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検索結果 »  令和2年 第419回市議会定例会(開催日:2020/12/04) »

一般質問3日目(浜田憲雄)

質問者:浜田憲雄

答弁者:市長、関係課長


○議長(土居恒夫) 7番浜田憲雄議員。
      〔7番 浜田憲雄議員発言席〕
○7番(浜田憲雄) 7番浜田憲雄でございます。一般質問も3日目となり、また昨日はコロナ特別警戒ということになりました。本日、よろしくお願いいたします。
 私は、通告のとおり、質問3項目を一問一答で行います。
 私の質問の1項目めは、南国市の活性化とスポーツツーリズムについて、2項目めは防災・減災対策について、3項目めは公営施設の管理についてでございます。
 それではまず初めに、南国市の活性化とスポーツツーリズムについて、中でも南国市のスポーツツーリズムとは何なのかと。南国市が活性化を目指して取り組んでいるスポーツツーリズムについて担当課長にお伺いいたします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 高知県のスポーツ推進計画には、大きな施策の柱として、1、スポーツ参加の拡大、2、競技力の向上、3、スポーツを通じた活力ある県づくり、とございます。スポーツツーリズムとは、そのスポーツを通じた活力ある県づくりにつながる施策でございます。
 一方、南国市におきましては、専らスポーツ参加の拡大に係る施策を推進しております。
 スポーツツーリズムに関するものといたしましては、例年2月に開催されております高知龍馬マラソンへの協力でありますとか、スポーツ施設の使用料におきまして、合宿等で連続して4日間以上利用する場合に減免の規定が設けられているなど、限定的なものとなってございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 南国市のスポーツツーリズムの意味と南国市が活性化を目指して実施している内容について伺いましたが、南国市ではスポーツ参加の拡大を推進しており、スポーツツーリズムに関するものとしては高知龍馬マラソンへの協力等があるとのことでございました。
 私なりに他県の自治体で実施されている事例をネット上で検索してみますと、他県各地域では、その地域の特徴を生かし、工夫を凝らした例がたくさん見られ、地域の活性化が生き生きと継続されて、また経済効果も次第に高まっているという様子が拝見されております。
 南国市は、昔から非常にスポーツの盛んなところでございまして、私としてはほかにもたくさんのスポーツを通した活力あるこうした観光、あるいはそういった地域づくりが実施されているものと思っておりました。やればできることが何もやられてないのではないかなという思いも強くするわけでありまして、今後スポーツを通した観光事業など、南国市の活性化を積極的に推進することを強く期待するところでございます。
 こうした中で、私は2問目の質問として、さきの頃、高知県サッカー協会のほうから南国市へフットボールセンター整備の要望が提出されたというふうに聞いております。これは、先ほどのスポーツツーリズムに通ずるところでありますように、この整備要望の計画概要について担当課長にお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 高知県サッカー協会さんからいただきました御要望につきましては、高知県フットボールセンターの整備といたしまして、市立スポーツセンターグラウンドへの人工芝敷設及びスポーツセンターの照明のLED化、吾岡山文化の森スポーツ広場の天然芝の改修、芝をもう一種類キルトンを入れて養生期間とかの期間をなくして稼働日数を上げるというものでございます、及び、吾岡山文化の森スポーツ広場スポーツハウスの改修でございます。競技者への身体的負担の軽減、施設の稼働率のアップ、また合宿・大会の誘致等によるスポーツツーリズムの推進等が効果として期待されるとございました。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 それでは次に、要望にも上げられております吾岡山文化の森スポーツ広場にあります吾岡山スポーツハウスの使用、管理状況について生涯学習課長にお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 吾岡山文化の森スポーツハウスにつきましては、指定管理施設であり、予約受付管理等はNPO法人まほろばクラブ南国さんに委託しておるものです。
 使用実績については、昨年度は上がってきておりません。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。吾岡山文化の森スポーツ広場にある吾岡山スポーツハウスの使用管理は、NPO法人まほろばクラブ南国に委託されており、昨年度の使用実績はないとのことでありますが、この使用実績がないということは、過去にもそうした活用がなされてないということではないかと。こうした貴重な施設を何年間も使わずに、ただ管理、放置するだけでは、施設の有効利用の観点からいうと非常にもったいないと。そして、問題もありゃあせんかというふうに言わざるを得ないところがあります。
 それでは次に、要望されていますフットボールセンター整備計画に基づく総事業費といいますか、その設備を改修するにはどのくらいの費用がかかるのか。そして、その整備事業には当然多額の費用も伴いますことであり、この整備費への各関係箇所からの調達資金について、費用分担についてお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 先ほど申し上げました市立スポーツセンターグラウンドへの人工芝敷設及び照明のLED化、吾岡山文化の森スポーツ広場への天然芝の改修、スポーツハウスの改修等でございます。あくまで概算ではございますが、約2億2,000万円余り必要となってございます。日本サッカー協会7,500万円、高知県サッカー協会1,500万円の費用負担、あと高知県スポーツ推進交付金という県の補助金が4,800万円余り見込まれるといたしましても、市の持ち出しとして8,400万円程度が必要ということで今計算をしております。
 これが初期投資でございまして、維持管理に係るランニングコストについては現在試算中ですが、今より年間で数百万円は上がってくるものと思われます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) 費用分担等々について説明をいただきました。
 それでは次に、整備要望の出されている吾岡山の文化の森スポーツ広場、そしてまた南国市立のスポーツセンターグラウンド、特に現在、土のグラウンドであります南国市立のスポーツセンターのグラウンドは、市民の使用する多目的のグラウンドでありまして、日頃は野球とかソフトボールまた地区の運動会などにも使用されておるところでありまして、こうしたところを共にグラウンドを使用するほかの競技団体、そういったところとの話合いというのが大変重要になってくると思います。現在、進められておりますところの協議の進捗状況等について生涯学習課長にお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 南国市スポーツ協会におきましては、6月の総会、10月の役員会で当該要望のあったことの説明は行ってございます。個別に、団体ごとにヒアリングを行う予定としておりまして、スポーツ協会に属する競技連盟につきましては、スポーツ協会の事務局をしておりますNPO法人まほろばクラブ南国さんに、それ以外の団体につきましては生涯学習課のほうで個別ヒアリングを行うことといたしております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。他の競技団体との意向調査も実施しているとのことでありました。
 グラウンドの使用につきましては、高知県サッカー協会、そして競技団体との話合いを進めていくべきと思いますが、市役所の担当課のほうが、やはりこうしたことについては中心になって協議をして、双方ともが、これを使う人たちが本当に円滑に結論が出るように少し汗もかいていただきたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。
 そして、整備要望の出ている芝生を敷設したグラウンドでは、言いましたサッカーや野球、ソフトボール、こういった競技スポーツだけではなく、運動会とかゲートボールとか、あるいはターゲットゴルフとか、そういったレクリエーションスポーツにも活用できるという多目的な広場となります。
 南海トラフ巨大地震に対しては、その防災拠点となるとか、また一時避難場所になるとか、そういった活用もできるということで、大きな別の意味でのメリットも考えられると思います。
 また、南国市がこの要望に応えたときは、分担金に加えて、先ほど出ておりました芝生を張りかえるとか、そういったランニングコストも生じてくるわけでございますが、一方ではまた経済効果あるいは波及効果も多大なものになると想定もされるところでございます。
 サッカー協会では、市民、県民等、一般向けの施設利用だけではなく、サッカーJリーグ、それから大学チームのキャンプ、合宿、またはシニアや女子の大会などを誘致することによって、これまでにない計り知れない経済効果や経済波及効果、こういったものも期待できるとシミュレーションしております。例えば、サッカー協会のほうで試算しておりますところの吾岡山スポーツ広場で、サッカーのキャンプや合宿、大会を実施した場合、年間の直接効果、間接効果を含めた経済効果は約1億8,750万円、そしてまた県税、市町村税の税収効果が589万円などと試算もされております。
 また、こうしたスポーツツーリズムは、高知県内の例を見てみますと、春野の総合運動公園ではJリーグやチームのキャンプインが定着しておりまして、また黒潮町においては、土佐西南大規模公園のサッカー場でも、以前から各種大会の誘致によって黒潮町の知名度もかなり上がってきておりまして、このスポーツツーリズムの勢いも次第に加速し、地域的な経済の活性にも大きくつながっていると紹介されております。
 こうした状況の中で、高知県サッカー協会のほうから要望の出ております事案について、南国市の将来を見据え、このスポーツツーリズムは南国市にとって非常によい提案ではないかと私自身も考えておりますけれども、平山市長のこうした施設整備に向けた考え、所見をお伺いしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど担当課長からもお答えしましたが、現在、南国市立のスポーツセンターグラウンドと吾岡山文化の森のスポーツ広場は、多目的な利用のグラウンドであるということでございます。まずは、今まで長年利用されてきた方がいらっしゃいます。そういった受益者の皆様、また今回の整備におきまして、その影響を受ける方々もいらっしゃると思いますので、そういう皆さんの合意というものが前提になるのではないかと思います。
 現在、そのイニシャルコスト、ランニングコスト、また他団体の意向確認調査など、その内容につきまして調査を行っているところでございますので、その施設整備による効用、効果というものを総合的に勘案いたしまして、判断してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) 今回の高知県サッカー協会からの整備要望に対して、市長のお考えを伺ったところであります。いろいろとメリットあり、デメリットありというところでございますけれども、南国市のさらなる発展のため、市民のためにも、また南国市の未来を担う子供たちのためにも、南国市が夢と希望のある市になるよう、市長の決断というのを私自身熱望しております。これで、私のこの高知県サッカー協会からのフットボールセンター整備計画ということについての質問を終わります。
 次の質問に入ります。次の質問は、防災・減災対策についてでございます。
 初めに、この11月7日に実施されました県下一斉の避難訓練について。今年はコロナ禍での実施でございました。確かに、これまでと違った訓練になったかと思いますが、訓練の実施内容や情報伝達訓練の実施状況について、また今回の訓練をどのように評価しておるのかについて担当課長にお伺いいたします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 県下一斉避難訓練につきましては、例年、60から70組織程度の自主防災組織が訓練を実施していただいております。本年度は、現時点で45組織からの訓練報告がございました。
 その実施内容といたしまして、地震を想定した避難の訓練後に洪水ハザードマップの学習会を開催した地域や、コロナの感染予防を考慮し、自宅での非常持ち出し袋の確認を訓練内容にしたところなど、コロナ禍の中でも工夫を凝らし、実施していただきました。このコロナ禍の中での訓練ということで、大変、各自主防災組織の中では苦労されたということが分かっております。また、そういった工夫を重ねて継続することが、この避難訓練にも大切なところが重要であると考えておりますので、各地域の自主防災会の皆様に敬意を表したいというふうに評価をしております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 今年は、各地域の自主防災会、ともにコロナの感染予防というふうなことで非常に苦慮をしたこととは思いますが、各地域ともに工夫を凝らした訓練になったようでございます。
 私も、例年どおり津波避難タワーのほうへ避難訓練に参加をしたところでございますが、例年より参加人数が若干少なかったものの、私たちのタワーのほうではトランシーバーを使ったタワー間の情報連絡、それからまた新しく入った備蓄品の点検等々についてやったことでございまして、これまでと違った訓練であったというふうに感じております。
 ただ少し思っておるのは、これまでも懸案になっておりました、つながっタワーを使った避難タワーと本部との情報伝達訓練、今年も実施できなかったわけでございますけれども、やはりこの情報伝達というのは非常に大事なことであって、安否確認をはじめ、けが人、病院、そういったものとの関連もございますので、ぜひとも次の機会には計画もされ、やっていただきたい。また、先ほどの答弁の中では、防災コミュニティーセンターのほうにもこのシステムを導入をするというふうなことでございましたので、併せてこういった情報伝達訓練を実施されるように要望をいたします。
 それでは次に、避難タワーや防災コミュニティーセンター等に、こういった指定避難所というところに備蓄品が数多く備蓄されておりますけれども、最近のコロナ禍等も含めて、コロナ対策の備品とか、あるいは初動対応の備蓄品とか、要配慮者に対する備蓄品とか、あるいはまた最近においては、災害用の医療薬品等についての配備状況、それからまた今後の配備計画、これについて危機管理課長及び保健福祉センター所長にお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在のコロナ禍での備蓄に関しまして、新たに整備したものといたしまして、段ボールベッド、間仕切り、手指消毒用アルコールやマスク等がございます。
 要配慮者対策といたしましては、段ボールベッドのほか、電動式簡易トイレの整備も進めております。また、アルコール消毒液やマスクについては、緊急避難場所の津波避難タワーにも配備をしておりますが、緊急避難場所用の独自の備蓄品として、発熱式のタンブラーやアルミ蒸着ブランケットなどを配備をしております。
 初動対応備蓄品といたしましては、発電機や照明、テント等の分散備蓄を行っております。
 今後の備蓄計画につきましては、現在、県と県内市町村により公的備蓄検討会を立ち上げており、最低限備蓄すべき品目、数量等について再検討を行っております。これに基づきまして、本市の備蓄計画も本検討内容に合わせ改正を行い、さらなる備蓄を進めてまいります。以上です。
○議長(土居恒夫) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(土橋 愛) 指定避難所の災害対策用医薬品等の配備と備蓄についてお答えいたします。
 災害時の医療救護活動につきましては、主に医療救護所と救護病院で実施いたします。指定避難所では、持病の薬や応急手当ての医薬品などは、避難者自身が非常持ち出し袋に入れて持参していただきたいと思います。医薬品等の備蓄は管理が難しいので、避難生活が長期化したり、傷病者が多数発生した場合は、市の災害対策本部が避難所での医療と保健のニーズを調査して、医薬品等が不足する場合は、災害時の医療救護活動及び医薬品等の供給に関する協定書を締結しております社団法人高知県薬剤師会香長土支部に供給を要請することになっております。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) それぞれに答弁をいただきましてありがとうございます。
 終息の見えないコロナ禍対策、あるいはまた要配慮者への備蓄品、また緊急避難場所には、最近においては発熱式のタンブラーやアルミ蒸着のブランケットを配備されているようにお聞きしました。私自身も、いつ起きるか分からない地震災害に対して、寒い時期にはこうしたものがどうしても要るんじゃないかと前々から思っておりました。このことについて、早速配備もしておるようでございまして、非常に安心感も覚えたわけでございます。引き続き、避難場所への計画的な備蓄品の配備をよろしくお願いをいたします。
 次に、私はさきの議会において、飲料水の確保について、その重要性を訴えまして、そのときには南国市の貯水場の耐震性、あるいはまた各地区にある災害時の貯水槽についての質問をしたところでございますけれども、今回は災害時の孤立対策として、最近話題にもなってきておりますけれども、災害時の浄水装置、これについての配備状況と使用訓練の状況、また今後の配備計画等についてお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 災害時の水の浄化装置につきましては、現在、奈路防災コミュニティーセンターに1機、立田備蓄倉庫に1機を備蓄しております。
 浄水装置を使用しての訓練は、市主催の水防訓練や震災訓練の際に、地域住民や市職員による使用訓練を実施しております。
 奈路地区への整備は、災害時の孤立対策として実施したところでございますが、他の地域につきましても運用方法を整理し、整備について検討してまいります。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 近年、地球温暖化に起因するような海水温の上昇からか、台風の大型化あるいはまた線状降水帯の発生などによって集中豪雨も非常に多く発生してきております。そうした中で、この南国市においても、地域によっては災害時に孤立する集落も予想されます。こういったことから、この浄化装置というのは、今、海外の発展途上国のほうでも大分普及もしておるようでございました。こういった浄化装置については、こういったところにも、この南国市でも配置が必要になってくるのではないかとも思うわけであります。
 今後ともに、この運用の方法を検討されながら、適当なと言ったら語弊がありますけれども、適正に配備されるようにお願いをいたします。
 次に、この3月議会において、私は地元の三和小学校近隣地のほうに三和小学校の児童の安全確保のために津波避難タワーが必要ではないかということで、その必要性について、それから建設への要望をしておったわけであります。その後の進捗状況について担当課長にお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 本市の津波避難対策は、命山構想に基づいてこれまで進めてまいりましたが、本年度、自然災害全般を対象といたしました事前対策を整理する計画といたしまして、南国市国土強靱化地域計画の策定を進めているところでございます。
 本計画は、起きてはならない最悪のシナリオを設定し、設定した最悪の事態に陥らないためにどうするのかという観点から事前対策を整理するものであるため、命山構想に基づき進めてきた本市の津波避難対策につきましても、本計画に基づいた脆弱性評価の中で再検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) 今後とも、どうぞこれからもその検討について、そして実施に向けて、言うたらまたいけませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、次の質問。公営施設の管理状況についてお伺いをいたします。
 これには2つありまして、前浜の公民館、それと掩体のことについてでございます。
 まず初めに、前浜公民館の鳥のふん害対策についてでございます。
 前浜公民館は、防災コミュニティーセンターと同じといいますか、建設されて以来ずっとあそこの地域については鳥が非常に集まるところでございまして、この鳥の害を心配もしておりました。案の定ふん害ということで、これについて悩まされております。ただ、この公民館のほうについては、その処理は公民館長、その他関係者がその都度やっておるわけでございますけれども、このふんだけの処理にとどまらず、そのふんを流し落とすと、今度はそれが溝のほうへ入り込んでいって、その溝から流れる排水について、周辺の住宅が非常に困っておるというふうな状況でもございます。こういったことについて、その対策等について担当課長のほうにお伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 前浜公民館におけるハト、その他、鳥のふんの害につきましては、以前より館長さんからお伺いをしており、大変な御苦労をなさっているということは承知をしてございます。平成30年度に、市政を語る会がございまして、幾つか要望をいただいていた中にもハトのふん害についての件がございました。
 昨年度は、別に御要望のあったスロープの水たまりの解消の工事を行いまして、今年度、先月ですが、防鳥ネットの取付けを行っております。現在、その効果につきまして検証しておるところでございます。以上です。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) 私も、このふん害については、以前から気になっておりまして、ちょうど公民館長も非常に仲のよい者でございまして、身近にその話を聞いておりました。先日、その話を生涯学習課長に聞いたところ、最近では非常にびっくりしたこともございまして、この南国市役所の処理の速さということについては、非常に確認して感心もしたところでございますけれども、本当にタイムリーに、スピーディーにやってくれております。これは生涯学習課だけではなく、私は最近の思いとしては建設課においても、あるいはまた環境課においても、こういった市民の要望については非常に速くなっておるなと。タイムリーにスピーディーにしゃっしゃとやってくれておるなという感じを持っておりまして、非常に喜んでおるところでございますけれども、ぜひともまたこういったことについては、今回のように素早く対応してくれるように、またよろしくお願いをいたします。
 それでは次に、掩体のことでございます。
 掩体につきましては、これは7基あるわけでございますけれども、私も小さいときは、この掩体で遊んだという記憶も残っておりまして、山の上で遊んだという記憶もあるわけでございますが、この掩体は南国市の史跡としても指定されております。
 この中で、先般、コミュニティーセンターに寄って掩体を眺めたときにびっくりしたこともございました。ちょうどコミュニティーセンターの下には、掩体の説明看板がずっとあるわけでありますが、そこで前に行ってすっと西を眺めてみると、その掩体のところが草ぼうぼうの中にあるというふうなことで、あれ、これはたまるかということで感じたわけであります。
 最近、私の知人もこの掩体の見学に来て、あれはどうなっておるというふうなことも言っておりました。確かに、7基あった中で、一部は公園整備もされておりまして、きれいなところもございますけれども、やっぱり一部でもそういったところがあると、非常に印象も悪くなります。悪いイメージというのもありますので、ぜひともそこのところは早期に何とかせんといかんじゃないかというふうに思います。
 また、公園の整備をされておりますところの5号掩体について、これも知人がすぐ横におりますので、いろいろと話を聞くわけですが、この掩体は砕石がずっと敷かれておりまして、これはこれでいいんですけども、その周辺の水田へその石がばらまかれておると。それからまた、公園のれんが等も放り込まれているということがあったようです。それで、その知人は、一応放り込まれたらそれは拾い上げるところですけども、一番困るのは、それが石が田んぼの中に入ってくると、トラクターを使っていたときに、その爪がそれに当たって折れると。これが一番問題やと。何とか砕石という部分の公園化したところですが、何とかそこはやってもらえまいかということでございます。一般的に考えたら、舗装するということも思いますけれども、浸透性の舗装であれば問題もないかとも思いますけれども、やっぱりそこのところをもう一度担当課のほうで確認をしていただいて、何とかお願いしたいなと思うところでございました。担当課の答弁をよろしくお願いします。
○議長(土居恒夫) 答弁を求めます。生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) すいません。問いの形がいつになるか、ちょっと手を挙げるタイミングを失してしまいました。
 お話がございました草ぼうぼうということでございますが、掩体につきましては、基本的に掩体そのものが市のもので、周辺の農地が民有地ということでございます。したがいまして、休耕田の管理につきまして、農業委員会事務局の所管となりますので、農業委員会事務局と相談の上、対処法を探ってまいります。
 次に、掩体の公園からの砕石が周囲へ漏れておるということで、舗装というお話がございましたが、予算も含めて対処法を検討いたします。
 先ほど、スピーディーとお褒めをいただいたばかりで恐縮でございますが、当初予算の要求も終わっておりますので、補正予算も含めての対応となります。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) どうぞ今後の対応をまたよろしくお願いをいたします。
 それで、私、本日最後の質問ということで、市長への質問でございます。
 これは、当初、質問通告するときには、今回のようにたくさんの議員さんのほうから質問が出るとはあまり思ってはなかったものでございますが、御承知のとおり、今議会の開会から始まって、たくさんの同僚議員の方からも質問も出ております。私の質問も全くそのとおりで、この3年4か月の平山市政を振り返ってみてどうなのかということと、それから今後に向けて、2期目を目指すという動きにもなっておって、既にもう発表もされておりますので、このことについて改めて市長の決意をお伺いしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 改めて私の決意ということでございますが、公約に従ってどういうふうにやってきたかというのをもう一度整理させていただきたいと思います。
 今まで、西川議員、今西議員の御質問にもお答えしてきたところでございますが、就任時は災害対策、子育て支援、農業振興、まちづくり、雇用・定住の5つの柱で、それを公約に掲げて市政運営に当たってきたところでございます。
 災害対策では、公立保育所の非構造部材の耐震化ということと、避難所運営マニュアル策定ということにつきまして進めてきているところでございまして、運営マニュアルは市内避難所の53か所のうち、今14か所の策定が完了しております。新たにコロナウイルス感染症の対策も必要にもなってきておるところでございまして、残る避難所についても早急に策定していきたいと思っております。
 子育て支援につきましては、平成29年10月からファミリーサポートセンターの事業が開始できました。また、第2子の保育料無償化についても、平成30年に開始したところでございます。令和元年10月からは、国の幼児教育、保育無償化の対象とならなかった3歳児以上の副食費につきましても無償化し、子育て世帯の負担軽減を図ってまいりました。
 農業振興につきましては、今までも申し上げてきたところでございますが、国営圃場整備事業が、11月7日に15地区526ヘクタールで事業確定し、事業着手に至るようになりました。今後は、担い手育成の計画が課題であり、事業実施により稼げる農業、支える農業の実現を目指してまいりたいと考えております。
 まちづくりにつきましては、(仮称)中央地域交流センターが本年8月に本体工事に着手することができました。また、ものづくりサポートセンターにつきましても、建物は完成いたしました。10月に指定管理契約を結びました株式会社海洋堂高知とも協議しながら、来年3月のオープンに向けて準備を進めてまいりたいと思います。
 雇用・定住につきましては、南国オフィスパークセンターの別棟、こちらが平成31年1月に完成しまして、新たに事務系企業が入居していただいているところでございます。現在、入居率は約95%になっているところであります。また、高知県との共同事業として進めております(仮称)南国日章工業団地は、造成工事、現在進んでおりますが、令和3年度内の分譲を目指し、さらなる雇用創出を図るということにしているところでございます。
 そして、平成30年4月からは、高知県から開発行為の許可等に関する事務の権限移譲を受けて、それと同時に市街化調整区域における市の開発許可制度基本方針に沿った運用を開始したところであります。
 私が公約に掲げました5つの柱の中に盛り込みました施策、国営圃場整備の推進やものづくりサポートセンター、また(仮称)中央地域交流センター整備、そして規制緩和などに代表される施策につきましては、いずれも一定前進を図ることができたと考えております。
 しかしながら、西川議員の御答弁にも申し上げたとおり、国営圃場整備は、これから確実な事業実施の流れをつくっていく必要があるということでございまして、そのほかにもものづくりサポートセンター、また中央地域交流センターは、これからその事業効果をどのように生み出していくかが課題ということになってもおります。
 また、規制緩和も含めまして、これから既存の集落の維持をどのように図っていくかという課題もございます。それらに今後、取り組んでいかなければならないということで、その課題を克服していくために、市民の皆様のお許しをいただけるのであれば、あともう一期、4年、市長を務めさせていただきまして、それらの課題に挑戦してまいりたいと考えております。
 今後とも市政の発展に御協力もよろしくお願い申し上げまして、私の答弁とさせていただきたいと思います。以上です。
○議長(土居恒夫) 浜田憲雄議員。
○7番(浜田憲雄) 平山市長から、この市政3年4か月を振り返りましての総括と、それからまた今後に向けた力強い決意をお伺いをいたしました。改めて平山市長にエールを送りまして、私の質問を終わります。
 以上、私、419回の議会の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。