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検索結果 »  令和3年 第424回市議会定例会(開催日:2021/12/03) »

一般質問3日目(有沢芳郎)

質問者:有沢芳郎

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(浜田和子) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。12番有沢芳郎議員。
      〔12番 有沢芳郎議員発言席〕
○12番(有沢芳郎) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 南国市の課題について質問をします。
 高知新聞の7月7日の南国市の課題の記事によりますと、1、南国市の人口は2005年の5万758人をピークに減少、今年5月末で4万6,830人となった。調整区域が9割以上も占めている南国市は18年、高知県から開発の許可の権限移譲を受けたものの、これまで規制を緩和したのは高知大学医学部の半径2キロ内だけの宅地開発などごく一部。ほかに規制を緩和する予定はあるか、お答えください。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今、有沢議員の御質問でございまして、高知大学医学部の半径2キロ内だけの宅地開発という御質問でございました。
 ほかにも既存集落内の宅地・雑種地というような活用につきましては規制を緩めているところでございまして、その規制緩和をさらにするかということにつきましては、今直ちに規制緩和をするということはなかなかできるわけではないところがございます。今、その規制緩和をした状況というもの、その効果というものを検証してきておりまして、人口動態また既存集落内の宅地・雑種地の活用可能面積というものを確認しながら、その状況を見ているところでございます。引き続きその調査・検証結果を踏まえた上で、さらなる規制緩和が実現できるよう検討してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、あけぼの街道などの主要幹線道路周辺では、進出需要に応え切れてないと思うが、市長のお考えはどうですか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) あけぼの街道などの主要幹線道路でございますが、国道32号、国道55号、また195号の幹線道路沿道の地域に産業立地エリアという位置づけをしているところでございます。また、南国インターチェンジ周辺1キロの範囲につきまして、規制の緩和もしているところでございまして、そちらを中心に企業の進出が進みつつあるところでございます。しかしながら、立地可能な業種、特に国道32号、国道55号、国道195号というところにつきましては、立地可能な企業が限られているところでございまして、進出を希望する全ての企業に対応できるということではないところであります。今後におきましても、本市の基本的な方針に沿った企業の進出が促進されるよう取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) いわゆる市街化調整区域を見直すには、香美市、高知市との協議をこれまで何回しましたか。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) これまで規制緩和に関しましては、直接香美市や高知市と協議をしたことはございません。さらなる規制緩和を実施しようとする場合には、規制緩和策を年に2回程度開催されております高知広域都市計画担当者勉強会の議題として御提案をさせていただき、他市町と意見交換を行った後、御意見をいただくことになります。
 権限移譲後の規制緩和に関しましては、令和2年10月と11月に、それぞれいの町で開催をされました高知広域都市計画勉強会で開発許可基準の規制緩和に関する検証結果を御報告させていただきまして、意見交換を行いまして、他市町からの御意見を頂戴したところでございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) その結果はどうなったか、教えてください。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 規制緩和を実施してから2年間という短期間における検証結果であることから、開発許可基準の見直しの要否につきましては、今後も引き続き人口動態等の調査を行う必要があるとの検証結果を御報告いたしましたが、その検証結果に対しましては他市町からの異論はございませんでした。
 そのほかの意見といたしましては、県内でパイの奪い合いになることを懸念するといった意見や、規制緩和以外の空き家活用・移住施策にも力を入れるべきではないかといった御意見をいただきました。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 人口の減少は、市街化調整区域ではここ10年で4,400人減少、対して都市計画区域の1割にも満たない市街化区域では1,700人の増である。この現実を市長はどのようにお考えですか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 周辺部の人口の減少につきましては、本当に本市の大きな喫緊の課題でありまして、集落の維持っていう面では本当に大きな対応をしていかないといけない課題であると思っております。
 その対策としましては、先ほども少し申しましたとおり、平成30年4月には既存集落内に家が建てやすくなりますように開発許可基準の規制を緩めまして取り組んでいるところでございます。それによります効果は一定見えているところであります。また、南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、産業振興や子育て支援、定住・移住施策など、横断的な施策を展開しているところであります。
 今後におきましても、引き続き第2期の南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げました各施策を推進することによりまして、集落内に家を建てやすい環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、集落維持に子育て世代を呼び込むには、どのような対策がありますか。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 集落内での生活に密着した道路の修繕や狭隘な生活道路の拡幅といった、今回いろいろ私の選挙活動の中でも御要望のありました、利便性の高い環境ということを望む声があるというようにも認識しております。また、子育てということでございますので、公園、広場の配置という、それも御要望も聞いたところであります。また、商店などの生活サービス施設の保全というような環境整備も必要でございまして、総合的に子育てしやすい環境ということが望まれているところであります。そういった環境を整備していくということが子育て世代を呼び込んでくるということにもつながっていくのではないかと思っております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 子育て世代を呼び込むには、私もある市へ視察に行ったときに、大体子育て世帯が来てくれるのは、保育園の無料化、ほんで病院にかかったときの治療費の無料化、そういったことが主にメインで来ます。そして、当然小学校の給食を無料にするとか、そういう子育てをする費用がかかるところに大概行政の手腕を発揮してインフラ整備をちゃんとすれば、子育てがここ来やすい。そういうことを何市かお伺いしたときに、そういう町長から話をいただいて、人口はうちは増えてますという話をいただいてますので、道路のインフラももちろん南国市は道路整備はやってませんので、もう少し道路をそれはちゃんとするのは当然ですけれども、そういったインフラのソフト面を、市長、考えていただいたらありがたいんですが、そこのあたりはどうでしょう。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今までも子育て世代の負担軽減という上では、やはり医療費の中学校までの無償化とか、保育料の無償化、そういったような内容も公約にも掲げて進めてきたところでございます。そういった負担軽減というのは常に考えていかねばならないと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、海洋堂が完成し、中央地域交流センターがもうすぐ完成します。JR後免駅駅前広場が完成すれば、生活の利便性の向上になるが、便利で住みよい町をつくる一方で、周辺部の過疎をどう解消するか、市長のお考えを。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 周辺部の過疎と先ほどの子育て世代の呼び込みとか、とにかく社会増を増やす政策ということが非常に大切であると思っているとこでございます。周辺部にはやはり空き家というものがたくさん今発生しているところでございまして、空き家を活用し、そちらをPRして、そちらへ移住していただくという施策が必要であろうと思っております。また、今先ほども申しましたとおり、そういう移住した先に、公共交通など便利な利便性の高い環境を整備していくっていうことも必要ではないかと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 農業と商工業との振興をどう両立させるか、バランスの感覚を問います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 本市のまちづくりにおける課題を踏まえまして、まちづくりの基本方針を定め、将来的な都市構造を検討した上で、都市計画マスタープランに企業誘致を図る区域と国営圃場整備事業実施区域を含めた農地の保全を図る区域を全体構想の中に明確に位置づけを行っているところでございます。それによりまして、本市の土地利用方針の下、計画的に事業を進め、農業と商工業の振興を図ってまいりたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは次に、圃場整備事業について質問します。
 昭和41年頃までは、香長平野は米を年に2回作っていました。いわゆる二期作であります。それほど米に価値がありました。ところが、今年の米の価格は30キロ4,000円以下であります。これでは、米作農家は生計が成り立ちません。香南市に私の土地がありますが、圃場整備した農地であります。もう米の単価が安いので採算が合わないと、担い手から農地を返還されました。
 そこで、南国市は522ヘクタールの圃場整備をする計画で進んでおりますが、約10年後に完成したとき、米を作る人はおりますか。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 有沢議員の御質問にお答えします。
 現在、本市で進めております国営圃場整備事業では、これまでの県営の圃場整備事業と同様に、狭小でいびつな農地を大区画化し、農作業の効率化を図ることで農産物の生産コストを下げることを目的の一つとしておりますが、加えまして水田を汎用化し、米だけでなく収益性の高い露地野菜なども栽培できる圃場を作り、露地野菜の生産拡大を進め、農家の所得向上を図る計画であります。
 また、工事前の換地計画原案を作成する際には、事業完了後の将来を見据えた担い手への農地の集積・集約を同時に進めてまいります。これまでの大区画化による農作業の効率化だけでなく、担い手への農地の集積・集約による効率化も同時に図りますので、事業完了後はこれまで以上に農作業の効率化が図れるものと考えております。
 現在、先行の工区では換地計画原案の作成を進めておりますが、その状況を見ましても10年後、米を作る人がいない、そのような状況は来ないと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) その答弁どおりなら私も安心しますけれども、よろしくお願いします。
 日章産業団地の周辺整備事業と圃場整備事業は重複している水路がありますが、換地計画案が採用されなければ、圃場整備事業が中止になる周辺地区の整備事業の水路の改修はどうなりますか。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 現在、各工区の状況に合わせて国営圃場整備事業に取り組んでいるところでありますが、これから令和11年度までの長期にわたる事業でありますので、地域の皆様方の御理解をいただき、まずは圃場整備事業による整備ができるよう努めてまいりたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) この問題につきましては、換地計画は四、五年後になって初めて決定権が出ます。そのときにその圃場整備をするかせんか、その地区の決定が出ます。それから工事が始まりますんで、やるに当たっては大体圃場整備は四、五年後まではそこの地区ができなくても換地計画までは実行されます。だから、そのときに周辺整備事業の期限の保障が切れます。そのときに水路を直すとなった場合には、当然25%、地元の分担金が要ります。そのときに問題が出るんですよ。だから、市役所としましては、11年までずっとやりますというようにここでは回答できないと思いますけれども、この問題は四、五年後に必ず地元とのトラブルが出ます。そのときにちゃんとした対応を考えていただくようお願いしておきます。よろしくお願いします。
 自作希望の高齢者の農家の人に、どのように担い手に作ってもらえるか、対策はありますか。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 自作希望の御高齢の農家の方に対しましては、地域の皆様方と一緒に将来的な地域での営農の形を考えた上で将来像をお示しし、基本的に、まずは担い手農家への集積について御理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。その上で、後継者の有無や将来的な営農の意向もお聞きしながら、事業への御協力がいただけるよう個々に対応してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 圃場整備の目的は、1、生産価格を下げる、2、高収益の作物を作る、3、担い手の集積だと思いますが、具体的に説明をしてください。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 国営圃場整備事業では、耕作放棄地の解消や発生防止、また農家の高齢化が進行する中、次世代への農地の継承を円滑に行うために生産性の高い農地の整備を進め、担い手農家への農地の集積を図り、併せて露地野菜などの高収益作物の栽培を推進する稼げる農業の実現を目指しております。
 1つ目の農産物の生産コストの低減につきましては、農地が分散しておりますと、それぞれの農地への移動や水管理をはじめとする農作業の負担が大きく、効率的な営農が困難となります。そのため、本事業によりできるだけ農地を集積・集約し大区画化することで、収穫や防除などの農作業にかかる時間を節減し、単位面積当たりの農産物の生産コストを下げていくということであります。
 次に、高収益作物の生産拡大につきましては、これまでは排水不良のため水稲しか作れなかった圃場におきまして、事業により排水条件が改善されることにより、収益性の高い作物として需要が見込まれる露地野菜などの生産を拡大し、産地化を進めていくことで農家の所得向上と本市の農業生産額の増加を図り、稼げる農業の実現を目指していくということであります。
 次に、担い手への農地の集積につきましては、農業就業者が急速に減少・高齢化する中で、次世代を担う意欲ある担い手が経営発展できるように、農地を担い手へ集積していくというものであります。本事業では、担い手への農地集積8割以上を目指し、取組を進めているところであります。
 これらの話をまとめますと、単に農地を整備することが事業の目的ではなく、前段で申し上げましたように、次世代へ農地を引き継ぎ、各地域での営農が継続できるようにしていくことが圃場整備の目的であると考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 南国市の平野部の80%は米作ですが、裏作の野菜を作るのに農協の協力が必要だと思いますが、何を作るか具体策がありますか。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 国営圃場整備事業を契機とした高収益作物の導入を推進するため、本年8月にJAが中心となった南国市露地野菜産地化協議会を設立し、現在、有望品目の選定に向けて検討を進めているところであります。
 このうち、加工用キャベツにつきましては、現在、株式会社南国スタイルが栽培技術確立に向けた取組を進めており、本協議会でも有望品目の一つとして位置づけをしているところであります。その他の品目につきましては、全国的な需給の状況を全農や県外の市場から情報収集しているところでございます。
 今後はこうした情報を分析し、本市に適合すると考えられる品目につきまして絞り込みを行い、地域の担い手農家の皆様方による試験栽培を通じて具体的な導入品目を選定してまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 農家の収益が上がるように何とぞ農協と協力して頑張っていただきたいと思います。
 それでは、国営区域内は誰が何をどれくらい作っているか、管理していますか。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 昨年7月に、地域の発起人の皆様方から事業施行申請の手続が進められ、昨年11月に事業計画が確定したところであります。
 この事業施行申請前には、地域の圃場整備推進委員の皆様方からお話を伺いながら、JAや高知県とも連携して各地区の営農状況を把握し営農計画を作成しておりますが、地域での営農の状況は常に変化しております。現在、工区ごとの事業の進捗に合わせて、工区内で誰がどういった品目をつくっているか、状況を把握して換地業務を進めているところであります。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) これ圃場整備をやるエリアの地図に、誰が何を作ってどれくらい収穫しているかというのは地図へプロットするんですよ。そういうことを具体的にやってます。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 換地を考える際に、どこの圃場で何を作っているかっていうところまでは把握をしております。ただ、個人の持っている田んぼ、作っている田んぼというのは圃場整備エリアにもあれば、圃場整備エリア外にもありますんで、それらをトータル的に考えて換地のほうを考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 分かりました。
 現在、圃場整備事業は当初の計画より遅れていると思いますが、スケジュールの見直しはしておりますか。
○議長(浜田和子) 農地整備課長。
○農地整備課長(田所卓也) 浜改田西部工区では、工事着工の目標時期が当初予定の令和4年度から令和5年度に1年遅れることになりました。国営圃場整備事業は、市内15工区での10年間の事業でありますので、この浜改田西部工区の遅れが全体のスケジュールに影響を与えないよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) どうも圃場整備事業は大変でしょうが、頑張っていただきたいと思います。
 それでは、教育行政について質問します。
 南国市のこれからの教育・保育を考える会についてお聞きします。
 これまで何回か考える会が開かれていると思いますが、進捗状況をお聞かせください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) お答えを申し上げます。
 これまで3回会議を開催しております。
 第1回目は、8月5日に考える会の趣旨、目的及び南国市教育委員会からの諮問内容についての確認とともに、南国市の総合計画や保育及び教育行政の成果や課題について情報共有を行いました。
 第2回目は、10月28日に開催し、南国市における望ましい学校規模の考え方、小規模校の今後の在り方をテーマに審議を行っていただきました。
 第3回目は、11月30日に津波浸水区域の保育・学校の在り方について、乳幼児・児童生徒の安全確保と学びを止めない対策をどう進めるべきかをテーマに審議をしていただきました。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) この会でPPP、PFIの活用について検討されましたか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 1月に開催予定をしております第4回考える会におきまして、PPP、PFIの活用等についての情報提供をお願いするように、国土政策研究会理事の伊庭良知先生にオブザーバーとして御参加いただくように現在調整を進めているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 伊庭先生は大変忙しい方なので、3か月ぐらい前にはもう既にスケジュールを早めに言っていただかないと、すぐ南国市に来れるというわけにはいきませんので、ぜひそこのあたり段取りよくよろしくお願いします。
 今後、考える会はどのような日程で進められるか。また、今後はどのような日程で進められるか。また、答申が出るのはいつ頃になるか教えてください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 今後の日程ですけれども、先日開催されました第3回会議におきまして今後の日程について御協議をいただき、日程の変更が決定いたしました。
 来年1月に第4回会議を、3月に第5回会議を、年度をまたぎまして5月に第6回会議を開催するということで、当初の計画では5回の会議で年度内に答申が出される予定でございましたが、慎重な審議の上、答申内容も多岐にわたるということで会議回数を1回増やし、5月に予定の第6回会議で答申をまとめるということの方向性が決定いたしました。
 したがいまして、教育委員会への答申は5月から6月にかけてになるのではないかと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 前回、9月議会で、教育長はデュアルスクールについて検討していきたいという答弁がありましたが、その後、何か動きはありましたか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) デュアルスクールの研究につきましては、先進的な取組を行っています徳島県海陽町への視察について現在準備を進めています。年明け早い時期に視察できればというふうに計画をしております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 私もデュアルスクールについて調べてみましたが、大変面白い取組のようです。単なる児童数の減少への対応や学校の活性化だけでなく、定住促進に一役買うのではないかと思いますので、ぜひ教育委員会のほうで研究を進めていますか、私の母校でいますか。質問です。
○議長(浜田和子) 答弁を求めます。教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 研究を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
      (「これすいません、お願いでした。よろしくお願いします。失礼しました」と呼ぶ者あり)
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) すいませんでした。これは私からのお願いでございましたんで、質問ではございませんでした。
 私の母校である日章小学校のプールの改修について質問します。
 まず、南国市内のプールの改修はどのように進んでいますか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) プールの改修につきましての御質問でございますが、令和2年11月に、学校・幼稚園プール施設長寿命化計画を策定いたしまして、その計画を基に、鳶ヶ池中学校、そして本年度の大篠小学校の改修に続きまして、来年度は岡豊小学校のプールを改修するように計画を進めております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) その中で日章小学校のプールの改修は計画されておるでしょうか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 教育委員会としましては、岡豊小学校のプールの改修の次は、日章小学校と後免野田小学校のプール改修につきまして現在検討を進めているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) すいません、日章小学校のプールは、多分南国市の中でも一番古いプールだと思います。その当時、僕らが小学校へ入ったときには、もう今から50年前ですけれども、もう既にプールはありましたし。だから、ほかの小学校よりはプールの施工が大変上手でして、漏水をなかなかしないという日章小学校のプールで、なかなか壊れないもんだから、後回し後回しになっていると思うんですけれども、何とか早く予算をつけて、うちの日章小学校のプールの改修についての検討もお願いします。
 市長の公約にもあったように、市内の老齢化したプールの改修は進めていただきたいと思います。ただ、財政負担も大きいので、民間プールの活用やPPP、PFIの活用も考えていくべきではないかと思います。今後の流れはどうなっているか、教えてください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 有沢議員の御指摘のとおり、民間プールの活用並びにPPP、PFIの視点も踏まえまして、現在検討していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) そこで、庁内でPPP、PFIの検討委員会を立ち上げたということを聞いておりますが、今後の流れをお聞かせください。
○議長(浜田和子) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 午前中の丁野議員の御質問にもお答えしましたけれども、11月に庁内組織としまして南国市公共施設等整備手法検討本部を設置をいたしました。この検討本部の中で、一定規模の公共施設の整備におきましては、民間活用による公共施設の整備の手法に関する実施方針、また公共施設の整備・管理・運営に関する件などを検討することとしております。
 今後の予定といたしましては、PPP、PFI手法の導入につきまして、優先的に検討の対象とする事業の範囲をどうするかなど、市の方針を固めた上で、以降、案件によって導入の検討をしていきたいというふうに考えております。
 あわせまして、PFI導入事例や手続方法などにつきまして勉強会も開催をいたしまして、制度についての理解も深めたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) それでは、体育館のフロアなどのメンテナンスについて質問します。
 南国市スポーツセンターのフロアのメンテナンスはどのようにこれまで行われてきましたか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 通常時の清掃などを除きますと、大規模なものといたしまして平成30年度にメインアリーナ及びサブアリーナ床面の研磨を行いました。これは床面を研磨した後に塗装を施し、バドミントン、バレーボールなどの競技のラインを引き直ししたものでございまして、約700万円の施工費で実施をいたしました。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 学校の体育館のフロアについてお聞きします。
 以前、体育館のフロアでけがをした事例があり、マスコミでも報道されました。県内でも県立体育館でバレーボールの練習中に中学生がけがをしたことがあり、県は直ちに県立青少年センターのフロアの研磨工事を行ったことがありました。5年以上前ではなかったかと思いますが、その時点で市内の体育館のフロアの点検評価を業者に依頼し、順次メンテナンスを行うと言っていたように思いますが、その後の対応についてお聞きします。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 御指摘のとおり、当時、市内小中学校の体育館フロアの点検・評価を業者に依頼いたしまして、評価結果とフロアの改修等についての御意見をいただいておりました。しかしながら、体育館フロアの改修には研磨や張り替えを行う大規模な財源が必要となりますので、大規模な改修については実施できておりませんでした。そこで、一昨年、研磨や張り替えをしなくても体育館床の修繕を可能とする特殊なメンテナンス剤を塗布することで床の維持管理ができるという方法を紹介していただきましたので、実際に香長中学校の体育館で使用いたしました。香長中学校のほうからは大変好評であるという御意見をいただきましたので、その特殊なメンテナンス剤の塗布による方法で市内小中学校の体育館床の維持管理ができるかどうか、専門業者とも相談しながら早急に対応を検討していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) スポーツセンターの床は、材質が大変すばらしい材質でやっているんで、大体3回ぐらいは研磨できます。だから、前言ったように10年に1回ぐらいやってますんで、長もちはするんですけれども、学校のフロアの床は材質がそれほどよくありませんので、3回削るということはなかなか難しいと思いますので、そこのあたりの予算も検討しながら、今後、業者と検討して学校のフロアに対してやっていただきたいと思います。
 それでは、以前に私の母校である日章小学校の体育館のフロアの状態がよくないと聞いておりましたが、日章小学校の体育館のメンテナンスは進んでいますか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 御指摘の日章小学校の体育館につきましては、特殊な先ほど申し上げましたメンテナンス剤の塗布で安全管理が保たれるかどうか、現在調査をお願いをしているところでございますが、現時点で考えておりますのは、日章小学校の体育館については、老朽化と摩耗が激しく、前回の業者による評価でも改善の優先順位の1番に上がっておりましたので、改修等について来年度の当初予算に計上するように現在準備を進めているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) どうもよろしくお願いします。
 学校の体育館は、子供たちのみならず、社会教育でも利用が盛んであるので、計画的なメンテナンスの必要性を感じます。事故が起こってからでは遅いと思いますが、教育長のお考えを。
○議長(浜田和子) 教育長。
○教育長(竹内信人) 皆さんも御存じのように体育館での活動というのは、子供たちにとっては、転がったり寝そべったりするということはごく自然のことです。また、運動競技の中では、スライディングとかレシーブとか行いますので、そのフロア自体がささくれやひび割れてけがをするというのは、体育館の安心・安全を根本的に失うどころか、大事故にもつながりかねません。有沢議員から御指摘ありましたように、昨今の体育館で痛ましい事故のことを考えますと、児童生徒はもちろんのこと、市民の皆様が安心・安全をもって利活用できるようにと心がけたいと思います。
 昔とは違いまして、子供たちもしくは教職員で水拭きをしたりとか、ワックスがけをしたりとか、そういったメンテナンスは今、一切禁止されておるような状況です。そういった意味でも、業者にどうしても依頼をしなければなりませんので、計画的に進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) 要するに体育館の床は張り合わせしているんで、あれを水でやると、やっている板が反るんですよね。反るので、そこで子供が引っかけてけがをするんです。だから、非常に昔は材質がそれほどよくなかったんで、木が反るんで、けがをしたんです。だから、そういうことも踏まえて、子供たちの安心・安全を守るためにぜひとも計画的なフロアのメンテナンスをよろしくお願いします。
 それでは、ひきこもり、登校拒否のきっかけ調査について質問をさせていただきます。
 都道府県別1,000人当たりの高知県の不登校生徒数は、小学校で10.3人で5位、中学校で45.3人で2位、高校で19.6人で9位でありますが、南国市は不登校の生徒は何人いるか、また男女別に調査しているか、教えてください。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 令和2年度南国市の不登校児童生徒につきまして御報告を申し上げます。
 小学校は28人、中学校53人となっております。男女別での公表は行ってはおりませんが、調査において男女の数は、こちらでは把握をしております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) その調査に対する庁内討議や対応策はどのように取り組んでおりますか。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 南国市の重要な課題でもございます長期欠席等不登校児童生徒への対応については、もちろん教育委員会内で対応について継続的に協議も行ってはおりますが、庁内討議という対応は現在行ってはおりません。
 長期欠席等不登校児童生徒の中には、要対協で見守りを続けていたり、関係機関による継続的な訪問や支援を行ったりしております御家庭もありますので、そうした児童生徒については関係機関にも情報提供を行い、見守りや御支援の御協力をお願いをしているところでございます。不登校対応に即効薬はなかなか見つかりませんが、学校は抱え込むことなく関係機関につなぎ、支援の輪を広げることや、継続的に丁寧に御家庭との連絡を行うなど、常に学校が寄り添っていくことが大切であると考えております。また、ICT活用としてオンライン学習を用いて、家庭においても学校の授業が受けられる取組も現在進めているところでございます。以上でございます。
○議長(浜田和子) 有沢芳郎議員。
○12番(有沢芳郎) どうも御丁寧にありがとうございました。
 ただ、今インターネットが非常に盛んでして、新聞やったら自分の興味のない情報も目に入ります。ところが、今はインターネットで自分の興味のあるところだけしか見ません。そこのあたりに不登校、ひきこもりについての一部の原因があるんじゃないかと思います。そこのあたりも踏まえて、子供たちのためにまた汗をかいていただきたいと思います。
 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。