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検索結果 »  平成20年 第333回市議会定例会(開催日:2008/09/12) »

第333回市議会定例会初日


第333回南国市議会定例会会議録
 ………………………………………
                                 南国市告示第40号
                                 平成20年9月5日
                           南国市長 橋 詰 壽 人

第333回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期  日  平成20年9月12日
 2.場  所  南国市役所 5階議場
 ……………………………………………
第1日  平成20年9月12日  金曜日

      出席議員     
     1番 中 山 研 心君        2番 前 田 学 浩君
     3番 徳 久   衛君        4番 村 田 敦 子君
     5番 岡 崎 純 男君        6番 高 芝   謙君
     7番 坂 本 孝 幸君        8番 小笠原 治 幸君
     9番 竹 内 克 憲君       10番 有 沢 芳 郎君
    11番 野 村 新 作君       12番 西 原 勝 江君
    13番 西 山 八 郎君       14番 浜 田 和 子君
    15番 浜 田   勉君       16番 浜 田 幸 男君
    17番 門 脇   晃君       18番 土 居 篤 男君
    19番 福 田 佐和子君       20番 西 岡 照 夫君
    21番 今 西 忠 良君
          ―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
    な し
          ―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市     長  橋 詰 壽 人君
  副  市  長  藤 村 明 男君
  総 務 課 長  和 田 義 許君
  財 政 課 長  高 木 茂 美君
  企 画 課 長  山 崎 正 道君
  税 務 課 長  吉 岡 秀 文君
  市 民 課 長  石 川 明 美君
  保 健 課 長  中 村 さ ぢ君
  保健福祉センター所長  溝 渕   勉君
  環 境 課 長  池 知   隆君
  農 林 課 長  西 川   潔君
  商工水産 課 長  池 内 哲 男君
  建 設 課 長  万 徳 恒 文君
  都市整備 課 長  神 田   彰君
  上下水道 局 長  井 口 善 喜君
  会計管理者兼会計課長  豊 永 悦 子君
  福祉事務 所 長  谷 田   豊君
  教  育  長  大 野 吉 彦君
  学校教育 課 長  正 木 敬 造君
  生涯学習 課 長  浜 田 清 貴君
  監査委員事務局長 谷 田 一 男君
  農業委員会事務局長  細 木  猛君
  選挙管理委員会事務局長  石 井   守君
  消  防  長  高 木 正 平君
          ―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  中 山 泰 夫君   次     長  小 原 正 子君
  書     記  門 脇 智 哉君
          ―――――――――――*―――――――――――     
      議事日程
        平成20年9月12日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成19年度南国市一般会計歳入歳出決算
第4 議案第2号 平成19年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算
第5 議案第3号 平成19年度南国市老人保健特別会計歳入歳出決算
第6 議案第4号 平成19年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算
第7 議案第5号 平成19年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算
第8 議案第6号 平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
第9 議案第7号 平成19年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算
第10 議案第8号 平成19年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算
第11 議案第9号 平成19年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算
第12 議案第10号 平成19年度南国市水道事業会計決算の認定について
第13 議案第11号 平成20年度南国市一般会計補正予算
第14 議案第12号 平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算
第15 議案第13号 平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算
第16 議案第14号 平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算
第17 議案第15号 平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
第18 議案第16号 平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
第19 議案第17号 平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算
第20 議案第18号 平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算
第21 議案第19号 平成20年度南国市水道事業会計補正予算
第22 議案第20号 南国市立共同墓地の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
第23 議案第21号 南国市税条例の一部を改正する条例
第24 議案第22号 南国市議会議員の議員報酬等に関する条例
第25 議案第23号 公益法人制度改革関連三法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
第26 議案第24号 市道の認定について
第27 議案第25号 南国市人権擁護委員の推薦について
第28 議案第26号 南国市監査委員の選任の同意について
第29 報告第1号 平成19年度健全化判断比率の報告について
第30 報告第2号 平成19年度資金不足比率の報告について
第31 報告第3号 損害賠償の専決処分の報告について
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第31まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時4分 開会・開議
○議長(西山八郎君) これより第333回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(西山八郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月26日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は15日間と決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(西山八郎君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により坂本孝幸君及び浜田和子さんを指名いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたします。事務局長。
(事務局長朗読)
 …………………………………………………………………………………………………………
                                  20南総第216号
                                 平成20年9月12日

 南国市議会議長  西 山 八 郎 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人  顳

      第333回南国市議会定例会の議案の送付について
 第333回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成19年度南国市一般会計歳入歳出決算
 議案第2号 平成19年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算
 議案第3号 平成19年度南国市老人保健特別会計歳入歳出決算
 議案第4号 平成19年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算
 議案第5号 平成19年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算
 議案第6号 平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
 議案第7号 平成19年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算
 議案第8号 平成19年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算
 議案第9号 平成19年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算
 議案第10号 平成19年度南国市水道事業会計決算の認定について
 議案第11号 平成20年度南国市一般会計補正予算
 議案第12号 平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算
 議案第13号 平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算
 議案第14号 平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算
 議案第15号 平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
 議案第16号 平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
 議案第17号 平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算
 議案第18号 平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算
 議案第19号 平成20年度南国市水道事業会計補正予算
 議案第20号 南国市立共同墓地の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例
 議案第21号 南国市税条例の一部を改正する条例
 議案第22号 南国市議会議員の議員報酬等に関する条例
 議案第23号 公益法人制度改革関連三法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
 議案第24号 市道の認定について
 議案第25号 南国市人権擁護委員の推薦について
 議案第26号 南国市監査委員の選任の同意について
 報告第1号 平成19年度健全化判断比率の報告について
 報告第2号 平成19年度資金不足比率の報告について
 報告第3号 損害賠償の専決処分の報告について
 …………………………………………………………………………………………………………
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第26号まで、報告第1号から報告第3号まで
○議長(西山八郎君) この際、議案第1号から議案第26号まで及び報告第1号から報告第3号まで、以上29件を一括議題といたします。
 市政報告並びに提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 第333回南国市議会定例会に御出席いただき、まことにありがとうございます。
 開会に当たり、提案いたしました議案の説明を申し上げるところでございますが、それに先立ちまして、市政の状況につきまして御報告いたします。
 去る8月22日から24日まで、姉妹都市締結35周年記念として、市民訪問団総勢41名が姉妹都市の岩沼市を訪問いたしました。訪問初日には、岩沼市長みずから仙台空港までお出迎えいただいた上に、岩沼市の歴史や市政の状況について詳しく御説明をいただきました。一方、岩沼市役所で開催された市幹部職員による歓迎会では、南国市長として南国市の市政の状況を説明いたしました。また、姉妹都市締結35周年記念市民訪問団歓迎会では、岩沼市民交流会会長の井口市長、姉妹都市親善協会の大内会長を初め多くの岩沼市民の方々から心温まるおもてなしを受け、訪問団一同大変感動いたしました。
 2日目の「岩沼市民夏祭り」は、あいにくの雨となりましたが、岩沼市民と合同でよさこい鳴子踊りを披露するなど、交流を深めることができました。11月に開催されます「つらゆき時代まつり」に合わせまして岩沼市民の皆様においでいただけるとのことですので、多くの方にお越しいただき、交流を深めてまいりたいと思っております。
 原油高騰対策関係では、南国市施設園芸原油高騰緊急対策事業に23戸の施設園芸農家から、総額2,140万7,000円の事業申請がありましたので、本市の施設園芸を守るために、この事業に対しまして補助・支援を行うようにいたしました。
 文化財関係では、文部科学省が7月28日に岡豊城跡を国の史跡に指定したことが官報で告示されました。これを受け、国の史跡指定を記念したシンポジウムを9月28日に開催する予定であります。
 それでは、市政の主要な課題につきまして御報告いたします。
     〔総務〕
 まず、総務関係につきまして御報告いたします。
 防災関係では、9月1日には、高知県全域に震度6弱(マグニチュード8.4)の大地震が発生したとの想定で、北部地区を対象とした南国市震災訓練を実施いたしました。この訓練は、国府小学校とその周辺を会場に、地元自主防災組織と消防団及び学校・保育所関係者が一体となり、全教職員、生徒、保育園児による震災時の避難と救出訓練及び初期消火、放水消火訓練をあわせて実施いたしました。
 また、体験コーナーでは、AEDによる応急手当て、煙体験、模擬119番通報、水消火器操法などを体験するとともに、参加した自主防災組織を対象に、家具転倒防止・木造住宅の耐震強化の必要性について研修を行いました。
 近い将来必ず起こることが予測されております南海地震に備えるためには、地域全体の災害対応能力を高めることが重要な課題であり、児童、学校関係者などが合同で行うこのような形態の訓練は、地域住民の連帯感の向上を図る上でも大変有効なものであり、今後も実施してまいります。
 また、地域との協働による取り組みとして、8月3日には、十市地区の「土砂災害を知り、自ら行動することを学ぶ会」の自発的な防災学習会が実施されましたが、市としまして、取り組みを後援するとともに、可能な限りの支援を行いました。
 次に、交通安全事業につきましては、道路交通法の改正により6月1日から後部座席のシートベルト着用が義務づけられましたので、制度について啓発を行うとともに、65歳以上の高齢者のかかわる事故が今なお多発していることから、悲惨な交通事故に遭わぬよう、起こさぬよう、高齢者の集まる機会を通じて交通安全を呼びかけてまいります。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして御報告いたします。
 平成19年度普通会計の決算状況につきましては、歳入総額は対前年度比9億3,183万円、5.4%の増となり、歳出総額は対前年度比10億9,330万9,000円、6.5%の増で、行財政改革の取り組みを進めておりますが、退職金、制度改正に伴う扶助費、国民健康保険への繰出金の増加などに伴い、決算規模は拡大しております。
 また、退職手当基金から2億592万5,000円の繰り入れを行ったことにより、実質収支は1億8,842万5,000円の黒字となっております。
 地方債借入残高は、平成19年度末で約243億円となり、対前年度比約22億3,000万円、8.4%の減であり、毎年着実に減少しております。
 財政構造の弾力性を示す経常収支比率は95.1%で、定年退職者に係る退職金や繰出金の増などにより対前年度比3.5ポイント上昇しており、財政の硬直化が進んでおります。
 次に、本年度の普通交付税の額が確定し、対前年度比1,555万1,000円、0.4%の減で、また臨時財政対策債も2,769万6,000円、6.3%の減となり、合わせて4,324万7,000円、1.0%の落ち込みとなっております。
 今後の財政状況の見通しにつきましては、景気の後退が懸念される中で、税収や地方財政計画の規模の圧縮による地方交付税の減が予想され、依然として厳しい状態が続くと予想されます。このため、平成19年度から3カ年の中期財政収支ビジョンなどに基づき、財源不足の解消にさらに努めてまいります。
     〔企画〕
 次に、企画関係につきまして御報告いたします。
 県産業振興計画の中で位置づけられております地域アクションプラン策定の取り組みは、農業・林業・水産業・商工観光・工業、それぞれ専門分野ごとの住民座談会の意見も取り入れながら、各団体による市単位の地域アクションプラン検討ワーキンググループで、それぞれの分野でのアクションプランの取りまとめを行っております。
 今後は、南国市、香南市、香美市の3市の市長や関係団体代表者による物部川地域ブロックアクションプラン策定委員会を開催し、各市の地域アクションプランを取り入れながら、物部川流域ブロックアクションプランの中間取りまとめを10月末までに行う予定になっております。
 情報セキュリティー対策につきましては、本市情報セキュリティー基本方針に基づき、セキュリティーレベルの強化に努めておりますが、今後、情報資産台帳の整備を順次行い、来年度の情報資産のリスク分析及び実施手順書の作成につなげてまいります。
     〔市民〕
 次に、住民異動関係につきまして御報告いたします。
 人口動態につきましては、世帯数は増加傾向ですが、人口は5月から減少が続いており、7月末で5万283人となっております。
 年金事業につきましては、「ねんきん特別便」対応の端末装置を年金係の窓口に設置し、広報8月号で周知を行ったところ、相談者が増加しております。
 次に、国保事業では、特定健診・特定保健指導が本年度から始まりました。「南国市特定健診・保健指導実施計画」では、平成20年度の特定健診実施率の目標値を30%と設定しており、目標が達成できるよう、受診勧奨に取り組んでおります。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして御報告いたします。
 後期高齢者医療制度が高齢者の診療のあり方や保険料の賦課徴収方法等多くの問題や課題を抱える中、本年4月1日に施行されました。制度の円滑な運営を図るため、施行状況等が検証され、6月12日に政府・与党におきまして、「高齢者医療の円滑な運営のための負担軽減等についての見直し方針」が取りまとめられました。
 実施早々、制度の運営について検討が重ねられ、特に保険料関係についてはたび重なる改善措置が打ち出されました。本市担当部署におきましても、制度開始当初に想定していた以上に事務内容が煩雑であり、加えて改善措置等への対応など、事務処理は増大しておりますが、丁寧な住民対応等を心がけているところであります。
 今後におきましても、制度に関する不安や疑問を解消するために、制度の趣旨や改善措置の内容等につきましてわかりやすく説明をしてまいりたいと考えております。
 介護保険事業につきましては、現在第3期事業計画に沿って事業を実施しておりますが、本年度は、第4期(平成21年度から平成23年度まで)の事業計画を策定する年となっております。7月20日に、「平成20年度第1回南国市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定推進運営協議会」を開催いたしました。平成18年度の介護保険法の改正では、2015年(平成27年)の高齢者のあるべき姿を念頭に置き、制度の持続可能性の確保、明るく活力ある高齢社会の構築を基本視点としまして、制度全般の見直しが行われました。第4期事業計画は、この制度改革を踏まえ、第5期(平成24年度から平成26年度まで)の目標を達成するための中間段階に位置づけられております。このような観点から、今後運営協議会におきまして、本市の実情に応じた介護給付の提供体制等の確保及び地域支援事業の実施が計画的に行われるような事業計画の策定に向け、検討、協議を進めてまいります。
 本年度から医療保険者に実施が義務づけられました特定健診・特定保健指導につきましては、7月末までの健診受診者数は1,074人であり、健診の準備ができておりました国保被保険者による受診者が多数を占めております。現在では、被用者保険の被扶養者につきましても、保険者から受診券の交付など、健診の準備が整ってまいりましたので、その受診者も増加しつつあります。さらに、健診結果から生活習慣の改善が必要とされた受診者には、メタボリックシンドロームの予防に向けて、食事や運動等の保健指導を実施しているところであります。
 また、本市の食育推進計画に掲げた「食育のまちづくり」を実現するために、市民みずからができる具体的な行動を盛り込んだ「食育推進行動計画」を作成いたしました。この行動計画により、本市の恵まれた環境で生産する安心・安全な農産物を利用する市民と生産者との交流事業等を取り入れた「市民版食育推進行動計画」を作成し、広報8月号とともに全戸配布いたしました。
 引き続き、食育の積極的な推進に努めるとともに、地域住民や関係団体の協力を得ながら、食育推進行動計画の実行に取り組んでまいります。
     〔農林〕
 次に、農林関係につきまして御報告いたします。
 今回の世界貿易機関(WTO)農業交渉は土壇場で決裂し、日本は農産物の大幅な市場開放が回避されました。
 米の生産調整(水田農業構造改善対策事業)につきましては、目標作付面積は、昨年と同じ面積で1,095ヘクタールの作付配分となっております。今年の早稲は、高温・少雨による品質低下が懸念され、収穫期の水管理等周知に努めました。台風の影響もなく、昨年と比べると品質、収量ともよく、作柄状況は「良」と見込まれております。
 鳥獣被害対策につきましては、主にイノシシの駆除をこれまで実施してまいりましたが、本市でもシカの目撃情報が増加し始め、その駆除対策が必要となってまいりました。
 中山間対策といたしましては、黒滝地区で、同地区出身者を含めた「ふるさと蛍祭り」を実施いたしました。現在、同地区は高齢化が進み、また人口も年々減少しているため、出身者と一緒になって地域の活性化を図っていく取り組みにできればと考えております。
     〔商工水産〕
 次に、商工観光関係につきまして御報告いたします。
 本市の夏の祭りとして定着しました「土佐のまほろば祭り」は、今年で20回目の節目となり、会場を比江の北部グラウンドから大そねの吾岡山文化の森の特設会場に移し、開催いたしました。子供から大人まで楽しめる祭りとして親しまれ、来場された皆様には、夜店や出し物など、また花火も例年の2倍以上打ち上げましたので、多くの市民の皆様に楽しんでいただけたと思います。
 今年の夏祭りのテーマは「地産地消」で、抽せん会の景品は南国市こめ地産地消の会からの協賛で新米の「米俵」を景品とし、出し物ではゴーヤジュースの早飲み大会を新しく企画するなど、南国色を出した祭りとなりました。また、経済効果等につきましても、周囲の商店では、通常の土曜日より売り上げが多かったと聞いております。
 準備等も含めて、まほろば祭り開催に際しましては、運営委員、ボランティア、市議会議員、地元の方々、その他多くの皆様方の御協力により、成功のうちに終わりましたことを心より感謝申し上げます。
 次に、(仮称)南国工業団地につきましては、設計変更も含めた地元説明会を開き、本格的に用地取得を進めていく所存であります。
 また、実施設計につきまして、笠ノ川川を改修するように変更いたしました。これは、地元より水害対策について強く要望されておりましたので、工業団地に設置する予定でありました洪水調整池を変更し、笠ノ川川の川幅を7メートル拡幅し、地元住民の不安を解消することを考えております。地元の皆様の御協力をいただき、関係機関と連携して、少しでも早く工業団地ができるよう努めてまいります。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして御報告いたします。
 昨年7月に篠原地区の地下水から有害物質である六価クロムが検出されて1年が経過いたしました。汚染発見以降、毎週井戸11カ所と汚染敷地内井戸1カ所の定期調査を行い、昨年12月からは井戸6カ所を追加し、合計18カ所について定期的に水質調査を継続しております。
 また、篠原地区の検査希望者につきましては、渇水期と降雨期の2回、合計約200カ所における井戸水の水質調査を行い、汚染状況の把握に努めました。
 この間の傾向といたしましては、数値は減少傾向にありますが、まだ環境基準値を超えている井戸があります。
 そして、篠原地区自治会に対しまして、汚染の原因や状況報告、汚染源への対策につきまして、節目ごとに説明会を開催するとともに、篠原地区住民向けに、平成19年9月と平成20年6月には、チラシ配布によりまして状況や今後の対応策をお知らせいたしました。
 一方、汚染の原因者である会社は、調査で確認された汚染土壌を可能な限り掘削除去し、また掘削除去できない汚染部分につきましては、通水洗浄により揚水井戸で地下水を強制的にくみ上げ、工場内で処理を行い、汚染を除去するという対策を実施しております。
 六価クロム汚染がいつの時期で終了するかは現時点では判断できませんが、高知県環境対策課と本市、汚染の原因者である会社の3者が協力して、汚染を低減するように努めてまいります。
     〔建設〕
 次に、土木関係につきまして御報告いたします。
 本市の建設事業の円滑な運営を図るため、「南国市建設工事審議会」を新設し、市道、都市計画道路、準用河川等について、1路線(河川)の工事が1,000万円を超えるものにつきましては、事業採択及び優先順位、また整備計画等につきまして審議することにいたしました。
 請負工事費約4億9,800万円のうち、8月1日現在の道路の維持補修、改良及び河川改修工事の平均発注率はまだ4%でありますが、東部自動車道・高知南国道路周辺対策事業費約3億3,600万円のうち約40%が設計済みで、入札待ちとなっております。
 また、県単補助事業によるがけ崩れ住家防災対策工事は発注しましたが、地方道路整備臨時交付金事業による市道篠原4号線舗装工事ほか3路線、市単独道路改良工事、河川改修工事につきましては、早期発注に向けて準備しているところであります。
 東部自動車道・高知南国道路及び県道空港インター線に関係する集団墓地造成工事につきましては、市の開発公社に委託して、代行施工による調査設計を発注いたしました。
 地籍調査事業につきましては、左右山地区の第2地区目の地元説明会を済ませ、現在一筆調査を行っております。
     〔都市整備〕
 次に、都市整備関係につきまして御報告いたします。
 現在策定しております新しい南国市都市計画マスタープランは、7月に第1回目の策定委員会及び策定幹事会を開催するとともに、地域のまちづくりに対する市民の意向を把握するため、8月に市内全域(6地域に区分)を対象にワークショップを4カ所で開催いたしました。
 また、(仮称)南国工業団地の計画等に伴う現行の南国市都市計画マスタープランの一部見直し、都市計画道路の見直し及び工業団地地区計画策定の各業務は、高知県都市計画課と協議しながら進めております。
 街路事業の高知南国線は、本年度116.5メートルの新設工事を実施し、供用総延長は689.5メートルとなります。
 国の地域住宅交付金制度の交付を受け、建てかえをしておりました高見団地は、本年7月末に完成しました。内容は、鉄筋コンクリート2階建てで、南東・北東の2棟、2DKと3DK合わせて22戸となっております。そのうち16戸は、市民の要望でありました単身及び小世帯向け住宅、また2DKのうち2戸は、市営住宅では初めてとなる車いす対応型住宅となっております。8月には、一般公募による11戸分の入居者抽せん会を行い、10月1日から入居が始まります。
 住宅使用料の滞納整理につきましては、市民間の公平性を確保するため、高額滞納者に対し、順次面接を行い、住宅明け渡し請求等の法的措置を視野に入れた対応をしております。また、住宅への不正入居者に対しても同様の法的措置をとってまいります。
 住宅新築資金等貸付金の債権回収につきましては、4月以降に22名の未納者に対して面接を行い、支払いを促しております。また、抵当権を行使し、競売を申し立てていきます。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして御報告いたします。
 まず、学校教育につきましては、市長と中学校生徒会が魅力あるまちづくりについて考える「ドリームトーク」を6月下旬から7月上旬にかけて行いました。生徒会からは、各学校での自主的な活動やボランティア活動の紹介に続いて、「南国市のボランティア活動を活発にしたい」、「子供やお年寄りが元気な南国市にしたい」など、子供たちのまちづくりに対する積極的な提案がありました。
 また、中学生の部活動では、香長土の地区大会を突破した多くのチームや選手が県大会で活躍しました。中でも香長中学校男子バレーボール部は初の四国一、香長中学校女子柔道部は2年ぶりの四国制覇をし、北陵中学校男子柔道部とともに全国大会出場を果たしました。全国大会では、香長中学校男子バレーボール部と香長中学校女子柔道部は、ともにベストエイトというすばらしい結果を残しました。他のチームや個人戦出場者もそれぞれ力を発揮し、日ごろの練習の成果が全国大会での活躍につながったことを心からたたえたいと思います。
 施設関係では、日章小学校及び香南中学校での校舎耐震補強工事、日章小学校の大規模改修工事がそれぞれ終了し、大篠小学校の第2学童クラブの施設は完成間近となっております。また、久礼田小学校の屋内運動場の耐震補強工事設計業務を発注しました。
 国際理解教育では、2名のALT(外国語指導助手)が、それぞれ香長中学校、香南中学校に着任いたしました。実践的なコミュニケーションや外国の文化を通して、中学校の英語教育が一層充実するとともに、小学生へのかかわりも期待しております。
 次に、生涯学習につきまして御報告いたします。
 高知東工業高校及び高知農業高校の開放講座や夏休み子ども教室、高知工業高等専門学校との連携協力による教養講座には、小学生や多くの市民の方に御参加をいただきました。今後とも、本市の高等教育機関との連携を深めてまいります。
 人権教育関係につきましては、7月10日から20日までの「部落差別をなくする運動」強調旬間に、市役所市民ホールにおきまして人権パネル展を開催し、市内の幼稚園児と小中学生から募集した人権に関する書道や標語、ポスターの作品を展示いたしました。
 スポーツ関係につきましては、第46回市民体育大会が各競技連盟の御協力により開催され、17種目で熱戦が繰り広げられております。また、9月20日から日本スポーツマスターズ2008高知大会のバドミントン競技がスポーツセンターで開催されます。
     〔上下水道〕
 次に、上下水道関係につきまして御報告いたします。
 経営改善につきましては、滞納者に対して訪問徴収を行い、給水停止の実施等厳しく対処し、収納率の向上に積極的に努めております。
 施設整備につきましては、防災対策として取り組んでいる簡易水道事業の岡豊地区配水池築造工事は、配水池本体工事と5月に発注いたしました電気設備工事ともに計画どおり進捗しており、本年度内の完成を目指しております。
 下水道事業につきましては、新川雨水幹線工事は、本年度の整備区間に係る交通規制、支障電気電話線等の関連協議も調い、今月内に工事を発注すべく進めております。懸案となっておりました新川児童公園周辺の浸水対策枝線工事につきましては、7月に1期工事の発注をいたしました。
 後免町及び駅前町の公共下水道の整備につきましては、8月に一部の工事を発注いたしました。その他の工事も引き続き発注してまいります。
 また、下水道及び農業集落排水の両事業につきましては、接続率の向上に鋭意努めてまいります。
     〔消防〕
 次に、消防につきまして御報告いたします。
 消防団は、地域防災の中核的存在として、消火活動を初めとして防災防御等を行うなど、地域に密着した活動を展開し、地域の安全確保に努めていただいております。身近な災害等での活動や大規模な災害時の出動に際し、団員の皆様の安全確保に一層努めてまいりたいと思っております。
 以上、市政の状況につきまして御報告いたします。
 次に、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成19年度南国市一般会計歳入歳出決算、議案第2号平成19年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算、議案第3号平成19年度南国市老人保健特別会計歳入歳出決算、議案第4号平成19年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算、議案第5号平成19年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算、議案第6号平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、議案第7号平成19年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第8号平成19年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算、議案第9号平成19年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算、平成19年度一般会計及び特別会計の決算につきましては、地方自治法第233条第2項の規定に基づく監査委員の審査が終了しましたので、同条第3項の規定に基づき、議会の認定に付し、同法第96条第1項第3号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第10号平成19年度南国市水道事業会計決算の認定について、平成19年度南国市水道事業会計決算につきましては、監査委員の審査が終了しましたので、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第4項の規定により、決算の認定を求めるものであります。
 なお、事業量は、給水人口4万3,990人、年間総配水量669万2,247立方メートル、普及率87.35%となっております。
 次に、経営状況は、収益的収入では、収入6億154万4,000円、支出5億4,038万7,000円、当年度純利益6,115万7,000円となっております。
 また、資本的収支では、収入4億6,368万1,000円、支出8億4,282万9,000円となっており、税込み収支で収入が支出に対して不足する額3億7,914万8,000円は、減債積立金1億270万円、建設改良積立金6,910万円、過年度分消費税資本的収支調整額1,195万4,000円、当年度分消費税資本的収支調整額15万6,000円、過年度分損益勘定留保資金6万8,000円及び当年度分損益勘定留保資金1億9,517万円で補てんいたします。
 議案第11号平成20年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、2億1,739万6,000円の増額計上であります。
 主な内容といたしまして、退職手当の増額、街路事業の見直しによる減額及び公的資金補償金免除繰上償還に係る財源内訳の変更であります。
 その所要一般財源は、4億7,242万3,000円の増額でありまして、地方特例交付金1,003万7,000円、地方交付税8,825万1,000円、減債基金繰入金2億6,331万円、退職手当基金繰入金6,614万2,000円、繰越金3,292万4,000円及び諸収入等1,163万8,000円を増額し、臨時財政対策債14万9,000円を減額したものを補正財源といたしました。
 以下、主な歳出につきまして御説明申し上げます。
 総務費関係では、退職手当1億1,162万1,000円、臨時職員増加に伴う人事一般管理費939万8,000円及び税源移譲時の年度間の所得変動に伴う減額措置等による還付金2,000万円を増額計上し、不採択となった地方の元気再生事業費1,946万4,000円を減額計上いたしました。
 民生費関係では、園児数の増加などに伴う公立保育所費2,910万6,000円を増額計上いたしました。
 衛生費関係では、機器修理に係る最終処分場関係一般管理費324万5,000円を増額し、人事異動に係る保健福祉センター人件費564万1,000円を減額計上いたしました。
 農林水産業費関係では、県の原油高騰対策を受け、緊急に施設園芸原油高騰対策事業費補助金を中山間地域等直接支払制度事業助成金からの流用により実施したことに伴う補てん分1,281万1,000円、レンタルハウス整備に係る園芸団地整備特別対策事業費補助金1,393万3,000円、農業用水確保のための市単独土地改良事業費1,250万円、間伐材搬出の作業道整備に係る緊急間伐総合支援事業費補助金160万円及び農業集落排水事業特別会計繰出金387万8,000円を増額計上いたしました。
 商工費関係では、日本風景街道協議会に土佐のまほろば風景街道として登録するための業務委託料160万2,000円及び企業団地造成事業特別会計繰出金5万6,000円を増額計上いたしました。
 土木費関係では、道路特定財源の暫定税率の執行による影響を受けて、地方道路臨時交付金事業費3,200万円及び街路事業高知南国線整備事業費3,200万6,000円を減額計上し、道路維持費1,149万4,000円、県営事業負担金434万円及び下水道事業特別会計繰出金1,061万5,000円を増額計上いたしました。
 消防費関係では、申請数の増加に伴う住宅耐震対策促進事業費412万5,000円を増額計上いたしました。
 教育費関係では、地域の住民活力による学校支援を推進するための学校支援地域本部事業費274万2,000円、奈路小学校の渇水対策として、小学校維持補修工事費417万9,000円、設計追加業務委託料などに係る鳶ヶ池中学校校舎大規模改造事業費195万8,000円及び前浜公民館の進入路用地購入などに係る公民館管理費1,115万2,000円を増額し、見積競争による小学校コンピューター教育事業費334万5,000円を減額計上いたしました。
 また、公的資金補償金免除の繰上償還について、将来にわたる公債費負担の軽減を図るため、借換債2億6,330万円を減額し、減債基金繰入金2億6,331万円を増額計上いたしました。
 議案第12号平成20年度南国市下水道事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1,101万5,000円の増額計上であります。
 その内容といたしましては、機器の修繕費等十市浄化センター維持管理費464万2,000円、額の確定による浦戸湾東部流域下水道維持管理費負担金588万2,000円並びに公債費確定に伴う公債費元金90万7,000円及び利子203万7,000円を増額計上し、人事異動に係る下水道職員人件費243万3,000円及び事業内容の見直しに伴う公共下水道事業費2万円を減額計上いたしました。
 その財源といたしましては、一般会計繰入金1,061万5,000円及び流域関連公共下水道事業債40万円を増額計上いたしました。
 議案第13号平成20年度南国市老人保健特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、84万円の増額計上であります。
 歳出におきましては、第三者納付金に伴う医療費通知等委託料の増による老人保健一般管理費84万円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、第三者納付金800万円及び一般会計繰入金17万3,000円を増額計上し、支払基金交付金400万円、国庫支出金266万7,000円及び県支出金66万6,000円を減額計上いたしました。
 議案第14号平成20年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、594万8,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、繰上償還に係る公債費元金594万8,000円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、公的資金補償金免除繰上償還額が確定したことに伴う住宅新築資金等貸付事業借換債1,510万円及び平成19年度からの繰越金2,117万1,000円を増額計上し、住宅新築資金等貸付金元利収入3,032万3,000円を減額計上いたしました。
 議案第15号平成20年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、387万8,000円の増額計上であります。
 その内容としましては、人事異動に係る農業集落排水職員人件費243万3,000円及び処理量増加に伴う汚泥くみ取り委託料等処理場維持管理費144万5,000円を増額計上いたしました。
 その財源といたしましては、一般会計繰入金387万8,000円を増額計上いたしました。
 議案第16号平成20年度南国市国民健康保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、3,783万9,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、国保ヘルスアップ事業拡充に伴う保健衛生普及費95万6,000円、国・支払基金返還金3,668万3,000円及び一般被保険者国保税還付金20万円を増額計上いたしました。
 歳入におきましては、特別調整交付金95万5,000円及び平成19年度からの繰越金5,733万9,000円を増額計上し、基金繰入金2,045万5,000円を減額計上いたしました。
 また、一般被保険者療養給付費と退職被保険者等療養費及び退職被保険者等高額療養費の間で歳出予算の組み替えをいたしました。
 議案第17号平成20年度南国市介護保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1億2,714万3,000円の増額計上であります。
 その内容としましては、歳出におきまして、平成19年度に発生する国・県・支払基金返還金8,037万円、介護給付費準備基金積立金4,229万3,000円、人事異動に係る介護予防事業職員人件費564万1,000円及び特定健診に係る在宅保健師等の報償費不足に伴う介護予防事業一般管理費6万3,000円を増額計上し、人事異動により雇用のなかった嘱託職員の報酬の減額等による包括的支援事業・任意事業一般管理費122万4,000円を減額計上いたしました。
 その財源としましては、平成19年度決算における繰越金1億2,266万3,000円、国庫支出金93万1,000円、支払基金交付金397万4,000円、県支出金46万6,000円及び一般会計繰入金46万6,000円を増額計上し、介護保険料135万7,000円を減額計上いたしました。
 議案第18号平成20年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、75万6,000円の増額計上であります。
 その内容としましては、現在建設中の企業団地の治水対策の計画を変更することにより、雨水排水路に樋門を設置する必要が生じたため、歳出におきまして、樋門設計業務の2分の1に当たる75万6,000円を工業団地開発業務委託料に増額計上いたしました。
 その財源としては、工業団地造成事業債70万円及び一般会計繰入金5万6,000円を増額計上いたしました。
 議案第19号平成20年度南国市水道事業会計補正予算、収益的収入及び支出において、上水道事業費用を1,017万2,000円及び簡易水道事業費用を170万9,000円をそれぞれ減額するものであります。
 事業費用の主なものといたしましては、上水道及び簡易水道の企業債償還額確定に伴う支払い利息を1,350万8,000円減額し、嘱託職員の賃金を162万7,000円増額するものであります。
 また、資本的収入及び支出におきましては、上水道の収入を670万円及び支出を2,176万7,000円それぞれ増額し、簡易水道の支出を151万6,000円増額するものであります。
 上水道の収入といたしましては、公共下水道事業に伴う支障水道管移設負担金を670万円増額し、支出の主なものとしましては、公共下水道事業に伴う配水管移設費用などを2,400万円増額するものであり、それには建設改良積立金を充てるものであります。
 議案第20号南国市立共同墓地の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例、国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所が施行する一般国道55号高知南国道路の建設に伴い、物部地区では数多くの墳墓について移転の必要が生じております。その周辺対策として、物部共同墓地を建設するため、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第21号南国市税条例の一部を改正する条例、企業誘致の推進により、地域経済の活性化及び雇用の確保を図るため、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律(平成19年法律第40号)に基づき、高知県に企業立地計画を承認された事業者の土地及び家屋に係る固定資産税を免除するために、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第22号南国市議会議員の議員報酬等に関する条例、地方自治法の一部を改正する法律(平成20年法律第69号)が平成20年9月1日から施行され、議員の報酬に関する規定とその他の委員等の報酬に関する規定が分離されました。そのために、市議会議員の議員報酬等を定めた本条例を制定するものであります。
 あわせて、関係する南国市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償支給条例(昭和34年南国市条例第39号)、南国市議会の議員に対する期末手当の支給に関する条例(昭和34年南国市条例第41号)等を改廃するものであります。
 議案第23号公益法人制度改革関連三法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(平成18年法律第49号)等の公益法人制度改革関連三法が平成20年12月1日に施行されることに伴い、関係条例の一部を改正するものであります。
 改正の主な内容は、公益法人に関する制度の改革に伴う名称等の改正や設立根拠となる民法の規定が削除されることによる改正であります。
 議案第24号市道の認定について、本議案の高見団地線(整理番号5192)は、市営住宅高見団地の建てかえに伴い整備された道を市道として認定するものであります。
 つきましては、道路法(昭和27年法律第180号)第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 位置図を添付してございます。
 議案第25号南国市人権擁護委員の推薦について、南国市人権擁護委員の傍士功氏は、平成20年12月31日をもって任期満了となるため、高知地方法務局長からその後任の推薦依頼がありました。同氏は、人権擁護委員に委嘱されて以来、その在任期間中における実績から適任者と考え、引き続き同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 参考資料といたしまして、傍士功氏の略歴を添付してあります。
 議案第26号南国市監査委員の選任の同意について、川村修監査委員は、平成20年9月18日で任期満了となりますので、その後任に猪野和孝氏を監査委員に選任したく、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 同じく、参考資料といたしまして、猪野和孝氏の略歴を添付してあります。
 報告第1号平成19年度健全化判断比率の報告について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第3条第1項の規定に基づき、平成19年度における健全化判断比率である実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率について、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。
 報告第2号平成19年度資金不足比率の報告について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第22条第1項の規定に基づき、平成19年度の公営企業の資金不足比率について、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。
 報告第3号損害賠償の専決処分の報告について、平成20年5月13日午後2時10分ごろ、南国市立田1315番地20の駐車場(タマリン館駐車場)において、本市職員が運転する公用車による物損事故により相手方に損害を与えたので、地方自治法(昭和22年法律第67号)第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項について、3万6,750円の損害賠償の額を専決処分いたしました。つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 なお、損害賠償額につきましては、その全額を全国市有物件災害共済から支払うものであります。
 以上をもちまして私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西山八郎君) これにて市政報告並びに提案理由の説明は終わりました。
 この際、議事の都合により、議案第26号を議題とし、先議いたします。
 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第26号は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) これより採決に入ります。
 議案第26号を採決いたします。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(西山八郎君) 起立全員であります。よって、議案第26号は同意することに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(西山八郎君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明13日から16日までの4日間は休会し、9月17日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西山八郎君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 9月17日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。
      午前11時7分 散会