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検索結果 »  令和元年 第407回市議会定例会(開催日:2019/06/14) »

一般質問4日目(浜田憲雄)

質問者:浜田憲雄

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 3番浜田憲雄議員。
      〔3番 浜田憲雄議員発言席〕
○3番(浜田憲雄) 3番浜田憲雄でございます。
 私は通告のとおり、2点の質問を一問一答で行います。
 質問の1点目は防災行政について、2点目は民営保育園の運営実態と行政支援についてであります。
 まず初めに、近年において世界的な地球規模の環境悪化が問題となっている中で、私たちの周囲でもこれらの影響が少しずつ見られるようになり、私の住む浜改田の海岸も非常に疲弊というか砂浜が少なくなってきておるような状態であります。また、地球規模の二酸化炭素の増加、また地球温暖化の影響と思われるような海水温の上昇によって夏にはエルニーニョ現象、こういったことから台風も非常に大型化されてきておると、そしてまた異常気象による大雨、それから集中豪雨など多発し、一方では南海トラフ地震を私たちは大変心配するわけでありますが。一昨日も山形、新潟のほうにおいて地震が発生し、そしてまた先日といいますか少し前ですが、南海トラフの西の縁に当たる日向灘のほうにおいて地震が発生するなどして、本当に自然災害ということについて、いつものことながらやっぱり抜かりのうにやらんと、この対策については抜かりのないようにやらんといかんというのがいつものことのように考えておるところであります。
 こうしたことから、今回の私の質問は、こうした自然災害の備えに絡んで南国市の防災行政、特に1点目は南国市において海岸の地域の排水対策について、2つ目は海岸堤防の陸閘封鎖に伴う津波避難について、3点目は防災士と連携した地域防災力の強化についての質問をいたします。
 それでは、海岸地域の排水対策についてでございますが、南国市の海岸地域は東から久枝地域、それから前浜、浜改田、そして十市のほうへと4つの地域が約2,000世帯4,300人ほどの人が暮らしておりまして、海岸地域の排水対策というのは遠い昔から、昭和のときから大きな課題として、この市のほうにおいても対策委員会も設置されるなどして、徐々にではありますけれども整備はできてきておりますけれども、いまだにまだ道半ばというところでもあります。
 それでは初めに、海岸地域の生活排水、また雨水排水、こういったもの、普通は北の河川のほうに流しておりますけれども、特に集落の南方向、海岸のほうへ流す場合に、これまで実施してきたというかとってこられた排水処理の形態、それから排水の末端、流水の末端処理について、建設課長のほうにどのようになってきたかお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 海岸南部の排水についてですが、堤防の下に抜いてあります既設の排水管、または浸透ますによって排水の処理を現在いたしております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 一応海岸の南のほうには、堤防の北あたりで大体が集水ますによって自然浸透さすというのが昔からのやり方でありまして、中には堤防の下へ排水を抜いて南に流すというのも所々あったようにも思います。それで、現在この堤防の下を通って南の海側に排水をさすと、こうしているというところは現在この海岸筋において、どのくらいあるのかお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 現在堤防からの排水管は、ポンプ式2カ所含んで25カ所ございます。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 堤防の下を通って海側に排水しているというところが25カ所もあるということでございますが、私も海岸をよく歩いておりまして、その辺のところは注意して見ていっておりますけれども、そんなに多くあるというのは余り感じてなかったわけですが。昔からありますところの浜のほうでは畑かんといって、そのハウスかんというか、畑のほうで水を流しておりましたが、そういった細径の管なども含めての排水じゃないかとも推測もするところでありますが、いずれにしましても海岸地域のほうでは周辺にはハウスそれから畑というんが非常に多く、風によって多くの砂がその排水管あるいは排水路に堆積したり、また海のほうについても、海側の排水管というのは台風の高潮によってほとんどその砂に埋まると、上層が排水管に詰まると。そういうことで特に今ごろながせ時分、大雨のときにはその浸水ますが機能しなくなって、周辺のハウスあるいは住民のほうに非常に迷惑がかかるというふうなことも多々起こっております。
 こうした現状について、建設課のほうでは今後どのように対策を立てておるのかということについてお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 本年5月の海岸対策排水委員会においても目詰まりしておるという箇所の報告がございまして、現在現地を確認して対応策を検討中でございますが、それ以外の部分につきましても、堤防の管理者等との協議をしながら対策をしていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 南国市の海岸は、久枝海岸から西に前浜、浜改田、十市海岸へと、平成29年ごろから海岸高潮対策工事として堤防のかさ上げ工事が行われまして、浜改田の海岸の一部陸閘の閉鎖、工事を除いて、そのほとんどが工事完了となっておるところであります。国交省が実施した十市の海岸においては2カ所、地元要望に応えて堤防の下に比較的大きな排水管が設置されて、海側に排水をするようにはなっているものの、海側の台風などの高潮による土砂流入防止柵と、防止壁というか壁というか、こういうものがまだついていないと、どこがやるかはちょっとまだわからないわけです。南国市がやるのか、国がやるのか、県がやるのか、そういったところでございますが、2カ所は本当に見るも無残なその放水跡というか放出現場ということになっております。これは、またいずれ今後のトラブル要因にもなるというふうに予測もされます。国交省や県土木が施工をしない、残るは南国市が施工しなければならないであろうこういったところの場所、早急に確認をしていただいて、迅速な対応が必要と考えるので、あわせてこういったところの調査、そして対策を求めておきたいというふうに思います。
 それでは次に、今後排水対策として実施する堤防北側の排水の流末処理ということについてですが、堤防北側には堤防から波が超えるその越波排水というものがありますが、その越波排水の集水も含めて、これには丘からの雨水排水が流れ込んできておりますので、こういったことを含めての浸水ます工法、それからそれとともに堤防の下に大きな排水管を抜くという、こういったことがよりベストではないかというふうに私自身は思っております。
 今後のその工法的なことについて、建設課長にお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 新たな排水管を堤防の下へ抜くという必要が出てくる場合、当然管理者との協議資料等、排水不足の量であるとかいう根拠が必要となりますので、また海岸排水対策委員会においてお諮りして、またそういう資料もつくって協議していくということにはなると思います。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) それでは次に、海岸地域の排水工事の地域からの要望件数、それからまたその現在の実施状況、まだ工事ができてない未着工箇所の今後の実施計画及び年間のこれらに対する建設予算等について、建設課長にお伺いします。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 現在、海岸排水の要望箇所は5件であります。今残っておるのが5件でございます。
 年間予算が500万円で、5件について今年度の海岸排水対策委員会において令和11年までに完了するということで、計画的に完了させるということで、まず1件目をことしからやるということになっております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 先ほども述べましたように、これまでの予定されてるというか地域の要望の未設置箇所については、こういうふうに長期的に計画を立ててやるということでございますが、今もちょっと触れましたけれども、新たなこの排水対策に早くやらんといかんというふうな工事も次々と出てくるわけであります。次々言いましてもそんなに多くはないんですが、その今言った海岸の南に出している対策、壁をつくる、そういったこともこれからできるだけ早くやらないことには次のトラブルの原因にもなりますので、そういったこと含めて、今後のその年間予算についてはこれでいいのかというふうにも思うわけであります。
 こういったことも含めて、今後のこの地元の要望というか、そういった現状に即したようなことを早急にやっていただきたいわけでありますが、こういったことに対して市長の考え方をお伺いいたしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 海岸地域はもともと水路が少なくて、排水路への砂の堆積も早いということがございまして、御不便に感じられている住民の皆さんもいらっしゃるかと思います。先ほどから申し上げてるとおり、昭和59年に海岸地域排水対策委員会を立ち上げて、年次計画的にその対策を検討してきたところでございます。それも年間予算を毎年それを計上して、何年までにこういう工事をやろうという計画を立てているところでございまして、また新たなその壁をつくるとか堤防の下を排水路を抜くとかいうふうな必要性っていうものが出てきたということになれば、それはそれでまた別途その対策委員会で協議をしていただきたいと思います。その中でどのような予算が必要かということを検討してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) ありがとうございました。今後ともスピーディーで迅速な対応というのはよろしくお願いをいたします。
 それでは、次の質問に入ります。
 次は、海岸堤防の陸閘封鎖と津波避難についてであります。
 先ほども触れておりますけれども、南国市の海岸、久枝からずっと西に十市まで、平成29年度あたりから海岸の高潮対策工事としてかさ上げ工事が実施されて、久枝から前浜、浜改田の東のほうについては県土木の工事により、また十市の海岸のほうについては国交省の工事管理によって、そのほとんどが工事が完了しておるところであります。しかし、陸閘部分の工事がまだ少しおくれている浜改田の中部から西部にかけての一部の地域は、海岸への出入り口は東日本大震災のこともあって、海岸のそういう陸閘部分というのは全て閉鎖をされておるわけです。現在も海岸への出入り口には斜路もなければ階段もないと、スロープもないというふうな状態が続いております。この状態は、地震津波襲来など有事の際には、堤防の南、海岸にいる地元の漁師さん、また遠くの出入り口から海岸に釣りに来ておる人たち、また浜のほうで遊んでいる子供たち、そういった人たちが今言う有事のときには逃げるところがないというふうな状況にあります。
 陸閘工事につきましては、この斜路とかスロープ、こういったものをつくる工事については高知県土木の主管ということではありますが、こういう現状が続いていることについて、津波災害から市民を守る南国市の危機管理課の考え、対応をお聞きしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 海岸堤防の陸閘封鎖に伴う斜路や階段の整備につきましては、高知県が管理する陸閘は13カ所あり、陸閘封鎖に伴う工事が完了していないのは4カ所で、早期の完成に向け地元と協議を進めているとお聞きをしております。
 現在、未整備箇所におきましては、浜田議員さんのおっしゃられるとおり、津波に備えて陸閘の扉が常時閉じられた状態であり、万が一津波が発生した場合、既に完成している斜路等を使用して避難するとしても、大きな時間ロスとなるため緊急時の避難に支障を来すことが明らかです。つきましては、工事が完成するまでは、迅速な避難が可能となるよう臨時的な対策をしていただけるように要望してまいります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 陸閘封鎖に係るさまざまな問題は、久枝から前浜、そして浜改田のほう、そして十市のほうも、それぞれの所管箇所といろいろと協議をしながら工事を進めてきたところでございますが、現在残っておるこのことについては、この状態を長引かすわけにはいかないと、しっかりときちんと南国市のほうからも今度施工するところの県土木のほうへ、迅速な対応をぜひとも早期にお願いするよう重ねて求めたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 続いて、次の質問に入りますが、3番目の防災士と連携した地域防災力の強化についての質問をいたします。
 初めに、高知県及び南国市の防災士資格取得者数について、危機管理課長にお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、高知県では3,943人、南国市におきましては130人の方が防災士の資格を取得されております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 南国市のほうでもこの防災士資格を持った人が130人ほどおいでになるということであります。これで南国市の中でこうした防災士の防災士会組織というものができておって、既に活動も始めておるということでお聞きしておりますけれども、現在のこの南国市防災士会組織への入会者数等についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 平成29年1月に発足いたしました南国市防災士連絡会は、南国市の防災士の資格者の130人のうち58名の方が加入をしていただいております。男性は37名、女性は21名という内訳になっております。また、年齢別では50代が19名と一番多く、次いで60代16名、70代11名となっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 防災士とは、自助、共助、協働を原則として社会のさまざまな場で防災力を高める活動が期待され、そのために十分な意識と一定の知識技能を習得したことを日本の防災機構が認証した人と伺っております。
 こういった中で現在の活動状況について、防災士組織としての活動状況、防災士としての活動状況について、危機管理課長にお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 南国市防災士連絡会は、現在まで防災士の能力維持、向上を目的としたスキルアップ研修や、防災士として地域で実践活動を行うなどの活動を実施しておいでます。直近の活動では、6月9日に行われました高知県総合防災訓練・地域防災フェスティバルにおきまして、「地域で守り助ける!避難困難者のための搬送教室」と題した講演会を開催し、来場者にけが人や要配慮者の搬送方法を指導していただいております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 私もこれまでは民生児童委員あるいは地域の自主防災会、そして連合防災会などに携わってきておりましたが、先日もこの南国市の防災士連絡会の主催するスキルアップ研修に参加をしておりました。防災会のときから、地域の要配慮者あるいは要援護者に対してどのような支援ができるのかということで、非常に話し合いをしたこともございますが、今回のこの研修によりましてそういった人の搬送訓練とかそういうものを体験いたしまして、大変勉強になったというか、いい研修をさせていただいたところでございます。
 それでは、こうしたことをリーダーシップを持ってやっていただいておるその防災士組織への南国市としての支援活動を、どのようなことがやられておるのか、お伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 南国市防災士連絡会の事務局は危機管理課が担っておりますが、先ほど御答弁いたしましたスキルアップ研修の開催や訓練など、実践活動の場を提供するなどの支援を行っております。こういった活動を通じて防災士の能力維持向上を目指しております。
 また、研修や訓練等で使用する備品を購入するなどし、連絡会の活動をバックアップしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 防災士は地域の自主防災会、そして連合防災会の中に入りまして、地域の消防団、そして民生児童委員、そして地域の人たちとともに一体となってその地域を守る。みんなで助け合う。そういったことの話し合いながら防災力を少しでも高めていこうということでやっておるわけで、地域の中で果たす役割というのは大変大きなものがあります。今後も南国市の中で、この防災士の役割というか、こういったことも含めて地域防災力の向上のために、危機管理課としてぜひともこの南国市で幅広くPRもしていただいて、防災士の底辺を広めていただけるようにぜひともよろしくお願いいたします。こういったことで、南国市の防災行政に絡む質問はこれで終わります。
 次に、2つ目の大きな質問として用意しておりましたのは、民営保育園の運営実態と行政支援についての質問であります。一般質問も最終日ということになりまして、この件につきましては一昨日も同僚の土居恒夫議員から、また先ほど質疑応答がまだ耳に残っておるような中で有沢議員からも大変細かい質問等がございました。私の質問も重複する部分があるかと思いますけれども、できるだけ重複する部分は割愛をして質問をさせていただきたいわけであります。
 初めに、少子化が一段と進む中において、全国的にも保育士の不足あるいはまた勤務環境、処遇の改善等が世に叫ばれておる中でありますが、南国市においても平成13年度ごろには大篠保育所が民営化され、これを皮切りとして十市の保育所、稲生保育所、後免野田保育所というふうに順次民営化が進んできて、現在の公立保育所と合わせた保育サービスが体制ということになっているところでございますが、近年のこの社会情勢の変化に伴いまして、園児の保安サービスというのは本当にこれでいいのかと。あれから民営化がスタートしてからはや大分の年月がたってきておりますが、先ほども有沢議員のほうからも指摘もたくさんございましたが、本当にこの公立保育所と民営の保育園との運営体制を今検証して、保育士の勤務環境を含めた南国市の保育サービスのあり方、今後のあるべき方向、姿、こういったものを見直す時期に来ておるんじゃないかというふうなことで、私もこういうふうな中で質問に取り上げたわけであります。
 有沢議員のほうから本当に細かい部分まで質問もありましたので、私のほうは一部あれなんですが原点といいますか、今現在の南国市立の保育所と民営保育所、保育園のその数、及びその受け持っているところの保育園児の数、これについてまずは、それからまた保育士の数について、子育て支援課長にお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 現在、公立保育所では7保育所で387名の園児を107名の保育士で、民間保育園では8保育園で915名の園児を185名の保育士でそれぞれ保育を行っておるということですが、これは平成30年4月現在、陳情書にありました数字になっております。現在数字、済いません、今持ち合わせておりませんので、また御報告させていただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 次に、ゼロ歳児の保育園の数がちょっと把握ようしてなかったものですが、現在、ゼロ歳児の保育園の受け入れ数、また入所を希望しながら入所できていない待機児童の数等についてお伺いをいたします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) この数字も済いません、平成30年4月の数字ですけれども、ゼロ歳児保育の受け入れ数は54名で、ゼロ歳児につきましてはその時点では待機児童数はなかったと聞いております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 続いて、もう一つ確認をしておきたいんですが、延長保育の分も先ほど出ておりましたが、保育所、保育園、それぞれの園児の受け入れ時間等についてもう一度確認をさせていただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 園児の受け入れ時間といたしましては、民営保育園は午前7時20分から午後7時まで、公立保育所は午前7時50分から午後6時20分、ただし、あけぼの保育所のみは民営保育所、園と同じ午前7時20分から午後7時までとなっております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 南国市の保育園児の数は、1歳から5歳までが今手持ちの資料の中では1,300人、ゼロ歳児が今言いました54名ということで、1,354名の園児が保育サービスを受けているわけでありますが、そのうち387名、約30%の人が公立保育所、残り70%の人が民営保育園に通っているわけであります。そして、保育士1人当たりが園児を保育する比率を見てみますと、公立保育所は1人の保育士が3人足らず、2.7人の園児を受け持ち、そして民営保育園では保育士1人当たりが4人を保育しているというふうなことなど、またそれからもう一つ、先ほどの延長保育ではないですが受け入れ時間帯もそれぞれ違うなど、民営の保育と公立の保育というのは少しずつその対応に違いというか格差があるというかひずみがあるというか、そういうことが見られるところであります。
 細かなことはあれなんですが、それでは保育園のそれぞれの法定保育士の定数というのがあると思うんですが、現在こうしたことは確保されていると思うんですが、どうでしょうか。
 また、民営も含めて保育士不足というのが非常に心配もされる中でありますが、その先ほどちょっと出ておったかもわからんですが、その人材確保というその面において中・長期的にもどういうようなことを考えているかを改めてお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 保育士1人当たりの児童の持ち数につきましては、ゼロ歳が3人、1歳、2歳が6人、3歳が20人、4歳、5歳が30人となっております。公立保育所、民営保育所ともに確保されております。
 また、保育士不足に対する保育士確保の施策ということでございますけれども、先ほど有沢議員の御質問にも御答弁さしていただきましたが、中・長期的な保育士確保ということで、現在のところ資格取得のための奨学金制度などは考えてはおりません。以上です。
      (「ありがとうございました」と呼ぶ者あり)
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 一部用意しておった分が重複する分がありますのであれなんですが、民営保育園が耐震化を含めて安心・安全な施設整備というのは非常に大事なことでありまして、先ほども出ていたかもわからんですが、行政からの支援の状況等についてもう一度お聞かせ願いたいと思います。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 社会福祉法人が行う建てかえにつきましては、国の補助金を活用することができますが、補助事業費の4分の1、事業費負担も発生いたします。過去、南国市では社会福祉法人が保育園建設のための借入金に対して、債務負担行為によりその借入金返済の補助を行っております。今後も建てかえの場合には同様の方法をとりたいと思っております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 市のほうが、現在の保育園児の数の70%の保育園児を法人のほうに、民営のほうに委託をしておるわけでありますが、この民営保育園への指導とか援助とかいうことについて、一部重複するかもわからんですが、この点についてもう一度お聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(溝渕浩芳) 運営法人への指導ということでございますが、指導監査につきましては、児童福祉法に基づき、高知県と合同で指導監査のほうを行っております。
 また、援助ということでございますけれども、運営費は委託費が多くを占めておりますが、それ以外に国や県の補助制度によるものが6,900万円、市単独の補助として2,300万円、合わせますと約9,200万円を補助しております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) 細部にわたりまして丁寧に答弁をいただいておるところでありがとうございます。
 公立保育所から民営の保育園に委託された後の現在の民営保育園の実態というのを確認したわけでありますが、公立保育所と民営保育園との間で、その運営とか保育士の勤務環境において大きな格差があってはならないというふうに思います。
 先ほども出ておりましたが、公定価格の引き上げ等も要望等も含めてこの実態を見た中で、市長は今後こういうことをどのように捉えて、今後どういうふうに取り組もうとなされるのか、市長にお伺いいたしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 有沢議員の答弁にも、子育て支援課長からも申し上げたところでもございますし、私からも御支援はさしていただくと申し上げたところでございます。
 さまざまな課題はあろうかと思います。
 公定価格が果たしてその金額が適切かというところにつきましては、また各園長さんのお話も伺いながらそこをどのように根拠立てて国へ要望していくかということも、低いなら考えていかねばならないというところでございます。
 また、保育士さんの待遇改善と処遇改善ということにつきまして、もちろん保育士不足というのは南国市だけでなく、高知県下、日本全国どこともそういった課題を抱えているところでございます。その中で、どういったことをすればそこの保育士確保ができるのかっていうことは、市単独で考えてもなかなかそこを改善する、その課題を克服するというのは難しいことかもしれません。ただ、南国市の保育士確保をどのように考えていくかっていうことは、またそこの市単独の補助金とそこの待遇改善につきましては、また各園の園長先生にもお話を伺いながら、どのような施策をとれるのかっていうことは考えてまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) ありがとうございました。
 市長のその考えを今後のこの保育サービスの運営のほうにぜひともしっかりと生かしていただくようにお願いをいたしまして、私の一般質問を終わるようにしたいと思います。ありがとうございました。
○議長(岡崎純男) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時52分 休憩