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検索結果 »  令和3年 第424回市議会定例会(開催日:2021/12/03) »

一般質問4日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田和子) 9番岩松永治議員。
      〔9番 岩松永治議員発言席〕
○9番(岩松永治) なんこく市政会の岩松永治です。
 今議会では、4項目についてお伺いしますので、それぞれ御答弁をよろしくお願いします。
 重複する点もございますが、省かずに全てお聞きします。
 まず初めに、南国スポーツパークについてです。
 この施設の説明と現在の管理状況について、生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 三和琴平物流団地の調整池を市民スポーツにも利用できるよう県が整備したもので、平成11年に県から譲与されております。整備から20年余りが経過し、譲与からは22年ということですが、人工芝の劣化が見受けられます。指定管理者は、まほろばクラブ南国で、予約受付等の管理をしていただいております。草刈りにつきましては、市のほうで直接年1回業者選定をして発注をしております。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) それでは、これまでの利用状況と施設の管理状況はどのようになっているのでしょうか。どのようなスポーツ団体が利用しているのかも含めて、生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 市立スポーツセンターのグラウンドは、周辺農地への配慮から使用できない期間がございます。その期間は、こちらのスポーツパークのほう、主にサッカー団体なんですが、使用してくださっております。年間を通じて使用されているのは、主にサッカーのクラブチームやホッケーの団体でございます。また、みわ祭りや消防出初め式などのイベントにも使用されてございます。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) これまで管理してきた中で、担当課が把握している課題があれば御説明をお願いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 先ほど申しました人工芝の経年劣化とグラウンドの底地がそもそも硬いことによる身体への負担、調整池でありますので漬かってしまいますので、そうしますと人工芝が底地から剥離する、あと排水路に土がたまって雨水が引くのをなお遅くしていることなどが上げられます。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 時期によっては草刈りが必要だと思います。そのほかには、駐車スペースが少ないこと、また雨天時には水がたまるので利用できないことや人工芝が経年劣化により剥がれてしまい、人工芝とは呼べない硬い地面での利用となっており、使用者の身体に負担がかかり、けがにつながる危険性が高くなっていることが一番の課題なのではないでしょうか。
 利用者自らが小石を取り除いたり、剥がれた芝を補修したりしながら、長年大切に使用していただいています。施設利用が始まってから人工芝の張り替えはされていません。つまり、管理はしてきたが更新は1度もされていないということです。
 このことを担当課としてどのように捉えているのかお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 更新に係る経費が多額なものになることが予想されますが、調整池ゆえにさらにコスト高になるということから更新には至っておりません。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) これまでに、利用者や管理者から施設の更新を含めて様々な要望がなかったのかを生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 今、岩松議員もおっしゃいましたように、指定管理者からは使用者の方と剥離した人工芝に接着剤のようなものを入れて自ら補修して応急措置をしてくださっているということから、更新の必要性についての御要望等の報告ももちろん受けておりますが、スポーツセンターも建築後、相当期間が経過してございまして、照明のLED化、床面の研磨、トイレの洋式化、カーテンの改修などを行ってまいりました。
 また、三和スポーツ交流センター、久礼田体育館、長岡西部体育館など、非構造部材耐震化工事と、主に建築物の修繕を優先して今まで行ってまいりました。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) それでは、ここから大変重要なことをお伺いします。
 利用者と管理者に何の相談や説明もなく、知らぬ間に人工芝の張り替えと今後の管理の在り方について話が進められているようですが、どこからその話が出てきて、いつからその話が進められ、今現在、人工芝の張り替えと新たな管理についてどこまで話が進んでいるのでしょうか。その内容を含めて、詳しい御説明を生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 高知県東部地区サッカー協会から、市に8月に要望書が提出されております。市長、副市長、担当課長でお話をお伺いいたしました。
 現在は、午前中浜田議員にもお答えしましたように、人工芝のコート1面、フットサル2面等の要望に対しての概算としての全体経費の積算を終えております。
 管理につきましては、指定管理者をまほろばクラブ南国のままでいくということで、それは変えることを予定してるわけではございません。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) それでは、この件に関して市長はどのように判断され進めてきたのかをお伺いします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど、浜田憲雄議員の質問にお答えしたところでもございますが、岩松議員の御指摘のとおり、劣化の著しい南国スポーツパークでございます。何らかの改修が必要であるということは考えてもいるところでございまして、このことにつきましてサッカー協会から補助金という特定財源の提案もあっているところでございます。
 それを活用しリニューアルができる、多くの市民の皆様が喜んでもらえるような魅力のある施設改修がなされるのであれば悪い話ではないと、その判断をもちまして協議を進めてきた次第でございます。以上です。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 先ほども言いましたけど、協議の中に管理者と使用者が入っていないというのがそもそも問題であると思います。
 今回、人工芝の張り替えと施設管理について、利用者と管理者を含めて話合いの場が持たれたのかを生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 管理者、使用者を含めた話合いの場は、現在まで設けておりません。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 管理者と利用者に相談や説明もなく進めようとしてきたことには問題があります。人工芝の張り替えを進めようとするならば、最初に抜かることなくしなくてはならないことができていません。
 誤解のないように言っておきますが、私は人工芝の張り替えに反対しているのではありません。指定管理を受けて管理している方と、施設を常時利用している方を無視して進めようとしている手順に問題があると言いたいのです。人工芝の張り替えだけでなく、スポーツパークの管理の話まで出てきているのですから、執行部、つまり南国市は説明する責任があります。
 それでは、ここで指定管理についてお伺いします。
 スポーツパークの管理はまほろばクラブにお願いしていますが、その契約内容について生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) スポーツパークにつきましては、スポーツセンターと他の施設も含めてまほろばクラブ南国さんに、令和3年4月1日から3年間で指定管理の委託をしてございます。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) まほろばクラブが指定管理の契約を今年4月に3年間の契約をしたばかりなのに、先ほどの課長の答弁では管理者を変えることはないと言いましたけれども、その話が出てきていたことは事実です。
 なぜ新たな管理者の話が出てくるのでしょうか、管理に何か問題があったからなのでしょうか、人工芝の張り替えに伴い管理者を変更しようとしているのか、それともそのこととは関係なく変更しようとしているのか、今後の管理について執行部はどのように捉えて進めようとしているのか、再度生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) もちろん、指定管理者であるまほろばクラブ南国さんに何か瑕疵があったということでもなく、変更することはございません。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) クラブハウスの改修の話もあるようですし、人工芝の張り替えに伴う予算の内訳を生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 概算でございますが、総事業費1億5,480万円、サッカーコートに1億400万円、フットサルコート2面に3,400万円ほかでございますが、収入としましては日本サッカー協会の助成金6,200万円及び県サッカー協会施設整備留保金500万円でございます。市の負担は8,780万円となりますが、ここから交付税措置のある起債ですとか県の交付金が適用できるか、その可否を探ってまいります。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 多額の予算をかけて人工芝を張り替えれば終わりではないでしょう。将来的に様々な制約や維持費等が発生してくると思われますが、そのことを担当課としてどのように把握されているのかをお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 再度の張り替え時の費用につきましては現在積算中でございますが、一般的に人工芝の耐用年数が10年と言われてございますので、仮に地方債を充当して10年で張り替えるんであれば、再度地方債を起債するということであれば、先に借りたお金は10年で償還していかねばならないということになりますので、張り替え費用が数千万円ともなりますと単年度の償還は数百万円ということにもなってまいります。また、気候変動により年々短時間で集中的な降雨が起こっております。雨水につかるたびピッチの清掃を行うとなれば相当額のコストが生じてまいります。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) そのとおりですね。仮にというお話をしていただきましたけども、10年で張り替えるのであれば10年で償還金を払っていく、8,000万円とすれば毎年800万円、それにプラスして雨水がたまって清掃を行うときに、恐らく芝が新しければ新しいほどごみも引っかかりますので、年間トータルしたら恐らく1,000万円を超える額が必要になってくるのではないでしょうか。
 人工芝が新しくなれば、利用者を含め市民も喜ぶでしょう。そのことだけを捉えれば喜ぶべきことです。しかし、その後のことを考えておかないと取り返しのつかないことになります。
 まず、駐車スペースの問題があります。試合を含め何かイベントなどがあれば、多くの車が駐車することになります。今の駐車スペースでは足りなくなることは間違いありません。そうなると、道路上に駐車する車が増え、物流団地の企業に御迷惑をかけることになります。それを解消するためにグラウンド内に駐車スペースを設けると、車にボールが当たり車を傷つける可能性が高いため、それを防がなくてはいけません。防球ネットが必要となります。
 また、管理者が代わることでこれまで利用していた方たちに不利益となることがあってはいけません。つまり、これまでどおりの利用ができないことも想定されます。これらの問題についてどのように認識されているのかを生涯学習課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 吾岡山のように移動できるような防球ネット、例えばですが、必要となってまいります。
 次に、重ねてとなりますが、指定管理者をまほろばクラブから変更することはございません。ただ、施設のグレードが高まれば、これまでと違って利用したい団体が増えるのは致し方ないことですが、これまでの利用者にも御納得いただけるような公正な抽せん等により使用団体の決定がされるような運用がされるべきでございます。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) これまでに幾つか質問してきましたが、この話は議場で私と執行部との話だけで解決することではありません。最初に言ったように、管理者と利用者に何の相談や説明もなく進めていることに問題があるのです。
 南国市の総合計画では、生涯学習の推進とスポーツ活動の充実という項目内の、スポーツ施設等の利便性の向上について次のように記されています。
 市民が継続的かつ気軽にスポーツに取り組めるよう、市民のニーズを的確に捉え、それぞれの施設の役割などを考慮しながら、利用者にとって利用しやすい管理運営に努めます。また、市立のスポーツ施設等の予約等について利用者の利便性の向上を図りますと記載されています。これに管理者のニーズを付け加え、市民のニーズと管理者のニーズを的確に捉えることが必要ではないでしょうか。その一番大切なことができていません。
 また、指定管理を受けてくれているまほろばクラブは、南国市が掲げている生涯学習の推進とスポーツ活動の充実、その一翼を担っていただいています。市民のニーズと管理者のニーズを的確に捉えるためにも、早急に話合いの場を設ける必要があるのではないでしょうか。8月に話が始まってから4か月以上経過した今でも説明がされていません。今まで1度も説明がなかった南国市に、管理責任者の方は落胆し悲しんでおられました。今年度、指定管理の契約を更新したばかりであり、これまでの信頼関係が台なしです。
 管理者と利用者に説明をしてこなかったのはなぜなのか、その理由と今後の対応について、このことは三木副市長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 三木副市長。
○副市長(三木敏生) まず、この話合いをしてこなかった理由ということでございますが、8月に東部地区サッカー協会から要望を受けまして、その際に市とサッカー協会でどちらが何をしていくのか、そういった役割といったものを明確に整理し切れてなかったことが、まず一つの要因であると考えております。
 それに加えまして、事業費、経費の問題ですけども、財源も含めて整備に係る費用、そして将来的な経費、そうしたことも一定、これは市のほうで整理する必要があると考えておりましたので、そうしたことに時間を要してしまったということでございます。
 管理者の方、そしてこの施設を利用されてる方の御意見を聞くのは、これはもちろんのことやと思いますので、そうした話合いの場というものをできる限り早い時期に設けていきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 理由は、おっしゃることは分かりますけれども、その話が行政だけでなく、やはりほかに漏れるわけですね。そうすると、やはり管理者の方や利用者の方は不信感しかないわけですので、最初にそういう話が出ているということだけでも管理者の方に伝えるべきではなかったのかと思いますので、今後はぜひ進めていただけますようによろしくお願いします。
 人工芝の張り替えが白紙になろうがなるまいが、これまでの経過を含めた説明は必要ですので、先ほど御答弁いただきましたけれども、早い時期に関係者への説明をお願いします。
 今回の一番の問題は、管理者と利用者への配慮が全くなかったことです。最初の時点で説明ができていれば、ここまで問題になることはなかったと思います。
 これまでの質問と答弁を踏まえて、南国スポーツパークについて南国市は今後どのように取り組んでいかれるのかを市長にお伺いします。生涯学習課長は、管理者が変わることはないと何度も答弁していただきました。そのことを市長にも議場で明言していただきたいです。御答弁をよろしくお願いします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 御指摘のとおり、関係者の合意形成を図ることができておらず御心配をかけたところでございます。申し訳なく思います。現在の御利用者や指定管理者の御意見には真摯に耳を傾けてまいります。ただ、これも御指摘のございました初期費用以外の維持管理費が想定以上に高額であれば、事業実施には慎重な判断が求められます。
 指定管理の話につきましては、県サッカー協会からは指定管理をされたいというお話がございましたが、指定管理者はまほろばクラブであるということでお断りをしているところでございます。よって、指定管理者をまほろばクラブ南国から変更することはございません。以上です。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 市長からは、指定管理はまほろばクラブから変えることはないということで明言いただきましてありがとうございました。
 あそこのスポーツパークの人工芝の張り替えについては、もちろん今後検討もしていかないといけないと思いますけれども、先ほど生涯学習課長からも答弁がありましたように、ランニングコストも含めて多額な費用がかかりますので、そもそもを言えばスポーツセンターのグラウンドを365日照明がつけて夜も使えるっていうことが、一番そういうスポーツ施設を使う利便性を向上させることだと思いますし、周りの田んぼの影響があるということは前々からずっとあそこができたときから言われてますけれども、そういうことを解消していくことも検討しながら進めていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは次に、Live119についての質問です。
 質問の前にLive119について簡単に説明をします。
 Live119とは、スマートフォンからの119番通報者に動画の送信を依頼し、消防隊到着前に現場の映像を消防指令室で受信し確認することができるシステムです。
 119番通報のみでは伝えることが難しい状況でも、映像により現場の状況が把握できるため、地理に詳しくない方からの通報時、災害発生場所、出動場所を早期に特定したり、火災や交通事故などの災害状況を正確に把握したりすることができます。
 また、心肺蘇生法などが必要な緊急性の高い救急事案では、消防指令員が通報者に対して映像を確認しながら応急手当てのアドバイスを行うことができるため、より効果的な救命措置につなげることができます。今後は、火災、救急活動だけでなく、地震や風水害などの自然災害発生時の活用も期待できます。
 Live119は、音声に映像をプラスすることで通報の見える化を図り、指令員がより正確な情報をリアルタイムで把握することで、通報者への的確な応急手当ての指導や消防隊の効果的な現場活動に役立ち、市民の安全・安心につながる新しいシステムです。
 それではまず、南国市の火災、救急出動の推移はどうなっているのでしょうか。昨年度と今年度の出動件数について消防長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 消防長。
○消防長(小松和英) 岩松議員の御質問にお答えをいたします。
 昨年と今年の1月1日から11月30日までの出動件数を比較すると、火災出動が昨年12件に対して今年は10件増の22件、救急出動は昨年2,303件に対しまして123件増の2,425件となっております。以上です。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) Live119については、消防長に調べていただくようにお願いしていました。導入事例を含め、Live119の所見と想定される利活用についてお伺いします。
○議長(浜田和子) 消防長。
○消防長(小松和英) Live119というシステムは、議員に御説明していただきましたとおり、隊員などが現場到着前に状況確認ができること、通信指令員が映像などを確認しながら適切な指導ができるという、救命率の向上には大きな可能性を秘めたシステムではないかと考えております。
 既に導入されております倉敷市消防局に確認しますと、交通事故や転落事故等の現場把握に効果があるということでした。
 いずれにしましても、最新のシステムで四国では導入事例がなく、全国724の消防本部の中で40例ほど導入されているということですので、費用対効果及び運用人員などについても検討をする中で利活用も考えていきたいと思います。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 詳しく調べていただきありがとうございます。
 四国では導入事例がなく、全国724の消防本部の中で40例ほど導入されているとのことでした。今年度導入した自治体も多く、一部では試験運用の自治体もあるようです。南国市単独での運用だけでなく、他市と連携した運用も考えられるのではないでしょうか。
 また、今後の地震、風水害などの自然災害発生時を想定した場合には、県との連携が不可欠です。このシステムを自然災害発生時に活用することができれば、現場の状況をいち早く把握するだけでなく、今後に生かすことのできる資料としての活用も考えられます。Live119については、県や他市町村との広域での活用も想定に入れ、導入に向けて御検討いただきたいと思います。
 火災活動、救急活動、消防団活動、災害活動、それぞれの場面で最大限に生かすことができる最新のシステムがLive119です。災害はいつ起こるか分かりません。できるだけ早い段階でLive119の研究と導入に向けての検討をお願いします。
 次に、南国市自動車安全運転管理規程についてお聞きします。
 まず、この規程内容と進捗について総務課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 南国市自動車安全運転管理規程は、市職員が道路交通関係法令の違反者や交通事故の原因者になることを防止し、職員の安全運転と自動車の安全運転管理の適正を期することを目的に定められております。車両の検査、公用車の公務以外の使用の禁止、運転免許証の届出、事故の責任、交通安全懇談会の開催などを定めております。
 運転免許証の届出は、入庁時に運転免許証所持者には免許証のコピー、安全運転宣誓書、通勤車両届出書兼駐車許可申請書を提出させております。また、私有車を公務で使用する職員には、毎年度私有車公務使用登録届出書を提出させております。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) この規程の第8条では、運転免許証等の届出について記載されていますが、その内容について総務課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 第8条には、第2条の規程による職員は自動車の車種、型式、登録番号、運転免許証取得年月日、種類、番号及び自動車損害賠償保険加入の有無、保険会社の名称、契約番号等を市長に届け出なければならないと規定されております。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 南国市自動車安全運転管理規程には、運転免許証の更新時期についての記載はありません。運転免許証の更新時期については、私は以前、各課、各係で把握し、職員が免許証の更新を忘れて無免許運転となることが起こらないように提案していましたが、現在の把握状況について総務課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 29年6月議会で、岩松議員から職員の運転免許証の把握について御提案があり、29年度、30年度と運転免許証の確認を行っておりますが、以降は数か所の部署しか確認を行っておりません。
 消防本部につきましては、提案以前から毎年度把握しております。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) せっかく提案したのに途中で終わっているということで、大変残念に思います。更新時期を把握していないということは、運転免許証の更新を忘れて失効し、無免許で運転している職員がいる可能性を否定できないということになり、南国市には無免許で運転している職員は誰一人いないと断言できないということです。行政として交通安全対策に力を入れているのに、今のこの状況を執行部はどのように捉えているのでしょうか。
 更新時期を把握していないのであれば、無免許運転で事故や違反が起こる可能性があります。ルールを守り安全運転を心がけるために、運転免許証の更新時期を守ることは危機管理と意識の向上にもつながります。しかし、現状は職員の意識が低くなってきているのではないでしょうか。今後、同じことを何度も議場で質問することがないよう、継続して行う管理体制を構築する必要があります。
 南国市は、会計年度任用職員も含めた全職員の免許証更新時期をどのように管理し進めていくのかを総務課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 運転免許証の更新の把握につきましては、御提案いただいておりましたが継続できておらず、大変申し訳ございません。
 交通安全を推進する上で、交通ルールの意識の欠如は事故や違反につながると思われます。毎年、運転免許証を確認することにより、交通意識の向上につながると思いますので、継続して実施するようにいたします。方法につきましては、確認の基準日を設定し、様式を庁内LANに掲載し各課で把握した後、総務課に報告をすることとしたいと考えておりますが、方法につきましては再度検討したいと思います。
 なお、会計年度任用職員につきましても、雇用時に運転免許証を確認するようにいたします。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 昨日、運転免許証の更新時期の把握について教職員はどのようになっているのか教育次長にお伺いしました。教職員は、毎年1度必ず確認し失効することがないよう徹底しているとのことでした。
 今後は、抜かりのない管理を徹底し、同じことを繰り返さないように強く要望しておきますので、どうぞよろしくお願いします。
 最後に、公共施設等の喫煙所についてお伺いします。
 対象の施設については事前にお伝えしていますので、各施設担当課の答弁をよろしくお願いします。
 望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の者が利用する施設等の区分に応じ、原則敷地内禁煙や屋内禁煙にするとともに、施設の管理者が行うべき措置等について定めた健康増進法の一部を改正する法律が2018年7月25日に公布され、2020年4月1日に全面施行されました。
 厚生労働省は、改正の趣旨として次の3つの基本的な考え方を示しています。
 1、望まない受動喫煙をなくす。2、受動喫煙による健康影響が大きい子供、患者等に特に配慮。3、施設の類型、場所ごとに対策を実施。以上が3つの基本的な考え方です。
 改正健康増進法の体系として、学校、医療機関、児童福祉施設等を第1種施設、オフィス、店舗等の施設を第2種施設、小規模な飲食店を既存特定飲食提供施設としています。
 健康増進法の一部を改正する法律が施行されてから1年以上が経過しましたが、南国市は第1種施設と第2種施設に対し、3つの基本的な考え方に沿ってどのような対策を実施してきたのかを各施設の担当課長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光施設の喫煙場所についてですが、西島園芸団地については観光ハウス内は禁煙としており、入り口横及び観光ハウス北側に喫煙スペースを設けております。
 海洋堂SpaceFactoryなんこくは、家族連れの方々や学校の活動として小中学生、高校生等の子供たちが多く来場する施設であること、小さな子供たちが遊びに来る公園を併設していることなどから敷地内を禁煙としており、喫煙場所を設けることは現在考えておりません。施設利用者等から喫煙場所に関する問合せについても特にない状況であり、公園等も含めた施設利用者全体の受動喫煙対策については、慎重に対応する必要があるかと考えております。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 生涯学習課の所管施設でございます図書館につきましては、児童生徒の利用が多く見込まれ、また他自治体の図書館にも喫煙所は見られないことから、当面設置の予定はございません。
 竣工予定の地域交流センターにつきましては、建築面積が建築許可のぎりぎりであるため、敷地内にブース等を設けることは不可能でございます。
 地区の公民館につきましては、それぞれの御判断となってございますが、仮に喫煙を可としているなら、灰皿の置きっ放し等ではなく何らかの分煙対策を推奨してまいる必要がございます。以上です。
○議長(浜田和子) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 道の駅南国における喫煙所につきましては、道の駅の施設内は全館禁煙としておりますので、道の駅の施設北側の観光案内マップ前に灰皿を置き喫煙スペースとしている状況でございますが、現在喫煙規制強化の動きが拡大している状況ということもあると思われますが、今まで来館者から施設としての喫煙所設置に対する要望を受けたことはなく、近隣市町村の道の駅の状況もお聞きいたしましたが、設置状況、要望の有無につきましても本市とほぼ同様とのことで、設置の予定も今のところはないとのことでございました。
 しかし、岩松議員が言われるような受動喫煙防止の観点からの対応というところは重要であると考えております。
 また、道の駅のトイレ等につきましては、県が整備をしたもので、道の駅の施設及び駐車場の敷地につきましても全て県の所有であることから、県との協議が必要となってまいりますが、近隣の道の駅の動向も見ながら判断をしてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 南国市は、これまで公共施設等の喫煙所について時間をかけて真剣に検討したことがないのではないでしょうか。取りあえず灰皿を置くだけ、一応禁煙にするなど、喫煙所の整備について曖昧にしてきたのではないでしょうか。公共施設等を全面禁煙にするのか、それとも受動喫煙を防止するために喫煙所の整備を検討し進めていくのか、行政として責任を持って対応していく必要があるのではないでしょうか。
 観光施設には、県内外から多くの方が訪れます。喫煙する市民や観光客は、喫煙所がなければ敷地内外で喫煙することになり、受動喫煙をなくすことにはなりません。また、喫煙所がなければ、かえって望まない受動喫煙を誘発することになります。そして、ルールを無視した歩きたばこや観光地での吸い殻のポイ捨ての増加など、本市のイメージの悪化にもつながり、早急に対応しなければならない課題です。
 喫煙所が整備されれば、南国市での喫煙モラルの向上だけでなく、たばこのポイ捨ても減り、環境の美化にもつながります。また、定められた場所で喫煙することは、何度も言いますが受動喫煙をなくすことになります。
 喫煙は法律違反ではありません。そのため、喫煙、禁煙の選択は本人の自由です。どちらを選択したとしても、両者に不公平感のない配慮が必要ではないでしょうか。全ての公共施設等に喫煙所を整備しないことがあるようであれば、それは喫煙者への配慮が足りないということではないですか。望まない受動喫煙をなくすために喫煙所を整備することは、喫煙者と非喫煙者にとって公平であると思いますし、健康増進法の一部を改正する法律、その3つの基本的な考え方にも合致しています。
 これらのことを踏まえまして、環境と景観に配慮された喫煙所の整備について市長にお伺いします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 健康増進法の改正がなされて以降、公共施設ではそれぞれの施設で対応をどうするか考えていただき、今の対応になっているのではないかと思いますが、岩松議員のおっしゃるとおり、受動喫煙防止対策という行政の責任ということもあるということはもちろん考えます。
 ですので、それぞれの公共施設で禁煙、分煙という視点で対策がなされているか、再度確認する必要があると考えております。
 また、新たな喫煙所の整備を行う場合には、岩松議員が述べられたとおり、3つの基本的な考えにのっとり、環境と景観に配慮された喫煙所とする必要があると考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 岩松永治議員。
○9番(岩松永治) 県では、高知城敷地内に喫煙所の整備を進めています。そのことで、県内市町村が今後喫煙所を整備しやすくなるとも思います。
 今後は、すいません、その話をする前にまず、西島園芸団地もそうですし道の駅もそうです、観光客の方が来られたときに灰皿だけをそこに置いて喫煙スペースっていうことは、ちょっと正直恥ずかしいですね。県外へ行ったときに目にするのは、もちろん喫煙者の方だけに限ってかもしれませんが、やはり一番最初にどこに喫煙所があるかっていうのをまず探すんです。だから、喫煙者の方もマナーを守るためにその喫煙所を探すわけなんですが、それが全くなかったらどうするかっていうと、私がそういうことをするわけではないですけど、やはり敷地内のどっか喫煙所もないところで喫煙をしてそのままポイ捨てするとか、それが結局受動喫煙につながるわけです。
 私も喫煙はしていますけれども、やはりそういった受動喫煙に対しては気をつける必要があると思っていますし、特に観光施設であったり道の駅っていうのは不特定多数の方が来られるところですので、今後はやはり受動喫煙を防止する観点から、ぜひ、県も高知城の敷地内に構えるようにしていますので、南国市としてもそういった施設には喫煙所を構える方向で整備を進めていただきたいと思います。
 今後は、喫煙所の整備だけを考えるのではなく、受動喫煙を防止するために条例を制定し、法を遵守していくことも必要ではないでしょうか。健康増進のための条例ですので、担当課は保健福祉センターだと思います。今議会では問いませんが、受動喫煙防止条例の制定において、次の議会までに検討していただければと思います。よろしくお願いします。
 最後に、執行部は今議会でそれぞれの議員が質問したことを真摯に受け止めていただき、市民ニーズに沿った政策立案を進め、各施策の満足度を上げ、市民生活の向上に取り組んでいただきますようよろしくお願いいたしまして、私からの質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(浜田和子) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明11日と12日は休日のため休会とし、12月13日に会議を開きます。12月13日の議事日程は、議案の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。