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検索結果 »  令和3年 第420回市議会定例会(開催日:2021/03/05) »

一般質問4日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:市長、関係課長


○9番(岩松永治) なんこく市政会の岩松永治です。
 まず初めに、市長の政治姿勢についてお伺いします。
 平山市長は、住みたいまち南国市の実現を目指し、2017年の南国市長選挙で当選され、これまで様々な課題解決に向けて取り組まれてきました。
 現在は、任期4年の最終年度で、任期満了に伴い市長選挙が予定されています。
 これまでを振り返って、当選当初に掲げた公約について、平山市長御自身がそれらをどのように捉えられているのかをお伺いしたいと思います。
 住みたいまち南国市を目指して5つの公約を掲げていますが、各公約の成果と課題をどのように捉えられているのかを、平山市長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 私の就任時の公約としましては、災害対策、子育て支援、農業振興、まちづくり、雇用・定住の5つの柱を掲げ、市政運営に当たってきたところでございます。
 災害対策では、公立保育所の非構造部材の耐震化を行うとともに、小中学校のブロック塀の点検・耐震化も行いました。避難所運営マニュアルは、市内避難所の53か所のうち今14か所の策定を完了しております。物部川、国分川のハザードマップの改定も行うとともに、新たに新型コロナウイルス感染症の対策も必要になってきておるところでありますから、残る避難所につきましても、それらを考慮しながら早急に策定していきたいと思っております。
 子育て支援につきましては、平成29年10月からファミリーサポートセンターの事業が開始できました。また、第2子の保育料無償化についても平成30年に開始したところでございます。令和元年10月からは、国の幼児教育・保育無償化の対象とならなかった3歳児以上の副食費につきましても無償化し、子育て世帯の負担軽減を図ってまいりました。
 また、放課後児童クラブの整備も十市小学校、岡豊小学校で行い、着実に建て替え・拡充が進んでおりますし、小中学校の空調設備も行いました。吾岡山の遊具の再整備も行うなど、子育て環境も着実に実行してきたところでございます。
 農業振興につきましては、国営圃場整備事業が昨年11月7日に15地区526ヘクタールで事業確定し、着手に至るようになりました。今後は、担い手育成や営農計画が課題であり、事業を確実に実施していくことにより、稼げる農業の実現を目指してまいりたいと考えております。
 まちづくりにつきましては、(仮称)中央地域交流センターが昨年8月に本体工事が始まり、本年11月末に竣工予定となっております。
 また、ものづくりサポートセンターにつきましても、本年3月21日にオープンする予定となっており、多くの観光客、また児童生徒をはじめ一般の方にも物づくり体験を楽しんでいただきたいと思います。今後は、多くの来場者が集まる環境をどのように経済効果につなげていくかということを検討してまいりたいと思います。
 雇用・定住につきましては、南国オフィスパークセンターの別棟、こちらが平成31年1月に完成いたしまして、新たに事務系企業が入居していただいているところでございます。現在、入居率は約95%になっているところであります。
 また、高知県との共同事業として進めております(仮称)南国日章工業団地は、造成工事が現在進んでおりますが、令和3年度内の分譲を目指し、さらなる雇用創出を図るということにしているところでございます。
 また、篠原地区の土地区画整理事業も着実に進んでおり、住居の建設も始まっているところです。
 そして、平成30年4月からは、高知県から開発行為の許可等に関する事務の権限移譲を受けて、それと同時に市街化調整区域における市の開発許可制度基本方針に沿った運用を開始したところでもあります。まだまだ十分な内容だとは思っていませんので、引き続き規制の緩和につきまして、県や関係市町村の理解を得るよう取り組んでまいります。
 私が公約に掲げました5つの柱の中に盛り込みました施策、国営圃場の推進やものづくりサポートセンター、また(仮称)中央地域交流センターの整備、そして規制緩和などに代表される施策につきましては、いずれも一通り、一定前進を図ることができたと考えております。
 しかしながら、国営圃場整備はこれから10年間の事業でありますので、確実な事業実施の流れをつくっていく必要があるということでございまして、ほかにも、ものづくりサポートセンター、また(仮称)中央地域交流センターは、これからその事業効果をどのように生み出していくのかが課題となっているということもあります。
 また、規制緩和も含めまして、これから既存の集落の維持をどのように図っていくかという課題もございます。それらに今後取り組んでいくことによりまして、南国市が住んでみたい、住み続けたいと思えるまちとなるよう、課題を一つ一つ克服してまいる所存でございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) それでは、平山市長が目指す住みたいまちとは具体的にどういうことなのでしょうか。先ほどの答弁と重なるのかもしれませんが、南国市がどのようになれば住みたいまちと認識してもらえると考えているのでしょうか。平山市長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 私が公約の中で掲げ、推進している事業につきましては、やはり人口減少を少しでも食い止めたいという思いもあり、若い方に興味を持っていただき、市外から転入を考えてもらう、そして南国市で子育てをしてもらうために住みたいまちという表現にもしているところであります。
 住みたいと思っていただくためには、まず安心・安全が担保されなければなりません。そして、町がきれいなイメージを持っていただく必要もあると思います。ごちゃごちゃして、いかにも不便な不衛生な環境は、誰も住みたいと思いません。
 そういった意味では、今行っている街路等基盤整備事業は不可欠な事業と言えると思います。と同時に、生活に喜び、楽しみ、生きがいを感じられるような文化活動ができる場所の整備も必要です。町の環境が整然と整い、にぎわいが感じられる活気に満ちた町には、人はひとりでに引きつけられるのではないでしょうか。
 また、幾ら興味をひかれても、家を建てることができる環境がなければ住むことができませんし、生活するためには仕事も必要です。また、仕事と子育てを両立するためには、子育てしやすい環境整備も必要だと考えます。そういったことを充足するバランスのよい環境整備を行うことが、まず住みたいと思っていただける条件であると思います。以上です。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 私は、南国市が住みやすいまちだとは思っています。しかし、住みたいまちなのかと問われると、はいとは答えにくいと思っています。
 住みたいまちというのは、現在南国市に住んでいない方が思うことですので、既に住んでいる市民が住みたいまちかと問われると、答えにくいのではないかと思っています。
 では、この住みたいまちの認識について、平山市長の御所見をお伺いします。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 住みたいまちの認識ということでございますが、確かに住みたいというまち、その表現は市内在住者以外の方が用いる表現でありますので、市内の方の表現というと、やはり住み続けたいまちということになるのではないでしょうか。
 岩松議員の御質問の中に、南国市は住みやすいまちと思っているとの表現がございましたが、住んでいると環境に愛着が出て住みやすいまちと感じることもあるのではないかと思います。しかしながら、市民の皆様と意見交換をさせていただくと、身近な生活環境の改善要望がたくさんあることをひしひしと感じるわけであります。
 それらの要望は、すぐ対処できることと対処できないことがあるわけでございます。それらの要望一つ一つを実現していくことが、市民の皆様が住み続けたいと思っていただけることにつながると思うところでありまして、ひいては市民以外の皆様にも住みたいまちと思っていただけることにつながるのではないかと思っております。
 現在、南国市で行っております大型事業をはじめとします事業は、いずれも市民の皆様の思いに添う事業であると思っているところでありまして、それら事業を完遂することが住みたいまちにつながっていくのだと思っておるところでございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) ありがとうございます。
 南国市が発展していくためには、市長の政治姿勢と手腕にかかっていると言っても過言ではありません。将来の南国市を見据えてのかじ取りを間違えば、発展せずに衰退、または停滞することとなります。決断力と実行力、どちらもスピーディーに取り組む、これが市民から一番求められていることではないでしょうか。悩むことも多々あると思いますが、強い信念を持ち、首長としてのリーダーシップを発揮していくことが住みたいまち南国市の実現につながります。そして、住みたいまち南国市を目指すのなら、やはり市長も先ほど申されましたけれども、市街化調整区域のさらなる規制緩和が最も重要なポイントとなるのではないでしょうか。
 この後の質問内容も参考にしていただき、住みたいまち南国市の実現に向けて手腕を発揮されることを願っています。
 次に、市長と市政を語る会についてお伺いします。
 近年の開催場所と件数、今年2月久礼田地区で開催されました協議内容を企画課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 市長と市政を語る会は、平成30年度から市立公民館単位で実施をしております。年度ごとの開催件数でございますけれども、平成30年度は稲生、瓶岩、国府、野田、日章、岡豊の6件、令和元年度は前浜、後免、三和、奈路、岩村の5件、令和2年度につきましては長岡東部、久礼田の2件となっておりまして、これまで13の地区で実施をしております。
 また、久礼田地区の事前にいただいた協議内容といたしましては、久礼田地区のビジョンについて、また2つ目で生活道の整備について、3つ目として南海トラフ地震について、4つ目、企業進出について、5つ目、河川の改修について、6つ目、空き家対策についての6項目の協議事項をいただいております。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) では、その6つの協議事項について、どのような返答をされたのかを企画課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 久礼田地区のビジョンにつきましては、都市計画マスタープランを令和2年3月に改定をしましたことから、マスタープランの地域別構想として、久礼田地区を含む北東地域のまちづくり方針について説明をいたしました。この中で、久礼田小学校を集落拠点として位置づけ、地域コミュニティーの維持に努めていること、また産業系のエリアとしまして、オフィスパーク周辺の工業団地、産業団地を産業拠点に位置づけていること、また南国インターチェンジの近傍エリアの適地においては、新たな産業用地の計画や整備を検討していることなどについて説明を行いました。また、平成30年4月に高知県から開発許可権限の移譲を受け、既存集落内の宅地・雑種地への住宅の立地や、一定規模の小売業・飲食業の店舗の立地や空き家の利活用も可能になるなど規制緩和を行い、集落の活性化を図っていることなど説明をいたしました。
 2つ目の、生活道の整備につきましては、久礼田地区内の道路の拡幅や舗装の修繕について要望がございまして、これにつきましては地元と協議をしながら事業化を検討していくというような説明を行いました。また、令和4年度以降に予定をしております植田地区のため池改修事業の工事仮設道路につきましては、工事後に市の道路として残してほしいという地区からの要望がございましたので、これにつきましては事業主体の県と協議を続けるとの説明を行ったところでございます。
 3つ目の、南海トラフ地震対策につきましては、応急仮設住宅の候補地につきまして、現在市有地や小中学校の校庭を予定をしておりますけれども、想定では約28万平方メートル不足しておりまして、南国市災害応急対策協力用地登録制度への協力を地元の方にお願いをしたところでございます。また、発災以降には、公営住宅や民間賃貸物件を活用するみなし仮設住宅の促進を図ることなど説明をいたしました。
 時間の制約がある中でございますので、当日の住民の皆様への意見交換としましては、この3項目のみとさせていただきましたけれども、これ以外に4つ目、企業進出につきましては企業立地奨励金などにより企業誘致を進めていること。また、5つ目の河川改修につきましては、久礼田地区の3系統の河川で豪雨時に越流が起きていることなどから、今後対策を検討していくこと。また、6つ目としまして、空き家対策につきましては、危険な空き家に関する相談が増えてきておりまして、所有者に対して適正な管理を促したり、除却費用の補助制度について説明を行っていることなどについて、それぞれこれにつきましては文書で回答をいたしました。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 先ほどの協議事項の2つ目の生活道の整備についてとは、植野から植田へ通る市道のことですが、大幅な改修についての見通しと改修時期について、企画課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 市道植野植田線につきましては、令和3年度に調査に入りまして、令和4年度に舗装修繕工事を実施するということで、説明会の中では説明をいたしました。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 植野から植田への市道は、久礼田地区住民にとって大事な生活道です。これまで大幅な改修はされていませんので、車で通れば跳ねる箇所ばかりですし、自転車やバイクでの通行も不便になっています。もちろん、歩行者にとっても不便になっています。ところどころだけの修繕では改善されません。事業化するなら、年次計画を立て、植野から植田への市道を大幅に改修していただき、久礼田地区住民が安心して通行できる市道にしてください。久礼田地区住民一同が願っていますので、平山市長ぜひともよろしくお願いいたします。
 次に、市長の政治姿勢についての最後に、令和3年度の当初予算を踏まえ、住みたいまち南国市の実現を目指す平山市長の決意をお伺いします。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 令和3年度に向けての決意ということでございます。
 私、今まで市長を務めてくる中で、いかに子供たちが住み慣れた地域に愛着を持って誇りを持ちながら成長していくことができるか、そしてどうすれば幸せにここで暮らし続けることができるのかという疑問を胸に取り組んできたところでございます。
 先ほど、今までの公約とその成果ということでもお話ししたところでございますが、今南国市では町の魅力アップを図り、多くの皆さんに南国市に興味を持っていただくために、中心市街地の整備を強力に進めているところであります。
 東西南北、市の中心部に整備が進む道路の周辺には、世界的フィギュアメーカーであります海洋堂と連携したものづくりサポートセンターができました。この施設が、観光とからくり半蔵こと細川半蔵が生まれ育った物づくりの町南国市を強力に発信する拠点施設として、まさに発信しようとしているところでございます。これにより、全国から、世界から、多くのフィギュアファンをはじめとする皆様に御来場いただけるものと期待しております。
 そして、市民待望の500席の観客席を兼ね備えた文化的施設(仮称)中央地域交流センターも建築が進みつつあるところでございます。文化祭や発表会、展示など、市民の喜びと憩いの場所として親しまれる施設になってもらいたいと思っております。
 また、子供たちが、学生が、おじいちゃん、おばあちゃんまで、誰もが学べる学習拠点として新しい図書館の整備も進めるとともに、後免駅から南に向かう道路をシンボルロードとして整備することで、歩いて楽しいまちづくりも進めてまいりたいと考えております。
 また、南国市で働きたい、その思いの実現に(仮称)南国日章工業団地の整備も進んでおります。新たな企業、新たな職場で働くことができる環境が整いつつあります。
 そして農業におきましても、広い香長平野で伸び伸びと自由に農業をして暮らしたい、その思いをかなえる526ヘクタールの大型農地再編事業国営圃場整備事業もとうとう事業が開始されることとなりました。次世代ハウスやロボットICTを活用したスマート農業も取り入れ、つくる楽しさ、収穫する喜びを多くの人に知ってもらう環境整備を進めてまいりたいと思っております。
 人口減少が進む中、今までどおりの集落の維持が難しくもなってきております。そのような中、少しでも集落は維持が図れるよう、平成30年4月からは開発規制緩和を行ったところでございまして、集落内の宅地・雑種地や空き家の活用ができるようになりました。これにより、集落内の住宅建設も一定進みつつあります。これからも、集落に家を建てやすい環境づくりに取り組んでまいります。
 人口減少と少子・高齢化、南海トラフ地震や豪雨による被害が心配される中で、いかに安全で安心して住み慣れた地域で暮らせるか、集落をいかにして維持することができるのか、大きな環境変化への対応が迫られております。
 この先どのような地域にしていくのか、各地域の皆さんと今後も話し合いながら、これからのまちづくりを共に考えてまいりたいと思っております。
 まずは、新型コロナウイルス感染拡大の防止に全力で取り組むとともに、市民一人一人が地域の皆さんとつながりを持ち続け、安心と暮らしやすいがそろった笑顔あふれるまち、住みたいまち南国市に向けてこれからも全身全霊取り組んでまいりますので、これからの施策の推進に引き続きの議員の皆様の御理解、御協力をよろしくお願いを申し上げまして、答弁といたします。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 平山市長からは、住みたいまち南国市の実現を目指して力強い決意をいただきました。市民の皆様の心にも届いたことと思います。
 それでは次に、南国市長選挙と市議会議員の補欠選挙についてお伺いします。
 まず、選挙日程と、市議会議員の補欠選挙については補欠選挙の根拠についてお伺いします。
○議長(土居恒夫) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 補欠選挙につきましては、公職選挙法第113条第3項の規定に基づき行うものであります。第113条第1項では、補欠選挙は定数の6分の1を超えたときに行うことになっておりますが、同条第3項で第1項の条件を満たさない場合でも欠員があるときは当該選挙区において同一の地方公共団体のほかの選挙、今回の市長選挙に当たります、が行われるときにその選挙と同時に補欠選挙を行うことになっております。
 日程につきましては、すみません。立候補予定者説明会を市長選及び補欠選挙ともに5月19日、告示日につきましては7月11日、投票日につきましては同じく7月18日になっております。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 市長選は、次期4年間を託し、市議は残りの任期を託す大事な選挙です。同時選挙になることで、投票時の記載ミスが心配されますが、その点について選挙管理委員会はどのような対策を事前に検討されているのかをお伺いします。
○議長(土居恒夫) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中島 章) 同時選挙でありますので、投票用紙はそれぞれの選挙の投票用紙が交付されることになります。投票の記載ミスを防ぐためには、それぞれの選挙ごとに投票用紙を交付することが一番であると思います。その対応ができる投票所の要件として、投票所のスペースと人員の関係があり、2度交付に対応できる投票所は8つの投票所と期日前投票所となります。
 そのほか、記載ミスの対策としまして、選挙ごとに氏名掲示、記載台に掲示する立候補者名を記載した用紙でありますが、氏名掲示と投票用紙の色を合わせること、仮に市長選挙はオレンジ色で補欠選挙は白色というように、投票用紙と氏名掲示の用紙の色をそれぞれの選挙ごとに区別します。
 また、投票事務従事者に配付する事務必携につきまして、投票用紙の交付時に選挙名を説明しながら交付することを掲載し、事務従事者の説明会においてその旨十分説明し、事務従事者に注意して事務を行わせるようにいたします。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 今年は国政選挙もあるかもしれませんので、どちらも記載ミスがないよう、また事前の準備も含めてささいなミスがないようにお願いします。
 次に、防犯対策についてお伺いします。
 昨年11月29日午前11時45分頃、南国市岡豊町蒲原で女子学生刺傷事件が発生しました。そして、翌日の夜犯人が逮捕されました。私たち市民が事件の内容を知ったのは、事件が発生してからかなりの時間が経過していました。事件発生から逮捕に至るまでの間、南国市はどのような対策を取ったのかを、危機管理課長と教育次長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 昨年11月29日は閉庁日でございました。人命に関わる夜間・休日の防災行政無線の放送要請につきましては、迅速な放送を実施するために24時間体制の消防本部から放送を行うように取り決めております。
 事件当日、15時0分に南国警察署から消防本部に注意喚起放送の要請がございました。消防本部から危機管理課に注意喚起放送の可否の連絡があり、副市長に放送の許可をとりました。その後、15時8分に市内全域を対象に注意喚起の放送を行っております。
 なお、消防本部からは15時23分に消防団に対して団メールにて情報提供を行っております。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 学校教育課が行いました対応及び対策につきまして御報告を申し上げます。
 南国警察署から本事件の連絡を受けまして、まずメール配信システムを使いまして教育委員会、学校の管理職、教職員への周知をはじめ保護者に情報提供を行いました。あわせまして、各学校長とは児童生徒の安全確保と翌日の学校への登校について連絡を執り行いました。
 事件発生場所が岡豊小学校区ということと、犯人が逃走をしているということでしたので、特に岡豊小学校長と北陵中学校長とは、児童生徒の安全確保と明日の登校方法について確認を行いまして、保護者の送迎で登校するように御家庭にも御協力をお願いするということで確認をしておりました。
 また、警察から今後新たな情報提供があった場合には、夜間でも迅速に保護者等に情報提供が行える体制を取っておりました。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 南国市の第4次総合計画に、防犯対策の推進としての記載は2点あります。その内容は、1点目に防犯対策として効果の高い街路灯の維持管理を適切に実施します、2点目に高齢者に対する詐欺行為についての注意喚起など、警察等の関係機関との連携により防犯に関する啓発活動の充実を図り、被害の未然防止に努めますと記載されています。
 また、安全・安心の町の項目では、地域ぐるみの防犯体制の強化を図り、安全・安心のまちづくりに努めますと記載されています。
 今回のような重大事件が発生した場合の対応策を記したマニュアル等があるのかを、危機管理課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 事件や脅迫メール等の危機管理事象が生じた際には、危機管理事象への対応フローチャートに基づき対応を行うことにしております。事件等の内容により、関係課での協議や小中学校等の休校判断をすることになっております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) それでは、教育委員会が保護者に送信したメールは16時30分頃でした。事件が発生したのは11時45分頃です。約5時間も経過しての情報提供となっています。情報提供が遅くなった理由について、教育次長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 事件当日、南国警察署から学校教育課の職員の携帯電話に14時55分に連絡がありまして、このとき初めて事件のことを知りました。すぐに課内の職員で連絡を取り合いまして、15時19分にメール配信システムを使って教育委員会、学校の管理職、教職員への周知を始め、保護者に一斉送信をしましたとの報告を受けておりましたが、その後職員が相互に確認をし合う中で、誤送信により保護者に送信ができてないことが分かりまして、再度16時25分から31分にかけまして保護者に送信を行いました。
 このことで、警察署から情報提供を受けてから保護者への情報提供が1時間余り遅れてしまいました。当日は日曜日でしたので、職員がそれぞれが休暇場所から連絡を取り対応いたしましたので、組織的なチェックができなかったことが情報提供が遅れました理由でございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 市民への情報提供が遅れたことの反省点や課題、解決策等などをどのように捉えられているのかを、危機管理課長と教育次長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 警察からは、事件の内容・緊急度にもよりますけれども、様々な注意喚起放送の要請が入ってまいります。先ほど答弁いたしましたとおり、要請が入れば早急な注意喚起を放送するために、平日だけでなく夜間・休日でも素早く実施できるよう体制を整えております。
 今回の事件に関しましては、迅速な注意喚起の放送を行うことができましたけれども、今後におきましても警察等々の関係機関と、より強い連携が必要であると考えております。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 先ほど申し上げました、今回の反省を基に課内で協議を行いました。休日や深夜など、職員が市役所にすぐに参集できないとき、メール配信システムを使った情報提供が目的どおり確実に届いたかどうかについて、複数の者による組織的なチェックを行うような改善を図りました。
 また、これは保護者の皆様や市民の皆様にお願いでございますが、高知県警察が行っております携帯電話のメール機能を活用しました、あんしんFメールの登録をぜひお願いをしたいと存じます。あんしんFメールの登録をしていただければ、不審者情報、行方不明者情報、事件発生情報や地域安全情報について、警察署からメールが届くようになっております。
 教育委員会としましても、学校を通しましてこのあんしんFメールの登録を保護者の方に呼びかけてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 私もそのあんしんFメールでしょうか、教育次長の答弁で初めて知りまして、ちょっと恥ずかしい限りでございますけれども、保護者だけじゃなくて議員の中でもまだ初めて聞いた方もいらっしゃると思いますし、ぜひ議員にもそのメールの登録の仕方を教えていただきたいと思います。そして、あんしんFメールの登録については、市民に対して広報での周知も必要だと思いますが、その点について企画課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) このFメールというのは、防犯対策への情報ツールの一つということでございますので、担当は高知県の警察本部が担当ということになっておりますので、また御依頼もございましたら広報のほうでお知らせをしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) それでは、先ほど言いました重大事件が発生した場合の情報提供について警察と話合いをされたのかを、危機管理課長と教育次長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 南国警察署とは、常日頃から危機管理事象で市民への注意喚起が必要なものについては情報をいただけるよう話をしております。
 そのような中で、行方不明者の発生情報や特殊詐欺が周辺市町村で発生した場合や、今回のような事件についての注意喚起の放送の要請をいただいております。以上です。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 御質問の警察署のほうですが、私のほうが南国警察署の生活安全課に出向きまして、課長と話合いをさせていただきました。南国警察署としましても、事件発生からできる限り早く情報提供を行っていきたいという思いをお聞きすることができました。今後も、より一層南国警察署との連携強化を図っていくことで合意することができました。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) これまで南国市は、防災対策と防災体制の強化に取り組んできました。それと同時に、防犯対策にも取り組んできました。しかし、重大事件が発生した場合の対策については、まだまだ検討の余地があるのではないでしょうか。犯人逮捕に至るまでの間、南国市民に被害が及ばなかったのは運がよかったとしか言いようがありません。5時間あれば、第2、第3の被害につながる可能性が高くなり、情報提供が遅れれば遅れるほど被害の拡大が想定されます。5時間もの間、何も知らなかったことを考えると恐怖でしかありません。なぜなら、知らないということはその対策と対応を考えることが全くできないからです。
 今後、このような重大事件がいつ発生するか分かりません。警察等との関係機関との連携を強化し、安全・安心のまちづくりを進めていくのであれば、情報提供については再度検討する必要があると考えますが、危機管理課長と教育次長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 今回の事件は、捜査のためと思われますが、南国警察署からの注意喚起の放送要請をいただけるまでに時間を有しております。
 繰り返しになりますけれども、今後も南国警察署には引き続き可能な範囲で早急な情報提供をしていただけますようお願いをしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) まず、学校教育課としましては、緊急時の課の体制ということをまず構築する、これが一番大事だというふうにも思いましたし、このメール配信システムを使った迅速な情報提供、これをやはり確認しながら進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 先ほども申し上げましたが、これまで南国市は防災対策と防災体制の強化に取り組んできました。
 防災対策は、東日本大震災以降、急ピッチで進められてきました。東日本大震災から10年が経過し、一定の防災対策は進んできましたが、防犯対策については、今回の重大事件が発生したからだけでなく、その重要性も含めて検討していくことが必要ではないでしょうか。
 その理由は、震災発生後には様々な犯罪が発生する可能性が高いからです。避難所の留守になった家には泥棒が、避難所では窃盗や性犯罪の可能性もあります。
 今後の防犯対策は、防災対策とセットで考えることが犯罪を未然に防ぎ、犯罪に巻き込まれない本当の意味での防犯対策となるのではないでしょうか。この点について危機管理課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 議員のおっしゃるとおり、これまでの災害後には空き巣や窃盗、性犯罪といった犯罪が多発したと報告されております。被災により、心身ともに衰弱している中でのさらなる被害は、耐えかねられないものでありますので、警察や自主防災組織など関係団体とも連携し、発災後の防犯対策にも力を注いでまいります。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 避難所運営マニュアルもせっかく策定されたわけですし、ぜひ平山市長、防災対策と防犯対策をセットで考えることを念頭に置いていただけますよう、よろしくお願いいたします。
 今回の重大事件が発生したことにより、これまで見えていなかった課題が見つかったと思います。次に生かすことのできる対策が講じられ、南国市の安全・安心のまちづくりがさらに進むことを心より願っています。
 次に、国分川芝焼きについてお伺いします。
 先月、春の風物詩でもある国分川の芝焼きが開催されました。
 新型コロナウイルス感染症が終息していない中での開催となり心配していましたが、参加者全員がマスクを着用し、密にならないように感染対策をしっかりと取り、無事に終了しました。終了後には、具だくさんで栄養豊富なおいしい雑炊をいただきました。参加していただいた皆様の御協力に心から感謝を申し上げます。
 まず初めに、これまで開催してきた中で課題はなかったのでしょうか。また、課題があるとすれば、その解決策はどのように取られ、改善できたのかを環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 春を呼ぶ恒例行事となりました国分川の芝焼きにつきましては、平成元年に始まり、本年32回目の開催が無事に終了いたしました。創設当初から御尽力いただいております国分川をきれいにする会の門田会長をはじめ御協力いただきました全ての皆様方に、この場をお借りいたしまして心から厚く御礼を申し上げます。
 御質問の課題につきまして、門田会長にお聞きをいたしましたところ、以前は生い茂る雑草をそのまま焼き払っていたため、当日の天候により焼けた灰が多く飛んでいき、たくさんの苦情や問合せがあったとのことでございます。そのため、近年では事前準備として、本年度も10月頃から草刈りと清掃を行っているとのことでございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 毎年の恒例行事の国分川の芝焼きを開催するに当たり、事前の告知と広報はどのようにされたのかを環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 事前の告知といたしましては、芝焼きを実施する久礼田、国府、岡豊地区へ回覧用チラシの配布を行うとともに、広報なんこく1、2月号へ芝焼き実施の記事を掲載いたしております。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 次に、焼けた灰が風の影響で遠方まで飛んでいくため、当日に市民から問合せや苦情があったと思いますが、今年はどうでしたでしょうか。近年の苦情件数と詳細な内容を環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 当日の苦情や問合せにつきましては、市の宿直が電話を受けまして、至急対応が必要なものにつきましては、現場におります環境課職員に御連絡していただき対応をしております。
 今年は、布団や洗濯物に飛んできた灰がかかったという至急対応が必要な苦情が1件ございました。宿直が電話を受け付けておられるために、近年の苦情件数につきましては詳細な把握はできておりませんが、門田会長にお聞きいたしますと、数年前に高須のほうに灰が飛んで直接おわびにお伺いしたことがあるとの御報告でございました。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 最初の質問でもそうなんですが、課題があるとすればと聞いたときに、門田会長にお伺いし、近年の苦情件数を聞いたときも門田会長にお伺いという御答弁でしたけれども、環境課として私が聞いた課題や苦情件数の把握ができてないというのはどういうことなんでしょうか。苦情については、記録する必要がないということなのでしょうか。苦情も含めたものが国分川芝焼きなのではないですか。
 毎年同じような苦情があり、大変だとは思います。しかし、一つ一つの苦情にどのように対応したのかということを含めて、記録を残して蓄積していくことは国分川芝焼きを続けていく上で必要なことではないですか。環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 議員おっしゃるとおり、情報の蓄積、これは大事なことでございます。今後は、内容や件数等について記録に残してまいりたいと思います。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) よろしくお願いします。
 芝焼きは、毎年日曜日の開催です。それでは、開催当日の問合せや苦情は、どの部署がどのように対応しているのかを環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 当日の苦情や問合せにつきましては、先ほども申し上げましたが、環境課の職員は現場のほうで対応しておりますので、市の宿直が電話を受けまして、至急対応のものにつきましては、現場にいる職員に連絡をしていただいております。
 また、日曜日ということで火災に紛らわしいという届けは、環境課のほうから消防署に書類は回しておるんですが、消防署にも問合せや苦情が入っておると思っております。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 芝焼きのチラシや広報での告知では、環境課が問合せ先になっています。では、芝焼き当日の問合せや苦情について、環境課はどのように事前準備をしているのかをお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 事前準備につきましては、宿直は変わりますので、当日の担当者に芝焼きの実施日であることをお知らせし、苦情があった場合には、その内容を環境課職員に伝えていただくようにお願いしております。
 また、答弁で先ほど申し上げましたとおり、日曜日ということで火災と紛らわしいという書類を消防署のほうにはお回ししてあります。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) それでは、関連しますので、消防長にお伺いします。
 日曜日は市役所本庁が休みのため、消防署への問合せや苦情が想定されます。最初に環境課長にお伺いしましたが、近年の消防署への問合せや苦情件数とその内容についてお伺いします。また、その問合せは119番の緊急通報なのか、それとも消防署の直通電話への問合せなのかをお伺いします。
○議長(土居恒夫) 消防長。
○消防長(小松和英) 岩松議員の質問にお答えをいたします。
 芝焼きに関する今年の通報件数は16件、過去5年の平均を取りますと各年21件となっております。内容につきましては、炎や煙が見える、火事ではないかという通報と、煙が臭い、灰が降って洗濯物等が汚れるなどの通報に分かれます。
 先ほどお伝えしました通報につきましては、全てが119番通報です。以上です。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 119番通報での苦情や問合せは、業務と全く関係ないことです。真に必要な火災と救急要請の妨げになっているのではないでしょうか。
 本市でも、特に救急要請の件数は多く、苦情や問合せを消防署にされると、それを受ける署員の業務の負担増となります。また、苦情の場合には相手の口調が荒くなり、対応している署員のストレスにもなっているのではないでしょうか。この点について、消防長と環境課長の見解をお伺いします。
○議長(土居恒夫) 消防長。
○消防長(小松和英) まず、炎が見える、もしくは煙が上がっているという通報には、現場に行って確認をするようにしております。苦情につきましては、まず119番通報したという感じで、もっと事前に周知をとか、こんな煙は初めてというような内容が多く、丁寧に説明をすればある程度納得していただいていると思います。
 また、職員につきましても、通常様々な119番通報に対応しておりますので、特に問題はないと考えております。今後は、問合せや苦情等の情報について、さらに環境課と情報共有するようにしていきたいと考えております。以上です。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 岩松議員おっしゃられましたとおり、消防署での当日の苦情対応につきましては、消防署には大変御迷惑をおかけいたしました。
 今年の至急対応が必要な苦情に対しまして、私も責任者として誠心誠意、丁寧な説明を申し上げ、ある程度は納得していただいたところでございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) 今年の苦情件数、苦情や問合せが16件で、近年の平均が21件っておっしゃいましたでしょうか。それだけの件数119番通報されると、業務と全く関係ないことなんです、本当に。
 消防長は、先ほど特に問題ないとおっしゃられましたけども、業務と関係のない対応を減らして職員の負担を少しでも減らすことを考えてあげることは大切なことではないでしょうか。しかも、緊急通報の119番ならなおさらです。私は大事なことだと思います。
 この件については、次の質問に含まれていますので、答弁は要りません。
 芝焼きの担当課は環境課であり、チラシや広報でも問合せ先となっております。なので、芝焼き当日の問合せや苦情は環境課が対応すべきと考えますが、この件について環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 当日の苦情や問合せに関しましては、議員おっしゃられましたとおり、環境課が対応するべきと思っております。次年度からは、現在出払っております環境課の部屋に職員を待機させ対応させるなど、策について検討をしたいと思っております。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) しっかり検討して進めてください。
 芝焼きの当日は、防災行政無線を活用し芝焼きの告知を再度することも可能ではないでしょうか。そうすることで問合せも減るのではないかと考えますが、難しいことではありませんので御検討いただけないでしょうか。環境課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 周知方法につきましても、防災行政無線の活用も含めまして検討をしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) ぜひ検討して進めていただきたいと思います。
 国分川の芝焼きを開催することで、火災や救急要請の妨げになることだけは避けなければなりません。先ほど環境課長から答弁があったとおり、今後は環境課が対応できる方法を検討いただき、次年度以降改善されることを願っています。難しいことではないと思いますので、よろしくお願いします。
 最後に、成人式についてお伺いします。
 今年1月3日に開催予定であった南国市の成人式は、残念ながら新型コロナウイルスの感染が懸念されるため、南国市の成人式は中止となりました。
 私は昨年の9月議会で、感染予防対策として会場を分散しての開催を提案しました。その後、早急に生涯学習課で検討をいただき、午前と午後の時間の間隔を十分に取り、2部に分けての成人式が開催される予定でした。すぐに対応をいただいた生涯学習課長に、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
 また、中止が決定してから、はがき等でのお知らせとともに記念品の送付と併せプレミアム商品券をつけていただきました。平山市長の心遣いに心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 一生に一度の成人式が中止になったことは残念でなりませんが、コロナ禍であることを考えると賢明な判断だったと思います。しかし、一生に一度しか迎えることができない成人式を二度と迎えることができないと思うと、新成人の皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 そこで、再度提案をさせていただきます。
 他市町村では、中止ではなく延期しているところもあります。
 南国市は中止になってしまいましたが、何とか別の方法で成人式ができないものでしょうか。例えば、8月のお盆に帰省することを想定し、民間の施設を借りての開催です。高いレンタル衣装を借りる必要がないように、服装は自由でもいいのではないでしょうか。会場は分散し、それぞれ午前と午後に分ければ、各中学校単位での開催が可能となり、分散したことにより保護者の参加も可能になるかもしれません。服装が自由であれば、浴衣を着て参加する人にとっては浴衣成人式になるかもしれません。コロナ禍で不自由なときですから、お祝いの花火を打ち上げてあげられたらなあなんてことも想像しています。
 成人式をこれまでと違った形で開催する方法は、そのほかにもあるのではないでしょうか。
 最近のニュースで知りましたが、大阪市ではUSJで成人式が開催されるという羨ましい限りの成人式でございますが、そこまでは望みませんけれども、この中止になった成人式を、ぜひとも新成人のためにいま一度考えていただきたい。そして、それが一生の思い出に残る、南国市の成人式やっぱりよかった、やっていただいてよかったってそう思える成人式をぜひ望んでおります。
 既に担当課で検討されているかもしれませんが、私からの提案を含め、コロナ禍だからこその南国市独自の成人式開催について、生涯学習課長にお伺いします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 成人式につきましてのお尋ねでございました。
 昨年12月の高知県における感染第3波は、これまでにない感染者数を記録し、感染症対策を施しての開催であっても、人の外出・往来の誘因となることから、12月14日に中止の決定をいたしました。延期といいますと、日時を示さなければならないわけで、中止とした次第でございます。年明けには、対象者に記念品及びプレミアム商品券をお送りいたしました。
 ただ、中止と申しましても、何らかの代替イベントというお声はいただいております。内容につきましては、式典とするのか、ただ1月3日にフォトスポットで多数の方が写真をお撮りしましたように、既に衣装にお金を割いておる方もいらっしゃいますことから、カジュアルな服装という議員の提案がありましたので、そのようなイベントというか集いのようなものにするのか、また時期につきましてはお盆休み、9月、10月に祭日絡みの連休、あるいは年末年始が候補として考えられます。
 関係する多くの方に御意見を頂戴しながら、感染症の終息状況も見極めながら判断してまいります。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 岩松議員。
○9番(岩松永治) もちろん、コロナの感染状況を鑑みて開催を判断するっていうことは十分分かりますけれども、全国的にこの状況下でも成人式を開催している、南国市よりも人口が多い都市でも開催できているということは、私は不可能ではないと考えていますし、ぜひその最終判断は市長にあるわけですから、最初の目標としてはお盆あたりが一番私はベストではないかなと思いますし、それを開催するときに……。
 すいません、その前に先ほど年末っていうことも言われましたし、ひょっとしたら来年の成人式に2学年一緒にやるなんてことも想像されているのかもしれませんけれども、1年越しの成人式っていうのはなかなか参加者はいないと思いますし、年末と言ってもやっぱり参加っていうのはなかなか腰が重くなるんじゃないかなと私は思っています。
 一番いいのは、やはりお盆あたりが一番いいのではないかとも思っていますので、ぜひやるんであれば、ただ会場を借りてやりましたっていう形だけじゃなくて、先ほど私が言いましたけれども、コロナ禍の成人を迎える成人の方たちが一生の思い出に残る、そんな南国市の成人式をぜひ一緒に知恵を絞ってやっていただきたいと思っておりますので、平山市長、ぜひともよろしくお願い申し上げまして、私の今議会での質問を終わらせいただきます。ありがとうございました。
○議長(土居恒夫) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明16日の議事日程は、議案の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時38分 散会