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検索結果 »  令和元年 第409回市議会定例会(開催日:2019/09/06) »

議員提出意見書


議発第1号から議発第4号まで
○議長(岡崎純男) ただいま議発第1号から議発第4号まで、以上4件の意見書が提出されましたので、お手元へ配付いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第1号
高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   令和元年9月20日提出
        提出者 南国市議会議員    神崎隆代
        賛成者    〃       有沢芳郎
         〃     〃       野村新作
         〃     〃       浜田憲雄
         〃     〃       植田 豊
         〃     〃       高木正平
         〃     〃       岩松永治
        賛成者 南国市議会議員    山中良成
         〃     〃       西岡照夫
         〃     〃       前田学浩
        〃     〃       土居恒夫
         〃     〃       浜田和子
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       中山研心
         〃     〃       小笠原 治幸
         〃     〃       西川 潔
         〃     〃       土居篤男
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       村田敦子
         〃     〃       浜田 勉

 南国市議会議長  岡崎 純男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第1号
高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書

 東京・池袋で87歳の高齢者が運転する車が暴走し、母子2人が亡くなった事故以降も高齢運転者による事故が続いている。
 近年、交通事故の発生件数は減少傾向にあるが、75歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており、単純ミスによる事故も目立つ。
 警察庁は、昨年末時点で約563万人いる75歳以上の運転免許保有者が、2022年には100万人増えて663万人に膨らむと推計している。
 こうした状況を踏まえ、国は17年施行の改正道路交通法で、75歳以上の免許保有者は違反時や免許更新時に認知機能検査を受けることを義務付けたが、いまや高齢運転者の安全対策及び安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。
 また、過疎地域を中心に、いまだ「生活の足」として車が欠かせない高齢者も多い中、自主的に免許を返納した場合などの地域における移動手段の確保も重要な取り組みである。
 政府におかれては、地方自治体や民間事業者とも連携しながら、総合的な事故防止策としての高齢運転者の安全運転支援と地域における移動手段の確保を進めるため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。

1.自動ブレーキやペダル踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など、ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した「安全運転サポート車」(サポカーS)や後付けの「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の普及を一層加速させるとともに、高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。
2.高齢運転者による交通事故を減らすため、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」(サポカーS)に限定した免許の創設や、走行できる場所や時間帯などを制限した条件付き運転免許の導入を検討すること。
3.免許を自主返納した高齢者が日々の買い物や通院などに困らないよう、コミュニティバスやデマンド(予約)型乗合タクシーの導入など「地域公共交通ネットワーク」のさらなる充実を図ること。また、地方自治体などが行う、免許の自主返納時におけるタクシーや公共交通機関の割引制度などを支援すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年9月20日
                        南 国 市 議 会

内閣総理大臣    安倍晋三 様
国土交通大臣    赤羽一嘉 様
経済産業大臣    菅原一秀 様
総務大臣    高市早苗 様
国家公安委員長    武田良太 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第2号
太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   令和元年9月20日提出
        提出者 南国市議会議員    浜田和子
        賛成者    〃       野村新作
         〃     〃       浜田憲雄
         〃     〃       植田 豊
         〃     〃       高木正平
         〃     〃       岩松永治
         〃     〃       山中良成
         〃     〃       西岡照夫
         〃     〃       前田学浩
         〃     〃       土居恒夫
         〃     〃       有沢芳郎
         〃     〃       神崎隆代
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       中山研心
         〃     〃       小笠原 治幸
         〃     〃       西川 潔
         〃     〃       浜田 勉
         〃     〃       土居篤男
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       村田敦子

 南国市議会議長  岡崎 純男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第2号
太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書

 パリ協定の枠組みの下、脱炭素社会の構築が求められる中、環境負荷の削減やエネルギー安全保障等の観点から、太陽光発電を初めとする再生可能エネルギーの導入拡大が必要とされている。
 こうした中、再生可能エネルギー特別措置法に基づく固定価格買取制度(FIT)の施行以降、導入量が着実に増加してきている一方、一部の地域では、防災、景観、環境面での地域住民の不安や、FIT買取期間終了後に太陽光パネルが放置されるのではないかとの懸念が生じている。
 今後、こうした不安や懸念を払拭しつつ、地域と共生する形で再生可能エネルギーの導入を更に促進する観点から、太陽光発電の適切な導入に向けて下記の通り要望する。

1.再生可能エネルギー特別措置法に基づく事業計画の認定に当たり、一定規模以上の案件について
 は、地域住民への事前説明を発電事業者に義務付けるとともに、その具体的な手続を事業計画策定 ガイドラインに明記するなど、地域住民との関係構築のために必要な取り組みを行うこと。
2.太陽光発電設備が災害時に斜面崩落を誘発することのないよう、急傾斜地以外の斜面に設置され
 る場合も含め、太陽光発電設備の斜面設置に係る技術基準の見直しを早急に行うこと。
3.発電事業終了後に太陽光発電設備の撤去及び適正な処分が確実に行われるよう、発電事業
 者による廃棄費用の積み立ての仕組みや、回収された太陽光パネルのリサイクルの仕組みの
 確立に向けた取り組みを進めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年9月20日
                        南 国 市 議 会

経済産業大臣    菅原一秀 様
環境大臣    小泉進次郎 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第3号
シベリア抑留という名の過酷な移送隔離、特措法を生かし速やかな対処を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   令和元年9月20日提出
        提出者 南国市議会議員    浜田 勉
        賛成者 南国市議会議員    前田学浩
         〃     〃       野村新作
         〃     〃       西岡照夫
         〃     〃       植田 豊
         〃     〃       浜田憲雄
         〃     〃       山中良成
         〃     〃       岩松永治
         〃     〃       土居恒夫
         〃     〃       高木正平
         〃     〃       浜田和子
         〃     〃       神崎隆代
         〃     〃       有沢芳郎
         〃     〃       小笠原 治幸
         〃     〃       西川 潔
         〃     〃       中山研心
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       土居篤男
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       村田敦子

 南国市議会議長  岡崎 純男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第3号
シベリア抑留という名の過酷な移送隔離、特措法を生かし速やかな対処を求める意見書

 シベリア抑留者とその遺族が8月23日を「シベリア抑留の日」と定めたのに、政府のシベリア特措法を生かした取り組みは、あまりにもずさんと言わざるを得ません。
575,000人も凍死行で強制労働をさせられ、ポツダム宣言、ジュネーブ協定など国際法無視のままに55,000人が死亡したと言われています。
 南国市では53名の方が、凍土のもとで死亡と報告されています。
 戦後75年、平均年齢は96歳となり、生き証人は途絶えようとしています。死者に無礼この上ない行為です。死者を2度殺すのか、と言われます。
 日本政府は、日露交渉でも2,300カ所と言われる収容所の名簿を全て洗い出すよう強く主張し、死者の丁重な弔いを行うよう求めます。
今のやり方では、遺骨収集に100年かかると言われています。100年もかからないよう、願ってやみません。
いまだ、異国の地に眠る遺骨の早期収集を求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年9月20日
                        南 国 市 議 会

内閣総理大臣    安倍晋三 様
外務大臣    茂木敏充 様
沖縄北方大臣    衛藤晟一 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第4号
政府にエネルギー政策の方向転換を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   令和元年9月20日提出
        提出者 南国市議会議員    浜田 勉
        賛成者    〃       中山研心
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       小笠原 治幸
         〃     〃       西川 潔
         〃     〃       土居篤男
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       村田敦子

 南国市議会議長  岡崎 純男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第4号
政府にエネルギー政策の方向転換を求める意見書

 安上がりの電力、安全な電力と肩張った原発は、嘘八百でなかったか。
福島原発から10年と言われる汚染水の貯留、原発廃炉はできない事情、自然界の破壊や農地・農業への損害、戦争とは関係ない疎開による家族離散、学校の転校による子供の精神的な迷いと人間形成への影響など、考えれば、どこに安全、安上がりという言葉があるのだろうかと言わなければなりません。
 世界的にも、フランスの高速炉断念のように、ベトナムなどアジア諸国では、長きにわたる安全対応、汚染処置の困難性を日本から学び、経済的に成り立たないと中止しているではありませんか。
自然エネルギーこそ最良の選択肢。
 アジア諸国の積極的な教訓から学び、その視点から原発オンリーを早急に改められるよう求めてやみません。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年9月20日
                        南 国 市 議 会

内閣総理大臣    安倍晋三 様
経済産業大臣    菅原一秀 様
外務大臣    茂木敏充 様
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) お諮りいたします。この際、以上4件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) この際、議発第1号、議発第2号、以上2件を一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となりました2件は、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより採決に入ります。
 議発第1号、議発第2号、以上2件を一括採決いたします。以上2件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、議発第1号、議発第2号、以上2件は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) 次に、議発第3号を議題といたします。
 提案理由の説明の通告がありますので、発言を許します。17番浜田勉議員。
      〔17番 浜田 勉議員登壇〕
○17番(浜田 勉) おはようございます。
 シベリア抑留という名の苛酷な移送隔離、特措法を生かし速やかな対処を求める意見書について、提案者として理由を申し上げます。
 私は日本共産党議員として5期20年間、皆さんに大変な御指導をいただき、感謝申し上げながら提案理由をしたいと思っております。
 私もいつの間にやら最年長となり、第2次世界大戦を知り得る唯一の議員として、第2次世界大戦の残骸放置は許されません。ましてや、戦死者を凍土の中に放置するなど、これは国家的な犯罪、戦死者への無礼そのものであります。昨日、きょうと、高知新聞ではDNA鑑定から遺骨の取り違え597人、600人という数字が出ておりますが、もう何をや言わんであります。
 この戦死者はもともと発生するものではなく、本来ならば真っすぐ日本へ帰ってくるもの。それをスターリンの日露戦争のあだ討ち的な発想から、約60万人、57万5,000人を東京へ帰すなどとうそのガイドで汽車に乗せられ、送り込まれたのがロシアの厳寒の地。そこで強制労働をさせられ、栄養失調で事実上殺された人たちは5万5,000人。
 私はハバロフスクの日本人墓地へも行ってきましたが、そこでは確かに墓になっておりました。だが、大半のものはそういうふうな墓になるというようなことはほとんどないというふうにも、そこで聞かされておりました。
 南国市史の下巻13章第2節で、いわゆる戦没者名簿の中でロシアの死者53名が報告されています。南国市のシベリアの地で亡くなった方は、十市で4名、稲生で3名、三和で5名、前浜で1名、大篠で7名、日章7名、後免野田ゼロ、長岡9名、岡豊4名、国府7名、瓶岩2名、上倉3名、久礼田3名と、そのように報告されています。
 私はロシアの強制の労働、これの関係で、帰還者、大篠地区の窪田一郎さん、もう故人ですけれども、この人は大葉の指導者でしたが、あるいは池本誉さん、農業保険論の方、大和田進さん、西野々のたばこ生産農家、という人たちとよく親交をいただきました。窪田さんは徴兵で一等兵、池本さんと大和田さんは陸士の最後の卒業生、そして北朝鮮のほうで飛行機のない飛行兵ということでやっておって、強制的に汽車に乗せられたというふうなことを言っておりました。よくロシアの話は聞きました。そりゃあ浜、冷やかったというようなもんじゃないぞ、死んだらにゃあ、すんぐに凍る、すんぐに棒よや、というふうなことを何度も聞かされ、本当に戦死者に対する取り扱い、許されない行為ということをずっと思っておりました。これらは、スターリンによる国際法、ポツダム宣言やジュネーブ協定など、さらには戦後処理の国際協約、その無視によって凍死行となったことは本当に許されません。
 確かに、ヨーロッパ、大陸では、戦争の勝利者は絶対的権力、つまり全てを支配するという実効性、これが大陸、ヨーロッパの中での戦争の後始末でありました。だから、そこには奴隷制なんていうようなことは平然として存在をしておりました。そのような発想が、日本兵をだまして強制労働をさせる、強制移送をするいうようなことをつくり上げてきた。これは国際法の無視であって、そしてまたその後の日本政府についても批判をしなければなりません。サンフランシスコ条約等で、それを追認するような行為がされました。
 だから、その後の国土の問題、いわゆる北方四島の問題も、その追認というふうな形から生み出されてきた従属的な外交交渉の中でずっと続いてきている。だから、私は死者を弔う、このことを大切にしながら、北方領土の返還問題、これなんかは言えば連続した形として取り組まなければならないし、取り組めば解決の方向はつかめると。つまり今までのような従属的な関係での外交交渉は、それはもうごめんよというふうに言いたいと思っております。
 またその一方で、私が懸念すべき問題として、いわゆるヘイト、嫌韓、韓国は嫌い、嫌韓から断交、そしてまさに征韓論まで出るような、そういう連想まで浮かぶ記事が出されております。そういうようなことの発想はスターリンと似たようなもんじゃないか、大抵にしいやというふうなことを言いながら、私は提案理由を終わりたいと思います。
 この20年間、皆さんからは大変な御指導、御鞭撻をいただきました。皆さんが、今後さらなる積極性を持って市民生活の向上に努められんことを願ってやみません。ありがとうございました。
○議長(岡崎純男) これにて提出者の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) お諮りいたします。本案につきましては、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより採決に入ります。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、議発第3号は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) 次に、議発第4号を議題といたします。
 お諮りいたします。本案は提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより採決に入ります。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岡崎純男) 起立少数であります。よって、議発第4号は否決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) 以上で今期定例会に付議されました事件は議了いたしました。
 この際、市長より発言の申し出がありましたので許可いたします。市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) 今議会の閉会に当たり、御挨拶の許可をいただきました。まことにありがとうございます。第409回南国市議会定例会の閉会に当たりまして、執行部を代表いたしまして御挨拶を申し上げます。
 今議会に提案いたしました議案、報告につきまして、それぞれ提案どおり御決定をいただき、また一般質問を通じまして市勢発展のための数多くの御提言を賜り、まことにありがとうございました。いただきました御提言を生かしながら、市政発展に努めてまいりたいと考えております。
 ここで、今任期を最後に議員生活を勇退されます西岡照夫議員、浜田勉議員、小笠原治幸議員、高木正平議員の4名の議員さんにおかれましては、これまで市政発展にさまざまな分野で貢献され、また私ども執行部に対しまして多くの御助言を賜りましたことを、心から敬意と感謝を申し上げます。また、その他の議員の皆様方におかれましても、常に市政発展のために御尽力され、市民生活の向上のためにすばらしい御意見を賜り御協力いただきましたことに改めて感謝を申し上げます。
 さて、議員の皆様方の今任期中の4年間、国政では、2012年12月に再発足した自民、公明両党の連立政権は7年目となりました。安倍政権では、デフレからの脱却を命題に経済政策を初めとするアベノミクスを推進し、日本経済は着実に回復に向かっていると考えております。一方で、その波及効果は地方にまで十分に行き届いているとは言えず、また急速な人口減少や少子・高齢化という我が国が直面する課題に対して地方創生を掲げ、東京一極集中の是正や地方の人口減少に歯どめをかけるための取り組みは、まだ道半ばであります。
 本市におきましては、平成27年9月に南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、人口減少に歯どめをかけるべく取り組んでまいりました。本年度が5カ年計画の最終年度となりますが、この4年間の進捗を見ますと、移住者の増や社会減の縮小、合計特殊出生率の上昇など、好転している指標はあらわれているものの、今後の人口推計では依然として人口減少が続く厳しい状況にあります。まさにこれからが正念場であり、議員の皆様からの御提案もいただきながら、次期戦略を見据えて対策を講じてまいりたいと考えております。
 これからの好材料として、懸案でありました市中心部のインフラ整備が徐々に形となってまいります。都市計画道路高知南国線、南国駅前線も用地取得が順調に進んでおり、本市では初めての取り組みであります篠原土地区画整理事業につきましても、昨年度から工事に着手いたしました。
 産業振興におきましては、農業分野では国営ほ場整備事業が土地所有者の合意形成のおくれから当初計画から1年おくれとはなりましたが、令和2年度の着工に向けて準備を進めております。また、(仮称)南国日章工業団地につきましても、本年中に造成工事に入ることとしております。
 さらに、箱物として、今議会でも議員の皆様からさまざまな御提案をいただいております(仮称)ものづくりサポートセンター、中央地域交流センター、そして図書館の着手をいよいよ始めることとしております。市民の皆様に親しみを持って活用していただける、心の豊かさを感じていただける施設としてまいりたいと考えております。
 都市計画につきましては、昨年4月から開発行為の許可等の権限を県から移譲を受け、同時に市街化調整区域における市の開発許可制度基本方針に沿った運用も開始されております。現在、都市計画マスタープランの改定作業を行っておりますが、市街化区域だけでなく周辺部の各集落拠点におきましても、地域コミュニティーの維持も考慮したまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
 本市は、ことし10月1日に市制施行60周年を迎えます。この間、高知県の陸、海、空の交通の要衝として、また先人が築いてこられた歴史や文化、さらに海と山に囲まれ広大な香長平野を有する恵まれた自然環境を生かし、農業そして商工業を中心に、県下第2の都市としてすばらしい発展を遂げてまいりました。今後、さらなる発展を築き上げていきたいと考えておりますので、引き続き議員の皆様方を初め、市民の皆様の御協力をよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、次期市議会議員選挙に立候補を決意されました議員の皆様におかれましては、来るべき選挙戦に勝利され、南国市民の期待する市政の推進に今後とも御尽力、御協力いただけるものと確信しており、大きな期待を寄せているところでございます。議員の皆様方の前途に幸多からんことを心からお祈りを申し上げますとともに、今任期を最後に勇退されます西岡議員さん、浜田勉議員さん、小笠原議員さん、高木議員さんにおかれましては、今後、議員活動の第一線を後進に譲られましても、地域においてリーダーとして御活躍されますとともに、南国市の進めてまいりますまちづくりに御支援をいただき、地域から私ども執行部を見守っていただきますようお願いを申し上げまして、執行部を代表しての御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
○議長(岡崎純男) それでは、閉会に当たりまして、私から一言お礼と御挨拶を申し上げます。
 平成29年11月に、議員の皆様方の温かい御推挙によりまして議長に就任させていただきました。以来、今日までその職責を全うすることができましたことは、議員の皆様はもとより、市長を初め執行部、議会事務局の皆様方の温かい御支援と御協力のたまものと、心より感謝を申し上げます。また、今回の定例会におきましては、9月6日からきょうまで終始熱心な御審議をいただき適切な御決定をいただきまして、議長として最後の定例会の閉会を迎えることができましたことに重ねてお礼を申し上げます。
 議員の皆様方におかれましては、任期最後の定例会でございます。今回4名の方が勇退されるとお聞きしまして、一抹の寂しさを感じるところでございます。長年にわたり市政のために頑張ってこられましたことに対し、心から敬意と感謝を表する次第でございます。今後は健康に留意されまして、地域、南国市の発展のため、何とぞお力添えをいただきますようお願い申し上げます。また、再度市議選に出馬される皆様方は大いに御健闘され、所期の目標を見事達成されまして、再びこの議場に帰られることを期待しております。お互いに頑張りましょう。
 最後に、皆様方の限りない御多幸と南国市の発展を心より御祈念申し上げ、閉会に際しましてのお礼と御挨拶にさせていただきます。(拍手)
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これにて第409回南国市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。
      午前11時19分 閉会