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検索結果 »  平成20年 第333回市議会定例会(開催日:2008/09/12) »

一般質問 1日目(西原勝江)

質問者:西原勝江

答弁者:市長、教育長、関係課長


 12番西原勝江さん。
      〔12番 西原勝江君登壇〕
○12番(西原勝江君) 通告に従いまして質問させていただきます。
 1問目は文化財についてです。7月28日、岡豊城が国の史跡に指定されたことが官報で告示されました。市役所の玄関には祝岡豊城、国史跡指定とあります。今後の岡豊城についてのお考えを教育長よりお聞かせいただけませんでしょうか、よろしくお願いいたします。
 6月の議会で浜田課長から、来年度以降、史跡保存管理計画の策定についての検討会を行うなど、今後の調査や保存活用の方策等の検討を行いたいとのお答えがありました。このことはもう来年度から進めていくということでよろしくお願いいたします。
 早速国史跡指定記念シンポジウムが教育委員会の主催で9月28日に行われることになっております。県の教育委員会、歴史民俗資料館、土佐まほろば地区振興協議会が後援となっております。市民の皆様参加のシンポジウムです。この会合が市民の皆様とともに岡豊城を意義ある城としての今後のあり方を考えるきっかけになるよう、成功を願っております。
 7月から8月にかけて5回行われました岡豊城と長宗我部氏という歴史学講座は、講義と最終日の歴史民俗資料館での資料見学で、とても充実した講座でした。このような講座やシンポジウムは市の職員の皆様、市民の皆様がともに指定の意義を共有できるために続けていただきたい。共有することは今後の保存活用の成功に欠かすことができないと思います。今後の生涯学習課の取り組みをお伺いいたします。
 長宗我部元親のことは司馬遼太郎の「夏草の賦」で語られておりますが、岡豊城の国指定のこの時期に長宗我部氏のことがメディアに取り上げられていました。5月にNHKのBSの「熱中夜話」という番組で、戦国武将で大河ドラマの主役にしたい武将の1位が長宗我部元親でした。
 また、6月17日発売の「戦乱の日本史」19号は、四国統一として元親が主役に取り上げられていました。この本には御当地検定という、今はやりの御当地検定のこの岡豊城、長宗我部元親のことを問題にした御当地検定が掲載されていました。また、8月4日の高知新聞では、長宗我部氏が家庭用のゲームと小説から全国の若者に大人気となり、長宗我部氏の子孫も招いて東京でイベントも開催されたとのことでした。全国的に知られるようになったと言っても過言ではないと思います。
 昭和34年発行された岡豊村史の、この岡豊村史は南国市に合併して南国市になるそのときに発行された村史ですが、その最後に長宗我部元親ゆかりの大切な偉功を永遠に保存せられんことを願って、此稿を終わりたいとありました。それから、来年でちょうど50年目を迎えるこのときの国指定を本市の次の時代のために大切に生かしていくことができると思います。
 8月8日の高知人づくり連合主催の高知県市町村議会議員研修の池田清一郎氏の講演の中で、日産のゴーン社長の言葉を引いて、ゴーン氏はいつも言うことは、行った先々でここの売りは何ですかということだそうなんです。外から見たら見えるけれど、なれっこになって、売りが何かが見えないことがあるとのお話をされていました。その話を聞きながら、本市には売りはこれだというものがありますが、その一つとして岡豊城、そして長宗我部氏というのが加えられるのではないでしょうか。
 花・人・土佐であい博の秋冬編には、南国市としては岡豊城から国衙周辺のカルチャーウオークが行われます。このようなときに岡豊山の入り口には歴民館と歴史公園の看板しかありません。ぜひともわかりやすい場所に岡豊城と長宗我部氏の看板、またそこへ至る道筋の要所要所の案内板を立てていただけませんでしょうか、この点お伺いいたします。
 2問目です。保健行政について2点お伺いいたします。
 最初に、本年度より始まりました生活習慣病を予防するための特定健診、特定保健指導についてお伺いいたします。
 今までの基本健診から変わっての健診であり、生涯健康で長寿であるために今までも健診が行われてきましたが、受診票が必要であるなど今までと違った仕組みの健診であります。特定健診には受診率の目標を国は4年後には対象者の65%という数字を掲げておりますが、本年は本市においては30%とのことですが、現在どのぐらい達成しておりますでしょうか。メタボリックシンドローム、内臓脂肪症候群やその予備軍と判定結果の出た方への保健指導も始まっていますが、その成果がわかるのはこれからだと思います。まず、4年後の65%、本年の30%という目標受診率に対しての取り組みをお聞かせください。
 次に、歯の健康についてお伺いいたします。
 歯科保健を啓発するスローガンとして、平成元年より国と日本歯科医師会が中心となって8020運動が提唱されました。80歳になっても20本以上の歯が残っているのを目標とした運動のことです。日本歯学センターの田北敏行氏は、健康な国づくりは歯の健康からという文章の中で、子供が生まれたときから虫歯ゼロを目指す北欧の国の取り組み、高齢になって残った歯と口腔内の環境をよくする大切さなどが述べられております。
 本市におきましても保健福祉センターの口腔衛生対策事業が行われておりますが、せっかくの事業ですので、8020運動をもっと前面に押し出して推進していくことによって、予防医療として貢献できるのではないかと思いますが、本市の取り組みをお聞かせください。
 次に、特に女性の場合についてですが、妊娠、出産で生活の変化やホルモンのバランスの崩れなどから十分な歯磨きができず、虫歯になりやすいと言われております。母子保健事業の中で母子ともの歯の健康の啓発は行われておりますが、産後にお母さんになった方へ産後歯科健診をしていただけませんでしょうか。
 愛知県犬山市では今年度から4カ月乳児健診に合わせて母親に対して無料歯科健診を行っているとのことです。本市においてもこのような取り組みをしていただけませんでしょうか、お伺いいたします。
 4問目に、道路の安全についてお伺いいたします。
 道が歩く人にとっても車を利用する人にとっても安全で安心して通れることが皆の願いです。いろいろな道のことがありますが、何人かの方からのお声がありましたので、恐縮でございますが、1カ所についてお伺いいたします。
 高知東道路から道の駅南国の北側から東に抜ける道のことです。東道路からは県道で、突き当たりから市道となっております。突き当たりのところが2本に分かれ、東に抜けるところがカーブになっております。バスも通るところです。ここのところが通りやすくするようにする計画はありますでしょうか。警察で伺ったところ、幸い事故はないとのことですが、市道、県道とつながっているところです。市としての今後の取り組みをお伺いいたします。
 最後に、ボランティアについてお伺いいたします。
 市民と築くなんこく協働プラン、第3次南国市総合計画の基本計画の中にボランティア活動、NPOの活動の充実という項目があります。社会福祉協議会を中心にさまざまな事業が行われており、ボランティア活動も活発に行われております。ことしも第11回南国ボランティアデーも盛大に開催されました。
 70歳以上の方が本市においては約9,000人になったとのことですが、先日行かせていただきました敬老会では、運営も70歳以上の方が元気で運営に当たり、寸劇や歌、踊りにも出演して、とても楽しい敬老会を行っておりました。今後とも高齢社会となりますが、生きがいづくりのためにもボランティアの精神が今まで以上に大事なことになると思います。ボランティアの必要な方、またボランティアをさせていただきたいという方もふえると思います。また、ボランティアは南国ボランティアデーも若い中学生の方も参加されておりましたが、ボランティアというのは年齢には関係ないとも言えると思います。だれもがボランティアのことがすぐわかる情報が提供できる窓口が必要ではないかと思いますが、本市におけるボランティア活動と課題があればお答えください。
 以上で1問目を終わります。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 西原議員さんの文化財に関する御質問にお答えいたします。
 岡豊城跡は、平成20年7月28日付官報で正式に史跡指定を受けました。指定理由につきましては、岡豊城跡は四国の戦国期城郭を代表する遺跡である。長宗我部氏が土佐一国から四国制覇をなし遂げ、織豊体制へと組み込まれる過程の変遷を内包すると言え、城下町を含めて景観ともによく保存されているとなっております。決定の報告を受けまして、西原議員さんもおっしゃってくださいましたが、庁舎正面のひさしに史跡決定の横断幕を掲げまして、お祝いの気持ちを表明したところでございます。
 南国市には市内の至るところに先人の歩みが刻み込まれており、歴史遺産の多いところであります。中でも岡豊城跡は、高知県の中世の城跡では最も重要な城跡であり、南国市の宝物であると認識しております。このような身近にある歴史遺産につきまして、学校教育や社会教育の場で市民の皆様が楽しく学習できるような機会をつくると同時に、将来にわたって史跡を良好な状態で後世に守り伝えていく努力をしてまいりたいと考えております。
 また、西原議員さんも申されましたが、史跡指定を記念しまして、9月28日には岡豊小学校体育館を会場に、岡豊城跡の活用と地域づくりをテーマに記念講演とシンポジウムを開催する予定ですので、多くの方に御参加をいただきたいと考えております。
 あと、担当課長より御答弁申し上げます。
○議長(西山八郎君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 浜田清貴君登壇〕
○生涯学習課長(浜田清貴君) 教育長答弁を補足して答弁いたします。
 岡豊城跡は、四国の覇者として全国的にも有名な戦国大名である長宗我部元親の居城であり、平成13年度の県の調査で丘陵南側にも多くの遺構が確認され、竪堀や堀切など、当時の遺構が良好に残っていること、またこれまでの発掘調査でも天正3年の名の入った瓦などが出土しており、検出された遺構も整備されております。織田信長や豊臣秀吉やその家臣団がつくった城の影響を受けた城として、近世城郭である高知城に移行する前段階の高知の代表的な城郭として評価が高まってきております。
 史跡岡豊城跡としての表示看板等につきましては、花・人・であい博までに間に合うかどうかはちょっと今申し上げられませんけれども、歴史民俗資料館等と協議をして検討してまいりたいと思います。
 今後の史跡の活用につきましては、地元の皆様やまほろば地区振興協議会、高知県県立歴史民俗資料館等の関係機関等の御協力をいただきながら、南国市の誇れる宝として将来に現在の姿で残しながら、この貴重な歴史文化遺産を市民が楽しく学習しながら活用していける施策を検討していきたいと考えております。生涯学習講座での文化財歴史講座や史跡めぐりウオーキング大会などを随時開催して、市民の皆様が文化財に触れ、学習できる機会を設けてまいります。
○議長(西山八郎君) 市民課長。
      〔市民課長 石川明美君登壇〕
○市民課長(石川明美君) 西原議員さんの御質問にお答えいたします。
 さきの医療制度改革によりまして、各医療保険者に実施が義務づけられました特定健診、特定保健指導が本年度から始まりました。南国市が医療保険者であります国保につきましては、議員御指摘のとおり、5年後の平成24年度の健診実施率いわゆる受診率の目標値は65%となっております。これは市町村に策定が義務づけられ、本年4月に議員の皆様にも配付させていただきましたこの特定健診保健指導実施計画の中に年度ごとの達成目標値を設定し、20年度は30%としております。なお、達成目標値につきましては、この健診実施率のほかに保健指導実施率とメタボリック減少率も設定をしております。
 まず、御質問の受診率につきましては、8月末時点で集団健診の実施率は10.2%となっております。そして、医療機関で受けます個別健診はデータが届き次第加算できますので、若干は率がアップすると思われますが、それでも本年度の目標値30%の達成はなかなか厳しいというのが正直なところでございます。
 次に、この目標値に向けどのような取り組みを行っているかということでございますが、言うまでもなく健診の受診率の向上は、40歳以上の国保被保険者のできるだけ多くの方に健診を受けてもらうことですので、受診につながる啓発が大変重要な課題でございます。そこで、健診を受診することがいかに大切か、自分自身の問題として市民の皆様に認識してもらうために、さまざまな角度から啓発に取り組んでおります。健診制度や受診方法などの変更について、「広報なんこく」での事前PRはもちろん、健康文化都市づくり推進委員合同研修会や連合婦人会総会、また17の市立公民館運営審議会に出席し、健診について受診勧奨を行いました。そして、各地区での健診前日には広報車で地区を巡回し、健診のお知らせを行っております。ただ、本年度は特定健診初年度ということで、国からの通知のおくれや取り扱い内容の変更など情報が不十分な経過もありまして、模索しながら実施という状況でございます。特に、議員御指摘のとおり、これまでと違いまして新たに受診券が必要となったため、健診会場での行き違いで本年度の健診受診を見合わす市民の方もおりまして、受診率に影響を与えております。
 このような現状におきましては、平成24年度の実施率65%も相当高い目標値と考えられます。今後は、本年度の受診状況結果を検証、分析し、自分の健康は自分で守るということが基本であり、まず健診で健康確認をしようという受診率アップにつながる効果的な啓発を検討し、目標値に近づけるような取り組みを進めていくことが重要です。目標値の達成いかんが国保税の後期高齢者支援分に影響するとされていることも大きな問題ですし、健診を受けないため健康不明者や病気の早期発見ができず重症化する市民の増加も危惧するところでございます。
 ところで、本市は健康文化都市を標榜し、市内18地区に健康文化都市づくり推進委員会を組織して、市民協働で健康づくりに取り組んでまいりました。そこで、この健康文化都市づくり推進委員会を活用した、いわゆる市民力による啓発活動として、日ごろ高知大学医学部と連携し、健康づくり活動を実践している岡豊地区健康文化都市づくり推進委員会主催のミニ健康フェアを9月28日に岡豊ふれあい館で開催いたします。この岡豊地区の活動が市内各地区の健康文化都市づくり推進委員会の活発な健康づくりへの起爆剤となればと期待するところでございます。
 次に、健診後の特定保健指導につきましては、昨年度準備事業として国保ヘルスアップ国庫補助事業を実施いたしまして、西原議員さんには積極的に御参加いただき、ありがとうございます。参加者には大変好評で、多数の方が効果があったと伺っております。本年度は現在のところ、これまでに結果の出ました岡豊、長岡など7地区に指導を行っております。7地区の受診者581名のうち125名が保健指導の対象者で、そのうち指導実施者は59名です。したがいまして、指導実施率は47%となっております。指導実施率の本年度目標値は20%ですので、現時点ではクリアできておりますが、あくまでも途中経過でありまして流動的な値です。
 指導の内容は、最初に健診結果報告会で集団指導を行い、次に目標設定を行う個別指導、その後栄養教室あるいは運動教室、電話での支援などを行う予定となっております。
 ところで、今月、9月は健康増進普及月間でございます。岡豊地区のミニフェアもこれに合わせ実施するものですが、現在庁舎1階市民ホールにおきまして、啓発展示を行っております。メタボ君を捜せクイズやジュースあるいはパンの実物展示によりますカロリー比較など、職員手づくり作品で健康づくりの啓発を行っております。ぜひ、ごらんいただきたいと思います。健康は健診からをスローガンに、保健福祉センター等関係課と連携し、積極的な受診率向上に取り組んでまいります。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 溝渕 勉君登壇〕
○保健福祉センター所長(溝渕 勉君) 西原議員さんの御質問に2点あったかと思いますが、お答えをいたします。
 まず、1点目の8020運動のことですが、8020運動につきましては、80歳の時点で20本の歯があるということは食事がおいしく食べられ、元気なお年寄りでいようということでございます。保健福祉センターにおきましては、市民に平素から最低年1回は歯科健診を受診しようと指導をしているところでございます。そこで、本市におきましては、6月の上旬の歯の衛生週間に歯の健康祭りを保健福祉センターで実施をいたしておりますが、その来場者に8020動について説明をいたしましたパンフレットを配布しておりますし、また広報へもその都度8020運動につきまして、市民への啓発を行っているところであります。
 次の2点目でございますが、妊婦さんの歯科健診を実施できないかという御質問でございます。
 保健福祉センターにおきましては、成人を対象にした歯科健診は3つ実施をしておりまして、1点目が歯科施設健診、これは歯の衛生週間中――6月4日でございますが――の週間中に市内歯科医院におきまして実施をしております。2つ目は、カムカムいい歯いい笑顔健診といたしまして、いい歯、11月8日の歯の衛生週間の1週間、50歳以上を対象に市内の歯科医院で実施をしております。そして、3つ目が40歳、50歳の記念の総合健診、これは保健福祉センターで実施をしております。その3つを成人を対象にして実施をしておるわけでございます。
 そこで、40歳未満と限っていいますと、40歳未満の妊婦が受診できる歯科健診は、先ほど申し上げました6月上旬の歯の衛生週間中の歯科施設健診のみであります。女性は、妊娠、出産を機に妊娠中のつわりの時期や産後の日常活動が制限される産後初期などは、口腔内の清掃保持がされにくい環境にあるため、虫歯や歯周病などに罹患し、歯を悪くするケースが見受けられるわけでございます。御指摘のとおりでございます。
 そこで、愛知県犬山市、これは妊産婦の歯科健診を実施しておりますが、その犬山市の状況について少し調査をしてみました。それは、妊婦歯科健診としてパパママ教室の参加者に歯科医が虫歯、歯肉炎等を健診をしていますし、一方、産婦歯科健診といたしまして、乳児4カ月健診に来庁した産婦に大まかな目視による歯科健診を実施をしておるところでございます。これらは、いずれも歯科医に保健福祉センターなどの施設に来てもらって健診をしているわけでございます。
 本市におきましては、これからママパパの集い、これ両親教室といいますが、では歯科指導は実施をしておりますが、妊産婦の歯科健診は実施をしておりません。そこで、西原議員さんがおっしゃいました虫歯や歯周病などによる歯の喪失を予防し、歯科健診の受診を促すため、例えば母子手帳交付時に妊産婦に対して歯科指導をするとともに、歯科無料受診券を配布する方法も、よい方法ではないかと思っております。歯の衛生に関する正しい知識の啓発と定期的な歯科健診の受診を勧奨する観点から、市内歯科医との会合であります歯科保健事業検討会に提案をいたしまして、妊産婦をターゲットにした健診につきましてよい方法はないか、積極的に探ってみたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 建設課長。
      〔建設課長 万徳恒文君登壇〕
○建設課長(万徳恒文君) 西原議員さんの御質問にお答えいたします。
 双葉台の野本製作所西側の市道木材団地4号線と市道双葉台〜植野線のY字交差点についてお答えいたします。
 国道32号から龍河洞、工科大学方面へ行く車がこのYの字交差点を通って、交通量がふえてきたということでございます。警察によると今のとこ事故ないそうですが、実は過去においてもいろいろ検討をしております。技術的に申しますと、双葉台〜植野線はこの交差点から北へ向かって下っております。一方、東から上がってきてヘアピンを過ぎると南へ登り切って、そして下ってY字交差をいたします。この下りが狭いわけでございまして、この路面を下げれば幅員を広く確保できるのですが、野本製作所への車が出入りするため下げられません。法面があるわけですが、法面を直撃にしても、その法面部分は約2メーターぐらい直角に上がるもんですから広がります。広がりますけれども、Y字交差点部分は幅員5.3メーターで変わりません。
 そこで、平成16年ごろですが、ヘアピンから真っすぐ双葉台〜植野線へT字交差点の計画をもって用地交渉に当たりました。しかし、地権者に同意はいただけなくって、感触的にかなり難しかって今日に至っております。逆に双葉台〜植野線を野本製作所の高さ近くまで上げてくることも考えましたが、そうすると、費用が倍以上かかります。それから、今度は西側の土地が池になりまして、これもなかなか困難でございます。また、道の駅風良里から久礼田小学校へ抜ける県道前浜〜植野線のバイパス計画がありまして、西は道の駅風良里からこのY字交差点付近までは仕上がっております。東は久礼田小学校南まで仕上がっておりまして、県は久礼田圃場整備の中を西へ領石川まで用地も買収しております。この県道が完成すれば、市道の交通量はかなり減るものと思います。しかしながら、県中央東土木事務所に聞きますと、財政事情により現在は凍結しておるそうでございます。
 そこで、現在のところ最少幅員は5.3メーターですが、ここの拡幅は困難でございます。なお、県道につきましては即凍結解除は難しいかもしれませんが、引き続き県と協議をいたします。そして、T字交差点の用地が可能であれば施行はいたしたいと思います。
 以上、御理解をお願いいたします。
○議長(西山八郎君) 福祉事務所長。
      〔福祉事務所長 谷田 豊君登壇〕
○福祉事務所長(谷田 豊君) 西原議員さんのボランティアについての御質問にお答えをいたします。
 今後、団塊の世代の大量退職に伴いまして、いろいろな技術、知識を持った方々が職場を去っていかれます。大量退職を迎えまして、今まで培ってきた技術、知識をどのように確保し、継承していくかという点で大きな社会問題として取り上げられております。一方、退職後今までの技術、知識を地域社会のために、また自分の生きがいとして生かしたいと考える方は大勢おられると考えております。これからは、人と人とが手を結び合い、支え合って生きていく時代となり、個人の生きがいと地域のニーズがマッチングするような社会が求められています。また、災害時にボランティアの方々の行動がどれほど大きな力を発揮するかは、今までの活動の報道などで明らかになっております。このような時代、社会背景だからこそ、ボランティア精神を持った方々を守り、育てていくことが大切だと思っております。そこで、窓口であります社会福祉協議会にお聞きをしましたところ、ボランティアの受け付けは随時行っておりまして、大歓迎だとのことであります。現在、本市において登録されています団体は約13組織、個人の方で30人程度と伺っております。
 現在の社協の活動を一部御紹介いたしますと、ボランティア列車、社協が駅でという意味ですが、この列車に乗りませんかとボランティア活動の育成、参加を呼びかけています。気楽に参加していただきたいと思います。
 次に、情報についてでございますが、現在インターネットでも高知のボランティア、NPOの情報を掲載したサイトにより情報は入手できますが、今後本市におけるボランティアの育成、ネットワーク化、また情報の発信などに向けまして、社会福祉協議会と連携をとり協議を進めていきたいと考えております。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) それぞれ簡潔に、丁寧にお答えをいただきまして、ありがとうございました。
 岡豊城のことにつきましては教育長にもお答えいただきました。看板のことですけれども、やはり必要と思いますが、本当に高いということは、すごい伺いましたので、無理にっていうことは、とても言えないかもしれませんが、言わせていただけるならば、いろんなところと協議していただいて、どこから見ても見えるというような、立てるのならばみんなの言葉を考えた、いい看板を立てていただくということも今後の課題として、どうぞよろしくお願いいたします。
 それからあとは、特定健診のことはほかの他県のもっとパーセントがいいところもあると伺いましたので、今後とも受診率のアップにみんなで協力しながら、アップしていくように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、歯の健診のことですが、歯科の先生と相談していただいて、何らかの形で歯を健康にということを、妊産婦さんへの健診をどうぞよろしくお願いいたします。
 それから、道路のことにつきましては、今伺ったとおり、とても難しそうですが、今後とも県と一緒になりながら改善に、経済状況が上向きになればっていう話になるかと思いますが、市としても今後ともここの点よろしくお願いいたします。
 それから、ボランティアのこともお答えいただきましたけれども、どこでも聞けるっていう、その窓口を社会福祉協議会ということですが、今後とも市でもこういうボランティアっていうことは社会福祉協議会だけではなく、いろんな各執行機関のボランティアもあると思いますし、ボランティア全体をどういうふうに位置づけして、また皆さんの参加をしながらボランティア精神あふれる、そういう真意っていう思いで取り組んでっていただきたいと思いますので、これは市全体でどうぞよろしくお願いいたします。
 以上で2問目を終わります。ありがとうございました。