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検索結果 »  令和元年 第407回市議会定例会(開催日:2019/06/14) »

一般質問2日目(浜田和子)

質問者:浜田和子

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。16番浜田和子議員。
      〔16番 浜田和子議員発言席〕
○16番(浜田和子) 公明党の浜田でございます。生活者の目線に立ちまして、第407回定例会の一般質問をさせていただきます。
 昨日は、山形沖を震源地といたしましたマグニチュード6.8、新潟県では最大震度6強という地震が発生いたしました。地震に遭われました皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 それでは、質問に入ります。
 初めに、防災につきましてお伺いいたしますが、その前に一言お礼を申し述べたいと思います。
 聴覚障害者の方々のところに取りつけてございました防災行政無線の戸別受信機にパトライトの装着が、本年3月末までに完了したとの御報告をいただきました。思いのほか時間がかかりましたが、難題を抱えて御苦労していただきましたことに心から感謝を申し上げます。聾の方々の安心感が伝わってきています。南国市のこの方式は、ほかにはないのではないかとも思っています。安芸市でも取り組まれているとお聞きしていますが、南国市の方式のほうが心配りにすぐれているようです。本当にありがとうございました。
 さて、防災についての質問ですが、まず一昨年の9月議会でお伺いいたしましたマンホールトイレのその後のことにつきましてお伺いいたします。
 前回さまざまなことをお伺いいたしましたが、まず災害用マンホールトイレを設置していくためには、計画策定期間内に県に事業実施期間を含めた事業計画書を提出する必要があること。事業計画については、マンホールトイレのみでの計画は認めておらず、耐震なども含めた防災計画が必要だ。なお、今後の計画につきましては関係各課と協議が必要といった内容の御答弁をいただいております。関係各課での協議はなされましたでしょうか。上下水道局長の御答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 上下水道局と関係各課での協議はされておりません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 事業計画については、マンホールトイレのみでの計画を認めておらず、耐震なども含めた防災計画が必要ということでしたが、新築や増築などのときには事業計画に基づかなくても設置できる補助制度があるのではないですか。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 下水道事業としては、ございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 大篠小学校は避難所に指定されていますから、避難時のトイレ対策は必要です。増築の際にマンホールトイレなどの設置については御協議されたのでしょうか。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) お答え申し上げます。
 大篠小学校の増改築の際には、校舎の増改築にあわせまして屋外トイレの改築は行いましたが、マンホールトイレの設置についての協議はできておらず、設置には至ってございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 文科省の補助事業として、学校施設環境改善交付金というのがございまして、新築または増築する場合にマンホールトイレの設置を計画すれば、交付していただけると思います。または、公立学校施設整備に関する防災対策事業活用事例集を見てみますと、活用事例も載っています。交付率は2分の1または3分の1だと思います。計画を提出しなければ何もなりません。そもそもマンホールトイレについて設置の認識はなされていないということでしょうか。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 大篠小学校の増改築の際には、防災の視点がやや欠けていたというふうに考えておりまして、協議には至ってございませんでした。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 危機管理課長にお尋ねいたしますが、大篠小学校の場合、外づけのトイレで避難所としては足りる状況でしょうか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 大篠小学校のトイレの数につきましては、やはり外づけのトイレの数だけでは足らないというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 文科省の補助事業で行うのか、国交省の補助事業で行ったほうがよいのか、それは行政としての御判断だと思いますが、研究していただいて取り組んでいただきたいと思いますが、各課の連携協議が必要です。あれからやってないということですが、いかがですか。どなたが答えてくれますか。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 災害用トイレの運用計画につきましては、やはり各課の補助事業などを活用いたしまして整備をしていくということになりますけれども、そこはどこかがリーダーシップをとってやっていくということが必要でございます。議員さんのおっしゃられるとおり、今のところどこがリーダーシップをとってやっているのかというようなところが不明なまま現在に至っているといったことで、やるべきことがやれていないということになっておりますので、そこはまた関係各課と協議をして危機管理課が中心となってそういったものを推し進めていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 今後建設予定の(仮称)地域交流センターは、市民の皆様からホール使用時のトイレの数について意見が出され、施設の外にもトイレを設置するような計画も考えられていると思います。これは、まだ設計が完了しているわけではございませんので、確定ではないかもしれませんが、設置するようであれば災害用に対応できるトイレにすることができると思いますが、これにつきましてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 中央地域交流センター、仮称でございますが、につきましては、基本設計の途中ではございますが、設計JVからは災害時でも避難者がトイレを使用できる排水設備を設けることやマンホールトイレ、非常用汚水貯留槽の設置などが提案をされております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) その際、設置費用の財源はどうなるのでしょうか。センター建設費用の予算外でその財源が見出せるのであれば、場合によってはトイレ設置のタイミングも図って考えていく必要が出てくると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 中央地域交流センター建設費の中で、避難所としても一定の機能を持たせるように計画を現在進めております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 交流センターの事業費を少しでも少なくするために、財源を別枠から確保することがいいのではないかと考えますが、そこはいかがですか。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) ほかの課が持っております補助事業の交付率とかを勘案して比較を行うということにもなろうかと思いますが、館内の配管、排水管とかいうことについては、やはり建設費用の中でやるのが合理的ではないかと今の時点では考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) それでは、給食センター建設時には災害時対応のトイレについては考えませんでしたか。また、ものづくりセンター建設におきましてはトイレのことをどのようにお考えでしょうか。災害時の対応については考えておられますか。それぞれ御答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 給食センターにつきましては、災害時の場合、南国市の食料供給拠点施設として稼働することとしておりますので、避難施設という考えはなく、災害時対応のトイレの設置は行ってございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) ものづくりサポートセンターにつきましても、非常用の汚水貯留槽の整備は現在計画をしておりません。災害発生時においては、簡易トイレ等での対応になるかと考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 危機管理課長、また途中で聞きますけれども、今避難所って足りないんじゃないですか。だから、足りないと思うんです。使えるところは、どこも工夫しないといけないと思うんです。だから、災害時対応のトイレというのはどこにもあったほうがいいと思うんですが、それはどう思いますか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 議員さんのおっしゃられるとおり、避難所は現在南国市内での避難所の人数が、人員としての数が足りておりません。避難を考える上で、新たな施設にはそういった観点を踏まえた建設や改築などをしていくことは当然のことだと思いますけれども、予算面とか財政面のことなどを考えて、まず建てられる建物の主目的を優先するといったことがあって、今までの施設にはそこまで至っていなかったというところが現状でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 昨日は山形沖で地震がございましたが、思いがけなくやってくるのが地震です。対応を急がねばなりません。各課連絡しての災害時対応の検討がどうしても必要だと思います。
 そして、新しい建物に付随して災害時用のトイレが設置できるのであれば、既に購入しておられる60個のマンホールトイレ、地面から上の部分をどうしていくのか。いざというときにどこに設置するのか。条件にかなった場所は60カ所あるとのことでしたが、10カ所設定してましたよね、そして速やかに検討し、計画書を策定しなければならないと考えるんですが。そして、そのためにマンホールをつくらなければなりません。やるのであれば、期間も設定されていると思うんです。急がなければなりません。どなたがリーダーシップをとられるのでしょうか。今、危機管理課長かなというふうなお答えがあったと思いますけれども、御所見をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 災害時のトイレ対策の一つといたしまして、議員さんのおっしゃられるとおり、平成26年度にマンホールトイレを60基購入をしております。こちらは、公共の下水道や農村集落排水区域にある避難所10カ所での使用を計画をしております。
 また、先ほども御答弁いたしましたけれども、災害時のトイレ対策につきましては、下水道を利用するマンホールトイレ方式、また汚水貯水槽を構える方式、また処理剤を使用するポータブルトイレなどさまざまございますけれども、先ほども御答弁いたしましたが、これらの災害用トイレの運用計画につきまして、危機管理課が主体となりまして策定を進めます。あわせまして、各課の施策について防災の視点を持った連携を深め、効果的な防災対策を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 危機管理課がリーダーシップをとられて、マンホールをどこどこへ設置してもらうと。その工事は上下水道局のほうでなさるということになろうかと思いますけれども、私は今商工観光課長、また教育次長にもお答えをいただきました。いろんな方との連携がこの場合必要じゃないかというふうに思いますよね。そうした場合、副市長、知らんぷりじゃいかんじゃないです、リーダーシップとるべきじゃないですか。
○議長(岡崎純男) 副市長。
○副市長(村田 功) はい。副市長としてリーダーシップをとってやっていきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) どうか早目に計画を立てて、安心できるような避難所づくりをぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 防災の2点目といたしまして、避難所におけるマニュアルにつきましてお伺いいたします。
 各避難所における避難所運営マニュアルづくりが進んでることと思いますが、進捗状況をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 現在、市内の小中学校や公民館などを中心に11カ所について避難所運営マニュアルが作成済みでございます。また、現在策定に向けた検討を継続中の避難所もございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) その際に、要配慮者への対策はどのようなことがマニュアル化されているのでしょうか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) 避難所運営に際しましては、災害関連死を防ぐためにも要配慮者対策が重要となります。住民を中心とした避難所運営を目指すマニュアルの中では、要配慮者の把握、生活支援を避難所の受け入れの際に実施すべき項目として上げており、リーダーがその実施者を指名して要配慮者チームを設置し、確実に対策を実施することを記載しております。
 また、あらかじめ施設の避難スペースの中での要配慮者スペースの確保をしていることや、避難者カードの様式の中に、中での配慮が必要であるかと記載する項目もあり、把握についての漏れや抜けがないようにしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) その把握ができた場合、外国人の方とか聴覚障害者への配慮はどのように具体的になっているのかお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) そのマニュアルの中の記載において、障害者対策につきましては要配慮者対策の中での対応として記載をしておりますが、外国人の対策として特記したものは記載がございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 南国市、いらっしゃると思うんです、外国人の方が。ぜひそのことも含めていただきたい。例えば、盲聾の方いらっしゃいますけれども、その方それぞれにどのように対応しているのかどうか具体的にマニュアルの中になければ、要配慮者としてのチェックはできても具体的な手だてがわかってなければ何もならないと思うんです。そこまでのことを記載できますか。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(山田恭輔) マニュアルにおきましては、完成が最終ではございませんので、繰り返し運営の訓練を行ってまいります。その中で、やはり課題として出てきたところは記載の見直しをしていくということになりますし、ほかのところでわかったような課題につきましては、新たに作成をしていく場所のマニュアルにはそういったことも盛り込んでいきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) ぜひ要配慮者の対策については、きめ細かによろしくお願いしたいと思います。
 質問の2点目に移ります。福祉行政についてお伺いをいたします。
 その1点目は、手話言語条例につきましてお伺いいたします。
 振り返ってみますと、この15年間手話通訳奉仕員養成講座の実施に始まりまして、多くのことを執行部の御努力のもと実施していただきました。そして今は、全国に誇れるであろうと思われます南国方式とも言える手話通訳者の配置をしていただいております。聾の方々に安心を与え、生きていきやすい南国市のまちづくりが進んできました。にもかかわらず、手話言語条例はできておりません。
 それは、昨年12月議会での私の質問に対しての前福祉事務所長の御答弁にもございましたように、手話言語条例の場合、条例を支える政策がなければ条例は生きてこず、ただのお飾りや業務の重荷になってしまうのではということがございます。事実、そういった自治体も存在すると思うわけですが、そうならないようにこれまでさまざまなことを実施していただいてまいりました。池本福祉事務所長は、前所長からこのことについての申し送りをしっかりされていることと思いますので、今後手話言語条例の策定に向かってどのようにお考えになられているのかをお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 手話言語条例は、手話が言語として認められ、日常的に手話が使え、聾者も健常者も地域で共生できる社会をつくろうという趣旨で制定され、聾者のさらなる自立と社会参画を実現するために行政のあり方や姿勢を規定し、また市民、事業者などに協力、配慮を求めるものであります。地域社会全体で取り組んでいくために必要なものだと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) それでは、今後どのような手順で策定を行うのか、御答弁ください。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 手話通訳者の存在と活用については、本庁内、出先に広報して、窓口での手続の際の通訳以外では、聾者が参加されるさまざまな集会や保健センター、危機管理課、地域包括支援センターの職員が御自宅を訪問するときに通訳として利用してもらっております。
 手話通訳者に対する市役所職員の認知については、一定広がったと考えております。また、手話通訳者の活動により、職員だけではなく実際にコミュニケーションをとられた業者の方や医療関係者など、その必要性、有用性を実感していただいております。また、その方々からの依頼も増加傾向にあります。
 この活動をもっと多くの方に知っていただき、聾者と手話に対する理解があってこそ条例制定の意義があると考えております。現在のところ、一般市民や事業者の方への周知の必要性もあると考えております。今後は、市内の医療機関やライフライン関係企業の方などに周知のリーフレットを配布するなど引き続き聾者や手話についての理解者をふやし、より関心や認知度を高めるべく努力をした上での条例制定を考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 1つ余分に伺いたいんですが、大体いつごろをめどに完成したいですか。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 当初は9月議会ということで考えておりましたけれども、どうしても多くの方々の意見を集約するっていうのがちょっと間に合いませんので、今年度中には何とかめどをつけたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) ありがとうございます。
 多くの皆様のお声を集約してつくられるんだと思いますが、その際ぜひともこれから南国市としてどういったことを進めていったらよいと思うのか、皆様からの御提案をしっかりとお聞き取りいただきたいと思います。この点はいかがですか。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 今後は、本市の条例制定に向けて、条例に盛り込む内容等について、高知県聴覚障害者協会等の関係機関、実際に手話を利用されている聾者の方などに広くヒアリング等を進めていくことを考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 先ほど、防災の質問の中でも避難所における聾者への対応を要請いたしましたが、災害時における一番の備えは、これは健常者も同じことですが、ふだんからの地域とのつながりであろうかと思います。いざというときに備え、日常的なコミュニケーションを積み重ねることが災害時の大きな支えとなります。
 地域の皆様と聾者がつながっていくためには、地域の方々に手話という言葉を知っていただくことが最も大切なこととなります。そのために、手話をどう広げていくのか。こういった観点からも今後我々がやらなければならないことが見えてくると思います。福祉事務所長としては、具体的にどのようなことをなさっていくと思われるのか、お考えがあればお答えください。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 先ほどお話がありました、現在整備を進めております要配慮者台帳には、聴覚障害者であることは記載はされております。災害発生時には、配慮が必要な方の情報がきちんと避難所に届くよう、危機管理課など庁内関係課とも今後協力してまいります。
 また、手話への認識をどう広げていくかにつきましては、手話通訳者とも協議をいたしました。やはり、現在南国市が行っている活動を引き続き継続していくことが一番大切でないかと考えております。本年度、既に同行、取り次ぎ、訪問、来所、この4月、5月、6月で158件の利用があっております。また、市民においても手話という言語を知っていただくことも大変重要と考えておりますので、今後も折に触れ、南国市ホームページや広報等でも周知をしていきたいと考えております。
 また、まだこちらは教育委員会とは話をしておりませんけれども、教育委員会を通じまして子供たちが手話とはどういうものだとか、そういう手話に触れる時間をつくるようなことも検討できるのではないかと思っております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 以前には、消防署のほうからも手話のサークルに派遣をしていただいたことがあって、たまたま聾の方の御家庭で病人が出たときに、その方が来てくれてたのが物すごくうれしかったというふうにお聞きしてます。またもしよろしかったら、消防のほうからもサークルのほうに顔出していただければうれしいというような要望もいただいておりますので、お考えをまたいただきたいと思います。
 2013年に鳥取県で条例化されたのを皮切りとして、現在は200近い自治体で条例化されています。しかし、南国市はどこよりも実質が伴った条例になると私は自負できると思います。どうか市民の皆様を巻き込み、楽しく条例化を進めていただけますようお願いをいたします。
 福祉行政の2点目は、人工鼻についてお伺いいたします。
 がんのため喉頭を摘出された方につきましては、声帯が失われます。南国市にはそういった方々がおおよそ何人くらいおいでになるのかお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 声帯を失った方は、音声・言語という障害区分に該当される方となりますが、この区分に該当される方で実際に咽頭摘出等により声帯を失われた方は15名ほどおられます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 1年間ごとで言えばどれぐらいの方がそういう状況になられるんですか。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 大体2000年からですけれども、年平均で1名おられるかおられないか、年によってはお二人該当する年もあれば、数年間新規の申請が全くないという場合もございます。2000年から2019年までの間では、10名の方が新たに該当となっておられます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) がんのために喉頭を摘出し声帯を失った人の発声法の一つにシャント発声がございます。そのために必要なのが埋め込み型用人工鼻です。人工鼻は、首にあけた気管孔、穴に取りつけて使う鼻のかわりに肺や気管を保護するフィルターのような器具です。保険適用外であり消耗品のため、月二、三万円程度かかるということです。経済的負担が大きく、シャント発声のリハビリを断念せざるを得ない方もおられると伺っています。
 そのため、幾つかの自治体では人工鼻を日常生活用具に加えています。南国市は、現在のところそうなってはおりません。早急に考えていただきたいと思いますが、福祉事務所長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) 現在本市の南国市地域生活支援給付費の支給に関する規則では、障害者日常生活用具の情報、意思疎通支援用具として人工咽頭が認定されております。これは電動式で、顎の下部に当てた電動板を振動させ、経皮的に音源を口腔内に導き音声化するもので、現在10名の方が利用されております。購入時には、ほぼ費用の全額に当たります7万100円の費用が支給をされることとなっております。
 この器具のメリットとしては、特別なトレーニングをすることなしにすぐに使用が可能なこと、埋め込み型人工鼻と比較すると安価というメリットがあります。しかし、一番大きなデメリットとしては声の質が電子的な機械音となることであります。
 また、埋め込み型人工鼻につきましては、一番のメリットとしては実用的な声が比較的習得しやすいこと、流暢で自然なフレーズの長い音節の発声が可能で、かつ相手にも聞き取りやすいということがあります。デメリットとしては、気管と食道の間に穴をあける手術が必要なこと、日常的なメンテナンスが必要なこと、そしてやはり一番のネックは、先ほど議員さんがおっしゃいましたように器具の補装具の交換費等で、毎月2万数千円の自己負担額が必要なことがあります。
 埋め込み型の人工鼻を既に給付対象としている他市町村の給付水準に合わせ南国市でも給付した場合、最高で年間約250万円程度経費が必要と思われます。日常生活用具の給付対象については、随時見直しも行っておりますので、他のさまざまな市民の方々の要求や財政状況も考慮して、その実施を今後検討してまいりたいと思います。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 所長から詳しく御説明がありましたけど、食道発声かEL発声かシャント発声かという3種類があると思うんですけれども、食道発声っていうのは嚥下があったりとか肺機能の低下とか臭覚が失われるとかいうことがあって、なかなか無料でできるしあれですけど、訓練の期間が長く要ったりしますよね。EL発声で皆さんやってらっしゃると思うんですけれども、やっぱり肉声に近いような声があって自分を取り戻せるというようなことも考えられると思うんです。
 やっぱりお金が要るということなんですけど、先ほど250万円ぐらいっていうふうな試算をされておりました。これは、日常生活用具だったら4分の1の負担ですよね、それで250万円になるんですか。そこをちょっと。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(池本滋郎) そこら財源等も申し上げますと、こちらは地域生活支援事業費ということで、国費で2分の1、県費で4分の1、市費で4分の1が財源になりますので、実際は約250万円の4分の1ですと65万円。ただ、65万円全額は国、県のほうがもらえないということで、マックスで年間市の財源としては80万円程度が最大でかかると考えられます。
 ただし、先ほど申し上げましたように、シャント発声をするためには喉に手術をするとか日常的なメンテが必要ということがございますので、今人工咽頭を利用されてる方10人全てがこの人工鼻にかえられるかどうかはわかりませんので、あくまで10人が皆さん人工鼻にかえられたときのという試算でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) そこのシャントの場合には、適用外基準というのもあるんですよね。発声に対する意欲が低い人、上肢機能に障害のある人、呼吸機能が弱い人、定期的な通院が困難な人、食物の通過障害のある人、このような人には適用がなされません。認知機能なんていうのは考えられる対象者の中にもあると思うんですが、今おっしゃった15名の方全員がこれに適用するとも限らないし、本人が今のほうが楽だからEL発声でいいんだとおっしゃる方もいられるというふうに考えたら、費用はさらに少なくなるんじゃないかと思うんです。そういうことでも財源的には厳しいですか。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。市長。
○市長(平山耕三) 財源といいますか、予算化するときに一番気になるのは経常経費っていうのが一番気になるところでございますが、その金額自体はそれほどその金額では気になるというか、つけれないような金額ではございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 滋賀県の湖南市というところあるんですけど、人口約5万人です。日常生活用具の中に人工鼻を加え、月2万2,000円を上限に助成を行っています。南国市でも他市を参考に、南国市の利用者分析をしっかり行っていただいて検討していただきたいと思います。
 ほかにも方法といたしまして、日常生活用具に加えず、何らかの支援を行うことができはしないかとも思いますが、別枠で予算の半分ぐらいで済むような方法とかいろんな形があると思うんですが、市長、その辺どうですか。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 私どのような方法があるかすぐには浮かばないとこでございますが、また担当課と検討して何らかの対処をしていきたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 何らかの対処をしてくださるとおっしゃったので、ありがたく思います。対象者の皆さんがコミュニケーションを図れる機能を良質なものとできて、人生の喜びとなりますような施策ができますことをぜひお願い申し上げます。
 最後に、文化ホールにつきましてお伺いいたします。
 過日、3回にわたり地域交流センター建設に伴うワークショップが行われました。私も参加させていただき、地域の皆様のお声も拝聴できましたことに感謝いたしております。市民の皆様の大きな期待が集まる施設であることから、生涯学習課長がひるんでしまうような御意見もあったかもしれません。このワークショップの開催につきましての課長の御感想を、まずお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 合計3回開催されました市民ワークショップには、多くの市民の皆様から貴重な御意見をお伺いすることができました。確かにひるんでしまうような御意見もございましたが、おおむね参考となる意見であったかと思います。市の職員や設計JVだけでは思いつかない意見も多数ございまして、大変感謝いたしております。若い世代の参加者が少なかったのは残念ですが、多世代の交流や活動の次世代への継承などにつきまして、参加者からみずからの世代のことだけでなく、次代を担う児童生徒への思いを寄せた意見も出されました。
 また、開館後の管理、運営についてもさまざまな御意見を頂戴いたしましたので、管理、運営面を考慮していく上で、今後参考といたしてまいります。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) さて、前回の高木議員さんの御質問に対する御答弁の中で、芸術文化に対する教育長の思いが述べられました。豊かな人間性の育成、生きていくための糧、コミュニティーの形成をするための基盤、さらに平和な社会を創造するための基礎という捉え方に、さすが教育長という思いがいたしました。
 また、教育次長も南国市の未来を担う子供たちの人づくりの拠点、三世代が集う交流を通して、ふるさとへの誇りや愛する気持ちが次世代の子供たちに脈々と受け継がれていくような人づくりに温かい教育の視点、こういったことを文化施設に対する期待とされておられるように受けとめました。南国市で現在文化活動をされている人口が、実際どのくらいの方々がおられるのか私は把握いたしておりません。というより、全市民の皆様が何らかの形で文化活動をされているという捉え方をいたしております。全市民お一人お一人の文化権、文化の権利の実現のために自治体の文化政策の必要性があると考えます。
 まずは、これから文化ホールなるものを建設するに当たり、建設運営の理念が掲げられるものと思います。そういう意味では、前回前田議員から御指摘がございました首長部局が管理ということになろうかと思いますが、南国市でのあり方でも異存がございません。そこで、主体となる部局の建設運営の理念につきましてお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 中央地域交流センター(仮称)につきましては、大篠公民館としての機能もあわせ持つことから、現時点では教育委員会事務局、生涯学習課において管理することを想定してございます。既に取り壊した市民体育館のホールは、中央公民館のホールの部分でもございました。そこでは市展、市民大学、市文化祭が行われていたほか、健康づくり講演会や市制施行30周年記念式典なども開催されておりました。
 市民の文化、芸術活動の発表の場として、また市民が質の高い文化、芸術に触れる場として御利用いただき、もって市民の文化、芸術意識の高揚が図れればと考えてございます。そのためには、単なる貸し館としてではなく、自主企画のイベントや市民提案型のイベントの実施などを行っていく必要があろうかと思っております。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 今後、文化ホールとしたものができるというなら、市民の皆様により高度な精神性のあふれる文化を提供していく努力をしていくべきだとも思います。これまで熱い思いで、また高い水準で文化活動をされてこられた方々にも、さらにより薫り高い文化の花を咲かせていただきたいものだと思います。
 何より、教育次長がおっしゃられたように、人づくりの拠点としての役割を必ず担ってくれる文化ホールを目指したいものです。そこで間違っていけないことは、文化行政ということで公から民への上からの教育、啓蒙型思想で進めないということだろうと思います。つまり、中央集権的な発想で指導、育成するというのではなく、地方分権型とでも言いましょうか、南国市ならではの文化を南国市が主体的に、また南国市民が主体的に行うということが最も大切なことだと思いますが、この点に対しての教育長の、または市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(竹内信人) 浜田和子議員から、南国市民が主体的に行うことが大切であろうという御意見をいただきましたが、本市における各地域の文化活動は、地域公民館を核として特色ある文化、芸術活動が根づいております。
 こういった活動をベースとして、またさらに発展させる意味においても、新たな地域交流センターの役割は大きく、先ほど生涯学習課長が申しましたように、企画運営にも市民の声を取り入れ、また市民発案、それから自主企画等のイベントやワークショップで意見のあったサポーター等の多くの人にかかわっていただくような仕組みが必要と考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) これまでの南国市は、公民館、スポーツセンターなどにおきましては、社会の持つ潜在能力の向上、開発に寄与してきたと思われますが、文化ホールはなくって、そういった次元での社会の持つ潜在能力の開発、向上には寄与するところができませんでした。全て他市の施設に依存していたからです。他市の施設で事足れりという見方もあるかもしれませんが、文化ホールとしての役割、使命を明確にしていくこと、これを確信しておかなければならないのではと思うところです。教育長及び市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) まず、私からも今までも申し上げたこともございますが、この新しい文化的ホール、文化的施設でございますが、南国市には文化ホールがなく文化的施設がなかった、文化ホールのようなものがなかったということでございまして、今までかつて私PTA活動とか保護者会のメンバーで活動してきたときに、南国市の音楽祭とかも見てきたところでございます。そういった子供たちの音楽祭とかそういう発表の場というものをぜひつくってあげたいなというのを常々思ってきたところであります。
 そういったことで、やはり子供たちのクラブ活動も含めて、子供から高齢者までみずからが演奏したり、その演奏を聞いたり、そういったふうに幅広い世代の人が楽しんでいただく施設、また展示物とか作品を鑑賞するということも大切ですけど、みずからそこへ参加して、みずからそれをつくっていく活動もするような、そういうふうな多様な活動のきっかけとなる施設となってほしいなと思っているとこでございます。
 また、子供たちが主体的に参加する、子供たちがまちづくりを自主的にやるような活動を高知市もやっているとこでございますが、そういった活動の場にも使えるのではないかと、そういうふうにも思っているところでございます。
 そういったさまざまな活動を通して、それぞれの年代が生きがいを持って生活ができる、そういう拠点になってほしいなと思うところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(竹内信人) 役割とか使命ということに対しての御質問ですが、市民の文化振興と社会福祉の増進に寄与することはもちろん、次世代への継承を図っていかねばならないということは事実でございます。特に、未来の社会を支えていく役割のある子供たちに新しい芸術、文化に出会える、または情操の純化が図れる基幹施設になることを期待しております。
 以前、土居恒夫議員さんからの質問で、市展のときにアンデパンダンというような発想をいただいて、すごい発想の転換だなということをすごく思ったことがあるんですが。先ほど浜田和子議員さんからの質問の中に社会の持つ潜在能力というお言葉がありましたが、まさに市民の芸術、文化の裾野を広げるという意味では同じような意味合いではないかなというふうに思っております。まさに、南国市の風土で醸成されました市民の芸術、文化に対する潜在能力を掘り起こすことができるような施設としての役割を担っていると考えております。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) うれしい御答弁いただきましてありがとうございます。
 役割、使命の一つとして、個人、団体を問わず市民文化をいかに顕在化し、活性化するかということがあるのではないかというふうに私は思ってるところです。社会的少数の立場に立つ子供や、障害を持たれる方々、また在日外国人の方々なども含めまして、潜在的なニーズも推しはかっていくことも求められていくのではないかと思います。その使命が果たせることを望みたいとも思います。
 今回のワークショップの中では、若い市民の皆様や子供さんが自由に来ることができる環境づくりについての要望がたくさんございました。まさに、市民の皆様も新しい施設が南国市の人の集まる場所、子供たちが高い感性を触発されるというか、知らず知らずのうちにすり込まれていく場所、南国市を誇りに思えることの一つとして、この場所で多くの思い出ができていく、そんなところになるのだと思いますと殊のほかうれしく思いました。
 ワークショップというのは、形として行われるものの、結局は行政の描いた絵に納まるのだろうと私は内心思っておりましたが、3回目のワークショップの折、これまでの皆様の御意見を懸命に取り入れてくださった設計になったことが確認できまして、私は少し驚き、南国市は捨てたものではないとの感想を持ちました。参加者の皆様は、おおむね満足されていたように感じました。
 そこでお伺いしたいのは、3回目にお示しくださった内容で設計するとすれば、どれくらいの建設費用が必要となるのか、概算で結構ですので、お答え願います。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 設計JVより概算の提示があるのは7月上旬でございます。その後、協議をしながら基本設計を詰めていくこととなります。先ほど申しました防災の避難所としての一定の機能ですとか、ワークショップで皆さんが提案くださった御意見等を考えますと、最初こちらが想定していた金額よりは若干膨らんでくるのではないかと予想はしてございますが、まだ提示はあってございません。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) ちなみに、野市ふれあいセンターにおきましては、土地購入価格を含めてのことだと認識していますが、19億5,500万円ぐらいであったと思います。23年ほど前のことですから、資材と建設費用に係る条件も今とは違っていることと思います。南国市は土地の購入代は必要ございませんので、当時の野市町が建設に使った費用ぐらいは必要だと思われます。今後の予算措置には工夫が要ることだと思いますが、市長の御所見をお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今そこの予算措置についての設計の金額っていうこと、担当課が工夫を重ねて考えているとこでございまして、私のほうで幾らになりそうということは今のところまだわかりませんので、皆様の満足している形で設計ができているのであれば、その思いを損なわないように予算措置をしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) その上で、ワークショップで最後にお示しいただきました構想を崩さないで、市民の皆様の御期待に沿ってくださいますようお願いしたい、そういうふうにお答えもいただいたんですが、実際にはどのようにお考えになられているのかお答え願います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 実際にもそのように考えております。実際に、皆様が3回のワークショップを積み上げて考えていただいた、その結果でございますので、その多くの方の思いは尊重して実現に向けたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 本当にうれしい御答弁をいただきましたが、市長が皆様の思いを損なうことのないよう整備を進めていくと、損なうことのない整備が市長の思いと市民が望む整備と同じであることが確認できたと考えてよろしいですか。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今、形で提案されている設計があると思うんですが、そちらも私拝見して、すばらしい設計になったなというふうにも感じたところであります。ですので、その形は崩したくないと思っておりますので、あとは担当部局のほうで知恵を絞っているというところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) ぜひよろしくお願いいたします。
 それで、やはり心配するのは維持管理の費用についてでございます。市長が立地適正化計画の中で、待望の文化ホールを公民館に併設しようと考えたとき、そのことも当然視野に入れてのお考えだと思います。そのあたりの市長のお考えをお伺いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) もちろん、立地適正化計画の中で、この文化的施設及びものづくりサポートセンター、そして図書館という計画が入っているところでございまして、そちらの維持経費につきましては、今まで実質的な決算時の実質収支は黒字でございます。今までは、通常は3億円以上あったところでございますが、年度によって上下することもございます。その中で、十分維持経費は捻出できるのではないかと思ってきたところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田和子議員。
○16番(浜田和子) 安心をいたしました。
 南国市を活性化させる再開発事業としての道路事業が前に進みにくくなった時点で、やむなく財源確保のためのコンパクトシティーへのかじ取りでした。南国市の課題であるまちづくりは、コンパクトシティーではないというのが私の考えですが、立地適正化計画を進める上で、こうした文化ホールや図書館などを計画の中に乗せていく、財源的にそれができていくということであれば、コンパクトシティーもよかったのだろうと思っているところです。今後の南国市の財政について、安心できるお話を今市長からしていただきましたので、ありがたいと思っております。
 役割や使命を明確にした上で、自治体文化政策を実現する重要な拠点施設が地域交流センターであります。南国市の文化政策は何なのかとしっかり考えて、そのことを実現するための予算措置に全力投球していただきますよう要請いたしまして、皆様の思いが実現していくことを切に願いまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(岡崎純男) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明20日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後3時25分 延会