます。
 まず、議案第1号平成19年度南国市一般会計歳入歳出決算につきまして申し上げます。
 決算概要は、歳入総額181億2,278万2,000円、歳出総額179億7,964万9,000円、歳入歳出差し引き額1億4,313万3,000円であり、翌年度へ繰り越すべき財源197万3,000円を差し引いた実質収支額は1億4,116万円の黒字となり、そのうち、減債基金へ9,000万円の決算積み立てを行い、平成20年度への繰越財源は5,116万円となっております。
 財政指数を見ると、公債費比率は1.2ポイント下降し、25.4%となっております。
 また、経常収支比率は95.1%で前年度より3.5ポイント高くなっており、危機ラインとされる90%を5.1%超過しております。
 予算現額に対する割合を見ると、歳入で98.93%、歳出では98.15%の執行率となっております。
 以上、決算概要を申し上げましたが、款項逐一慎重審査の結果、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第5号平成19年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算につきまして申し上げます。
 決算概要は、歳入3,456万7,000円、歳出0円、歳入歳出差し引き額3,456万7,000円は全額翌年度へ繰り越されるものであり、適当と認め、認定すべきものと決しました。
 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(西山八郎君) 産業建設常任委員長今西忠良君。

      〔21番 今西忠良君登壇〕
○21番(今西忠良君) 産業建設常任委員会の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 第333回定例会におきまして当委員会に付託をされ、継続審査に付してありました案件は、議案第2号、議案第4号、議案第6号、議案第9号、議案第10号の以上5件であります。
 去る10月8日に委員会を開催をし、関係課長の出席を求め、慎重に審査をいたしました。
 以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第2号平成19年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
 決算概要は、歳入6億6,291万6,000円、歳出6億6,040万円であります。251万6,000円の黒字で、翌年度に繰り越しの措置がされております。
 本年度事業といたしまして、引き続き新川雨水幹線排水路の改修に取り組んでおります。今後、より一層の加入促進と収納率の向上を申し添えて、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第4号平成19年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について申し上げます。
 決算概要は、歳入1億630万7,000円、歳出8,513万6,000円で、歳入歳出差し引き額は2,117万2,000円の黒字であります。債権確保のための競売についての意見があり、訴訟を取り下げたことについて一貫性を持って対応するように申し入れ、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第6号平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算につきまして、決算概要は、歳入歳出同額の1億4,789万6,000円であり、普及率の向上、加入促進の一層の努力をするよう申し入れ、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第9号平成19年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算につきましては、決算概要は、歳入727万1,000円、歳出714万4,000円で歳入歳出差し引き額は12万7,000円の黒字であり、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 最後に、議案第10号平成19年度南国市水道事業会計決算の認定につきまして、事業量は、給水人口4万3,990人、年間総配水量669万2,247立方メートル、普及率87.35%となっており、経営状況は、収益的収支では、収入6億154万4,000円、支出5億4,038万7,000円、当年度純利益6,115万7,000円となっております。
 また、資本的収支では、収入4億6,368万1,000円、支出8億4,282万9,000円であります。収入が支出に対して不足をする額3億7,914万8,000円については、減債積立金、建設改良積立金、損益勘定留保資金、消費税資本的収支調整額等で補てんをしており、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 なお、審査の過程におきまして、債権確保及び滞納防止のため、使用者の収納意識の改善など、その取り組みは成果も上げておりますけれども、なお一層の収益確保に努めるべきとの意見があったことを申し添えておきます。
 以上で産業建設常任委員会の報告を終わります。同僚議員の皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(西山八郎君) 教育民生常任委員長福田佐和子さん。

      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 教育民生常任委員会の審査の経過並びに結果につきまして御報告を申し上げます。
 第333回定例会におきまして当委員会に付託され、継続審査に付してありました案件は、議案第3号、議案第7号、議案第8号の以上3件であります。
 去る11月17日に委員会を開催し、関係課長の出席を求め、慎重に審査をいたしました。
 以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第3号平成19年度南国市老人保健特別会計歳入歳出決算につきましては、予算現額68億1,920万円に対し、歳入67億3,132万6,000円、歳出67億8,711万3,000円で、歳入歳出差し引き額は5,578万6,000円の不足であり、翌年度歳入繰上充用金で歳入補てんの措置がなされており、適当と認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第7号平成19年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算につきましては、予算現額63億7,270万6,000円に対し、歳入63億1,944万2,000円、歳出62億322万2,000円で、歳入歳出差し引き額は1億1,622万円の黒字となっており、基金財政調整基金に5,821万1,000円の積み立てを行っております。
 健全な国保会計を維持するために担当課が努力をされていることにつきましては、議員全員が認めるものでありますけれども、収入未済額が前年度に比べ1,976万7,000円増加して、3億9,681万8,000円となっていることから、収納率の向上について格段の努力が望まれるとのことで、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第8号平成19年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、予算現額38億2,450万9,000円に対し、歳入38億3,577万2,000円、歳出37億1,311万円であり、実質収支額は1億2,266万2,000円の黒字となっており、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 以上で教育民生常任委員会の報告を終わります。
○議長(西山八郎君) これにて委員長の報告は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより、ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 討論を終結します。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより採決に入ります。
 議案第1号から議案第10号まで、以上10件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも認定であります。委員長の報告のとおり決することに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第10号まで、以上10件はいずれも認定をすることに決しました。
 暫時の間休憩をいたします。
      午前10時18分 休憩
      ――――◇――――
      午前10時20分 再開
○議長(西山八郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      常任委員及び議会運営委員の選任
○議長(西山八郎君) 日程第13、常任委員及び議会運営委員の選任を行います。
 お諮りいたします。常任委員及び議会運営委員については、委員会条例第7条第1項の規定により
       福田佐和子君      今西 忠良君      小笠原治幸君
       前田 学浩君      野村 新作君      西岡 照夫君
       西山 八郎
 以上7人を総務常任委員に
       西原 勝江君      村田 敦子君      中山 研心君
       浜田 幸男君      坂本 孝幸君      徳久  衛君
       高芝  謙君
 以上7人を産業建設常任委員に
       土居 篤男君      浜田 和子君      浜田  勉君
       有沢 芳郎君      岡崎 純男君      竹内 克憲君
       門脇  晃君
 以上7人を教育民生常任委員に
       今西 忠良君      西原 勝江君      土居 篤男君
       村田 敦子君      西岡 照夫君      門脇  晃君
       徳久  衛君      小笠原治幸君      前田 学浩君
       竹内 克憲君
 以上10人を議会運営委員にそれぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました以上の諸君をそれぞれの常任委員及び議会運営委員に選任することに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) この際、議長において委員会条例第9条第1項の規定により、委員長互選のため委員会を招集いたしますから、直ちに委員会を開き、正副委員長を互選の上、報告を願います。
 暫時の間休憩をいたします。
      午前10時22分 休憩
      ――――◇――――
      午前10時37分 再開
○議長(西山八郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 各常任委員会及び議会運営委員会の正副委員長が決定いたしましたので、御報告をいたします。
     総  務常任委員長   小笠原治幸君
          副委員長   福田佐和子君
     産業建設常任委員長   高芝  謙君
          副委員長   中山 研心君
     教育民生常任委員長   浜田 和子君
          副委員長   岡崎 純男君
     議 会 運営委員長   西岡 照夫君
          副委員長   土居 篤男君
 以上のとおり決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたさせます。事務局長。
(事務局長朗読)
 ……………………………………………………………
                                  20南総第323号
                                 平成20年12月5日

 南国市議会議長  西 山 八 郎 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人

      第334回南国市議会定例会の議案の送付について
 第334回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成20年度南国市一般会計補正予算
 議案第2号 平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算
 議案第3号 平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算
 議案第4号 平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
 議案第5号 平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
 議案第6号 平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算
 議案第7号 平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算
 議案第8号 平成20年度南国市水道事業会計補正予算
 議案第9号 南国市土地開発基金条例の一部を改正する条例
 議案第10号 南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第11号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 議案第12号 上倉辺地に係る総合整備計画について
 議案第13号 南国市山村振興等農林漁業特別対策事業施設の指定管理者の指定について
 議案第14号 南国市立スポーツ施設の指定管理者の指定について
 議案第15号 市道の認定について
 議案第16号 南国市人権擁護委員の推薦について
 報告第1号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
 報告第2号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について

          ―――――――――――*―――――――――――
 議案第1号から議案第16号まで、報告第1号、報告第2号
○議長(西山八郎君) この際、議案第1号から議案第16号まで及び報告第1号、報告第2号、以上18件を一括議題といたします。
 市政報告並びに提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 本日、議員の皆様の御出席をいただき、第334回南国市議会定例会が開かれますことを厚く御礼申し上げます。
 開会に当たり、提案いたしました議案の説明に先立ちまして、市政の状況について御報告申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願いしたいと思っております。
 11月20日、本市と高知工科大学が、人材育成・学術研究・産業の振興などで相互に連携し、地域の活性化と振興に寄与するための、包括的な連携協力に関する協定書の締結を行いました。本年3月には高知工業高等専門学校と連携協力に関する協定書を締結しており、また高知大学とは従来より協定書の締結をしておりますので、今後、これらの高等教育機関と連携を強め、本市の産業や教育の発展を図ってまいります。
 また、高知県産業振興計画の第2回物部川流域・アクションプラン策定委員会が11月28日に開催されました。
 本市の地域アクションプランの取り組みテーマは、「農産物加工の地域の特産品づくり」、「生産者と消費者をつなぐ場づくりの農家レストラン」、「観光交流のネットワークづくり」、「地域の歴史を見直し、地域の活性化に生かす土佐のまほろば」、「ごめんのブランド化」、「農業の発展はもとより、食育から地域振興・環境への貢献につなげていく地産地消」及び「市の特産園芸品目の振興」となっております。
 現在、厚生労働省地域雇用創造支援事業の地域雇用戦略チームにおいて、各テーマごとにこれからの具体的な取り組み方針、役割分担を検討しており、来年度の国、高知県の事業導入を目指してまいります。
 それでは、市政の主要な課題につきまして、御報告いたします。
     〔総務〕
 まず、総務関係につきまして、御報告いたします。
 11月3日、第40回南国市市民賞の授与式におきまして、社会福祉の部門での功績により、吉川美津さん、和田一さんが受賞されました。お二人には、受賞部門以外の分野におきましても、南国市の発展に寄与されており、今後も御支援、御協力をお願いするものであります。
 防災関係では、河川のはんらんなどによる浸水想定区域や、災害時の避難箇所等を明示したハザードマップを作成し、市民の防災意識の向上と災害時の減災対策として役立てるため、物部川及び国分川の洪水ハザードマップ作成調査業務に着手しました。
 海岸部での津波避難対策としましては、十市丸山地区の「との山」の中腹に、緊急避難場所として新たに階段と広場を造成整備しました。また、ソフト面では地域津波避難計画の策定に向けた説明会を行い、沿岸地域の実情に沿った避難計画策定への啓発活動を進めております。自主防災組織の活性化への取り組みとしましては、10月19日にリーダー研修会を開催しました。70組織から124名の参加があり、高知大学大年邦夫教授による基調講演の後、警察・消防・行政による情報提供や自主防災活動の活性化などについて意見交換を行いました。本年度の新規結成につきましては、11組織が組織化され地域の防災マップ作成や訓練に取り組んでおります。既存防災会の活動としましては、11月16日に岡豊地区の10防災会合同の防災訓練を開催し、倒壊家屋からの被災者救出などの高度な訓練を行いました。
 久枝防災施設建設工事は、建物の基礎工事を完了し約15%の進捗率となっております。来春には待望の避難施設が完成する予定であります。
 次に、地震対策で最も効果的な「命を守る取り組み」となります木造住宅耐震事業につきましては、制度の一部改正もあり、診断では60棟、また、改修工事では当初予定の20棟分が完了したため、新たに12棟分を補正予算に計上しております。本事業はボランティアによる無料啓発活動「もくもく・木造住宅耐震相談」事業など南国市地区住宅研究会との協働の取り組みによる成果もあり、利用率が向上してまいりました。家具転倒予防金具等取りつけ事業では、「取りつけ作業が困難な世帯」とする対象制限があるものの、高知県建設労働組合南国支部との協働作業の結果、31世帯について完了いたしました。引き続き「災害に強いまち」を目指した取り組みを進めてまいります。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして、御報告いたします。
 前回の財政健全化計画に引き続き、平成19年度から3カ年の南国市中期財政収支ビジョンを策定し、集中改革プランに沿って財政健全化を図っているところでありますが、平成20年度決算においては、基金の取り崩しも予想され、依然として厳しい財政状況が続いております。
 本市の来年度財政収支の見込みは、歳入において、市税収入は昨今の厳しい経済情勢を受け、また、地方交付税も国の仮試算では本年度比3.9%減となるなど、両税とも大きく減少することが予想されます。
 一方、歳出につきましては、少子・高齢化対策に伴う扶助費及び後期高齢者医療関連事業費の増など義務的経費の増大は避けられない状況であります。
 このような厳しい状況の中、平成21年度予算編成に当たっては、中期財政収支ビジョンや集中改革プランに掲げた項目を見据え、引き続き健全な財政運営を行ってまいります。また、あらゆる歳入歳出の見直しを図り、限られた財源の中で最大の行政効果を上げるべく、将来に向けた都市基盤整備、産業振興対策、教育・子育て支援・少子化対策、地震・防災対策、健康対策の5点を重点施策に掲げ、めり張りのある予算編成を行ってまいります。
     〔企画〕
 次に、企画関係につきまして、御報告いたします。
 11月8日から10日まで、姉妹都市である岩沼市より、井口市長、沼田市議会議長を初め、市民訪問団41名が、姉妹都市締結35周年を記念し、「つらゆき時代まつり」に合わせて本市を訪れました。歓迎会に先立ち、姉妹都市締結35周年を契機に商工業者の交流をさらに活性化しようと、両市商工会会長が姉妹商工会締結の調印を行い、今後、商工会、商工業者の交流を積極的に行っていくことになりました。
 歓迎会には、本市の関係機関、関係団体の代表者、一般市民合わせて95名が参加し、訪問団の来訪を歓迎し、交流を深めました。岩沼市民訪問団は、「つらゆき時代まつり」や西島園芸団地、歴史民俗資料館などを見学していただき、本市の歴史・文化に理解を深めていただきました。
 公共交通につきましては、土佐電ドリームサービス株式会社が、バス路線の空白地である野田地区・岩村地区・日章地区の一部で12月1日から乗り合いバスの試験運行を来年3月末まで行っています。その試験運行の結果を検証、検討してまいります。
     〔市民〕
 次に、住民異動関係につきまして、御報告いたします。
 平成11年度から実施しております高知市との住民票などの広域交付がこの12月末をもって終了となります。そのため、サービス低下とならないよう来年1月から毎週水曜日に市民係の窓口事務を午後7時まで延長し、広域交付の対象となっておりました住民票、印鑑証明書だけに限らず、戸籍謄抄本も窓口交付を行い、住民サービスに努めてまいります。
 年金事業につきましては、全国的に年金記録等への調査申請が多くなっていることから、その迅速な処理を図るため、各県に設置されている第三者委員会の委員が増員されたことに伴い、本市への照会依頼件数が増加しております。
 国保事業では、課題であります国保医療費の適正化につきましては、市民の健康づくりが重要であり、特定健診への受診勧奨を図ることも含め、市民との協働での健康づくりという視点から、各地区の健康文化都市づくり推進委員へのアプローチを行っております。
 9月には、岡豊地区で”ミニ健康フェア”を実施し、11月24日には、昨年に引き続き”健康なんこくきらりフェア”を開催いたしました。また、来年1月には、推進委員合同研修会も予定しております。
 これらの啓発を通して、各地区の推進委員会が住民の健康づくりの牽引役として活発な活動を行うことにより、市民に健康づくりが医療費に大きく影響するということを御理解いただき、結果として国保医療費の適正化につながるものと期待しているところであります。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして、御報告いたします。
 後期高齢者医療制度の実施状況につきましては、多くの問題課題を抱え、施行後、再三の見直しがされながら、実施いたしております。中でも、保険料関係につきましては、徴収方法を初め、本年度及び来年度からの「低所得者に対する保険料の負担軽減」の実施が決定されております。そのことによりまして、4月に特別徴収(年金天引き)4,182件に対し、10月では2,871件と件数が1,311件減少しております。年金からの保険料徴収につきましては、一定の条件を満たすことで口座振替に変更ができる現行制度から、口座振替と年金からの徴収の選択制を平成21年4月から実施する方向になりました。来年1月からは、75歳到達月での高額医療費の自己負担限度額変更への対応を初め、改正内容に対しまして、わかりやすく丁寧な住民対応をしてまいります。
 介護保険事業につきましては、現在、第4期事業計画(平成21年4月〜平成24年3月)の策定を進めております。11月20日開催の第2回策定運営推進協議会では、第3期事業(平成18年度〜平成20年度)実績を踏まえ、次期計画への適切な介護サービス給付、介護保険料額の設定について協議をしていただきました。特に保険料額につきましては、今期事業の実績におきまして、要介護認定者数の伸びの低下、介護療養型病床の減少、新予防給付が見込みよりも少なかったことなど、計画値よりも実績が下回ったことでサービス給付費が減額となったことに加え、財政安定化基金への償還も完了することから、次期保険料額は引き下げることができる見込みとなりました。
 また、同時開催いたしました地域包括支援センター運営協議会におきまして、今後の地域包括支援センターの委託運営について協議をいたしました。
 介護保険制度の改正により平成18年度創設いたしました「南国市地域包括支援センター」は、現在、保健課に設置しておりますが、地域包括支援センターの運営を公正、中立に実施することを担保として、「南国市社会福祉協議会」に平成21年度から事業委託する方向で具体的に準備を進めることになりました。
 なお、高齢者福祉事業や高齢者虐待への対応等、市が行うべき業務につきましては、今後も市で責任を持って実施してまいります。
 また、必ず起きると予想される南海地震の災害から市民の生命と健康を守るため、「緊急災害医療救護用無線電話」を導入し、保健福祉センターを基地として、市内医療機関、土佐長岡郡医師会及び総務課に常設いたしました。無線電話を使用して、10月には災害を想定し医療機関と模擬通話を実施いたしました。
 市民版食育推進行動計画により、本市の恵まれた環境から生産される安心・安全な農産物を利用した市民と生産者との交流事業として、新米と米粉パンを味わう「お米生産農家との交流事業」、食育の観点から家庭から出るごみを減らす「ごみ処理場見学事業」、酪農について学ぶ「酪農家との交流事業」、収穫現場を見学ししゅんの野菜を味わう「野菜農家との交流事業」などを実施いたしました。地産地消への取り組みを進め、地域住民や関係団体とともに食育推進行動計画の取り組みを進めてまいります。
     〔農林〕
 次に、農林関係につきまして、御報告いたします。
 農産物の偽装問題や輸入野菜への農薬物混入などにより、国産及び地元農産物への需要が高まっております。
 高知県施設園芸原油高騰緊急対策事業の追加対策に対して、10件556万4,000円の申請があり、8月時の申請事業同様、支援を実施する予定であります。
 平成11年度に山村振興等農林漁業特別対策事業で開設いたしました「道の駅南国」は、平成18年度から、3年間「株式会社道の駅南国」を指定管理者と定め運営してまいりましたが、運営状況もよく、引き続き同社を向こう5年間指定管理者としたいと考えております。
 市内、31団体で取り組んでおります「農地・水・環境保全向上対策事業」は、2年目となり、農用地を活用しコスモス・ひまわりを植え、地域の景観づくり、地域の住民との交流を行うなどモデルとなるような取り組み地区が出てまいりました。
     〔商工観光〕
 次に、商工観光関係につきまして、御報告いたします。
 企業誘致につきましては、それぞれの分譲状況は、なんごく流通団地は88.9%、みなみ流通団地は81.2%となっております。高知県と連携しつつ、完売を目指し今後とも取り組んでまいります。
 また、(仮称)南国工業団地につきましては、現在地権者から順次同意書をいただいており、代替地の必要な地権者につきましては、代替地の確保及び調整を行っております。
 11月21日、第21回南国市技能功労者表彰式におきまして、鍛造工の山崎善博さん、機械製図工の濱田幹男さん、金属加工の北岡光男さん、美容師の岩原澄子さん、造園師の島井謙二さんの5名の方が産業振興と社会の発展に尽力された功績により表彰されました。受賞されました方々は、今後とも健康に留意され、御支援、御協力をお願いするものであります。
 また、日本風景街道登録に向けた取り組みは、「土佐のまほろば風景街道推進協議会」が、10月に国土交通省に登録申請をいたしました。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして、御報告いたします。
 水環境や水資源の保全は、環境基本法において位置づけられた、地球的な重要課題となっております。海や川等の汚染の約70%は、家庭からの生活雑排水によるものと言われており、この生活雑排水対策として、浄化槽設置整備事業が設けられております。
 本市でも、合併浄化槽を設置される方に対して、補助事業を行っており、10月末現在で、80基の申請を受け付け、本年度は100基の設置を予定しております。
 浄化槽は、安い経費で短期間に設置できることから、その整備が重要視されております。今後も浄化槽設置整備事業の推進に努めてまいります。
 地球温暖化対策の一環として、イリオモテアサガオを用いた緑のカーテンを庁舎南壁面の外側の一部に生育させました。この実証調査は、夏季高温時において、太陽光の遮断により、建築物の温度上昇を抑えることを主な目的としております。
 今年度の中間総括では、植栽が6月とスタートが遅く、また、6月の日照時間が平年と比較して極端に少なかったことによる影響はありましたが、一定の生育状態になりました。
 このイリオモテアサガオは、さらに草丈が伸び、繁茂することが期待できます。引き続き、地球温暖化対策の一助としていきたいと考えております。
     〔建設〕
 次に、土木建設関係につきまして、御報告いたします。
 土木建設関係の工事費約4億8,800万円のうち、10月末現在の工事発注状況は約47%となっております。中でも高知南国道路周辺対策工事は約54%の発注となっております。
 内訳は、交付金事業による市道二ツ川線改良工事、南国108号線舗装工事、高知南国道路周辺対策工事、県単がけ崩れ住家防災対策工事、海岸地域排水対策工事、その他市道改良工事、河川改修工事等であります。残りの工事につきましても順次、発注をする予定で進めてまいります。
 また、地籍調査につきましては、左右山地区において土地所有者の御協力を得て、一筆地調査を順調に進めております。
 次に、高知南国道路本線につきましては、国、県とともに王子、物部地区で用地買収の地元説明会を行い、引き続き用地交渉を進めてまいります。
     〔都市整備〕
 次に、都市整備関係につきまして、御報告いたします。
 現在、策定しております新南国市都市計画マスタープランは、11月に第3回目の策定委員会を開催し、全体構想・地域別構想及び実現化方策について審議をいたしました。また、第3回目の策定幹事会(市関係課長)を開催するとともに、地域のまちづくりに対する市民の意向を把握するために、10月に第2回目の地域のまちづくりワークショップを開催し、地域の将来像をまとめました。
 (仮称)南国工業団地の計画等に伴う、現行の南国市都市計画マスタープランの一部見直し、都市計画道路の見直し及び工業団地地区計画策定の各業務は、高知県都市計画課と協議しながら進めております。
 街路事業の高知南国線の新設工事は順調に進んでおります。
 7月末に完成いたしました高見団地は、入居者の募集、決定を行い、10月から入居しております。
 住宅使用料の滞納整理につきましては、市民間の公平性を確保するため、高額滞納者に対し、住宅明け渡し等請求訴訟の提起を2件行っており、また、住宅新築資金等貸付金の債権回収につきましては、貸付金の未納者に対して面接を行い、納付を促しております。その上で11月に抵当権を行使し、1件の競売を申し立てております。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして、御報告いたします。
 学校教育につきましては、2学期は、北陵中学校、久礼田小学校、鳶ヶ池中学校、十市小学校、日章小学校において研究発表会が開催されました。北陵中学校と久礼田小学校につきましては、県指定である「学力改善推進モデル指定校」として、小・中連携を中心にした学力向上の研究成果を、鳶ヶ池中学校及び十市小学校につきましては、南国市教育研究所の研究指定校として、「男女平等教育」、「算数科」の取り組みを、そして、日章小学校につきましては、文部科学省指定である「小学校英語活動等国際理解活動」の取り組みを、それぞれ発表いたしました。
 10月16日に開催されました第43回南国市社会福祉大会では、2回目となる「南国市ボランティア功労者市長表彰」が行われ、十市小学校と北陵中学校が、保護者や地域の方々との清掃活動、生徒会を中心とした福祉施設訪問活動など、地域へのボランティア活動が評価されました。両校の児童・生徒にとりましては、今後の活動に大きな励みとなりました。そして、来年度以降、他校の活動も取り上げ、ボランティア活動の推進を図ってまいりたいと思います。
 次に、生涯学習につきまして、御報告いたします。
 スポーツの秋、芸術の秋に、多くの市民参加によりさまざまな行事が行われ、活力を発揮し生きがいなどを体感し交流を深めました。
 高知大学農学部との共催で、体験型の講座を開催し、多くの市民が受講し農学部の研究の一端を学習することができました。
 また、運動会や文化祭の開催など、元気な人づくり・地域づくりを目指した活動が各地区で実施されました。
 体育指導委員と協働で開催いたしました「さわやか健康ウオーキング」は、家族での参加、小学生のグループなど、多世代にわたる合計134名の参加者があり、途中掩体の見学やクイズなども実施し、楽しいウオーキング大会になりました。
 恒例の小学生駅伝競走大会は、市内13校すべての学校から、28チーム、212名の選手の参加により、南国市陸上競技協会を初め関係機関の積極的な御協力のもと実施され、選手の力走にたくさんの声援が送られました。
 また、第22回識字学級・集会所文化祭が11月15日・16日に開催され、日ごろの学級活動の成果を発表いたしました。また、同時に保育園児の歌や子供会の太鼓演奏、中学生の楽器演奏などもあり、多世代交流も図られました。
 第48回南国市美術展覧会は、11月23日から30日まで開催され、児童・生徒から一般の大作、力作が展示され、大勢の市民が鑑賞いたしました。
 子供から高齢者まで、生涯にわたって自己実現を目指し、心豊かでたくましく生きることができるよう、地域住民の連帯や交流を深め生涯学習・生涯スポーツを推進してまいります。
     〔上下水道〕
 次に、上下水道関係につきまして、御報告いたします。
 簡易水道事業岡豊地区配水池築造工事は、本年度の完成に向け順調に工事を進めております。上水道事業で進めております連絡管網の整備につきましては、中部給水区域から日章給水区域への連絡管が部分完了いたしました。現在、永田地区を中部給水区域へと切りかえ作業を行っており、年度内の完成を予定しております。また、里改田地区配水管布設工事につきましては、11月4日に着手し、早期に完成すべく工事を進めております。
 下水道事業につきましては、浸水対策の新川雨水幹線工事は、10月27日に着手いたしました。また、新川児童公園周辺の浸水対策新川枝線工事は、11月末に完成いたしました。
 未普及解消下水道事業の後免汚水幹線管渠築造工事につきましては、推進工法の工事が完成いたしました。
     〔消防〕
 次に、消防関係につきまして、御報告いたします。
 地域社会に密着した防災機関として、地域住民の安心・安全の確保のため、救急・救命講習を積極的に行っております。
 自主防災組織の皆様には、近隣の公民館などに出向き、また、事業所や中学生も対象としての応急手当てやAED(自動体外式除細動器)の普及・取り扱いの講習など、地域住民のニーズにこたえる救命講習を積極的に実施しております。
 火災予防に関しましては、これからは特に空気が乾燥し、火災が発生しやすい季節となります。市民一人一人に、火災予防に対する意識を高めていただくことにより、火災の発生を防止することができることとなります。
 秋の火災予防運動に合わせ、消防団による広報活動や、幼児たちで組織しております幼年消防クラブが防火演奏を行いました。
 また、グループホームなど小規模社会福祉施設などの防火安全対策の徹底のため、立入検査を行い、防火安全対策を行いました。
 以上、市政の状況につきまして御報告いたしました。
 続きまして、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成20年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、6億2,100万2,000円の増額計上であります。
 主な内容としましては、国の補正予算により前倒しで行う長岡小学校屋内運動場増改築事業費、久礼田小学校屋内運動場耐震補強事業費及び鳶ヶ池中学校校舎大規模改造事業費、同じく国の補正予算に伴う街路事業高知南国線整備事業費、障害者自立支援事業費及び生活保護扶助費の増額並びに高知南国道路周辺対策事業費の入札減、給付費の減少に伴う老人保健特別会計繰出金及び介護保険特別会計繰出金の減額であります。
 その所要一般財源は97万6,000円の減額でありまして、その内訳としましては、退職手当基金繰入金2,313万4,000円、暫定税率失効の補てんである地方特例交付金233万1,000円及びそれに伴う普通交付税の調整による地方交付税928万9,000円並びに諸収入等768万3,000円を増額計上し、課税標準額の減に伴う個人市民税の減を含む市税4,341万3,000円を減額計上いたしました。
 以下、主な歳出につきまして、御説明申し上げます。
 人件費につきましては、県人事委員会勧告に基づく各号500円の増額による給与改定や人事異動等を反映させた結果、全体としては1,894万8,000円を増額計上いたしました。
 総務費関係では、退職手当2,334万7,000円及び難視聴地域地上デジタル放送対応に係る電波遮へい対策事業費336万円を増額計上いたしました。
 民生費関係では、被保護者の増加等に伴う生活保護扶助費6,700万円、更生医療給付費増等に伴う障害者自立支援事業費5,133万5,000円、広域連合に対する後期高齢者医療給付費負担金増に伴う後期高齢者医療関連事業費2,071万9,000円及び3歳未満児の増加に伴う公立保育所費1,100万円を増額し、医療給付費の減に伴う老人保健特別会計繰出金3,521万4,000円及び介護給付費の減に伴う介護保険特別会計繰出金2,088万3,000円を減額計上いたしました。
 衛生費関係では、原油高騰に伴うし尿処理施設運営事業費700万円を増額計上いたしました。
 農林水産業費関係では、9月補正予算にも計上いたしました施設園芸原油高騰緊急対策事業に対応するための中山間地域等直接支払制度事業費338万6,000円を増額計上し、入札減に伴う高知南国道路周辺対策農道水路整備事業費2,700万円を減額計上いたしました。
 土木費関係では、国の補正予算に伴う街路事業高知南国線整備事業費2,000万円を増額計上いたしました。
 消防費関係では、木造住宅耐震改修等補助金の申請者増に伴う住宅耐震対策促進事業費560万円を増額計上いたしました。
 教育費関係では、長岡小学校屋内運動場増改築事業費2億1,322万9,000円、久礼田小学校屋内運動場耐震補強事業費1,745万7,000円及び鳶ヶ池中学校校舎大規模改造事業費2億2,078万9,000円を増額計上いたしました。
 公債費関係では、起債に係る利子の確定に伴う公債費利子461万7,000円を減額計上いたしました。
 また、債務負担行為といたしまして、資源廃棄物徹底回収業務委託を平成21年度から平成24年度までの3カ年で限度額931万円、スポーツ施設等管理運営業務委託を平成21年度から平成24年度までの3カ年で限度額8,115万4,000円と設定いたしました。
 議案第2号平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、223万3,000円の減額計上であります。
 歳出におきましては、異動等に伴う下水道職員及び十市浄化センター職員人件費242万5,000円を減額計上し、維持管理経費の増に伴う十市浄化センター維持管理費19万2,000円を増額計上いたしました。また、公共下水道事業におきまして、不用になった工事損失調査に伴う委託料並びに補償補填及び賠償金を工事請負費へ組み替えいたしました。
 歳入におきましては、事業内容の見直しに伴う流域関連公共下水道事業債110万円を増額計上し、一般会計繰入金333万3,000円を減額計上いたしました。
 議案第3号平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、4億3,463万円の減額計上であります。
 歳出におきましては、第三者納付金の増額等に伴う老人保健一般管理費64万7,000円及び職員人件費の増に伴う老人保健職員人件費2万3,000円を増額計上し、平成20年度に老人保健制度で支払うべき医療費が減となる見込みとなったことに伴う医療給付費4億3,500万円及び審査支払手数料30万円を減額計上いたしました。
 歳入におきましては、増加した第三者納付金700万円を増額計上し、医療費の減に伴う支払基金交付金2億2,699万8,000円、国庫支出金1億4,353万4,000円、県支出金3,588万4,000円及び一般会計繰入金3,521万4,000円を減額計上いたしました。
 議案第4号平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、40万円の増額計上であります。
 歳出におきましては、異動等に伴う農業集落排水職員人件費24万2,000円及び維持管理経費の増に伴う処理場維持管理費15万8,000円を増額計上いたしました。
 その財源といたしましては、一般会計繰入金40万円を増額計上いたしました。
 議案第5号平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1億4,674万9,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、退職者に係る医療費の増大に伴う保険給付費1,800万円、確定に伴う後期高齢者支援金等拠出金2,801万2,000円、確定に伴う共同事業拠出金1億1,219万3,000円及び過年度調整交付金の精算に伴う諸支出金352万円を増額計上し、確定に伴う老人保健拠出金858万5,000円、異動等による人件費の減に伴う総務管理費569万2,000円及び確定による介護納付金69万9,000円を減額計上いたしました。
 歳入におきましては、確定に伴う前期高齢者交付金2億9,673万6,000円及び退職者に係る医療費の増大に伴う療養給付費交付金3,384万5,000円を増額計上し、前期高齢者交付金の増に伴う国庫支出金1億3,423万3,000円、県支出金4,390万7,000円及び総務管理費の減に伴う一般会計繰入金569万2,000円を減額計上いたしました。
 議案第6号平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1億765万6,000円の減額計上であります。
 歳出におきましては、介護療養型医療施設の減少等に伴う介護給付費1億3,700万円及び介護保険職員人件費の減等に伴う総務費382万6,000円を減額計上し、事務機器更新等による地域支援事業費35万6,000円及び介護給付費準備基金積立金3,281万4,000円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、介護給付費の減に伴う国庫支出金2,341万5,000円、県支出金2,090万7,000円、支払基金交付金4,245万1,000円及び一般会計繰入金2,088万3,000円を減額計上いたしました。
 議案第7号平成20年度南国市後期高齢者医療保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、6,424万5,000円の減額計上であります。
 歳出におきましては、後期高齢者医療保険料が国の新たな軽減措置の開始により減少したこと等に伴う後期高齢者医療広域連合納付金6,863万8,000円を減額計上し、異動等に伴う後期高齢者医療保険職員人件費の増等に伴う総務費439万3,000円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、国の新たな軽減措置の開始により後期高齢者医療保険料7,100万7,000円を減額計上し、当初見込み以上に軽減対象者が増加したことに伴う後期高齢者医療保険基盤安定繰入金236万9,000円及び人件費に係る一般会計事務費等繰入金439万3,000円を増額計上いたしました。
 議案第8号平成20年度南国市水道事業会計補正予算、収益的収入及び支出において上水道事業費用を219万4,000円減額し、簡易水道事業費用を219万4,000円増額するものであります。
 主な補正の内容は、職員中途退職に伴う職員給料の減額及びそれを補う臨時職員等を雇用するための賃金等の増額並びに燃料費の高騰及び電気料金改定など事業費用の増加に伴う増額であります。
 資本的収入及び支出においては、上水道建設改良費を104万5,000円、簡易水道建設改良費を192万円、企業債償還金を379万9,000円増額するものであります。
 建設改良費の増額は、給与改定、職員異動に伴う増額であり、企業債償還金の増額は、償還額最終確定に伴う増額であります。
 議案第9号南国市土地開発基金条例の一部を改正する条例、土地開発基金の額につきましては、平成4年度に1億8,387万3,000円を追加積み立てし、合計3億6,916万8,000円となっております。条例上の基金の額は、額が増減するごとに条例を改正する煩雑さを避けるため、条例第2条第3項の規定を適用し、平成3年度に積み立てた額のまま変更しておりません。
 しかし、平成4年度に追加積み立てを行ってから相当期間経過しており、また定額基金の趣旨から、基金の額を3億6,916万8,000円に改正するものであります。
 議案第10号南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律(平成19年法律第58号)が平成20年10月1日に施行されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、政策金融改革における国民金融公庫等の組織の改編により関係条文の一部を削除するものであります。
 議案第11号南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、高知県人事委員会の給与勧告に基づく県職員の給与の改定に伴い、南国市の一般職の職員の給与を県職員の給与に準じて改定するため、本条例の一部を改正するものであります。
 主な改正の内容は、各給料表の給料月額に一律500円を加算するものであります。
 議案第12号上倉辺地に係る総合整備計画について、中山間地域の活性化につきまして、全県下的に重要な行政課題として、有効的な行政施策が望まれています。南国市においても具体的な地域振興対策の一環として、平成15年度から5年間の第2次辺地に係る公共的施設の総合整備計画を策定し、地域振興対策事業を進めてまいりました。
 中山間地域振興対策を進める上で、辺地対策事業債の利用をすることは市費の軽減を図ることができるので、引き続き、本年度から5年間の新たな事業計画を策定する予定であります。
 現在のところ、予定計画事業は、八京共聴施設改修工事及び黒滝地区飲用水供給施設改良工事であります。つきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備計画につきまして、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律(昭和37年法律第88号)第3条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第13号南国市山村振興等農林漁業特別対策事業施設の指定管理者の指定について、南国市山村振興等農林漁業特別対策事業施設の設置及び管理に関する条例第6条第1項の規定により南国市山村振興等農林漁業特別対策事業施設の管理につきまして、「株式会社道の駅南国」に行わせるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第14号南国市立スポーツ施設の指定管理者の指定について、南国市立スポーツ施設条例第3条第2項の規定により南国市立スポーツ施設の管理につきまして、「特定非営利活動法人 南国市文化とスポーツ振興NPO」に行わせるため、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第15号市道の認定について、本議案の山崎2号線(整理番号2180)、西ノ川1号線(整理番号1269)、西ノ川2号線(整理番号1270)、西ノ川3号線(整理番号1271)、西ノ川4号線(整理番号1272)、西ノ川5号線(整理番号1273)及び西ノ川6号線(整理番号1274)は、民間開発により整備された道を市道として認定するものであります。
 以上の市道認定につきまして、道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 添付資料に位置図を示しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
 議案第16号南国市人権擁護委員の推薦について、南国市人権擁護委員の野村美智氏は、平成21年3月31日をもって任期満了となるため、高知地方法務局長からその後任の推薦依頼がありました。松岡氏は、後任として適任であると考え、同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 参考資料といたしまして、松岡氏の略歴を添付しております。
 報告第1号公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について、訴訟の相手方である池本明は、東崎西部住宅B棟305号室に入居しておりますが、家賃を滞納し、その額は、高額となっております。
 市は、池本明に対し住宅明け渡しと滞納家賃、上水道使用料相当額の支払いを、連帯保証人である吉門?子に対し滞納家賃の支払いを求めておりましたが、法的な手段で解決する以外方法がないと判断いたしました。
 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されております公営住宅明け渡し等請求訴訟の提起を専決処分いたしました。
 つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 報告第2号公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について、訴訟の相手方である岡本勇生は、中央南住宅10号室に入居しておりますが、家賃を滞納し、その額は、高額となっております。
 市は、岡本勇生に対し住宅明け渡しと滞納家賃の支払いを、連帯保証人である佐々木五男に対し滞納家賃の支払いを求めておりましたが、法的な手段で解決する以外方法がないと判断いたしました。
 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されております公営住宅明け渡し等請求訴訟の提起を専決処分いたしました。
 つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 以上をもちまして私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西山八郎君) これにて市政報告並びに提案理由の説明は終わりました。
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○議長(西山八郎君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明6日から8日までの3日間は休会し、12月9日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 12月9日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
      午前11時36分 散会


議事日程
        平成20年12月9日 火曜日 午前10時開議
第1 一般質問
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      本日の会議に付した事件
  日程第1 一般質問
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      午前10時 開議
○議長(西山八郎君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) ただいま市長から追加議案の送付がありましたので、お手元へ配付をいたしました。
 職員をして送付書を朗読します。事務局長。
(事務局長朗読)
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                                  20南総第341号
                                 平成20年12月9日

 南国市議会議長  西 山 八 郎 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人

      第334回南国市議会定例会の追加議案の送付について
 第334回南国市議会定例会に提出する下記の追加議案を別紙のとおり送付します。

 議案第17号 南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例
 議案第18号 南国市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例

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      議案第17号、議案第18号
○議長(西山八郎君) お諮りいたします。ただいま送付されました議案第17号、議案第18号を日程に追加し、議題とすることに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 それでは、本日追加提案させていただきました議案第17号及び議案第18号につきまして提案理由を申し述べます。
 議案第17号南国市国民健康保険条例の一部を改正する条例、健康保険法の一部を改正する法律(平成18年法律第83号)が、平成18年6月21日に公布され、健康保険法施行令の一部を改正する政令(平成20年政令第371号)が、平成20年12月5日に公布され、平成21年1月1日から産科医療補償制度が創設されることに伴い本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、出産育児一時金について、厚生労働省で定める要件を満たした特定病院等において出産した場合に3万円を上限に加算して支給するものであります。
 議案第18号南国市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例、後期高齢者医療の保険料の延滞金につきましては、本条例第6条第1項に規定しておりますが、市税、介護保険料等と同様の割合の特例措置を設けるために本条例の一部を改正するものであります。
 なお、特例措置は、平成20年4月1日にさかのぼって適用するものであります。
 以上をもちまして追加提案につきましての私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西山八郎君) これにて提案理由の説明は終わりました。
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