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検索結果 »  令和元年 第407回市議会定例会(開催日:2019/06/14) »

一般質問2日目(西川潔)

質問者:西川潔

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。6番西川潔議員。
      〔6番 西川 潔議員発言席〕
○6番(西川 潔) 今議会の私の質問ですけれども、2期目の任期もあと3カ月余りとなり、これまでの質問の総括的な意味合いも込めたものとなります。集落の課題、地域振興策についてということで6点ほどの質問がございますので、よろしくお願いをいたします。
 まず、黒滝地区の活性化策について問います。
 南国市最北端の黒滝地区の現状をどのように認識しているのかを、まずお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 黒滝地区のここ20年間の人口推移を住民基本台帳ベースで見てみますと、平成11年度3月末で36人、平成21年度は27人、平成31年度では14人となっております。黒滝地区の住民に対しましては、企画課に在籍をしております集落支援員が保健福祉センターの保健師とともに、昨年度から本年度にかけまして各戸を数回訪問しまして、健康状態や生活上の困り事について聞き取りを行っております。どなたも健康上の問題を抱えておりまして、入院や施設への入所、また親戚宅への転居等によりまして、地区内の住民は減り続けておりまして、実際に黒滝地区にお住まいをされている方、また常時行き来されている方は、合わせて10人程度となっております。
 地区には、平成14年度から運営を開始をしました黒滝自然館せいらんがありまして、地域の交流施設としてキャンプや健診等に利用をされてきました。地域住民で組織されました黒滝グループは、この施設管理を行うとともに、かつては近くの水田にミズバショウを栽培し、ミズバショウの里として訪れる人々を楽しませていました。
 しかしながら、グループも高齢化とともに人数が減り、このミズバショウの栽培もできなくなり、平成29年度からは黒滝自然館せいらんでの宿泊受け入れにも対応できない状態が続いております。
 こうしたことからも、黒滝地区におきましては生活の場として、また地域交流の場といたしましても大変厳しい環境にあると認識をしておるところです。以上です。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 現在の黒滝地区、大改野、中ノ川、黒滝、桑ノ川という昔の集落がございますが、施設へ入所しておられる方、住民票は置いてあるけれども住まれてない方がおりまして、実質私は大改野には一人もいない、中ノ川には1世帯1人、黒滝に2世帯3人、桑ノ川に1世帯2人というふうになっておるのが現実だと思います。
 そのような地域で、先ほど企画課長からの答弁がありましたような地域ですが、そのような地域をこれからどのような施策をもって、あこな地区を進行というか、対策も含めてしていくのかいうどういうお考えがあるのかをお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 黒滝地区、黒滝の自然館せいらんの近くには穴内川、県の天然記念物にも指定をされております桑ノ川の鳥居杉、またこの2キロ上流には瀬戸の滝といった自然資源があります。
 具体的な施策とまでは言えませんけれども、こうした自然資源を生かした交流の場所となればと考えております。そのためには、その拠点となります黒滝自然館せいらんの機能、そしてこの受け入れ態勢をどう整えていくかというのが一番の課題であるというふうに考えております。
 また、黒滝地区の住民に関しましては、引き続き集落支援員等を通じまして生活の実態を把握するなどフォローアップに努めていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) せいらん等の管理も含めて農林水産課のほうの所管するところも一番多い地区だとは思いますので、農林水産課長の見解もお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 黒滝地区では、先ほど企画課長の答弁にもありましたけれども、中山間地域直接支払交付金の活用によりまして、黒滝グループを中心としたミズバショウの里づくりなどの取り組み、また黒滝自然館せいらんを拠点とした自然体験や地域活性化、地域交流のためのさまざまなイベントなどにも取り組まれておりました。
 しかし、黒滝自然館せいらんにつきましても、現在その運営に携わっている黒滝グループが高齢化等によって数年前から地域内のメンバーによる施設の管理委託を受けることが困難となりまして、地域の出身者が一時的に帰ってくるなどの協力によって運営をしている状況でございます。
 しかし、その協力メンバーにつきましても高齢化や体調不良などの理由によりまして今まで同様の運営が継続困難となったことで、現在は日帰りの研修等についてのみ何とか受け入れをお願いしている状況でございます。
 今後の黒滝自然館せいらんは、黒滝地区活性化の拠点ということでございますので、今後の管理、運営主体につきましても検討をしていく必要があると考えておりますけれども、市街地から非常に遠いということなどから現在めどが立っていないという状況でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 初めに企画課長にも答えていただきましたが、黒滝地区の状況というのは余り農業を営むのには適したところではない。一山越えると嶺北の本山、土佐町になるわけですけれども、こちらからの、太平洋からの気流があこで当たるのか、向こうよりももっと寒いときがあるようなところでして、かつて冷涼なところですからリンゴなどの果実を植えてみるだとかいうような方もおいでましたが、実はその果実も温かいときに花が咲いたものが一定の温度になると全て落下して腐ってしまうということで、適さない土地、また非常に天坪の谷の水系ですので、雨が多くて木は大変太るところですけれども、作物はとれない。夏の8月10日を過ぎるとほとんど昼からは雨が降るようなところでして、なかなか農業には適さないいうようなところで、できればあそこの自然を生かした振興というものをしたらどうなのかと。
 農林水産課長からもせいらんっていうことが出ましたけれども、せいらんがあって黒滝地区があるのではなくて、豊かな自然とか川とかを訪れてみたい、そのためにその施設を利用するというのが私は筋だというふうに思うんです。豊かな自然というのは、私は子供のときからいつも山を越えて夏休みはあそこへ遊びにいったわけですが、南国市内、高知市からも近郊ですけれども、比較的近いところに非常にきれいな清流があるということで、この川を生かした取り組みをしてみてはどうかというふうに思います。
 具体には、渓流魚を放す、アメゴとかアユなんかを放して、夏は遊びに来られた、キャンプに来られる方のにぎわい、それから渓流の解禁は3月の初めからですので、3月の初めから10月までですか、そういう人たちを呼び込むようなことをするしかない、失礼ですけど、地元の人には。そんなことしかないのではと、しか何も考えつかないのではないのかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 渓流を生かす取り組みというところですけれども、黒滝地区を流れる穴内川につきましては、吉野川水系でありますので、嶺北漁協の管内となっております。現在、漁協によりまして毎年アメゴやアユの放流が実施されております。しかし、放流や監視につきましては、黒滝に住まわれている1名の組合員の方が全て担われているという状況でございます。
 西川議員言われますように、放流などを契機とした渓流の魅力を軸として活性化に生かしていくという取り組みなどで、アメゴやアユが乱舞する川として知名度が上がり、集落として、また南国市の中山間地域全体としてもそれを起爆剤として活性化できる可能性はあるのではないかと思いますが、今後の継続性という面で考えますと、黒滝地区としてでなく中山間地域全体の課題として捉えまして、まずは黒滝グループも所属しております南国市中山間地域活性化協議会の活動の中で何か取り組めないかというところを提案させていただいて、その方策については補助金の予算化も含めて探っていければと考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 中山間活性化協議会ですけれども、確かに各集落の代表、それから各々取り組んでいる事業のグループで構成をされているわけですけれども、中山間活性化グループの中で当然やろうということになっても、具体には先ほど言われたように黒滝地区にはそういうことで動かれる方が1人しかいないわけでして、その方が実際魚の放流も漁協を通じてやられておると。しかし、嶺北の漁協まで魚をとりにいってやられておる。そしてまた、漁協の組合員ということでは放流だけではなしに、河川管理のためには河川のおりていく道の管理をしたりとかいうようなこともあって、それも十分ではないが1人でやられておるというようなことで、まず行政が少し先導していただいて放流をやると。魚釣りの好きな方もおりましょうし、南国市内のこの中にも黒滝の出身の方たくさんおいでます。
 私が現職のときには、施設せいらんのほうで出身者の集いのようなことをやっておりまして、そのときもたくさんの方がおいでてくれましたが、現在でも家屋とかお墓も残して週2回とか月に1回とか上がられる方もたくさんおりますので、1人でございますので、やられている方が。一旦、先導した形で行政のほうでやっていただければ、そのようなグループの一緒に河川の管理も含めてやるということにつながりはしないかというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 確かに黒滝の方、この放流等漁協のほうの取り組みにかかわられてる方というのは確かに1名でございまして、この方がせいらんの管理のほうも一緒に担われてるという状況でございますので、一定そこは行政のほうで先導していかなければならない部分はあると思いますけれども。その予算化についてもまた今後検討させていただいて、もちろん財政課とかにも話をさせていただいて、また取り組んでいきたいと思っております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 予算的にもそんなに大したものではないと。1キロ当たりっていいますと三、四センチのアメゴ、ちょっとアユは高うございますけれども、100匹、それが漁協のほうでは2,750円、つまり1,000匹で3万円足らず。3,000匹で10万円いうことです。アユは少し値段が高うございますけれども。
 ただ、放すだけではいけないということで私もその組合員の方と話をしますと、キャンプに来ていただいた方がアメゴも押さえてもらいたいと。3匹、5匹押さえる人に漁業権の8,000円というのも酷な話だし、子供たちがとる場合にはなかなかできない。しかし、1度放すとアユのようにその年で終わるというものではない。アメゴというのはそこで産卵をして、また再生産するわけです。そういう意味では、一緒にここはそういう意味で禁漁区だとかいう、それから漁の方法、建て網だとかいうのは根こそぎとるわけですから、そういうものもきちっと規制をしてやれば、毎年毎年2,000匹、3,000匹のものを入れて、ここはアメゴのふ化場所だと、それもまた見るというのも楽しいでしょうし、ぜひそのことについて実現をしていただきたい。
 黒滝地区全体が、一つは大きなといいますか町の人たちの犠牲になったというようなところもあるわけです。行政の犠牲もあります。というのは、あこに穴内ダムができたのを契機にたくさんの方がおられなくなったということやら、林業の行政がうまくいかない、山の根が、木の根がきちっとしておればかなりの人がまた定着して残るところだったと思うんですが、そういう国といいますか、責任の中で疲弊をしてきた集落だということにも位置づけて、ぜひ実現をしていただきたいいうふうに思います。
 次に、奈路地区の生活用水の確保について質問をいたします。
 平成26年9月議会において、恒常的な水不足や濁水に悩まされている奈路部落への上水道施設について私が質問をした際に、当時の上下水道課長より奈路部落は交流や定住人口をふやして地域を活性したい考えであり、本年4月の上水道施設アンケートでも多くの方が望んでいますので、施設の耐用年数が残り、これは現在部落でつけている簡易水道といいますか、谷川から水を引いた貯水槽から配分している、そういう施設ですけれども、市が設置しているわけです。その耐用年数が残り、補助金の返還の可能性や事業費の増大などの課題が発生しますが、今後上水道の奈路部落への拡張に向けて作業を開始していきたいと思いますという、これは議事録どおりですけれども、答弁がございました。
 その後、この春に私の耳に入ってきたのは、計画変更に至ったいう地元への説明があったということをお聞きをしましたが、計画変更に至った理由と地元への説明内容についてお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 平成26年9月議会で、奈路地区の生活用水確保の御質問に対しまして当時の上下水道局長は、今後上水道の奈路部落への拡張に向けて作業を開始していきたいと思いますと答弁をいたしましたが、平成27年度に南国市上水道給水区域に奈路地区を加える作業を進める中で、概算工事費が約4億3,000万円と試算され、その後南国市上水道給水区域に奈路を加える作業は進んでおりませんでした。
 奈路地区への説明でございますが、平成30年5月と11月、令和元年5月の合計3回でございます。説明内容につきましては、財政面、経営面からの経営戦略を考えると、奈路地区への上水道の布設は難しく、また10年後20年後の上水道布設につきましても収支の見直しが3年から5年ごとにあるので、約束はできないとの内容で説明をいたしました。この説明内容が計画変更に至った理由でもございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) この奈路部落への水道をつけることの作業を開始をすると言ったのは、実は当時の橋詰市長、藤村副市長の時代でございまして、奈路部落自体が一定山の集落にしては人家がまとまっているいうところでして、それでも扇状地の非常に水源地が近いという、つまり水が少ない、南側は鉱山のあれもありまして水が非常に少ないところでして、水が不足をする、恒常的な水不足を解消するというのが命題で、奈路部落には水が必要ということで上水道課長が答弁をしたわけですけれども、これは当然市長の答弁だというふうに私はそのとき受け取ったわけです。
 その後、上水道課長が奈路にその説明にいったという、市長としてそこまで言っておいてそれを計画変更するとしたときに、少し私は配慮が足りないのじゃないのかなと思うんですが、その点市長はどのように思われますか。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) その計画変更の説明に行ったというのが30年5月ということだと思うんでございますが、そのときに確かに26年9月議会でこのように答弁をしているということに対しまして、変更するということであれば私も出席してお話をさせていただくべきであったと思います。
 ただ、そのときに説明の内容というところの認識がまだできてなかったということもあって、私の日程もとられてなかったということで、そこまでの意識を当時持っていなかったところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 上下水道局長にお聞きをしますけれども、先ほどの点、奈路部落への上水道布設の計画変更については、恒常的な水不足の解消ができるかというところを命題にしての説明をされたわけですか。お聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 奈路地区の水不足が解消されたとは思っておりませんが、今の現状の財政面、経営面を考えまして上水道布設が難しいということは御説明をいたしました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 私その4億数千万円のお金が要るからという、私はそれほどは、専門家でも何でもないんでわかりませんけども、やり方によってはそれほどのお金にはならんというふうにも思うわけですけれども、もし奈路地区に水がなかったら行政としてはどうされますか。
○議長(岡崎純男) 上下水道局長。
○上下水道局長(橋詰徳幸) 奈路地区への飲料水、給水に対しまして、最善策について市全体で協議し対応していかなければならないと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) そうすると、市長にも問いたいですけれども、そこな水がない、不足をする、それをどういうふうに供給していくかということをもとに話を積み上げていった際には、また奈路部落への話の持っていき方が私違うと思うんです。そこを考えていただきたいというのが私のきょうの質問の趣旨ですけれども、そこについて少し。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) それにつきましては、今まで実際には水があり、集落が形成されてきたという経過があるわけでございまして、その水について不足をするという状況が確実に見込まれるというようなことがあるのであれば、何らかの対策を別に考えなければならないと思います。また、今の施設で十分機能が足らないということであれば、別の機能を追加するとかそういった、先ほど上下水道局長が申したところは財政面、これからの収支を考える上では採算性の面でちょっとそれが収支均衡がとれないのではないかというところをもとに地元で説明をしたということだと思うんですが。そういったことも踏まえましてどういったものがより効果的にできるのか、地元の負担も少なくできるのかとかそういったことも含めて考えるべきであると思います。
 それで、今現在地域の方もいろいろ考えられてるというお話も聞いているところでございますが、新しい施設、設備とかそういったものができていればそういった検討もさしていただいたらいいのではないかということと、あと水不足ということになりますと何か別の余裕を持った別の施設をほかに構えるとか、現在の施設をできるだけ使いながら併設するとか、そういった何か別の方法が考えられるのであればそういった方法も考えた中で、その水道施設をどうするかということを考えていかねばならないと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) いずれにしても、私は生活に一番必要な水いうものについては、行政としてはそこに供給する責務があるというふうに思っております。きょう実は今後の進め方みたいなものについても聞きたいなと思いましたけれども、まずそこの入り口のところできちっとしたことをされて、奈路地区には現在の水源地で水が足るのか、足るということになると新しい施設ということになるでしょう。足らなければ、やはり私は何らか工夫をして下から水を上げる。
 奈路までいく途中にも人家もありますし、それから大きな企業も幾つか来てます。大前田さんとか七祐さんとか。七祐さんなんかについては、職員の住ます寮のようなものも建ててます。どうせ単身者なら8人ぐらい、ドアが8つほどありますので、そういうところも含めたら奈路部落だけではないとも思いますので、私のほうではこの件については奈路部落が北部の拠点集落として、地域の人が取り組んでいます活性化を阻害することのないように万全を期して判断をしていただきたい。このことをお願いをいたしまして、奈路地区については終わります。
 次に、瓶岩地区のことですけれども、瓶岩の体育館についてですが、現在の状況と架設の具体ですけれども、架設できるかを市では現在協議中である、その理由は橋の架設位置を変更することにより事業費が大幅に変わる、事業費により建設するかは検討が必要である、橋の建設が可能な範囲なら9月決定するとの説明が、先日の6月議会に当たっての説明会で市長のほうからございました。
 この橋についてですが、どのぐらいの工事費が見込まれるのか。また、どのくらいの工事費なら架設が具体化するのかいうことについてお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) お答えいたします。
 瓶岩地区体育館への橋につきましては、当初の体育館へ直接渡る案が不可能であるため、下流部へ寄せた位置での検討を再度行っているところでございます。
 現在、県との協議資料を作成中であり、並行して位置の変更に伴う橋や取り合わせ道路の概算金額を算定しております。7月中に結果が出る予定となっており、この概算金額をもって内部での協議を経て議員の皆様へお諮りすることになると考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) えらい要らん時間をこちらが使わないきませんが、どのくらいなら架設が具体化するかっていう工事費、そこの目安というものをお聞きをしましたが、答えはなかったようですけど。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 建設課としては、現在幾らでゴーをかけるかというところまでは決めてないとこでございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) それではお聞きをしますけれども、架設工事は建設課が工事については進めているっていうことですけども、この橋自体の所管課というのはどこになるでしょう。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 実際には、公民館への進入路ということになりますので、生涯学習課という認識になるところですが、事実上その工事を行いますのは建設課のほうで担当しないといけないと、実際そっちでないとわからないということがあります。ですので、道ということでもありますし、建設課にやってもらっているところです。建設課です。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) じゃあ、要るかどうかの判断は生涯学習課がするが、つけるのは建設課というふうに理解をしていいわけですね。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 要るかどうかの判断は、生涯学習課と私のほうで行います。以上です。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) またもとへ戻るわけですが、そうするとどれぐらいの工事費ならつけろうかと、議会のほうにも提案をしようかというふうにお考えですか。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 実際に一般財源としてどのぐらい要るのかというのもわかってないところでございまして、単純な事業費っていう形ではなかなかここで御報告はできないところでございまして、済いません、今から言いますと、当初からいいますとかなり上がった金額になる予定でございまして、ちょっとそれがどのぐらいになるかっていうのを、どのぐらいでっていうのはなかなか今言いづらいことでございますので、御容赦願いたいと思います。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 橋本体は丸高さんの御厚意いうことでするし、その厚意を示してくれたときから随分と時間も経過をいたしました。架設が可能なのかというのを9月には出るということですので、なるだけ早く丸高さんのほうにも架設するのかしないのかという話もしないと礼を失するいうことにもなろうと思いますので、いずれまた議会のほうにもかけるということでございますので、それを早い機会をお待ちをいたしております。
 次に、国分のヤマサキ養鶏場の件ですけれども、3月議会にも私から南国市はどのような取り組みをしゆうかということを聞いたわけですけれども、3月議会からの経過について、そのときに移転という話も出てまいりましたが、そこの見通しについてお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 御質問でございまして、3月議会からの経過ということでございます。高知県中央家畜保健衛生所、農林水産課とともに5月14日と28日に現地を訪問して指導をしております。その際にも、議会の経過も踏まえましてお話を申し上げ、現時点では全面移転の方向で検討を重ねていると2回とも同じ回答でございました。
 ただ、多年にわたるこれまでの経緯を踏まえまして、できるだけ早い時期の決断をお願いしたところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 環境課長、移転に際していろいろな条件もあろうかことですが、もう少し詳しく具体な話はお聞かせ願えませんか。
○議長(岡崎純男) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 移転に関しましては、やはり跡地問題である、また資金問題、その2点が解決しないとという同じお答えでございました。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 3月議会の折に市としても請願書が出てますから、悪臭とか排水について問題はないかということを適宜調査をして、その履歴を持っているべきではないかというふうなことを申し上げましたが、現在は悪臭、排水についての問題はございませんか。
○議長(岡崎純男) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 悪臭、排水につきましても、現在も地元のほうからは御相談をいただいておりまして、また現地訪問した際にも中央家畜保健衛生所、農林水産課とともに指導を行っておるところでございまして、その内容につきましては農林水産課のほうから御答弁を申し上げたいと思います。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) ヤマサキ養鶏場に対する定期的な訪問、指導につきましては、現在も定期的に行っておるところでございますが、ヤマサキ養鶏場では台風で被害を受けた折に羽数を減らすなどの経営規模の大幅な縮小をされたことや、八京への鶏ふん処理施設の整備によって、鶏ふんによる臭気については大幅な低減は図れていると考えております。
 しかし、国分から八京への鶏ふんの搬出がおくれぎみになった場合などは、せっかくの効果も発揮できないということになるわけですけれども、その点につきましても家畜保健衛生所の指導によりまして、堆積場からの鶏ふんの搬出記録を小まめにとるなどの努力はされております。また、換気扇の前にシートを設置し、空気のコントロールをすることによってにおいが極力外へ出ないような対策もとられております。また、堆積場にはみずから消臭剤を散布する装置を設置するなど、できることから対策はされております。訪問時も気温が高い時期ではありましたが、その対策の成果と思われますが、臭気についても大きく低減をされていると感じられました。
 それ以外にも、堆積場の全面をカーテンシートで覆うなどの指導も行っておりますので、これが実施されれば一層の低減が図れる見込みとなっております。今後も環境課、家畜保健衛生所と連携をとりながら、臭気の対策指導につきましても継続して進めてまいりたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) ほとんど状況が変わらないと。私もこの間申し上げたように、養鶏場の経営者は移転をするいうことは実際は考えていないのではないか、そういう言葉を言うことでとにかく当面言われていることを逃れていくというしか、私はそういうふうにしか見ておりません。っていうのも、前にも言いましたように、農林水産課長も一緒に協力をしてくださいましたが、村田副市長も尽力をいただきまして、例のレンタルハウスを使えるというところまでいって、そのときもほごにしたいうこともございますし、経営者の本意をもう少し聞いて、しっかり50年来に変わらない、50年前と今とではそういう環境面について随分と変わっているわけで、いまだにそのようなものがずっと今でもそのような状況で飼育ができるということではございませんので、環境課、農林水産課、しっかり指導をしていただきたいいうことを、もうそれを言うしかございませんので、お願いをいたします。
 次に、市街化調整区域の規制緩和についての質問をいたします。
 ことし4月9日の高知新聞の朝刊に、平成30年の人口動態が載っておりました。大きな見出しで、香美市社会増210人、四国一。これに続き、香南市増68人、これに比べ南国市は逆に減135人。香美市の増の要因は、あけぼの道路の開通や津波リスク回避などもあろうが、南国市も十分にこの受け皿になり得る地方創生人口減対策が最も重要な課題と南国市が取り組んでいる今、市長はどのような施策が必要なのかいうことを考えているのかお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今西川議員がおっしゃったとおり、あけぼの街道沿い、香美市の人口増はやはり交通の便がよくなったというのと地震からの安心ということがあって、あけぼの街道沿いが家が建ちやすい環境があるというところに家が建っているということだと思います。南国市の場合は、まだあけぼの街道沿いには宅地造成ができるような環境がございませんので、それと同じようにはいっていないというところでございます。
 今のところ、昨年4月に規制緩和を若干でもさせていただいたところでございますが、そういった市街化調整区域の規制緩和を進める、各集落集落に家が建ちやすい環境を進めていくということは必要でありますし、今市街化区域の中はまあまあ家は建ち続けているというふうな感じはあろうと思います。実際に子供の数もふえているところでございますし、新しい家も結構建っているところでございまして、そういった市街化区域内もかなり宅地需要に対応するべく環境整備をするということも必要であり、今土地区画整理事業もやっているところでございまして、そういったとこにはまた整備されれば家が建つということになろうかと思います。
 そういったことで、引き続き規制緩和、調整区域の規制緩和を進めることが必要であるということでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 新たな規制緩和というのは、私は非常に必要だと思っているわけですけれども、新たな規制緩和の具体策、どのように進めるのかをお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 現在考えておりますのは、本年度作成予定の都市計画マスタープランに国道沿道沿いを産業立地検討ゾーンということで設置しようと思っておりますので、既存集落内の規制緩和はもちろんでございますけれども、そういった国道沿道沿いの規制緩和のほうも検討協議してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 私が思った大規模指定集落とか集落内への住宅の建設いうようなものを期待しておりましたが、そういう答弁ではなかったですけれども。それではこの11月に開催されました、マスタープラン作成いうもののために岡豊の公民館で久礼田地区、国府地区、それから岡豊地区、それから上倉、瓶岩地区でしたか、住民の方に集まっていただいてヒアリングをしたわけですけども、そのときの住民の意見はどのような意見が出ましたか。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 地区の住民の方からは、国道32号線沿道の利便性を生かした企業の立地、それから既存集落、大規模指定集落内へ住宅を建てやすくする取り組み、空き地、空き家の利活用、そして生活基盤となる道路の整備等の御意見がございました。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) もう少し詳しくそれぞれの久礼田地区、国府地区、岡豊地区ございましたが、私の質問時間が入りませんので、説明をお聞きしましょうか。その3地区はどのような住民の意見が出されたか。具体な意見。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 大変失礼しました。
 まず、久礼田地区、国府地区につきましては、人口減少による地域コミュニティーの機能の維持、それから南国オフィスパーク等の立地、あるいは昼間人口は多いものの夜間人口減少の改善、それから空き地、空き家の利活用や新規住宅地の需要が高まっている。それから、集落内の幹線的な市道の整備、土佐国分寺や紀貫之邸などの歴史資源を生かした観光交流の活性化などの意見がございました。
 それから、岡豊地区につきましては、人口減少による地域コミュニティーの機能の維持、公共交通や下水道、公園等の整備、それから歴史文化や高知大学医学部附属病院を活用したまちづくり、国道32号、195号沿道の利便性を生かした活用などがございました。
 それから、国府地区からは住居系の地区計画の提案もございました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 昨日の小笠原議員からの質問にございましたけれども、マスタープランいうもののヒアリングをして、それをマスタープランにその住民の意見を反映しないのかって言うたら、反映をしないというふうに私は答弁されたと、都計課長が。私はそういうふうに耳で聞きました。なぜ反映をしないのかを理由をお聞かせください。そのためにやっているわけで。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) きのう小笠原議員の質問に対してお答えをさせていただきましたのは、今現在地区の住民の方が考えられておる地区計画につきましては、マスタープランに位置づけなくても県の出しました指針に沿うような提案であれば、県とも協議を進められていくのではないかということで、そのようにお答えをさせていただきました。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) それでは、この秋につくられる南国市のマスタープランには、先ほど答弁していただいた北のほうの意見というのは当然反映をされるわけですか。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 全て反映さすということはできないかもしれませんけど、反映させれるものは反映してまいりたいというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) そこでですが、皆様の机の上にきょう議長のお許しを得て配らしていただきました。コピーをすると1枚80円ほど今要りますので、皆様には白黒のものになったのが、おおむねわかると思いますが、このような国府地区の方がマスタープランといいますか、国府地区がそれに沿った開発案を考え、市のほうと何回か協議をいたしておりますけれども、この開発案について市側はどのように捉えておられますか。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 国府地区の住居系の開発につきまして、地元の方より御相談を受けております。地区計画制度を活用しようとするものでございまして、市街化調整区域における広範囲なまちづくりの御提案であると考えております。
 我々のところへ最初に御提案いただきました案では、開発区域の面積が5ヘクタールを超えているということや、それから1ヘクタール当たりの家屋が10戸以上存在する区域となっていなかったため、最初の御提案のままでは困難ではないかというふうに考えております。
 それで、現在高知県がそういった地区計画につきましては指針を策定しておりますので、その指針に沿うような形であれば県との協議も進むのではないかというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 新しく出した国府地区から出ている開発案です、これは可能性が地区計画としてあるのか。ないとするならば、地区計画以外の手法があるのかをお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 現在御提案いただきました案でございますけれども、高知県が示しました地区計画の策定指針に、当初の案では指針の各項目について御検討された上での御提案ではなかったものでございますので、まずは指針の各項目の内容につきまして担当職員より現在御説明させていただきまして、地元のほうで持ち帰って精査をいただいておるところでございまして、現段階ではまだできるできないことにつきましては言える状況ではないというふうに思っております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 私は地域がつくり上げた計画、これが本来の地区計画というものであって、市がバックアップして実現をさすというのが一番、そういうことをするのが市の仕事じゃないのかなとも思いますし、またこの計画については1年ほどかけて地区の土地の所有者の皆様に同意をいただく、95%の同意もいただいているという話も聞いております。
 また、当初この計画案をつくったときには、高知県の指針いうものが出てなかったと。この4月にこの指針が出たというようなことも聞きました。急ぎ何か県のほうが南国用にこの指針をつくったのかなというふうに勘ぐりもいたしたいわけです。
 というのは、きょうもですか、新聞に載っていましたが、高知市はいよいよ私がこの間も言ったように、高知市からの企業転出、住民者の転出というようなものも囲い込みを始めたと。あの逢坂峠の上を大きく分譲するようにしたし、まだあそこを開発すると。津波浸水区域から出ていく、これを想定するのは南国市あたりへ行きゃせんかというところの想定があって、それをしていると。
 もう一つ考えれば、市長のほうもおっしゃいましたが、広域都市計画の中で事業を進めているという話をしますけれども、南国市はこの広域都市計画の中の一番の迷惑と言ったら悪いですけども、かかっているところだと。香美市、いの町、高知市あるわけですけども、香美市のほうについては大栃、吾北のほうについては恐らく都市計画区域で、山田のほうは岩村のほうと北の植田のほうへ近いところが調整区域だと。高知市は春野がひっついてまいりましたので、春野部分にはあろうかと思いますけども、高知市はああいうとこで限定と。いののほうについても、恐らくいのの町は市街化区域ですので、その周辺だけですよね。
 南国市が一番調整区域で広いところを持って、開発が可能なところについての規制がかかってきているというふうに、そこを緩めると住宅地についてもどうも高知市のほうについてはおもしろくないというのが、私は少し見え隠れするところがあるというふうに踏んでおりまして、そこは南国市の発展のためにはぜひ、規制緩和をして呼び込んでいただきたいいうふうにも思うわけです。
 最後に、最後というか国府の部分でお聞きをいたしますけれども、この住宅地での開発方法というのは、地区計画での方法しかないわけでございますか。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 大規模な分譲宅地の開発ということになりますと、市街化調整区域における地区計画制度しかないと思っております。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) その地区計画は、5ヘクタール以内の開発に限られるということでよろしいでしょうか。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) はい。地区計画の指針は、これまでにも県にはございました。その地区計画の指針の中には大規模住宅系というのがございまして、5ヘクタール以上というものも可能でしたけれども、本年4月に改正されましてその項目が削除されたということで、今現在あるのはもう5ヘクタール未満の地区計画しかないということになってございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 5ヘクタールで一定の条件をその中に加えてということになると、これはこの国府地区の開発計画を見てもわかるように、家がこの中にあるところに開発をせよって言われても、これは業者としてもうまみが全然ないわけです。やはり、分譲地として売れる面積が一定あること。それともう一つ、こういう計画を進めてはどうかというのは当然人口増にもつながるということと、ろくに道もないところに一定の民間の力で道が入る、こういうことについては市のほうの都合も言いながら一緒に協議をして進めていくということをしていただきたいわけですし、その地区計画って話がいつも出ますけれども、片や津波が、昨夜も地震がありましたけれども、津波が来るということが想定されちゅうわけです。
 そこで、津波が来るところの人で安全なところへ行きたい人のための移転場所いうようなところの考え方や、そしてまたいよいよ津波が来たときに、じゃあどこへ移ったらいいのか。やっぱりそのときに一定のそういうものを構えておく。それが、構えておいて住宅地として充足がされれば、また新たなところに構えておくというそういうことを先立ってしておくのが、非常に私は津波の発災後の対策になるんだと。それで、南国市もそこで一定の人口の定着というのも迎えれるんじゃないかと。
 津波が来て後に、発災して後に、さあどこへっていうようなことは私はなかなかできるもんじゃないと。それが、全てのものを構えるわけにはいきませんけれども、今そういう理屈立てです。国府のようなこういうところ、安全なところへ一定構えると。当初はここへ600戸っていうのを想定してましたが、この計画図ではもうずっと縮図されてますけども、そういうところを幾つかつくっていくということが、私南国市の北のほうの地の利も生かして、南国市の一つの役割だとも思うんですが。市長もそういうやるやらんはして、そういうことが必要だと私は思うんですが、そこら辺の所見をお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 西川議員のおっしゃること、そのとおりだと思います。私も、この国府の計画は以前から拝見してきたところでございまして、そのとおりかどうかというのはちょっと今わからないんですが。前回見せていただいた図よりはかなり変更があっているのかなと思うところであります。
 こういった各拠点拠点の集落のまちづくりというのは、私もぜひとも進めたいと思っているところでもございますし、できる限りそれはできるような形で協力もしていきたいと。それは、今までも地域の方にお話をしてきたとおりでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) かつての、一昨年ですか、規制緩和をしていただいて、農家住宅も10年以上合法的にただいれば誰でも家が建つとか、空き家へも建つとか、登記地目が宅地なら現況が農地でも、宅地、雑種地でしたか、家が建つとかいうような規制緩和はしていただきましたけれども、まだまだ私これは不十分だというふうに思います。
 その規制緩和に至った経過の中には、行政側も汗をかいていただいたとは思うんですが、実は私たち議員も県のほうに実はどうしていかんのならという話で行きましたし、また県からも南国市のほうに都計課長含め県の方も来ていただいて、議員との協議もしたこともあります。私たち、このことについて議員の仲間ではまだ話はしておりませんけれども、みんなで。私たちも行く用意もございますし、選出の県会議員や政治家のほうも一緒になって、ぜひ南国で何らかの方法でこういう開発ができるようなことを認めてもらうような形での行動を起こしたいいうふうに私は思うものです。
 そういうことをしないと、また市のほうも県が言うてきたきにということだけでなしに、県の指針というのはどれだけ重しがあるのかというのは私もようわかりませんし、勉強もせにゃいけませんけども、突如4月に変えてきたと。ほんで、国府地区の方はその前から協議を入っているので、4月に変えたんでいかんいうて言われるんじゃない、その前から協議、その分ばあ認めてもらいたいとかいうような意見も持っちゅうわけです。けど、そんなことが通るわけではないわけで、その指針をなぜ出したかというようなことも含めて、理由はいろいろあろうと思いますけれども、聞きたいこともございますし、また市長も含めて協力をいただきたいと。そっちの方向への汗もかいていただきたいいうことをお願いを申し上げます。
 時間もないなってきましたが、次には一昨年ですか、やられた規制緩和での開発件数はどのようになっているでしょう。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 新立地基準での開発許可件数でございますけれども、集落拠点周辺エリアの住宅が25軒、それから既存の建築物の用途変更、これは空き家の活用のことでございますけれども、3軒の計28軒ございました。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) これはもともとの法の中で建たない、規制緩和をした効果の軒数でしょうか。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実) 先ほど申し上げました集落拠点周辺エリアの25軒の中には、ほかの要件でも立地できたという可能性のものもございます。この集落拠点エリアだけしかない立地条件で建ったという、全てこの集落拠点エリアの立地基準だけで建ったというわけではございません。ほかの、例えば、線引き前からの宅地であったりという要件もあった家もあるかもしれませんけども、この集落拠点周辺エリアの立地の条件を使われて申請されたということで、その軒数が25軒ということでございます。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 私、一定のそういう制約の中でのどういうふうに建ったのか、人が移ったのかという動向調査っていうのは余り適当じゃないのかなと。この間のときも申し上げましたが、どうせやるならこの国府なら国府、この地域、大規模集落の久礼田なら久礼田のここ。ここには狭小な農地には家を建ててもいいいうようなところを、そこをモデルとして人がどれだけ家を建てるのか、需要がどれだけあるのかというそういうモデルをつくって調査をしないと、規制のある中でやったもので動向調査をしてこれから進めていくというのは、何だか調査をしてすぐに進めていくという中では適当ではないというふうに思います。
 その辺は県との協議もございましょうが、私はモデルとしてやって不都合なことが出る可能性があるがです。集落の人とのあれとか排水の問題だとか、それはそれでしっかり出して、規制緩和に向けてどういうところに問題があって、ここは制約をしていく、こういうものは家が建てれる、ここには、こういうところには建てれるというモデルをつくっていただきたいいうふうにお願いをいたします。
 最後に、道の駅の件ですけれども、平成26年でしたか、議会で質問したところ、中山間地域における集落活動センターの拠点としてとか、また道の駅の交通の中継地としては取り組むとかいうようなことでは、ここに議事録も読んでみましたら、当時の副市長の村田副市長も、サッカーで言うたらかなり前がかりな、いろんなことを前提としても前がかりな答弁をいただきました。企画課長もです。
 そこで、あの答弁をいただいた、非常に私も期待しておったその件は、私は具体には目に見えておりませんが、どうなっているのかをお聞きをいたします。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 道の駅南国風良里は、中山間地域だけではなく市街化地へのアクセスも大変すぐれている好立地にあります。このことから、以前の答弁におきまして中山間地域全体をカバーする集落活動センターというものが設立できないか、またこの道の駅を拠点に集落支援員等を配置をしまして、中山間地域の住民への生活支援ができるのでないかという構想を述べさせていただいたところでございます。
 その後、集落活動センターの設置も含めて検討する中で、平成29年度に白木谷、奈路地区、瓶岩地区の各地区におきまして、自治会長等に集まっていただきましてヒアリングを行いました。ヒアリングでは、買い物については外出時には家族や住民同士の助け合いによりまして対応もできておると。あわせて、移動販売や生協などの利用により、それほどの不便は今のところ感じていないというような御意見でございました。
 また、住民の集いの場につきましても、地域住民が既に自発的なサロンを開催をしておりまして、定期的に交流もできており、新たな取り組みまでは今のところ望んではいないということでございました。
 この集落活動センターというものにつきましては、この形にとらわれる必要はございませんし、行政主導ではなくて住民側から自発的に取り組む、そういう機運の盛り上がりというのも必要でございます。
 市といたしましては、集落支援等を交えながら情報提供も行い、各地域における住民同士の結びつきの強化の支援など、引き続き地域との連携を図っていきたいというふうに考えております。
 また、議員のほうからたびたび御提案をいただいております道の駅を交通の拠点にできないかというような御提案につきましては、この10月からコミュニティバスの運行につきましては道の駅への乗り合いタクシー等の乗り入れ、またバスの乗り入れは予定はしてないという状況でございます。バスの乗り入れにつきましては、国土交通省四国運輸局への運行の許可も必要でありますし、また道の駅敷地内のバスの回し場でありますとか待合所をどこにするのか、そのスペースは確保できるかというのが課題となってまいります。また、乗り合いタクシーを道の駅へ乗り入れするということになりますとバスとの連携、また道の駅の機能とも合わせて考える必要もございますので、まずはこの中山間地域における乗り合いタクシーの利便性を高めるということに重きを置き、これから検討してまいりたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 西川議員。
○6番(西川 潔) 私は支援員がいなくなったので、道の駅を生かした事業、それをやめた、それぞれの地区でのヒアリングを行ったっていうことはありますけれども、事は毎年毎年、日に日に上倉、瓶岩地区、北部の各集落だけじゃなしに久礼田も含めてですけども、集落支援センターですか、そういうものが必要な状況になっているわけです。そこな辺は継続して考えていただいて、そのときにすぐにつくっていくのは無理かもわかりませんでしたが、今から考えてやっていくということがないと、いざそれが必要になったときには間に合わないと思うんです。
 ぜひそれを進めていただきたいということと、コミュニティバスの切りかえです。そのようなときに乗り入れだとかいうようなところも一緒に切りかえないと、そらあ陸運のあれが要るだとかバス停の問題だとかあるんですが、そういうときに切りかえないと平時のときに切りかえるとまた別の汗をかかにゃいかんじゃないですか。ぜひ秋の切りかえまでには、できない理由も出てこようと思いますけれども、していただきたいというのも、道の駅を拠点とした北部の地域づくりというのは、私はこれは避けて通れないところにあるんじゃないかというふうに思っておりますし、道の駅の売り上げの話やらも先日の新聞へ載っておりましたけれども、そういうことだけにこだわるんじゃなくて南国市民の道の駅として、あの道の駅を飛躍させてほしいいうことをお願いをいたしまして、ほかにも防災の拠点施設がどうなっちゅうかいうようなこともお聞きをしたいわけですけども、時間がなくなりましたので、お願いをして、今議会の私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(岡崎純男) 10分間休憩いたします。