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検索結果 »  令和3年 第424回市議会定例会(開催日:2021/12/03) »

一般質問4日目(浜田憲雄)

質問者:浜田憲雄

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 7番浜田憲雄議員。
      〔7番 浜田憲雄議員発言席〕
○7番(浜田憲雄) なんこく市政会の浜田憲雄でございます。
 一般質問も最終日の2番目ということになりましたが、よろしくお願いをいたします。
 私は、通告のとおり、質問2項目を一問一答で行います。
 質問の1項目めは、南国市スポーツパークグラウンドの整備について、2項目めは防災・減災についてであります。
 それでは初めに、南国スポーツパークグラウンドの整備についての質問をいたします。
 南国スポーツパークグラウンドは、私たちの住むこの三和地区、通称金比羅山の東側、なんごく流通団地の調整池に整備されたグラウンドでございまして、このグラウンドは大きく3つあるわけでありますが、北の端は今野球をやったりしておるところ、南の端は駐車場としてやっております。それから、中央部についてはサッカーとか地域のイベントとかそういうことで使用ができる、ここは人工芝が敷設された多目的な市民グラウンドとして広く使用されておるところでございます。
 この南国スポーツパークグラウンドの現在の使用状況、そして管理の状況について、担当課長のほうにお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 三和スポーツパークにつきましては、議員おっしゃいましたように、三和琴平物流団地の調整池を市民スポーツにも利用できるよう県が整備したもので、県から平成11年に譲与されてございます。20年余りが経過し、人工芝には劣化が見受けられるところでございます。
 令和2年度の使用状況ですが、228件でございました。
 管理につきましては、指定管理者としてNPO法人まほろばクラブ南国が予約受付等の管理を行っております。草刈りにつきましては年1回、生涯学習課のほうで業者を選定して直接発注をしてございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。お聞きしますと、この南国スポーツパークグラウンド、これは平成9年頃に高知県が物流団地として企業誘致をした中において、この調整池をグラウンドとして整備したもの、これを11年頃に県から南国市に譲与されたものであると。
 それで、整備されてから20年ほどたって、当初敷設された人工芝グラウンド、これは非常に老朽が著しいと。そして、整備はされてきておりますものの、このグラウンドを使用する中において激しいスポーツをすると、例えばサッカーなんかをやっておると、高度な競技をやっておる中においては、足を引っかけたり、また取られたりして転倒するケースも見られる中、また使用頻度の高い中においても、この安全面からにおいても、いずれも近々市のほうで人工芝グラウンドというのは張り替えの時期に来ているのではないかというところでもございます。
 一方、先ほどの答弁の中において、この2年度の使用状況を見てみますと228件というふうなことで大変多く、毎日のように使用されているような状態で、市民として市民グラウンドとしては大変重宝にされておるところでございまして。こういったこの使用の受付管理、そういったものについてはNPO法人の一つ、まほろばクラブ南国のほうで実施をされているというふうに聞いております。
 それでは次に、このグラウンドに合わせて南側の隣接されておりますところのスポーツパーク、クラブハウスの使用状況と管理の状況について、生涯学習課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) スポーツパークのクラブハウスにつきましても、指定管理者NPO法人まほろばクラブ南国のほうで予約受付等の管理をしていただいております。
 令和2年度の使用状況は44件でございました。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 私は、昨年12月議会において、南国市をもっと元気に、そしてより活性化をということで、南国市のスポーツツーリズムを通じて県外からサッカーチームを南国市に呼び込んだりしながら、選手もサポーターも一体となって、この南国市をにぎやかに、そしてまた全国的な少年サッカー大会等におきましても、選手はもちろん御家族を含めて元気いっぱいはつらつとした南国市をと、そういう願いの下に南国市グラウンドの整備充実を要望したところでございましたが。これにはもちろん全日本のサッカー協会、そして高知県サッカー協会から多額のといいますか、相応の分担金提示のある中で、この南国市のスポーツセンターグラウンド、あるいは吾岡山グラウンド、こういったものの整備要望でございました。
 昨年は、結果としてこのスポーツツーリズムを通じて南国市の活性化への思いというのは、このグラウンドを使用する他競技団体などの反対といいますか折り合いといいますか、そういった協議もまとまらずに、残念ながら頓挫した経緯があります。
 今回、改めて高知県サッカー協会、また高知県東部のサッカー協会のほうから提示されていると聞いております、この老朽化した今言った人工芝グラウンドの整備の要望内容について、生涯学習課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 要望書の提出の名義は、東部サッカー協会のほうでございました。
 人工芝グラウンド1面のほか新たにフットサルコート2面を新設する、クラブハウスを改修する、そしてサッカーゴールを取り替えるなどでございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございます。
 それでは次に、高知県サッカー協会から要望の出ている整備計画及び南国市がこの市民グラウンドを改修しつつ、より魅力的な施設にしようとした場合、この南国市スポーツパークグラウンドの総合的な整備費用、見積金額というのはどのくらいになっているのか教えていただきたいと思います。
 そして、この総費用の中において費用分担、特に高知県サッカー協会からの助成金、あるいは高知県スポーツ振興交付金等の支援金、そして本来の南国市の費用負担額について、分かる範囲で生涯学習課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) あくまで概算でございますが、総事業費1億5,480万円に対しまして、日本サッカー協会助成金6,200万円、県のサッカー協会の施設整備留保金500万円を充当いたしますと、市の負担としては8,780万円となります。
 この市の負担につきましては、交付税措置のあります地方債、地域活性化事業債ですとか県の交付金が適用されるかどうかの可能性の有無についてを探ってまいることになります。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございます。
 それでは次に、この老朽化した人工芝の例えばサッカー場、中央部分のそのグラウンド、これを人工芝を張り替えるなりしながら、より安全で安心なグラウンドとして、スポーツパークグラウンドとしてリニューアルした場合、多方面の経済的な効果、波及効果、市民へのアピール度、こういったものについてどのように捉えているのか、考えているのか、生涯学習課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 経済波及効果についての分析を市では行っておりませんが、県が経済波及効果に用います簡易な分析ツールを出しておりますので、それに基づいて県のサッカー協会が数パターンのサンプルをお示しくださってございます。
 例えば、関西の大学チームが6日間キャンプすれば約390万円の経済波及効果ですとか、シニアや女子などの全国大会が3日間開催されますと約2,500万円等の経済波及効果があるというのが、簡易な分析ツールに落とし込んだ場合の試算結果として出てございます。もちろん、宿泊、飲食が全部市内で行われたという仮定の下ではございます。以上です。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 南国スポーツパークの人工芝グラウンドの整備について、高知県サッカー協会からの整備要望内容なども含めて確認したところでございますが、整備後の人工芝グラウンドの管理の在り方、グラウンドを使用するサッカークラブ、団体、また地域の各種イベント実施団体との使用調整等、まだまだこれからたくさんの課題、協議の余地は残っておりますけれども、活用度の高いグラウンドとして、市民グラウンドとしてこの南国スポーツパークグラウンドの施設整備、そして新たな活用に向けて、市長はこのグラウンドをどのように考えているのか、改めて市長の所見をお願いいたしたいと思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今回のサッカー協会からの提案でございますが、今現在、劣化の著しい南国スポーツパークにつきまして、何らかの改修は必要であるところでございまして、サッカー協会からの特定財源を活用しリニューアルができ、多くの皆様に喜んでもらえる魅力的な施設となるのであれば悪い話ではないとの判断で協議を進めてまいりました。
 もちろん、利用につきましては市民の利用を優先するということは明言されておったところでございます。
 しかしながら、今後サッカーの大会やリーグ戦が招致されるということになりますと、現在当該施設を利用なさっている団体の皆様からは、これまでのように御利用になれるのかという不安に思う気持ちもあるところでございまして、そのような御意見も寄せられているところでございますので、今後、説明と協議の場を設けなければなりません。
 また、財源につきましては、初期投資としまして起債が活用できるか否か、ランニング経費としましては張り替え時の費用、そして調整池であるがゆえに水が引いた後の清掃等も含めました維持経費などを吟味する必要がございますので、これからも協議を重ねてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございます。
 今回の高知県サッカー協会からの整備要望や市民グラウンドとしてどうあるべきか、市長のお考えをお伺いしたところでございますが、老朽化した人工芝グラウンドの早期改修は、サッカー選手、関係者のみならず、南国市のさらなる発展を願う市民のためにも、また南国市の未来を担う子供たちの活動できる場としても、やはり南国市に夢と希望の持てる決断を、何とか市長のほうにもお願いをいたしまして、私のほうからの高知県サッカー協会からのこの人工芝整備に関する質問を終わりたいと思います。
 それでは次に、2問目の質問でございまして、防災・減災対策についての質問に入っていきます。中でも、津波災害避難所についてでございます。
 間もなく、昭和南海地震が発災した12月21日が来るわけでありますが、あの1946年の昭和南海地震の大惨事とともに、東日本大震災をはじめとした近年の地震・津波災害の惨状を決して忘れることなく、近い将来必ず発生する南海地震、こういった地震防災の思いをさらに最近強くするわけでございます。
 それでは、ここで改めて危機管理課長に、将来30年以内に必ず発生する南海トラフ巨大地震による津波被害想定、南国市沿岸地域の津波襲来高さ及び家屋倒壊・流失など、被害戸数と被災者数のL2による被害想定を伺います。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 南海トラフ地震を想定いたしました、高知県が公表いたしました被害想定による本市の最大津波高は16メートルとなっており、建物被害は1万1,000棟、このうち津波による家屋被害は3,200棟と予想されております。
 また、人的被害につきましては、想定される死者数は3,200人、うち津波によるものが2,800人、また負傷者は3,000人、うち重症者は1,700人と予想されております。
 これらの数字は、想定最大規模の地震、津波を想定したものでございますが、かつ適切な津波避難場所がない、避難意識が低いなど最悪の状態に基づいて計算されたものでございます。
 現在は、津波避難場所も整備を行い、住民の皆様の意識も大きく向上していることから、この数字は大きく変わってくると考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。L2の被害想定によると、津波高さというのは、私たちの住む浜改田の浜堤、海抜は11メーターほどあるわけでありますが、このL2被害想定によりますと、津波の高さというのはそれ以上に2.3メーターの高さで襲いかかると想定されております。
 このような中で、沿岸地域には命を守る緊急避難場所として、久枝から前浜、浜改田、十市の沿岸では避難タワーが300メーターから500メーター置きに14基建設をされているところでございます。
 津波襲来後、避難タワーへ率先避難して命は助かったものの、先ほどのL2被害想定では津波が道から2メーター30も襲ってくるというふうな中においては、ほとんどが家を失い、住むところがなくなると、こういうことでございます。
 避難タワーへ避難した後、その後3日ぐらいして家に帰ろうとも帰れないというふうなことが想定されるわけで、私はさきの議会においても度々このような現象について質問もしてきたわけでありますが、地域の被災者となられる方々が一番心配するのは、やはりこの後、果たしてどうしたらいいのかというふうなことです。すなわち、市民の声は避難タワーなどへ、緊急避難所へ避難しても、その後はやはりもうちょっとおれるところというのはどこへ行ったらいいろうと。この2次避難場所について、どこにどうしてというふうなことで、改めてこの件についてはお伺いしたいと思います。
 また、地域住民への避難行動への情報周知の方法についてどうなのかということで、危機管理課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 津波避難タワーなどへ緊急避難した後の2次避難についての答弁でございますが、現在市が指定しております学校施設や公民館などの指定避難所57か所への避難となります。
 津波避難タワーなどの緊急避難場所へ避難された方を、そういった緊急指定避難所に事前に割り当てることは大変難しく、状況に応じて災害対策本部から収容状況を確認した上で避難先を決定いたしまして、防災行政無線やつながっタワーアプリ等を活用いたしまして情報共有をしていきます。
 また、現在宿泊施設との協定も締結しておりまして、できるだけ地域ごとに避難していただけるように努めてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 次に、避難タワーへ避難したと、それから2次避難場所へ移動したと、そしてその後どのように生活を立ち上げていくかという中において、次にもまだまだ長い生活を送る住居というのが必要になってくるわけでありますが。この災害用の仮設住宅の建設についての質問をするわけでありますが、さきの議会において少し触れておりましたけれども、災害用の仮設住宅の建設用地の借地の契約というのを進めるという話があったわけでありまして、この部分についての進捗状況、そしてまた現在の仮設住宅用地としての取得状況をどのように構えているのか、計画しておるのかについて、危機管理課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 災害時の応急仮設住宅用地の確保を目的といたしました、南国市災害応急対策協力用地登録制度により登録いただいております用地は、現在2件、2,674平方メートルとなっております。
 最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合に必要とされております仮設住宅用地の面積は、50万1,700平方メートルであり、一方、現時点で確保できている面積は、先ほど答弁いたしました登録いただいた用地も含め22万5,254平方メートルとなっており、まだまだ確保ができていない状況でございます。
 その不足を補うために、農業委員会の次回定例総会におきまして登録制度の説明を行う予定ですので、御理解をいただき登録につなげてまいりたいと考えております。
 また、他部署での用地確保を取得した場合の際にも、その用地を災害時の仮設住宅用地として活用できるよう関係課と連携するなど、効率的な用地確保を進めてまいります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございます。
 それでは次に、質問の分がちょっと変わってきますけれども、沿岸地域に建設された避難タワーというのは、建設されてから早くも8年ぐらいたっておるわけでございます。避難タワーの備蓄用品も順次追加、充実されてきておるところでございますけれども、この備蓄品や避難タワー本体、こうしたところの日常の点検、これはどのようになされておるのかについて、危機管理課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 昨日、丁野議員にも御答弁いたしましたとおり、地区の自主防災会を中心に地域の方々の御協力を得て、平成25年度末に14基のタワーが完成をいたしました。
 施設の点検等につきましては、日常的な清掃や不具合の報告、定期的な点検報告など、引き続き自主防災会の皆様の御協力をいただいております。照明の故障など不具合等がある場合には、迅速に修理を依頼するなど、連携を取って対応をしております。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 私も自主防災組織、連合防災とかいうところに携わっておったこともございます。
 この避難タワー建設のときにおいても一時携わっておりましたけれども、自分たちの自主防災組織については、これらの備蓄品とか本体とかの日常点検をやらんといかんろうというふうなことの中において、自分たちなりにチェック表をこしらえて、私たちのところは3地区が一緒になった避難所でございましたので、それぞれのところのチェック表を作りながら、それぞれの自主防災会が点検をしておったわけでございます。
 各地域の避難タワーのこういった点検等につきましては、各地ともに温度差もあろうかと思いますけれども、やはりこれは大事なことであって、途中で私たちも気がついたことですが、タワー本体に少量のひび割れができてきたり、あるいはさびが出てきておったり、それから備蓄倉庫の中には梅雨期においてはカビなども発生しておるというふうなことも見受けられましたので、やはり南国市の防災連合会の中においては、そういった避難タワー等の緊急避難場所等の中での備蓄品のほうも含めて、やっぱりチェックをしていくやり方を確認していったほうがいいんじゃないかと思いますので、またその点についてはよろしくお願いをいたします。
 それでは次に、備蓄品についての質問をするわけでございますが、中でも避難所へ配備されておりますところの飲料水の配備状況、そして配備数、配備費用等についてお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 飲料水の配備状況につきましては、現在2リットルペットボトル合計9,654本を津波避難タワー等の緊急避難場所に設置いたしました各備蓄倉庫へ備蓄をしております。
 配備費用は、保存年限にもよりますけれども、400万円程度必要になります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。避難タワーに代表される緊急避難場所へのペットボトルの飲料水の配布は、大体400万円ぐらいかかっておってというふうな報告でございました。
 私は、この緊急避難場所への飲料水の配布というのは大変大事なことでありますけれども、やはりペットボトルには賞味期限があるということ、それによって賞味期限が過ぎてくると、これはどういうふうにしておるかというと、防災会が防災訓練などをやって、余ってきた備蓄品はそこらで配って処分をしておるわけでございますけれども、この飲料水、ペットボトルの水等については、少しちょっと考えんといかんのじゃないかというふうにも思うわけです。
 それは、多額の費用もかかっておるということと、賞味期限が切れたら使い物にならないというふうなことでございますが。ここで私はその水を再利用できるような浄化装置というのは、やっぱり置いておいたらどうかなというふうなことで、さきの議会におきましても災害時の浄化装置については、奈路とか大きなところには大型の浄化装置も配備されてきたようでございますけれども、やはり小さな避難タワーとかそういったところにおいても、その浄化装置があれば、浄化器があれば、例えばペットボトルが、いざ有事のときに使い切ったというふうなときに水がないというときに、その浄化装置を活用して近くの川、あるいは井戸水、そういったものをくみ上げてきて、それを真水に変えて飲める飲料水にしていくということで、そういった対応もやっぱりしておいたらいいんじゃないかということで、この浄水器といったものの配備をぜひとも計画したらどうかと。これはもちろんペットボトルの飲料水の配備も重なりますけれども、そういったことも考えていただいたらということで提案をしておきたいと思います。
 それでは、2次避難所とか備品とか簡易の浄水器とかということの質問は終わりまして、次は道路関係の質問に入っていきます。
 1点目は、浜改田地区の緊急輸送道路でもあり、また避難道路でもあります市道三和南北線の橋梁の架け替え工事についてでございます。
 近々、この架け替え工事が計画されておるようでございますけれども、この架け替え工事の実施計画概要について、それと工期について、建設課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 市道三和南北線後川橋につきましては、現在入札準備中であり、来年1月末もしくは2月より架け替え工事を実施予定であります。
 実施計画といたしましては、基礎工、橋梁下部の施工を行い、続いて上部工を施工する計画となっております。
 工期につきましては、工事自体を10か月から1年程度を予定しております。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 次に、橋梁の架け替え工事が実施される浜改田地区は、よそと同じように南海トラフ巨大地震による液状化、あるいはまた地盤沈下等も想定されております。
 こういった中において、その橋脚部とか、あるいは全体構造の中にこの地震対応をどのように考えているのかについてお伺いしたいと思います。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 本工事は、橋梁の耐震化事業として実施しており、液状化や地盤沈下に対応するため、事前に土質調査を行っています。
 調査結果により、液状化の可能性の低い支持地盤まで基礎くいを施工することにより、大地震後でも通行を確保できるよう設計しています。
 基礎くいの長さは11メーターと15メートルとなっています。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 続いて、今回の工事では、浜改田と里改田を結ぶ主要幹線道路でありまして、これが10か月から1年にかけて車両は全面通行止めになるというふうなことで、近隣の会社車両とか、あるいは農耕車、そしてまた通学路や生活道として使用する利用者への影響が大変大きいと思いますけれども、この対応を建設課としてどのように考えているのか、お伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 本路線は緊急輸送路にも指定されており、県道から小学校をつなぐ幹線道路ともなっていますが、現在は西側にバイパスとして県道が整備されており、この道路を経由することで車両は迂回が可能となっております。
 歩行者、自転車等につきましては、仮設橋を架橋現場の東側に設置し、通行に支障がないようにいたします。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 今言いましたけれども、工事期間が10か月から1年ぐらいかかるということでございます。やはり、この区間の安全対策と工事区域や迂回路、これの安全対策を特にどのようなところに気をつけてやるのかについて、もう一度建設課長にお伺いしたいと思います。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 工事区間には、迂回路の誘導規制区間の周知のため、交通誘導警備員を配置いたします。また、仮設橋には転落防止柵の設置、仮設道についてはコーンやバーなど安全施設を設置します。
 終日、長期の通行止めとなりますが、夜間においても点滅灯などの設置により、安全対策を徹底するようにいたします。以上です。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) それでは次に、こうした工事計画の中において、通学路として使用している三和小学校、あるいは香長中学校の通学路の安全対策、これについて特にどのようなことに気をつけてやるのか、このことについて教育次長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 浜田憲雄議員のお話のとおり、この市道三和南北線につきましては、三和小学校、香長中学校の児童生徒が通学路として使用しております。
 先ほど、建設課長から工事に伴う安全管理体制について説明がありましたが、長期にわたる工事期間です。教育委員会といたしましては、建設課と連携し、三和小学校と香長中学校の対象の児童生徒の安全確保のために、事前の周知徹底と安全指導の徹底を行うよう、学校とも話を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) よろしくお願いします。
 いずれにしましても、この部分の橋梁の架け替え工事につきましては、長期にわたる工事であります。また、主要幹線道路、これが全面通行止めになるという大規模工事でありますので、請負業者への指導も含めて、安全管理に十分万全を期していただいて、無事故、無災害でこの工事が完遂するように、ぜひともよろしくお願いをいたします。
 それでは次の、最後の質問でございます。
 浜改田地区と十市地区の境界にあります東沢工事用道路、これは市道浜田線のことでございますけれども、この整備計画について建設課長にお伺いをいたします。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 現在、市道浜田北線は、道路詳細設計を行っており、交差点となる県道春野〜赤岡線とは今年度中に協議を行い、令和4年度より用地交渉、令和5年度に工事に着手、令和6年に完成予定として計画をしております。安全かつ利便性の高い道路として整備するため、関係機関と調整をとりつつ事業を進めてまいります。
 なお、国土交通省により現在設置されている仮設道路は、令和4年3月に撤去予定と伺っております。以上です。
○議長(浜田和子) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 国交省による海岸、津波高潮対策としての堤防のかさ上げ工事、これもいよいよ来年の3月に完了ということになりました。
 これで、物部川から十市までの県の工事、それから県、国がやる高知市までの工事というのは全て完了することとなるわけでございますが、浜改田から十市地区の避難道路として、また消防車両や救急車、そういったものの緊急輸送道路として、また生活道路として、これまでさきの議会においてもでしたが、先輩や同僚議員からも何度かこの整備要望については上げてきたところでございますが、ようやく着工の道が開けてきたということでございます。
 地域住民の期待も大変大きい事業でございますけれども、竣工に向けて、建設課を中心にぜひともよろしくお願いをいたします。
 以上で私の424回の一般質問を終わります。ありがとうございました。