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検索結果 »  令和2年 第419回市議会定例会(開催日:2020/12/04) »

一般質問4日目(土居篤男)

質問者:土居篤男

答弁者:市長、関係課長


○議長(土居恒夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。19番土居篤男議員。
      〔19番 土居篤男議員発言席〕
○19番(土居篤男) 今議会最後になりましたが、だんだんに早く終われよという声が聞こえてまいりますので、可能な限り資料はなるだけ飛ばしながら終わりたいと思います。日本共産党の土居篤男でございます。よろしくお願いします。
 私が通告してありますのは、今までの質問者の皆さんとダブる問題がありますが、まず1つは、コロナの影響からどのように市民の暮らしを守るかと、2つ目が、市の政策や協定等の影響、効果をどのように見ているか、評価しているかについて質問を行いたいと思います。
 まず、コロナの問題について入る前に、今日の高新の小社会を見ておりますと、初めて聞く名前の、物理学者らしいですが、長岡半太郎さんという方の名前が出てまいりました。物理学ですので、湯川秀樹さんというノーベル賞を日本で初めて受けられた方が孫弟子のようです。そんな方がおったかねというふうに改めて高知を見直したわけでございます。1950年に亡くなっておりますので、私が7歳の頃に、小学校上がった頃に亡くなってるという、そういう方でございます。別名この方は雷おやじとも言われておったと少社会で書かれております。今の日本学術会議をめぐる問題では一喝されるんじゃないかと、雷を落とされそうだというふうに小社会では書かれてもおりました。初めてこういう偉大な方がおったんだなというふうに感じた次第でございます。
 まず、コロナの問題ですが、今日の新聞では県内新規感染最多20人、新型コロナ8日連続で2桁というふうに出ております。このコロナの問題は今世界中に蔓延をしております。各国でワクチンの製造も進み始めておりまして、使用もされ始めておりますが、経済的に豊かな国はワクチンができれば接種も可能になるわけですが、経済的に豊かでない国にどうやってこのワクチンでコロナの影響を減らしていくかということもだんだんに指摘もされております。日本でもいつからどれぐらいの量ワクチンを打ちますというふうなことは聞きますが、まだ日本国民全体に行き渡っておりません。高齢者から先やろうかいうので、私には一番先にやっちゃおうか言うてくるかもしれませんが、テストでやってもいいですが、勧めていただければやろうかというふうにも思っております。ワクチンよりアルコールで消毒が十分足らんろうか言うたら、それは効かん効かんいうて言われますが、なかなか大変な病気が人類に降ってかかったということで、宇宙からの災難だというふうに捉えなければならんじゃないろうかと思います。しかし、歴史が始まってから、歴史が記録される時代以降は新しいウイルスが発生したこともありますが、克服されなかったことはありません。私たち子供の頃には天然痘の予防接種をした覚えがありますが、今では世界中で効果のある予防接種が世界中で行われて、完全に克服しております。
 しかし、今度のこのコロナの影響はどうかと、高知は件数が少ないき、東京ほど慌てることはないよやと思いよったところが、高知県の発症が意外と多いです。人口比で見ますと、高新の発表されました全国の患者数の表を見てみますと、8日で263名、今日はちょっとプラスされておりますが、四国の愛媛、香川、徳島等と比べましても患者数の比率が高いです。高知の人口が70万9,000人、今もっと低いかもしれませんが、患者が263名です。大阪、東京は例外的にこの患者の比率も非常に高いですが、愛媛が136万9,000人に対して352名、香川が98万1,000人、徳島が74万3,000人、島根が67万9,000人で、高知の患者数の263名と比べますと、愛媛が352名、香川190人、徳島187、島根158。高知の1,000人当たりの数字が0.37人、大阪、東京は別格です。非常に高いです。愛媛が0.25、香川が0.2、徳島0.25、島根が大体人口が67万9,000人ですので、似たような人口で見てみますと0.23、こういう人口が似通った県で見ても高知が非常に高い。これは何だろうかと、飲み屋へ行って大騒ぎするのは高知県のほうが多いろうかと、何が原因だろうかといろいろ考えもしますが、あまり香川、徳島、島根の人が大酒を飲んで、大声で騒いで、カラオケで大声で歌うじゃいうことは、あまりそういう情報にも、情報を集めたわけではありませんが、高知の人間がそういう行為が多いのではないかと、それが原因じゃないろうかというふうにも思います。それにしても高知は少ない、少ない、そう心配ないよやと思いよりましたが、こうやって見てみますと、なかなか医療施設も、これで北海道のように病院が閉鎖までいきませんが、自衛隊の看護兵士が来てもらうと、そんな状態も北海道では起こっておりますので。高知は病院の数もあまり多くありませんが、これ以上どんどん増えてきますと、一般の病院の一般の患者への影響も出ると、決して甘う見たらいかんじゃないかと、そういう点では地方自治体もどうやってコロナ患者を拡大をさせないかということを真剣に考えにゃいかんじゃないかというふうに思います。
 この問題ではコロナの感染患者を減らすということを第一にしなければなりませんが、このコロナの問題が発生してから最初に連絡があったのは、3月の卒業式のときに花が売れんようになってどうもならんがと、校長先生に花束やらんと卒業式が中止になったというふうなことで、そういう不況が目の前に起こってまいりました。その後飲食をする人が極端に減ったということで、飲食業も不況に陥っていると思います。臨時の職員やパートの職員の解雇が当然出ていると思います。このような実態を、そうであろうということしか、こっちは飲み屋も行きませんし、つかんでおりませんが、市として市内の料理飲食業の状況はどうなのか、臨時の職員やパートの職員の解雇が出ているのではないか、これを市がつかむ必要があるのではないかというふうに思います。雇用主はもちろん不況で収入が途絶えますが、臨時・パートで解雇された人たちがどれだけおるか、そしてそれらをどういうふうに救済していったらいいか。収入が減ったために子供の学費や生活支援、学生の生活支援などにも影響があるのではないか、こういうことをどこまで調査しているのか、また実態をつかむようにお願いをしたいと思います。
 このコロナの問題では、南国には高知大学農学部がありますし、特にその学生さんたちの食事支援が要るのではないかというふうに思います。杉本議員が大分質問をしましたので、この実態を調査をして、しっかり様子をつかむべきだと思います。そして、下宿寮やら家賃やらもありますが、食料が切れると、飢え死にまではせんと思いますが、なかなか大変な状態になります。仮にアルバイトが解雇されて、飯を食わずに飢え死にするということになりますと、南国市で飢え死にさいたかやと、これは日本全国有名になりますので、こういったのはしっかり調査をして、食料を手に渡すと、こういうことをきちっと詰めてやるべきではないかなと。相当調査もして、さっきまでの一般質問で答弁もありましたが、なお私からしつこく、しっかり調査して、飢え死にささんようにしっかり飯を食わいちゃってよということを求めたいと思います。
 そして、次の2つ目の問題では、市の政策や協定等の影響、効果はどうなのかについてなんですが。かつてDHC食品、今DHC食品と言うらしいですが、これと南国市は何らかの協定をしたと、協定書見たことありませんが、この協定はどのような協定をしたのか、その中身はどんな内容であったのか、今その協定の内容に基づいて何がその協定に基づいて施策として市民に対して行われているのか、その効果についてお聞きをしたいと思います。DHC食品との協定の内容とその狙い、狙いどおりにいってますかということとか、それをお聞きをしたいと思います。
 それから2点目は、ものづくりサポートセンターも間もなく機能するかもしれませんが、南国市の広報にもちらっと紹介はされておりましたが、この経済効果、どのように見ているのか。1階部分は貸し出すということと、2階以上はいろんな研修室、展示室等に使うと、あまり具体的に私もはっきりつかんでおりませんが、2階以上も何らかの活動をするということですが、どのような活動内容を予定をしておるのか。2階以上は子供の生産意欲の向上につながるような取組をしていきたいということも教育長からも聞いたことがありますので、具体的に小学生や中学生を何人どのような作業に参加してもらって、意欲を高めていくか、そして大人になってからの成果を何を期待しているか。この建物から生まれてくるものを具体的に私の目の中、頭の中で想像できるようにお答えをいただきたいと思います。
 始めに戻りまして、このDHC食品との協定、内容と狙いをお聞きするわけなんですが、かつてこの協定したときに、健康食品製造の会社である社員か研究者の方が南国出身だからということで、その人に勧められて災害時に水を供給するということを聞いたことがありますが、その中身が具体的にどうなのか、文書で見たいと思います。説明をお聞きをします。
 それから、次のものづくりサポートセンターの問題では、さっきも言いましたが、この経済効果はどうなのかと。市民の生産意欲が、あるいは児童の生産意欲が何がどんなになりますか、さっきも言うたようにここ見えんわけです、私の目に、建物で研修をした結果が。それが分かるように御説明をいただきたいと思います。
 そこで、物づくりだと言いますので、南国市の物づくりを見渡してみますと、南国市は本当に各方面にわたる工場、製造業とかで非常に雇用が大きいです。古くは協和農機のもみすり機が有名でした。全国に売れておりました。昭和30年頃には協和農機のもみすり機がうちでも使われておりました。当時は灯油の発動機で、手で回してかけておりましたが、現在は協和農機の工場はヤンマーの下請企業の工場になっております。もみすり機もヤンマー製になっております。また、耕運機も出始めの耕運機が鈴江農機の製品がヤンマーの耕運機なんかより軽いと、見てみますと、ギアケースがアルミ製でした。軽量であり、人気がありました。こういう非常に優れた機械を農機部分でも初期の頃に作っておりました。
 今は垣内工業という大変多岐にわたる機械を注文に応じて要望に沿うように製造して、量産して流れ作業でどんどん大量に作るという工場ではありませんが、多岐にわたる機械を作っております。高知のエジソンと言われる垣内保夫さんが興した会社で、高知新聞でも報道されておりました。サイレントパイラーも高新に載っておりましたが、これは技研製作所と共同開発をした、そして製造は垣内工業のほうでやっていると。このサイレントパイラーも世界の工事に使われ始めているということで、非常に世界にも貢献をしていると、そういう有名な機械も作っております。そして、道の駅風良里のからくり時計というのは垣内工業の製造でございます。
 このからくり時計も基を設計をしたのは南国市出身の細川半蔵であります。これは御承知のことと思いますが、この細川半蔵という人はどんな人じゃろうかと思いよりましたが、暦算家と書いてありますね。暦の算数の算に家、川谷薊山やろうか、弟子である片岡直次郎から天文学と暦学を学んだ後、寛政時代初期に天文学の勉強のために江戸に上ったと。江戸時代に天文学を学びたいじゃいう人もめったにおりませんが、江戸でも和算家の藤田何がしに師事をして数学を学んだり、改暦の仕事についたり、諸国から技術者が集められた際にはその人に選ばれたり、江戸時代なりの先端の暦の問題、時の問題等を非常に当てにされた学者であろうと。写天儀、天球儀または天体望遠鏡、日時計、行程儀(万歩計)と書いてあります、などの科学機械を製作したと言われ、いわゆるからくり半蔵の名で親しまれております。この細川半蔵さんが製作したからくりのネズミが、ほかの者の製作したからくりの猫を食い殺したという話すらあり、信憑性はともかく、細川の技術の高さを伝える逸話として後世に伝えられております。この細川半蔵さんが書いた機巧図彙(からくりずい)は日本初の機械工学書とも言われておるそうです。後に昭和の時代のからくり人形師さんがこれを手本として茶運び人形を完全復元した際に同書の説明の分かりやすさと正確さに舌を巻いていると、このときのからくり人形は国立科学博物館に現在あるようでございます。それだけ優秀な数学者であり、からくりが設計できる、からくりを作れる非常に精密な実践的学者であっただろうということが想像に難くありませんが、こういう人物が出てるわけです。南国市にこんな人物が出ましたよということです。
 また、ミロク製作所も猟銃・捕鯨砲で有名な銃砲の製作所でありましたけれども、工作機械も作るし、深い穴加工機と書いてありますが、工具も多岐にわたって製造する会社で、今でも猟銃を持って撃つ人は非常に少なくなりましたけれども、まだ猟銃は主要な製造品になっておるようです。最近は木製ハンドルをはじめとして木材の利用も各方面から認められまして、猟銃工場ではなくて、別にミロクテクノウッドという会社を興しております。ということで、大変優秀な物づくり企業が南国にはあるわけです。
 垣内も先ほど説明しましたが、あまりくどうに言いなよ言いましたが、垣内さんの何を作ってるかをもらってきました。株式会社垣内です。納入実績一覧表があります。これをどんな機械を、量産ではありませんので、個別に注文があってそれをこしらえたものです。この納入実績一覧表、この数を数えてみましたら164種の機械を作っております。幾つか読んでみますと、技研製作所からはサイレントパイラー1号機を、これは共同開発したそうです、今製造は垣内がやっていると。高知大学には海中探査機、テレビ高知には水中ブリンプ、放送用カメラを入れて海中撮影するための防水ケース、そのほかにもいっぱいありますが、ちょっと面白いやつだけ拾うてみますと。これ全部読みよったら時間が足りなくなりますので、もう言いませんが、中国にも片面自動研磨機、包丁の刃付け用機を製造しております。南国道の駅、今言うたからくり人形のからくり装置が作られております。五台山竹林寺にもブッダドーム、仏陀像を祭ってありますが、それを囲う覆いの建物ですね、これも造ってます。土佐れいほく農業協同組合、かんきつ類搾汁システム、坂田信夫商店はニンニク根削り機、いろんな個別の商品を製造、組み立てて納入している。全部で紹介されてるこれで164点です。物すごい製造力といいますか、量産は機械がやりますので、単品の増産は自動でどんどんどんどんカットして、何千でも何万でもできますが、こう単品で設計して作っていくというのはなかなかのよっぽど好きじゃないと、これはできんと思いますが、そういう従業員も優秀だと思いますが、そういう南国には物づくりのお手本がいっぱいあると。しかも雇用にも南国市の税収にも関係しちゅうと、ミロクにしても垣内にしても軽にしろ普通車にしろ新しい車が通勤者の門の外にはずらっと並んでますよ。それなかなかの雇用、経済効果があります。これはやっぱり大したもんだということでございます。
 南国には、これだけこういう優秀、有能な物づくり企業がいっぱいありますよと、このものづくりサポートセンターはどのような売上げ、お金には換算できんでも、どのようなイメージとしてどのような施設で研修した結果が我々の目の前にどのような形で分かるでしょうかということをお尋ねをして、1問目を終わります。
○議長(土居恒夫) 答弁を求めます。市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) まず、DHC食品との協定についてですが、DHCとの包括連携協定につきましては、南国市出身である研究顧問の蒲原聖可ドクター、その方が南国市に帰ってきた際に南国市においでていただいて、協定の話をいただいたところでございます。本市におけます健康寿命の延伸、健康格差の縮小、健康長寿社会へ実現に向けて御提案をいただいたところであります。DHCは全国で約20の地方自治体と包括連携協定を結んでおりまして、その取組はメタボ解消から介護予防対策と多岐にわたっているところでございます。その協定内容は市民の健康増進のほかにも農業等地域産業の活性化、情報発信及び広報活動、災害対策と、幅広い分野に及んでいるところでございまして、特に災害時には発災後南国市側から依頼がなくても避難者の野菜不足を補うサプリメントを配送してくれるという内容も含まれているところでございます。この民間の力をお借りすることで、行政だけではできないことを実施できると考えておるところであります。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福祉事務所長。
      〔池本滋郎福祉事務所長登壇〕
○福祉事務所長(池本滋郎) 土居議員さんの失業された方への救済についてということでございますが、現在自立相談支援機関であります南国市社会福祉協議会において新型コロナ感染症の影響により休業や失業等により生活資金でお困りの方に緊急小口資金や総合支援資金などの特例貸付けを実施しております。これらの貸付けは一度延長され、12月末までとなっておりましたが、支援が必要な方がまだまだおられるということで、来年3月末までに再度延長となっております。実際に職を失われた方の人数については現在持ち合わせておりませんが、住居確保給付金、家賃補助でございますけれども、こちら新規申込みが21件、3か月たってまだ継続してやられている方が12件、緊急小口資金につきましては343件、約6,000万円、総合支援資金につきましては179件、約1億円、うち93件の方が延長をされておりますので、まだまだ休業や失業等により生活資金でお困りの方というのは、かなりの数おられると思います。
 また、福祉事務所への生活保護の相談・申請件数につきましては、今年2月から10月までの相談件数が215件、申請件数が106件となっております。うち、新型コロナウイルス感染拡大に伴う相談・申請につきましては、相談73件、申請9件となっております。昨年同期の相談・申請件数と比較しまして、相談件数で47件増、申請件数では7件の減ですので、新型コロナウイルス感染拡大により生活保護を受けられる方が大きく増加したという状況ではございません。総合支援資金の貸付け延長時に7月以降につきましては、生活保護担当職員が面談に同席し、多重債務があるなど、生活再建がなかなか困難と判断される方については生活保護の申請を勧めておりますので、7月以降は相談件数が128件、うち、コロナ関連が65件と大きく増加しております。しかしながら、ほぼ全件で貸付けの延長申請に至りましたので、実際に生活保護の受給をされている方は3件のみです。
 いずれにしましても、今後の新型コロナウイルス感染拡大の状況にもよりますが、総合支援資金等の貸付けが行われなくなってからが本当の相談申請の正念場ではないかと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 企画課長。
      〔松木和哉参事兼企画課長登壇〕
○参事兼企画課長(松木和哉) 土居篤男議員の大学生への食支援につきましての御質問にお答えいたします。
 杉本議員への御質問にもお答えしましたとおり、学生への支援につきましては、9月に高知大学物部キャンパスの学生に対しましてカレーライスなど、レトルト食品を中心に約1,000食分の食料支援を行ったところでございます。
 今年の8月から9月にかけて高知大学地域協働学部の学生が中心となって実施をしました高知大学生へのアンケート結果によりますと、コロナ禍において仕送りやアルバイト収入が減ったことによる経済的な不安に加えまして、自粛生活が長く続いたことによる心身の不調なども表れているという実態が出てきております。
 今後におきましても、この新型コロナウイルス感染症の影響が続くことが見込まれますので、高知高専や高知大学から学生の置かれてる状況を十分把握した上で、学生に対する支援制度のお知らせ、また食料支援など、市としてできる支援策のほうを考えてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
○議長(土居恒夫) 保健福祉センター所長。
      〔土橋 愛保健福祉センター所長登壇〕
○保健福祉センター所長(土橋 愛) 株式会社DHCの協定内容と効果についての御質問にお答えいたします。
 全体の協定内容につきましては市長から答弁がありました。保健福祉センターでは主に市民の健康増進の方面で協力をいただいております。具体的には、健康づくり講演会の講師や市の健康まつり、きらりフェアでは高齢者メーク講座を実施していただきました。また、母子手帳交付時に妊婦への葉酸サプリメントを配布するなど、健康増進についてのノウハウを提供していただき、事業を進めております。
 それと、先ほど土居議員から御質問がありました災害対策につきましては、協定書に基づき災害対策に関する覚書を締結しております。これは先ほど市長の答弁にもありましたように、災害時には発災後被災者の健康を維持するサプリメントを配送してくれるという協定になっております。具体的な内容をという御質問でしたが、A4の用紙数枚にわたっておりますので、それは後ほど土居議員のほうにお渡しするようにいたします。以上です。
○議長(土居恒夫) 商工観光課長。
      〔長野洋高商工観光課長登壇〕
○商工観光課長(長野洋高) 土居議員の御質問にお答えさせていただきます。
 ものづくりサポートセンター、2階、3階でどのようなことを行うかということで、2階につきましては、南国市の物づくりを紹介するためにその歴史や市内の企業や高校、物づくり作家と連携した作品の展示等による南国市の物づくりについての発信、一般来場者のための物づくり体験や市民の方等に利用していただける機器等を備える物づくり工房、また小中学校に積極的に利用していただけるように1学級分の児童生徒が利用できるような会議室を構えております。観光客や市民の方々、小中学生等に広く物づくりの魅力に触れていただくためのフロアとなります。3階につきましては、フリースペースで定期的に企画展を実施するほか、利用者にアナログ造形や3Dプリンター等によるデジタル造形技術などを学んでいただいたり、自由に物づくりを楽しんでいただくためのレンタルスペースなどを配置し、工芸品、造形等の作家を育成するフロアとなり、地元での創業や出展につなげることなどを目的としております。
 ものづくりサポートセンターにつきましては、市が整備をし、観光誘客とともに、子供たちを含めた物づくりに関わる人材の育成、市民への物づくりに接する機会の提供、本市の観光情報、地域情報等の発信などを目的とする公的な施設であり、民間企業のように本施設で直接的な利益を生み出すことを目的としたものではありません。地域活性化の拠点施設として来場者を周辺地域へ周遊させるなどの波及効果を生み出すための取組が必要であり、現在そういった取組をしておるところです。近々訪れた方に飲食店等を利用していただけるようにということで、飲食事業者との協議も行うこととしております。あわせて、波及効果の算定のため、またこの取組を周辺の事業者に知ってもらい一緒に取り組んでいただくために、周辺の店舗を訪問させていただき、売上げ等に関する調査を行いながらこの取組の紹介なども実施している状況であります。
 本施設の大きな目的を果たすためには子供たちに積極的に利用していただきたいと考えています。学校との連携による社会科見学等に利用できるよう先ほども紹介しましたが、1クラス分の児童生徒の受入れができる部屋を構えております。施設内では見学、体験活動等を行っていただくこととなりますが、指定管理者におきましてはフィギュアによる造形、ジオラマ制作のみではなく、地域の物づくりの作家と連携した様々な体験メニューのノウハウを持っており、幅広いメニューの提供を行えるよう現在準備を進めております。全ての学校に社会科見学に利用していただくほか、それだけではなく、いろんな学年、いろんな学校において積極的に利用していただけるよう1月の小中学校長会でサポートセンターの活動内容、体験メニューの紹介などを行う予定をしております。また、学校との連携以外にも海洋堂の特徴を生かした一定期間をかけて子供たちの成長過程に合わせてステップアップしていく物づくりを行う本施設ならではのプログラムや、外部団体との連携により創造性や創作意欲など子供たちの物づくりの力を育てていけるような取組を行うよう準備をしております。
 土居議員がおっしゃられるように南国市には特徴のあるすばらしい製造業の企業、また物づくりに関わる人物がたくさんおられます。先ほど紹介いただきました企業の幾つかには御相談もさせていただきながらオープンに向けて御協力をいただきながら現在準備を進めております。子供たちに南国市の物づくりの歴史、人物に関する映像や展示、からくり半蔵に関する展示やからくり人形、からくりおもちゃの展示や実演、また短時間で行える体験メニューから一定期間をかけて子供たちの習熟度に合わせてステップアップを図れるような物づくりのプログラムなどが実践できるよう現在準備をしているところであり、その中で南国市の優れた物づくり企業を知ってもらうための取組も行います。
 長いスパンでの目標にはなりますが、こういった活動を通してものづくりサポートセンターで物づくりに興味を持ち、南国市のすばらしい物づくりを知り、愛着、誇りを持ち、将来南国市で物づくりをする、物づくりの企業へ就職するといった子供たちを育てていければと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 土居篤男議員。
○19番(土居篤男) 答弁をあっちこっち書いて、どこにどんな答弁したか、あれですが、DHC食品との協定の効果なんですが、聞いてる限りではそんなに健康サプリメントを配布してもらったとか、あまり市民の健康にこれはよかったよというふうな印象は受けません。私は健康食品づくりの会社という範囲ではそれはそれで、それぐらいの評価は私はそれはしますけれども、この会長がニュース女子というテレビ番組をつくっております。これテレビ高知で夜の2時から3時頃までやっておりますが、たまたまつけたらまたやりよりまして、毎週ではありませんが、DHCテレビがこういうニュース女子という報道をつくっております。私は最初になぜこのニュース女子がこんなにまで目の敵にするかといいますと、最初はつけたときには私が関心を持ったのは、このコメンテーターが今もあまり変わりませんが、共産主義は反対者は全部殺すんですよ、全員が言いました。私は今の認識は共産主義に限らず、自由主義だってドイツだって殺したんじゃないかと、伊藤博文だって山県有朋だって、共産主義のやり始めの明治維新後の12名をでっち上げして絞首刑にしたんじゃないかと、やっぱり殺すんですよ、民主主義というものが分かってないときに政権をつくった人は、共産主義に限らず。共産主義とは思いませんが、中国や北朝鮮は。その民族が成長する過程で民主主義的な経験を十分積んでないわけです。中国なんか民族がいっぱいあって、ぎっちりけんかしよったがですからね。朝鮮さんともそうです。民族がいっぱいけんかするもんやき、ほんで伊藤博文が行って、併合するわけ、日本に。それが団結してぱんと日本にようはね返さん。これ私だけが言うがですき、あまり誰かの説ではありません。私の印象です。中国もいまだにああやってうちらで弾圧するというような、民主主義があまり熟成してないがです。幾つもの民族がどっさりけんかしよったがで、ああいう共産主義に触れて、マルクス、エンゲルスの理論に触れて、やったって、私は言うけんど、彼らはそんなんじゃないいうて言うかもしれませんが。成熟してないわけですね。ですから、香港をいろいろちょっかい出してみたり、台湾に対してもいろいろやってみたり、あるわけです。日本でも伊藤博文の明治維新後の政府はいろんな幸徳秋水を絞首刑にしたんでしょう。私はお祭りのときには毎年行ってますけんど、ああいうことをやってるんですよ。それはやっぱり共産主義だからじゃなくって、明治維新後の日本政府だって、そういうやってはならんことをやっちゅうということです。ほんで、それはそれとして、共産主義は反対者を殺すといってこのニュース女子がやったので、私はそれでうんとこう印象に残ってぎっちり取り上げるがです。たまたままた夜中につけたら、またやってます。これは11月28日、25時58分ですから、2時から3時の間これやってました。このとき見たのは自民党の佐藤正久、元陸上自衛官、自民党参議院議員が、このときだけかも分かりませんが、出てまして、敵基地攻撃能力についてしゃべっておりました。今議論のテーブルには乗っておりませんが、敵基地攻撃能力を持って日本に飛んでくるミサイル基地を持っているところを先こっちがたたいたらどうなのというのが今の敵基地攻撃能力の議論だと思いますが、こういうことをニュース女子がやるわけです。それは放送はどんな放送したっていいですよ。報道の自由、主張の自由がありますので。
      (「通告どおり質問せないかんき」と呼ぶ者あり)
 通告してあります、DHC食品との関係。
○議長(土居恒夫) 土居篤男議員、本題からそれてますんで、戻してください。
○19番(土居篤男) ですから、このDHC食品、テレビDHCが会長が同じなんです。ですから、私はもうこのDHC食品との協定はもうそれほど効果がないような、やめたらどうでと言うがです。
 あわせて、先ほどものづくりサポートセンターの説明もありました。商工観光課長はいろいろ目的とか、将来の物づくりをする子供たちを育てたいとか、いろいろありますけど、これも会長さんの饒舌に思わず乗ってしまって、私は市長も乗ったと。私たちも予算に賛成しました、ものサポセンター造るときの。今聞いてもこれから先の子供たちが物づくりに励めるよう、関心を持ってくれるように、そういう職場に就いてもらうように、そのために運営していくんだという答弁だったと私は聞きました。ただ、今ほんで私も何億円あげとかというつもりはありませんが、将来子供たちがそういうもんに関心を持ってくださいいうて、こんな教育せえでも南国市にはそういう企業があって、そこで就職をして、いろんな独自の機械を労働者が作ってますので、今紹介したような幾つかの機械、これ160いいましたろう。物すごいですよ。それをあこの労働者が考えてるわけですから。量産するのはあまり考えるに及びません。最初に機械でやった、鉄棒入れた、ねじになってどんどんひとりでにできます。こういう機械は一人一人の労働者がいろんな知恵を働かいてやるんですよ。164種類の機械作ってます。ですから、ものづくりサポートセンターも今お聞きしたところでは将来の子供たちが物づくりに関心を持ってもらう、そのための施設ですよということですから、私はもう十何億円出して造ったものはしょうがありませんので、可能な限り早く子供たちに早う太って、早う物づくりに興味持ってやって言うわけにもいきませんけんど、一つはこういういろんなうまい話のときには我々もですけども、もうちょっとチェックをしていくと、市長もうっかり乗らないと、そういうところはしっかりと、本当かやというところを見直しながら、そういう私も反省してますので、それは賛成しましたので、今後はもうちょっと姿勢を改めていただきたいと思います。
 この議会で私が一番欲しいのは、杉本議員も言いましたので、あまりしつこく言う必要はありませんが、コロナで失職をした学生さんたちが食うに困ってるんじゃないだろうか、それだけはもうしっかり調査をして、フォロー、やってるということですが、それはいいですが、しっかりやってもらいたいと。
 DHC食品との協定も、はっきり言って災害のときに送りますいうても届きません。車が来ません、大災害のときには。それは南国市が独自に災害対策、備蓄をしっかりしておくと、水は全ての水道管が破裂しても各地で水道水に困らないように確保しておくと、やってると思いますが、そういうことが大事だと思いますので、よそから来るのを当てにしたって、これは当てになりません。ですから、もうDHC協定の期限が切れたら、もうやめたらどうですかと。それから、今後いろいろうまい話を持ってきて、上手な話に聞きますと、私もすぐ信用するほうですぐ話に乗りますので、そうじゃなくて、もうちょっと本当に効果があるかどうか、しっかり見極めてぜひやってもらいたいと。今議会ではほんでDHC食品との協定は見直したらどうぜということと、ものづくりサポートセンターはしっかり商工観光課長の説明を聞いて、中身は分かりますが、具体的にほんなら子供の生産意欲が高まるようにいうても、その子供がどんな企業へ行って何を作るだろうかと、そこが何かわっと見えてこんとやね、子供に体験させましただけでは妙にいかんがです。そこら辺を今後ものサポみたいなものが2つ、3つ来るわけありませんので、それはそれでええわけなんですが、新しい事業に取り組むときには私もあと残り長くはありませんが、その期間は市政におる以上はその期間はしっかり見届けてやりたいと思います。最後に、市長、教育長は答弁もらいましたかね、学校教育で。
○議長(土居恒夫) 答弁求めますか。
○19番(土居篤男) 答弁は教育長はいただきたいと思います。それから、政治姿勢の問題では市長に最後にもう一遍お願いします。
○議長(土居恒夫) 教育長、何について。
○19番(土居篤男) ものサポでどういう子供たちの教育をするかということです。
○議長(土居恒夫) それと市長ですか。じゃあ、教育長、答弁を求めます。教育長。
○教育長(竹内信人) すみません、すっかり安心しておりました。
 ものづくりサポートセンターの話がいつ移っていったのかちょっと、DHCとの切れ目が分かりませんでしたので、申し訳ございません。
 子供たちの意欲を高めるということで、ものづくりサポートセンターというのはもう絶好の建物じゃないかと思います。今、外観を見ただけで子供たちは、いや、あれ何、あんなところで物づくりやってみたいというような見事な建物ではないかというふうに私は思っております。以前議会のほうでも申しましたように、あそこを利用するということは単発的な利用だけではいかんと考えてますので、教育課程の中に位置づけるような手だてを取っていきたいと思います。開館前、オープン前には内覧会のようなことも開いていただけるというようなことも商工観光課長からもお聞きしておりますので、ぜひ教育関係者を集めた内覧会等で見せていただきまして、それを持ち帰って、学校のほうで、じゃあそれぞれの学校規模も違いますし、子供の状況も違いますので、自分たちの学校で何ができるかということをこれから考えていきたいというふうに思います。以上です。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) DHCとの協定につきましては、見直したらどうかということでございますが、今の内容として南国市にとってメリットがあると思っておりますので、そういった見直す機会ということは何らかの信頼を損なうようなことがありましたら、そういったこともあろうかと思いますが、今のところメリットを取って、それは見直すようなことではないというように思っております。
 また、ものづくりサポートセンターにつきましては、反省するときは反省してというふうにおっしゃられましたけど、まだ反省の域には達しておりません。これからそれは大きな反省にならないように精いっぱい活用を考えてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。
      (「以上で終わります。ありがとうございました」と呼ぶ者あり)
○議長(土居恒夫) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。