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検索結果 »  令和2年 第412回市議会定例会(開催日:2020/02/28) »

一般質問1日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(土居恒夫) 20番福田佐和子議員。
      〔20番 福田佐和子議員発言席〕
○20番(福田佐和子) 私は、通告してあります1教育行政について、2ジェンダー平等について、3公的施設の役割と市民参加について、4補聴器購入助成について、5公有地の管理についてお尋ねをいたします。
 まず、教育行政については、新型コロナウイルスへの対応といじめ対策についてお聞きをいたします。
 まず1点目、コロナウイルスへの対応については、さきにお二人からも質問がありましてダブるところもありますし、通告した内容からちょっと出るところもありますけれども、よろしくお願いをいたします。感染が広がらないこと、そして一日も早く終結する、終息することを心から願いながら質問をしたいと思います。
 突然の安倍首相の一斉休校要請は、日本中に多くの混乱をもたらしました。今、ともに乗り越えようとする各地の取り組みも出ておりますけれども、感染者の出ていない地域までなぜ一斉に休校なのか。小中学校がだめで、なぜ学童と保育はいいのか。高校入試を控えた3年生、小学生も中学生も、最後の仕上げとなるこの1カ月間を後でどうやって埋めることができるのかなど、子供にとって最も大切な時期を不安と疑問だらけで親子ともどもスタートさせることになりました。市は、あす4日からとのことですけれども、本来休校を決めるのは市教委か学校です。具体的な根拠や裏づけもなくいきなりの要請で、責任を持つと言われても信じることができないという声が大変多くありました。それぞれで対応してもよいとも後で修正をされておりますけれども、今の現状ではそれぞれの分野で拡大をさせない取り組みを目指すことが大事になります。安倍首相は、全力で支援すると明言しております。高齢者、働く市民に負担をかけないように、国に対してはしっかりと要求し、足りない分は緊急事態と捉え、市も負担をするべきだと思います。通告してはありませんけれども、発生が予想される財政支援についての決意を、市長か教育長、どちらかの答弁をいただきたいと思います。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 今般の新型コロナウイルスの感染症対策につきましては、緊急を要するということでさまざまな施策が出されているところでございます。それにつきまして、必要な経費がもし市単独でやる必要があるということが急遽発生した場合には、まず市の支出は行っていくということは考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、よろしくお願いをいたします。
 次に、あすからの休校によって、公園などを除き家から出ることができない子供たちは、どんな家庭での生活になると想定をしておられるのでしょうか。できる支援はすべきだと思いますが、学校判断で受け入れをすると、各学校で今対応していると先ほど答弁がありましたけれども、一人で留守番をさせるより、学校のほうが目が届き、いざというときの対応もすぐにできて安心という声もあります。ぜひ、安心してこの間を乗り切れるように全校で対応していただきたいと思いますが、その点についてお聞きをいたします。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 福田議員御指摘のとおり、大変不安を抱えていらっしゃる御家庭も多いかと存じます。先ほども御答弁申し上げましたが、居場所がないと思われます、また一人ではという御家庭につきましては、学校でお預かりするということで学童とも連携しながら、今あすからの対応を学校も進めているところでございます。また、どうしても御家庭でいなければならないというようなお子様もいらっしゃると思いますので、校長会とも協議を続けてまいりますが、休業中は家庭訪問等家庭との連絡をとり合いながら、子供たちの状況把握に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 全校にはならないということでしょうか。全校が対象にならないということでしょうか。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) けさ、学校のほうにも確認をいたしましたが、全校でお受けするという学校もございますし、大規模校ではどうしても対応の問題もありまして、1年生から3年生で居場所がない御家庭にお声をかけているというふうに確認をしております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 聞き方が悪くて申しわけありません。南国市内の小学校全校で、1年生から3年生までの子供さんを全校で対象としてお預かりするということでしょうか。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 大変失礼いたしました。
 南国市の全小学校でそうした対応をしております。先ほど申し上げましたように、小規模、中規模校は全学年で希望を募っております。大規模校に関しましては、1年生から3年生というところを対象というふうにお預かりするような措置をとっております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 答弁ありがとうございます。
 支援学級についてはどのようになっておりますでしょうか。困ることが多いと思いますけれども、お伺いをいたします。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 特別支援学級に在籍のお子様も同様に、御希望いただければお預かりするという対象になっておりますし、学校としてはそうした特に御心配な御家庭については、担任を通じて連絡を取り合って、対応方法も協議をしているというふうに配慮を進めているというふうに聞いております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) ということは、支援学級についても1年生から3年生までは対応されるということですね。ありがとうございました。
 次に、学童は学校よりも大変過密な状況です。狭い場所に少人数の支援員が、通常の2倍を超える時間を子供たちと一緒に過ごすことになるわけですが、さきの答弁では学童を除く1年生から3年生を希望で各学校でとのことでしたけれども、なぜ学童の子供さんを除くんでしょうか。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) まず、学童があすから、先ほど子育て支援課長も答弁申し上げましたように、4日から春休みどおりの時間帯で開設をしていただけるというふうに確認ができました。各学校は、それでもどうしても行けないお子様方の居場所ということを優先的に考えまして、学童にも行けない、そうした方の御家庭を優先的に希望を行ったというところで、特に学童に行っているから行けないというような意味合いではありませんでしたが、優先的な対応としてそのような文書等で御希望を募ったというところでございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) それでは、学童の子供さんも午前中、学校へ行ってもえいということになりますか。高知市の学童は、3時までは学校で過ごして先生が対応されますけれども、その後2時から開所している学童へ移ると、学童の子供さんはそっちへ移るということになっていると聞いておりますけれども、南国市にはなぜその選択がなかったのでしょうか。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 学童の、先ほど申し上げましたように、開設が朝8時半からとおおむね伺っております。そこで、学校はその学童に来られたお子さん方も、体育館の開放、図書館の開放、空き教室の開放等を行う連携を図ってまいります。そうですので、学童に来られたお子さんも、しっかり学校の敷地内で安全を確保しながら対応できるというところで、そうした対応を考えたところでございます。以上です。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 学童の子供さんも、午前中はそこで対応ができるようにということを改めて求めたいと思いますが、先ほどの答弁はどうも学童のほうを優先をするというふうに聞こえたんですが、学童のほうも本当に毎日限られた時間で支援員の方が配置をされておりますけれども、今回8時半から5時まで、そのあたりまで通常の2倍の勤務時間になるわけです。そのあたりを、申しわけありません、どうも私は理解しにくくて、学童に籍がある子供さんも学校でともにということでよろしいでしょうか。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 大変わかりづらい御説明になって申しわけありませんでした。
 学童に来られたお子さんも、当然学校は開放しておりますので、先ほど申し上げました体育館、図書館、それから教室などでも活動ができるように、本日付で教育委員会から各学校への協力体制というものも周知もしましたので、学童に来られたお子さんも、そうした学校の施設を使って安心して過ごしていただけるというふうに考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 理解をいたしました。
 今の次長が答弁をされた中身で、例えば学童の子供さんが早くから行きたいと言えば午前中も行けるということになりますと、学童で手を打った支援員の午前中の仕事とかとの兼ね合いはどんなふうになるんでしょうかね。全員が学校へ行かれるとは思いませんし、確かに学童は本当に学校とは別の場所なんです、学童というのは。そういう場所にそこで過ごそうという子供さんもおられるかもしれませんが、例えばもっと広いところ、学校の教室のほうがいいという方、子供さんはおられるかもしれませんが、そのあたりは学童のほうと連携してといいますか、人の配置もあることですき、相談をされてこられたのかなと思いますけれども。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 昨晩、市連協のほうから御連絡をいただきまして、けさ確認を取り合いました。その中で御要請がありましたのは、学童に朝から来て、それからたくさんの子がもし来た場合には、体育館、図書館、先ほど言いました空き教室などを活用するようにしまして、そこに教員が指導といいますか当たるというところで、大変人員が少ない中で学童も運営をしてくださるということですので、そうした形で一緒に連携を図っていくというところを確認をしまして、それについて各学校のほうにきょう周知を図ったところでございます。以上です。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 次長のほうも、大変急な話でいろいろなところとの兼ね合いもあり、打ち合わせもあり大変だと、それは理解をしております。ただ、困るのは子供なので、ぜひその立場でよろしくお願いをしたいと思います。
 今全国の学童から出ている声に、いつもは学童に対しては支援が少ないのに、学校が休校にもなるこんな日に、困ったときだけ学童をというのは納得できないという声がたくさん出ております。特に北九州市では、新聞にも載っておりましたけれども、学校の教室よりも密集、ここは市立というか市営の学童保育ですが、保育を希望する保護者に対して、市は学校の教室よりも密集した環境で過ごすことになるため、感染の可能性があることについて理解しているなどとする確認書にサインをするよう求めていると、こんなことも行われているわけですね、実際に。南国市の場合は、本当にきめ細かな対応をこれまでにもしていただいたというふうに思いますけれども、これからも今とても大事な時期ですので、取り組みを強めていただきたいと思います。
 最後に、学童で今不足している、例えばマスクがあるのにないと言われているだとか、いろいろな話が飛んでおりますが、学童が必要とする物品の確保、それをぜひしていただきたいということと、勤務時間が倍になる支援員への助成など具体策も示しながら、ぜひお互いに協力し合いながらという立場で取り組んでいただきたいと思いますが、そのあたりについてお聞きします。
○議長(土居恒夫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 先ほど、春休み前に春休みのような対応をしなければならないということと、またコロナウイルスに対しての物品等の新たな需要が必要だということを御質問いただきましたけれども。そちらのほうにつきましては、市のほうで市連協さんには委託料という形でお願いをしておりますけれども、年度途中でありますが委託料の増額等の対応はしていただくということで、当初からお願いをさせていただいております。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 今本当に大切なのは、感染予防のために一人一人ができることを確実にしていくことではないかと思います。できる限り現状を明らかにしながらというのは、これは本当に微妙なこともありますから難しいわけですけれども、できる限り現状を明らかにしながら注意を促すというのがこれからの市の役割でもあろうかと思います。安倍首相のように一方的にではなく、市民とともにこの困難を乗り切る方策をぜひ考えてほしいと思います。ぜひ、一言いただけたら、教育長、いただけたらよろしくお願いいたします。
○議長(土居恒夫) 教育長。
○教育長(竹内信人) 今回の対応については、本当に考える余裕もなく、事業もしくは方策を打ち出さなければいけなかったので、後から考えればこういうふうにしたらよかったなということは今後まだまだ出てこようとは思います。ただ、目の前の子供たちをどういうふうに救っていくのか、それは学校であっても学童であっても、それから一般の社会であってもそうだと思いますので、最善の手だてを尽くしながら対応していきたいと思います。
 なお、今後まだまだこれが長引くことも考えられますので、今行っていることが全てこのままの方針でいくということではなしに、臨機応変な対応を求められることが多いと思いますので、そういったことで迅速に対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、よろしくお願いいたします。
 最後に、先ほど西川議員からもありましたが、市の相談窓口を、例えばさまざまな疑問が今いっぱい出ていると思うんです。それを教育委員会だけではなくて、いろいろな不安を抱えておられる市民の皆さんに対応できるような相談窓口をぜひ検討していただきたいと思います。県議会では、塚地県議の質問に対し、浜田知事が検討するというふうに答弁もされておりますが、南国市もこういう形で取り組んでいるということを市民にお知らせするためにも、ぜひ窓口の創設を求めておきたいと思います。
○議長(土居恒夫) 答えが要るんですか。
○20番(福田佐和子) 答えてください。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 窓口でどういう御質問をいただくか、その内容によっても対応の仕方が変わってこようかと思うんですけど、今のところは対策本部では危機管理課が窓口になっておりますので、そういったことも含めまして、相談できる窓口ということで考えていきたいと思います。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、よろしくお願いいたします。
 次に、いじめ対策についてお伺いをいたします。
 12月議会での私の質問に対する答えを書面でいただきました。結論は、第三者委員会、調査専門委員会は、第14条第3項で立ち上げ、第28条第1項に基づき調査を行ったものである。調査内容については、子供の自殺が起きた時の背景調査の指針を参考に行ったということでした。いただきましたけれども、28条で行ったのであれば、事実関係を明確にするための調査でなければなりません。調査委員会が4件のいじめを認めたこと、人権作文の内容など明らかにこうしたことがされながら、重大事態としての結論が出されておらず、まとめはいまだに疑問符のままです。御遺族も出された調査結果に納得していないのに、何条でやったと言われてもなかなか受け入れられないと言われております。二度と繰り返さない、そのためにこそしっかりと検証し、Kさんの思いこそ継ぐべきではなかったでしょうか。学校関係者、子供、大人、全ての人が相手を大切に思う教育、これこそが必要なときではないかと思います。親が子を、子が親を、先生が先生を、子供が子供を、つらい話ばかりです。大人になる子供を優しく育てる教育をと願っております。
 このお返事をいただきましたが、遺族の方も、また私もなかなか納得をすることはできないわけですけれども、14条というのは、12月議会でも言いましたけれども、これはいじめ問題対策連絡協議会を置くことができるというところです。28条については重大事態の調査を、例えばいろいろな資料をもとにしながらそれの結果を明確に出すこと、これがうたわれております。第5章重大事態への対処、第28条の中で質問表の使用、その他の適切な方法により、重大事態にかかわる事実関係を明確にするための調査を行うものである。確かに、いろいろな生徒さんのアンケートを利用されました。しかし、残念ながら、結論はこの議会でも同僚議員から調査結果はきちんと出されていないというふうにも、私以外からも御意見が出された中身です。非常に、いただいた答弁は残念ですけれども、私たちはこれまでずっと取り組んできたその中身について、南国市がぜひ生かしてほしいという思いがあります、遺族の皆さんも市民の皆さんも。今回12月議会で山中議員が質問された中で、2回目の調査委員会をつくるということで答弁をされましたが、前と同じ団体に要請をされたとお聞きをしましたが、事実でしょうか。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 第三者委員会につきましては、現在御遺族の代理人弁護士を通じまして、依頼団体の了解を得ることができました。その依頼団体といいますのも、同じ団体もございましたら、他の団体もございます。そこの代表の方と現在連絡調整を行いまして、訪問して依頼に上がっている段階でございます。ですので、依頼団体につきましては、前回と同じ団体もあれば違う団体もございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 前回の調査委員会の皆さんに対しては、請願書も出されて遺族の皆さんが反発をされてこられたのは御承知だと思いますけれども。他の団体の方も入っておられると言われますけれども、同じ団体とすると、例えば同じ方が出てこられるということも可能性としてはあり得るんでしょうか、お聞きします。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 現在、私ども事務局が団体の代表の方に御挨拶に参りまして、正式に御依頼、御推薦をどなたかというところの話し合いの中では、別の方をと、これまでかかわってくださった方とは違う別の方ということで話し合いがまとまっておりますので、前回の第三者委員会のメンバーとは違う方の、代表の方からの御推薦があるものとこちらは認識をしております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 御遺族もそうでしたが、教育委員会もずっと大変な思いをされながら取り組んでこられたのは理解をしております。ぜひ、Kさんの教訓を生かすべきだと思いますので、よろしくお願いします。取り返しはつきませんけれども、この間ずっと訴えてきた思いにせめて応えるべきだと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 いじめ問題は終わりますが、関連して12月議会で大津市を研修したと答弁がありました。何を学んでこられたのかお聞きします。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 大津市のほうに学びましたのは、いじめ対策の取り組みとしまして、全国的な取り組みの非常に先進的な事例を行っておるところでございます。特に、AIを使っていじめを早期に発見したり認識したり、またそれを市または教育委員会、学校が連携して取り組むような、そうした迅速な対応に取り組めるAIの活用ということで、大津市が取り組まれておりますことを主に学んでまいりました。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) ということですけれども、最終的には数字とか、何か起きた現象を集約するとかいうことができたとしても、子供一人一人の深い思い、なかなか口には出せないさまざまなことがありますので、最後は人が判断をする、このことは抜かさないようにぜひお願いをしたいと思います。
 最後に、いじめ対策専門員の配置を要望するということで通告をしてあります。
 重大事態のあった岐阜や大津には、二度と繰り返さない意志のもと専門員が配置をされております。財政規模も違いますし、学校の数も多いですけれども、各校に1名置かれているところもあります。二度と繰り返さないというなら、ぜひ南国市にも配置をすべきだと思います。つらい思いを抱えながら学校へ行っている子供たちに寄り添う人が必要だと思います。検討すべきだと思いますが、お考えをお聞きをいたします。
○議長(土居恒夫) 教育長。
○教育長(竹内信人) 教員の配置ということになりますと、市単独ではなかなか不可能でございますので、担当ということで主任とか主事とかいうレベルの役割を持たす教員の配置については考えられ得ると思います。なお、支援員とか補助員とか、そういったことでの配置でありましたら市町村単位でも、財政的なことはちょっと置いといて、配置ができる可能性はありますので、今後そういったことについて検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 教員の数は県がということになりますが、先生も一人の先生がいっぱい荷を負わされても、なかなかそのことだけに特化して取り組むことができないというのは、お二人とも現場におられた方ですので実感をしておられると思います。ぜひ、私は専門員を配置をするという方向で取り組んでいただきたいということで、終わりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(土居恒夫) 10分間休憩します。
      午後2時51分 休憩
      ――――◇――――
      午後3時2分 再開
○議長(土居恒夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。20番福田佐和子議員。
○20番(福田佐和子) 2点目は、ジェンダー平等についてお伺いをいたします。
 国会では大臣クラスの差別発言が続いておりますが、1位は麻生大臣、2位は安倍首相だと言われておりますが、私も議員になったばかりのころに保育の質問をしたときは、自分の子供は自分で見るが当たり前じゃとか、やじが飛びました。32年たった今、社会はジェンダー平等とともに、個人の尊厳、これを求めることは当たり前になっています。にもかかわらず、体質は変わっていないのが現状ではないでしょうか。
 女性議員は南国市は当初の2名から現在は5人にふえました。半数は女性にという数字には遠いわけですけれども、ふえました。執行部の課長職は、全員男性からその後、女性課長が1人、2人とふえ、一時は7名おられたような気もします。現在は、お二人ですか。――3人ですか。4人ですね。失礼しました。局長さんも入れて4人です。現在は4人です、ごめんなさい。
 市の男女共同参画条例、これは平成23年に制定をされております。女性の登用について計画目標もあったはずですけれども、参画条例の進捗状況、女性の登用などについての進捗状況をお聞きします。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 男女共同参画社会基本法に基づきまして、南国市でも男女共同参画推進条例がつくられております。男女共同参画社会基本法では、市町村推進計画が努力義務ではございますけど規定されておりまして、南国市のほうでも男女共同参画推進計画を策定して、現在10年計画の8年目を行っておるところです。第2期計画に向けて、令和2年度は調査、そして3年度にまとめるということでございます。第1期、今行われておる計画におきましては、毎年最初に昨年度末までの各課の目標とか、どんな事業を行ったかということを委員の皆さんの前で言ってもらって、それを検証するということがございます。男女が各種委員会に占めます比率と申しますのは、それは50%を目標としておるところですが、充て職の方を委員とする構成としておる会が多うございまして、ここは充て職だと必ずしも50%にならないから、充て職ということをまずやめていこうとかいうことが毎回毎回論じられておるところではございますが、目をみはっての改善ということには現在至っておりません。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) これからも、女性課長誕生のために、市長にはぜひその立場でよろしくお願いをいたします。男性、女性を問わず、課長の重い職責は理解をしております。その責任の重さを課全体で支えることができれば、各課での長年の経験を市民に還元できる、そんな立場に立たれるわけですから、今後もジェンダー平等の立場で推進をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、公的施設の役割と市民参加についてお伺いをいたします。
 たびたび同じことを聞いておりますけれども、なかなか市民の皆さんの中にこの3つの事業、ものづくりサポートセンター、(仮称)文化交流センター、図書館に共通する中身、これがなかなか知られていない、知らされていない。私たちにも責任がありますけれども、そのことについてお聞きをいたします。
 最近、講演会や勉強会をするための場所が減りました。部外者には貸さないと言われたところもあります。結局、少人数なら無理を言って地域の公民館を借り、多ければ民間の会場を借りることになります。市民の文化や教育、生涯学習などを保障し、推進するのは市の責任だと思っております。その立ち位置を間違えないようにとの思いから、3件について重なりますけれどもお聞きをいたします。
 ものづくりサポートセンターは、現状では海洋堂だけが大変目立ち、残念ながら市の意図することが市民には伝わっていないのではないかと思います。一部の企業や団体だけが対象でないなら、今まで以上に周知を広げ、市民や市内企業、誰もが参画できるようにするべきだと思います。今後の具体的な取り組みをお聞きをいたします。
○議長(土居恒夫) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) ものづくりサポートセンターにつきましては、海洋堂、一部の企業だけのためのものではありません。ものづくりサポートセンターは、ものづくりを通じて地域活性化の拠点の施設であるということで、現在多くの方々に来場し、利用していただけるよう準備を進めているところでございます。西山議員さんにもお答えさせていただきましたが、サポートセンター1階は海洋堂の生産スペース、また展示物等を見学していただくことで見て楽しんでいただき、ものづくりに興味を持っていただくためのフロアとなっております。2階は、海洋堂の作品も含め、市内のものづくり企業やものづくりをされる方々と連携した作品の展示等のスペース、またミュージアムショップ、一般来場者のためのものづくり体験スペースや、市民の方等に利用していただけるものづくり工房などを構え、観光客や市民の方々に広くものづくりの魅力に触れていただくためのフロアとなっております。3階につきましては、高度なものづくりの技術を身につける、また自由にものづくりを楽しんでいただくためのスペースを構える、またさまざまな企画展などを行えるフリースペースなどを構える予定であり、多くの方々にサポートセンターを利用していただきたいと考えております。
 また、サポートセンター完成後には、地域のものづくり人材の方々と連携した取り組みを行えるよう、現在ごめん・よってこ広場を中心にものづくりのワークショップやクラフトイベント等を定期的に実施し、ものづくりに興味のある方や、ものづくりを行っている方々の掘り起こしを行っているところです。そういった取り組みへの参加者のつてなどもありまして、徐々にこのネットワークが広がりつつあるところなんですが、これをさらに広げていきたいと考えておりますので、興味のある方、御協力いただける方等の情報をいただきましたら、声がけもしていきたいと考えております。将来的には、ものづくりサポートセンターの活動として、こういったものづくりの人材によるものづくり教室の開催やイベントの開催などにもつなげていきたいと思っておりまして、現在一般の方が講師としてものづくりを教えるといった試みにも着手をしているところであります。
 また、市内近隣の高校、高専などとの連携を図るための連絡会を開催したり、現在市内の小学校においては、地域学習の一環で大型ジオラマの作成を行うなどして、センター開館後は市内小中学校に活用していただける部屋も用意するなど、教育機関との連携、活用にもつなげていきたいと考えております。また、地域の企業についても、事業の周知や協力の呼びかけのために企業訪問を行いたいと考えているところであります。
 このように、ものづくりサポートセンターには、さまざまな方々、団体、企業等にかかわっていただき、地域が連携して活用することで地域活性化につなげていくための施設でありますので、多くの皆様にものづくりの魅力を見てもらい、さまざまなものづくりの体験をしてもらい、この取り組みに参加していただきたいと思いますので、皆さんの御協力をよろしくお願いいたしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 担当課長には申しわけないんですが、2問と3問を一緒に質問をさせていただきたいと思います。
 市内企業や市民のものづくりの力が、先ほど説明があったように、生かせるようにということは市民も望んでおります。16億円の効果が市民全体に広がること、これを考えております。声がかかっていないところへどう広げるのか、これからもぜひ幅広い取り組みをしていただきたいと思います。
 そこで、商店街の利用について、市民の声もありますけれども、中心市街地振興協議会はどのような団体が入り、今どのような御意見が出されているのでしょうか、お聞きします。
○議長(土居恒夫) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 中心市街地振興協議会は、住民または中心商店街の利用者、中心市街地または中心市街地周辺の事業者、商工会、観光協会、地域の活動団体、県、市からなり、南国市の中心市街地の活性化を図るために必要なことを協議するための組織であります。現在は、中心市街地ににぎわいを生み出すための中心市街地振興計画と、振興計画を実現するための行動計画の策定に向けて議論を行っているところであります。振興協議会の附属機関としてワーキンググループがあり、振興協議会のメンバーを含め約70名の地域住民の方々、中心市街地を中心とした事業者の方々、地域で創作活動などを行っている方々等がメンバーとなってくれています。ワーキンググループでは、グループに分かれてのワークショップを行っており、これまで4回のワークショップを実施、ワークショップでは毎回30名ないし40名ぐらいの方に参加していただき、アドバイザーの先生を招き、SWOT分析を取り入れて議論を行っております。中心市街地の強みと弱み、また追い風となる有利な状況や逆に不利な状況を洗い出した上で、それぞれの意見を組み合わせることでどんな取り組みが考えられるのかという形でアイデアを出し合い、その中から中心市街地のにぎわいを生み出すために、人任せではなく、参加者の皆さん、関係団体、市等が一緒になって、まず何から取り組めるのか、予算、人員体制、困難さなどを考えたときに、すぐに取り組める第一歩目が何かということを現在検討しております。ワーキンググループでは、地域の方々からこれまで市の取り組みに対して厳しい御意見もいただきましたが、それも参加者の皆さんが自分たちの地域をよくしようという思いのあらわれであり、現在参加していただいている皆さんにつきましては、非常に前向きに活発な議論を行っていただいてるところであります。
 今後の作業としては、このワークショップの結果をもとに、現在、中心市街地振興計画と、何から取り組むかといった行動計画を令和2年度前半に策定した後に、行動計画を実行していくことになります。その後も、計画の検証、見直しを行いながら継続的に活動を行っていく予定であります。今、地域の方々にものづくりサポートセンターの整備が非常に大きな追い風になっていると感じていただいておりますので、皆さん前向きに取り組んでいただいております。この流れを継続して取り組んでいく必要があると考えておりますので、御協力のほうをまたよろしくお願いしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) ぜひ、幅広く市民の皆さんが待てるものになるようにと願っております。先ほど御答弁の中で、運営は民間にという答弁があったように思いますが、民間任せにせずにというのが今回の質問の趣旨なので、3つの建物にそのまま言えることなんですが、よろしくお願いをいたします。
 次に、今後建設される図書館も含め3件について、これまでの感じでは、市民の税金で建設する公的施設を公的に守っていくという市の思いが伝わらなかったわけですけれども、さきの答弁では、ものづくりサポートセンターだけは少し動きがありましたけれども、図書館と文化交流センターについては、公的に責任を持つと答弁をされたというふうに私は聞きましたけれども、それでよろしいでしょうか。
○議長(土居恒夫) 市長。
○市長(平山耕三) 私が本日答弁した内容ということであれば、これからその2つの施設につきましては、直営か委託かというところのメリット、デメリットを精査して、今後考えるというふうに御答弁申し上げたところでございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 3件の中でも、特に市民に周知されていないというのが残念なことに文化交流センターなんですが、本当に市民の皆さんが待ちに待ったものでありながら、財源上、ホールとは言えない、ここで言うてしもうていいだろうか、補助金でホールを建てて大丈夫という声も素朴な疑問もあったりもしております。図書館も文化ホールもものづくりサポートセンターも、市民の財産として市が責任を持つという立場を今後もとっていただきたいと思います。なぜ、それをきょうここで出したかといいますと、最近土佐町で起きた不登校の支援センター、これを民間のNPO法人が受託をしたわけなんですが、これの連絡が全く行き来がなくて、結局今頓挫をしているということが起きております。不登校の子供がいる場所というのは、必要な場所ではあるんですけれども、この事業は経済産業省の実証事業に応募して、9月に採択を受けた。10月から12月に3度の体験イベントを開催し、交流サイトなどの告知で知った子供や保護者が参加を呼びかけ、ことし1月14日に事業が始まり、土佐町から7人、隣の本山町から4人の児童が通い始めた。教育委員会が小中学校の先生に正式にこの事業の説明をしたのは昨年の末です。始まってからということになりますが、保護者への連絡は、3学期の始業式の日に学校を通じてチラシを配ったということです。保護者のほうから、友達が急に来なくなり、子供が困惑しているなどの声が上がったとのことで、土佐町の6人は不登校児ではなかったということもありまして、議会とも相談をして今とまっていることになっています。
 だから、簡単に、それとこれを公募型プロポーザルで募集したところ1社しかなくて、選定をした結果、ここに決まったということになっていますが、選定しようがないですね、1社しか応募がなかったわけですから。ですから、学校とも教育委員会とも、学校の先生、子供や保護者に対しても全く説明のなかったことが、こういう形で今南国市が進めている事業が進むと残念なことになりますから非常に心配をしたところですが、そのあたりのことをもし土佐町のことを御存じであれば、そういうことにならないようにという答弁をいただけたらいただきたいと思います。
○議長(土居恒夫) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 土佐町の事案については承知をしていないところなのですが、まず中央地域交流センターにつきましては、地域の方々の交流を促すということで、専用のホールということではない多目的施設であるということでございます。あと、以前広報活動が十分でないということをおっしゃっておられました。用途地域の関係で、建築基準法の48条のただし書きの許可を得る必要があるということでございました。2月12日に県の建築審査会で了承をいただいて、2月の下旬にやっと建築許可がおりたところです。随分と手直しもさせられましたが、これまで説明してきた図面におきまして大きな変更はなくて、いずれも軽微な変更で何とか建築許可を得ることができました。先議会でもお答えいたしましたように、これからはもうちょっと図面とかそのようなものをつくって、住民の方々に周知していけるのではないかと思っております。
 また、市長が直営か指定管理か、それぞれメリット、デメリットを比較検討した上で、慎重にこれから決定していくとお答えをしております。仮に、指定管理となった場合、公募で1社しかなかったから、そこしか選びようがなかったということがあったようでございますが、やはり採点した上で余り達しないと、それは該当者なしということもあり得るのかなと思っております。また、以前浜田和子議員にお聞きされたときにも、モニタリングとかいうことの必要性というものを随分と教えてもらいまして、結局受託した法人がちゃんとその目的に沿ったような運用ができておるかというのは、委託した側もチェックしていくべきものだと思っております。
 今回の施設につきましては、施設の予約受け付けだけをお願いするのか、あるいは文化活動の底上げに何か自主事業、ソフトのようなものも含めてお願いするのかというところも決めていかなければなりませんが、何がしかのそういったソフト事業もお願いするということであれば、そこを十分に行える自力があるかという採点と、委託をもしすることになりましたら、その後ちゃんとできておるかというモニタリングが重要となってくると認識をしています。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) ものづくりサポートセンターにつきましては、観光客を呼ぶであるとか、多くの方々にものづくりの魅力を感じていただく、楽しんでいただくという施設の目的を果たしていくために、効果的な管理者を決定していくというふうに考えております。ただ、これは管理者が決まったときに、管理者だけに任すということではなくて、今現在続けておる取り組みと、これは市が中心になってやっておるものなんですが、こういった取り組みとあわせまして、より多くの方に楽しんでいただけるような施設とするように、管理者と市が一緒になって取り組んでいかなければならないとは考えておりますので、御理解をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 3件とも市民にとっては本当に必要な施設であるということはよくわかりましたけれども、住民の理解や同意がなければ土佐町のように残念な結果になるわけで、振り回されるのは子供や市民の皆さんということになります。ちょっと心配をしたのは、国の事業に乗って今これらの3つが進みゆうわけです。国の事業に乗ると期限を迫られて、例えば十分に説明ができていない、準備ができていないところでもゴーの声がかかるということがあるのではないかと。私は、土佐町のを聞いたときに、そのあたりの説明をする時間、きちんと同意をしていただく時間というのがなかったのではなかったかと。子供が対象なので非常に残念な結果になっているわけですけれども、やはり事業に乗らないと財源がないという現実もあろうかと思いますけれども、そのあたりはきちんと誰が主人公で、誰のためにその事業をやっているかということをぜひ念頭に置きながら、これからも対応していただきたいということをお願いをしておきたいと思います。
 最後に、高齢者への補聴器購入助成について伺います。
 今、年金で暮らしておられる高齢者は、消費税増税、各種保険料の値上げ、医療費の負担増、そして命綱である年金は引き下げられる、かつてないほどの苦しい生活に追い込まれております。低所得者への商品券が期限を延長しても売れなかったのは、それだけ苦しい世帯がふえているのではないかと思います。
 そこで、少しでも高齢者の負担を軽くするために、加齢による難聴により日々の生活に不便を感じながらも、聴力が残っているために障害者とは認定をされない高齢者、この方への補聴器購入費への助成を求めたいと思います。新年度予算が提案されたばかりですけれども、来年に入れろということでは決してありませんが、補正も含め実現の見通しをまずお聞きをしておきたいと思います。
○議長(土居恒夫) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律では、障害者等の身体機能を補完するものとして義肢、装具、車椅子等の補装具が規定されております。また、同法76条には、市町村は障害者または障害児の保護者から申請があった場合、補装具の購入等に要した費用について、補装具費を支給することが規定されております。また、購入できる補聴器の種類につきましても費用の算定基準が出されており、高度難聴用ポケット型の3万4,200円から耳穴型の13万7,000円の範囲内で、それぞれの障害の程度に応じ、支給されることになっております。ここで言う障害者とは、身体障害者福祉法の規定により身体障害者手帳の交付を受けた方となりますが、高齢者の加齢による聴力低下につきましても、程度によっては身障手帳が取得できる場合があることから、福祉事務所の窓口に補聴器の購入等の相談に来られた方に対しましては、身体障害者手帳の取得をお勧めしております。今年度も、5名の高齢者の方が新たに手帳の取得をされております。
 なお、自己負担額につきましては、本人及び配偶者が市町村民税世帯非課税者の場合は自己負担なし、課税者の場合であれば1割負担となっております。また、その事業費の内訳につきましても、国費2分の1、県費4分の1、市費4分の1となっておりますので、当面市独自での助成については考えておりません。なお、身障手帳が取得できるレベルの難聴といいますのが、通常の会話が聞き取れない程度の難聴でしたら、身体障害者手帳の対象者になるということでございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 障害者として認定をされていない方の高齢者の助成ですので、ぜひよろしくお願いします。足立区ではもう既に始まっておりまして、言語聴覚士による無料の聞こえの相談とか、今年度は1人2万5,000円の助成をする、あるいは江東区では広報を通じて補聴器の支給制度をお知らせする中で利用者がふえる、こうしたこともあります。先ほどの答弁では、障害者と認定されればということでしたけれども、障害者まで認定をされない高齢者というのはたくさんおいでになりますので、そこはぜひこれからも検討していただきたいと思います。これは要望して終わりたいと思います。
 5点目は、公有地の維持管理についてお聞きをいたします。
 担当課に相談すれば済むことかもしれませんが、担当がかわっても継続した維持管理をしてほしいという要望があり、4点お聞きをいたします。見通しも含め、お聞きをしたいと思います。
 1点目は、国分の養鶏場横の市有地については年に1度草を刈っているようですけれども、草はそのままなので、枯れると近くのお家に入り、長年苦情の出ている場所でもあります。管理はどこの責任がやられているのか、今後どうなるのかお聞きします。
○議長(土居恒夫) 答弁を求めます。財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 国分の用地につきましては、財政課のほうで管理をしております。財政課におきましては、普通財産につきまして緑地等も含めましてかなりの部分を管理しておりまして、一定シルバー人材センター及び地元団体等に委託をして管理をしておりますが、管理状態が適切ではないような事例とかがありましたら、またそのことを委託先のほうと協議しまして、近隣に迷惑がかからないように、そういった形で徹底したいと考えております。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 始末をしてほしいという声がありますので、ぜひお願いをいたします。
 2点目は、国分川の土手は、上流は地元の国分川を守る会というのでしょうか、上流のほうはお世話をしてくださっております。香南清掃組合から……。違うんですか。香南清掃組合から下流についての管理はどこがしているのでしょうか。
○議長(土居恒夫) 建設課長。
○建設課長(西川博由) お答えいたします。
 国分川につきましては県の管理でございまして、堤防の草刈り等につきましては県に確認しましたところ地域に委託しており、地域地域で、場所によって地域が違うと思いますが委託しておるということでございます。それ以外で、国分川の堤防上で一部市道認定しておる部分がございますが、その部分については市が草刈りをしております。以上です。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) 3点目は、あいている市営住宅と公園の管理ですけれども、これも何度かここでも言われたことがあるかと思いますけれども、公園については草刈りなど、先ほど言われたように地域に御協力いただいていると思いますけれども、あいている市営住宅の管理、これは今後も地域の皆さんの力をかりて整備をしていくということでしょうか。
○議長(土居恒夫) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 空き家になっております市営住宅につきましては、現在職員の見回り等の際に、除草が必要な状況であると把握したときには、除草や木の伐採等の作業を業者に依頼しまして管理をしておるところでございますが、空き家になっている全ての市営住宅まで実際のところ目が行き届いていないということで、住民の皆様には大変御迷惑をおかけをしておるところでございます。御近所の方などから苦情等がございましたら、その都度早急に業者に依頼しまして、除草や木の剪定、伐採などを実施しておりまして、早急に対応させていただいておるところでございますけれども、住民の方から苦情が出ないように定期的に除草等をするなどの適正な管理に努めてまいりたいと思います。住宅団地にある緑地等につきましては、地域の自治会等の方に御依頼して、清掃をお頼みして維持管理をしておるという状況でございます。以上です。
○議長(土居恒夫) 福田議員。
○20番(福田佐和子) それぞれ細かい要望までお願いをしましたが、ぜひ地域の皆さんが暮らしやすい地域になりますようにお願いをして終わります。ありがとうございました。