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検索結果 »  令和3年 第424回市議会定例会(開催日:2021/12/03) »

一般質問2日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田和子) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。11番土居恒夫議員。
      〔11番 土居恒夫議員発言席〕
○11番(土居恒夫) おはようございます。なんこく市政会の土居恒夫です。
 2年ぶりの質問でございますので、皆さんにちょっと御迷惑かけてあたふたするかも分かりませんけど、よろしくお願いします。
 冒頭ですが、今朝、新聞を見ますと、お隣の市長が突然辞められたということもあります。どういう理由か分かりませんが、やはり対岸の火事とせず、我々も襟を正し、脇の甘さを直して、脇が甘いと言いませんけども、さらに閉めて努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
 さらに、今日は、本当は2日目の2番でしたけども、朝一番ですので。80年前に太平洋戦争の真珠湾攻撃が、今日始まっております。これで泥沼の太平洋戦争に突入したということでございます。80年でございますが、こういう機をいま一度考えまして、NHKでは30日に香取慎吾が山本五十六をやるようでございますので、いま一度、我々もなぜこの戦争が起こったかということも、もう一回、改めて考え直し、今の平和を改めて見詰め直す機会と捉えていただきたいと思います。
 それでは、2年ぶりの質問です。今からよろしくお願いします。
 私からは市長の政治姿勢について、それから選挙について、文化芸術について、地元の課題について、以上4項目の質問を順次させていただきます。
 1項目めの市長の政治姿勢についてお伺いします。
 市長が選挙で配布されていましたリーフレットのキャッチコピーに、「このまちの市長としてどんな小さな声にも耳を傾ける聴く人であるよう、いつも心がけています。」とあります。その中でも特に大きく書かれていたのが、「聴く人」の文字でした。この文字はふだんあまり使わないので、少し調べてみますと、日本新聞協会の新聞用語集には、聴くHearと聞くListenの使い分けについて、次のように示しています。音読みのモンとブンの聞くが一般用語で、うわさを聞く、聞き捨て、聞き流す、話し声を聞く、物音を聞くとあります。片方の音読みのチョウの聴くには、特殊用語とされていて、音楽を聴く、講義を聴く、国民の声を聴くとあります。注釈として、活字として使う場合、「聞」と「聴」は聞く態度によって使い分ける。どちらでもいいときは、なるべく「聞く」の「聞」を使うとされています。
 そこで、市長は、今回のリーフレットのキャッチコピーにチョウと読む「聴く人」としたのは、どのような思いがあったかお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 土居議員さんの御質問にお答えいたします。
 まず、「聴く」いう漢字をこの字を使ったということでございますが、もちろん市民の皆様との対話を基本として、これからの政策を進めてまいりたいと思っております。その市民の皆様の声、御要望には真摯に耳を傾け、その思いにできるだけ応えていきたいという思いを、この「聴」という字で表したということでございます。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。それでは、その「聴く人」として、具体的に何をされるか、取組を始めるのか、お聞きいたします。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 今までこの4年間、私、市長を務めてきた間も、地域に出向いて、地域が抱えている課題等につきまして、各地区の皆様方と意見交換もさせてきていただいたところでございます。こういう市長の取組、非常にありがたいというお声も中ではいただいてきたところでもございまして、またそういった活動は引き続き継続していきたいと考えております。
 また、それに加えまして、市民の皆様から、気軽に市政全般につきまして御意見、御要望がいただけるような、そういう方法等も考えて進めていきたいと思っております。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございました。市長は「聴く人」になって市民の声を聞き、それを市政に反映させ、住んでみたい、住み続けたい南国市にするということです。ただ、市民にとって、南国市に意見や要望を言いたい、聞いてほしいと思っても、どのような方法があるか分からないのが現状ではないでしょうか。
 そこで、市民の声を市政に届ける仕組みについて、他市での取組を御紹介したいと思います。
 まず1例目は、九州の久留米市の例です。久留米市では、ホームページに「市民の声」というページがありまして、意見や要望を受け付け、広聴・相談係に寄せられた意見や相談に対して改善や検討を行い、その結果をデータベース「市民の声」で公開しています。なお、余談ですが、久留米市のホームページは大変分かりやすく、きめの細かく隅々に気配りができていました。このあたりからも、市民目線の市政を見たような気がいたしました。
 2例目は、横浜市を御紹介したいと思います。横浜市は、さきに御紹介いたしました久留米市が意見や要望を個人から聞くシフトとしているのに対して、民間事業者からの提案を受けるというユニークな施策を行っています。それは、共創フロント、共に創るという取組で、その内容について次のように記載されています。共創フロントは、民間事業者の皆様から公民連携に関する相談や提案をいただく横浜市の窓口です。テーマ型共創フロントでは、本市のテーマに対し民間の皆様からの提案を募集していますとあります。
 ここで、この提案から生まれた事例を2例紹介します。1つ目は、レジリエンスな都市を目指してとの提案です。レジリエンスとは、困難や脅威に直面した状況に対してうまく適応できるか。つまり、困難に立ち向かう力を持った横浜市を目指すということでしょう。その提案は、地図のゼンリン社が市の下水道事業と災害時における協力関係を構築するための協定を締結し、被災時に市民生活への影響を最小限に抑えるため、下水道の早期復帰をいかにするかの課題に向けたものです。御存じのように、ゼンリン社の地図作成ノウハウと市の下水道事業の持つ災害時の支援経験を生かし、大規模災害発生時に迅速に下水道管の被害状況を調査できるシステムを試作開発しています。2つ目は、キャラクターの魅力で町ににぎわいをという提案です。株式会社ポケモンと市の文化観光局企画課とのコラボで、みなとみらい一帯に1,000以上のポケモン人気キャラクター、ピカチュウが出現し、様々なショーや大行進で、コロナ前、推定接触人数179万人、メディア露出16億円の効果があったようです。次に、3つ目としまして、北欧のイケアと持続可能な社会の実現を目指して、環境と調和を目指し、連携協定を結んでいるようです。
 今述べましたように、個人と企業の差異はありますが、どれも外部からの声を聞き、市政に反映をさせています。
 また、外部だけではなく、内部の職員からの提案についても、よいお手本が先月の29日の高知新聞に掲載されていますので、少し御紹介いたします。それは、町外の芸術家が日高村のショウガ農家に泊まって、ショウガの収穫などの手伝いをして対価をもらうという仕組みです。この仕組みを発案したのは、日高村の企画課の安岡さんという方で、国の地方創生推進交付金を活用するそうです。
 るる述べましたが、「聴く人」、平山市長にとって、すぐにでも取り組めることではないかと思い、提案させてもらいました。御紹介しましたように、各自治体で様々な取組がなされています。市民の声を聞くために改めてお聞きしますが、これを何か取り組んでみたいと思われたかどうか、市長のお考えがございましたら、お伺いしたいと思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) 土居議員さんから、今、久留米市、横浜市の先進的な事例ということで御紹介いただいたところでございますが、そのような意見をいただくような制度設計というものを早速準備したいと思います。
 姉妹都市の岩沼市のほうでは、広報紙に市長への手紙という取組もしているところでございます。広報紙に市長に送れる手紙を印刷して、切って送れるというような形になっているものでございまして、そういうような取組は、すぐにでもできるのではないかというように思っております。広報紙の紙面の関係はございますが、そういったことはできるんではないかと、それを見て思いました。
 また、御提案いただきました久留米市等のホームページで御意見をいただくような、そういう画面の変更、改正っていうもの、ちょっとそちらはまた費用とかデザインとかがどういうふうにするのか検討が必要ですが、そういったことも含めて、以前、土居議員さんからは目安箱を置いたらというような御提案もいただいたこともございましたし、そういった方法を考えていきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。私がたらたらっと見ただけで、いろんな先進地のすばらしい取組があると思います。そういうものを見習いまして、ぜひとも南国市に、いわゆる本当に市長の「聴く人」である平山市政ということで生かしていただきたいと思っております。
 それと、横浜市の事例も紹介させていただきましたけれども、横浜市の事例は、ただ単なる民間業者からの提案だけじゃなくて、やはり提案をそのまま受けるじゃなくて、公募型みたいにしまして、それをみんなで審査する、そしてそれを取り上げていくというのも一つの、本当にガラス張りの、問題の起こらないような提案型だと思いますんで、個別の企業から直接聞いてそれを取り込んでいきますと、何かやはり後ろめたいこともあると思いますんで、公募型でぜひオープンにして、そういうことも取り上げてやっていただきたいと思います。これは願望でございます。
 それでは、市長の政治姿勢の2点目に、市長がこの駅前、今度の南国駅前線のところで、シンボルロードとして盛んに言われていましたので、市長の思われるシンボルロードということで取り上げさせていただきたいと思います。
 市長は、にぎわいのまちづくりとして、JR後免駅前広場の整備で皆様の足を快適にし、同時に駅前からのシンボルロードの整備で、歩いて楽しいまちづくりを進めますと記されております。議会答弁でも述べられておりましたが、そこで改めまして、市長が思い描かれるシンボルロードとはどのようなものか、お聞きしたいと思います。
○議長(浜田和子) 市長。
○市長(平山耕三) まず、南国市には、3月21日にオープンしました海洋堂SpaceFactoryなんこく、そちらがあります。それと同時にJR後免駅前の広場の整備ということもございます。そういった今の整備状況を見て、その間をつなぐ人の流れができないかということが一番最初に考えたことでございまして、その流れをつくるためには、歩いて楽しいまちづくりということを進めればいいのではないかということで、今まで話してきたところでございます。南国市には、歴史的資源や物づくりの歴史など、様々な魅力がある、そういう資源を有しておるところでございまして、観光客の皆様に観光を楽しんでいただく、そういったポテンシャルも秘めているのではないかと思っております。そういったものを紹介でき、また南国市の海洋堂をはじめアンパンマンロードもございます。そういった資源を合わせまして、魅力のある楽しいロードが造れないものかということを考えたところでございます。まだ、どういった形の道にするのかというのはもちろん、自分の中でもそういう具体的なものが固まっているわけではございません。そういったロードを造るのに、市民の皆様がどのようなお考えをいただけるかということで、その意見募集ということを市民の皆様に聞くようにという指示もいたしまして、広報やホームページ等で御意見もいただき、55件の御意見も出てきておるというように聞いているところでございます。その御意見等も生かして、そちらのシンボルロードの整備もしていきたいと思います。自分でちょっと、そちらの意見の中にもあったようにも聞いたところでございますが、後免駅前の整備をするということもありますし、途中で広場という、交差点近くに公園を造るような場所もあります。そういったところに、からくり時計とか、道の駅にあるような、そういったシンボルになるようなものもつくってはどうかということも考えてはどうかなどと、自分の中では思ったりはしたところでございますが。そのロードには、海洋堂等にも協力していただいて、ストリートファニチャーを配置するというような、見て楽しい、歩いて楽しい、そういうふうなものを設置していくっていうことも、一番考えやすいのではないかと思っておるところでございます。今、そのシンボルロードの基本構想を策定しておるところでございまして、検討会の中でその形をつくっていっていただきたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。今、市長述べられました意見募集、広報にも載っておりますけども、パブリックコメントにもありますけども、この内容につきまして、どのようなコメントが募集されておりましたか。その内容についてお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) シンボルロード等の整備に当たりましては、市の魅力を最大限に表現できるようなシンボルロード等基本構想の検討を進めておるところでございます。その中で、市民の皆様の思いやアイデアを基本構想の参考とさせていただくために、ホームページや広報でアイデア募集を企画、実施をいたしました。その結果につきましてですけれども、市民の皆様からは55件の応募がございました。そのうち、小学生からは応募総数の半数にも及ぶ28件の応募がございました。次いで40代の応募が11件、20代と70歳以上からの応募がそれぞれ5件、世代的にもあまり偏りがなく、また男女比もほぼ同率という結果でございました。
 市民の皆様から寄せられました主なアイデアの内容についてでございますが、まずはJR後免駅前広場ゾーンに対する御意見といたしましては、多くの子供たちが、中学校以降、高知市内などの学校に通う際に利用する駅であり、大勢の学生が楽しく過ごせるような駅前にして、活気を生み出せたらという意見から、後免町に多い高齢者も楽しめるようなお茶や散策、読書などをしやすいまちにといった意見。また南国に帰ってきた感を出すために、アンパンマンやごめんえきお君、海洋堂のキャラクターなどが飛び出すからくり時計を駅前に設置してはといった意見や、駅前広場に使わなくなったアンパンマン列車を展示してほしいなどといった意見。それから、屋根つきの駐輪場やバス停の設置のほか、学生の送り迎えのときの利便性を高めるために、駐車場を現状より拡張してほしいなどの意見が出されました。
 次に、都市計画道路南国駅前線ゾーンに対する意見といたしましては、南国市に海洋堂が進出してくれたことを最大限活用し、海洋堂の手がけたオブジェやフィギュア、南国市に関係のある戦国BASARAのキャラクター、やなせたかし先生のキャラクターなどを置いて、県内外からの観光客誘致をといった意見から、都市計画道路高知南国線とも組合せ、広い歩道を活用してジョギング愛好家をさらに集め、健康都市南国をアピールしてはといった意見。また、段差をなくしたバリアフリーの道路、自然があふれ環境に優しい歩道。そして、手洗いができ、休憩用のベンチのある憩いの広場の設置をといった意見。そして、夜のイルミネーションや蓄光石を使った歩道の演出などの意見もございました。
 最後に、後免町商店街ゾーンに対する御意見といたしましては、昼はカフェや定食屋、お弁当屋さん、夕方、子供たちの下校時間になると、地元の人の集いの場、憩いの場に、夜は居酒屋や御飯屋になって、いわゆる間借り店が並ぶイメージで、一日中、人の温かみを感じられる通りになってほしいという意見や、海洋堂の施設を出ると急に現実に引き戻される感が寂しく思うので、まち歩きが楽しくなるような仕掛けを通りにつくり、その世界観に染めてほしいといった意見。また商店街の出入口に「ごめんまち」というゲートを設けインパクトを強くし、商店街の街灯も明るくリニューアルしてほしいといった意見が出されました。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。大変面白いアイデアも出てるようですね。面白い、本当に夢のあるシンボルロード、そしてにぎわいのある後免町の、かねてから言ってます、私、議会で言うたことありますけども、後免町はもう既にもう何とか体になってるようなと思いましたけども、これを機会に、やはり再開発に向けまして一歩踏み出したかと思いますけども。
 ここで、このアンケート取ったら、じゃ次にどうするかということもやってほしいと思うんです。要は、市民にもう一回、こういう提案があるけども、これをどう思いますか、もう一回、答えをもらうとか、そういう手法もありかなと思うんですよ。たまさか、夕べ、ガイアの夜明けを見てますと、百均ショップの展開を見てまして、そこにみん100という、みんな100円という、みん100という会社がありまして、それは何するかというと、いろんなアイデアを、主婦とかいろんなモニターでもらいまして、それを製品を作って、今度はこれをまたもう一回、モニターに返して、モニターからこんな意見で、それで最後に絞って、最終的に1つの商品を決めて、それで商品作って百均ショップへ売出しにかけるというような。だから、何回も繰り返して最終的に1つ絞るというふうな手法を取ってます。
 今まで市の行政見てますと、パブリックコメントをもらったからこれで終わりという、1つの消化試合、失礼ですけども、ような気も取れる、懸念されるようなこともありますんで。こういう本当に南国市の顔となるような物をつくるときに、今市長が言われましたからくり時計がいいのか、あるいは、ありました、ゴジラの足跡で海洋堂まで行くようながとか、モニュメント作るとか、いろんなアイデアもあると思いますので、これを絞り絞って順番にやっていく手法も、先ほど言われました久留米市じゃありませんけども、市民の声を聞くということで、ひとつやってほしいと思います。これも要望で終わりますけど。
 それでは、市長の政治姿勢の中のシンボルロードの関連でございますが、後免駅に、以前から私、西に駐輪場がありました、この駐輪場に屋根をつけてくださいと言いまして、前の橋詰市長のときには非常に快諾を得たような気がしておりました。しかし、いまだに影も形も、青空が見えるような駐輪場でございます。後免駅には大変多くの学生、そしてサラリーマンの方も止めておられます。大変自転車もありますんで、ぜひともこの駅前整備を兼ねまして、やはり駐輪場に屋根をつけていただきたいということで思いますけども、御所見をお聞かせください。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 平成29年3月議会での前市長の答弁を確認いたしました。現在、駐輪場は土佐くろしお鉄道の土地であると思われるので、早急に協議を始めるとともに、補助制度を模索し、設置に向けて進めていきたいと思います。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 大変ありがとうございます。期待しております。
 次に、2項目めの選挙について質問をしたいと思います。
 この選挙につきましては、昨日の今西議員とも重複しますので、簡単に答弁もお願いしたいと思いますし、私の質問も同じように重複するかも分かりませんけども、少しお許しください。
 今年は、7月に市長選挙と市議会議員の補欠選挙、そして10月に衆議院選挙と、2回の選挙が行われました。それにつきまして、改めて投票率をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 衆議院小選挙区選出議員選挙の投票率は50.74%となっております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 事前にちょっと打合せもさせていただきまして、投票率の細かいのは今ははしょっていただきましてありがとうございます。
 それでは、私、選挙の投票率の数字はもとより、ではなぜ数字が上がらないか、どうやったら上がるかということにつきましてお聞きしたいと思います。
 コロナ禍の選挙ということ、そしてそれぞれの選挙の中の質が違うということで、投票率というのはあまり比較もできないと思いますけども、投票率が伸びない原因について、選挙管理委員会事務局長としてはどのようなお考えがあるか、お聞かせ願います。
○議長(浜田和子) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 投票率につきましては、そのときの政治情勢、政治課題、生活様式などが投票率に影響するのではないかと思われます。しかしながら、どの選挙においても若年層の投票率が低いことは事実であり、若者の政治離れ、政治に対する無関心さといったことが社会問題にもなっております。若年層に対する主権者教育の充実が必要ではないかと思っております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。それで、来年の7月には必ず参議院の選挙も行われる予定ですので、あまり残された時間がないと思いますけども、なかなか短時間に投票率を上げるということは容易ではないと思います。ただ、この有権者を投票に行かせる努力、当然、選挙される方が行く努力もせんといけませんけども、有権者を行かせる努力もやはりしなければいけないと思います。選挙に行きたいと思っても行けない、選挙権ができてもどうしたらいいか分からないなど、いろんな理由があると思いますけども、何も対策もしないでそのままでやってみますと、同じような投票率でもありますし、逆に下がっていくようなことも考えられるでしょう。
 そこで、投票率の向上をさせるためには、短期でできるものと長期で取り組むものとの2つに分けて考えたいと思います。
 まず、短期で取り組めるものとしまして、有権者の来場を待つ投票所から有権者がいるところへ出向く投票所という、発想の転換が必要ではないでしょうか。つまり、移動期日前投票の実施です。昨日も言われましたけども、香美市、そしていの町でも行われていまして、車で投票箱を持っていって選挙してもらうと。そして、高知市ではイオンモールなどの商業施設等で期日前投票やってますが、県外でも大変ユニークな取組がないかを見てみますと、茨城の日立市です。これ、期日前巡回車を高等学校に巡回させたりしてるそうです。そこでほかの取組を見てみますと、投票率向上対策としてどう生かされているか、いや何もしない、現状のままで対策しないかをお聞きしたいと思います。
○議長(浜田和子) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 投票率を上げるには、市政に関心を持ってもらうことが一番であると思います。特に若者に政治への参加を促し、選挙への関心につなげていかなければならないと考えております。
 11月22日には、北陵中学校全学年で出前授業を行いました。その内容は、まず選挙について座学を行い、その後、模擬選挙を行いました。生徒または先生に候補者になってもらい、演説をして、投票、開票作業を行い、選挙を体験していただきました。また、今後におきましても、出前授業の要望がありましたら、対応してまいりたいと思っております。18歳になった選挙人や20歳を迎えた成人に選挙啓発パンフレットの配布なども行い、啓発は続けております。
 市役所以外の期日前投票所の開設につきましては、昨日、今西議員の御質問に答弁しましたとおり、検討してまいります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。非常に、北陵中でそういったことをやられてますといいことだと思いますので、いろんなとこでまたやっていただきたいと思います。
 では、ここからは、投票だけではなく長期に取り組んで投票率を上げていく、いわゆる政治参加の分野に若者を参画させ、行政に生かしている先進地の、まず山形県の取組について御紹介したいと思います。
 山形県は全国でも一番投票率が高い県としまして、全世帯で64.07%という、非常に全国1位の県でございます。では、なぜ高いかといろいろ見てみますと、県の全ての審議会に若者を入れていると。若者枠を設置して、意見交換をしているということです。意見交換といいますか、行政に反映させているということです。令和元年時点でそれは100%にも達しているようで、同県内の遊佐町の少年議会という取組では、なんと18年間もこれが続いていまして、少年議会は町内在住か在学の中高生で構成され、まちの若者の代表として、中高生の政策を議論して決定していくというものです。こうした子ども議会のような全国でも行われているような取組、同じようなことですけども、遊佐町の少年議会は、ほかの議会と大きく違う点が2つあります。1つは、実際の投票箱を使用しまして、有権者の中高生が、選挙により中高生の町長や議員を選んでいます。こうして選ばれた代表がまちの課題について議論し、実際に解決策を提示していることです。そして、2つ目は、模擬の議会ではなく実効性の伴った取組をしている点です。遊佐町の少年議会は、実際にまちの施策に反映され、自分たちの政策を実現するための予算として45万円を持っています。また、同様に金山町では年に1度、高校生による議会を招集し、選挙で選ばれた高校生議員と議長が、実際の議場で町長以下、まちの幹部に質疑をするという取組をしているようです。なんと驚くべき主権者教育だと思います。このような積み重ねが、山形県の投票率全国1位という結果に結びついていることではないでしょうか。あまりにもかけ離れた先進地の取組で、本市では参考にならないかも分かりませんが、ここで少し2年前の記憶に戻りますと、私、質問したときに、子ども議会をやっていただけるようなこともお聞き、耳に記憶にありますけども、このような子ども議会を創設したいと提案したいと思いますが、ここで答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 土居恒夫議員からは、度々子ども議会の開催につきまして御要望、御提案をいただいてまいりました。平成30年の9月議会におきましても、同様に御質問いただきまして、私のほうから市長と各中学校の生徒会によるドリームトークを議会スタイルでできないか、中学校とも協議しながら検討をしてまいりますという旨の御答弁を申し上げておりました。
 当時、中学校とも協議を行いましたが、中学校側としては、市長と生徒会が直接話し合う機会はほかになく、生徒会としても恒例となっているドリームトークを楽しみにしているということでございました。また、新たに子ども議会を学校行事に位置づけることは、教育課程上の問題や日程調整の問題で大変厳しいとの御意見もいただいておりました。こうした協議を経まして、教育委員会としましては、趣旨の異なるドリームトークと子ども議会とは切り離して考えるべきだという結論に至っておりました。その後、コロナ禍もありまして、子ども議会の検討については進んでおらず、大変申し訳ございませんでした。
 改めまして、教育委員会事務局内で検討を進めてまいりますが、小学生を参加させるためには準備に多くの時間を要すること、また中学生の生徒会活動に関連させるには、南国市として行事の精選に取り組んでいる現状におきまして、大変難しい状況と考えますが、夏休みに例年行っております教育研究所主催の夏休み子ども教室を活用した方法など、土居恒夫議員はじめ議会事務局にも御相談し、お知恵を借りながら検討を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) この最初の私がつくったものには前向きな答弁をありがとうございましたでありますけれども、そのように捉えまして。先ほど、選挙管理委員会事務局長は北陵中学でもやられたということなんで、どういう連携が取られているかどうか分かりませんが、教育現場でそんなことをやるとしましたら、できると、やってますから、いろんな形としましてぜひ取り込んでいただきたいと思います。それは私、全議員も知恵も出しますし、事務局も当然応援すると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 先ほど取り上げました山形県の金山町の事例でございますが、これよく見てみますと、高校生がいろんな政治に参画しているという根底には、金山町自立のまちづくり基本条例というのがありまして、その第12条に、満20歳未満の青少年及び子どもはそれぞれの年齢にふさわしいまちづくりに参画する権利を有しているという文言があります。規定しています。このようなことからも、やはり若者参画のまちづくり、これは本当に南国市のこれから未来を背負う子供たちに、我々南国市のまちをどうするかということで、参画も一つの指針だと思いますので、これもまた参考にして臨んでいただきたいと思います。では、この選挙については終わります。
 3点目の文化芸術についてという項目です。
 仮称ですが、文化芸術振興条例の制定を提案したいと思います。国の文化芸術基本法の前文には、文化芸術を創造し、享受し、文化的な環境の中で生きる喜びを見いだすことは、人々の変わらない願いである、とあります。この基本法は、文化芸術に関する活動を行う人々の自主的な活動を促進することを基本としています。そして、平成29年の改定で、新たに第7条の2に地方文化芸術推進基本計画が盛り込まれ、努力義務ではありますが、都道府県市町村の教育委員会は、その地方の実情に即した文化芸術の推進に関する計画を定めるように努めるものとされています。
 そこで、本市にも市民待望のホールを兼ね備えた地域交流センター、名前もMIARE!という名前になりました。そして、また新しい図書館の建築パースもでき、いよいよ建築用地の交渉も進んでるようでございますが、つまり文化の箱ができつつあります。
 そこで、文化芸術の持つ多様な価値を生かした実践的な文化芸術政策を推進していくための指針となるためにも、条例の制定が必要不可欠ではないでしょうか。この条例について、福田議員や浜田議長の質問の答弁で中村課長は、市内の文化芸術活動についての実態把握、また施設としましても、中央公民館、大篠公民館の合築、また図書館建設など、そちらをまずはさせた後に、計画の策定及び条例の制定をしてまいるということになろうかと思います。つまり、今がその参る時期ではないでしょうか。生涯学習課長にお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 土居議員おっしゃいましたように、第2条の基本理念では、文化芸術活動を行う者の自主性や創造性の尊重、文化芸術を創造し享受することが人々の生まれながらの権利であることに鑑みての環境整備などがうたわれております。第4条では、地方公共団体の責務として、この基本理念にのっとり、自主的かつ主体的にその地域の特性に応じた施策を決定し、実施する責務を有するとの規定がございます。そして、第7条の2に、先ほどおっしゃいました地方文化芸術推進基本計画がございます。また、第37条では、市町村文化芸術推進会議等の規定がございまして、条例で定めるところにより、審議会その他の機関を置くことができるとされてございます。これまで、市美術展覧会以外、これといった施策も実施できていないこともあり、多様な取組を展開していくことは必要であると考えてございます。計画だけをつくるのか、あるいは条例からいくのかということでございますが、条例の制定につきまして、よその自治体の例も参考として取り組んでまいりたいと考えます。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。やはり条例の制定で施策の位置づけや根拠が明確になり、積極性、持続性が高まると思います。また、審議会の設置も不可欠で、その設置を条例に盛り込むことで、施策の進捗状況を審議会で評価や審議し、さらなる本市の文化芸術の推進が図られることと思いますので、審議会の設置につきましても要望して終わりたいと思います。
 ここで、この項目の最後に、日本総研が書いております、文化芸術が持つ力の一部を読まさせて、この項目を終わりとしたいと思います。文化芸術には、人々に対して外圧的、内発的に気づきをもたらす力があります。我々の生活を取り巻く全ての物や情報、金などがデータ化されつつある社会では、あらゆる経済活動、生産活動において、革新が進むICT技術やAIなどがデータ処理の大半を担うことになるだろう。デジタル社会において我々が備えるのは、過去の経験や体験によって育まれた感性によって、何が正しいのかということを判断する力ではないか。人々がこの力を育むためには、文化芸術を身近に日常的に触れることができる環境があることが必要ではないだろうか、ということです。以上でこれは終わります。
 最後の4項目めです。今度は地元ネタということで、地元の課題についてお聞きしたいと思います。
 地元の十市、緑ヶ丘で、まず浜側の大小浜地区の津波避難対策についてでございます。
 この地区は、再三にわたり、津波避難タワーの建設要望が出ていました。しかし、大浜地区の北側の山腹に、南国市の取組ではかなり早く津波避難場所が整備されていますので、新たに避難タワーを建設するのは難しいとの回答です。また、隣の小浜地区の北の山側に沿って避難道を造る構想もありましたが、調査するのに、コロナ禍では中断されてるようですが、改めまして、津波避難タワーも含めた避難構想をお示しください。
○議長(浜田和子) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本市の津波避難緊急場所の整備につきましては、東日本大震災を受けて公表された最大規模の浸水想定及び本市の策定いたしました命山構想に基づき、進めてまいりました。同構想は、後背地に高台がある場合には避難路の整備、ない場合には高台の整備を行うことを基本方針としております。具体的には、沿岸部においては、おおむね5分で避難が可能である半径300メートルの範囲に避難場所や避難タワーを整備いたしました。十市、大小浜地区におきましても、この考え方に基づき、集落北側の山へ避難階段、避難場所及び備蓄倉庫を整備しております。大小浜地区周辺には、禅師峰寺避難場所、大小浜避難場所、札場避難場所の津波緊急避難場所の整備が完了しており、この3か所で大小浜は半径300メートルの範囲をカバーしております。
 なお、避難場所までの経路につきまして、さらなる必要な箇所がございましたら、確認の上、今後も整備を検討してまいります。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。最初も言いましたけども、大浜地区の北側のところにいち早く、地元要望で避難場所も造っていただきました。当時は、いつ来るかじゃなくて、もうそらあ早う造らんといかんということで、多分整備されたと思いますけども、このような状況下の中、やはりよその芝は青いじゃないですけども、避難タワーができると、やっぱり近くの避難タワーへ逃げたいと。なぜかといいますと、急峻な山を上がりますと、当然、年がいってまいりますので、若い方は別としまして、かなり階段を上がるのが大変なことだと思います。だから、いろんな避難タワーができますと、やっぱりうちも避難タワー欲しいなという、ない物ねだりかも分かりませんけども。そこのあたりは、かたくなに今までやってからできないというんじゃなくて、ひとつ住民の声も、あの地区は昔から浜が大変狭くなってますんで、津波の到達時間も、多分あの辺では一番早いんじゃないでしょうかね。だから、やはりそこのあたりも住民要望も、津波避難タワーの何かできるような模索も、それも検討の一つとして、頭の隅にでもぜひ置いていただきたいと思います。
 それで、以前にも言いましたけど、これ、質問に入れてなかったんですけども、禅師峰寺への上がり、大小浜から今度はその上からの尾根づたいに行くような道の整備も、またひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、今度は同じあれでございますが、十市の札場地区にといいますか、十市の消防屯所が、長年移転の、あそこは消防屯所が地盤が緩いんで、どうも沈みかけているということで、もう何年来の、長年の懸案事項でありまして、やっと地権者の御理解も得まして、そして消防長の努力もいただきまして、移転も決まりました。
 そこで、希望ですが、この新しい消防屯所を造るときに、これを地区の避難所として使えないかということでお聞きしたいと思います。室戸岬に新しくできた屯所が、台風時の避難所として利用できるようになっておりますが、これがこの津波の避難ではできないかも分かりませんけども、そこで住民避難が一時避難でもできるような屯所にならないかということで、お聞きしたいと思います。
○議長(浜田和子) 消防長。
○消防長(小松和英) 土居恒夫議員の御質問にお答えをいたします。
 現在、計画を進めております十市消防屯所につきましては、他の屯所と同様に、消防ポンプ車の車庫及び各種資機材の倉庫、また出動に備える団員さんの待機場所となる施設で、消防団員の平時の活動、火災や豪雨災害、警戒などの活動拠点として位置づけております。
 御提案の台風時の避難所として利用ということですが、基本的には今までどおり、団員さんによる避難所への誘導等を考えておりますが、それが困難で、団員の活動に支障が出ない場合には、一時的な避難スペースということも可能ではないかと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひ知恵を出していただき、地域住民が安心して暮らせる最善策を希望いたします。
 2点目に、県道248号線、十市の郵便局から芦ヶ谷を抜けていってる栗山大津線の冠水についてお聞きいたします。
 十市保育所と十市小学校の中間で、その間の約20メーターぐらいだと思いますけども、この場所は、もうかなり前から、大雨が降るたんびに冠水をしています。私は何度も県の東土木事務所にこの対策についてお願いしても、一向に改善ができていません。県道の管理は県ですが、その下、南側にある県道沿いの家も玄関先まで浸水しております。この家の南側には小川が流れておりますが、これらとかの何かの因果関係があるかもしれませんので、これは市として、ぜひともこの冠水について、県の東土木と一緒に対策をお願いできないかと思って、建設課にお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 現地を確認しましたが、該当する家屋に隣接する小川の下流域に耕作放棄地が多く存在し、多数の枯れ草等が水路断面を覆って流水を阻害している状態でした。1度、水路の清掃を行い、県道の状況や水路の水位について確認したいと思います。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いします。
 また、この県道は、今ある十市保育所は避難場所であるJA高知県の十市支所へ、そっから逃げていくわけなんですけども、発災時に冠水するなどの最悪の条件を考えますと、このような環境から園児を守るためにも、十市保育所の高台移転が急務であると思います。この件に関しますと、前田議員はじめ、昨日も西山議員からもいろいろ質問があっておりましたけども、この件につきまして、ぜひとも現在の取組状況、今後につきましてお聞きしたいと思います。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 9月議会の前田議員の御質問にお答えいたしましたように、現在、法人内部で一度移転先となる候補地を決定しておりましたが、諸事情により、その候補地への移転を断念し、現在、新たな移転先を探している状態だとお聞きしております。運営法人のほうで候補地が決定されましたら、法人と協力しながら、地権者の方に事業に御協力いただけるようお願いに上がり、移転を進めていきたいと思っております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) 分かりました。いろいろ、候補地に関しましても、ちょっと努力してまいりますので、ぜひともそのときにはよろしくお願いいたします。
 3点目は、農免道路の安全対策についてお聞きします。
 蛸の森トンネルから南の東沢土地改良区の中心を南北に通っている農免道路の路肩は、当初は雑草の防除のための小さい花なんかが植わっておりましたけども、今や雑草の威力に負けまして、大変雑草がはびこっております。約1メーターぐらいになって、見通しも大変悪くなっております。そして、中学生とかが通っておりますので、大きな事故にならないまでに、ぜひともこの対策をお願いしたいと思います。最近は、三和の物流センターから大型のトラックなんか頻繁に通りますので、大変危険な状態であります。ここで農免道路の雑草防除策として、例えば防草シートであるとか、コンクリートの吹きつけとかのこと、あるいは定期的に刈り取り、今日、西通りますと、東側、刈ってもらってたようなんですが、そこのあたりを含めて建設課長にお聞きします。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 今まで、市民より連絡が来てから草刈り等で対応してきましたが、恒常的な安全確保のため、交差点付近をコンクリート打設により雑草が生えにくいようにし、見通しを改善いたします。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。交差点、当然やっていただく。それと、その草刈りについてですが、あれは三和のスポーツセンターのところの農免道路じゃないですかね。あそこなんか、刈る契約をして、定期的に刈ってもらってるんじゃないですかね。そこのあたりは、十市の農免道路ではそういうことはできないんですか。
○議長(浜田和子) 建設課長。
○建設課長(浜田秀志) 広域農道につきましては、年2回、草刈りをするようにしておりますので、来年からは西南農道のほうも計画的にやるように、係とは話をしております。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。十市の東沢地区の担い手あたりが刈るんですけども、今言いました、道路を大型トラックが通るんで大変危険なんで、ぜひやめてくれと言って、今、やまったりしてますんで。けど、どうしてもないときに刈ってますんで、ぜひとも今言われたことでよろしくお願いします。
 それでは、最後にヤスデという大変厄介な小さな虫について、この対策についてお聞きしたいと思います。
 10月の「広報なんこく」に対策方法などが掲載されていました。これも同僚の前田議員も、昨年ですか、一昨年か、質問もして、この対策に何か踏み込んだ対策がないかということで、お聞きしたいと思います。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) ヤスデでございます。ヤスデの対策につきましては、昨年12月議会で前田議員の御質問に答弁をいたしましたが、本年度も一部、問合せがございましたので、対策方法を「広報なんこく」10月号に掲載したところでございます。
 議員おっしゃられた、もう少し踏み込んだ対応策につきまして、まず鹿児島県にお聞きをいたしました。鹿児島県では、平成6年度から現地調査、市町村への情報提供を始めまして、蔓延防止のためのリーフレットの作成・配布、効果的な駆除方法の研究などを行っているとのことでございます。また、平成8年度からは、市町村が行う薬剤散布等の駆除事業なども行った経緯がございますが、繁殖力が強く、根絶はできずに現在に至っているとのことでございます。
 次に、県の健康政策部薬務衛生課にお聞きしたところ、本市のヤスデの異常発生につきましては、本市を管轄する中央東福祉保健所から報告を受けているとのことでございました。鹿児島県の取組についても認識をしておりまして、今後、県内で情報が多く蓄積したら、薬剤散布等の駆除事業などの検討ができますとのことで、ぜひ検討していただくようお願いをいたしました。
○議長(浜田和子) 土居恒夫議員。
○11番(土居恒夫) ありがとうございます。ぜひともそのようにお願いします。大変気持ち悪い話ですけども、夜中に歩いてますと、ぷちゅっとして、踏みつけることございます。害は及ばさないようですが、あまり気持ちのよいものじゃございません。台湾とか沖縄、いわゆるあったかいとこで腐葉土を介して増えるそうですが、ぜひともその駆除に対しまして、これも住んでよかった南国市、住みたい南国市ということでございますので、ぜひともよろしくお願いします。
 これで私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。