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検索結果 »  令和元年 第411回市議会定例会(開催日:2019/12/06) »

一般質問3日目(野村新作)

質問者:野村新作

答弁者:関係課長


○議長(土居恒夫) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      発言の訂正
○議長(土居恒夫) 教育次長より発言の申し出がありましたので、許可いたします。教育次長。
      〔伊藤和幸教育次長兼学校教育課長登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 議長のお許しをいただきましたので、昨日の答弁について訂正を申し上げます。
 昨日、山中良成議員の御答弁の中で、いじめ重大事態と捉えた場合は、教育委員会として、直ちにいじめ防止対策推進法第14条第3項の規定に基づき、南国市いじめ問題専門委員会を設置し、調査を行うこととなりますと御答弁を申し上げましたが、正しくはいじめ防止対策推進法第28条第1項の誤りでございます。訂正し、おわび申し上げます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(土居恒夫) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。17番野村新作議員。
      〔17番 野村新作議員発言席〕
○17番(野村新作) 議員になって一番の質問というがは初めてや。くじ運がえいというか、年末ジャンボ買うちゃお。
 私の質問は、高齢者支援事業フレイル健診、それから二番目に下水道事業、下水道と学校教育を質問をさせていただきます。
 はじめにフレイル健診でございます。
 きょうが何月何日かわからないときがありますか、周りの人から物忘れがあると言われるかなど、15質問項目による健康把握を目的としたフレイル健診が来年度から導入される。リスクが高まる75歳以上の後期高齢者の中から要介護に陥りやすい人を見つけ、予防や改善につなげるためと言われる。通常の健診で行われる身長や体重、血圧などの測定に加え、食事内容や外出の頻度、地域活動の有無などを聞くフレイルとは、筋力などの身体機能が低下し、心身ともに弱ってきた状態で、虚弱を意味する英語フレイルティをもとにした造語で、日本老年医学会が2014年に提唱しました。認知機能の低下や鬱などの精神、心理面、閉じこもりや孤立などの社会性が関係する65歳以上の約1割が該当し、75歳以上で大きくふえると言われております。フレイル健診は市町村で実施をします。血液検査などのデータや病気や介護のレセプトも活用します。フレイルが疑われる人には、保健師らが食事や運動などの指導、助言を行い、改善を促す。鍵を握るのは保健師と言われております。南国市には現在16人の保健師がおりますが、それぞれ多様な仕事を抱えておりますが大丈夫でしょうか。
 高齢化に伴う社会保障費の増大を受け、政府は病気や介護の予防に注力をしております。2040年ころには、医療や介護に係る社会保障給付費は、18年度の1.6倍、約190兆円に達すると推計されるためでございます。高齢者が自立した生活を続けられれば、社会の支え手として活躍できます。政府は40年までに健康寿命を男女ともに3年以上延ばし、75歳以上にする目標を掲げております。フレイル予防は、実現のための中心的な施策に位置づけられます。ことし5月には改正高齢者医療確保法などが成立、自治体が別々に運用してきた医療・介護それぞれのレセプトの情報を、20年度からは一括して分析できるようになります。
 ここで重要になるのが、保健師の役割と言われております。健診の結果、口などの機能が落ちていると判断した人には、ゆっくりと食事をとることを勧めます。社会的な交流が乏しい人には、老人クラブなどを紹介します。南国市の老人クラブの現状は、最盛期100団体以上、4,000人以上のクラブ員がいたと言われておりますが、現在26団体1,000人ぐらいが現状のようでございます。病気が疑われる人には医療機関の受診を促し、健診後の指導・助言がフレイルの予防・改善に大切なそうでございます。
 続きまして、下水道事業と学校教育について質問をさせていただきます。
 下水道は、ふだん目にすることが少ないですが、その役割として、家庭などで使った汚れた水をきれいに処理して川や海に返すという大きな水循環の一部を担っており、水という視点で環境問題に直結している重要な社会インフラでございます。世界の人口の約24億人は、下水道などの安全な衛生設備を使用できないと言われております。
 そこで伺います。
 令和元年度の集計はまだできてないと思いますので、平成30年度末、つまり平成31年3月31日の南国市の人口4万7,176人のうち、公共下水道での処理人口は何人かお伺いをいたします。また、浄化槽法で認められている合併処理浄化槽は何戸か伺います。くみ取りの戸数は何戸か教えていただきます。農業振興地域におけるし尿や生活排水を、汚水を集めて処理場で浄化します農業集落排水施設へ接続している加入数も教えてください。浜改田地区、久礼田地区、国分地区があろうと思いますが、加入戸数を教えていただきたい。
 下水道管を流れる水には、生活で使った汚れた水、汚水と雨水があり、水を流す仕組みは2種類ございます。合流式と分流式でございますが、南国市はどちらを採用しておるでしょうか。下水道があるから衛生的できれいなまちに住むことができます。大水が降っても水がまちにあふれないのは下水道があるからで、下水道の主な役割は汚水処理、浸水対策、環境保全と言われており、例えばコップ1杯の牛乳を薄めて魚がすめるようにするには、きれいな水がお風呂約10杯分必要と言われております。てんぷら油500ミリリットルを流せば300リットルの風呂水が330杯分必要で、何でも下水道に流すのは考えものでございます。
 上下水道局下水道係では、下水道を正しく使いましょうとのチラシを配布し、啓蒙啓発を行っております。5項目にわたって示されております。生ごみは流さないでください。生ごみは水切りを行い、ごみとして処理してください。油や引火物は流さないでください。下水処理場は万能な施設ではありませんので、油、引火物や農薬は流さないようにしてください。トイレットペーパー以外のものは流さないようにしてください。ティッシュペーパーは水に溶けません。洗剤はできるだけ無リン洗剤を使用するように願います。マンホールやトイレにはごみや小石を捨てないようにしてください。下水管の詰まりや処理場のトラブルの原因になります。
 そこでお伺いいたします。マンホールのふたは、なぜ丸いでしょう。
 下水処理場できれいになった水は川や海に戻った後、蒸発して雲になり、雲は上空で冷やされて雨や雪になり、そしてまたみんなのもとに戻ってきます。これを水の循環といいます。地球上の水はほとんどが海水で、みんなが使えるのはほんの少ししかありません。だから、水は大切に使わなければいけません。調べてみると、地球上の水の大部分は塩水である海水のため、人が利用できるのは全体の0.01%しかありません。だから、水は大切に使用しなければなりません。
 そこで伺います。
 自分の使った水がどこへ流れていくのか。使った水がどのようにきれいになるのか。使った水が川や海に与える影響、下水処理場での再生利用など環境保全に対する意識を高め、廃棄物の適切な処理や再利用などに協力しようとする気持ちの育成に役立てる方法として学校教育の取り組みがありますが、どのような取り組みかお伺いをいたしまして、1問目といたします。答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(土居恒夫) 答弁を求めます。長寿支援課長。
      〔島本佳枝長寿支援課長登壇〕
○長寿支援課長(島本佳枝) おはようございます。
 野村議員さんのフレイル健診についての御質問にお答えいたします。
 フレイルとは、加齢による筋力の低下など心身の活力が弱ってきた状態で、適切に治療や予防を行うことによって生活機能を向上し、要介護状態に陥ることを減らせると言われております。40歳から74歳の方を対象とする特定健診は、メタボリックシンドロームに着目した健診で、腹囲、血圧、脂質などの値が基準値以上の場合に、保健師等が介入して生活習慣を改善する特定保健指導の対象となります。75歳以上の後期高齢者の健康診査につきましても、特定健診に準じて標準的な問診票が使用されておりますが、令和2年度からは新たに口腔機能や認知機能に関する項目が問診票に加わり、フレイルなどの高齢者の特性を踏まえた内容へと見直しが行われます。この問診票を使用し、フレイルが疑われる方には、専門職が個々に応じて運動や栄養、口腔ケアなどの指導を行い、健康状態を改善し、健康寿命の延伸につなげることを目指すものです。
 要介護状態となることを防ぐため、社会参加も重要となってまいります。現在、閉じこもりを防ぐサロン活動や体操教室などの介護予防事業を行っており、本年度は高齢者のフレイル予防の観点から、転倒や骨折の要因となる骨粗鬆症を予防するための栄養指導の講習を行う予定をしております。健康寿命の延伸を目指して、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を推進する取り組みが求められております。来年度から開始となるフレイル健診の問診票を活用し、保健福祉センターの保健師、栄養士、歯科衛生士等の専門職と連携し、フレイル予防の取り組みを進めていきたいと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 保健福祉センター所長。
      〔土橋 愛保健福祉センター所長登壇〕
○保健福祉センター所長(土橋 愛) 来年度から始まるフレイル健診に現在の保健師の体制で大丈夫かという御質問にお答えいたします。
 令和2年度から、75歳以上の後期高齢者の健康診査の問診票が大きく変更される予定です。質問内容には、かたいものが食べにくくなっていないか、運動を定期的に行っているか、周りの人に物忘れがあると言われていないかや、定期的に外出しているかなどの項目が追加され、高齢者が認知機能や社会的つながりが低下する、いわゆるフレイル状態になってないかを把握するものです。来年度からは、現在行っている特定保健指導に加え、フレイル予防の保健指導が業務に加わるということで、野村議員さんには現在の保健師を含む専門職の体制で大丈夫かという御質問をいただいたと考えております。西山議員の質問で市長が答弁いたしましたように、社会状況の変化により専門職のニーズが増加し、その確保は困難になってきておりますが、現在健診の補助業務をしていただいている在宅保健師の活用など工夫を行って、来年度からの業務に取り組みたいと考えております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 上下水道局長。
      〔橋詰徳幸上下水道局長登壇〕
○上下水道局長(橋詰徳幸) 下水道と学校教育についてお答えいたします。
 まず、南国市の公共下水道処理人口は何人であるかの質問でございますが、平成30年度決算で1万6,251人でございます。
 次に、農業集落排水施設の加入戸数でございますが、平成30年度決算で浜改田地区処理施設310戸、久礼田地区処理施設333戸、国分地区処理施設323戸、3地区合計で966戸でございます。
 次に、南国市の下水道は合流式・分流式のどちらであるかの質問でございますが、分流式でございます。
 次に、マンホールのふたがなぜ丸いかの質問でございますが、理由を調べたところ、ふたがどんな向きでもマンホールの穴に落ちない、丸いと作業がしやすい等がございました。
 次に、学校教育の取り組みといたしましては、令和元年10月9日、大篠小学校4年生に、授業形式で学習する生活排水の処理に係る出前講座を、高知県公園下水道課の方に来ていただき行いました。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 環境課長。
      〔谷合成章環境課長登壇〕
○環境課長(谷合成章) 野村議員さんの御質問の中で、本市の合併処理浄化槽、またくみ取りの戸数につきまして御答弁いたします。
 本市の合併処理浄化槽の設置戸数は、平成30年度末で3,520戸でございます。また、くみ取りの戸数につきましては把握いたしておりませんが、平成30年度末のし尿収集人口は7,613人となっております。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 教育次長。
      〔伊藤和幸教育次長兼学校教育課長登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 御質問の下水処理に関します学校教育の取り組みにつきまして御報告を申し上げます。
 小学校第4学年では、自分たちの県の地理的環境の特色、飲料水、電気、ガスを供給する事業や、廃棄物を処理する事業が果たす役割を考える力を養うために、清掃工場や浄水場、下水処理施設、電力会社等の社会見学を通して、体験的に、より考えの深まりのある学習に取り組んでいるところでございます。下水処理施設に関します社会見学の実績を申し上げますと、近年高須浄化センターへの社会見学がふえてきておりまして、平成29年度には大篠小学校、本年度は後免野田小学校と長岡小学校が見学を行っております。また本年度は、先ほど上下水道局長からも答弁申し上げましたように、大篠小学校が下水道の学習をする出前授業を活用しております。
 こうした学習を通しまして、環境保全に対する意識を高め、廃棄物の適切な処理や再利用などに協力しようとする態度の育成に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。
○議長(土居恒夫) 野村議員。
○17番(野村新作) 御答弁ありがとうございました。
 南国市には、10月末で65歳以上の人が1万4,622人、75歳以上の人が7,497人おります。いずれ我々もフレイルになると思いますけんど、━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━はや家へ帰って奥さんに、おまん誰ぜよと言わないかん危機がすぐ目の前に来ちゅうがですよ。で、言われるかもわからんし、そのときがはや目の前に来ちゅうときたらちょっと考えものでございまして、ここから先は余り言いとうない。
 それと、下水道との学校教育でございますが、高須の処理場へ見学に行って、今の子供は水道をひねったら水が出るだけで、そこから先は余り知らんのやないろうかと思います。こういう見学教育は助成制度もございますので、どんどん行って勉強してもらったらいいと思います。
 それと、地球環境問題、水の循環、どのように処理して海や川へ流され、それがまた蒸発して雲になって雨になり雪になり、また戻ってくるという、そういうことをうんと勉強してもらいたいと思います。
 これで質問は終わりますが、12月31日11時59分からの1分間を期待して、質問を終わります。ありがとうございました。