トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  令和元年 第407回市議会定例会(開催日:2019/06/14) »

一般質問3日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 4番山中良成議員。
      〔4番 山中良成議員発言席〕
○4番(山中良成) 議席4番の山中良成です。
 まず、先日の地震により被災された皆様にお見舞い申し上げます。心より早い復旧をお祈り申し上げます。
 さて、一般質問3日目となり、質問が重複するところがあるかと存じますが、よろしくお願い申し上げます。
 私の質問は、1、企業誘致、2、道路行政、3、西島園芸団地、以上となります。
 まず、企業誘致についてですが、平成30年12月議会にて、平成26年度以降、立地相談が25件ほどあり、南海トラフ地震による津波被害浸水区域からの移転など、南国市への立地ニーズは一定あると考えますと、商工観光課長は答弁されております。
 そこで、平成30年度の立地相談件数及び業種について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 平成30年度の立地相談件数につきましては、2件となっております。立地件数につきましては、済いません、平成26年度以降の数字として1件の立地があっておるということになります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 平成26年度以降の立地相談で、相談どおりに立地できた件数を商工観光課長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 26年度以降の相談につきましては、トータルで27件、先ほど答弁いたしましたとおり、立地件数は1件となっております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) その中で、市街化調整区域により開発できなかった件数と地区計画でもできなかった件数の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 商工観光課への相談としては、日章工業団地の情報収集であったり、具体的な候補地が決まっていない状況での情報収集、相談が多く、開発できなかった、または地区計画ができなかったという状況まで進んでいないケースがほとんどであります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 恐らく本市の不動産業を営んでいる業者に土地の問い合わせをしたが、見つからないので本市の商工観光課に来庁されたのだと私は推測しております。本市も相談された企業に御提案等をされたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 日章工業団地についての情報収集ということであれば、可能な範囲でお伝えいたしますし、立地場所についての相談であれば、そのときの状況をお伝えするなど、御相談内容によりお答えをさせていただいております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) わかりました。
 本市には南国市企業誘致アドバイザー設置規則があり、現在、市長から委嘱されているのはどのような方でしょうか。もし委嘱されてないのであれば、いつから委嘱されておらず、どのような理由なのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 企業誘致アドバイザーにつきましては、現在、委嘱を行っておりません。アドバイザーにつきましては、委嘱を行っていた当時、空きスペースがあった行政の開発による企業団地への誘致を進めることが大きな目的の一つであったと聞いております。企業団地の入居について一定のめどが立ったため、それ以降の委嘱が行われていないのではないかということであります。
 また、企業誘致アドバイザー制度ができたのが平成17年度途中であり、二、三年ほどはこの業務に従事していたということを聞いております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 現在は委嘱されていないということですけども、その当時のアドバイザーは、企業団地に誘致を促すことがメーンだったわけですけども、この規則第1条に、豊富な経験や幅広い情報を持つ者からの助言、指導、情報提供によって、南国市における企業誘致の促進を図るため設置するとあるので、これから推進していくのであれば必要だと思いますが、アドバイザーを委嘱するようにしてはいかがでしょうか。職員の方の負担も減ると思いますが、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 現在、アドバイザーの委嘱については予定をしておりませんが、日章工業団地の入居に際してなどの時期に、必要が生じる場合には委嘱について考えていきたいと思っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私が申してますのは、日章工業団地ができてからではなく、相談件数を先ほどお聞きした感じでは相談のニーズに合っていないということなので、このアドバイザーによって情報提供等ができるように、もっと知識が豊富な方をやっていくべきだと私は思っておりますので、またそちらのほうは御検討のほうをよろしくお願いいたします。
 本市にある食品製造業と他市にある食品製造業が、本市で規模拡大ができないため、本市を諦め他市へ移ると聞いて残念でなりません。もちろん、本市の担当課に行き相談をし、職員の皆様に丁寧に対応していただき、地区計画も提案していただきましたが、無理だということになりました。職員の皆様は、真剣に企業誘致したい思いもあり、必死に努力してくれたと言っておりましたが、南国市の産業発展は難しいと貴重な御意見もいただきました。本市はものづくりに力を入れると言われておりますが、これではますます離れていくのではないでしょうか。
 このように、本市にある企業が他市に移転するということは、本市の固定資産税、法人税など、市税全般の減少が考えられますが、この件について市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 本市企業の他市への移転、また本市への移転希望のある市外企業に対しまして、企業の希望に応えられなかったことで、議員がおっしゃられましたとおり、税収面での影響だけではなく、市民、とりわけ若者の働く場の確保など、いろんな面で影響があり、本市の重要な課題であると思っております。こうした状況に少しでも対応できるよう、日章工業団地以降の企業団地整備につきましても検討を行っていく必要があると考えているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長から前向きな答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。やはり、この企業誘致の多くのネックとなっておりますのは、市街化調整区域だと思いますが、市長はどのように考えますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今までもたびたびお答えもしてきたところでございますが、市街化調整区域は市街化を抑制すべき区域であり、計画的に市街化を図る市街化区域との区域区分、すなわち線引き制度を担保するために、建物の建築の規制など、土地利用に一定のルールを定めていることから、市街化調整区域への立地は容易ではないと思います。
 そのため、本市では、インターチェンジ周辺において、事業所の立地が可能となるよう、高知県開発審査会提案基準第23号にインターチェンジ周辺エリアを加えることを行ったところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど市長よりインターチェンジ周辺エリアを加えたというふうに御答弁ありましたけども、平成26年度以降の用地相談件数は27件で、その中で立地されたのはたった1件であります。ほとんど効果がまだ見えてこない状態だというふうに思います。私は、先ほど市長が言われましたルールのおかげで農地は守れるかもしれませんが、地元産業の活性化や経済の活性化を阻害しているように思えます。さらには、移住等も建設できず、人口減を促進し、この本市の発展をさせないようにも、私は思っております。本市は、皆様も御存じのとおり交通の要衝であり、発展すべきところであり、企業誘致に最適の場所だと考えます。市長は、本市の企業が他市に、または他県に移ったほうがよいとお考えなのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) そのようなことを考えるはずもないところでございます。確かに議員のおっしゃるとおり、南国市、交通の要衝でございまして、非常にポテンシャル高いと思います。先ほどもお答えしたところでございますが、本市企業の他市への移転につきましては、これまで南国市の発展に貢献していただいた企業でございまして、やむを得ず市外へ移転されるということにつきましては、非常に残念でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 残念であります、市長のほうからお言葉をいただきましたけど、ぜひ本当に推進していただきたいと思います。
 昔、この本市には国衙が国府にあり、また長宗我部元親が居城しておりました岡豊城が岡豊にあり、恐らくこの周辺の土地は災害から人々を守りやすかったのだと推測しております。現在、県からも権限移譲されておりますので、この周辺全てをまずは緩和してみてはいかがでしょうか。
 また、現状では農地法や農振法、都市計画法などクリアしなければならない部分が多く、企業ニーズには応えにくいという状況にあるのが事実と課長より答弁されており、市長も、今後も企業団地の計画をもちろん検討してまいりたいと思いますし、地区計画制度の活用等によって市外、県外企業を呼び込み、本市の産業振興、雇用の場の確保を行ってまいりたいという思いを持っておりますと答弁されております。しかしながら、企業ニーズに合っていない状況が続いているにもかかわらず、そのままになっております。
 そこでまず、市街化調整区域の開発規制緩和の進捗状況について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 平成30年度におきましては、高知広域都市計画担当者勉強会において、自己業務用建築物の津波浸水予測区域からの移転に関する一件審査の基準につきまして、公益性の高い建築物や既存建築物の有効利用以外での移転が可能となるよう、審査基準の見直しを求める意見書を県に提出いたしましたが、結局改正には至りませんでした。本年度につきましては、平成30年度におけます市街化調整区域内の立地状況や、人口動態を調査する予定でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 予定ではなく、必ず今年度中に調査をしていただきたいと思います。
 平成30年3月議会でも一般質問させていただきましたが、本市の中心産業である中小企業の育成のためにも、早急の市街化調整区域の開発規制緩和が必要だと私は感じております。本市の方針はどのようになっていますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 平成30年4月から規制緩和いたしました立地基準を運用開始しておりますが、まだまだ十分であるとは考えておりませんので、今後も規制緩和を進めていく必要があると考えております。今後は運用開始後2年間における市街化調整区域内、特に既存集落内の立地状況や人口動向等を調査、検証し、県とも情報共有いたした上で、立地基準の見直しについて県と協議を重ねてまいりたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 平成30年4月から開始され、岡豊地区の一部を規制緩和されておりますが、これからどの地区をいつから規制緩和されようと考えられておりますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 現在策定作業中の本市の都市計画マスタープランに、インターチェンジ周辺や国道沿道を産業立地検討エリアとして位置づけることを検討しておりますので、インターチェンジ周辺や国道沿道エリアの規制緩和を県と協議してまいりたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ早急に協議していただきたいというふうに思います。
 また、先ほど言われた場所だけではなく、選定できるところは多いほうが私はいいと思いますので、できるだけ多くの場所を選定していただいて、そこからまた協議していただきたいというふうに思います。
 ほ場整備等で国との調整も必要ですし、本市の発展を願うのであれば、今年度中に規制緩和する場所を選定し、来年度には実施できるようにすべきです。本市の大半が中小企業であり、その企業を育てていくのも本市の役目であり、そのためにもほかの重要な事業と並行して実施していくべきだと考えます。1つずつ事業をやっていたのでは、今のスピード感が求められている時代にそぐわないというふうに思います。市長はこれについてどのように考えますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 平成30年度から運用しております規制緩和した新立地基準を定めるに当たっては、国の開発許可制度運用指針を踏まえた国の技術的助言や高知広域の観点からの県の意見があり、断続的に何度も県と協議、調整を図りながら策定しましたが、結果的には本市の当初考えていた規制緩和案どおりには至りませんでした。そのため、本市は今後も規制緩和を進めていくため、運用開始後2年間における市街化調整区域内、特に既存集落内の立地状況や人口動向等を調査検証し、県とも情報を共有した上で、立地基準の見直しについて県と協議をしていくこととしておりますので、規制緩和の具体的な内容につきましては、来年度から県と協議に入りたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私としては、どんどんどんどんスピード感を持って進めていただきたいというふうに思っております。
 また、市長のほうから協議されるということでしたので、できるだけ議会のほうにも進捗情報の報告をよろしくお願いいたします。
 企業誘致の最後の質問としまして、平成31年3月議会にて、日章工業団地へ地元企業優先の件を県と協議し始めていると課長より答弁されておりますが、現在の進捗状況及び結果について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 日章工業団地への入居企業について、本市の考え方は県には伝えております。入居企業の公募内容につきましては、3月議会でも答弁させていただいたとおり県と協議していくことになりますが、現在は日章工業団地を一刻も早く完成できるよう、まずは本体工事の着手に向けて鋭意進めているところであります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほどから何度も申してますように、どんどん同時進行をしていっていただきたいというふうに思います。ぜひともこの件については県からも一歩も引かないように、強い気持ちを持ってよろしくお願いいたします。
 次に、道路行政の質問に移らせていただきます。
 前回、国分川河川沿いにバイパスの建設の提案をさせていただきました。そこで、県の調査記録はないという答弁でしたので、国府地区の住民の方にお聞きすると、覚えられており、やはり計画はあったそうです。そこでお聞きした方からも、比江スポーツグラウンド活用のためにもぜひやっていただきたいという御要望をいただきました。国府地区で市長は毎年意見交換会を行っておりますが、そのような御要望はお聞きになったことはないでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 私が今まで参加させていただいた中では、そのお話は伺ったことはございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) そのとき、市長は職員時代だったと思いますので、お聞きになったことはないかもしれませんけども、そのような意見が出たことは間違いありません。比江スポーツグラウンドの利用活用のためにも重要でありますが、国府地区の貴重な歴史的遺産を大型バスで観光できる意味合いもありますので、ぜひ県とも相談していただき、前向きに御検討していただきたいというふうに思います。
 そこで、前回の議会で建設課長は県に提案していただけるということでしたが、県に提案していただいたのでしょうか。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) お答えいたします。
 前議会において、県道久礼田笠ノ川線のバイパスについての質問があったことについて、県中央東土木の井上道路課長とお話をさせていただきました。前議会前には課長とのお話ができておりませんでしたが、今回の話の中で、以前の資料では堤防沿いの案があったということです。しかしながら、今のスタッフでは知っている者がおらず、現在はその計画はないということでございました。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 現在は計画がないということですけども、県にこのバイパスについて課長より提案はしていただいたんでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 前議会、今回の質問にも出ておるという話はしましたが、正式な要望という形では上げておりません。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ほかの事業もあるとは思いますけども、ぜひ県に提案のほどをよろしくお願いいたします。
 まず、この国府の道は本当に狭い場所が多く、その第1次事業として、観光面としても国府小学校の通学路として重要な紀貫之邸跡に向かう道を整備したほうがよいと思います。観光面では、大型バスも入れず、普通車が行き交うこともできないだけでなく、通学路としては歩道もなく、通学する子供たちには危険であると考えます。そこを広げることは可能なのでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 紀貫之邸前の道路につきましては、市道南国101号線、市道部分となります。大型車の進入や歩道も含めた改良工事となれば、国費の対象である社会資本整備総合交付金での対象となると思いますが、前議会でも答弁させていただきましたように、現在、日章工業団地の整備や市道稲吉篠原線の事業が進行中でありまして、それらの事業の進捗を見きわめながら、新規整備路線の計画を立てていきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 今やっている事業が重要なことも私は承知しておりますので、そこはわかりますけども、課長としてはどんどんどんどん次のことも考えて、どんどん計画をしていただきたいので、そちらのほう、よろしくお願いいたします。
 次に、西島園芸団地の質問に移らせていただきます。
 まず、西島園芸団地の専務取締役CEOであり株式会社南国市産業振興機構の取締役でもある方が退職されたと、市民の方にお聞きし驚きました。本当なのでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 3月末をもって辞任をしております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 退職されたことについて、執行部より西島園芸団地調査特別委員会だけでなく議員に説明がありませんでしたが、なぜ説明がなかったのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 今回の辞任については、本人の健康上の理由であるということもあり、辞任の件に関しましては議長に説明をさせていただいております。また、特別委員会開催の話もしておりましたが、今回の件での開催には至らなかったと聞いております。
 いずれにしても、決算の見込みを御説明できる時期になりましたら、状況報告をさせていただく必要があるかと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 西島園芸団地調査特別委員会は、西島園芸団地に関する事項で説明する必要性があり、何よりも本市より株式会社南国市産業振興機構に資金を投入しており、私たち議員は賛同しております。退職した時点で、一部の議員だけに報告するのではなく、全議員に報告する義務があるのではないでしょうか。この件について、代表取締役である市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) もちろん議会での決定をいただき、産業振興機構への出資をした経過がありますので、議員の皆様に説明する責任はあると思います。先ほど担当課長からも答弁があったとおり、取締役辞任につきましては、議長にお話しさせていただいて、その後、特別委員会でそのお話をさせていただくべく相談もさせていただきましたが、その開催には至らなかったということでございます。今後は、課長も申したとおり、経営状況の見通しなど、また御報告させていただく必要があると思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 議長や特別委員会のほうの何名かにお話しされたということですけども、賛同されたのはその方だけではありませんので、私は説明する必要性があるというふうに思っております。株式会社南国市産業振興機構で、この取締役は役員である取締役だけでなく事務を統括する者として総会で決議されております。そのまま残っているのでしょうか。それとも西島園芸団地の専務取締役を退職されたのと同時に株式会社南国市産業振興機構を退職されたのでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) やめられました西島園芸団地の専務につきましては、やめられた時点では産業振興機構の事務を統括する者としての決議はいたしておりません。西島園芸団地の取締役を辞任するのと同じときに産業振興機構の取締役のほうも辞任をしております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど、事務の統括する者はしておりませんというふうに答弁がありましたけども、議事録には事務を統括する者というふうに載っておりますので、そこから変わったのであれば、済いません、私の調査不足だったと思いますので、そこは申しわけありません。ただ、一番最初の創立した議事録には、事務を統括する者でこの方のお名前があったことは間違いありません。理事を退職されているのであれば、新たに取締役を就任されるように段取りされているのでしょうか。されていないのであれば、その理由も一緒に答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 産業振興機構の取締役は、現在5人となっています。新しい取締役については、新たに西島園芸団地の経営に当たる方ということではないかと思いますが、現在そういった人材がいないことから、機構についてはひとまず現状の体制でと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 西島園芸団地ではなく南国市産業振興機構について、先日小笠原議員のほうからも質問がありました。私としても、今が本当に正念場だというふうに思っておりますので、西島園芸団地には頑張っていただきたいというふうに思います。
 これから本市は西島園芸団地をどのように支援していくのでしょうか。市長の思いとこれからの計画、そして展望をお聞かせください。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) とにかく西島園芸団地が運営ができる形をつくることが必要であると考えています。一昨日、小笠原議員の御質問に商工観光課長がお答えをさせていただいたところでございますが、現在、監査役から経営改善に向けた指摘、指導をいただきながら、職員が前向きに取り組んでいると聞いているところであります。観光、栽培などの各部門の職員がそれぞれ改善に向けた収支計画を立て、どういった方向で改善を図っていくか、社員が主体となって経営計画を立てる取り組みを始めたと伺っております。また、会社の経営理念を掲げるといった提案もされているところでございます。こういった取り組みを積み重ねることで、社員一人一人が理念に基づき、自分たちの会社の経営をどうやって行っていくか、一丸となった取り組みが進むのではないかと考えており、西島独自の努力や意識改革で再建をされるのが一番であると考えております。機構としましても、経営が継続できるよう、必要であれば可能な支援を考えてまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほどの答弁では、西島園芸団地を応援していくというふうに捉えても大丈夫なんでしょうか。ぜひ本市もこの西島園芸団地をやると、支援していくと決めたのであれば、私たちも応援したいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、西島園芸団地に新しい監査の方が就任されたと思いますが、これまでの監査の進捗状況についてどのようになっておりますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 西島園芸団地の監査役につきましては、現在内部の運営体制の把握、確認を行いながら、内部統制の体制づくりを行うとともに、7月決算に向けての準備を行っていると聞いております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 決算が出た場合はまた報告のほうをよろしくお願いいたします。監査員の方ともぜひ密に連絡をとり合って、健全な経営ができるように、市もしっかりと注目してよろしくお願いいたします。
 現在、園芸より観光が西島園芸団地はメーンになっており、メロン販売やイチゴ狩りが有名になっておりますが、開園当時は農業を見せるをコンセプトとして経営されたとお聞きしたことがあります。私は、原点である農業に戻るべきだと考えております。
 ここからは、原点に戻っていただくためにも幾つか提案をさせていただきます。現在もメロンやイチゴ、トマトなどの果実を栽培されておりますが、収入がよいイチゴは残し、施設園芸農業による作物をつくり、汗をかき、これを都内の高所得者に売っていくとともに、これを体験型観光にすることで二重の収益になると思いますが、この件について課長より答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 以前は施設園芸作物をつくっていたこともありますが、現在、西島園芸団地はメロン、イチゴ、トマトを主商品として事業を行っており、顧客もついている状況であります。また、メロンのブランド化が図れないかといった検討も行っております。作物により、西島園芸団地のような会社形態の生産者に向くもの向かないものといったこともあるかと思います。いずれにしても、どういう作物をつくり、どういう取り組みをするかということを最終的に決定するのは西島園芸団地になりますが、山中議員さんからの御提案については、西島園芸団地にもお伝えをさせていただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) メロンのブランド化を答弁されておりますけども、各都道府県のブランドメロン一覧をネットで検索すると、18都道府県、74ブランドあり、正直厳しい販路になるのではないでしょうか。また、高知県としては夜須のエメラルドメロンが高級果物として確立しており、難しいと考えます。また、これは観光農園ではありませんが、新日本スーパーマーケット協会の消費者調査2014を見ると、購入率は、野菜は76.9%、果物が69.3%となっており、20代は野菜、62.5%ですが、果物は5割を下回るそうです。先ほども申しましたように、観光農園の統計ではありませんが、購入する方の目安にはなると思います。特にターゲットにしたい女性は、野菜の購入率は8から9割なので、野菜を提案させていただきました。観光農園は、これからとるだけでなく、これを本市の飲食業と提携をし、取れたてを調理してもらい食べることで、飲食店にも消費金額は上がるシステムを構築するべきだと思います。また、この施設園芸農業には投資金額が必要となりますので、オーナー制度をつくり、投資金額に応じ発送し、その発送する中に本市独自の調理方法などを入れてみてはいかがでしょうか。また、このオーナー制度は年に最低でも1度来高していただき、生産者と一緒に汗を流し、大変さを知ってもらうとともに愛情を注いでもらう、観光ならではのストーリーをつくってみてはいかがでしょうか。市長や課長も言われましたように、農業もものづくりの一環です。ものづくりサポートセンターの意義もできると思いますが、この件について課長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 農家レストランを初めとして、地元産の食材を中心に料理等を提供している飲食店もあり、一定お客さんも入っている状況でありますし、取れたての農作物をすぐに調理して食べることができるというのは、消費者にとっても魅力的な素材になると思います。
 しかしながら、西島園芸団地の取り組みとして行うことについては、作物の見直しや事業内容の見直しを伴うこともあり、飲食店との提携、オーナー制の導入も含め、西島園芸団地として取り組めるかどうかということになるかと思います。いずれにしましても、この提案につきましても、西島園芸団地のほうにお伝えさせていただきたいと思っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ提案のほうよろしくお願いします。日本人だけでなく、インバウンドビジネスにも挑戦していただきたいというふうに思います。
 先ほど市長より、西島園芸団地の件については議長ほかの皆様には何人かには説明されというふうに言われましたけども、私は本当に一般市民の方から聞かされ、そこで言われたことが、議員はそんなことも知らんのかねと言われました。申しわけありませんと笑ってごまかしはしましたけども、全てを知ることは私も難しいと思います。言えないことももちろん、何か進めていくためには必要かもしれません。ですけども、議員に説明して、これはまだ公表しないでほしいのであれば、私たちは絶対にそれをしゃべることもありませんので、ぜひこれからは説明をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。