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検索結果 »  平成20年 第330回市議会定例会(開催日:2008/03/07) »

一般質問 2日目(門脇 晃)

質問者:門脇 晃

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(西山八郎君) 17番門脇晃君。
      〔17番 門脇 晃君登壇〕
○17番(門脇 晃君) 私が今期定例会に通告いたしました質問は、1つには、市長の政治姿勢、これは入札制度について、職員倫理についてということでございます。2つ目には、交通安全対策について、3点目に副市長に、けさも副市長のことが新聞へ載られておりましたが、副市長の所信もお尋ねしたいと、このように思っております。
 まず、入札制度でございますが、この三位一体改革の中で、都市と地方の格差ということが非常に大きな問題になってきているところでございますが、福田内閣になりまして、少しちょっと地方に目が向いたかなということでございます。そして、地方が大きく何でこのように急激に疲弊していったかということ、ちょっと検討してみますと、やはり公共事業の縮小、ここらに大きな問題があるんではないか。皆さんも御存じのように、昨年は県内の大手企業が数社、ばたばたと倒産もいたしました。そんな中で、地方が経済に占める大きな職域といいますか、これは非常に公共事業に頼ってきたところが大であろうと、このように思うわけでございます。今、私自身の周囲を振り返りましても、やはり土木、建設事業、そういうくへいって従事していた方がかなり職を失っておる、これは現実問題ではなかろうかと、このように思うわけでございます。県サイドにとりましても、公共事業、ピーク時からいいますと35%を切るとか切らないとか、そんだけ仕事が減っておるんですね。そうした中で、現在、県下の求人倍率、つい最近までは0.48でございましたが、何とか0.5に0.02上がったかなあというような状況でございまして、やはり全体的に見ると、非常に県民所得も低い、そんな状況でございますが、そうした中で、私、これ市長にお尋ねする中にも、入札制度というのが私自身もどのような制度がいいのか、これなかなか難しいところがあろうと思います。現在では、南国市では、入札予定金額を公表しながらやってきておるわけでございますが、南国市の制度の中で、入札最低価格、これが3分の2以上ということでございますので、六十六、七%かなあと、予定価格の、こういうことで推移をしていっておると思います。近年、特に見てみますと、すべてがそうではございませんが、ある物件に対しましては、やはり最低価格で数社が応札して、それをくじ引きで1つの業者が決まるというようなことでございまして、例えば、100円のものを66円とか67円でやると。これできちっとした製品ができるのかどうなのか、私はここらにも非常に疑問を持つわけでございますが、そこで、これちょっと12月14日の高知新聞ですか、高知市でもやはりこの入札制度についてある議員が質問されております。それは、答弁内容をちょっと引用させていただいて、市長にお尋ねいたします。公共工事予算の縮減が続く中、工事入札で最低制限価格での応札、落札が急増する状況を指摘。受注環境の適正化のため、入札契約制度の見直しを要望したと。これは高知市の議員が質問しているところでございますが、そこで、高知市は、部長制でございますので、部長さんが答弁されております。平成20年度から建設工事の最低制限価格(土木は予定価格の75%、建築は同80%)を5%引き上げ、13年度から行っている最低制限価格の事前公表を取りやめる方針を明らかにしたと。高知市の場合は、土木では最低制限価格が75%、建設では80%ということできているようでございますが、それを20年度からは最低制限価格をなお5%引き上げるというようなことでございまして、やはり、安かろう、悪かろうでいいのか、やはり適正な価格で適正な応札をしていただく、私は市民の税を使うわけでございますので、安ければ安いでもいかないんじゃないかなあ。やはり、私どもが一般的に商店へ行って100円のものを買っても、きちっとした製品なら1割負けてくれるか、1割5分負けてくれるか、その程度がせいぜいではなかろうかなとなりますと、1割で90、1割5分で85とかということになるわけですが、やはりきちっとした製品を仕上げていただくためには、ここらをちょっと引き上げる必要性があるんじゃないかと、私はこんなに思うわけでございます。このことについて、先ほど言いましたように、本当に高知市はこれで制限価格を公表しないという中できちっとした入札制度を行うということでございますが、非常に本当に難しい問題だとは思いますが、契審の方では副市長が担当されておりますかね。副市長でも市長でも結構ですが、お二人の中で、市長のこれは政治姿勢ということでございますけれども、入札制度につきましては、ひとつ御答弁をお願いしたいと思います。
 次に、職員の倫理についてでございますが、先ほど前田議員の方からも、憲法から突っ込まれて、市長の答弁があったわけでございますが、地方公務員には、地公法、地方公務員法、これは公務員を守る法律とあるいは先ほど前田議員おっしゃられましたように、法に遵守しない、違法した場合にはこれは罰則もきちっと地公法ではうたわれておるわけでございますね。条項までは申し上げませんが。そこで、ちょっと私、これ9月議会の私の質問に対しまして、担当課長から御答弁いただいておりますが、ちょっとこれをその後に見てみますと、検証しておく必要があるかなというやに考えておりまして、ちょっとその分だけ抜粋してまず朗読をさせていただきます。これは、住宅の31号の件でございますが、これは私の質問でございます。要点だけ抜粋いたします。これは自然に壊されたとはとっても思わない、人為的に、作為的に壊されたと私はこのように思うわけでございまして、その写真は、17年7月6日に写されております。このことについて、警察当局等へ被害届が出されたのかどうか、この点について1点お聞きしたいと思いますと、このように私が質問させていただいております。これに対しまして、当然でございますが、答弁をいただいております。平成17年7月6日付、越戸改良住宅31号の修繕についてお答えします。越戸改良住宅31号の当時の入居者は、老人男性で、住宅家賃を滞納し、住宅明け渡し請求を受け退去しました。住宅係が壁穴数カ所を確認したのは、明け渡し完了後で、その時点で本人の退去先が不明ということもあり、いつ、だれが、どういう目的、どういう方法で穴をあけたのか特定できませんでした。門脇議員さんは、ハンマーで穴をあけたとおっしゃいますけれども、これは特定できないと判断いたしました。この状態では被害届は出しませんでした。被害届は出さないけれども、本人請求をしております。住宅の明け渡し時において、入居者に原形に復させるのが原則ですので、本人に請求しましたが、病弱な老人男性であることや、困窮している生活状況も配慮し、とりあえず市が修繕いたしました。今後は、生活状況を見ながら請求を検討しております。この件につきましては、顧問弁護士と協議済みでございます。これが1問目でございます。
 次が2問目に答弁いただいております。31号の老人でございます。精神的不安定な老人でございます。私の憶測を言って申しわけないですけれども、その方がハンマーでたたいたかもしれません。ただ精神的に不安定な老人に対して、被害届が適当なんでしょうか。私は違うと思います。あくまでも本人請求です。健康になって、生活状態が安定したときに、本人請求していくのが適当な方法だと私は考えています。精神的な老人に対して、被害届、追い詰めるべきじゃないと私は考えます。それから、施設へ入ったかどうかわかりません。2度にわたって払ったことについてでございますけれども、この連帯保証人がちょっと記憶しておりませんけれども、この方の娘さんとお孫さんだと思います。その方についても請求しております、こうなっております。ちょっとここでもとへ戻りますが、ここが一番大事なところですね、1問目のだれが、どういう目的、どういう方法で穴をあけたか特定できませんでした。特定できてないんですね。そうした中で、これはやはり当時の答弁は、課長の優しい思いやりかもわかりませんけれども、特定できないままに最後には前入居者が壊した、こういうやにこの文章は受け取れます。ここが非常に大切なところでございますが。そして、門脇議員さんは、ハンマーで穴をあけたとおっしゃりましたけれどもと、私は質問の中でハンマーという言葉は一つも使っておりません。これはそれぞれ聞き違い、言い違い、それはあろうと思いますので、これはどうということはございませんが。それと本人請求しております。退去先がわからない方に請求ができるのかどうなのか、ここらも私ちょっとこの答弁を読んでみまして、理解できないところでございます。そして、最後の方にも、2問目のときにも言いましたように、娘さん、お孫さん、この方が連帯保証人ということで請求しましたとございますが、これは公開情報にのっとっております。この台帳には保証人はおりません。これは保証人がいないということは、決して当時の担当課長さんではなかろうと、責任ではないと。これは入居が63年ごろですか、入居年月日63年12月1日ですので、この保証人をとってないということは、当時の担当の課長では責任はないわけですが、保証人はいないわけです。保証人のいない方に請求ができるかどうなのか、ここらも私、理解できにくいところでございまして、そして、明け渡しを受けたのが、平成17年4月30日なんです。そして、9月の議会で2期以上の議員さんには写真を見ていただいております。これを写されたのは7月6日なんですね。ここの一つの問題なんです。明け渡しを受けて、2カ月ちょっと過ぎておる。大体通常私公営住宅等の明け渡し、これは民間でも同じだと思いますが、明け渡しを受けるときには、かぎを預かって、室内もきちんと点検して、明け渡しを受けるのが通常ではないかなと。それが2カ月先になってこの写真が撮られておる。ここも私ちょっと理解しがたいところがございます。
 それと、私尋ねました、被害届を出したのか出さなかったのか。これは警察へ被害届を出しておりませんが、係の中では被害届は出すべきであったというやに確認しております。そして、顧問弁護士と協議済みでございます。このときには1人では行ってないと思うんですが、顧問弁護士も被害届は出すべきであろう、このように言われたやに私は確認をしております。
 以上でこの答弁に対しての検証はこれで終わりますが、それと、もう一点、2度にわたって何で支払いがなされたのか、このことも私確認とっておりますが、総額が百七十何万円だったと思います。この金額で1つに行いますと、契審にかけて入札をしなければならない。これが2つに分けますと随契でいくということなんですね。こういうことが私あっていいのかなあと、こんなに思うわけでございますが、ということと、それと、9月議会前でございますか、多分これは私の6月の質問に対してのことだと思うんですが、市の非常勤でありながら、重要な役割を持った方に、門脇晃を告訴するというやな発言があったようでございます。これ私、議員さん、皆さん一緒だと思うんですよ。ここで議員さんが質問することによって裁判所に訴えられたらたまりませんよ。議員にも発言の禁止というやっぱり制約があるわけです。何でもかんでも個人的なことを言っていいということにはなっておりません。議員でも余りなこと言よったらそりゃいろいろ出てくるかもわかりませんが、というようなことが、これ先ほど言いました随契と入札の問題につきましても、これは事業課の課長さん、皆さんやはり肝に入れておいてもらう必要があろうと、このように思います。ということで、次に入ってまいります。
 交通安全対策についてでございますけれども、交通事故というのは、これ大きな事故を起こしますと、被害者とか加害者とかじゃなしに、私は両方が被害者になるというような観念を持っておるわけでございまして、非常に大事故を起こしますと、言うたら家庭まで破壊されるようなこともあろうと思うわけでございます。ここ昨年でございますか、全国的に死亡事故が非常に数千人単位で減っておる。これはやはり飲酒運転の規制とか、いろいろ交通規制が、罰金とか難しくなってきた、それが原因かなと。交通事故のピーク時には1万前後死亡者が全国的にあったと思うんですが、最近は6,000人、3,000人とか4,000人死亡事故が減っておるのも事実でございまして、御存じのように、そのことも要因しようと思います。この4月から自賠責保険がたしか6,000円ぐらいかな、安くなるようで、言うたら4月で差し迫った所有者が、かなり車検を4月以降に引き伸ばすと、こんなような現象も出ているようでございますけれども、そんな中で、これ総務課長さん、御答弁をいただけると思うわけでございますが、私も南国市内、あちこちいろいろ行き回りますが、十市と言っていいですかね、あれ浜改田ですか、琴平前、琴平前がちょうど浜行く方と琴平からおりてきたところと十字路になっておりますが、ここがちょっとカーブになっておりまして、琴平からおりてきた西側はまた山で、西側全然見えない。そして、最近は、春赤線もかなり交通量が多くなっておりまして、非常に危険である。それとスピードもあそこ50キロ制限ですが、かなりスピードも出されて多くの車が通っておりますね。そんなことで、あそこの箇所に感応式でもよろしいんですが、ひとつ信号を設置いただけないかと。これは地元も数年前から要望もされておるようでございますけれども、この信号機をつけるとかというのは、1基かなりお金もかかり、それとこれ南国市がつけるわけでございませんで、公安当局がつける、つけるとしたらそうなるわけでございますけれども、一定今言い始めたから、ほしたら1年ばあでつくとかというような代物でもないと思いますが、複数年はかかるかもわかりませんけれども、ひとつここへ私もともに総務課長と頑張りたいと思いますが、ぜひあこへ信号をつけていただけるように行動を移していただけないかなあというように思うわけでございます。
 それと、交通安全対策のもう一点でございますが、これはこんなこと言よりますが、私が選挙のときにどこでどうしよったかわかるかもわかりませんが、実は私のこれは別といたしまして、私の母の里が小蓮の岡豊病院の向かい合わせ、西側でございますが、ある昨年9月ですか、今県道になっておりますけれども、私ちょっと連れと一緒に車をおりて歩いておりました。ところが、八幡からずっと上がってきまして、40キロ、追い越し禁止です。西進、八幡から西向き、そして、岡豊小学校から上がってきたところ、ここまでは追い越し禁止の40キロでございますが、それを過ぎますと50キロになりまして、追い越しできる車線になっておるわけですね。ほんで、歩いておりますと、ちょっと前の車が遅かったかどうかわかりませんが、4トンのトラックが追い越しを猛スピードというような感じで追い越しをかけまして、そしたら西から東向きの車と本当に当たる寸前を私見かけたんですね。本当にああこれは当たったかなあというような際どい、当たらずに幸いでございましたけれども、あれ当たっとったらちょっと死亡事故になっておる可能性があるようなことでございまして、これも地元から多くの皆さんから御要望もいただいたり、そしてちょうどあそこにはもう岡豊小学校から出てきたばかりで、言うたら医大方面あるいは蒲原、滝本、あちらへ帰る子供たちの通学路にもなっておるんですね。非常に危険箇所ではないかなあと、こんなに思うわけでございまして、あそこ黄色車線、追い越し禁止車線にお願いできないんかなあと、御要望をいただいておるわけでございまして、交通安全のエキスパート、総務課長さん、その点もひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。
 続きまして、副市長の所信ということでございますが、これは私が制約して副市長にああ言え、こう言えというわけのもんではございませんので、副市長が橋詰市長の女房役として、どのようなお考えで市政を運営されていくのか、その1点をお聞きしたいと思います。
 以上で1問目を終わります。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 門脇議員さんの質問にお答えいたします。
 昨年の議会におきまして、住宅の破損事故といいますか、そういうことに関連いたしまして、門脇議員、質問された問題に関連して、いろんな不明な点といいますか、事実に反するんではないかというような点があったということでございますが、私、今議会に始まる前に勉強会といいますか、管理職を中心に勉強会をしたわけでございますが、必ず議員の皆さんの答弁には、事実に基づく簡潔で丁寧な答弁をするようにという指示をしてございます。もちろん事実に基づくということは、これは先ほど前田議員さんに御答弁申し上げましたように、公務員倫理といいますか、それ以前の問題でございますので、今後とも十分に、綱紀粛正とまで言わなくても、事実に基づいた答弁をしていく、こういうことを気をつけて臨みたいと思います。大変そういうことがあるとするならば、私の方から陳謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。
○議長(西山八郎君) 副市長。
      〔副市長 藤村明男君登壇〕
○副市長(藤村明男君) 門脇議員の入札制度についてお答えいたします。
 本来市長ということでございますけれども、契約審議会の会長が副市長が務めるということになっておりますので、役不足かわかりませんけれども、お答えさせていただきます。
 昨年の12月の高知市議会を見て、高知市議会の方は最低制限価格を少し引き上げたということで、南国市もそういう考え方はないかという御質問でございます。高知市の最低制限価格の引き上げの理由といたしましては、過去2年間の高知市の発注工事の抽出結果、ランクによってランダムに抽出しておるようでございますが、に基づいて、最低制限価格で契約15件中、12件で経費が請負金額を上回り赤字になっていたと。これは建設業界等に後追い調査をしていただいて、その業界から聞き取り調査をした結果、こういうことであったということであって、赤字が出たよという業者がおったということでございます。
 2点目に、最低制限価格で契約した工事成績が、総体的に悪いということでございます。つまり、くじ引きでやった業者が、成績を工事完了後につけて、成績によって評価をしておるわけでございますが、南国市も実際にはやっております。そういうふうなもので、業者が非常に最低制限価格でとった業者が、総じて成績が悪いというふうに書いてございました。
 それから、3番目に、最低制限価格のくじ引き落札が、平成19年度は全体の5割に達するなどの例を挙げております。
 そういうことで、最低制限価格で受注する業者の立場を極めて厳しいというふうなことで、平成20年度から引き上げ幅5%程度上げるというふうに載っておりました。高知市の引き上げ幅の5%は、国の研究機関である中央公共工事契約制度運用連絡協議会というものをモデルにして、参考にして5%引き上げるというふうにしたというふうに書いてございます。ちなみに、南国市といたしましては、平成19年度のランク別入札結果を精査いたしました。ランクというのは、過去3年間ぐらいの受注高といいますか工事高、いろいろ複雑なもんもありますが、単純にいうと、土木だけでその受注高によってA、B、Cというふうなランクに分けてございます。Aのランクは2,000万円以上、Bランクは400万円以上、Cランクはそれ以下というふうな形になっております。Aランクで発注がすべてで13件、土木です、13件で、落札率が67.16%です。すべてが基本的に最低制限価格にかかっておったということでございます。Bランクは21件ございまして、落札率が80.73%でございます。Cランクが24件で79.9%でございます。トータルで言いますと、発注が58件で落札率が71.49%になっております。建築の方は、同じような基準でランクA、B、Cとつけておりますけれども、去年はCランクの工事がなかったようでございまして、Aランクは3件、84.48%となっております。Bランクが7件で82.86%ということでございます。ちなみに、Aランクで最低制限価格に至ったのは3件のうち1件、Bランクで7件のうち3件ございますということでございます。トータル10件で83.98%の落札率でございます。その他21件ございます。舗装とか、とびとか、解体とかということでございますが、21件ありまして93.69%の落札率となっております。全体で89件入札をいたしまして、78.74%が落札率となっております。以上のようなことで、土木Aランクでは複数の業者、すべてが最低制限価格になってくじ引きをしたというふうなことでございます。その他の工事でも、時折は最低制限価格に並ぶというふうな状況が生まれております。南国市といたしましても、こういう状況がありますし、業者から最低制限価格の引き上げの御要望等もお聞きいたしております。そういうことで、ほかの市の最低制限価格の設定状況や予定価格、最低制限価格の事前公表、事後公表の公表時期を参考にいたしまして、契約審議会で審議し、見直しを検討して、今後の方向を定めていきたいというふうに考えております。
 また、平成19年6月から、予定価格400万円以上の土木工事で実施しております制限つき一般競争入札につきましては、南国市のホームページでの公告を行い、軌道に乗っております。今後は、設定条件をクリアすれば、だれでも入札に参加できるという公平の原則から、建築、舗装等の業についても対象範囲を拡大、検討していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
 門脇議員さんから、貴重な時間をいただきまして、発言、いわゆる所信をということで機会をいただきましたので、少し所信を述べさせていただきます。市長の所信ではございませんから、当然、市長を支えていくという前提でお受けとめいただきたいなあというふうに思います。門脇議員さんに心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 去る1月15日の臨時議会におきまして、議員の皆様方全員の御賛同をいただき、副市長を拝命いたしました。もとより微力ではございますが、橋詰市長のもと、市民の皆様が住み続けたい、他の地域の方が行ってみたい、住んでみたいという、そんな町をつくっていくため、微力を傾けまして職責を果したいと決意しておりますので、何とぞ一層の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。
 さて、私の行政に対する取り組みの姿勢でありますが、基本的なことは、職員時代と何も変わってはおりません。地方自治の主人公は住民であるという地方自治の本旨をこれからも貫き通したいというふうに考えております。市民の皆様が、今何を考え、何を望んでいるかということを的確にとらえ、市政に反映させる努力を怠らない、そんな副市長でありたいと考えております。よく聞き、本当のことを知る、ごまかさない、たらい回しにしない、自分が受けた仕事は最後まで責任を持つ、こんなことを大切にしながら、職責を果たしていきたいと考えております。しばらく厳しい情勢が続き、市民の皆様には大変御苦労をおかけしておりますが、職員と一丸となって山積する課題に取り組む中で、市民の皆様にお褒めをいただくことができるような市役所にしていきたいと思っておりますので、引き続き皆々様の温かい御指導をよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(西山八郎君) 総務課長。
      〔総務課長 和田義許君登壇〕
○総務課長(和田義許君) 門脇議員さんの交通安全対策についての御質問にお答えをいたします。
 その前に、門脇議員さんには、高級バイクハーレーを駆使をいたしました大遠征を市民とともにされまして、年がら年じゅう、交通安全啓発活動に尽力をされていらっしゃいます。敬意を払いますとともに、厚く御礼を申し上げたいと思います。
 災害にはいろいろな形がございます。最近は、地震、大変大きな課題でございますけれども、その頻度からいいますと、交通事故に遭うという確率は格段の差がございます。このため、交通戦争と言われました時代から、行政は一生懸命にやりまして、市民の協力を得ながら、この撲滅に努めてきたところでございます。最近でも、幼稚園、保育園あるいは小学校入学時、中学校入学時などなど機会を見て行政の方からあるいは市民会議の協力を得、交通安全協会の協力を得、警察とともにその安全啓発に努めてきたところでございます。その中で、昨年からは、職員のつじ立ちも実施を再開したところでございます。また、職員におけます朝会あるいは課長会などでも、その重要性を認識、再確認してきたところでございます。今後も引き続き非常に頻度の高い交通事故という災害に対応する市民の要請に努めてまいりたいと思います。
 御質問にございました春赤線の琴平宮上り口交差点への信号機配置につきましては、過去に痛ましい事故も発生しており、信号機の設置につき関係機関等とも協議を重ねてきております。しかしながら、平成19年度中の設置には至りませんでした。また、岡豊の小蓮、医学部北の県道の追い越し可となっておる場所につきましても、関係機関等と協議を続けてきておるところでございますが、ただいまは禁止ということになっておりません。今後も引き続きまして、門脇議員さんの御協力もいただきながら、一日も早い2カ所の交通安全整備をすると、このために努力をしてまいりたいと考えておりますから、議員さんにもよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 17番門脇晃君。
○17番(門脇 晃君) 2問目をちょっとよろしくお願いいたします。
 市長よりの職員倫理につきましては、市長より陳謝ということでございますので、これ以上は申し上げません。
 そして次に、入札制度のことにつきまして、実績等々副市長の方から述べられてきましたが、私が懸念というよりは、私もこれちょっと失礼ですが、副市長、私が後読まいでよかったなあと。私がずっと読んでおったら、高知市の件は私ここへ持っておりまして、質問と答弁が一緒になる可能性がありました。読まずによかったと思っておりますが。そんな中で、Aランク、2,000万円以上、17件すべてこれ3分の2、最低制限が67%といいますのでそうなろうかと思いますが、やはりここで言ったように、私市のお金をどんどんどんどんばらまいて、ただ持ち出せということではございません。やはり、先ほども言ったように、いかに規格に合った製品ができるのかということは非常に大切でございまして、ここがまた南国市市民の一定雇用にも、拡大にもつながってくるんではないかなあ、こんなに考えるわけでございまして、今ここでどうする、こうするといって副市長も数字は上げれないと思いますが、このことにつきましては、契審を通じて、また市長とも協議の上、適正な制限価格といいますか、そこらの御協議もいただきたい、このことを2問目で申し添えておきます。このことにつきましては、もう答弁は要りません。
 そして、交通安全対策でございますけれども、これも総務課長、私1問目でも申し上げたとおり、これなかなか公安当局、特に信号あたり、要望しても、つくにしても複数年かかる、これは現実だと思いますので、総務課長が19年度中にはできないという答弁もありましたが、私も19年度中につくれじゃ、そんなことは申しませんが、私も安全協会の理事もやらせていただいておりまして、ただちょっと私、ハーレーは持っておりません。私が持っておりますのは、昭和49年式のカワサキのゼット2という排750は持っておりますが、そんなことで、交通安全パレード等も走ったこともございます。でもだんだん年がいきますと、頻繁によう乗らなくなりまして、これ公安当局も、私も先ほど言いましたように、安全協会の理事ということで、安全協会の支部長とも面識もございますし、ともに私総務課長に全部ふっかけるつもりはございません。ともにお力をかりたい、こんなに思いますので、よろしくお願いいたします。やはり、人命にかかわることでございますので、これは非常に重要なことだと思います。
 それと、副市長の所信につきましては、やはり藤村副市長の人間性があらわれておったかなと、このように思いまして、拍手もさせていただきました。ということで、ちょっと私の時間も50分ぐらいで終わろうとしておりますが、ただ長くやるが質問でもないと思いますので、以上をもちまして私の質問を終了いたします。