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検索結果 »  平成19年 第328回市議会定例会(開催日:2007/12/07) »

一般質問 3日目(西岡照夫)

質問者:西岡照夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(西山八郎君) 20番西岡照夫君。
      〔20番 西岡照夫君登壇〕
○20番(西岡照夫君) 私の登壇は午後になろうかと予測をしておりましたが、今回の一般質問は新人の議員さん初め、さきに質問されました皆さん方、西山議長の思いのとおり簡潔明瞭な質問で、また執行部の方もそれに簡潔にお答えをいただいて、スムーズな一般質問が進んでおります。私もこの10月に市民の皆さん方の温かい御支援によりまして、再びこの議場に送っていただきました。新人の議員さんに負けないように誠心誠意全力で市民と市政のパイプ役として努力をしていきたいと思っております。どうかよろしくお願いをいたします。
 それでは、私が今議会に通告をいたしております質問項目は、1つ、安心・安全のまちづくり、2つ、バス路線の今後と市民サービス、3つ、選挙について、4つ、道路行政であります。
 質問に入る前に一言市長にこの12年間の御苦労、御指導に敬意と感謝を申し上げたいと思います。
 私も初めて議場に送っていただいた20年前は、ちょうど浜田市長が助役のときでございました。それ以来、いろいろと御指導や御協力をいただいてまいりました。特にスポーツ振興におきましては、格段の御配慮と御協力をいただきましたことを心よりお礼を申し上げます。また、過日行われました小学生の駅伝につきましては、浜田市長や教育委員会には大変な御協力、御援助いただきまして、すばらしい大会ができたことを重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 それでは、順次質問に入らせていただきます。
 まず初めに、浜田市長が重点施策として取り組んでこられた安心・安全のまちづくりについてであります。近い将来起こるであろう東南海地震対策など、防災関係については市政報告にもありますように、自主防災組織リーダー育成研修会を開催するなど種々の取り組みがされておりますし、久枝地区には待望の津波避難施設が来年秋ごろには完成するとのことで、安心・安全のまちづくりに大きく寄与することだと感謝を申し上げます。
 しかしながら、市内全域を見たときにまだまだ十分とは言いがたい地域がたくさんあります。その一つに大そね乙の住吉野自治会より出されております水道管、消火栓の増設、水路の管理などの要望についてお伺いをいたします。
 当地区では、本年8月30日に約30年間なかった火災が発生をし、民家が全焼しました。消火用の水の確保に手間取り、被害が拡大したように思われたとのことです。また、近隣地区で六価クロムイオンによる地下水の汚染も発生しております。最近、地下水の汚染は重金属、イオンだけではなく、病原性微生物や農薬による汚染なども考えられます。地下水汚染は表流水の水質汚濁と異なり、目に見えにくく、体感しにくい公害であり、地下水に浸透した有害物質は耐水層近くの土壌への吸着も考えられ、蓄積性の汚染が心配されております。また、当地区の中心部を流れる水路は冬季の新川の改修工事により水路に水がない状況が続いており、火災時の心配や家庭排水による水路の汚濁、悪臭の発生が見られ、水質の指標であるBOD、水質汚濁の指標であるDO、懸濁物質やコロイド粒子などの浮遊物質の指標を示すSSなどの値は決してよいとは言えず、汚濁が進行しています。さらに、地区内の水路への新川からの取水口に設置されている転倒堰が新川の増水のため倒れた後の復旧のおくれから地区の水路に水が来ない状況も見られます。
 このような状況から水道本管の埋設や消火栓の増設が喫緊の課題となっていることから、その対応についてお尋ねをいたします。
 また、住吉野と隣接する大そね団地自治会からも火災発生時の不安から消火栓の拡充、現在の水道管75ミリから100ミリにすることや、団地東側の水路を乾季時にせきとめて水槽がわりに活用できないかなどの要望が近日中に出されようとしています。あわせて御答弁をお願いをいたします。
 次に、バス路線の今後と市民サービスについてでありますが、一昨日の今西、西原両議員の質問に市長より答弁もありましたので、重複はできるだけ避けて、土電バス安芸線の存続についてお伺いをいたします。
 県や沿線市町村などでつくる地域交通協議会が10月30日に開かれ、同線の国庫補助路線として存続されることを地域交通協議会として確認をいたしましたと市政報告でもありましたが、沿線自治体の財政状況が厳しい中、生活路線としてのバスにどこまで予算を投入するのか注目されるわけでありますが、地域交通協議会での協議内容についてお尋ねいたします。
 既に公共交通の手段が全くない地域がある。年度内に庁内に公共交通サービス検討委員会を立ち上げ、既存のバス路線の再編も踏まえ、対応、検討するというふうに市長は述べられております。市民サービスについては今後そういったことで検討していただいて、市民の足の確保に努めていただきたいと思います。
 次は選挙についてでありますが、これも今西議員より質問があり、選管委員長から答弁もありましたが、いま一度お伺いをいたしておきたいと思います。
 投票所の投票方法について公平性が保たれているのかについてお聞かせをいただきたいと思います。
 先日行われました知事、市長の同日選挙の折に、投票所によって投票用紙が同時に配布をされたところが幾つかあり、間違いが生じるのではないかと感じられた市民の方が多くあったようでありますが、今回の同日選では市長選の無効票が最悪の1,067票あり、白票が584票、次いで候補者でない者などの氏名を記入したものが192票あったと新聞に載っておりましたが、勘違いによるものなどはそのうち幾らあったのかお聞かせください。
 そういった投票所のスペースの問題や人員の配置の問題などで投票用紙を分けて配布ができなかったところと、きれいに市長選、知事選を区別をして投票用紙を配布した投票所との違いによるこういった勘違いはなかったのかということです。市民にとっては貴重な1票を投じる場所においてそういった不公平さがあったのではないか、そういった心配をされる方がたくさんありましたので、そのことについてお伺いをいたします。
 また、投票率については選挙のたびに低落傾向にあり、何とか歯どめをかける方法を検討するべきではと思われますが、そこで一つの方法として、交通安全の呼びかけなどを総務課を通じて各地域の公民館等にお願いをし、啓発を行っておりますが、そういった方法はとれないものか、これも多くの市民の方からぜひそういう仕組みをつくってほしい、そういう声が寄せられております。このことについてもお尋ねをいたします。
 それから、選挙のたびに啓発活動として市の広報車による呼びかけがされておりますが、どうもこの広報車による呼びかけが十分でないのではないか、そういった声も寄せられております。テープを吹き込んでそれを形式的に流している、そういった状況が見受けられますが、できれば肉声でやはり呼びかけるのがより市民にはそういった趣旨が届くのではないか、そういうふうな思いをいたしますので、このことについてもお聞かせをください。
 次は、道路行政で道路の拡幅整備ができないかをお尋ねいたします。
 場所はJR後免駅北側の東山町から幸町1丁目の線路に沿った市道から生活道に続く東西の道路についてであります。6メートル幅の道路が東西に伸びていますが、後免駅北駐輪場から西へ約100メートルのところで幅員が2.5メートルと狭くなった部分が約100メートルぐらいあります。地域住民から何とか拡幅整備ができないかとの要望があります。財政難の折ではございますが、基幹道路としての利用にも最適と思われますので、見通しについてお聞かせください。
 以上が私の1問目の質問でございます。よろしく御答弁をお願いをいたします。
○議長(西山八郎君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) 西岡議員の御質問にお答えをいたします。
 西岡議員とは3期12年ではなしに、助役時代から大変御指導をいただきました議員さんでございます。特に、ただいま御丁寧なごあいさつをいただいたわけでございますが、本市のスポーツ振興につきまして大変御指導をいただきまして、駅伝競走あるいはその他ロードレースなど大変開催を熱心に説かれておったことを今思い出しております。
 実は私、議長に少しお許しをいただかなければなりませんが、本市のスポーツに関しまして、西岡議員が特にごあいさついただきましたので、1点だけぜひ関連をして御報告をさせていただきたいと思っております。これは前市議会議員の南国市陸上競技協会会長、岡崎邦矩さんから小学生駅伝のお礼ということで主催者の代表で私に手紙が来ておりますが、全部は御紹介しませんが、肝心の部分だけぜひ御紹介をさせていただきたいと思います。
 私は岡崎前議員です。私は今回初めておわびに走らずに反対に参加の先生や保護者から、ことしはよかったとお礼を言っていただき、非常にうれしく感涙を覚えました。この大会に御指導、御協力くださいました多くの皆様に対しまして、深甚の敬意を表します。来春1月27日開催されます県下市町村駅伝に小学生駅伝経験者を中心に取り組んでおります。皆様方の変わらぬ御指導、御協力を伏してお願い申し上げます。平成19年12月、南国市陸上競技協会会長、岡崎邦矩さんでございます。大変失礼いたしましたが、答弁の前に西岡議員のごあいさつにつけ加えさせていただきまして、御報告をさせていただきました。大変失礼をいたしました。
 それでは、西岡議員のバス路線安芸線の協議会での内容につきましてお答えをいたします。
 この問題は高知県地域交通協議会中央東部ブロック合同作業部会で検討してまいりましたが、去る10月30日に開催された第4回作業部会におきまして、運行事業者より見直した運行計画案が再提案されました。その概要はほとんどの区域を並行して走っているごめん・なはり線との競合問題の解消策として平日運行をしている15便をサービスの限界本数とも言える12便に減便して費用圧縮に努め、主にバスの選択肢しかない若年層や高齢者に配慮し、普通運賃と定期運賃を8%値上げして競合を解消するという内容です。
 この運行計画案における収支予測につきましては、減便による旅客数減少率を22.5%、運賃値上げによる旅客数減少率を6%と見込んだ場合、1年間で1,720万2,000円の赤字が生じることになります。この額は現行で運行した場合の予測赤字3,623万5,000円の半額以下に圧縮をされています。
 安芸線に生活交通路線維持国庫補助金を導入した場合、この赤字額を国、県、沿線市町村で負担することになり、その負担割合は、国と県が12分の11、沿線市町村が12分の1でございまして、沿線市町村はさらに行政区間キロ数で案分することとなっております。試算によれば、本市の負担額は22万1,000円となりますが、この金額は乗車密度を4.6と予測した数字でありまして、乗車密度が4.5を下回ると市町村の負担割合は2倍となります。
 さて、10月30日の作業部会では、運行継続に当たっての条件などについて協議した結果、運行事業者から示された運行計画を認めた上で、1つ、駅での結節を考慮したダイヤ編成を行うこと。1つ、初年度の補助対象期間は運賃、ダイヤなどを変更する平成20年3月以後とする。1つ、収支予測は運行実績に基づいたものではないため、変更後の実績と比較して検証するという3つの条件をつけて安芸線を支援をしていくということを確認をしたところでございます。
 なお、今回の決定は長期的な支援を約束したわけではなく、定期的に年1回開催される地域交通協議会に限らず、半期ごとの決算が出された時点などに路線の維持について協議を続けていく必要があるということを確認しております。
 以上が協議会の結果でございます。その他の御質問につきましては関係課長等からお答えをいたしますので、お聞き取りをいただきたいと思います。
○議長(西山八郎君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 藤村明男君登壇〕
○上下水道局長(藤村明男君) たびたびルールを無視いたしまして申しわけございませでした。
 安全・安心なまちづくり水道管、水路の管理について西岡議員の質問にお答えいたします。
 まず、住吉野地区の水道管の布設の件でございますが、御要望の内容、背景等につきましては、地区の代表者の方から十分お聞きをいたしております。地域の皆様の切実な御要望でありますことは十分理解をいたしておるところでございます。また、火災に遭われました御家族には心よりお見舞いを申し上げます。
 ただ、18年度の決算報告でもお示ししましたとおり、水道事業につきましても一般会計同様、大変厳しい経営状況になっております。また、さきの議員総会でも御報告させていただきました公的資金補償金免除の繰上償還に係る企業債の公営企業健全化計画の中で企業債の借り入れの枠を制限されておることもございまして、当面の間は事業をかなり抑制していかなければならないような状況になっておるところでございます。住吉野地区からは管路を埋設すれば全員が加入していただけるというお話をお聞きしておりますので、できるだけ早い時期に御要望にお答えできるよう努力はいたしたいと考えておりますが、こうした経営状況でもありますので、その実施時期につきましてはもう少し検討させていただきたいと思います。御理解をお願いいたします。
 大そね団地の消火栓の設置と能力アップの件でございますけれども、先ほど御要望書を見せていただきました。ここで即答はできませんけれども、消防署の方と相談をいたしまして対策を検討させていただきたいというふうに思います。
 続きまして、新川雨水幹線工事に伴う用水路の水どめの件についてでございます。御承知のとおり、新川川は用水路という重要な用水路でございますが、同時に雨水の排水路として欠くことのできない水路でございます。施工方法についてはこの2つの課題を十分検討しながら現在の方式をとっているところでございます。
 工事施工場所の前後に大きな堰を設けてポンプで下流に水を送るという方法をとれば、用水の確保は図られますが、膨大な仮設費が必要になります。また、急な大雨のとき、豪雨の際には災害の発生も避けられません。また、騒音、災害も懸念されてまいります。こうしたことから現在は舟入川と新川川の合流点をそこに堰をして舟入川に水を流す、新川川には用水が流入しないようにして工事を行っているところであります。
 こうしたことから、下流の多くの地域の皆様方に長期の水どめや水量不足で大変御迷惑をおかけしていることは十分認識いたしております。現在のところ抜本的な解決策はございませんが、用水確保のための迂回水路の検討をするとか、これまでも御協力いただいております農業用の揚水ポンプ、冬場は運転しておりませんけれども、それを活用させていただいて水量確保を行うなどの施策をとっております。局としてもできるだけの対応をさせていただくことで御協力をお願いしたいというふうに思います。
○議長(西山八郎君) 消防長。
      〔消防長 西岡次男君登壇〕
○消防長(西岡次男君) 西岡議員の御質問にお答えをいたします。
 議員御指摘のとおり、去る11月1日付にて住吉野地区自治会長、土木委員長、防災会会長の連名で市長あてに水道管、消火栓の増設、水路の管理等についての要望書が提出されております。
 内容につきましては、御指摘のように、住吉野地区では本年8月30日に約30年間なかった火災が発生し、民家が全焼いたしました。消火用の水の確保に手間取ったようであります。地区内の水路に水が来ない状況も見られます。このような状況から水道本管の増設や消火栓の増設が喫緊の課題となっている。地区住民の安心・安全のため御配慮願いたい、このような内容の要望書が提出されております。
 住吉野地区の防災会につきましては、日ごろより消防訓練、救急講習会を積極的に開催され、地区の火災予防の啓蒙啓発に御尽力をいただいておりますことに対しましてまことにありがたく、また私ども消防といたしましても頼りとしておるところでございます。今後もでき得る限り消防としての御支援も行ってまいりたいと考えております。
 私、直接3人の方とお会いをいたしまして、要望の趣旨もお聞きし、また私どもの現状もお話をいたしまして一定の御理解もいただいております。
 また、大そね地区よりの要望書につきましては、議員述べられましたように、確かに水道本管の径が小さい場合は消防車、2台、3台と配備をいたしますれば、水量不足によりまして共倒れする可能性もございます。私どもでは他の水路よりの中継などによりまして火災の鎮圧に努めております。
 いずれにいたしましても、市民の安心・安全確保のため、厳しい財政状況ではございますが、できるだけ早く要望書の趣旨に沿えるよう上下水道局とも連携し、逐次設置を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 農林課長。
      〔農林課長 西川 潔君登壇〕
○農林課長(西川 潔君) 西岡議員の御質問にお答えいたします。
 近年、防災や環境意識の向上とともに、非かんがい期間における農業用水路への通水について地域住民から要望が出されることが多くなっております。防火面や水質改善や悪臭防止のため、非かんがい期においてもゲートなどの適切な管理などによって水路に通水することは非常に大切なことと認識をしております。水路の補修工事などの際もできるだけ配慮するよう心がけていきたいと思っております。
 住吉野地区はことしから始めました農地・水・環境保全向上対策事業にも参加をしていただいております。この事業の中に農業用水を防火用水として利用するとともに適正な利用が可能となるように、防火水槽の定期的な清掃、防火訓練への協力、水位確保のための堰板管理など行うことも含まれております。農業者だけでなく、地域住民が協力をして農業用水路を適正に管理していただくようお願いをいたしております。
 また、大そね団地の件でございますが、地域の水利関係者との協議が必要かとは思っております。農林課といたしましてもできる限りの手伝いを積極的にいたしたいと思います。
 以上です。
○議長(西山八郎君) 選挙管理委員会委員長。
      〔選挙管理委員会委員長 竹内隆造君登壇〕
○選挙管理委員会委員長(竹内隆造君) 西岡議員さんの質問について答弁いたします。
 議員さんの申されるとおり、やはり投票用紙の同時交付につきましては、確かに単独の選挙に比べ、候補者以外の氏名を記した票が多うございました。
 投票用紙の交付については、知事選用投票用紙と市長選用の投票用紙を別々に交付できますような体制を講じたのは46投票所中6投票所のみでした。国政選挙なども県選出の選挙区と比例選挙区の投票区で投票を行う場合があり、これらもできるだけ個別的に二度交付できるよう、平成16年度から取り組んでまいったところでございます。場所的に比較的ゆとりのある投票所や、なおかつ投票管理者の方々の御意見を聞きながら順次箇所をふやしてまいったところでございますが、現在二度交付しているところは、大篠小学校、竹中公民館、篠原中央公民館、十市高齢者多世代交流プラザ、駅前町公民館、野田公民館を投票所とする6投票所でございます。箇所数としては13%、選挙人の数では38%に相当いたします。
 確かに一度投票用紙を渡して記載し、投票箱に投函していただいた後に新たな投票用紙を渡すことができれば書き間違いなどを防ぐこともできると思いますが、投票所が狭隘であれば、その投票者の動線を確保することは困難になり、逆に同じ方向に間違って二度投票用紙を渡す危険性なども生じてまいります。そのような事態を絶対に起こらないことを確認した上で実施をしなければならないと考えております。現在は投票用紙を渡すときは必ず書き間違いのないよう、用紙交付の係から注意をしていただくようお願いしておりますが、さらにお願いしていくよう努めてまいります。
 二度交付できない環境の投票所におきましても、比較的選挙人が少なく、混雑など生じないところにおきましては、さきに1枚投票用紙を渡して投票していただき、その後次の投票用紙をお渡ししているところであることも御報告申します。
 抜本的な改善策としては、二度交付のできるような投票所に変更していく必要を考えておるところでございます。
 また、啓発についてでございますが、現在選挙時に明るい選挙推進協議会の皆様による広報車の選挙公報で行っておるところでございますが、これらにつきましても議員さんの提案されました公民館での啓発とか、それからテープと合わせて肉声で呼びかける、そのような啓発につきましても今後検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 建設課長。
      〔建設課長 万徳恒文君登壇〕
○建設課長(万徳恒文君) JR北側の道路拡幅についてお答えいたします。
 JR後免駅北側に線路沿いに約6メーターの道路がありまして、西詰めでクランクに曲がり、幅約2.3メーターとなっております。この道路は市道ではありませんが、市街化区域内の法定外道路として建設課が維持管理をしております。
 昔のことで詳しい経過がわかりませんが、退職した当時の先輩担当者に聞きましたところ、幅6メーターの道路は地方改善事業で実施していましたが、地権者との用地交渉が成立までに至らず、やむを得ずそこで中止したそうでございます。その後、このクランクに曲がった幅約2.3メーター、延長90メーターの道路は拡幅ができないまま県単同和対策事業で改良したそうでございます。
 今回、この法定外道路を幅6メーターに拡幅改良するには、財政状況から考えますと、買収してまで拡幅工事をすることは困難と考えます。
 現在の対応としましては、市道ではないため法定外道路予算で用地を無償提供していただく方法で、舗装まで仕上げると約4年くらいかかると思います。
 以上、御理解をお願いいたします。
○議長(西山八郎君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午後0時3分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(西山八郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。20番西岡照夫君。
○20番(西岡照夫君) 午前中に質問をさせていただきました。それぞれ市長初め各課長さん、選管委員長さんにも御答弁をいただきましたが、少し順を追って2問をさせていただきたいと思います。
 1つ目の安心・安全のまちづくりについてでありますが、これは日本全国どこの自治体でも市民の安全と財産を守るという基本的な考え方に沿ってそれぞれ取り組みがされております。南国市におきましても、そういった意味ではさきにも述べましたように、浜田市政の中でも重要施策として取り組みがされてきました。それぞれ地域におきましてもいろいろな問題がある中で、南国市の財政事情も十分御理解の中でのそれぞれ地域からの要望でございます。そういった意味では、やはり市民の安全・安心、そういったことを守る立場からもできるだけ早い時期にそういった各要望につきまして実現ができるようにさらなる努力もお願いをしたいと思います。それにはやはり市民の側もできるだけの協力もしながら前田議員も申されましたように、地域と協働のやっぱりまちづくりを進めていかなければならないと考えます。そういった意味でもできるだけそういう財政的な問題もクリアをしながら年次を追って計画を進めていただきたい、そういうふうに思います。
 また、バスの路線の問題、市民サービスとの関係でございますが、市長の方から協議会の内容等を詳しく御説明をいただきました。心配をしておりました南国市の負担分についてもそれほど大きな額でないというお答えでもございますし、まずは安心をしたところでございますが、ただ何人かの議員さんも申されましたように、やはり市民の足の確保といったことでは、市内全般ではそういった空白の地域がたくさんあるということですので、計画もされております公共交通サービスの協議会を速やかに立ち上げていただいて、十二分な御検討もいただきたい、それには当然地域住民も参画のできるような方法も検討いただければというふうに考えますので、そのことについて御答弁をお願いをいたしたいと思います。
 それから、選挙についてでございますが、選挙管理委員長の方から御答弁をいただきました。午後はもう質問しないということでお帰りをいただいておりますが、公平性を保つためのそういった投票施設の配慮につきましても今後十分検討していただけるというお答えでございます。これも当然財政的な問題もあろうかと思いますので、そういったこともこれも地域の皆さん方と十分協議の上で検討、解消していただけるようにお願いをいたしたいと思います。
 1点、掲示板の件でございますが、これは先日選管委員長の方から答弁もあっておりますが、見直しを検討するというふうなお答えもありました。市議会、それから市長、そういった選挙においては南国市150カ所のポスター掲示板があります。国政とか知事、県議、そういった選挙の折には276カ所のポスター掲示板があります。この辺の違いというのはどこから来るのかなという思いがあるわけです。身近な市民に直結した選挙においてはもう少しそういった逆転した掲示板の数であってもいいんではないかなという思いがしますが、ただ御存じのとおりスペース的に非常に立地が難しいというふうな点もあろうかと思いますし、そういったことを少し選管の局長さんにお考えをお聞きをしたいと思います。
 それから、道路でございますが、市街地にあるそういった未整備の道路とか一部改修、改良はされておりますが、いわゆる幅員が狭い道路、生活道とか、それから法定外道路、そういったものについてはなかなか予算、そういったものがつきにくい現状でございます。先ほども答弁にありましたように、土地を提供していただければ順次改修ができる、そういったお話でございます。南国市でもたくさんの道路が整備をされております。特に高規格道路とかあけぼの街道とかそういった国、県の主導による道路なんかについては国からの費用も出るわけですし、そういった面にはかなりの市の方も持ち出しをして協力をし、整備を進めております。そういった部分については周辺対策整備にも当然市費も投入をして整備をされるわけですが、そういったものとそういう私が質問したような道路とのやっぱり格差が生じているんではないか、そういうふうにも思われます。やっぱりそういったことで市民からはある意味同じ感覚で道路というものをとらえているんじゃないかというふうに思いますので、やっぱりその辺も十分検討の上でそういう必要な道路とか地域で基幹道路として必要な道路は整備を計画的に進めていく、そういった考えはないのか、再度お尋ねをいたします。よろしく御答弁をお願いいたします。
○議長(西山八郎君) 市長。
○市長(浜田 純君) お答えをいたします。
 バス路線の問題でございます。庁内の検討組織は年度内に立ち上げていくということでございますが、その際北部地区につきましては、既に住民の御意向を聞くということが並行しておりますが、他の地域につきましても同様、地元の住民の方の御意見を聞きながら路線を考えていくということは大変大事なことであるし、そうでなければ少なくても空白地域の解消ということには向かないだろうと思っております。
 したがいまして、最初から庁内の検討組織に地元の代表を入れていく方法をとるのか、特定の区域等々に限って、特に住民の方の意見を聞くのか、2通りの方法があろうかと思いますが、どちらを採用するにしましても、地元の住民の意向はしっかりと把握した上でないとこの問題は検討を進めることができないと思っております。
 なお、予算との関係を無視して言えば、やはり答弁でも一部申し上げましたが、現在単独で運行を委託いたしております路線、この路線を変更するとか追加するとかということと、実は学校のスクールバスも何らかの形で空白時間があるわけでございますが、これも組み込む、また介護予防の関係で社会福祉協議会の車も一部運行をいたしております。こうした3つの現在個別にやっておるいわば足をどう確保するか、移動手段をどう確保するかということを3つをばらばらでやるんではなしに組み合わせるということで、私は必ず検討組織の中で結論が出ると思っております。したがいまして、その際地元の住民の意向を聞いていくということはとても重要なことであると認識をいたしております。
 それから、道路整備の問題が出されましたが、建設課長ではなかなか答えにくい財源をどう確保していくかという問題でございます。浜田和子議員さんにも一部お答えをいたしましたが、何せ今は財政健全化計画を遂行中でございますけれども、御承知のように一般財源を裁量といいますか、振り向ける枠が10%を割っておるというような大変な財政構造でございます。この財政構造を以前から改革していくということでその展望が見えてまいりました。人件費改革が進んでおります。あとは集中改革プランに上乗せをした人員削減、それから公債費の削減、これは繰り上げ削減といいますか繰上償還を実行するということで、この経常収支比率、専門的な言葉でございますが、ある意味で経常的に入ってくるお金を経常的な経費以外の臨時的な道路をつくったり、あるいは地震対策をやったりとかというような予算のその枠を拡大するということが絶対条件になってまいりますので、それは徐々に進行をいたしておりますので、西岡議員御指摘の特にプロジェクト事業に伴う周辺対策事業と、そうしたプロジェクト事業が張りついていない地域での道路、水路の整備というのは明らかに格差が生じております。我々が中央と地方の格差是正を一生懸命国に要望しておりますが、自分の足元でそういうことがあるということは、これもまた大変矛盾をした話だと私は認識をいたしております。
 したがいまして、いつからどうやるかということも大事ですが、まずはそうした予算に振り向けれる財源枠を拡大することに一生懸命努めてきましたし、これからも新しい市長もとにそういう方向が継続されるものと期待をいたしております。そのこと抜きに生活路線といいますか生活関連基盤といいますか、そういうものの整備は進まないと認識をいたしておりますので、大もとをそういうように引き続き改革していくことが肝要であろうと、このように思っております。
 以上でございます。
○議長(西山八郎君) 選挙管理委員会事務局長。
○選挙管理委員会事務局長(石井 守君) それでは、西岡議員さんのポスター掲示場につきましての御質問にお答えいたします。
 議員さんの言われるとおり、ポスター掲示場につきましては、国及び県の選挙に関しましては法定の設置箇所数、276カ所を設置しております。これは投票区の広さと選挙人の数をもとに定められております。ただ、市議会議員の選挙と市長選挙につきましては150カ所でございます。
 この数についてはかなり以前からこの数であったというふうに承知しておりますが、選定当初につきましては均衡を考えて決めたものであると考えております。ただ、当時からすれば集落や町並みの形態、人口の密集化などによって変化しておりますので、具体的な御指摘があれば検討してまいりたいと考えております。
 ただ、設置に関しましては、特に市議会議員選挙用の掲示板は区数も多く、ボードが広くなりますので、交通の妨げになったり、日常生活の支障になったりと場所を確保するのは困難になっている状況にありますので、御理解いただきたいと思います。
 以上でございます。