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検索結果 »  令和3年 第420回市議会定例会(開催日:2021/03/05) »

一般質問2日目(植田豊)

質問者:植田豊

答弁者:関係課長


○議長(土居恒夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。5番植田豊議員。
      〔5番 植田 豊議員発言席〕
○5番(植田 豊) よろしくお願いします。議席番号5番、なんこく市政会、植田です。どうぞよろしくお願いします。
 今議会では、通告に従いまして、総括で質問をさせていただきます。
 まず最初に、防災行政について質問させていただきます。
 まず1つ目は、地区防災会のレベルアップのために、女性防災リーダーの登用についてお聞きします。
 2月7日の高知新聞に、地方防災会議女性委員さんの比率は低調で、国目標は3割で、全国での達成率は僅か1.8%、県内達成率はゼロ、県内平均は1割、南国市では、女性比率13.9%、36人中5人と載っています。南国市では、東日本大震災後に関連条例を改正し、委員の要件に女性の視点から防災・減災・復興について提言をいただけるとし、この要件に基づき、現在3人の女性委員さんが務めていると載っています。上記の内容から、南国市では3人の女性委員さんが活躍しておられるということが分かります。地区防災会のレベルアップには、女性の意見を取り入れることが重要だと考えます。地区防災会へ入って活動されている多くの方は、自主的に地域の防災や減災、コミュニティーに関心を持たれて活動されていると考えます。
 それでは、防災士の資格を持っておられる南国市内の人数と、そのうち女性の比率、人数を教えてください。
 また、南国市内の地区防災会のうち、女性が防災会のリーダーをされている地区防災会は何地区ありますか。
 次に、自治体防災力のレベルアップのために、気象アドバイザーのサポートをいただくことについて質問させていただきます。
 毎年、頻発化、激甚化する自然災害には、対応をどのように、どこまでしておけばよいのか、自治体としては限界があるのが本当のところではないのかと思います。気象災害に関しては、地震とは異なり、ある程度、数日前からの予測も可能です。その予測を精度の高いものにするため、気象アドバイザーの活用があります。気象防災アドバイザーとは、気象庁が委嘱する地域の気象災害に詳しく、自治体の防災対策を支援する専門家であり、地方気象台の元職員の方なども含まれています。令和2年末、全国で30人くらいの方がおられるそうです。防災・減災対策が地方行政でも大きな柱となる中、気象アドバイザーの専門家としての自治体をサポートする意義は大変大きく、特に専門的な人材を育てる余裕のない自治体にとっては、気象防災アドバイザーの助言を基に防災マニュアルの作成や見直し、防災訓練への協力など、幅広い活動が想定されます。将来的なことになると思いますが、気象アドバイザーの活用について、危機管理課長の所見を伺います。
 次に、消防行政についてお聞きします。
 1月27日の高知新聞に、災害時、道路復旧急げという記事が載っています。今回の訓練場所は吾岡山でした。お聞きしたいことは、今回の訓練の主な内容の一つが道路啓開訓練だったようですが、どのような設定での訓練でしたか。また、どのような関係機関の参加でしたか。南国消防の役割分担、担当した内容をお聞かせください。
 次に、緊急通報システム119番についてお聞きします。
 2017年、平成29年3月議会で、高木議員より119番通報システムについて一般質問され、2年後の2019年、平成31年10月の広報に、南国市Net119緊急通報システム運用開始のお知らせということで載っています。運用開始から2年目になります。お聞きしたいことは、改めてにはなりますが、どういうシステムなのか、簡単に御説明ください。
 2つ目に、この119番システムの対象者の方はどういった方が対象になるのでしょうか。
 3つ目に、運用開始から対象となる方へのお知らせ、広報の方法等について、どのようにされたかお聞きします。
 4つ目に、短い期間ではありますけども、今までの実績等について、分かる範囲でお尋ねします。
 次に、教育行政についての中でお聞きします。
 1月19日、高知新聞に、高知市内の会社の学校の運動場を安全に、副側溝工法ということで載っています。内容としては、グラウンドを芝生化するものです。グラウンドを芝生化すれば多くのメリットがあるのは分かっていても、現状ではなかなかできません。実は、私も15年前、岡豊小学校の現役のPTA当時、グラウンドの芝生化を検討しましたが、後々のメンテナンス、芝刈り、除草の件が最大の課題になりました。当時は、何とか愛校作業を8月に実施し、運動会もある2学期によりよい環境で迎えるという作業ですが、芝生のメンテナンスは、1年間で1回ぐらいではグラウンドの良質の芝生は維持できません。
 前置きが長くなりましたが、お聞きしたいのは、南国市内小中学校のグラウンドで、全面、もしくは部分的にでも、芝生化されたグラウンドはありますか。あるとしたら、メンテナンスの維持費用の捻出、管理方法、それぞれどのようにされているか、お聞きします。
 次に、土のグラウンドでよく聞こえてくる問題は、石ころ拾いを常にしておかないと、浮き石が発生し危険、浮き石除去に手を取られてしまうので、体育の授業が遅れてしまう。児童生徒では動力のローラーを使えないので、なかなかメンテナンスできない。また、砂ぼこり等、雨の後のぬかるみが水が引かない。土が流れる等々あります。さきに話しました高知新聞の記事を伊藤次長も見られたと聞きましたので、御覧になっての感想や、少しずつでも小中学校グラウンドの芝生化の可能性をお聞きします。
 以上で1問目を終わります。
○議長(土居恒夫) 答弁を求めます。危機管理課長。
      〔山田恭輔危機管理課長登壇〕
○危機管理課長(山田恭輔) 防災行政についてお答えいたします。
 初めに、地区防災会のレベルアップ、女性防災リーダーの登用についてお答えいたします。
 植田議員のおっしゃるとおり、防災への女性の視点の重要性は、大きな災害が発生するたびに指摘されております。その重要性が高まる中で、災害対策基本法が改正され、本市の防災会議におきましても、平成25年に、女性の視点から防災・減災・復興について提言できる者を新たに委員として委嘱いたしました。
 御質問である本市での防災士資格取得者の男女の内訳につきましては、資格取得者の情報を全て把握できておりませんので、そのうち南国市防災士連絡会へ加入されている方の状況をお答えさせていただきます。現在、南国市防災士連絡会には59名の方が加入され、うち21名が女性で、占める割合は35.6%となっております。
 また、地区の自主防災組織164組織のうち、女性の会長は、現在2人となっております。
 続きまして、自治体防災力のレベルアップ、気象防災アドバイザーのサポートについてお答えいたします。
 気象災害につきましては、現在、高知地方気象台とホットラインを構築しており、メールでの気象状況や今後の推移の見込み、警報等の発令のタイミングなどの情報提供や、自治体向け気象台ホットラインに直接架電することにより、本市のピンポイントの気象状況や今後の見込みなど、きめ細かい情報をいただいております。また、避難情報を発令する状況になる見込みかどうかなどの重要な情報につきましては、危機管理課のみならず気象台長から直接市長にお電話をいただいており、災害対応の際には、この気象台からの二つのホットラインを活用して対策を検討しております。
 御紹介いただきました気象防災アドバイザーのサポートにつきましては、今後、気象台とも連絡を取りながら検討してまいります。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 消防長。
      〔小松和英消防長登壇〕
○消防長(小松和英) 植田議員の御質問にお答えいたします。
 まず、道路啓開訓練の設定につきましては、南海トラフ地震を想定し、瓦礫や放置車両が散乱した緊急輸送道路を、各機関が協力して応急復旧するという訓練でした。参加機関としましては、国土交通省、高知県、高知県警、高知県建設業協会、四国電力、NTT西日本、南国市消防本部、総勢83名の参加となりました。消防本部の担当としましては、道路上に津波で被災した車両があり、施錠された車両内の負傷者は重症で自力で動けない状況の中、救助隊によって救出後、建設業協会の重機で被災車両を移動して、緊急輸送路を確保するというものでした。
 次に、Net119の仕組みについてですが、インターネット、GPS機能のある携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などを使用して、音声を使わず119番通報ができるシステムとなっており、県下全ての消防本部が共同運用をしております。事前登録をした方が、スマートフォンなどで画面タッチをすることにより通報すると、まず高知市消防局の総合指令課につながり、GPS等により取得した位置情報と通報内容が管轄の消防本部に伝達をされます。対象者の方ですが、聴覚や言語に障害があるなど、音声による119番通報が困難な方で、南国市内に在住、または南国市内の事業所、各種学校などに通勤・通学をされている方です。
 広報につきましては、「広報なんこく」やホームページの掲載と併せまして、対象者の方には、運用開始前に、福祉事務所の協力をいただき、196名の方に御案内を送付いたしました。現在、11名の方に登録をいただいております。また、新たに障害者手帳などを取得された方には、その都度、福祉事務所から御案内をさせていただいております。
 今までの実績等についてですけれども、2019年11月の運用開始から本年2月末日までの実績としまして、県下の登録者数が102名、通報件数は2件となっております。そのうち1件が南国市管轄のもので、内容としましては、操作ミスによる誤報の通報が1件ございました。効果等につきましては、もう少し実績等が積み重なってからの分析・検討になろうかと思います。以上です。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
      〔伊藤和幸教育次長兼学校教育課長登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 植田議員の小中学校のグラウンドの芝生化につきまして御答弁を申し上げます。
 市内小中学校のグラウンドで芝生化をしておりますのは1校だけで、久礼田小学校のグラウンド南側を一部芝生化にしております。管理方法につきましては、芝面積も広くないことから、職員が草取りや手作業で芝刈りを行う程度で、維持管理につきましても費用はかけていないとの報告を受けております。
 お話にありました高知新聞の記事につきましては、私も大変興味深く拝読をいたしました。と申しますのも、市内各小中学校のグラウンドの状況につきましては、近年の記録的な大雨や集中豪雨により、グラウンドの土が流され石ころが目立ったり、水はけが悪く長時間水たまりができたりするなど、児童生徒の体育の授業や部活動、さらには地域の社会体育などにも支障を来すことがあり、複数の学校から、何とか改善をしてほしいとの要望をいただいており、懸案事項として試行錯誤していたところでございました。
 グラウンドの芝生化につきましては、植田議員もおっしゃられましたとおり、以前、南国市でも話題となりましたが、メンテナンスや維持管理の問題、さらには養生している間、グラウンドが使用できないことへの対応等の課題があり、実現には至らなかった経緯がございます。先ほどの高知新聞に掲載されておりました会社の資料も拝見いたしましたが、低コスト、簡単メンテナンスを実現する、フラッシングコアと副側溝工法ということで、大変注目をされており、県内では土佐町の公園の芝生化や神田小学校の中庭の芝生化など、県内外で多くの実績があるということですので、今後、お話を伺ったりするなどして、研究をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 植田議員。
○5番(植田 豊) それぞれに御答弁ありがとうございます。
 まず最初に、女性防災リーダーの登用についての御答弁ありがとうございました。防災士資格を取得されている方は、かなりの人数おられることが考えられますが、一方で、せっかく防災士の資格をお持ちでありながら、地区防災会への参加人数はそうでもないように思います。防災会の大切な活動の一つに、災害時の活動計画の作成があります。地域で作成した防災地図の内容などを踏まえ、昼間・夜間の活動、避難誘導、避難所運営などの活動計画の作成です。特に、地域の住民全員を安全に避難させるにはどうしたらよいのか、避難誘導や避難所にあって、高齢者や障害者に対してどのような配慮が必要か、話し合わなければなりません。地区防災会のレベルアップには、資格を取得された方の専門的な知識を生かし、活躍していただきたいものです。
 ここで、先日、高知新聞に載っていました記事を少し紹介させていただきます。2月22日、四万十町沿岸部、志和地区の防災会、女性の力でと載っています。女性限定の、志和はちきん防災塾を始めた。4回の開催で、避難所開設、運営、応急救護などを学ぶそうです。大規模災害時の避難所では、着替えやトイレといった女性のプライバシー確保が課題になることが予想されます。避難所運営は、女性のリーダーシップが重要であると載っています。
 そこで、特に女性リーダーの育成や若い方に入っていただく、何かよい御提案や予定などがあればお答えください。
 南国市にも、南国市防災士連絡会が設立されています。また、昨年も高知県防災士養成講座の内容が南国市のホームページにも載っていました。それぞれ連絡会の活動状況や講座に参加された人数等、少し活動の様子が分かる内容を教えてください。
 次に、道路啓開訓練の成果のお答え、ありがとうございます。南国市内には、片側2車線道は、国道32号東道路、国道195号あけぼの街道、国道55号南国バイパスの3ルートだけだと思います。多くは片側1車線です。ということは、放置車両や家屋の倒壊による瓦礫や倒木等により片側車線が塞がれると、たちまち通行ができなくなり、一般車両はもちろん、大事な緊急車両の通行が妨げられます。車両を通行さすために、復旧は時間との闘いと言えると思います。今後の道路啓開訓練、アクセスルート確保への取組等についてお聞きします。
 次に、119番通報システムについて、2問目をお聞きします。
 せっかくのよいシステムです。多くの方に利用していただくために、より一層、広報活動を工夫されたらどうかと思います。このシステムの中に自宅やよく行く場所の住所を登録することで、簡単に通報場所を伝えることができます。通報GPS機能によって、外出先からの通報でも、素早く通報場所を特定して知らせることができます。また、便利なチャット機能があり、消防本部と、チャットでは定型文機能によってなるべく文字数に頼らないやり取りができます。試験的な通報訓練も、消防本部へは通報を送信させない状態で、実際と同じ操作の練習を繰り返し行うことができます。いつも自分でお試しの練習ができるということです。共通伝聞機能により、市外や県外などの登録地点以外からの通報でも、最寄りの消防本部へ通報することができるなどの様々な機能を持っています。ということは、子供たちや高齢の方でも、そのときのシチュエーションによっては言葉を発しづらい状況に置かれたときに、防犯にも役立つのではないでしょうか。そういった観点から、対象者の方を広げることはできませんか。事前の登録が必要ですので、悪用されることも少ないと考えます。
 グラウンドの芝生化につきまして、御答弁ありがとうございます。質問ではありませんが、芝生化プロジェクトという資料があります。その中で、少し紹介したいことが載っていましたので、話をさせていただきます。芝生化プロジェクトの資料の引用です。1つ、土やほこりが散らない。砂の飛散や土砂の流出を防ぐ。2つ、地球に優しいヒートアイランド軽減、温暖化の抑制。3つ目、転んでも大丈夫、けがの軽減、激しい運動でも安心。4つ目、体力の向上、子供たちが積極的に屋外で活動できる。5番目、ストレスの軽減、景観の向上による癒やし、いじめの軽減。6番、地域コミュニティーの創出、芝利用や芝生管理を通して校区の地域の方が芝生の管理に関わっていただける場合が多い。7番目、まちづくりへの貢献、芝生化による意識の向上、地域への愛着。8番目、騒音を吸収する働きや多量の温室ガスの吸収や大量の酸素の放出、まぶしい光の軽減、アレルギー原因となる花粉や胞子、ちりの吸着等もありますと載っています。芝生の管理の中で芝刈りが最も重要な作業の一つですが、ゴルフ場や陸上競技場のように管理する必要は、小中学校のグラウンドでは全く必要ないと考えます。新しい技術、工法によってメンテナンス費用の低減が図られるなら、子供たちや先生方にとっては多くのメリットが考えられます。メリット、デメリットを協議した上で、可能性を検討していただけませんでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(土居恒夫) 答弁求めます。危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 女性リーダーや若い方への防災活動への参加につきましては、現在、危機管理課では、幅広い方に防災活動へ参画していただきたいという考え方から、自主防災組織だけでなく、保育園児から小中学生、PTA、高齢者、育児サークル、手話サークルなどを対象にした防災学習に取り組んでまいりました。また、市の恒例行事であります健康まつり、きらりフェアや健康ウオーキング、ひよこルームへの参加など、様々な機会を捉えて防災啓発を行っております。そのような取組の中で、若い世代の方にも防災に関心を持っていただけることができるのではないかと考えております。先ほど、四万十町のはちきん塾の事例を紹介いただきましたので、今後の参考にさせていただきたいと思います。
 また、本市の活動として、平成29年から、女性消防団と連携して、避難所運営の在り方や防災食、避難生活等についての防災学習を続けており、発災時の女性リーダーとしての役割を担っていただけるものと考えております。
 次に、南国市防災士連絡会の活動につきましては、防災の知識やスキルを身につけるだけでなく、地域や職場などでそのスキル等を広めていくこと、発災時には、そのリーダーとなって共助の中心となることを目的としております。平成29年1月の設立から、スキルアップとして、応急手当てやけが人の搬送法、地域を歩いて危険性を知るなど、研修を実施しております。また、学んだことを実践するために、令和元年度には高知県総合防災訓練に参加し、要配慮者の搬送方法や防災食の作り方などを来場者に指導していただきました。本年度は新型コロナのために研修等は実施できておりませんが、引き続き研修と実践を実施してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 消防長。
○消防長(小松和英) 植田議員の2問目にお答えをいたします。
 少しでも早いアクセスルートの確保ということでございますけれども、ルート確保につきましては、基本的に国土交通省TEC−FORCE等の任務になろうと思いますけれども、消防本部としましては、例えば通行不能な箇所が発生していると通報が入れば、関係機関に連絡をして、道路啓開の妨げとなる車両から負傷者の救助・救出を迅速に行い、重機等の活動が少しでも早く行えるようにすることが必要だと考えております。併せて、少しでも早く現場到着ができるように、幾つかの迂回ルートを確認することも必要だと考えております。
 次に、Net119につきまして、さらなる広報をということですけれども、県下の登録者数が102名ですので、対象者に比べると随分少ないのではないかなと感じております。十分な周知ができていないのではないかと思いますので、運用開始から一定期間が過ぎたら、再度広報や案内を出してもいいのではないかと思います。
 次に、このシステムは、地域で暮らす聴覚・言語機能障害者の安心・安全に大きく貢献するものであると考えております。GPSやチャットなど、便利な機能があるので、対象者を広げてはという御提案ですが、まだ運用が始まったばかりですので、また県下一斉サービスということもありますので、今後、効果や課題、応用性など、全国の運用状況なども見ながら考えていきたいと考えております。以上です。
○議長(土居恒夫) 植田議員。
○5番(植田 豊) それぞれに2問目の御答弁ありがとうございます。防災行政についてのレベルアップのことなんですけども、なかなか防災会自身でのレベルアップっていうのは難しいところも正直あると思いますので、時々は専門家の方の御意見等も聞くような場合も必要かと思いますので、何とぞよろしくお願いします。
 それから、消防行政についての119システムの件について、御答弁ありがとうございます。県下的なシステムということで、なかなか、こうやったらええとかというようなことは難しいかも分かりませんけれども、先ほど申し上げましたGPSのことについて機能がありますよということで言えば、一つの例ですけど、京都府の八幡市では、認知症高齢者の行方不明に備え、GPS端末の利用を支援する事業を始めたそうです。担当者は、徘回高齢者の早期発見へ、警察機関安心ネットワーク、GPS端末が連動することで体制が強力になる、事業のさらなる周知に力を入れたいと話したという記事が、先日も載っていました。有効にこの機能そのものを使えるわけですので、前向きにそういうことも考えていただけたらありがたいと思います。
 道路啓開訓練につきましては、先月27日、高知道と龍馬空港が直結された南国市内を走行する新しい、南国道でしたっけ、自動車道ができたわけですけど、南国市内を走行する車両はますます増えると考えます。災害時、緊急時に備えた訓練は重要になると思います。いろいろなことを想定した訓練を今後ともよろしくお願いします。
 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございます。