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検索結果 »  令和3年 第424回市議会定例会(開催日:2021/12/03) »

一般質問1日目(神崎隆代)

質問者:神崎隆代

答弁者:関係課長


○議長(浜田和子) 4番神崎隆代議員。
      〔4番 神崎隆代議員発言席〕
○4番(神崎隆代) 公明党の神崎隆代でございます。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 ワクチンに関しまして、2点お聞きいたします。
 1点目は、新型コロナウイルスワクチン接種についてです。
 新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、市政報告でもございましたが、おおむね8割の方が2回目の接種を終了されたとのことでした。3回目の接種につきましては、昨日岸田首相より、できる限り前倒しするとの表明もされましたが、今のところ3回目の接種は医療従事者から開始され、2回目から8か月以上経過した人を対象として、本市では年明けの1月15日から65歳以上の高齢者の接種が開始されるということでした。日時指定で、個別医療機関か保健福祉センター指定での接種券が郵送されるということですが、前回接種の際に無料バスやタクシーを利用された方は、今回も同様に利用できるのでしょうか。また、指定された日に行けない場合など、接種券が届いた後の留意点など御説明願います。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 追加接種と集団接種会場は保健福祉センターとなりますので、無料バスの運行は行いませんが、無料の乗合タクシーは引き続き利用できますので、利用を希望される方はコールセンターで事前に予約をしてください。手配の関係がございますので、接種日の1週間以上前の平日の17時までに申し込んでいただきますようにお願いいたします。
 指定された日時に都合の悪い方につきましては、ID、パスワードがついておりますので、コールセンターまたはウェブサイトのほうで変更対応いたしますので、御連絡くださいますようお願い申し上げます。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) タクシー利用につきましては、案内文書を同封していただけるということをお聞きしましたので、よろしくお願いいたします。
 2回目までの接種は集団接種で、主に土曜、日曜に行われました。64歳以下の方の場合は、多くの方が仕事をされています。3回目の接種につきましては、どのような対応となるのでしょうか。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 64歳以下の方につきましては、接種場所、日時の指定は行いません。1、2回目の初回接種と同じく、お送りする接種券には予約用のID、パスワードが記載されていますので、平日が御希望の方は個別接種を、仕事等で土日が都合のいい方は集団接種を選んでいただき、コールセンターかウェブサイトで予約していただくようになります。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 市外で2回の接種をされた後、転入してこられた方に対しましては抜かりなく接種券が届くようになっておりますでしょうか。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 前住地の市町村で2回接種した後、転入された方は接種記録を確認することができませんので、申請が必要です。ホームページに様式のある接種券発行申請書を提出いただくか、お電話でも申請を受付しています。
 今年の2月以降、南国市に転入された方で南国市での接種記録のない方につきましては、該当者全員に接種券発行申請書をお送りしますので、接種を希望される方は保健福祉センターまで申請をお願いします。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 接種をされていない2割ぐらいの方の中には、接種時期の体調不良等で接種を見合わせていた方や、新たな変異株であるオミクロン株が国内で確認されたこともあり、重症化を防ぐという点でやはりワクチン接種をしようと思われた方などもおいでると思います。この方たちはこれから1回目の接種となりますが、対応をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 1、2回目の集団接種は終了しましたが、個別接種は12月も継続しています。まずは、お手元に届いている接種券でコールセンターかウェブサイトで予約をしてください。接種券を紛失された方は再発行いたしますので、保健福祉センターまで御連絡ください。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 接種日の変更や接種予約、無料乗合タクシー利用に関してはコールセンターかウェブサイトで、転入者の方は保健福祉センターに申請をしていただくということですね。分かりやすく説明をいただきましてありがとうございます。接種希望者が100%受けれる計画をしているということもお聞きしましたので、安心をしております。どうぞよろしくお願いいたします。
 2点目は、子宮頸がんワクチン、HPVワクチンについてお伺いいたします。
 子宮頸がんなどの主因となるヒトパピローマウイルス感染症を予防するワクチンにつきましては、2013年度から定期接種となり、小学6年生から高校1年生の女子は無料で接種を受けることができるようになっております。しかしながら、国が積極的勧奨を差し控えたこともあり、接種を促す個別通知などがされず、接種対象者であることを知らないまま無料接種の時期を逃してしまった方が多数おられます。
 今回HPVワクチンの積極的勧奨が差し控えられた時期に無料接種のチャンスを逃してしまった女性につきましても、無料で接種ができることになりました。1997年から2005年に生まれた女性が該当するようですが、いつどのような方法でお知らせするのか等、対応をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) ちょっと重なる部分がありますが、もう一回説明さしていただきますと、子宮頸がん予防ワクチン接種は、平成23年1月より補助金で接種可能となり、平成25年4月より法律に基づく定期接種として実施をしてまいりましたが、副反応の報告が相次ぎ、同年6月より積極的な接種勧奨が一時差し控えられました。しかし、ワクチンの有効性に問題はないということで、今年の11月26日付で勧奨中止を8年ぶりに終了し、来年4月より積極的勧奨を再開するよう厚生労働省より通知がありました。
 来年4月に定期接種学年の対象外となってしまう現在高校1年生の平成17年度生まれの女性から、勧奨中止の平成25年度に中学1年生だった平成12年度生まれの女性、もしくは最大値としまして平成25年度当時に高校1年生だった平成9年度生まれの女性につきましては、定期接種の機会を逃した世代として公費による無料のキャッチアップ接種が行えるよう、国では予算措置の協議に入っており、法改正も併せて令和4年度中には開始される見通しとなっています。
 南国市としましても、接種機会を逃した対象者、最大値の平成9年度生まれの女性を含んだ数字で算定した1,637名が当該ワクチンを打てるよう十分な予算措置をし、自費で接種した方にも償還払いができるように要綱を制定して対応し、キャッチアップ接種が正式に決定した際には、勧奨のお知らせとともに接種券を同封して対象者に送付する予定となっています。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 南国市では、キャッチアップ接種のための準備を整えておられることが分かりました。対象者全員に接種券を同封して送付されるということですので、確実に伝わる方法を取っていただけることに感謝をいたします。
 接種対象者であることを知らないまま接種時期を逃してしまわれた方たちは、一度窓口で支払いをしていただき、その後精算する償還払いとなるとお聞きしました。HPV予防接種はワクチンの種類によって接種間隔は違ってまいりますが、6か月から1年の間に3回の接種をする必要があり、1回の接種に1万6,000円の費用がかかります。一時的ではありますが、負担となることで接種を見合わせてしまうことも考えられます。本来なら定期接種の期間内に対象者にしっかり周知をすることは市町村長の義務となっています。本市での周知に不備がなければ本人責任で仕方がありませんが、周知が行き届いていないとなると話は違ってまいります。窓口での支払いについては、本来の定期接種のように負担なしで接種していただけるようにするべきだと思いますが、それはいつ頃可能となりますか。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 償還払い、現物給付、いずれにしても現時点で接種対象外の方につきましては要綱、予算措置がなされていませんので、申し訳ございませんが、一旦自費で接種を受けていただくことになります。
 令和4年度に向けて予算措置はしておりますので、予防接種法が改正され、キャッチアップ接種対象者の範囲が決まりましたら、市も直ちに要綱を制定し、対応いたします。その時点で償還払いにつきましては、積極的な接種勧奨が中止となった平成25年6月14日まで遡って対象とする予定です。自己負担なしで接種ができるようになるのは、市の要綱施行日以降になります。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 今後要綱を制定し、施行後は定期接種の時期を逃した世代の方たちも一時的な窓口負担なしで接種ができるということですね。
 それでは、勧奨再開が決定しました現在の対象者への対応をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(藤宗 歩) 南国市では、勧奨中止を終了する通知に先立つ令和2年10月9日付の厚生労働省局長の、対象者が接種を希望した場合に接種することを周知することという通知を受け、令和2年11月より今年の4月にかけて、令和2年度の対象者である小学6年生から高校1年生、平成16年4月2日から平成21年4月1日生まれの女子を対象に、学年別に接種を希望される方には定期接種として公費で予防接種が受けられる旨の文書とワクチンの有効性を紹介したリーフレットを送付し、接種を希望する方には無料の接種券をお送りするようにしています。対象者は1,224名いましたが、実際に連絡をくださり、接種券をお送りしたのは延べ35名となっています。
 公費で受けられるにもかかわらず接種率が低いのは、ワクチンの効果よりも副反応のほうが大きく報道された当時のイメージがそのまま子宮頸がんワクチンに対して残っている結果ではないかと考えられますが、来年4月からの積極的な接種勧奨再開を迎えるに当たり、多くの対象者に接種していただけるよう、子宮頸がん感染予防のワクチンの有効性を広報、ホームページ等を通して周知を図っていきたいと考えております。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 南国市では、昨年11月から今年の4月までに、対象者に対しまして郵送での個別周知をされたということです。速やかな対応に感謝をいたします。今後におきましても、やはり接種率を上げるためにも接種券を同封していただき、さらにワクチン接種の有効性の周知を図っていただきたいと思います。
 厚生労働省によりますと、子宮頸がんで亡くなる人は1万人当たり30人で、ワクチン接種によって30人中、最大21人の死亡を避けられると推計されております。厚生労働省の専門部会では、国内外でワクチンの安全性と有効性が確認されたとして、勧奨再開を決定したわけです。HPVワクチンの定期接種対象者は小学6年生から高校1年生ですので、今後は学校でのがん教育や性教育の中でこのことを取り上げることにつきまして、教育次長のお考えをお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 神崎議員からお話がありましたように、命の学習としまして、この子宮頸がんの学習につきましても、がん教育の推進並びに性教育の推進の両面から取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) ありがとうございます。正しい情報を正しい方法で伝えることができれば、最良の判断へとつながります。どうぞよろしくお願いいたします。
 教育次長には、本日の議会前に生理用ナプキンの学校トイレへの設置につきまして御報告をいただきました。現在2校で実施されておられるということで、衛生面に考慮していただいた上で容器やかわいらしい袋の中に入れていただき、また優しい配慮ある文言も添付されておりました。大変うれしく思いました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
 高齢者施策につきまして、3点お伺いいたします。
 1点目は、高齢者の見守りについてです。
 団塊の世代が全て後期高齢者となる2025年が近づいております。高齢化が進む中で認知症の方も増えていくと思われることから、今後さらに認知症に対する理解を深めるための啓発を行い、地域での見守り等を進める必要があると思います。やはり認知症になっても体が元気であれば、住み慣れた地域でできる限り生活を続けられることが理想であり、願いだと思います。これまでも何度か認知症高齢者の徘回への対策について質問をさせてもらいましたが、どのような形で実施されるのか、お聞きいたします。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝) 令和3年度から3か年を計画期間とする南国市高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画において、認知症施策の推進は重点施策に位置づけております。認知症への正しい理解の普及啓発のため、認知症サポーターの養成や、現在、改定作業を行っております認知症ケアパスによる相談先の周知などに引き続き取り組んでまいります。
 高齢者が行方不明となった場合には、現在、防災行政無線により広く市民へ情報提供を呼びかけておりますが、近年、認知症高齢者の割合は増加傾向にあり、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けていくことができる対策が必要と考えております。
 行方不明の高齢者を早期に保護につなげる対策として、現在、認知症徘徊対策事業を検討しており、10月に認知症の方やその御家族と日頃から関わりがある介護事業所に対して、対応策に関するアンケート調査を実施いたしました。集計結果を市のホームページに掲載しておりますが、今後、実施に向けて事業内容等を検討していきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) アンケートを拝見いたしました。事業実施するとしたらどういったサービスをお勧めするかということで、QRコードつきシールやGPS通信、ブルートゥース通信を利用するものなどが上がっておりますが、今後の話合いの中でどれかに決めることになるのでしょうか。できれば、それぞれの状況に合わせて一番良いと思われるものを選べるようにするのがベターだと思いますが、そのような選択も可能となりますか。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝) 徘徊対策事業につきましては、アンケートの結果を1月に開催予定の地域ケア推進会議で報告し、御意見等を踏まえた上で本市の状況に応じた効果的な方法を決定し、実施したいと考えております。
 複数導入については、現在のところ考えておりません。
 御質問がありましたように、選択肢が増えることにつきましては、利用者にとって利便性の向上につながるものと思われますが、予算また費用対効果、制度の運用など、課題と思われることにつきまして、今後研究していきたいと考えます。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 一度にはできないということだと思いますが、利便性を考えまして、それぞれの状況に合わせた施策を選べるように、後々いろいろ研究されまして、取り組んでいただきますようにお願いをしたいと思います。
 2点目は、フレイル予防についてお聞きいたします。
 11月23日に開催された健康なんこくきらりフェアに参加した際、フレイルチェックをさせてもらいました。そこにおそろいのTシャツを着て、生き生きとお手伝いされていた方たちがおいでました。南国市では11月1日、2日に第1回目のフレイルサポーター養成講座を実施しており、1期生の代表の方にお手伝いに来ていただいており、その日がデビューの日であったとのことでした。
 以前質問させてもらった中の答弁で、令和3年度から新たなフレイル予防事業に対応するため、リハビリ専門職の配置を予定しているということでした。現在、専門職も採用され、今後さらにフレイル予防の取組が進むと思いますが、どのように進めていかれるのか、教えていただけますか。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝) 高齢化が進み、平均寿命の延びとともに、元気で生活できる期間である健康寿命の延伸が重要となっております。介護が必要となる手前のフレイルを予防するフレイル予防事業を本年度に開始いたしました。体操教室など地域の通いの場で、運動、栄養、口腔、社会参加のチェックを行うことで、早い段階で生活習慣を見直し、改善を行い、重度化防止、健康寿命の延伸を目指すことを目的としております。
 先ほど御紹介のありましたように、11月1日、2日に保健福祉センターで第1回フレイルサポーター養成研修を実施し、当日は緑ヶ丘のいきいきサークルの方を対象にフレイルチェックの実践を行いました。参加されたサークルの皆さんは、楽しみながら御自身の健康状態を確認され、大変好評でした。
 その後の11月23日には、スポーツセンターで開催された健康なんこくきらりフェアの会場でフレイルサポーターの方に早速御協力をいただき、来場された方91人にフレイル測定を行いました。今回、健康づくりに非常に関心を持ち、研修を受講していただきました岡崎議員をはじめ15名の第1期フレイルサポーターの皆様には、今後もフレイルチェックや啓発活動への御協力をお願いしたいと考えております。
 フレイルサポーターの活動は、生きがいや仲間づくりなど、自分自身の健康づくり、介護予防にも効果があると思われます。本市では、地域包括支援センターに配置したリハビリ専門職がフレイルトレーナーとなり、今後も継続してフレイルサポーターを養成し、健康寿命の延伸につながる取組として、市内全域にフレイル予防を展開していきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) フレイルサポーターの増加は、課長がおっしゃられましたように、健康づくりや介護予防につながると思います。活動場所につきましても広げていただきますようにお願いいたします。
 3点目は、認知症家族の会についてお聞きします。
 南国市では、認知症家族の会「えがおの会」が認知症カフェの運営などの活動を行っています。これまでどのような取組をされたのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(島本佳枝) 認知症高齢者は、2025年には65歳以上の5人に1人に達すると見込まれており、認知症の方を地域で見守り支えていく体制づくりが求められております。認知症家族の会「え・が・お」では、毎月1回、介護の相談や情報交換、勉強会などを行っており、同時に認知症カフェを開催しています。
 認知症カフェは、平成27年6月に認知症家族会会員の運営により開始され、認知症の方やその家族、民生委員さん、認知症の知識を深めたい方など、どなたでも参加できる集まりとなっています。認知症カフェでの話の中で支援の必要性がある場合には、地域包括支援センターが関係機関につないでおり、介護による様々な悩みや相談事を話し合える場、心の支えになる居場所となっております。認知症カフェにつきましても、11月の健康なんこくきらりフェアに出前カフェとして参加し、市民の方へ周知を行いました。認知症の家族の精神的ストレスなどを解消し、認知症に対する正しい知識の普及啓発を図るため、今後も家族の会の活動を支援していきたいと考えております。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) ありがとうございます。私もこれまで数回参加をさせていただきました。10月開催の薬についてのお話も大変に勉強になりました。また、えがおの会の代表が県の認知症カフェ研修会におきまして事例発表をされたということもお聞きしました。地道な取組が認められたのだと思います。このような取組は、これからますます重要になってまいります。今後も継続的な活動をお願いしたいと思います。どなたでも参加できる集いの場として、市民への周知もよろしくお願いいたします。
 次に、保育行政です。
 まずは、使用済み紙おむつの処理についての現状をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 高知新聞の記事にも取り上げられましたことがあるように、南国市の公立保育所では、使用済みの紙おむつにつきましては保護者に持ち帰りをお願いしております。また、民間保育園では、8施設のうち4施設は保護者が持ち帰り、4施設は園で処分をいたしております。そのほかの認定こども園や小規模保育事業所でも、使用済み紙おむつは保護者の持ち帰り、園内処分とその方法は分かれておりますし、中には紙おむつを使用せず、布おむつを使用している施設もございます。おむつの種類や処分の方法を決定した理由は、それぞれの施設の考え方があり、尊重すべきだと思っております。ただ、紙おむつの処分が新聞記事になるほどに保護者の考え方は変化していると思いますので、公立施設におきましては現場の声を聞きながら、処分の方法を検討していきたいと思います。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 課長のおっしゃるとおり、民営保育園や認定こども園等に関しましては、それぞれの施設の考え方を尊重すべきということについてはそうだと思います。ただ、今現在公立保育所で一律持ち帰りとなっていることにつきましては、保護者や現場の声を聞きながら検討されるということですので、そこはよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、いつ頃どのような方法で聞き取りをされるのですか。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 公立施設では、紙おむつに関しましては持ち帰りをお願いしております。民間保育園では、園処分が半分、持ち帰り半分となっておりますので、園内処分を行っている施設の現状を聞きながら、公立施設への処分方法を検討をしていきたいと思いますけれども、現場の声を中心に保護者の意識の変化を考慮して考えていきたいと思っております。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 使用済み紙おむつの処分につきましては、公立では現状持ち帰りが当たり前になっており、園での処分をしてもらいたいと思っていてもなかなか言い出せないということもございますので、丁寧な聞き取りをお願いいたします。
 松山市では、公立、民間園ともに園内処分を進めるに当たり、処分のための予算をつけたと掲載されておりました。持ち帰りから園での処分に転換した場合、処分費用についてはどういう扱いになりますか。公立、民間ともに市が処分費用として計上できるのか、お聞きをいたします。
○議長(浜田和子) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 松山市が計上されました紙おむつの処分費用の内容の詳細が分かりませんのでお答えすることはできませんが、園内処分を行っている保育施設に園内処分を始めることにより必要となった費用を確認するなどして、予算の計上が必要か検討したいと思いますし、経常的に処分費用がかかるようでありましたら、財政課とも協議の上検討していくことになると思います。以上でございます。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 今後、園内処分の方向に進む場合、処分費用につきましては保護者負担が発生しない対応をお願いしたいと思います。使用済み紙おむつの園内処分に関しては、いろいろ考え方はあるかと思いますが、働きながら子供を育てるための環境を整えることにもなりますので、柔軟な対応をしていただければと思います。
 使用済み紙おむつに関しまして、環境省が使用済み紙おむつの再生利用に関するガイドラインを策定しております。このガイドラインが対象とする使用済み紙おむつとは、子供用紙おむつ、大人用紙おむつです。使用済み紙おむつを燃やさないでリサイクルすることについての御見解を環境課長にお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 御質問の使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドラインにつきましては、環境省が令和2年3月に策定し、全国的に多くが焼却処分されております使用済み紙おむつのリサイクルの推進を図っている資料であると認識しております。その中では使用済み紙おむつの再生利用等の課題といたしまして、衛生面を含む適正処理の確保への懸念、あるいは再生利用等技術等に関する情報の不足などが上げられております。
 本市におきましては、使用済み紙おむつは、汚物をトイレに捨てて、可燃ごみ袋に入れて処理することになっておりますが、今後は情報収集に努めるとともに、香南清掃組合と3市で組織しております高知県中央東部地区環境行政連絡協議会で検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 今後、高齢者の増加により紙おむつ使用者が増え、使用済み紙おむつが増えることで焼却による二酸化炭素の排出量も増加してまいります。南国市がゼロカーボンシティの実現を目指すには、そのことも念頭に置きながらCO2削減に取り組む必要があると思います。まずは3市で話合われるということですが、民間業者への働きかけなども必要です。南国市がリーダーシップを発揮して進めていかれることをお願いをいたします。
 次に、車椅子利用者への配慮についてお聞きいたします。
 最初に、以前質問いたしました庁舎隣接の障がい者用トイレの改修につきまして、その後の経過をお聞きいたします。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 10月5日に南国市身体障害者協議会長に現状の障害者トイレについて相談させていただきました。現場を立会していただく中で、会長から障害者の方の御意見も集めていただいており、たくさんの御意見をいただきました。長便座の利用の方、洋式便座の利用の方、温水器の必要な方など、障害者の方の障害の種類、程度によってそれぞれ違っているということであり、より多くの方が利用しやすいものにということでありました。トイレのスペースに限りもあるため、全ての意見を取り入れることはできないと思いますが、利用される障害者の方に喜んでもらえるようなトイレに改修したいと考えております。現在、障害者用トイレの改装のための設計費及び工事費について、来年度当初予算に計上するべく手続を行っているところでございます。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 利用される障がい者の方に喜んでもらえるようなトイレに改修したいという言葉をお聞きし、当事者の気持ちになって考えていただけたことに大変うれしく思いました。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に、雨天時の駐車場利用についてお聞きいたします。
 車椅子利用者が雨のときに来庁される場合、介助者がいる場合は庁舎前の車寄せを利用していただくことで、ぬれずに乗降することができます。しかしながら、乗降に時間がかかってしまうため、ほかの車が後ろで待っていると、当事者としましては非常に申し訳ない気持ちになって、慌ててしまうようです。乗り降りに時間がかかることへの配慮について周知する看板等を設置していただければ、安心して利用ができると思います。看板等の設置をしていただけますでしょうか。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 玄関の車寄せでの乗降で、時間がかかっても安全に乗降することが大切ですので、周知の看板等の設置について検討いたします。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 介助者がいる場合は車寄せを利用すればぬれずに済みますが、雨天時に車椅子利用者が一人で車を運転して来庁される場合は大変に不便な思いをされていると思います。ぬれずに済むような対策をお願いしたいですが、いかがですか。
○議長(浜田和子) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 庁舎前につきましては、トラック等も通行するため、現在の障害者用駐車場から庁舎までの雨よけの屋根の設置は難しいと考えております。その他の方法としましては、庁舎に隣接した駐車場を新たに整備し、ひさし等でカバーする方法も考えられますが、現状ではそのスペースがありません。どのように対応できるのか、研究させていただきたいと思います。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 庁舎南のスロープの上段が適しているようにも思いますが、何らかの対策をしていただけますようによろしくお願いいたします。
 現在整備中の地域交流センターでは、車椅子利用者の雨天時の乗降につきましては、ぬれないように配慮されておりますか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 市役所庁舎と同じように車寄せがございますので、乗り降りはできます。ただ、これも庁舎と同じように運転者自身が車椅子利用者と障害者である場合は、駐車枠そのものには雨よけがございませんので、御不便をかけることも想定されます。地域交流センターは、建築面積、建築許可のぎりぎりまで使うておりますので、雨よけの増設等はできませんので、スタッフ等、人的なサポートでの対応などが考えられます。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 雨よけの増設ができないということであれば、課長がおっしゃいますように、人的サポートでの体制を整えていただきたいと思います。
 それでは、現在設計中の新図書館は、車椅子利用者が雨天時に来館されてもぬれないようになっておりますか。
○議長(浜田和子) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 車寄せで乗り降りができるほか、駐車枠そのものにも雨よけがございまして、そこから雨よけのある通路を通って館内へ入ることができますので、そのような設計となっております。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 図書館につきましては、雨天時でもぬれない対策ができているということで安心をいたしました。
 地域交流センターでは、人的サポートをお願いするとしまして、庁舎におきましては研究をするということですので、ぬれないようにできる方法をしっかり研究していただきまして、対策の実施をお願いをしたいと思います。
 ホームページにつきまして、市民からの声をお伝えしたいと思います。
 飼い犬を亡くされた方が情報を得るため、南国市のホームページにアクセスしたところ、ペットが亡くなったときの引取りに関する文言を見て、大変ショックを受けたというお話がございました。他市のものと見比べてみましたが、本市の表現はあまりにも事務的で冷たい感じがいたします。ペットは家族の一員であり、社会的にも動物愛護の取組が進んでいる現在にそぐわないものと感じました。掲載日は2014年4月となっており、長期間更新されておりません。主な内容に変わりはないからそのままになっているかと思いますが、表現内容を含め、ホームページの更新やチェック体制はどのようになっておりますか。
○議長(浜田和子) 情報政策課長。
○情報政策課長(竹村亜希子) ホームページで公開しておりますペット等が亡くなった場合の引取りについての記事につきましては、私も確認いたしましたが、御覧になる方のお気持ちに配慮できていない事務的で不適切な表現でありましたことにつきまして、ホームページ担当課長としまして、深くおわびを申し上げます。
 公開記事につきましては、現在、担当課におきまして記載内容の見直しを進めておるところでございます。ホームページの掲載記事につきましては、各担当課が作成しており、情報政策課ではその公開記事につきまして毎年度末全庁に通知をしまして、更新の必要がないかなど定期的に確認を実施しておるところでございますが、掲載内容だけでなく、その表現についても注意して確認を実施するよう周知いたします。また、記事の公開時には、情報政策課におきましても記載内容や表現への配慮について、特に心がけるよう努めてまいりたいと思います。以上です。
○議長(浜田和子) 神崎隆代議員。
○4番(神崎隆代) 情報政策課長には、市民の気持ちを受け止めていただき、また迅速に対応をしていただきまして、本当にありがとうございました。
 前回質問させていただきました本市のDX推進につきまして、市長は体制をしっかりと整え、計画的にスピード感を持って取り組むとおっしゃいましたので、既に体制整備に取り組んでおられると思います。計画的に進めるためにも人材の配置が重要です。次回はDX推進の体制等についてお聞きしたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 以上で私からの質問を終わります。ありがとうございました。