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検索結果 »  平成20年 第333回市議会定例会(開催日:2008/09/12) »

議案質疑


○議長(西山八郎君) この際、議案第1号から議案第25号まで及び報告第1号から報告第3号まで、以上28件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 議案第1号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第1号平成19年度南国市一般会計歳入歳出決算について3点お伺いをいたします。
 市民の皆さんの暮らしを守るための財政健全化が今進められている中で、19年度の決算が出されました。決算が次年度の予算編成に生かせるように、他市のように9月議会に提案をということをこれまでにも提案をしてきたところですけれども、本年度からこれが実現をされ、改善をされたことに、大変事務量の多い中で実現をしたことに対し、敬意をまず表したいと思います。
 ただ、これまでありました主要な施策の実績報告書は、あの1冊で、人口分布も初め市政全体がわかって大変便利でした。新しい事務事業実績評価報告書は、個別の事業の内容や評価、今後の対応策もわかっていいわけですけれども、これまでの報告書のよさも取り入れて、再度検討をしていただきたいというふうに思いますが、今度初めてこの報告書にした経過、取り組みと今後どうされるのかもお聞きをしたいと思います。
 次に、連結実質赤字比率というのが今回出されました。この意見書の中に、「老人保健特別会計を除いた会計は黒字額になっている。赤字額の発生は認められなく、経営状況は健全と認める。なお、これら対象会計の中には、平成19年度に一般会計より以下の多額の繰出金が支出され、大きな負担となっている」ということで、国保については4億4,564万4,000円、介護保険については5億1,972万円、老人保健特別会計については5億5,700万円という金額が記されております。市民負担が多くなり、南国市の負担が大きくなったのは、国が負担を減したことでありますから、そのことを念頭に置いてお尋ねをいたします。
 老人保健は後期高齢者に変わっていくわけですけれども、国民健康保険も介護保険も、市民の皆さんがいずれは全員が加入をされるという中身でありますけれども、ここに指摘をされました「大きな負担」、これが、例えばこれまでですと、保育所の民営化について、意見書で市負担が重いということで保育所民営化に突き進んだわけですけれども、この指摘を踏まえて、これらの会計に対する繰出金を削減をされていかれるお考えなのか、お尋ねをいたします。
 次に、4点目は、4款衛生費の塵芥処理費4億500万円のうち香南清掃組合負担金1億7,900万円ですけれども、評価の報告書の中にもこれらの内訳が書かれておりますが、8年後に予測をされております清掃組合の建てかえについての準備はこの19年度決算の中には含まれているようには見受けられないわけですけれども、8年後に予測をされる建てかえ、そのための取り組みはこの中でどのようにあらわれているのでしょうか。
 何年か前に、100億円を超える工事費、そのうちの南国市負担分は40億円と言われておりましたから、事務局長の方も現在では既に40億円を超えるだろうというお話をされておりました。ごみの量で炉の大きさも変わるわけですから、分別収集の徹底も大変必要になってくると思いますが、特に南国市のプラスチックのごみの中身については質が悪くて、結局は再利用できていないということが既に明らかにされています。プラスチックの収集運搬業務委託料には827万円というお金が使われているわけですけれども、このプラスチック、戻して焼いておられるのか、お聞きをしたいと思います。
 どうしてもこういうことがあらわれてくると思いますから、リサイクル可能なプラだけを収集をする、あるいは分別の仕方を徹底をする、そういうことが今後必要になってこようかと思います。また、生ごみの成分も2分の1は水分と言われておりますから、これらの改善は、ごみ減量の改善は市民との協働で行い、堆肥化で延命策をとるのかということなども必要になってこようかと思いますが、8年後を控えて、この決算にあらわれた取り組み状況をお聞きをいたします。
 次に、決算書131ページ、8款住宅費の中の高見団地、高見南団地一般廃棄物収集運搬処理業務委託料294万円についてお尋ねをしたいと思いますが、これは高見団地が建てかわったときの一般廃棄物なのか、不法投棄のごみの収集委託料なのかお聞きをして、1問を終わります。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。財政課長。
      〔財政課長 高木茂美君登壇〕
○財政課長(高木茂美君) 福田議員さんの主要な施策の成果を説明書類の変更についてお答えいたします。
 今回の改訂の趣旨は、これまでの成果説明書類が、金額の大きな事業や特徴的な事業しか記載していなかったことから、税金がどのように使われているかをより詳細に示すため、予算に計上されたすべての事業について記載するように改めたものでございます。また、一定総合計画や決算書との関連を示すとともに、自己評価ではありますが、事務事業評価ともリンクをさせたものとなっております。以前の成果説明書類のほうが具体的でわかりやすかったのではないかとの御指摘ですが、御指摘の趣旨を踏まえまして、今後さらに充実した内容になるよう、改善に努めてまいりたいと存じます。
 なお、今回の事務事業実績書は、市ホームページ上にも掲載していきたいと考えております。多くの市民の方に市役所の事業内容を知っていただき、市民との協働にもつながっていけばと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。
 それともう一点、国保、介護特会の繰出金、このことについてどう考えているのかとの御質問ですが、繰出金につきましては、原則、一定、例えば交付税措置されている部分、そういうものなどについては当然繰り出していかなくてはいけないとは思うのですが、それ以外の分、例えば一定基準等で決められた以外の繰出金等につきましては、特別会計の中でのやはり努力というのが求められてきますので、今後そうやって基準以外の繰出金の部分がふえないような努力は今後も続けていかなくてはいけないのではないかと考えておる次第です。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 環境課長。
      〔環境課長 池知 隆君登壇〕
○環境課長(池知 隆君) 福田議員さんの御質問にお答えいたします。
 香南清掃組合は、平成3年に新焼却施設で操業を始め、平成18年に10年間の操業延長を行うため施設の改修を行っております。その際、当初は80トン炉が2基でございましたが、改修の際に65トン炉が2基という能力になっております。現状では、ごみの搬入量は、最大でも1日70トン程度でありまして、通常1基ずつの操業でございます。御指摘のとおり、平成28年、あと8年後には新たな施設への更新時期が参ります。早急に論議を行い、設置場所の問題、また炉の規模の問題等を検討し、具体的な結論を得ながら、更新の手はずを整えていかなければなりません。当然施設更新に当たりましては、炉の規模によって建設費が大きく変わってきます。ごみの減量が進めば、小さな炉で賄えるということになります。今後、焼却ごみの減量が大きな課題となってまいります。
 さて、南国市のごみの収集量は、分別収集の実施、資源化を進める中で、平成13年度の1万7,295トンをピークに、平成19年度には1万4,668トンまで減少しております。その中で、可燃ごみにつきましては、平成13年度の1万2,376トンが、平成19年には1万1,169トンまで、およそ1割減少しております。しかし、施設の更新に向けましては、炉の規模を縮小さすために、さらなる可燃ごみの減量化に取り組む必要があると考えております。
 具体的には、市民への啓発が重要でありまして、その内容としては、1、3R、リデュース、リユース、リサイクル、リデュースというのは廃棄物の発生抑制、リユースというのは再使用、リサイクルは再利用でございます、その推進が必要でございます。2、可燃ごみの中には紙類や布類がまだまだ多くありますので、分別の徹底を図っていきたいと考えております。3、可燃ごみの多くは食物残渣の生ごみであります。福田議員さんが言われましたように、水分をできるだけ少なくするため、家庭での水切りの徹底を指導していきたいと考えております。4、家庭からの排出量を少なくするための生ごみ処理機の導入促進など必要となっております。これらの取り組みにつきましては、市民の皆様の御協力なしには達成できませんので、担当課といたしましては、さらに南国市広報やあらゆる機会を通じて啓発活動等を進めていく必要があると思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 神田 彰君登壇〕
○都市整備課長(神田 彰君) 福田議員さんの御質問にお答えいたします。
 高見・高見南団地の一般廃棄物の収集運搬処理業務の委託料についてでございますが、団地の移転に伴うごみなのか、不法投棄によるごみなのかという御質問であったように思います。
 当時の状況について御説明いたします。
 老朽化した高見団地の建てかえのために、団地に入居していた24世帯が、平成18年10月末から平成19年3月末までに住みかえによる転居を行っております。そのうち、年内に7世帯の転居があっております。このときには、収集日以外の日にも可燃物等のごみが出されまして、12月25日に、当時の住宅課及び生活環境課の職員で、団地の居住者にも協力を依頼して、ごみステーションの清掃作業を行っております。この清掃の作業中にも、外部から車でごみを持ち込むと、不法投棄をしに来た者もおったようでございます。それ以後、3月末までの住みかえによる転居対象の世帯は17世帯でございます。移転に伴うごみ処理につきましては、適正な処理を強く指導するとともに、巡回パトロールも行いました。そのせいか、多少の不法投棄ごみもありましたが、一定落ちついていたようでございます。その後、6月の解体工事の発注までの間、特に4月の中旬から5月の中旬にかけまして、団地の敷地内に集中的に粗大ごみ等の不法投棄がされるようになったようでございます。その内容は、木くず、廃プラスチック、金属くずその他で27.53トン、家電のテレビ58台、冷蔵庫39台、洗濯機20台、エアコン7台、廃タイヤ50本でありました。職員が日中に見張りをするなどしましたが、深夜や早朝に投棄されるのか、日に日に増大をしていったようでございます。この時期、入居者からの通報もありまして、南国署に夜間取り締まりを依頼をし、深夜にパトカーでのパトロールも行っていただきましたが、余り効果がなく、増大するばかりであったようでございます。市としては、やむを得ず、5月25日から28日にかけまして、株式会社黒潮警備保障に24時間の警備を委託しまして、やっと不法投棄が終息した状況であったようでございます。
 このように、今回の収集運搬の委託ごみにつきましては、平成18年12月25日の市による清掃日以外に発生したごみであります。その後に転居を行った世帯は17世帯であり、転居の全世帯が木くず等の、テレビや電化製品等をすべて廃棄したとは考えにくいわけですが、転居世帯からの投棄も完全に否定することもできておりません。しかしながら、世帯数から考えても多い投棄量、投棄数から見ると、市としては外部から持ち込まれたものが大半ではないかと考えております。このような事情の中での業務処理委託でございましたので、御理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) 1点目の資料については改善をしてくださるということですので、ぜひよろしくお願いいたします。こんな立派な冊子でもなくて構いませんので、ぜひよろしくお願いいたします。
 2つ目の赤字比率のところでお尋ねをしたことにつきましては、繰り入れについて、基準以外には独自の努力というふうに言われましたが、私が最初に言いましたのは、市民の皆さん一人残らずいつかはこの制度に加入をすることになるわけですから、これまでは、例えば一部の人が加入をする制度というふうに国保だとか介護とかは言われてきたわけですけれども、市民の方が全員がいずれは加入をすることになるわけですから、特別な制度ではなくて、南国市が全体に責任を持つという意味では、南国市独自の繰入金をふやすという立場はぜひ貫いていただきたいと思います。答弁は構いません。
 1点だけ、衛生費のことで市長にお尋ねをしておきたいと思います。
 この建てかえについては、財政計画にもまだ載っていないというふうに思うんですが、今短期、中期ってやってますから、8年後というのは視野に入っていないのかもしれませんけれども、これだけ節減をしている状況の中で40億円を超える金額を負担をせないかんというのは、また新たな大きな問題を抱えるということになりますので、なるだけ負担を軽くするためにも、先ほど課長から答弁があったように、啓発活動であるとか、今担当課は、大変素早く、市民の皆さんの苦情を解決をするために課挙げて取り組んでくださっているというのは私も実感をしておりますけれども、こうしたことも含めながら、財政計画どうしていくのかということで、市長に今後のお考えをお聞きして、終わります。
○議長(西山八郎君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) 先ほど福田議員さんから御指摘がございましたように、何分にも多額の経費を要するわけでございますので、やっぱりこういう御時世でございます。処理方式そのものも日進月歩の世界でございますし、そういう機種の選定から始まって、それ以前の対策については、今担当課長から申し上げたとおりでございます。そして、場所のことももちろんございますし、そういうようなところで、計画的に進めてまいりたいと。
 以前は8カ町村ということでございましたので、いろいろと多くの方の御意見もあったわけでございますが、今回3市ということで、大変コンパクトに組合議会もなりまして、そうした意味で、その改良について、多方面から、あるいはその専門分野の御意見もいただきながら、これらのことに対処してまいりたいと思っております。
 以上です。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第1号の質疑を終結いたします。
 議案第2号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) 議案第2号平成19年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算について質疑をいたします。担当課長の御答弁をよろしくお願いをいたします。
 この件は、報告第2号で、19年度資金不足比率の報告についてということで報告されておりまして、この報告を見て質疑をするわけなんですが。この決算書で、歳入中繰入金が、他会計繰入金、一般会計から2億700万円何がしが繰り入れをされております。これについて、意見書では、「繰出金が支出されており、大きな負担となっている」ということですので、負担となっているという現状を報告、指摘をしちゅうということだけですので、この意図については、この後に何がついてくるかはわかりませんが、一般的に考えたら、負担が、一般会計からの繰り出しが多い、何とかならないかというふうに受けとめるわけですが、独立会計の性質上、一般会計の負担は、可能な限り法定の負担以外はないほうがいいわけなんですが、この2億円何がしの一般会計の繰り出しが、果たしてこれが当然出さないかんもんなのか、それとも下水道事業の努力の中で減らせるものなのかどうか、一体どうしてこういう金額が出てくるのか、お尋ねをしたいと思います。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。上下水道局長。
      〔上下水道局長 井口善喜君登壇〕
○上下水道局長(井口善喜君) 土居議員さんの御質問、一般会計からの繰出金が多いということにつきまして御回答申し上げます。
 下水道会計につきましては、歳入6億6,291万6,000円、歳出6億6,040万円であります。歳入を見ますと、歳入済額の内容は、分担金及び負担金1,485万5,000円、使用料収入及び手数料2億2,227万4,000円、国庫支出金6,820万8,000円、御質問の繰入金2億706万3,000円、市債1億4,830万円、実に収入済額の31.3%を繰入金が占めております。使用料は、前年に比べますと1,328万円増加し、収入率で言いますと1.66%高くなっております。
 支出で見ますと、支出済額の主なものは、資本的経費として、新川雨水幹線管渠築造工事と同実施設計委託料で1億1,788万2,000円となっております。収益的経費といたしまして、浦戸湾東部流域下水道維持管理負担金6,289万6,000円、十市浄化センター維持管理費1,375万6,000円、公債費は、元金、利子合わせまして3億6,634万8,000円でございます。歳出6億6,040万円のうち、下水道費、これは管理費、維持費を合わせたものが2億9,405万3,000円に対しまして公債費は3億6,634万8,000円で、歳出の実に55.5%を占めております。
 これは、昭和57年度から下水道の整備を進めてきた蓄積、結果でありまして、このことで一般会計からの繰入金の軽減を図るには、土居議員さんもおっしゃられました、下水道の利用を促し、使用料等の収入増を図ること、これに尽きると考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 18番土居篤男君。
○18番(土居篤男君) 私が聞きたかったのは、この2億円何がしが、利用料、使用料、加入率を上げることによって、加入率を上げるというふうに言われましたが、果たしてその2億円中、加入率を上げることによってどれだけ解消されるのかということをもうちょっとわかりやすく言ってもらいたかったわけですが。
 つまり、新川の雨水排水事業、これは下水道利用者の皆さんに負担をかける性質のものではないと思います。補助金の都合上、下水道工事として、下水道事業の一部として取り入れてやると、そういうことですから、受益者に負担がかかる代物、かける代物ではないと。一般の市道整備と同じ性質を持っていると。市道整備ですと、市税をつぎ込んで、一般会計から繰り入れて当然ですが、これに殊さらに負担が重いというふうに指摘をされていますので、重いから軽うせえということは書かれておりませんが、そこで、なぜ重いのかということをもうちょっとわかりやすく御答弁をいただきたいと思います。
 下水道がなければどの程度の一般財源のつぎ込みでいいのかということと、どれだけ加入率、利用率を上げることによって繰出金が減るのかということと、この下水道工事には一般会計からの負担をしてはいけないのかどうか。参加した以上、何らかの割合とかで市の一般会計の負担が必要ではないかと、その一般会計の負担がどの程度が強要されるのかということを御説明願いたいと思います。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。上下水道局長。
○上下水道局長(井口善喜君) 1点目の新川の改修工事に関することでございますが、御存じのように、新川の改修につきましては、国庫補助事業として行っております。これは、国費50%、起債の充当率100%、いわゆる市費の持ち出しはございません、これで行っております。起債の充当率が100%ということは、国費、国庫補助金の残額については、起債、すなわち借金を充てるということでございます。このことが大きく影響はしておりますことは確かでございます。ただ、新川の改修につきましては、中心市街地の雨水浸水対策として最も重要な事業として位置づけておりまして、公共下水道事業とは異なりまして、土居議員さんがおっしゃいましたように、受益者負担金や使用料といった収益的なものは発生いたしませんが、これは継続していく計画でございます。
 また、19年度の下水道事業の実績で申しますと、現在整備を行っております地域につきましては、処理可能戸数といたしまして3,991世帯がございます。うち接続しているのは3,703戸ということで、水洗化率で申しますと92.78%でございまして、残る288戸、これが接続をすれば、試算はしておりませんけれども、非常に大きい収入が上がると踏んでおります。
 ここが一つ問題でございまして、それぞれ接続をされてない御家庭につきましては、それぞれの事情に基づきまして接続ができてないということでございまして、私ども上下水道局の職員も手分けをして、ここのあたりを重点的に訪問、お願いをしているところでございます。少しそれますけれども、9月10日が下水道の日でございまして、この日を前後いたしまして、職員が手分けをして未接続世帯を訪問いたしまして、下水道への接続をお願いもいたしたところでございます。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 副市長。
○副市長(藤村明男君) 少し補足をさせていただきたいと思います。
 土居議員さんの趣旨は、2億700万円程度の繰入金の内訳を示せば回答は非常に楽になると思いますけれども、私資料を今ここに持っておりませんので、詳しい話はできませんけれども、実は下水道にも、2億700万円の内訳で、繰り出し基準に該当する部分とそうでない部分が入っております。私、詳細忘れましたけれども、繰り出し基準に近い数字が2億700万円だというふうに基本的には思っております。
 下水道事業につきましては、現在新川の改修で約1億円と、一般の公共下水道で5,000万円程度実施しておりますけれども、新川の下水道については、基本的にすべて繰入基準の中に入ってこようかと思ってます。それは料金に反映しない金額だということでございます。
 で、一般の下水道については特別会計で賄っていくということになるんですけれども、その下水道事業債の中にも、基本的には高額の補助金のカットした部分であるとか、基本的には基準財政需要額の中に組み込まれる部分もございますので、すべてがそこの繰り入れ外ということではないというふうに思っております。
 その他に、下水道をすれば交付税措置もございますから、2億700万円がすべて、下水道の料金をこれから上げてそれに対応する料金徴収をしていかなければならないということではございません。今の状態でいくと、繰入基準の中にほぼおさまってる、少し足らないんではないかなというふうには思いますけれども、そういう状態だというふうに思います。
 ただ、下水道の健全化を図っていくという意味では、基本的には加入率が現在非常に低いですから、それを上げていくというのは一番重要なことだというふうに思っております。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第2号の質疑を終結いたします。
 議案第3号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第3号の質疑を終結いたします。
 議案第4号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第4号の質疑を終結いたします。
 議案第5号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第5号の質疑を終結いたします。
 議案第6号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) 議案第6号について質疑を行います。
 平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算でございます。
 これも、先ほどと同じように、資金不足比率審査意見書で、1億2,109万9,000円一般会計から繰り出されて、大きな一般財政への負担となっているというふうなことで出ております。農業集落排水事業は、これからの新規事業はなくて、もう工事も多分どこもないと思いますが、あとは接続して運営するだけと、あるいは起債を返していくだけということになろうかと思いますが、それにしてはこの1億2,000万円というのは確かに大きいと思います。
 それで、加入率、前にも聞いたことがありますが、浜改田と北部の農業集落排水事業、若干の加入率の違いもあるようですが、このうち、先ほど副市長の答弁で、初めて何か繰入基準内だとか外だとか、繰り入れしてよろしいと、一般会計で負担してよろしいという基準があるようですが、それを除いて、1億2,100万円のうちのそれを除いてどれぐらい残るのか、あと、加入率を上げることによってそれがどれだけ埋めれるのか、そこらあたりをお聞きしたいと思います。
 これは、前浜へし尿処理場を設置をする時点で、市が積極的に浜改田についてはこの排水事業を進めるということで、一定希望を確実に調査しないで着工、完成させたということで、いろんな困難で、事情でいまだに接続できないという率が高いと思います。そういうことが一つはあると思います。久礼田についても、浜改田よりは加入率は高いと思いますが、それでもやはり目標設計どおりの、想定どおりの加入率にはなっていないと思います。
 この事業をスタートするときには、議会のほうも少し勉強不足だったと思います。もう着工してから行政視察で他市に行きましたけれども、何カ所か、市によっては事前に説明をして、積み立てをして、それから加入に際しての、接続に際しての工事費、これをもうみずからが構えて、100%加入できると、そういう状態にして工事を始めてますから、あと持ち出しが非常に少ないというふうなことが言えると思います。初めての経験ですから、余り県内にもこういうことを成功させたものもなかったようですので、議会としても、もうちょっとチェックをしてブレーキをかける、やり方について提言をするということが抜かっておったと思いますが。
 今さら昔のことを、繰り言を言うてもいきませんけども、1億2,000万円のうち、加入率を当初の目標どおり上げればどの程度この負担が減るのか、そこらあたり含めて御答弁をお願いしたいと思います。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。上下水道局長。
      〔上下水道局長 井口善喜君登壇〕
○上下水道局長(井口善喜君) 土居議員さんの御質問にお答えをいたします。
 農業集落排水事業特別会計につきましては、予算規模が1億4,819万円でございます。歳入を見てみますと、収入済額の内容は、分担金及び負担金192万5,000円、使用料及び手数料収入が2,487万1,000円、繰入金1億2,110万円であります。歳出を見ますと、支出済額は、管理費、施設費合わせまして、農業集落排水事業費としまして2,733万8,000円でございます。と、公債費、おっしゃられました1億2,055万8,000円、実に歳出に占める割合が81.5%でございます。
 これは、平成16年3月をもちまして3施設の整備は終わっておりますが、これらの施設整備の費用として62億7,600万円程度要っております。その中で、19年度におきまして公債費を1億2,000万円程度支出をしておりますが、これによりまして、19年度末の残高で、市債の残高といたしましては20億5,000万円程度まだ残っております。
 浜改田の接続率は53.8%、これは戸数の接続率でございます。大変低くございます。また、久礼田につきましては70.8%、国府59.9%、3施設を平均いたしますと59.1%でございます。土居議員さんおっしゃられましたように、これを100%の接続率にした場合、少し試算をしてございます。計画戸数で試算をいたしました。3地区で計画戸数は1,423戸でございますが、59.1%の接続率でございますので、残る、これで計算しますと582戸が未接続ということでございますので、これをもって計算をしてございますが、受益者分担金につきましては各戸10万円でございますので、これを計算しますと5,820万円程度収入が上がります。これを起債の償還に充てましても、元金が減るのは六十六、七%でありますので、3,850万円程度元金は減るではないかと、受益者負担金につきましては一時金でございますので、そういうことで計算をしております。また、使用料につきましては、582戸、これが現在使用されている御家庭の月当たりの使用料が2,470円程度でございますので、これ掛ける12カ月ということで1,725万円でございます。事業費全体の費用に対しましては、微々たるものでございますが、毎年1,725万円が余分に入ってきますことを計算してみましても、とてもとても、現在の残高20億5,000万円の減額は目に見えない程度のものでございまして、私どもといたしましては、これも接続率を向上するということに尽きると思います。この取り組みに尽きると思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 副市長。
○副市長(藤村明男君) 農業集落排水事業の繰り出しのことでございますけれども、上下水道局長に少し補足をさせていただきたいというふうに思います。
 まず、先ほどの説明で、下水道の話で、下水道の基準外の繰り出しですが、先にお答えしておきますけれども、1,500万円程度でございます。19年度の繰り出し基準外というのは1,500万円程度だと思います。
 農業集落排水事業の繰り出し基準外というのは、約3,500万円でございます。これも実は、全体で繰り出してるのは大きなお金でございますけれども、浜改田、久礼田、国府とありますけれども、浜改田については全額補助対象事業でやっております。久礼田と国府につきましては、処理場のみ補助対象事業、あとは地方単独事業という事業でやってます、配管のほうですね。そういうもんについては、補助事業に該当する金額、その当時で50%、55%程度でございましたと思いますが、それがいわゆる特例措置分というふうな形で特別に企業債償還の中に返ってくるというふうなものもございまして、あとはそれぞれの交付税の算入基礎もございますから、そういう形で、実際には、1億2,000万円でしょうか、そのうちの3,500万円程度が基準外繰り出しということになっております。
 この部分についての料金設定を考えていくということでございますけれども、私は詳しい資料を持たずに言ってるんですけれども、1戸当たり約3,000円ぐらいなんでしょうか、農業集落排水事業の1戸当たりの1カ月の料金が、それを12カ月して3万6,000円です。1,000人ふやせば3,600万円程度の収入が上がってくるということでございますので、どうも今の状態を考えますと、100%加入していただいても、基準外繰り入れの金額を満たすということは少し無理があるのではないかなというふうに思ってます。そういう意味では、余り言いにくいですが、これからますます加入率の促進と値上げというふうなことも少し検討していかなければならないんではないかというふうに思います。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第6号の質疑を終結いたします。
 議案第7号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第7号の質疑を終結いたします。
 議案第8号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第8号の質疑を終結いたします。
 議案第9号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第9号の質疑を終結いたします。
 議案第10号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第10号の質疑を終結いたします。
 議案第11号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第11号の質疑を終結いたします。
 議案第12号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第12号の質疑を終結いたします。
 議案第13号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第13号の質疑を終結いたします。
 議案第14号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第14号の質疑を終結いたします。
 議案第15号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第15号の質疑を終結いたします。
 議案第16号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第16号の質疑を終結いたします。
 議案第17号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第17号の質疑を終結いたします。
 議案第18号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第18号の質疑を終結いたします。
 議案第19号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第19号の質疑を終結いたします。
 議案第20号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第20号の質疑を終結いたします。
 議案第21号の質疑を許します。質疑はありませんか。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第21号南国市税条例の一部を改正する条例についてお尋ねをいたします。
 この中身は、企業誘致の推進により地域経済の活性化及び雇用の確保を図るため、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律に基づき、事業者の土地及び家屋に係る固定資産税を免除するために改正をするものであるということで説明をいただきました。
 南国市に働く場がどうしても必要やということは、今回の一般質問等でも明らかにされましたし、それと同時に労働条件の確保も必要だと思います。国会でも取り上げられ、今回市長答弁の中にも「蟹工船」が取り上げられましたけれども、国会で質問をして、さまざまな改善を経る中で、キヤノンが大きな改善をしつつあります。国内のキヤノングループは、製造派遣を1万2,500から5,300人に、ただそれが期間社員や請負のほうに回っていることもあるわけですけれども、この中で社員も、少しではありますけれども、増員をしているということと、それから長浜キヤノンにつきましては、製造派遣を、330人いたところをゼロにしています。こうした改善も進んでいるわけですけれども、まだまだ、派遣だけでなく請負の問題、保険が掛けられていなかった問題などたくさんあるわけですけれども、市民の税金を投入して働く場の確保というのであれば、市内雇用と労働条件を明確にしておくべきだというふうに思いますが、この点について、今の取り組み状況をお聞きをしたいと思います。
 この条例によって減免をされる額については、75%は交付税措置ということになっておりますけれども、企業誘致と同時に労働条件の確保もぜひ力を入れて取り組んでいただきたいと思いますので、その立場からお尋ねをいたします。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 御答弁申し上げたいと思います。
 労働条件というのも大変重要な問題であります。まず雇用を図ると、その中身が、幾ら雇用が拡大しても、労働条件が悪ければということだと思いますが、我々は、当然市内雇用優先ということは掲げておりますし、企業誘致する場合、あるいは、この前の一般質問でも御答弁申し上げましたが、市外から工場を移転する、そういうような場合でもぜひとも南国市内の方の雇用をお願いしたい。移転という場合は非常に新たな雇用というのは少ないわけでございますが、それでもやはり今後雇用が拡大という場合は、市内の、南国市民を雇用をお願いしたいということは当然お願いをしております。そして、その雇用の次には労働条件ということだと思いますので、ぜひそういうことも念頭に置いて今後とも努力をしてまいりたい、そのように思います。
○議長(西山八郎君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) 答弁をいただきました。その立場でぜひ頑張っていただきたいと思うわけですが、誘致と、これまでも話がありましたが、誘致してもらう側と、それと労働条件両方をきちんと約束をしていただくというのは、なかなか進める側としては大変な困難もあろうかと思いますけれども、固定資産税については、今回やりとりもありましたけれども、市民負担は大変高いということもあり、税の免除をするということであれば、市の態度というか、市の姿勢が大事になってこようかと思います。市民の立場でどう取り組むかということが、その積極的な立場が相手にも伝わると思いますから、その立場で、先ほど答弁いただいたような立場で進めていただきたいと思います。
 以前議会でも取り上げましたけれども、ある誘致企業で働く派遣労働者の方が、厳しい労働時間で7キロもやせたと言われた女性がおりました。この方が、市が税金を投入して誘致した企業に市民の私たちがなぜこんなひどい目に遭うのかということを言われておりましたが、今はその方はもうこの南国市には住んでおられませんけれども、そういうことのないように、ぜひ市民の皆さんの、雇用は願いですから、ぜひそれを実現をするためにも、市民の皆さんの暮らしを守るという立場でぜひ取り組んでいただきたいと思います。
○議長(西山八郎君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第21号の質疑を終結いたします。
 議案第22号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第22号の質疑を終結いたします。
 議案第23号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第23号の質疑を終結いたします。
 議案第24号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第24号の質疑を終結いたします。
 議案第25号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 議案第25号の質疑を終結いたします。
 報告第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 報告第1号の質疑を終結いたします。
 報告第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 報告第2号の質疑を終結いたします。
 報告第3号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 報告第3号の質疑を終結いたします。
 これにて議案及び報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議案第25号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより採決に入ります。
 議案第25号を採決いたします。本案は推薦に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(西山八郎君) 起立全員であります。よって、議案第25号は推薦に同意することに決しました。
 なお、報告第1号から報告第3号までにつきましては議決の対象となりませんので、念のため申し上げます。