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検索結果 »  令和4年 第425回市議会定例会(開催日:2022/03/04) »

一般質問2日目(西川潔)

質問者:西川潔

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。10番西川潔議員。
      〔10番 西川 潔議員発言席〕
○10番(西川 潔) おはようございます。
 中東やアフリカの紛争は度々見てまいりましたけれども、このたびウクライナへのロシアの蛮行、これを見ていると、私たちは意外ともろい基礎といいますか、岩盤の上で生活をしているのかなというのを思います。
 私は、平和と享楽の寵児のような人間でございますけれども、憲法9条、さきの戦争、こういうものを鑑みて、戦争への芽いうものを、戦争に関連する芽いうものを一つ一つみんなで潰していくいうことがみんなでこれからの平和を享受する一番の礎だというふうに思います。
 この一般質問の中で、前議員の浜田勉議員は、いつも世界情勢のことを、ここで所感を述べてくれました。今、浜田先輩がこの場にいるとどのようなことを述べたのかなということを今朝つくづくと思うことでございました。
 それでは、質問に入ります。
 私の質問は、中山間対策と公共交通、そして市役所支所機能の郵便局への移管について3点を質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。
 平山市政も1期と半年、6か月をもう過ぎた思いますが、新型コロナウイルス感染症の逆風もある中で、令和4年度の予算編成にも苦労された思います。どこにポイントを置き、2022年度の予算編成をしたのかお聞きをいたしますが、昨日西山議員が詳しく質問をされ、重複もいたしております。しかし、私の質問の流れの中でございますので、簡単で結構でございますので、ポイントをお聞かせください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 令和4年度の予算につきましては、私の2期目ということもございまして、今まで1期目で進めてきた事業を中心に、大きな事業を進めてきておりますので、引き続きそれら継続事業を計上しているところでございます。
 もちろん、街路事業とか土地区画整理事業とか地域交流センターの外構の工事や図書館といったような今までの引き続きの事業というのは計上した上で、市民の皆様の御要望をいただいたということもございまして、その思いに応えるということで市道の改良や修繕工事の増額、また長岡西部保育所でのゼロ歳児保育に係る経費や、家庭用可燃ごみ袋の値下げなど、市民生活に寄り添う施策の充実も図ったところでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) コロナやウクライナ問題などによる大幅な景気変動がこれからも想定されるわけでございますが、一般財源収支を的確に見通して市の財政基盤をしっかり市長に守っていただきたい。よろしくお願いをいたしたいと思います。
 市の面積の2分の1を占める中山間地域の課題克服、市の発展、振興に欠かせない大事な役割をしているいうことが、昨日の西本議員からはこのような話もございました。この中山間地域対策に関する施策と、令和4年度の施策の予算についてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 中山間地域におけます施策予算につきましては、本議会に上倉・瓶岩北辺地に係る総合整備計画(第5次変更)について議案を提出しておりまして、この計画により、有利な起債を活用して中山間地域の指定等の整備を行うこととしております。
 令和4年度は、地域内の市道、林道の補修のほか、瓶岩体育館への避難経路としての橋梁の整備を行います。また、飲料水供給施設としまして、来年度は外山地区の施設改修を行う予定です。そのほかにも、道の駅、南国「風良里」の倉庫建設や、地域内の児童が通学に利用するスクールバスの車両更新を行う予定としております。空き家対策につきましては、空き家を所有者から約10年間借り受け、市が改修した上で、公的賃貸住宅として活用する空き家活用促進事業を中山間地域において実施できるよう協議を進めておるところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 市長の答弁の中で、上倉、瓶岩の北辺地に関わる総合計画(第5次変更)について、この議会への議案提案もございますけれども、その変更内容と目的といいますか、意図をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 辺地に関わる総合整備計画の変更の内容ということでございますけれども、林道につきましては、橋梁点検診断によりまして、林道、釣瓶橋の補修が必要と判断されたため、補修費用の追加をします。そのことによって事業費が増額をするものでございます。橋梁につきましては、瓶岩体育館への避難経路として整備予定をしておりますけれども、この用地交渉に時間を要したことから、令和4年から橋梁の整備を行うこととしておりまして、事業費について増額を行うものでございます。飲料水供給施設につきましては、成合地区に続きまして、令和4年度につきましては外山地区の布設整備について、ろ過槽の増設、取水口の修繕を行うということにしておりまして、ただ事業費につきましては精査により減額をするということにしております。
 また、中山間対策として直接的な事業ではございませんけれども、道の駅物販の在庫管理のための倉庫を建物南に設置することから、事業費を増額しております。また、自動車につきましては、新規追加事業ということになりますけれども、辺地区域から久礼田小学校に通学する児童を送迎するスクールバス車両が登録から20年を経過しているということから、車両の更新を行うものでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 辺地に関わる総合整備計画の第5次の変更ですけれども、市の中山間の整備を図るとの答弁内容でしたけれども、変更内容は林道整備に250万円プラスをする、瓶岩体育館の橋梁に400万円プラス、市道整備は変わらずに、飲料水設備についても250万円、精査の関係で減すんだと思うんですが、地場産業施設に300万円乗っていますが、これは道の駅の恐らく倉庫、バックヤードだと思うんです。直接これがどういうふうに中山間振興に影響があるというか、プラスになるのかというのは少し分からないわけですけれども、スクールバス、これは特認校へのバスの買換えか何かでしょうか、大きく声を上げて言えるほどの対策事業費ではないではないかというふうに思います。この質問に対してへの答弁をするのには、こういうことを言うとやっているかのように思えるんですが、実際はなかなか中山間の対策費としての現実の予算いうものでは私はないというふうに感じてはおります。
 年々、疲弊をしていく集落に対しての対策が必要なわけですけれども、予算、金だけでもないわけで、さきの12月議会では市長が、中山間対策については公共交通とか、水の問題とかをトータルで整備していくような情報共有がなされていないということについては痛感をしている。どのような形で取れるか考えてみたいいうようなことをおっしゃっていただきました。この4月からの中山間対策に対する市の施策というか、機構に期待もいたしております。
 さきの12月議会でも話を出しましたが、高知市の土佐山区域との違いいうことを申し上げました。そのときに、後でもっと言っておいたらと思ったことの中に、土佐山地域が少し同じような人口で、1,000人クラスの、それから同じような面積で違いが出てきているというのは、土佐山地域には地域振興課というのが支所機能も含めてあります。それに、高知市農協の支所もございます。それに、土佐山の農業公社いう3つの機関が連携をしてしっかり施策を立てて、これからの有望な品目をどうしていくのかとか、栽培の技術だとか販売にまで関わって、土佐山地域を、課題も含めてでしょうけども、どうしていくかということをやっているわけでして、それが3年、5年のうちに大きな違いが出てきたかなというふうに思うわけです。一つは、この4月からの中山間への横断的な取組をしてはという提言に対してそういう答弁をいただきましたので、期待をいたしております。
 次に、空き家活用促進事業を実施するいうような答弁もございましたが、その空き家活用促進事業に、今そこに具体性があるのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(山崎伸二) 空き家活用促進事業につきましては、令和4年度は比江地区の1戸について整備を進めてまいります。また、現在、奈路地区と白木谷地区から各1戸、空き家活用住宅への相談をいただいておりますので、整備に向けて協議をしているところでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) この空き家活用事業、中山間のほうでやっていただければ、現在白木谷も奈路も、就学児を含めて、随分地域にとってもよい方が入ってくれてますし、非常にプラスになる事業だというふうに思うんですが、ただ中山間での空き家事業についてどのくらいの範囲までやるのか。昨日も西本議員から出てましたが、レッドゾーンにあるような家などについても含めて、地理的なことが特にですけども、どの範囲で実施をするのかなということをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 住宅課長。
○住宅課長(山崎伸二) 空き家活用住宅事業によって整備する空き家につきましては、特に地理的条件を設けておりませんが、移住者や子育て世帯等の入居を考えておりますので、移住者のニーズや、地元からの要望などを踏まえ、移住の効果が見込める場所にある空き家を整備することになるかと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 実際のところですけども、黒滝地区ということになると好きな方がおいでるかも分かりません。先日も、黒滝地区に、あこへ行くと非常にいいので、空いた家がないかとかいう、それから土地を求めて、そこに少し別荘のような形で建てたいとかいうような方もおいでますが、少し離れたところでも、例えば具体に言うと奈路の奥の中谷というところですけども、そこにも先日、40歳ほどの女の方が、高知市の百貨店に勤めてる方が来るようにしてくれました。随分寒いし、遠いところへっていうことで、私の親戚の空いた家を買ってくれましたので話をすると、いやいや、私はずっと安田から高知市へ通勤しよったと、道の駅から15分、20分で行けるところで距離的には何の問題もないし、私はこういうところが好きだからということで入っていただきましたので、やりようによってはまだまだ、南国市の後免とか高知に意外と近いというか、時間的に近いところですので、それなりに希望者がいるのではないのかなというのは改めて思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、奈路の水道施設について、12月議会で早期の実施をお願いいたしましたが、その検討内容をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 奈路地区の給水施設の整備につきましては、12月議会でお答えをいたしましたように、できる限り早急な整備を目指したいと考えておりますけれども、現在施工中の成合地区の飲料水供給施設の改修工事において、貯水池の水量と増設したろ過槽のろ過能力、また使用量と配水槽の水量とのバランスの調整等が難しく、整備完了に2年を費やしている状況ということもございまして、来年度計画している外山地区の給水施設改修工事につきましても成合地区と同様の工法で施工する予定としており、令和4年度に確実に完了できる見通しがついていないなどの理由から、現在のところは少し慎重な計画とさせていただいているところでございます。しかし、来年度の整備の進捗状況によっては前倒しでの実施も可能と考えておりますので、まずは来年度に奈路地区の方々と現地の確認等、実施設計に向けた協議の場を持ちながら、具体的な計画ができた時点で辺地計画についても随時変更を行いまして、計画的に進めてまいりたいと考えております。
 また、県の生活用水確保支援事業の中で、カメラの設置などのデジタル化によりまして、維持管理を遠隔操作で行うためのメニューというのが新たに追加予定となっておりますので、この事業の検討も併せて進めてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) なるだけ早い実施を、地元の方も待っておられますので、お願いしたいいうふうに思います。
 次に、県の中山間地域対策は、集落活動センターの設置を通じた住民活動の自立、掘り起こしをメインにしてまいりましたが、市の状況と取組についてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 本市におきましては、市立公民館単位で、公民館組織、地域活性化のための自治活動団体が活動しておりまして、この組織を中心に協議を進め、地域活動を行う各種団体との間で地域の実情に応じた連携、組織づくりを目指しております。平成26年6月の集落活動センター、チーム稲生の設立以来、横展開として、集落支援員を通じて集落調査を行い、地域内で連携、支え合いのできる体制づくりの支援をしてまいったところです。
 長岡西部地区におきましては、平成29年7月に、地区文化祭実行委員会への参加組織を中心といたしまして地域内連携組織を設立し、高齢者や子育て世代に向けたサロンを実施、また自主防災組織との合同訓練など、連携した取組も行われているところでございます。ただし、チーム稲生に続きます集落活動センターの設立にはまだ至っていないという状況でございます。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 南国市では、稲生地区が集落活動センターとして活動をされておりますけれども、そのほかにできるとかつくる見通しはございますか。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほど長岡西部地区の事例を申し上げましたけれども、三和地区におきましても地域の将来についての住民主体となって考える組織が発足され、少子・高齢化対策、地域活性化対策、地域防災対策等について部会を設けて話合いを進めておられるなど、ほかにも意欲的に地域活動に取り組んでいる地域はございますけれども、現時点では集落活動センターの設立を見通すまでには至っていないという状況でございます。
 集落活動センターの設立に向けましては、行政の支援が非常に重要ということは分かっておりますけれども、住民の皆さん自らが地域課題、また地域内容について話合いをしていただき、将来像を地域ビジョンとしてまとめるということ、またそれを集落の総会等において住民の合意を得る必要があるということもございまして、制度の活用には一定のハードルの高い事業となっております。本市では、まず地域内でのそうした連携、組織づくりを行いまして地域活動を活性化させた上で、次のステップとして集落活動センターへの発展へと結びつけていきたいというふうに考えておるところです。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) かつては、瓶岩、上倉地区の対策として、道の駅を拠点とした集落活動センターをいろいろ模索したときがございました。その後、その構想も含めてどうなっているのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 平成29年当時でございますけれども、企画課に在籍をしておりました地域おこし協力隊からの提案を受けまして、道の駅を拠点といたしまして、中山間地域の生活支援策として集落活動センター事業を検討した経緯がございます。
 この件につきまして、白木谷地区、奈路地区、瓶岩地区にそれぞれ地区の代表者に集まっていただきまして、集落活動センターの制度の内容でありますとか、買物支援等の生活支援等の説明を行ったところでございます。しかしながら、3地区からは、一定の必要性というのは分かっていただきましたけれども、事業の活用までには至っていないという状況でございます。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 今、中山間地域で、集落活動センターを地域の住民の力でやっていくいうのはなかなか難しい時期を迎えてきたというふうにも思うんです。やり方もいろいろありますし、今朝の県議会の質問の中にも、これは上田県議でしょうね、地域おこし経験が豊富な人材雇用を国が財政支援する地域プロジェクトマネジャーの創設、そういうものが創設されているようです。そういうものも活用して、ほかの集落活動地域が中山間の面倒を見るというふうになると負担に思うとは思うんですが、その辺を行政の中でいろんなものを活用して、もう中山間の集落だけでなかなかセンターをつくるいうことは難しい部分があると私は思うんですが、ぜひそういうことも活用してやっていただきたいいうことをお願いいたしておきます。
 年々、加速度的に疲弊をしていく北部の集落に対して、市長は最も何が必要だというふうに考えておられるのかをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) もちろん、給水施設とか、そういった生活インフラに関わる部分の整備っていうことが最低限必要であるということは十分承知しておるところでございます。そこから、生活する上では、買物、病院、そういったものへ通えるような交通手段ということが生活する上で本当に必要なものでないかと思っておりまして、そういった機能をまずは充実させるということが定住につながるのではないかと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 言われたことも大事ですけども、私は何よりも、交通の問題もありましょうし、飲料水の問題もあるし、集落活動センターのようなこともございますが、失敗ということもないわけでして、この時期、例えば何が必要かというと何よりも早い対策、県は調査とかいろんなことをされてますけども、私はもう課題は明らかになっているということで、とにかく早い取組をしないといけないと。というのは、病気も同じで、早い治療をしないとよくならないわけで、南国市の中山間の対策は遅れていきゆうわけです。何かかにかっていうて考えてくれゆううちに手がつけれない状態になっていきゆうというのが現実だと私は思う。一番大事なことはと私が問うたのは、早い施策をしてくれと、何でも早くしてくれというのが私のお願いでございます。以上で中山間についての質問は終わります。
 次に、公共交通についてお伺いをいたします。
 12月議会で、一般質問で、デマンド交通の運行について、柔軟な発想や利用しやすい運行形態をお願いいたしましたが、その後の対応についてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 南国市の予約乗合タクシーにつきましては、黒滝、上倉方面、瓶岩地区のせいらんと、白木谷方面のうめの里交通が中山間地域全域をエリア運行しておりまして、便数はいずれも上下5便ずつとなっております。これにつきましては、可能な限り市内中心部へ誘導することを目的といたしましてコミュニティバスへと接続をさせまして、あわせて乗合タクシーを国費対象とするためにとさでん交通が運行します地域間幹線系統の路線バスへと接続をしておる状況でございます。
 西川議員のほうから12月議会でも質問にありました利用しやすい運行形態につきましては、例えば今、領石のほうで乗換えとなっておりますせいらんにつきまして、以前から御提案をいただいております道の駅まで延伸することについて四国運輸局へ紹介をいたしまして、延伸した場合にも国費対象になるということは確認を行ったところでございます。そのほかにも、現在、交通計画の見直しの作業を進めておりますけれども、その中で、中心市街地まで延伸させることも一つの方法としまして、事業者や関係機関と調整し、検討を行うこととしております。
 また、予約時間につきましては、第1便について、せいらんが6時55分に領石着、うめの里交通につきましては7時55分に医大着と早い時間となっておりますので、この1便につきましては前日に運行事業者への予約をお願いしております。ただ、第2便目以降につきましては、運行事業者の運転手の手配が十分に取られる時間帯でございますので、直前の予約も受付をして対応しておるところでございます。この運行便数につきましては、現在5便ということになっておりますけども、利用者の利便性を考えますと増便もする必要があるというふうに感じております。
 また、運行の延伸につきましても、今後、乗合タクシーを受託します事業者の勤務体制、また台数の確保など、協議をする必要もございますけれども、それと合わせて行政負担も精査をいたしまして、地域交通計画の策定の中で方針を固めて、利用しやすい公共交通へと見直しを図ってまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 改革についてはやってくれているところで、お礼を申し上げます。
 次に、コミュニティバスの本年度の利用状況についてお聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 南国市コミュニティバスの令和3年度の利用状況の実績になります。
 令和3年4月から令和4年1月までの10か月の実績となりますけれども、4路線で合計3万291人の御利用となっておりまして、令和2年度同期間の実績2万742人と比較しますと12%の増加となっております。令和3年度の一月当たりの平均利用者数でございますけれども、高知医大〜久枝線につきましては1,328人、植田〜JA高知病院線では940人、前浜〜JA高知病院線では290人、医療センターから十市〜後免町線におきましては469人となっております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 次に、中山間地域以外でのデマンドタクシーの導入について、昨日、西山議員の質問もありましたけれども、再度お答え願えますか。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 中山間地域以外での、平野部でのデマンド交通の導入という御質問と思いますけれども、昨日、西山議員への質問にもお答えをしたところでございますけれども、南国市コミュニティバスにつきましては定路線型による4路線で現在運行しておりますけれども、この路線から離れた公共交通空白地に対しまして、幹線につなぐ新しい線としまして乗合タクシーの導入を検討しております。
 ただ、運行につきましては、どこでも行ける通常のタクシーとは違いまして、料金を定額とするという条件といたしまして、一定の時刻、便数、行き先を特定しました公共交通としての性格は保持すべきと考えておりまして、地域の人口や特性を生かした交通体系を構築していきたいというふうに考えております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 次に、高知市がバス路線の採算悪化、縮小する中で、幹線にだけバスを走らせ、量販店をデマンドの結節点にしていくいうようなことができないかいうことについても西山議員からの質問にございまして、しっかり私もそのことをお聞きいたしました。
 そこで、私は提案のようなことになるんですが、この公共交通、高知医大〜久枝線は月に1,300人、日でいうなら40人ほどですか、植田〜JA線については1,000人としたら日は30人か、医療センター〜十市〜後免線については日に15人か、いずれもあまり使われていないというふうに思うんです。使われてない運行というのは将来も使われないと私は思うんです。
 南国市の地理的な条件とか公共交通を見てみますと、北は北で高知へ行く、南は南で高知へ行くとかいうような大きな幹線道路がありますのでそれはそれとして、通学生なんかについても、北部の高校生なんかは、バスっていうのは結構高いわけで、恐らく3万円ぐらい要りゃあせんろうか、高知までの定期を買っても、後免なり大津の駅へ自転車で来て汽車通をするというのがかなり多いと思うんです。それと同じように、南北の幹線に公共交通というか、デマンドを走らして、後免のJRの駅、それから路面電車に結びつけていって、高知なり東部、山田、県内も含めていくような路線のようなものを組んだらどうかと。北も南もそのような形で、例えば道の駅をデマンドで起点としたら、道の駅から市内へ、この中心部へ来て、JRの駅、市役所、サンシャイン、それからサテライト、グドラック、あこでうまいこといったらグドラックでうまいもんを食てするとか、それからマルナカ、サニーマート、それから図書館いうような形のものを、市内をぐるりと回る。それから、南から来ても回る。それなら、二重に市内の中を回るわけです。そうすると、ここに1万数千人住んでいる中央部の者もそのバスを使えることもできるし、何か斬新な方法を考えたらどうかなと。陸運との兼ね合いもあろうと思いますけども、使わない公共交通に何ぼ乗れ、乗れ言うたって使わないわけで、何かそういうものをつくって、市民が、子供なんかも遊びに行くというたら高知のTSUTAYAとかイオンへずっと行くわけですけど、バスに乗って図書館へ来るだとかいうようなことができるようなものをつくれば中央部もにぎやかになるし、30分に1本ぐらいっていったら無理がいくなら1時間1本ぐらいを常に走らす。それから、両方から来ると、30分に1回、ここをぐるりと回る市内中心部の周遊バスのようなものができるわけです。
 何か皆さんが買物や医療や楽しみや、後免へ出てきたらそういうところにもすぐに行けるよっていう交通の体系のようなものを、拙い私の知恵ですみませんけども、今までのルートでないようなものを考えていかないといけないし、それから幹線のものは後免まで、通学者なんかについては特に後免の駅から、それか路面電車で高知のほうに行く。それができれば、今度は逆に、今南国市というのは、通勤者も昼間人口が多いような状況になっていると思うんです。逆に、通勤者もそういう形では使えるようなものができやしないのかなというふうに思うんです。私遊ぶが好きですので、遊ぶところをぐるぐるりと楽しい、それで高齢者の方というか、女の方とか子供も含めて、図書館やいろんなところに、量販店へも行けるような、レストランへも行けるような、何か買物にしょぼしょぼ行くとか、病院へ行くじゃなしに、楽しい、生き生きとした生活ができるような何か交通を考えていただきたいなというふうに、これは会もございますので、その中でもぜひ提案をしていただきたいというふうに思います。これについての答弁は要りませんが、ぜひやっていただきたいというふうに思います。
 次に、郵便局への支所機能の移管について質問をいたします。
 各支所別の令和3年度の実績をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 令和3年度の実績という御質問でしたけれども、令和2年度の実績として御報告をさせていただきたいと思います。
 支所につきましては、住民票、戸籍、印鑑登録証明書を発行しております。各支所での取扱件数につきましては、令和2年度実績で、領石支所で655件、岡豊支所で882件、十市支所で1,608件となっておりまして、合計3,145件となっております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 現在の支所に関わる年間の経費と移管後の経費、そして移管に関わる初年度の経費をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 3支所の年間経費につきましては、令和2年度実績で、3名の会計年度任用職員の報酬等や通信関連費、複合機のリース料等で合計721万1,355円となっております。支所業務につきましては、領石郵便局、南国岡豊郵便局、南国十市郵便局の3つの郵便局に委託する場合に、直近3か年の平均取扱件数3,404件で試算をいたしますと、郵便局への委託料、通信関連費、複合機のリース料等で合計283万221円を見込んでおります。この金額に加えまして、移管に伴う初年度経費といたしまして、委託に係る郵便局の初期導入費、新規の光回線工事費などで3か所合計になりますけれども、39万2,808円が別途発生する見込みとなっております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 支所の郵便局への移管に当たり、現在はコンビニでの交付もされておりますし、今後そこの活用も考えたらと思うんですけれども、まずはコンビニでの交付実績と、今後コンビニ用の交付についての活用といいますか、新たなコンビニに委託をするようなことも、新たな証明書の交付のようなことも考えておられますか。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 本市では、令和2年3月からマイナンバーカードを利用して住民票と印鑑登録証明書がコンビニエンスストアで取得できるコンビニ交付サービスを実施しております。令和2年度の交付実績でございますけれども、581件ということになっております。内訳といたしましては、住民票が354件、印鑑登録証明書が227件となっております。
 新たな活用ということですけれども、新たな証明書をここでまた取れるようにするというようなことは、現在のところ、まだ想定はしておらないという状況でございます。ただ、市税の納付につきましては、平成26年4月から金融機関の窓口に加えましてコンビニでもできるようになっております。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) ここで、少し今までの答弁の中への質問でございますけれども、令和2年度の実績で合計で3,145件というのは、これは結構あるなというふうに思うのか。
 私は、領石支所で655件、岡豊支所が882件、十市が1,608件の3,145件ですけど、これは年間のことでして、領石支所なんかに至っては、これは月に22日やるとしたら日に2.5件になりますか。朝から座って、職員が、来るお客がないかも分からんような状況がある。半日に1人来るかなというところで、私もあまり仕事が好きじゃなかったですけど、むしろ仕事がこれほどないよりは忙しいほうがましなぐらいで、これは人権的にもこんなところに座らすのは問題だったと思うんです。ほかの事務はないと思うんです、ファクスで送って、それを交付してお金をもらうぐらいの事務ですので。なぜこの支所の在り方について今まで行財政改革等で検討してこなかったのか、手をつけてこなかったという点についてお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 市民課長。
○市民課長(崎山雅子) こちらのことに関しましては、職員を配置しております市民課からお答えをさせていただきます。
 支所につきましては、平成19年に、当時の岡豊支所及び領石支所の建物の老朽化による移転を検討する中で、こういったことがありまして郵便局の委託を検討した経緯がございます。ただ、このときは、郵便局に委託をしたほうが経費がかかるという試算となりまして、現在の場所に移転をするという結論としております。その後も、先ほど西川議員がおっしゃいましたとおり、市民課においては職員の配置という点から検討を引き続き行っておりましたが、行財政改革の観点での全庁的な取組には至らず、今日まで至っております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 妙にそれは答弁になりませんけんど、もっと深いものがあるわけじゃないですか。そういうことも考えて支所の在り方を考えていく必要があるわけでして、その辺がきちっと出ないと次のステップへ移ることができないんじゃないかと私は思うんです。ただ、同じ業務のものを郵便局に移管をして済むっていうことでもないような気がするんですが、その点について、市民課長、もう一度お答え願えますか。
○議長(浜田和子) 市民課長。
○市民課長(崎山雅子) どういった業務、市民課の証明発行の業務を超えてということになりますと、全庁的な検討が必要になります。こちらのほうにつきましては、企画課と、行財政の観点から毎年の機構改革の際には検討してまいりましたけれども、全庁的な取組にはなってなかったというところでございます。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) そういうことになりますと、私ももうこれ以上詰めはしませんけども、先に将来の支所の在り方について、そしたら機能とか規模とかについて、市の基本的な考えをまずお聞きいたしましょうか。
○議長(浜田和子) 答弁を求めます。企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 先ほど市民課長のほうから経過ということで御報告させてもらいましたけれども、庁内の中の組織の在り方というところで、企画課のほうも、全庁的な今の現状、それぞれの課の課題なんかのヒアリングを行いまして、それをどういう形にしていくのがベストであるかというところを検討しておるところでございます。
 この支所につきましては、先ほど説明しましたとおり、件数は大変少ないという状況がございます。その中で、今それぞれ3か所に1人の会計任用職員の配置をしておりますけれども、一人職場になっておるということで、議員が言われるように、その会計任用職員の業務については大変件数が少ないというようなこともありまして、この業務をどういう形で、改善できないかという課題はずっと持っておったというところでございます。これについて、これが将来の、この支所機能の在り方というところでございますけれども、企画課のほうで考えることとしましては、まず一人職場を解消させたいということがあります。それと、それを複数人置くというようなことにまでは、業務の拡大をすることはなかなか現実的ではないということもございまして、郵便局へまず支所機能の移管をするということで現状のサービスを維持していくということが最善の方策ではないかというところで、現在この調整を行っているところでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 私は、幾つか問題があると思っているのは、市民サービスを向上さすために支所を置くということなら、随分遠い久枝とか向こうもあるわけで、郵便局もありますので、そこも一緒に含めればいいのかなと思うし、またコンビニでの交付を拡充していく、そういうサービスもできるということになれば、また郵便局に行けば、小口の為替、300円ぐらいの為替を買うて封筒へ入れれば、そこで申請すれば家まで送ってくれますよね。窓口はそういう対応ができますよね。別段、支所が必要なのかなというようなことも含めて、いずれにしろ地域住民の利用状況に変化も見られる。コンビニ交付もあれば、支所機能の取扱業務というのも限定をされているという、こういう厳しい地方自治体の財政状況等もある中で、持続可能な行政運営をしていくために市民の視点から検討するっていう、今後の支所のあるべき姿いうのを、委員会でもつくって市民にもそのことを分かっていただくいうことをやらんといかんのじゃないですか。
 岡豊と領石に支所を置いたという、そこら辺の話もなかったんですが、恐らくこれは上倉、白木谷を含めて、白木谷は岡豊へ行ったらのうがいいから岡豊に置こうとか、久礼田については上倉、瓶岩があるから久礼田に置こうとかいうことを考えたんじゃないのかと。そうでないと、2支所はありませんので。その支所も、もともとは領石にあったものがいつの間にか久礼田の体育館にいた時期がございました。これはあまり使い勝手がようないわけでして、私はいろいろな支所機能も含めていろんなもので、道の駅あたりへ持ってくるのが一番妥当じゃないのかなと思ったのが久礼田の体育館のほうへ行ったと。そんなこともございまして、いろんなことを考えると、支所検討委員会のようなのをつくって、今後どうしていくかということはやる必要があるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 郵便局への支所機能移転というところについては、どういう形にするかというところで協議もしてきたところでございます。
 現時点では、3つの郵便局へ移すことで、一定サービス、今の現状のサービスは維持できるというところと、あと利用時間についても2時間、郵便局が開いてる窓口で交付ができるというところで、市民サービスにもつながるということを考えておりまして、まず今の郵便局のほうへ業務委託をいたしまして、それからまた利用状況なども見ながら、また現在オンライン手続という形でも業務を進めておりますので、その状況を見ながらまた全体の支所の在り方についても考えるという形を取りたいというふうに考えております。
○議長(浜田和子) 西川潔議員。
○10番(西川 潔) 私は、支所機能について、一度こういう形で郵便局でやると、またしばらくは同じようなことを続ける必要があると。ここら辺でしっかり支所というものはどういう形であってほしい、また誰が考えても住民票を自宅で使うわけではございませんので、その住民票を提出する先というものは恐らく法務局だとか官庁だとか、我々が取るときには車を買うたときに必要だとかいうようなことで、またこちらのほうに出向くことが条件として出てくるようなものの交付が多いというふうに思っておりますので、今、短絡的に支所の業務をそのまま3郵便局に移管をするということで、移管を、そういうことをするのは、さきも言いましたように、サービス拡充ならほかの2支所のほうの郵便局でも取れるようにするべきであって、そんなことが、経費を一定払っても市民の方がそういうことをやってほしいと言うならやったらいいと思うんですが、その辺のことはきっちり一回テーブルに上げるということが大事だということを指摘して、今議会の私の質問を終わります。