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検索結果 »  平成31年 第406回市議会定例会(開催日:2019/03/01) »

一般質問3日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。4番山中良成議員。
      〔4番 山中良成議員発言席〕
○4番(山中良成) 皆様、おはようございます。議席4番の山中良成です。一般質問3日目となり、質問が重複するとこがあるとは存じますが、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
 私の質問は、1、財政、2、観光についてであります。観光につきましては、市道、そして道の駅南国、西島園芸団地、観光振興計画についてであります。順次、一般質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず、財政についてですが、平成31年度の一般会計当初予算案が議案として提出されました。そこで、市税収入が前年度比1億2,260万4,000円、2.1%増となっておりますが、この根拠について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 税務課長。
○税務課長(高野正和) おはようございます。御質問についてお答えをいたします。
 平成31年度予算における税収見込みにつきまして、増収の主たるものは固定資産税でございます。対前年比で、土地2,328万円、家屋7,981万円、償却資産2,910万円の増収。一方で、滞納繰越額は、滞納額の縮減により562万円の減収を見込み、固定資産税全体では1億2,657万円の増収を見込んでおります。土地につきましては、3年に一度評価がえを行っております。平成30年度と平成27年度を比較しまして、市中心部で若干評価額の上昇した土地がございます。一方で、市南部では引き続き下落となっておりますが、下げ幅は非常に小さいものへ推移しております。また、毎年農地などから宅地に地目変更される土地があります。この宅地への地目変更と地価が下がらなくなったことが増収の要因です。家屋につきましては、新築家屋の建築によるもので、古い家屋を建てかえた場合も増収となります。償却資産につきましては、外観から判断できない要素が多く、不確定要素がありますが、ここ数年の増加傾向を反映させたものでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 固定資産税ということがわかりました。
 それでは、県内の市町村の中で、本市の税の徴収率順位の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 税務課長。
○税務課長(高野正和) 平成29年度徴収実績による順位は、1位いの町で99.5%で、2位大川村、3位佐川町でございます。南国市は97.6%、10位となりますが、11市のみでの順位でありましたら、当市が1位で、2位は香美市の97.4%でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 職員の皆様のおかげで上位ということがわかりました。さらに上位を目指すために、徴収率アップの具体的方策があれば答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 税務課長。
○税務課長(高野正和) 現年度の徴収率を上げる取り組みでございますが、これまでも口座振替の推進や、県内では早期にコンビニでの納付を実施いたしました。現在、コンビニ納付以外に多様な納付方法、例えばクレジット納付であるとか、Pay−easyなどがございますので、31年度中には納付方法拡大に向けた検討を行います。また、現年度につきましても、催告書の発送後になりますが、財産調査から差し押さえを行っており、徴収率上昇に向け取り組んでおります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) それでは、平成31年度の徴収の重点化方策の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 税務課長。
○税務課長(高野正和) 滞納税対策としましては、これまで各種債権の集中的な財産調査と差し押さえを行う処分型の滞納整理を行い、高額困難ケースを南国・香南・香美租税債権管理機構に移管してきました。これにより、毎年滞納繰越額が縮減されております。31年度も引き続きこの方針を継続してまいります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 次に、不納欠損処分の計画的運用について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 税務課長。
○税務課長(高野正和) 不納欠損処分につきましては、生活困窮によるものや法人の破産後、配当のないものなど、単年度での予測が困難なものが含まれます。しかし、滞納額が年々減少しているため、不納欠損となる滞納額も減少していくものと想定をしてございます。また、時効による不納欠損につきましては、時効に至るまで複数回の財産調査を行っております。徴収努力を行わず時効となる案件はございませんが、より詳細な調査を行い、生活困窮である場合は滞納処分の執行停止を早期に判断し、時効による不納欠損を縮減するよう努めてまいります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これからは人口減少は市税の減収であると認識されていると思いますが、その認識のもと、中・長期財政運営計画の答弁を財政課長に求めます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 人口減少は、個人市民税の減につながるということにはなろうかと思います。このため、企業誘致や地元産業の育成により、法人市民税や固定資産税の確保が必要になります。また、歳出の抑制には、施設の集約化を図るとともに、これまで以上に合理的な事業運営が必要と考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私も市税をふやすには課長と同じ考えで、地元産業の育成が重要だと思っておりますので、こちらのほうもやっていただきますようよろしくお願いいたします。
 次に、地方債ですが、平成31年度末見込み額が12億8,909万879円増と予想されており、今年度は投資的経費も多く理解はできますが、一方地方交付税を見ると、平成31年度予算額は43億1,000万円であり、予想どおり前年度と比較すると2億9,315万1,000円減となっております。赤字地方債である臨時財政対策債は5億7,182万6,000円と前年度より減っておりますが、この臨時財政対策債は、将来交付税で償還費について交付されると思いますが、とても交付税がふえるとは思えません。この臨時財政対策債をこれからも抑制する必要が、未来ある子供たちへの責任と考えますが、どう思うのかを財政課長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 地財計画におきましても、一般財源総額につきましては、現状基本的に維持される。すなわち、税収が伸びれば交付税は減というような形にはなります。臨財債につきましてですが、平成31年度の地財計画におきましては、国も臨財債の抑制、こちら臨財債は交付税の不足分を補填するという形で国が発行しておるということになりますので、そちらの抑制にかじを切られておるというふうには考えております。しかしながら、地方におきましては、交付税にかわる一般財源ということになりますので、本市におきまして、一般財源確保のために臨財債を抑制するというのは難しいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 赤字地方債ですので、交付税が下がってしまうと、臨時対策債がそのままくるので、私はちょっと危惧をしておりますけども、今のところ抑制をされておりますので、このまま財政計画のもとによろしくお願いいたします。
 次に、扶助費が、対前年度1,795万円、0.3%増となり、政策的に押さえることが難しいので、そうなると人件費削減が課題となりますが、人件費も対前年5,191万円、1.6%増となっております。社会保障費が増加すると予想されているので、人件費の圧縮を考えるべきであると思いますが、定員管理の目的と効果の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 職員の定員管理についての御質問にお答えをいたします。
 定員管理につきましては、複雑化、多様化する行政需要の変化に的確に対応し、効率かつ効果的に処理するため、長期的な視点に立って、計画的に適正な定員管理を行うものであります。
 このことは、平成29年12月策定の南国市行政改革大綱2017実施計画の中に、2022年4月1日の目標数値を430人と定めております。職員数は、平成28年度以降、圃場整備事業、新工業団地整備、また平成30年度から県のほうより開発許可等の権限移譲が実施されるなど、緊急かつ重要性の高い施策への対応が生じてきているため、増加傾向にございまして、平成30年4月1日現在の職員数は432人と、目標数値を超えている状況にございます。今後につきましては、計画的に各事業を進めまして、職員数の適正化とあわせて、人件費の抑制に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) そしたら、2025年の職員数については、実施計画の最終年度であると思いますけども、職員定数についてどのようにしていくのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 2025年の職員数、定員管理につきましては、先ほども申しましたけれども、実施計画の最終年度でございます2021年度の事業の進捗を見まして、改めて設定をしていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 現在、超えているのであれば、実施計画を待たずにして、前田議員も前に質問もされてましたが、PDCAを行う必要性があると思いますけども、それについてはどのようにお考えでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
○参事兼企画課長(松木和哉) 確かに、議員の言われるとおり、当初の計画に比べて事業が前倒しになっているということもあって、職員数が不足をしているという状況にありますので、それについてはこの行政改革大綱の中でも、進捗状況も確認しながら、見直しもするようにしてますので、そちらの中でまた検討していきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これからまた検討して考えていただけるということなので、ぜひよろしくお願いします。
 私は、やはり投資的経費は絶対必要だと思っておりますので、これからは収入を考える必要性があると思います。その収入をふやすためには、他県からの企業誘致よりも、地元産業の発展、拡大が重要だと考えております。これについては、2018年6月議会にて質問をさせていただきました。
 そこで、市長及び課長より、日章工業団地へ地元企業優先の件を県と協議されるというふうに答弁をされました。いつ協議されたのか、協議した内容はどうだったのか、もし協議されてないのであれば、ぜひ早急に協議していただきたいと思いますけども、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 日章工業団地の入居企業の件につきましては、入居企業の募集までに決定することになると思いますが、まず業種等を考える必要があります。対象業種につきましては、現在県とも協議を始めているところであります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) もちろん、歳出である事業の見直し等も必要だと思いますけども、私は歳入から、本市は歳入から予算書を考えているのであれば、収入をまず考える必要性があると思います。先ほど財政課長からも、地元産業育成が重要だというふうに発言をされました。これについては、県に対しても強く要望をしていただきますようお願いいたします。これについて答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 県との協議の中で、南国市内の企業の入居について、また話を進めていきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひとも強く要望していただきますようお願いいたします。
 次に、平成30年度の財政力指数及び経常収支比率について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 平成30年度の財政力指数及び経常収支比率についてということで、今現在出ておりますのが平成29年度の分になりますが、平成29年度の財政力指数は0.61、経常収支比率は92.4となっています。財政力指数というものは、3年間の平均ということになっておりまして、この29の0.61というものは、29年度単年でいきますと0.63、28年が0.606、27年度が0.608ということで、3カ年平均で0.61というふうになっております。
 このことから、30年度の財政力指数につきましては、0.62から0.63に引き上がるのではなかろうかというふうに考えております。基準財政収入額の伸びにもありますので、そういった形になろうかというふうに考えております。
 経常収支比率につきましては、扶助費等、伸びてきておる、公債費の減少がかなり少なくなってきておると、そういったこともございます。ということで、経常収支比率自体は28から29に上がっておりますけれども、この29年度、92.4に近い形で推移するのではなかろうかというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 財政力指数がどんどん高くなっており、多分恐らく高知市とほとんど変わらない状況だとは思います。ということは、交付税が少し減少してしまう可能性も考えられますので、ぜひとも健全的な財政運営のほうをよろしくお願いいたします。
 次に、観光の市道についての質問に移らせていただきます。
 現在、市道は4メートル以上で認定になっておりますが、国分を東西に走る主要道路である県道久礼田笠ノ川線は4メートル未満であり、とても生活道路として通行するには危険であると思います。この県道については市が管理していると思いますが、市としてどのように思われますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 国分集落内を東西に貫通しております県道久礼田笠ノ川線につきましては、県において用地の取得が可能な箇所について、現道の拡幅、待避所等の整備をしているところでございます。また、県道南国インター線より東の比江地区につきましては、市道南国101号線としまして市が管理しておりますが、全区間での4メートルの確保には至っておりません。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この県道久礼田笠ノ川線を拡張するには、もう既にたくさんの民家が建ち困難であると思います。
 そこで提案ですけども、国分川沿いの道を拡張して、8メートルのバイパスをつくる計画を立ててみてはいかがでしょうか。
 この国分周辺には、岡豊城、比江の植木団地、園芸団地があり、そして国分には、公民館、保育園、小学校の公共施設があり、国分寺、紀貫之邸跡、古今和歌集の庭、廃寺跡、国衙跡など観光地があり、まだ未完成でありますが、多目的広場である南国市立比江スポーツグラウンドがあるにもかかわらず、国分に東西を安心して通れる基幹道路がないので、住民の皆様も活用できるのではないでしょうか。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 市道の新設・改良につきましては、国費50%補助の社会資本整備総合交付金を活用して施工しております。現在、市道稲吉篠原線及び(仮称)日章工業団地内の市道の新設や、市道越戸小籠線の拡幅工事等を実施しておりますが、採択率が低いため、現状実施している事業の進捗状況を見きわめながら、今後の市道新設・改良の計画が必要だと考えます。今後、市道の新設・改良につきましては、議員からいただきました提案も含め、地域の状況や他の事業の進捗状況を勘案して計画していきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 以前、国分川沿いにバイパスをつくってほしい要望があり、住民の皆様から、県も一度調査に来ていたというふうにお聞きいたしました。この件について御存じでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) その件につきまして、県の中央東土木事務所に確認をいたしましたが、県道の調査や計画の記録はないということでございました。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 住民の方が言われていたので間違いはないと思いますけど、まあわかりました。まずは、計画を立て、県と市と住民の皆様が協議する必要性があると思います。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) 今後の市道の改良・新設計画につきましては、現在執行中の事業の進捗を見きわめてとなりますが、今回山中議員の提案していただいたことにつきましては、県にはお伝えしたいと思います。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) よろしくお願いいたします。
 それでは次に、道の駅南国についての質問に移らせていただきます。
 以前、2017年9月議会にて、商品開発の一般質問をさせていただき、今年度よりその商品開発に取り組んでいただけたことは本当にうれしく思っております。
 そこで、現在四万十ドラマが道の駅南国の商品開発等に取り組んでおり、ことしの2月にワークショップが終わり、来年度につながる仕組みづくりが進みましたと、フェイスブックに記載されておりました。これまでの進捗状況と、これからの取り組みについて、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 御質問にお答えいたします。
 道の駅南国に立ち寄られるお客様は、南国インターチェンジの利用者がほとんどでございまして、立ち寄り休憩所としての利用が中心となっております。これは、道の駅南国が立地条件に恵まれていることゆえの来客であり、道の駅を目的地とされているわけではないと考えております。来月には、高知市内に大型直販所がオープンし、来年度には高知インター・高知南インター間の高規格道路が開通するなど、人、ものの流れが大きく変化することは間違いないと思われ、南国インターチェンジの利用者が減少すれば、客足、売り上げともに大きく影響を受けるのではないかと危惧をしております。
 そこで、立ち寄りではなく、わざわざ来てもらえるような道の駅にすることを目的としまして、現在、指定管理者である株式会社道の駅南国が始めた取り組みが自社商品の開発でございます。昨年6月から事業をスタートいたしまして、南国市内のたくさんの生産現場に実際に足を運び、地域資源の掘り起こしをまず行っております。その後、道の駅スタッフだけでなく、地元生産者や加工業者などと一緒にワークショップを重ね、南国市らしい企画、商品アイデアを生み出してきておりまして、オリジナル商品につきましては、ごめんケンカシャモをベースにパプリカや紫芋などで色とりどりにした5色シャモつくねや、南国市産はぶ茶と牛乳を使ったはぶ茶ラテなどを試作し、商品化に向けて流通、販売しやすいパッケージやデザインの提案をいただいております。
 来年度は、実際の商品化に向けての取り組みや販売、さらには販路拡大も行っていく予定としております。そのためにも、会社の年間計画や実施体制づくりについてもあわせて強化していく必要があると考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 完成が楽しみですけども、四万十ドラマから提出された当初の計画書を見ると、現在ではテストマーケティングまで試みるようになっておりましたが、計画どおりにいっていないようですが、どのような支障が出たのか、また、これを改善される計画書を提出されたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) コンサルティングの計画どおりに、今年度8カ月間で6回のワークショップを行いまして、地域の特産品を生かしたオリジナル商品の開発を進めてまいりました。その中で、継続して道の駅を活性化していくためには、まず組織の体制づくりをしっかり立て直すことが必要であるとのアドバイスを受けたこともあり、そちらのほうを優先事項として先に実施することといたしました。
 商品の試作品としては、シャモつくね以外にも幾つか製作をしておりまして、テストマーケティングは来年度に行うよう協議をしているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私が見た計画書では、今年度からテストマーケティングをするようになっちょったので、ちょっとお聞きさしていただきました。
 この商品開発は、つくる費用は企業負担なのか、それとも道の駅負担なのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 費用につきましては、全て道の駅南国の本年度の予算からの負担となっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 商品ができ、販売する場合、この権利はどこになるのでしょうか。さらに、商標登録も必要となります。これは道の駅南国になるのでしょうか、それとも商品開発されている企業になるのでしょうか、それとも四万十ドラマさんになるのでしょうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 先ほど申し上げましたように、このコンサルティングの経費につきましては、指定管理者株式会社道の駅南国の負担となっておりまして、道の駅のオリジナル商品開発を目的としておりますが、このプロジェクトには多くの生産者や事業者の方々の参加、協力が不可欠となっておりまして、実際にその皆さんとともに検討をしてきたものでございます。それゆえに、その商品によって、食材の提供や加工についても、今後どのようにするかなどは来年度以降の検討課題ともなっておりますし、その他、販売の権利、収益の配分、そして商標登録についても同様に検討が必要な項目は多々あると思われます。しかし、現在まだ1年目のワークショップが終わったばかりというところで、詳細については決定していない状況でございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) せっかくよいものができても、ここが一番のもめごとの原因になると私は思っておりますので、早急に決めていただくようにお願いいたします。
 それも、これは総合プロデュースをしているのは四万十ドラマさんかもしれませんけども、つくっているのは道の駅南国さん、もしくは企業さんなので、商標登録等の権利はどちらかになると思いますので、そちらのほうもしっかりと詰めていただきますようお願いいたします。
 次に、現在、テイクアウトしやすい商品も開発中であるというふうにお聞きいたしました。このテイクアウト商品には大変期待しておりますが、これを販売する場合、新しく販売する場所が必要となります。その場合は、その場所を提供するのか、それとも賃貸契約をするのか、市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 基本的には、今の道の駅南国のスペースで考えていくということになると思いますが、賃貸借といったところまではまだ考えていないと思います。今後、どのような形態でなされていくのがよいかにつきましては、この3年間の中でまだこれから検討していくこととなると思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 昨日、シャモ研究会の方とちょっとこの商品開発についてもお聞きしました。テイクアウト等のことにも意見をいただこうと思って行ったところ、やはりテントで販売したりするのはちょっと難しいんじゃないだろうかと。やはり店舗内でつくれたほうがレイアウトもしやすいですし、そちらのほうがいいというふうに言われてました。確かに、私も同じ意見でしたので、共有できてよかったなと思いましたけども。そういうふうに事業所さんのそういう意見もありますので、ぜひともまた酌み取っていただきたいというふうに思います。
 四万十ドラマさんは、四万十町の道の駅とおわをいろんな手法で盛り上げ、知名度アップにも御尽力されました。しかし、同じ手法、同じ人材で道の駅南国を改善しても二番煎じとなり、とても斬新であるとは言えません。やるのであれば、斬新な手法を四万十ドラマさんには期待したいのですが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 株式会社四万十ドラマさんには、コンサルティングが終わった後も道の駅南国自身で考え、みずから活性化に取り組んでいけるようなノウハウの伝授をしていただいております。何もなかったところへ人を呼ぶ仕掛け、京都府の南山城村や石川県の羽咋市などでのプロデュースは特に有名でございますが、その地域ごとに、その地域らしい新たな仕組みを生み出してこられ、手がけられた全国各地の道の駅は、集客、売り上げともに大幅アップをしてきたという実績がございます。南国市でも、そのノウハウをもとに、南国らしいオリジナルの道の駅づくりをともに携わっていただけるものと確信をしております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど、この一般質問が始まる前に、市長にはこの道の駅とおわのデザインのほうと南山城村のデザインのほうをお渡ししております。やっぱり似てるんですよね、正直。やっぱり似てるんです。もう変わらないんですよね、もう正直。なので、私としては、やっぱりそこに本市の型を入れる必要があるというふうに思っております。デザイナーの方が東京から呼ばれるというふうにお聞きしております。
 そこで、提案ですけども、四万十ドラマさんが総合プロデュースをしているのであれば、デザイナーさんが小中学生もしくは高校生にそのデザインを教えながら、道の駅南国のデザインを作成してもらってはいかがでしょうか。
 時間はかかるかもしれませんが、愛着も湧きますし、ストーリーができます。何よりも、市長が社長ですので、本市がこの子供たちにデザインを教えるという人材育成という面でも私は重要だと思っております。もしくは、東京から呼ばなくても、この議場にもいらっしゃいます土居恒夫議員も絵の先生をやられており、済いません、失礼します、やられておりますので、一緒につくっても私はおもしろいかなというふうに思いますけども、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 小学生などのデザイン作成での参加ということでございますけれども、土居恒夫議員の一般質問にもありました十菜シャモの取り組みと同様に、人材育成という観点ももちろんでございますが、このプロジェクトにそのような若い新たな視点が加わるということは大変おもしろいと思っております。検討させていただきたいと思います。御提案ありがとうございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 四万十ドラマさんが、そのまんまこの道の駅を改善してしまうだけであると、やっぱりストーリーとしてはさみしいかなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 ほかにも本市には、高知商業高校を巻き込んだゆずからや、お弁当・お総菜大賞2019で最優秀賞を受賞した土佐の結びなどを成功された方もおり、本市の人材も活用すべきだと思いますが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 先ほど申し上げましたように、現在南国市内の生産者や事業者など、多くの方々にこのプロジェクトに御参加いただいておりますけれども、もちろんそのような方にもワークショップに御参加いただければ、今以上の広がりも期待できると思いますので、ぜひ御紹介をいただければと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) そしたら、そちらのほうを議会が終わってからまた御紹介させていただきたいというふうに思います。
 ほかにも、マーケティング等についても、本市には物部川DMOの中にものべみらいがあり、現在道の駅やすの改善に御尽力されております。本市も物部川DMOに補助金を出しておりますので、ぜひ一緒になって道の駅南国を新しくしていくべきだと思います。この件について、市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 確かに、道の駅南国は観光との連携といった部分がウイークポイントというふうにも感じます。今後、そのような組織と連携することによりまして、今以上の取り組みの広がり、また経済効果も期待できると思いますので、検討してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、検討のほうをよろしくお願いいたします。
 また、これも以前にクレジットカード導入について質問をさせていただきました。導入していただき本当にありがとうございます。
 この道の駅にはたくさんの人が来られているのは知っておりましたが、物部川DMOが調査した物部川流域観光動態調査レポートを商工観光課で見せていただき、数値もわかりました。この道の駅南国に寄っていくことが調査結果に出ておりました。このレポートの数値については、複数の企業がかかわっていることもあり、この場で発表できないのが残念でありますが、市長はこの調査結果は見られましたか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) そのレポートにつきましては、担当課から見せてもらいました。その中で、道の駅南国風良里、こちらが物部川流域の観光17スポットの中で一番来客数が多いということも確認させていただきました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 閲覧していただき、本当にありがとうございます。
 やはり、この調査でもわかりますように、いろんな方が寄る可能性がありますので、電子マネーによる決済も検討していただきたいと思いますが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) カードと同様に電子マネーについても普及が進んできているということは確かでございますし、利用者の利便性向上のためのサービスということになりますので、定例会の際に検討について提案していきたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、また話していただきますようよろしくお願いいたします。
 この道の駅南国にお伺いし、レストランのほうにお伺いすると、最近はちょっと入り込み客数が少ないというふうにお聞きいたしました。今期のレストランのみの収支はどのようになっておりますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 今年度の現在までのカフェレストの収支といたしましては、残念ながら若干の赤字となっている状況でございます。今年度は、台風の襲来が非常に多く、また利用の多い土日に接近することが多かったこともございまして、道の駅南国全体としても非常に大きな影響を受けております。
 道の駅南国は、南国インターチェンジの利用者が中心となっておりますので、高速道路の通行どめ等による影響も大変大きく受けている状況でございます。通行どめ自体はそれほど長期間ではなく、対面通行で利用可能とはなっておりますが、その影響とした部分もあるのではないかと感じております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 台風の襲来が非常に多くというふうに言われておりましたけど、もう本市は昔から台風が来るところですので、そこも見込んだ上でやっぱりレストランのほうにどうやって入るかをしっかり考えるべきが必要だというふうに思っております。
 多分、恐らくですけど、午前中は人がたくさん入っておりましたけど、昼間のほうが少し人が少ないというふうに感じました。っていうのは、ランチが弱いのか、それともお昼間にそこになかなか寄らない理由があるのか、そういったことも考えていく必要性があると思います。
 このレストランについて、前回、主婦層を狙った午後のアフターヌーンティーや庭園整備について提案をさせていただきました。検討されると当時、平山市長や村田副市長より答弁がありましたが、ミーティングの議題に上げていただけたのでしょうか。また、結果としてどのような意見が出ましたか。私も勉強のために聞いておきたいので、答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 副市長。
○副市長(村田 功) 御提案いただきました内容は、答弁書のコピーとともに道の駅には伝えておりましたが、定例会の検討はされていない状況です。株式会社四万十ドラマさんとのワークショップの中で、イベントとしてカフェレストでのケーキバイキングをやってはどうかという意見も実際に出ております。また、庭園の整備につきましては、施設全体の活用方法について検討する予定もありますので、今後のコンサルティングの中で検討項目として提案できると考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 多分四万十ドラマさんも私と同じ考えで、なかなかランチに入らないのであれば女性の主婦層を狙う、女性の方をやっぱりターゲットにする、もしくはお子さんですよね、一緒についてきますので、ターゲットにしてはどうだろうという思いで多分ケーキバイキングというふうな提案をされたと思います。やっぱり今までにない方法でレストランが赤字になっていくのであれば考えていく必要性があると思いますので、チャレンジしてみてそれがだめな場合も全然問題ないと思います。何がいかなかったのか逆にわかるので、ぜひ挑戦していただきますようお願いいたします。
 ほかにも、2017年3月議会で、マネジャーも含めた人事評価システムの導入を提案させていただきましたが、それからどうなったのか、進捗状況の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 人事評価につきましては、ほかの道の駅の状況も調査いたしまして、実施に向けて検討しておりましたけれども、その後、道の駅南国で労働組合が結成されたということもございまして、組合との協議も必要となってまいりましたので、現在のところは実施まで至っておりません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 組合が結成されたということですので、これはマネジャーも含めた全員の人事評価ですので、また協議に上げていただいて、協議していただきたいというふうに思います。
 次に、西島園芸団地についての質問に移らせていただきます。
 昨年の12月議会でも質問させていただきましたが、今議会でも引き続き質問をさせていただきます。
 まず、ことしに入ってからの1月、2月の試算表はどうだったのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 試算表につきましては、前経理担当者の退職に伴う経理担当者の交代などにより、12月から1月にかけて経理処理が中断していたことから、作成がおくれている状況であるということを確認しております。現在、新たに経理担当を採用して作業を進めており、3月中には1月分までの作成、4月中には3月分までの作成ができる見込みで、それ以降は平常化の予定と聞いております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 企業としては、試算表はやっぱり大事になりますので、本当は毎日つけていただきたいぐらいですので、これはぜひ指導をしっかりと徹底していただきたいというふうに思います。
 また、新しい事業計画書のほうは提出されたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 事業計画、再建計画のことになるかと思いますが、こちらにつきましては、バンクミーティングにより償還計画も含め、金融機関に認めていただく必要があります。バンクミーティングを3月中に開く予定であると聞いております。現在は、昨年秋の産業振興機構からの借り入れ及び金融機関との交渉に提出された平成31年度収支見込みに基づき、進捗状況を図っている状況であります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど、再建計画というふうに言われましたけど、これからの償還計画のほうもどのようになってるか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 償還についてですが、産業振興機構からの貸し付けについては、期限内に償還される予定であります。また、金融機関への償還につきましては、現在4月まで一時的に猶予してもらっている状況であります。5月以降の償還計画については、バンクミーティングにより決定することとなります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) きちっと計画的な償還ができるように取り組んでいただきますよう、それは商工観光課長のほうからもしっかり指導をよろしくお願いいたします。
 昨日、浜田和子議員より、従業員も交えた定例会の開催についての質問がありました。日程についてはわかりましたので、どのような内容を話されたのか、詳細な答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 1月28日に月例会を行いました。内容につきましては、一時的に資金ショートが発生し、産業振興機構からの借り入れを行ったとの説明と、この資金ショートについては、あくまで一時的な資金ショートであり、期限内の償還については問題ない見込みであるということの報告がなされました。その後、栽培部、観光部、各担当から、この間の取り組み状況や対応を図るべき点についてなど、それぞれ報告がなされました。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) こういったことは、もう大分後になってから説明したので、従業員さんに説明できたことは本当によかったと思いますので、できるだけもうきちんと、月例会ですので、毎月きちんと開催していただくように、商工観光課長のほうからも指導のほうをお願いいたします。
 次に、メロンの土壌が病気になっていたので、土壌をかえたり、古いパイプ、ハウス、ボイラーの改修が必要となると思いますが、この修繕計画は立てられておりますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) これまでの経営再建の中で、暖房設備に関しましては、温湯管の取りかえ等、一定の改善、改修を計画的に済ませているということを確認しております。ハウス設備に関しましては、現状で著しいふぐあいはなく、当面は通常の修繕の範囲内で対応していくとのことです。また、病気への対応については、耐病性品種や接ぎ木の導入により行っているとのことであります。修繕計画につきましては、再建計画の中で計画されるものであり、現在の状況で修繕計画はできておりませんが、限られた費用の中で、経営状況も見ながら対応していかなければならないと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 西島園芸団地のハウスもボイラー、あとボイラーを通っているそのパイプらあも見せていただいたんですが、古いんです。もう本当に多分修繕というか、もう取りかえをしなければならないというふうに思いますので。計画はまだできていないということですので、それは計画をしていかなければならないというふうに思いますので、また今度一般質問するときまでには、きちっと計画を立てていただきますようお願いいたします。
 現在、用地の賃借料を組合員にお支払いしていると思いますが、この金額は幾らになり、一般農家の方が借りる借地料と同額で適切なのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 西島園芸団地のハウス用地についての借地料は、合計で約350万円となっております。一般農家の方が借地をする場合でも、地主から管理を依頼される場合や、耕作者から依頼をする場合など、借地料についてはケース・バイ・ケースでの判断になり、契約者同士で決められるものであることから、基準があるものではありませんので、適切かどうかの判断は難しいと思います。西島の貸借契約については、随分以前から継続しているものと思われ、当時の時勢による金額設定もあるかと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 今回、赤字ということでしたので、こういうところで削減できるかもしれないので、賃借料がやっぱり高いというふうになった場合は、今ほかの農地はこういうふうになってますと、なのでこれぐらいに金額下げていただけないでしょうかという提案もして、歳出の削減にも取り組まないといけないというふうに思いますので、ぜひそちらのほうも提案をよろしくお願いいたします。
 次に、観光振興計画のほうに移りたいと思います。
 ことしの1月11日金曜日に、本市の観光協会主催で日本観光振興協会の元常任理事の方の講演があり、副市長、商工観光課長を初め、たくさんの議員の皆様や観光協会の会員の皆様に出席をしていただきました。この講演を副市長が拝聴されたと思いますが、感想も含め、本市の観光についてどのように感じたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 副市長。
○副市長(村田 功) 1月の観光について、丁野氏の講演をお聞きしました。
 各地の事例などを交えながらのお話で、商業的な視点を持ちながら、地域地域の強みを生かした取り組みをする必要があるとのことでした。南国市の観光についても、具体的な例を挙げて説明していただき、大変勉強になりました。例えば、オナガドリは観光資源としてのインパクトは大きいが、おるだけではだめだよと。物語が必要、何でおるというストーリー、物語が必要だという意見がありました。また、飛行機のクルーは南国市に泊まろうよとなぜ言えないのかと、交通の結節点をどのように捉えているかという意見もありました。そんな意見が強く私には残っております。南国市の強みが何か、何をとり上げて磨いていくかということが必要であると思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この講演をお聞きしていただき、おわかりのように、2017年の本地外国人旅行消費額は電子部品の約4兆円を抜いて4兆4,162億円となっており、重要な産業となっており、本市の観光の根幹となる観光振興計画や観光診断の必要性を理解していただいたというふうに思っております。
 前議会で、市長より、観光振興計画及び観光診断は、ものづくりサポートセンターが完成してから計画したほうがよいというふうに答弁をされました。私は完成してからでは遅いというふうに思い、市長には南国市の観光戦略と事業化に向けたステップとして、ステップ1、南国市観光戦略検討会議の設置、ステップ2、南国市観光基本計画策定会議の設置と調査実施、若手職員研修及び市民による事業化研修の実施、ステップ3、リーディングプロジェクトの開始の提案をさせていただきました。
 そこで、ステップ1として、南国市内外の民間業者や学識経験者などの基礎調査と、その手法等に関する検討を行い、本市の職員だけに負担をかけるのではなく、民間企業から動けるリーダーを育成していきたいというふうに考えております。
 本市には、たくさんの人材が埋まっており、その発掘もしなければなりませんが、人材育成こそ本市の財産になると私は確信しております。そのためにも、県内外から講師等の旅費等を少額で構いませんので、9月補正で予算をつけていただけないでしょうか、答弁を市長に求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) その民間のリーダー育成ということは非常に私も望むところでございまして、山中議員から御提案いただきました、その事業化に向けたステップということで、その計画のステップ1・2・3というものを拝見しました。そのステップはすばらしい計画であると思います。
 ただ、現実的に今、ものづくりサポートセンター、つくる過程にありますので、職員の負担ということもかなり大きなものになってるのも現実でございます。その中で、この人員についての課題っていうこともどのように解決していくか、そういったことも含めまして、そこの解決を図りながら、その予算化っていうことはどのように具体的に事業を進めるかによりまして、どういう予算をつけるということになりますので、その中の検討とともに考えていきたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長、私が今提案しているのは、前に商工観光課長より、職員等がなかなか事業がいっぱいでできないと。私もそれはわかりますので、それならば民間企業の方で動ける方を募って、それで検討会議をつくって、その方らに動いてもらうっていうことが私はすごい重要だと。そうすることで、その方たちも本当にこの観光がどれだけ重要かっていうことをわかってもらいたいですし、ものづくりサポートセンターにどうかかわっていけるのかということもしっかり考えていただきたいと思い提案をさせていただきましたので、これについては答弁要りませんけども、ぜひまた検討していただいて、また市長のほうに提案をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、物部川DMOにお伺いした際に、本市の観光について議論し、本市は工場見学による観光に特化するという共通認識になりました。海洋堂をメーンにしたいという気持ちはわかりますが、伝統工芸である土佐打ち刃物や飲料業の工場、そしていろんな工業の製造業が本市にはあり、技術もあるというふうに思っております。
 これを本市が他県に売り出し、PRし、観光にし、そしてマッチングさせ、仕事にしていくことが私は重要だと思っております。さらに、できることであれば、インバウンドの方にその工場等を見ていただき、本市の工業を知ってもらうことで、これが仕事になるかもしれませんので、こういうふうにマッチングしていくことも大切だと思っております。ぜひ、この提案について、市長にも海洋堂だけというか、海洋堂中心ではなく、南国市の産業を中心に、この観光としても盛り上げていただきたいと、挑戦していただきたいと思いますけども、この件について市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) ものづくりサポートセンターにつきましては、海洋堂さんのネームバリュー、またものづくりのノウハウを生かしながら、地域の活性化につなげるものということもありますが、海洋堂の商品だけでなく、地域のさまざまな製造業、伝統工芸、また新しい分野の製造業などで、いろいろなものづくりを連携させるということで、新商品の開発や発信を行うことができると思います。また、ものづくりの現場を子供たちに見てもらって、興味を持ってもらうことで、将来的に地域の製造業者に就職するという子供たちを少しでもふやしていけたらとも考えております。
 いずれにしましても、南国市の強みの一つはものづくりでありますので、現在の取り組みを核といたしまして、山中議員さんがおっしゃられるように、南国市のものづくりを通じた活性化の取り組みを進めてまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 挑戦していただけるということですけども、市長もおわかりのように、先日私もここにおられる岩松議員も、ものづくりサポートセンターのワークショップのほうに参加させていただきましたが、その見せていただいた中では、余り本市のこの産業を伝えるにはまだまだ正直ちょっと、見せていただいた中では、海洋堂さんではやっぱり色がすごい強いのでなかなか難しいかなと思いますので、市長としてやっぱり、どんどんそのことには挑戦していただきたいので、市長からももうちょっと、こうしたほうがいいんじゃないだろうかという提案もやっぱりしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。