トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  令和4年 第425回市議会定例会(開催日:2022/03/04) »

一般質問2日目(有沢芳郎)

質問者:有沢芳郎

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(浜田和子) 12番有沢芳郎議員。
      〔12番 有沢芳郎議員発言席〕
○12番(有沢芳郎) 通告に従いまして質問させていただきます。
 まず最初に、教育行政について質問をさせていただきます。
 令和4年度から香南中学校は特認校として校区外の生徒募集をしましたが、現在の応募人数はどれくらいになりますか、教えてください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 3月8日現在、応募人数は6名となっております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) その人数を加えて令和4年度の各学年の人数をお聞きします。その人数は予想と比べてどうだったか教えてください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 3月8日時点での推計では、令和4年度香南中学校の生徒は1年生、特認制度での入学予定者も含めまして27名、2年生37名、3年生20名の計84名となっております。これは、令和3年度と比較いたしまして2名減という状況でございます。
 この予想はという御質問ですが、期待も込めまして希望者2桁という思いも正直ございましたが、まだ実績もない初年度でございますので、次年度に向けまして、香南中学校の魅力ある学校づくりについて情報発信を続けていくとともに、特認で来ていただきました御家庭にアンケート調査等を行いながら検証を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 大変少ないので寂しゅう思っておりますけれども、私が香南中学校を卒業したときは1学年で128名です。私たちの1学年より全校生徒は少ないということが非常に残念で、今後とも取り組んでもらいたいと思います。よろしくお願いします。
 今年度の香南中学校は、特認校の募集を含め、特色ある学校づくりについて情報発信をしていましたが、今後はどんな特色のある学校づくりをしていくのか教えてください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 香南中学校は、御承知のとおり、市内一の小規模中学校でございます。小規模だからこそできるという魅力や付加価値がなければならないと考えております。
 このたび香南中学校が作成いたしましたパンフレットを少し御紹介したいと思います。
 キャッチフレーズが「あなたの色が輝く場所」となっております。令和5年度導入予定のジェンダーレス新制服、高知県一を目指した挨拶運動、ICTを使った英語学習など、特色ある学校の取組が紹介されております。さらに、令和4年、5年度には、高知県実践的防災教育推進事業の指定を行いまして、危機管理課とも連携しながら、本市の防災拠点校として中学生防災士の育成を図りながら特色ある学校づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) ありがとうございます。
 PFI、PPPについて質問させていただきます。
 「これからの教育・保育を考える会」で、PFI、PPPの講師、伊庭先生を呼んで研修、協議を行っていますが、教育長の考えを教えてください。
○議長(浜田和子) 教育長。
○教育長(竹内信人) 前回の考える会において、PPP、PFIについて伊庭先生のほうから御教授をいただきました。私が思いますのは、いろんなことを紹介していただいたんですが、現在、私どもが抱えてます財政的な課題であるとか、それからまた多忙化によりましてなかなか市民サービスに手が届かないところがあるとすれば、それを回避するために民間でできることは民間が行い、その分、空いたところを公が手厚く深くサービスの提供ができるのではないかというふうに考えております。
 今回、伊庭先生から、参考例としていろんな、多種多様な例を紹介していただきました。南国市として、また南国市の教育委員会としてどのような取組が可能か、今後また検討していきたいというふうに思いますし、考える会のほうでも非常に参考になったという御意見をいただいております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 私も、1月の考える会を傍聴させてもらいました。伊庭先生の講演の中で、全国の先進事例で給食センターの利活用も紹介されましたが、大変参考になったかと思います。
 南国市において、自校方式による学校給食の提供はこれまで実績を上げてきたことは確かです。しかし、今後、児童生徒数の減少が進むにつれ、食数も少なくなり、今までどおりの自校方式では採算が合わなくなるのではと心配しています。今後は、親子方式や民間委託、またはPPP、PFIを活用することや中学校給食センターの利活用など、給食提供の在り方も検討をしていくべきではないかと思うのですが、教育長の考えは。
○議長(浜田和子) 教育長。
○教育長(竹内信人) 小学校給食の提供については、以前から議会のほうでも出させていただいたと思うんですが、現在多くの課題を抱えております。
 会計年度任用職員であるパート調理員の確保や育成の問題、それから正職員の急病等による代替職員の確保の問題、また正職員の単数配置によります問題、施設の老朽化、また今後予想されます世界基準での衛生管理、HACCP、これなんかが求められるということ、また増加、複雑化しているアレルギーへの対応については、現状の施設では対応できる施設設備になっていないというようなことを考えれば、またこれまでと違った対応が必要であるというふうに思っております。来年度中に策定をする中・長期の教育総合計画には、小学校の給食施設のことも盛り込むことになろうかと思います。
 学校給食は、ただ単に喫食させれば済むというものではありません。教育活動に位置づけられたものでありますので、自校方式による教育効果というのはこれまで大変大きな役割を担ってまいりました。しかしながら、安心・安全でおいしい学校給食を今後も安定して継続していくためには、今後検討していかなければならないことがたくさんあるというふうにも考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、トイレの洋式化の進捗状況をお聞きします。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) トイレの洋式化につきましては、おかげさまで本年度前倒しを含めまして、大篠小学校、鳶ヶ池中学校、北陵中学校、香南中学校、十市小学校、長岡小学校6校のワンブースの竣工をいたしました。管理職からは、子供たちが休み時間、トイレに集まって少し困るというようなことを言われるほど、大変子供たちにも喜ばれております。
 令和4年度は、三和小学校、後免野田小学校、国府小学校の3校のトイレの洋式化を実施するように進めております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) すみません、私の母校の日章小学校はどうなってるでしょうか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 日章小学校は、既に洋式化は完了しております。令和2年度でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 安心しました。
 12月議会でも質問させていただきましたが、体育館のフロアのメンテナンスは令和4年度の予算にはどのように反映していますか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 体育館のフロアのメンテナンスにつきましては、3年計画で14校の体育館をメンテナンスするように計画をいたしました。
 令和4年度は、6校の体育館につきまして、特殊なメンテナンス剤によります塗布による保守を実施していくように当初予算に計上させていただいておりますので、御理解のほどどうぞよろしくお願いを申し上げます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 日章小学校の体育館のフロアの劣化が厳しいということを聞きましたが、今後どのような対応をするかお聞かせください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 日章小学校の体育館フロアにつきましては、12月議会でも有沢議員からの御質問に御答弁させていただきましたように、老朽化と摩耗が激しいため、現在、研磨等、ほかの方法によりますメンテナンスの方法について検討を行っているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 劣化が厳しいということは、南国市のスポーツセンターはフロアを削ったんです。そして、メンテナンスをやって、結構事故があって非常に怖いので、ましてや子供たちが遊ぶフロアは、日章小学校のは大変フロアが傷んでおるんです。早急にそういう対応をしていただかないと、けがをしてからじゃ遅いのでなるべく早い対応で体育館の修繕をお願いしたいんですが、具体的にいつ頃やっていただけるでしょうか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 専門業者の方にも何度か見ていただきました。
 この研磨等の方法によると、先ほど有沢議員からも御提案いただきましたように、研磨をして、それからメンテナンスをするということが今のところいいのではないかという御意見を頂戴しております。
 なお、確認をいたしまして、令和4年度中には改修といいますか、そうしたことができるように取り組みたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時57分 休憩
      ―――― ◇ ――――
      午後1時   再開
○議長(浜田和子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。12番有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、南国市中央地域交流センター建設工事の壁画変更について質問します。
 去年の12月議会で一般質問が終わってから、中央交流センター工事請負契約変更に関わる専決処分のうち、壁画制作に関わる増額分の説明が市長よりあり、疑問点があり、専決処分に問題はなかったか、また行政の意思がゆがめられたことはなかったか、土居議長より忖度はなかったか、地方自治法に違反していないか質問します。
 また、土居恒夫議長自体の議員政治倫理条例に違反する疑いがあるので、3名の議員が3月1日に倫理審査会を請求し、3月4日に倫理審査会が発足しました。最初に、ワークショップで壁画の話をしたときには行政に取り上げてもらえなかったのに、2月2日の第7回総合定例会では土居議長より壁画の話がありましたと記録書に記載されています。早くも2月16日の定例会で、議題に土佐しっくい仕上げ壁画、壁画予定部分の展開図を南国市に提出と記載されているのは極めて不自然で、去年12月もしくは1月に既に壁画に変更する話ができていたとしか考えられません。最初に壁画の話をしたのはいつ、どこで、誰と壁画の話をしたか教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 私が土居議員よりアイデアとして壁画の提案を受けましたが、日付をはっきりとは覚えておりません。2月2日の近日であったかと思います。場所は、生涯学習課でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 生涯学習課のあの狭い場所で、じゃあ土居恒夫議長からそういう話があったんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) はい、私の席のところでございます。そのときは、まだ具体的な絵柄とかそういうお話ではなく、フレスコ画というものを複数の画家と、できれば学生なんかも交えてというようなアイデアとしてのお話を承ってございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) では、土居議長はなぜ2月2日の総合定例会に出席できたか教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 土居議員は、2月2日の総合定例会議には出席してございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それはおかしいんじゃないですか。要するに、記録書には、2月2日に出席していないのに土居議長からお話がありましたと記録書に書かれてるんですよ。それにさらに、壁画か絵画にするか、スペース、配置の問題、照明の設備、設備の時期等の検討は必要となります、展開図の作成もお願いしますと設計監理者はそういう意味のことを記載されてるんです。来てないのにどうしてそこの記述書に記録されるんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) アイデアがあったお話は設計業者のほうに私どものほうから伝えておりますので、この記載は直接出席のことを指したものではないと思われます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) じゃあ、ちょこちょこと土居恒夫さんの話をわざわざあなたが言いに行って、じゃあ何でこういう具体的な検討の会話が記載されてるんですか。あなたが照明の位置とかスペースとか、そういうがを話をしたんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 設計業者には、私のほうの知識が不足しておることから、技術的な可否も含めての御相談をしてございます。作図、作画に必要な問題点を洗い出してくださっておるということで理解をしてございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) じゃあ、当初、国宝の姫路城などに使われている材料で、世界最高品位の石灰石鉱山が高知県南国市に存在しています。田中石灰工業の土佐しっくいを使用する計画であったのになぜ変更したか、その根拠を教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 壁画に変更しましたのは、市民のための文化の拠点施設にふさわしくなるよう、壁面にフレスコ画を施すことを協議し、後に決定したものでございます。しっくいにつきましては、同じく地元産材のしっくいを使ってございますが、作画により適した素材へと変更をしたものでございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 田中石灰工業は、本当に残念でなりませんという話でありますけれども、3月4日に、市長のプレゼンのときに、土居議長の都合が合えば出席していただき、打合せ等ができたらよいと思われますと記載されていますが、議長がプレゼンをしたんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 3月4日につきましては、観覧席に用いる椅子、その他調度品、家具につきまして、設計監理業者から市長及び土居議員、当時議長にプレゼンがなされたものでございます。土居議員から壁画について市長にプレゼンはなされておりません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それは非常に信じ難いことでありますけれども、市長も関係しているのに壁画をしないはずがないんじゃないですか。2月には、もう既に壁画の準備に取りかかる話をしてるんですよ。そのときに、2月に、16日に請負業者が土佐しっくい仕上げ壁画、壁画予定部分の展開図を南国市に提出している、壁画の規格の大きさなどを検討して提案しているのに、その提案者の土居議長が市長の壁画をこういうふうに変更しますと相談しないはずがないじゃないですか。信じられません。
 プレゼンをして、椅子とか内装の話をして、そのときずっと長い思いで、壁画を描きとうて描きとうておれん、そのために準備したものを、せっかくみんながおるチャンスの前にその壁画の話を一言もしないじゃあいうこと、信じれるわけがないじゃないですか。本当にしてないんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 3月4日は、先ほど申しましたように、椅子、その他調度品、家具についての設計業者からのプレゼンでございました。土居議員が市長にプレゼンしたことを見聞きしたものではございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 記録書には、壁画の準備をする記録がちゃんと書いてあるんですよ。それが証拠じゃないですか、準備している。準備もしないのに、一々、請負業者が記述書にそういう展開の準備とか、展開図を描いてくださいとか、そういう話を記述書に書くはずがないじゃないですか。そういう話があったからちゃんとした申合せ事項に記述書として書いてるんじゃないですか。それが証拠じゃないんですか。それをあなたが、ほんなら土居議長が話もしてないものをあなたの推定で勝手に話をして向こうに提案したんですか、じゃあ。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 最初の御提案は、アイデアを御披露されたものでございます。その壁画が技術的に可能かどうか、3月4日の時点は探っておる段階でございます。私のほうから、この時点ではまだ市長に相談はしてございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) では、3月16日定例記録では、3月4日に実施しました市長プレゼンにつきまして、特に指摘事項はありませんでした。では、市長は議長から壁画の説明をこの日に受け、了承しましたか。南国市の担当職員に説明を受けたか教えてください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 3月4日のプレゼンのときには、私は当時の土居議長からも職員からもそのようなお話は伺っておりません。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 3月15日は、画材の原料に関しての見積りをお願いしているのに壁画の決定はまだ。30日にしっくいのサンプルを取っているのに決定はまだ。壁画変更の準備をしているが、請負業者が変更を望んでいないから決定したくてもできなかったんじゃないですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 3月16日及び30日につきましても、まだ技術的可否ですとか、経費の積算で、可能性を探っておるところでございます。まだ決め切っておるという段階ではございませんので、発注の方法等についてももちろん決まっておるわけではございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 今、市長は説明を受けなかったということの回答ですけれども、担当職員が、なぜ住宅課と生涯学習課の職員が説明しなかったか、その理由を教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) まだ3月4日は実施の段階ではございません。技術的な可否を探っておる段階でございますので、生涯学習課、住宅課担当職員とも市長に御相談、報告はしてない段階でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) ピロティーの壁画制作について、先日、打合せにて建物完成後の制作予定等を確認しました。制作に当たる材料費等、本工事の増減に含む必要があれば、本工事の工期延長や見積徴収などが必要と思われます。南国市側にて関係者との調整を進めてください。この関係者とは議長ですか。質問に土居議長と答弁しています。3月16日には既に土居議長の提案どおり壁画を承認することが決まっていたのではないんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 特別調査委員会でもお答えいたしました、この見積り等のお願いをしたのは制作担当者、プロジェクトチームの画家グループで、土居議員も含まれておるものでございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 3月30日定例会で、設計監理者からの指示で、要望連絡事項で、壁画に伴うしっくいのサンプルをお願いします。もう既に土居議長の壁画で決定されているようだが、3月4日の市長のプレゼンを経て実施に向かったんじゃないんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 3月4日の市長プレゼンは、繰り返しになりますが、椅子等の調度品の設計業者からのプレゼンでございます。その時点で市長からの指示を受けたということではございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 壁画につきましては原材料の見積りを頂きましたので、人件費及び仮設費を足して設計内訳を作成し、金抜きを請負業者から提出とします。この仕組みはこの時点で庁内で了承していたのではないですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 原材料等の見積り以外に必要となる経費の積算を請負業者に依頼しておるものでして、この時点で庁内の意思決定を行っていたものではございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 4月20日定例会で、ピロティー壁画に関して南国市の検討結果を次回5月11日の総合定例会で回答いただきたい。要するに、請負業者は変更したくなかったんじゃないんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) これをやるとなった場合には、現場管理等で課題があるということが指摘されてございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 5月11日の総合定例会では、ピロティーの壁画の内容について南国市より資料を頂き、請負者へ渡しましたので、見積りの提出をお願いします。今のところ壁画としては、オナガドリ、タチバナ、ヤマモモを描くイメージがあるみたいで、デザインができたら早急に市のほうに持ってきてもらう話をしています。本工事、増額工事で壁画を行う方向であれば、壁画施工時期が工事時期延長対象になることなどの調整が必要、また増額工事を含めると現時点での増額金額は2,000万円を超すおそれも出てきますので、別途工事、追加工事などをすることなどの検討、調整が必要となってきます。
 この時点で、施工業者からは壁画の変更を望んでいない、壁画に対して瑕疵担保が発生する、請負業者にはメリットがない、変更すると工期が延びる、2,000万円を超すと専決処分ができなくなり、残りの契約金をもらう時期が延びるから嫌がっているのに、誰の指示で変更したか教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 壁画へ変更する決定は、教育委員会で決定をしてございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) こっからですよ。現場管理などで指摘されて、壁画にしているのは教育委員会と言いましたけれども、教育委員会が決定しているのは、壁画の決定は4月26日、しっくい壁にフレスコ画を施すこと、5月7日にデザイン案を教育長は決定しています。しかし、市川さんのプロジェクトからは、まほろば賛歌という企画書が6月末日に提出されているんです。この企画書は6月ですよ。決裁は4月、デザインは5月、この日はどうやって計算したんですか、企画書がないのに。決裁をどうやってやったんですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 4月は壁画に変更する旨の決定で、5月はデザインの原画を決定しております。デザインの原画は、企画書に先立ち提案者のほうから頂いてございました。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) ちょっともっと真摯に答えていただかないと。企画書が出てないのにどうやって中村課長が、じゃあ教育長に提案して決裁をもらえたんです。口で言うたんですか、ぺらぺらぺらぺら。文言の、こういう企画書が出てないのに。相手から何の提案もないのにあなたが先走って、こんな図面を一枚もろうて、教育長、決裁をお願いしますいうてやったんですか。どうです。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 決裁をいただく回議書には、これのデザインのこと、市の鳥、木、花のことです、もある原画で、市の施設にふさわしいものであるようなことをおつけして、それに原画をおつけして決裁をいただいております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 申し訳ないけど、土居議長さんは言われんけんど、壁画に対して本格的に提案をして、プレゼンをして、説明したのは7月と言うてるんです。何で5月にデザインの案ができて、決裁を教育長にもらえるんですか、何にもそんな活動をしてないいうのに。全てこれが議長案件の忖度に基づいてあなたが動いてるんじゃないですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 市川氏、土居氏とも、県内で有数の優れた画家でございます。原画の提案をいただきまして、それで決定をしておるものでございます。議員という立場はもちろんございますが、あくまで技量を買ってのことでございます。また、デザインの優れておるところも考慮して決定をしておるところで、議員による忖度ということは考えてございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 今の答弁は7月以降の話やったら分かりますよ。何も話をしてないのに、何であなたが県内有数の画家って分かるんです。何で県内の県展無鑑査で、中土佐町の美術館長だというのが、7月以降でしょうが、あなたが分かるのは。6月の末日に持ってきても、1か月以上前にもう教育長は決裁してるんですよ。そんな食い違った答弁を私たち議員が聞いて、はい、分かりました、そうですねいうて納得すると思います。1か月以上もずれてるんですよ、日にちが。本人は、調査委員会で、本格的に活動したのは6月の終わりか7月、本当は7月じゃないかいう答弁をしてるんです。何であなたが先走ってぱっぱぱっぱ、ほんなら教育長にやったんですか。市川さんが中土佐町の美術館長やきすばらしいのは確かです。その確かな人が来て提案したのは6月末日じゃないんですか。
 ここへ書いてる企画書の内容を見ますと、土佐のしっくいを使って壁画をやりますいうて書いてくれてます。ところが、実際は土佐しっくいじゃなくてタナクリームなんです。タナクリームと土佐しっくいいうたら雲泥の差があるんです。タナクリームいうたら家庭の家へ塗るような壁画のしっくい、土佐しっくいは姫路城の国宝級に使うしっくい、同じしっくいでも全然重みが違うんです。この提案書のとおり仮にやったとしても、材質が全然違う。ということは、この提案書とまるで違う壁画をやってるんですよ。分かります。
 さらに、僕、田中石灰工業へ行って聞きました。そのタナクリームはどうやって使ったんですかと言うたら、実はあの壁画を塗るのに、土佐しっくいの上に壁画を塗るのは無理です。だから、タナクリームを私は勧めました。こういう回答なんです。さらに、本来なら土佐しっくいを使っていただけるというのを私は思ってましたけれども、10月1日に打合せをして、10月15日にはもう私たちが土佐しっくいを使うことはできん案件になっておりましたと、こういうふうに土佐石灰の事業部長は自分の手帳を見て私に説明したんです。分かります。
 だから、課長の言いゆうことは全て矛盾してるんです。この企画書の内容どおりの施工もしてないし、まして市川さんがこういう提案書を出してくれたのは6月末なんですよ。何であなたが先走って、すばらしい芸術家、こういう人があるきほかの人はできませんじゃあいう話になるんですか。おかしいんじゃないですか。
 これをどう思うんですか、市長、こんな日にちの食い違うことを。これが議会でいう議員の忖度と同じじゃないですか。議長は説明してないんですよ、何にも。提案書も書いてない。絵空事で、僕はやりたいな言ったことはあるかもしれませんろうけども、本格的に市長に説明して、こういう壁画をやりたい言うたがは7月です。それが何で5月に教育長が決裁できるんですか。おかしいんじゃないですか。どう思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) そこの提案された図柄とか、そういう内容につきましては私は把握しておりませんので、日にちのずれとかいうことにつきましては今コメントすることができません。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 市長が知らんかったら、担当課長、教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 5月7日、原画の決裁をする前に、原画そのものは頂いておりますので、それに基づいて決裁をしたものでございます。
 また、しっくいにつきましては、先ほども申しましたように、作画に適したしっくい材への変更をしたと。後日でございますが、作画する段階になってより適したしっくい材のほうへと変更したものでございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 6月1日の総合定例会で、愛称の件で450件も応募があり、選定委員会も立ち上げて準備し、公民館条例の制定を9月議会に提案後、愛称、正式名称ともに決定します。愛称では公募し、選定委員会も立ち上げているのに、壁画の選定はなぜ公募せず、選定委員会も立ち上げず、市川グループのデザインを採用したか、根拠は何か。公募しなかった理由を教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) フレスコ画は、しっくいが乾く前に手早く仕上げる必要があるなど、相応の技術と経験が求められ、そのような作家は県内でも限られることから公募は行ってございません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) では、公募しなかったということは、土佐しっくいによって、田中石灰工業の土佐しっくいによる戸袋彫刻で南国市に貢献ができるはずなんです。国宝姫路城に使われている国宝品の鉱石を使った土佐しっくいが南国市の稲生にあるんです。海洋堂の2階のSpaceFactoryに展示されている戸袋彫刻、どちらの作品が南国市に貢献できると思いますか。答えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) それぞれ貢献する点はあろうかと思います。今回の地域交流センターの件につきましては、市の鳥、木、花をモチーフとした原画、さらにフレスコ画という珍しい工法は後々学生、生徒にとっての教材にもなるということから選定を変更したものでございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) すみません、片っぽは国宝ですよ、国宝級。さらに、南国市の海洋堂へも展示されてる作品。わざわざそれを取りやめて、それを展示している南国市の稲生に戸袋彫刻ってあるが、課長、御存じですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 詳しくは存じ上げておりません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 市長、ファクトリーに飾ってる戸袋彫刻を御存じです。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 申し訳ないですが、存じ上げておりません。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) すみません、これが行政マンの認識なんですよ。片や姫路城に出す国宝級、最高品位の土佐しっくいです。それも、わざわざ海洋堂の2階に展示している、南国市が。それを市長が知らない。担当課長も知らない。まして、すばらしい彫刻を作って展示してるんです。それをわざわざ変えて、どっかの議員さんが、おい、俺の作品を使えや言うがに口車に乗って変更させられて、田中石灰工業の残念な思い、分かります。どれくらい悔しいか。
 当初、土佐しっくいを使うということの設計になってたんです。だから、土佐しっくいを使っていただいてる田中石灰工業さんは、それに物すごく南国市に貢献できる、自分たちの文化が、南国市でみんなが見に来てくれるところに非常に熱い思いと期待を持ってたんですよ。その持ってたのを何の相談もなく、10月1日に打合せに行ったら壁画の変更になってた。こんな悔しい思いをしてるんですよ。どう思います、市長。南国市の冠たる、何十年以上もずっと企業として頑張って、南国市の税金も納めていただいてるすばらしい会社にそんな仕打ちをしていいと思います。どう思います、市長。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 私自身が田中石灰工業のその思いを聞いたわけではございませんので、ここでそれにお答えすることができません。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 自分くの作品を南国市の海洋堂へ展示していただいて、当然それは市長も知ってると思ってたんです。だから、田中石灰工業さんにしたら当初から使っていただけるもんと思ってるんですよ。それを、何の説明もなく変更させられてるんです。そりゃあ残念ですよ。そりゃあ市長に、何で俺んくのを変えたじゃあいうてそんなこと言える立場じゃないんですけれども、言われんけんど、企業としてのプライド、非常に悔しい思いをしたんじゃないかと私は思います。私が社長なら。これは社長に会うて聞いてないから分かりませんけれども、ただ残念でしたという話は聞いております、市長。
 だから、自分くの地元の企業がすばらしいしっくいを造ってるんですから、そのしっくいを当初使うようになってたんです。それを勝手に変更して、企画者が提案もしないものを後から取ってつけて説明して、決裁して、1か月以上たってから企画書が出てきて、そんなものを議長の忖度じゃないとはなかなか、私はどう見ても忖度がないとは考えられませんが。どう思います、市長。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) そこの手続につきましては、教育委員会で考えて手続をしてきたのだと思っております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 教育委員会もしっかりしてください。企画書が出てないのに生涯学習課長の口頭の説明で、こんな、ここに描いてる壁画のこの絵だけを見て、はいはい、分かりました、どうぞいうて決裁をするようじゃあ心配でなりません。
 教育長、すばらしいんですけれども、教育長は人間的に。それについて教育長の御意見を聞きたい。
○議長(浜田和子) 教育長。
○教育長(竹内信人) 壁画につきましては、そういったことで事務局のほうが変更を検討しているという話は聞いておりました。そういった変更をするという検討の上で上がってきた原画について、サンプルをつけてありましたので、その原画のそれぞれの意味合いも聞いて、いいだろうということで、私の判断で決裁をしております。
 これまで、今日、有沢さんが話をしてくれたことにつきましては認識しておりませんでしたので、申し訳ないとは思っております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) では、6月15日定例議事録で、ピロティー壁画の企画書を南国市より受領しております。また、請負者へもお渡しします。7月6日の総合定例会時に再度打合せをしたいと思いますので、南国市の方に日程の調整をお願いします。工事の補償の観点から別途工事としたいとの施工側の希望があり、作画の工程と工事区分について関係者の見解を確認したいので、制作担当者、中村課長の出席をお願いします。
 請負業者は、ずっと壁画の変更を嫌がっています。制作担当者とは土居議長ですか。土居議長ならば、議長の地位による影響力ではないかと疑われるおそれがありますが、もう一度お答えください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) ここで申してます制作担当者とは画家グループで、土居議長も含んでおるものでございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 土居議員は、設計監理業者や関係者にプレゼンをしてオーケーをもらったので描いたと言っているが、ほかの画家もプレゼンに参加して、競争して決まった作品ではない。これを議長案件で忖度と言わずして、どう思います。
○議長(浜田和子) 答弁を求めます。市長。
○市長(平山耕三) これにつきましては、教育委員会内で、先ほど中村課長からも説明をされたとおり、県内でも有数の画家であるということや、モチーフをしっかりとした市の鳥、木、花ということにしておるという、その企画をもって教育委員会内で判断して手続をしたものでございますので、忖度ということではないと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) ピロティー壁画の件で、南国市の要望としましては、今回の増額工事を含み、岸之上工務店に依頼をしたいと思っておりますと。工期延長やアフターケアについての懸念事項があると思いますので、覚書文面を作成し、岸之上工務店に渡します。書面にて社内検討をお願いします。また、作画者個人との契約について、直接契約とするか、左官工事の下請として契約するかも併せて御検討願います。作画の予行練習を行うため、作家より実際に使う材料を分けてほしいとの要望がありましたと記録書に記載されております。
 請負業者がいかに壁画の変更が嫌か、この記録書でもよく分かります。覚書まで要求しているので、施工業者は壁面の変更は何のメリットもなく、瑕疵担保が生ずるだけなのです。その覚書を出していないが、どういう理由で請負業者は納得したか教えてください。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 現場管理に課題がございましたが、施設の正式名称及び愛称の選定に時間を要したことから工期が延長されてございます。このことにより課題が解消されたものと理解をしてございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 要するに、申し訳ないけども、瑕疵担保が解消されたわけじゃないんです。行政に工期の延長をするから条件で、請負は請け負けとか言うてますんで、請け負けなんです。業者としては、覚書を納得して書かなかったわけじゃない。請け負けなんです。要するに、瑕疵担保は解消されておりません。もう一度、どう思います、課長。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) このことにつきまして、覚書を再度求められたということはなかったものと理解をしてございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、この時点で土居議長が直接契約すると議員の兼業禁止第92条の2に該当するので、孫請にして契約を中土佐町の美術館長で、友人に頼んで一緒に合作として、条例に違反しないように市川さんの名前で契約をしています。
 7月14日に見積り270万1,000円を岸之上工務店が提出していますが、270万円の根拠はどこから出た金額か、請負業者と設計業者に聞いてみたところ、請負業者は設計業者から聞きました。設計業者は南国市から聞きました。南国市に壁画工事の歩掛かりが分かるはずがありません。土居議長が壁画の見積りを南国市に提出したんじゃないですか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 土居議員を含む画家グループにお願いしてございますのは、画材等に係る部分と画家に係る経費の部分で、全体のうちの一部分で、その他につきましては請負者からの見積りを合算したものと理解をしてございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 今まで時系列で、工程経過の流れで不透明感は拭い切れません。
 今言ったピロティー壁画の企画書は、2月は構想を提案しただけで本格的じゃない。中村課長がしっくいの壁画を話しに現場に行った。土居議員は日本画に詳しく、県展無鑑査で、南国市の文化ホールにフレスコ壁画、大変ハードで誰まわりできる仕事ではない、議員の前に画家としてのプライドがある、どう思われても構わないと発言しています。壁画のアイデアはすばらしいし、壁画に対する熱い思いが感じられますが、その前に土居恒夫議員は南国市の市議会議員であります。議員でなければ何も問題はありませんが、それほど南国市の崇高な歴史と豊かな文化の一つとして壁画を取り入れたい強い思いがあるなら議員を辞職するべきであります。
 議員は、行政から給料として議員報酬を受け取っています。市の職員なら禁止されてる行為ですが、議員も同じです。企画書を提案して見積書を提出し、実際仕事もして行政から請負をしています。2月から壁画の構想を練って、本格的に7月から動いて、議員仲間には誰一人相談することなく請負契約を結んでいます。議員も、12月議会で一般質問が終わってから市長に説明されるまで全員が知りませんでした。議会軽視ではないか、土居議長の忖度ではないかと疑われ、特別調査委員会が設立されました。
 壁画の変更金額も専決処分で決算され、議会が拒否権を行使できないように仕組まれたと考えています。壁画見積り270万円の根拠は、土居恒夫議員が見積りを市役所に提出、それを参考に設計監理業者に指示し、設計監理業者は請負業者に指示し、請負業者は270万円の見積りを市役所に提出しました。この流れが見積りの根拠です。
 そこで、議員の兼業禁止92条の2、普通地方公共団体の議会の議員は、当該普通地方公共団体に対し請負をする者は清算人たることができない。下請は、地方自治法第92条の2にいう請負には含まれない、兼業禁止規定に接触はしないと書かれています。そこで、92条の2に違反していないと、市長側は問題ないと、下請だからこの92条の2項に違反していないという答弁を聞きましたけれども、しかしながら実際には下請の形で形成されていても、請負業者が請け負った行為や業務内容の全部を一括してさらに請負業者であるような一括請負等の方法によって、実質上、それが元請と異ならない、単に名目下請ということにしたにすぎないような場合もあり得るのであって、このようなことは本条の趣旨を全く没却した脱法的な行為と言うべく、妥当を欠くものと言わざるを得ない。請負は名目のみで、実質は議員が請け負っているものとは何ら異ならない。本条の趣旨から極力避けねばならない。いわゆる下請の解釈として、一括請負等の方法によって、実質上、それが元請と異ならない場合には妥当性を欠くものと考えられている。これは行政実例、昭和27年11月27日、こういう判例が出ています。
 壁画変更の契約は、本来、元請業者が要求するのに、元請業者は嫌がっている。請負業者の見積りも、270万円の内訳は、原画、壁画制作以外の制作費、仮設費全てが市川グループの使用分。請負業者の見積金額は設計監理業者の指示で、設計監理業者は市役所の指示で、市役所は土居議員の見積りを参考に指示している。請負業者は経費を載せていないし、壁画作業の管理もしていない。壁画グループは法人資格を持たず、今回の業務のみ請負のため、臨時グループである。契約は、行政側の希望で孫請にしている。請負業者は、壁画変更を嫌がっていた。原画作成者により壁画制作が行われている。生涯学習課の説明により、壁画制作は特殊な技術である。下請を装った実質な元請と判断できます。よって、地方自治法第92条の2に違反していませんか。どうです。
○議長(浜田和子) どなたに答弁を。
      (「市長」と呼ぶ者あり)
 市長。
○市長(平山耕三) 地方自治法第92条の2に違反していないかということでございますが、下請っていうことで逐条解説等にもあるということでございまして、そこの請負ということからは下請は除かれているというように書かれているところでもございます。そういったことで、この92条の2に違反しているということではないと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 先ほど私が言ったじゃないですか。下請は含まれてないけれども、実質、下請を装った元請と同じ、その根拠を今僕が言ったんじゃないですか。
 要は、270万円の、岸之上は見積りができなかったんです。だって、画家が描いた絵なんかやったことがないし、歩掛かりがないから。だから、それを設計業者に、設計業者もそんな歩掛かりがないから分かるわけがありません。だから、設計業者は市役所に聞いた。市役所にそんな歩掛かりが、積算根拠があるわけがありません。だから、市役所は、土居恒夫議長に頼んで見積りを出させた。だから、土居恒夫議長は見積りを出した。これが270万円の根拠なんです。それが、市役所へ行って、設計業者へ行って、請負業者から市役所へ出した270万円の根拠です。その中の積算の見積書の内容、全て画家が使うためにつくった見積内容なんです。この見積りの中に、これを見てください。直工に経費が何ぼって書いてない。だから、経費も載ってない。それだけ、元請業者はタッチするのが嫌だった。これが、下請を偽装して実質元請と同じようにやった最大の根拠なんです。だから、92条に違反してませんかということを言ってるんです。要は、下請を装った実質元請と同じなんです。どうです。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 有沢さんにその経緯というのを御説明いただいたところでございますが、実際のところ下請ということで業務をしているわけでございますので、そこの一括請負ということではないと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) ここが大変見解の違うところなんですけれども、一括下請っていうのは元請がタッチしないで、ほとんど、全部下請に任すのが一括下請なんです。だから、一括下請の、この積算の中身を見てください。仮設足場、養生費、美装費、壁画材料費、壁画工賃、原画作成費、左官工、それが全てです。だから、駄目なんです。要するに、違反してないかということなんです。
 それと最後に、特別委員会が設立されて、4回にわたって記録書に基づいて調査しておりますけれども、肝腎な施工業者、設計監理者を呼んで調査してない。これで、忖度があったか、ないかいうのはなかなか判断しにくいんじゃないかと私は思います。以上で私の質問を終わります。