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検索結果 »  令和4年 第427回市議会定例会(開催日:2022/09/02) »

一般質問3日目(野村新作)

質問者:野村新作

答弁者:関係課長


○議長(浜田和子) 17番野村新作議員。
      〔17番 野村新作議員発言席〕
○17番(野村新作) 17番、なんこく市政会の野村です。質問をさせていただきます。
 初めに、不登校から質問をいたします。
 驚くべき数値が全国教育新聞に載っておりました。中学生の不登校生徒の割合、年間30日以上欠席、上位というか、ナンバーワンは高知県の5.05%でございます。続いて、北海道5.03、福岡県4.87。下位、不登校が少ない県でございます。青森県3.74、広島県3.70、宮崎県3.02。
 不登校の要因には、家庭環境や人間関係等、様々な要因がありますが、人間関係では担任と合わない、異性だから嫌、教員が怖い、集団が苦手、特にないというのもございまして、コロナになってから増加傾向にあります。大きなウエートを占めているのが、スマホ依存、ネット環境、ゲーム等であり、コロナ禍でさらに生活のリズムも崩したことにより、不登校児童生徒は増加傾向にあると分析されております。今後も増加すると予測されており、親の無気力、無関心も放っておけない数値でございます。しかし、課題ばかりが見え、不登校対策の糸口が見えないとの状況が感じられております。
 高知県は、不登校対策事業として不登校担当教員配置校サポート事業、不登校支援推進プロジェクト事業を行っておりますが、両事業の概略をお知らせお願いをいたします。
 南国市は、不登校対策事業として不登校プラスワン未然防止事業の内容はどんなもんでしょうか。不登校は、8年連続で増加しており、17年度からは過去最多を更新し続けております。不登校の児童生徒に合わせた学校づくりは、構造改革特別区域法を活用する形で一部地域で始まっております。
 不登校特例校の設置促進をしているパイオニア的存在である学園は、統廃合で使われなくなった小学校を改修し、2004年に開設された。「学校は安心で楽しい場所ということが分かれば、子供たちは来るようになる。」民間人から校長に就任した方は、力説をします。同学園に入学できるのは、市内に居住し、年間30日以上欠席している不登校の小中学生。様々な理由で傷つき、学校に行きたくても行けなくなった児童生徒に寄り添う工夫が散りばめられております。
 特徴的なのが、自由に授業を抜け出してオーケーという独自ルールでございます。今日はつらいなあといった場合は、卓球台やカードゲーム、漫画などをそろえたプレールームや、スクールカウンセラーが常駐する相談室などの居場所で過ごせる。先生たちが、打倒プレールームを合い言葉に、子供たちが授業に出席したくなるよう工夫を凝らしております。それぞれのペースで学習を進められるよう、少人数教育とサポート体制も整えられております。
 校長先生は、友人や教員との関係で傷ついたり、勉強についていける自信を失った子供たちが、ここへ来て1年もすれば元気を取り戻していると語り、実際、児童生徒の登校率は全体平均の約7割、卒業生の進学率は民間のサポート校や専修学校も含めて95%強に上っております。
 夏休み中の不登校対策。夏休み明けは、不登校が急増する時期と言われている。学校は、不登校児童生徒の支援の在り方について、夏休み中に指導体制の見直しや不登校支援に関わる情報の収集、整理など、具体的な対策を講ずるべきだ。文科省が今後の不登校児童への学習機会と支援の在り方についてとして、通知文で対応を求めております。10項目に及んでおります。
 夏休み中に学校ができることは、子供、保護者との関わり、新学期に向けた教育指導の改善、指導体制の見直しであり、子供、保護者との関わりとは、夏休み中も関係を断つことなく維持するよう務めることであり、子供の自立に向けての生き方支援、専門機関との連携とともに保護者を支え、学校と家庭との信頼関係をより一層安定的なものとすることであります。
 新学期に向けた教育指導の改善は、夏休み明けに子供をどのように迎えるか、組織として共通理解し、具体的な準備をすることであります。学校が子供たちにとって居心地のいい場所となるよう、最初の朝礼で校長は何を語るのか、どのような集団づくりをするのか、どのような授業や学級経営を展開するのか、組織として検討する不登校対応は待つだけでは不十分であり、積極的に働きかけていく不登校児童生徒への支援は、学校だけの問題ではありません。保護者、教育委員会、教育支援センター、関係機関の情報共有や具体的な連携が大切であります。
 地域アクションプラン中の不登校プラスワン未然防止等事業等、南国市の不登校児童生徒数、不登校出現率もともに高い状況にあり、大きな課題です。その中で、各中学校に不登校支援員を配置することによって、生徒の心のよりどころとなっている部分があり、不登校傾向の生徒が不登校支援員の出勤に合わせて登校してくることもあると、各中学校に不登校支援員を配置することは不登校傾向の生徒への早期対応、社会的自立に大いに役立っております。
 南国市教育センターふれあいは、移転により交通の便や施設面で大きく改善することができたことや、教育支援センター内でICT機器が使える環境も整った。日々継続して利用する児童生徒も増えてきており、タブレット学習や学校と教育支援センターをつなぎ、授業に参加できるようにもなったことから、今後さらなる利用者の増加が期待できます。
 南国市の保育・教育の総力を挙げて、学習指導や課題や生徒指導上の課題を克服し、南国市学校教育指標「かがやく明日への人づくり」を具現化するために、全ての保育・教育活動をキャリア教育の視点で、保幼小中連携した学力向上等の取組の推進を図っていきます。
 さらに、1人1台端末を活用した主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業づくりの支援のためにも、ICT支援のさらなる資質向上に向け、事務局との連携も図っていく必要があると考えます。
 不登校支援推進プロジェクト事業は2年間とありますが、以降はどうなるでしょうか。今後、不登校児童生徒は増加すると見込まれております。
 令和3年12月議会、こういう答弁をいただいております。
 不登校担当教員を中心とした組織的な対応に手応えをつかんでいる。きめ細かな支援の継続と新しい児童生徒を絶対につくらないという決意を持って取り組んでいきますと、力強い答弁があります。
 続きまして、都市計画道路高知南国線と区画整理事業についてお聞きをいたします。
 都市計画道路高知南国線篠原区間の目的は、新たな東西幹線道路の整備により、市街地の活性化、高知市と周辺都市との連携、高知自動車道南国インターとのアクセス強化を図る。とさでん交通後免線と並走する国道195号の渋滞緩和を図る。車道と分離して自転車歩行者道を両側に設置した交通安全性を強化する。南海トラフの巨大地震や火災等災害発生時に、避難路や延焼を防ぐ防災空間、また物資輸送路として機能させるとあります。
 篠原の高知東工業高校前から高知市大津国道32号線交差点までの区間については、南国市による土地区画整理事業と並行して、高知県による都市計画道路工事についても行われていますが、都市計画道路の工事の進捗が大幅に遅れており、篠原地区の住民からは不満の声が上がっております。
 土地区画整理事業の進捗により、区画内の道路幅が6メートルに拡幅され、安全性、利便性が向上しているが、交通アクセスは都計道路がどちら側も未開通であるため、街区内のみとなっており、非常に不便であります。
 そこで、伺います。
 現在の道路工事の進捗率は。大幅に遅れている理由は。今後の取組は。全線開通はいつか。
 次に、南国ビジネスホテル前から土地区画整理事業街区の道路に接続する電車軌道の拡幅について、警察の意見としては、南国ビジネスホテル前の横断歩道の廃止、西方より東進する道路への右折帯の設置。県土木の意見では、国道195号線上の南国ビジネスホテル周辺を一部拡幅して右折帯を設けるのではなく、篠原電停辺りから住吉通までの間で緩やかな拡幅の道路設計に基づく必要性があるとあります。
 篠原地区自治会としては、平成27年3月10日付で当初より要望しており、南国ビジネスホテル前の電車軌道の拡幅は必須事項であります。横断歩道の廃止は了承するが、右折帯は物理的にも無理であり、そもそも電車沿線上の道路に右折帯を設置しているところがどれほどあるでしょうか。新設の道路には、設計段階で可能でありますが、既存の道路で右折帯を設けられないのは普通ではないでしょうか。平成27年6月24日、都市計画道路高知南国線及び篠原区画整理事業に係る要望書に関する対応方針について、7年経過した中でどのように変わったか、お伺いをいたします。
 要望事項として、少なくとも以下の3か所を右左折可能な交差点とし、かつ点滅信号機、感知式・押しボタン式、横断歩道の設置及び右折帯も設置。篠原電停から南北の市道、住吉通から南北の市道、南国ビジネスホテルから南北の区画道で高知南国線と交差する3か所。
 県方針、要望書の内容に沿って県中央土木が協議資料、設計図等を作成し、県公安委員会と再度協議を行う。区画道路を除く2か所の交差点は、支線となる市道の拡幅が必要となるため、公安委員会の同意を得た後、用地交渉時に地権者と協議を行う。
 県に対する要望事項2、土地区画整理事業に伴う区画道路に接する箇所の中央分離帯の開口と横断歩道の設置。対応方針、要望書の内容で中央東土木事務所が設計等を作成し、県公安委員会と再度協議を行う。
 要望事項3、小籠高架橋の側道から国道195号線への車の通行を可能にすること。対応方針、県中央東土木事務所が接続道路の設計図を作成し、用地交渉時に地権者、とさでん交通と協議を行う。
 市への要望事項4、土地区画整理事業に伴う区画道路と従来の篠原地区の道路幅に相当の差異が生じることにより、事故が発生しかねないため、従来道路幅の拡幅。対応方針、市が別途事業により、整備を行います区画道路の整備状況に併せて地権者と協議を行う。
 市への要望事項5、区画道路から国道195号線への電車軌道を渡る部分の拡大。対応方針、要望書の内容で市が協議資料を作成し、とさでん交通と協議を行う。
 県、市への要望事項、歩行者、自転車の安全性を確保するための措置。対応方針、事業の進捗により、交通量の変化に応じて篠原自治会との協議により安全対策を実施する。
 県、市に対する要望事項の状況をお知らせをお願いしたい。特に、公安委員会の答えはどのようなものか。
 事業スケジュールによると、東工区(東工業交差点〜篠原電停脇の市道)、平成26年用地測量、平成26年・27年物件調査、27年・28年用地交渉、28年・29年工事、スケジュール上では完了していなくてはなりません。西工区(篠原電停脇の市道〜東道路交差点)、平成26年・27年が用地測量、27年・28年物件調査、29年・30年用地交渉、平成30年〜33年工事、現在篠原電停脇市道から西はくいは打たれているが工事は行われておりません。何が原因でしょうか。スケジュールどおり工事は行うべきと地元では思われております。
 上記スケジュールは、現時点での予定であり、今後の進捗により変更となる場合があると記されております。工事の進捗に大きく影響するのが、埋蔵文化財の発掘調査がありますが、忠兵衛遺跡や弥生時代の土器棺等についての調査結果についてお知らせをお願いします。
 以上で1問を終わります。御答弁をよろしくお願いします。
○議長(浜田和子) 答弁を求めます。学校教育課長。
      〔溝渕浩芳学校教育課長登壇〕
○学校教育課長(溝渕浩芳) 野村議員の教育行政についての御質問にお答えします。
 高知県、南国市の不登校対策でございますが、令和4年度に高知県が南国市で行っております不登校対策事業としましては、不登校担当教員配置校サポート事業、不登校支援推進プロジェクト事業となっております。
 不登校担当教員配置校サポート事業は、不登校の兆候が見られる児童生徒が多く在籍している学校に、不登校対応支援に係る加配教員(不登校担当教員)を配置する事業となっておりまして、南国市では大篠小学校、香長中学校に不登校担当教員が配置されております。
 不登校支援プロジェクト事業では、不登校等児童生徒の個に応じた支援を行うために、香長中学校内に校内適応指導教室を設置し、校内適応指導教室コーディネーターが配置されております。県の事業につきましては、引き続き行っていただきますよう要望を考えております。
 続きまして、南国市が行っております不登校対策事業といたしまして、北陵中学校、鳶ヶ池中学校、香南中学校に不登校等学習支援員を配置し、不登校ぎみで教室に入りにくい生徒に対して別室での授業を行うなど、学校での居場所を確保しながら学級復帰を促し、不登校の未然防止を図っております。
 また、学校ごとの専属ではありませんが、全小中学校にスクールカウンセラーを配置し、不登校支援を行う教育支援センターふれあいに室長1名、指導員2名、アウトリーチ型のスクールカウンセラーを1名配置し、集団生活への適応と自立を促すための援助や取組を行っております。
 そのほか、ソーシャルワーカーを各中学校ブロックに配置することで、学校、保護者、児童生徒と関係機関との連携を図っております。
 また、保幼小の連携において、就学前の情報が小学校に具体的に伝わることで、事前に課題の把握ができるようになっております。
 そのほか、南国市では児童生徒に対して楽しい学校生活を送るためのアンケート、Q−Uアンケートを年2回実施しております。質問項目は、やる気のあるクラスをつくるためのアンケート、居心地のよいクラスにするためのアンケートとなっております。アンケート結果を各学校で分析して対策を立てることで、不登校などの未然防止が図られていると考えております。
 続きまして、学校は楽しい場所かとの御質問でございますが、令和4年度から国の指定事業を受けて、南国市では新たな不登校児童生徒を生み出さない、未然防止に取り組む、魅力ある学校づくり事業の取組を進めております。
 年4回予定しております担当者会では、小中学校の担当者が一堂に会し、学校相互の魅力ある学校づくりについて情報交換を行い、全市的に新規不登校児童生徒を生み出さない取組の一層の充実を図っております。
 夏休み中の不登校対策でございますが、先ほどのQ−Uアンケート調査結果の分析を基に指導主事などが学校を訪問し、夏季休業中の対応や2学期を迎える前の児童生徒へのアプローチの仕方を共有をさせていただいております。
 また、2学期が始まる前の数日間ではございますが、学校に行きづらい児童生徒を対象に、2学期がスムーズに迎えることができるよう、ふれあい等夏期教室を教育センターふれあい、岡豊ふれあい館、十市多世代交流プラザの3か所で実施するようにいたしております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
      〔若枝 実都市整備課長登壇〕
○都市整備課長(若枝 実) 野村議員の区画整理事業についての御質問にお答えいたします。
 本市が施行する土地区画整理事業と県が施行する都市計画道路高知南国線の事業に対しまして、平成27年当時に篠原地区自治会から要望が出されており、それぞれ担当する市及び県が、その要望に対して対応方針を回答しているところでございます。
 まず、本市が担当しておりますことにつきましてお答えいたします。
 南国ビジネスホテル前の軌道拡幅に係る国道の右折レーンの設置につきましては、野村議員がおっしゃるように、とさでん交通の軌道沿いの道路におきまして、右折レーンを設けている箇所は信号のついていない交差点では事例がなく、右折レーンを現地で設けるとなると非常に工事が大規模かつ困難になることが予想されます。このことにつきましては、国道を担当する高知県中央東土木事務所との協議の中で、県としても最初からどうしても右折レーンをと考えているわけではない。右折レーンの有無を含めて設計の検討をとの御意見をいただいておりますので、当該交差点につきましては、現在軌道敷と国道の改良に係る設計をコンサルタントに委託しており、その中で右折レーンの有無を含めまして協議設計を行っているところでございます。
 次に、要望事項4の土地区画整理事業で整理される区画道路と従来の篠原地区の道路との道路幅員の差異が生じることにつきましては、区画道路と篠原地区とが接続している部分に関しまして、それぞれ地権者の方と協議を行い、現在、既存道路のうち2路線で拡幅をしております。残りの路線につきましても、今後も地権者の方と協議を継続してまいります。
 次に、要望事項5の区画道路から国道195号へ接続する電車軌道を渡る部分の拡幅につきましては、先ほど申しました南国ビジネスホテル前の軌道拡幅のことでございますが、軌道拡幅につきましてもコンサルタントに国道と併せて設計を委託しておりまして、現在、とさでん交通と協議設計中でございます。
 次に、要望事項6の歩行者・自転車の安全性を確保するための措置につきましては、本市が建設した区画道路におきましては、整備が完成しております都市計画道路の南側工区につきまして、道路外側線を設置しており、引き続き整備中であります北側工区につきましても、道路外側線の設置を予定しております。
 また、地区周辺の交通量の変化に応じて篠原地区自治会との連携を図り、適宜カーブミラーやラバーポール等の交通安全施設を設置するなど、道路利用者が安全に道路を通行できるように努めております。
 次に、県が施工する都市計画道路高知南国線に係る質問についてお答えをいたします。
 県中央東土木事務所によりますと、都市計画道路高知南国線の工事の進捗率につきましては、令和3年末事業費ベースで47%でございます。
 工事が大幅に遅れている理由につきましては、用地取得や埋蔵文化財の発掘調査に当初の想定以上に時間を要したことによるものでございます。
 今後の取組につきましては、引き続き、用地交渉を継続し、用地の協力を得られたところから、順次、発掘調査を行い、道路整備を進めてまいります。
 全線開通の時期につきましては、事業認可上は令和10年度となっているものの、取得用地や発掘調査の未了場所もあることから、さらなる延長の可能性もあるとのことでございます。
 次に、要望事項1の3か所の既存市道と高知南国線との交差点を右左折可能な交差点とし、かつ点滅信号機、横断歩道の設置及び右折帯の設置につきましては、御要望のありました3か所の交差点につきましては、いずれも右左折可能とし、事業を進め、信号機、横断歩道の設置につきましても県警との協議を進めておりますとのことでございます。
 次に、要望事項2の区画道路に接する2か所の中央分離帯の開口と横断歩道の設置につきましては、警察との協議の結果、東側は既存市道の交差点に近く、安全性が確保できないため中央分離帯開口部は設けないこととし、西側の1か所のみに配置する計画としているとのことでございます。
 次に、要望事項3の小籠高架橋の側道から国道195号線への車の通行を可能にすることにつきましては、高知市から南国市方面へ東進の自動車につきましては、側道から国道195号への車の合流が可能な計画としています。
 南国市からの高知市方面へ西進の自動車につきましては、高知県警及びとさでん交通との交差点協議の結果、安全性が確保できないということになり、側道から国道195号へ車の合流は断念しましたとのことでございます。
 次に、要望事項6の歩行者・自転車の安全性を確保するための措置につきましては、道路の両側に幅員4メートルの自転車歩行者道を設置していますとのことでございます。
 最後に、工事全体が遅れております理由につきましては、用地取得や埋蔵文化財の発掘調査に想定以上の時間を要したことにより、西工区も含めた全体事業に遅れが生じているとのことでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
      〔前田康喜生涯学習課長登壇〕
○生涯学習課長(前田康喜) 野村議員の質問にございました埋蔵文化財の調査結果について答弁いたします。
 篠原土地区画整理事業の事業地は、全て若宮ノ東遺跡の範囲内となっており、平成29年10月から南国市教育委員会で発掘調査を実施しております。調査については、工事スケジュールに組み込んだ形で実施しており、地権者との交渉状況に合わせて無駄のない行程を組みながらスケジュールどおりに事業を進めております。
 若宮ノ東遺跡では、県内で初めて正倉が8棟まとまって確認されております。正倉とは、高床式の倉庫であり、郡が税として集めた租を収納する倉庫のことで、古代長岡郡の実態に迫る貴重な発見となりました。
 また、弥生時代の竪穴建物跡がほぼ全域に広がっており、今から1800年ほど前には県内有数の大集落が広がっていたことが分かっております。
 また、この事業地より西側には、忠兵衛遺跡という遺跡があり、高知県埋蔵文化財センターが調査を行っておりますが、主に中世から近世の屋敷の跡が多数発見されております。以上です。
○議長(浜田和子) 野村新作議員。
○17番(野村新作) 細かい答弁をありがとうございました。
 まず、不登校の問題でございますが、この質問の前に大篠小学校、香長中学校へ視察に行ってまいりました。それで、香長中学校は、もうこれ以上増えたら収容する教室がございませんと。どこかへプレハブでも建ててもらわな対応ができませんという、案内してくださった女先生がおっしゃっておりました。
 市長、ちょっと振りますけんど、プレハブで対応してくれますかね。どうでしょう。お願いします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 必要ということでありましたら、もちろん対応を考えていきます。以上です。
○議長(浜田和子) 野村新作議員。
○17番(野村新作) 不登校児童生徒は、今後増えると予想されておりますので、対応に抜かりがないように、ぜひともお願いをいたします。
 区画整理事業でございますが、今区画地区はひょうたんの中にあります。都計の道路の南側は、新しい家がずらずら建っております。それで、そこへ通る区画道路の6メーター幅の道が前後左右にできまして、まるで私道のように堂々と使っております。都計の道路北半分は、子供の遊び場となっております。車が通らんので、中央分離帯もありますので、昨日も中学生がスケボーをやりよりました。今のところ結構なスケボーの場所でございます。夕方になると、子供たちがお母さんに見守られながら、広い道路で遊びよります。結構なことでございますが、とにかくとさでんの軌道を出入りするというところを早うにやらなければ、ひょうたんの中はいっぱいになってしまいますので、ぜひとも関係者の方は御努力をお願いいたします。
 それから、遺跡でございますが、1800年ぐらい前ということでございますが、弥生人ですが、篠原地区が昭和の南海地震でも倒壊した家がないと。傾いた家はあるけど、倒壊した家がないという。もう亡くなった古老が言っておりました。水の心配もないし、崖崩れの心配もないし、住むには結構なところでございます。今後、ますます区画整理事業が発展していくろうと思いますので、関係者の方、なお一層の御尽力をお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。以上でございます。ありがとうございました。
○議長(浜田和子) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。