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検索結果 »  平成30年 第405回市議会定例会(開催日:2018/12/07) »

一般質問4日目(浜田勉)

質問者:浜田勉

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(岡崎純男) 17番浜田勉議員。
      〔17番 浜田 勉議員発言席〕
○17番(浜田 勉) 日本共産党の浜田勉です。
 初心を忘れずという思いで努めてまいりたいと思います。
 まさに年の瀬、12月議会のラストとなりました。皆さんも今までの疲れを持ち込まさないように伸び伸びとお聞きください。私も厳粛な気持ちでただしてまいりたいと思っております。
 私が今議会に取り上げました、さらに通告いたしましたのは、主な点2点であります。
 1点目は、高新の出放題11月の月間賞の言わんとした思いについて、2点目は、弱者の社会性、行動力を支えるコミュニティバスの運行はどうよ、というわけであります。
 その2つの思いを満たしていく前段として、本論に入る前に9月議会以降の復習、グローバルな立場から世界観を持ち、そして国政、県政の主なる特徴はどのような動きがあったのか。あるいは日本政府のとった態度、あるいは我々自身がとってきた態度について、それを洗っていきたいと思っております。私はあえて市長との政治姿勢という形では問うておりません。だが、今後については、3月議会からは政治姿勢という形で真っ向からお尋ねをしていくというふうに態度を変えていきたいと思っております。
 まず、国際的な関係、とりわけ世界でも唯一の日本、被爆国でありながら核兵器の禁止条約について余りにもおかしな態度をとってきた。本来ならば、核兵器全面禁止、先頭に立ってリーダーシップを発揮すべき日本が、核保有国ですかというふうに問われる。そんなような状況が国際関係の中で生まれていることは、皆さんも御存じのとおりです。
 国際的なNGO核兵器廃絶国際キャンペーン、ICANでノーベル平和賞をいただいた、それから1年がたちました。ここでのアンケートでは、核なき世界へ進んでいると思いますかというお尋ねに、進んでると考える人は2割に満たず、日本政府は非核国の役割を果たしていると思う、との問いには9割の方が思っていないと言われています。恥ずかしいというよりは、嘆かわしいというか、もう許せないような態度であります。
 日本政府は、その点で今後改めていくっていうことが全面的な使命だと思います。また、私たち自身も平和を願う一人一人の命と人権を守るという立場から、この問題については、はぐらかしていくことが許されないと思っております。
 話は飛びますけれども、ことしの漢字は災、災いということになりましたが、この災いという発表と同時に、国の防災会議のほうから5つの防災への対応、5段階における取り組み、国民への指示、これが出されました。まさにその点では見事な連係プレーだというふうに思いました。それを私は、今まで私どもがやってきた水稲2回作、一方横っちょで稲刈りをし、横っちょで田植えをする。こういうふうな迅速な取り組みが行政と市民の間でやられたということは、今後の国民の命を守っていくという立場、この点では積極的な災いという字が5つの改善点を呼び起こしたということで、積極的に評価するものであります。行政機構と市民感覚がぴったりと呼吸を合わせた、市民のニーズに沿った行政の行動があったというふうに思って、私はこの災という字が転じて福となすというふうな行動に今後なることを願っております。
 だが、この災いの最たる要因は地球温暖化による異常気象、大雨、洪水の一方、干ばつや高温現象で山火事が発生するということまで起こっています。このことを調べておりますと、昨年2017年9月10日の新聞がちょうどありました。その新聞記事はタイトルが、トランプ、COP23を脱退するというふうなこと、もう一方で、アメリカの上院では、国連気候変動枠組条約、この負担金を上院では可決。そこにトランプの思いと、そしてアメリカ上院のスタンスの違いが出されておりました。その横っちょへ私のメモが大きく書いてあったのは、トランプあほかというふうにメモっておりましたが。この1年前の状況ときょうがラスト日となっております国連気候変動枠組条約第24回締約国会議がポーランドの南部の都市で開かれております。約200カ国の政府代表団や国際機関、非政府組織の代表など約2万人が集い、英知を絞っています。
 ことしのCOP24は、パリ協定の実行がテーマであります。日本は石炭火力発電所の輸出を進めています。トルコではパアになりましたけれども、安倍政治は石炭火力発電を原発をベースロード電源と位置づけたエネルギー基本計画に固執したままであります。その道理のなさは国際世論から批判を浴びることはあっても、褒められることはないのではないかというふうに思います。
 県内の問題点では、ショックのショウガ事件であります。残念の一語であります。高知の農産物で今、全国でシェアを誇れるのはこのショウガ、シシトウ、ニラ、ブンタン、四方竹等であります。このショウガは昔、窪川が特産地でありましたが、今や全県的な取り組みとなって、農家経営の大きな柱となってきています。南国市の生産者はノウハウはないということでしょうか。高知市土佐山、鏡の人たちが南国の田の守り手として栽培をしています。この唯一全国に誇るショウガの偽装とは、ましてや伊野の業者、伊野はショウガの産地であったではありませんか。確かに、中国のショウガとは深い関係、親しみのある関係であります。手に入りやすい条件にあります。金と命との交換にまで発展したということは、余りにも無念であります。普及センターなどの納得のいける指導を求めてやみません。
 では、そのショウガについて東京の中央卸売市場の量目を見てみますと、日本産が1月180トン、中国産が107トン、2月は日本産が199トン、中国産が119トンということで、中国産のショウガの占めるシェアは38%弱、完全に市民権を持っています。その他ショウガについてはタイの国が6トン程度、そして、かなりうまくないという評判のインドネシアのショウガが約1トンというふうな状況になっています。そういう点で、今後のショウガ生産における我々の役割、そういう偽装を許さない取り組みと同時に、我々自身が今国民から求められている栄養食品というふうな観点から、ショウガへの育成、これは高く求められ、進めていかなければならないテーマだと思っております。
 では、本論に入ってまいります。高知新聞の人気番組と言ったらいいのでしょうか、出放題の11月月間賞は、文言ではどのように表現されていましたか。また何を言いたかったか、どのように理解されたのでしょうか。高新の報道記事ではどのように報じていましたか。公立中学校の体育系教諭の女生徒へのさわるマッサージ、学校のクラブ活動は学校行事であります。ましてや、成長期を支える大きな行事、大きなプランであります。感受性が超感度のとき、この時期に先生の行う行為は、生徒の成長にどのような影響を与えたと思いますか。顧問先生の要望は拒絶できないという金縛りの術、広義でいうそんたくがあった。どのように受けとめられていますか。また、その学校におけるクラブ活動、この位置づけはどうですか。学校の教育方針はどのようになっていますか。学校の教育方針が狂っていたのでしょうか、そんなことはないと思います。どこかが狂っています。また、新聞報道ではどこの学校での出来事か、県教委発表で定かではありません。わかりませんから一般的な教師像、懲戒免職となった1人の指導者についてお尋ねをいたしています。
 そんな中で、南国の議会でお尋ねをするわけでありますから、市教委の大野教育長にあっては、全県の教育長を代表してお答えをいただくようなこととなっております。そのような行為について、市教委は何も関知するところではないのでしょうか。あるいは、地教委はどうあるべきだったんでしょうか。また、懲戒処分については公表が原則であるのに、未発表というのはどういうこと。どういう根拠があるのでしょうか、法的にあるということでしょうか。幾らずる賢い人がいたとしても、初めから逃げ込むところを構えておくなどということは常道であったらできません。
 報道記事から察知するところ、一定長期の間、同一校で指導していたと思われる。そして成績も一定よかったと思われます。そうでないと長期の教員の配置ということはあり得ません。この長期の行動というふうなことで私がすぐ浮かんだのは、アメリカ映画の古参兵の出てくる舞台と日本の映画で古参兵が出てくる舞台、役割というのがよくあったのは、アメリカの古参兵は将軍に敬礼を教えた。日本の古参1等兵はアメリカは軍曹、日本では古参1等兵っていう形で出てきますけれども、ここではやられたびんたを倍返しにして新兵を教育する。なんかこの古参1等兵のようなその先生を見なければならないというのは残念でほかありません。もちろん許された行為ではありません。そして、同一校に長期いるというその環境はよどみをつくり、腐敗することは昔から言われてきたとおりであります。とおりであるということは言い過ぎでしょうけれども、昔から言われてきた、言えばあり得ることというふうなことになっております。そのこととあわせて、よどみを保証してきた人事権の行使、校長のバックアップ等があったのではないかというふうに推測できるわけであります。
 長期間における教師と長期間の校長とがタイアップするというようなことになりますと、絶対的な権力となるのではないでしょうか。あるいはまた、権威と錯覚させるような環境がつくられていませんでしたでしょうか。忠誠度を求める身辺整理が、そこに再任用制度があるとしたらまさに御の字。校長が退職、そして再任用される。そして同一校で校長のまま居座るということがあるとしたら、問題が発生するのはある面、そりゃそうじゃろうとなるのではないでしょうか。長期のよどみというのは、これはなかなか避けて通れない人間の弱み、それにつけ込むいろんな環境がそれを保証していきます。
 再任用制度は、年金制度や教師の不足等から生かされていますが、校長が同一校に居座るのは居心地がよいからでしょうか。そうでなく、権力支配の永続化としか考えられません。あるいは、その人でないと校長は務まらんということなのでしょうか。あるいはまた、校長のなり手がないのでしょうか。ほかの教師では、校長になってはならないということでしょうか。再任用制度は固定的な権力の行使、永続化ということは許されないことではないでしょうか。
 市役所での再任用制度認識では、高齢化社会の到来に伴い、高齢者の知識、経験を社会において活用していくとともに、年金制度の改正に合わせ、60歳代前半の生活を雇用と年金の連携により支えることを目的としています、というふうに市役所のほうの再任用制についての認識はこのように表現をしておりました。そして運用としては、有能な幹部職員づくりと再任用制、これをマッチさせ、再任用の課長は平に返し、現場のレベルアップを図っていくという、そういう積極的な行動をとっているではありませんか。
 一方、学校では、校長は居座り続ける。こんながあるか。何かあるのでしょうか、疑問であります。そんなことが教育者としてのうのうとおれるずるさ、これはあきれ果てて物が言えません。
 次に、学校教育が国家統制のかなめ、道具とされていることを目の前にいたしました。1人の教員の処遇が官報を通じて全国に振りまかれる。びっくりをしました。私学は別ですけれども、公教育の教師についてはそのようなことがされています。まさに、国家統制そのものに、教育関係が置かれている。これと任用制とは、ぴったり呼吸を合わせたとしたら、これは極めて危険であります。
 次に、弱者の社会性、行動力を支えるコミュニティバスの運行はどうよ、ということでありますが。私は乗客の視点から、執行部の方は運搬、運ぶ、つまりその人たちの要望に応えて運ぶことを目的とする発想、そこに矛盾はありませんけれども、私が求めたのは運行がスムーズに、そして病院が聖地、サロンとなっている事実から、またその利便性、さらに買い物ツアーができるロマン性、これが今日的な運行の基本であると考えなければなりません。ただ運びゃいいというふうな問題ではなく、高齢化社会におけるコミュニティバスの運行は、そのような温かみと気長な取り組みが求められていると思っています。
 高知市がすぐばった、つまりやめた、ぐるりんバスは実に愉快でした。タクシーよりも背が高いので別景色が目に広がり、なんか観光客の気分を満喫したものでした。別物ですが、昨年の秋、私と2人の先輩、農協講習所の同期生で相部屋、3人の夫妻で毎年1泊旅行をして楽しんでいますが、昨年は香川県JR丸亀駅から乗って約30分以上走ったと思いますが、100円。えっ、どうしてそんな安いのと追加払いをしなければと思いました。だから私は、ぐるりんバスのようなスタイルで、料金は市内スリーコインを限度とした、採算性を最大テーマとはせず、損をせず、喜んで大勢の方に乗ってもらう、それをかなめとした取り組みがあってもよいのではないか。つまり、採算性を━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━、ともかくそればっかりを追求するというんでなくって、今の高齢化社会におけるコミュニティバスの性格、そしてあるべき姿から見て、そのような観点が強く求められているということを再度強調していきたいと思います。
 そういう立場から、コミュニティバスのプランについて拝聴したいと思っています。しゃくし定規の発想ではなく、運行権は今までと違って業務委託でありますので、南国市の意向が生かされる条件が広がっていると思います。今日はボランティアのガイドさんが乗ってくれて、市内遊覧のような気分でバスが運行できた。あるいは、その地その地の方にガイドを頼む、そんなふうなロマン性を持った、そして味わい深いプランがこのコミュニティバスの中には今後求められてくるテーマであります。今までとがらりと変えた視点から再出発策があれば、楽しいと期待して答弁を待っています。
 以上で、第1問の質問は終わります。難しい解釈をしなくていいように簡潔な答弁を求めておきます。
 あ、御免なさい。初めの情勢の中で、私がどうしても触れておきたいと思いながら、大事に取り扱い過ぎて裏の端へ置いておりました。タイトルはこうです。ショックから喜びへ、つまり高知県のショウガのショックから今度は喜びを伝えて、そして皆さんと一緒に乾杯をしたいと思っております。県内であるいは南国市内で、あり得ない出来事が発生しました。長岡三畠の小田々善重、美佐子夫妻の和製種におけるコシヒカリが金賞を受けるということがありました。すごいことです。市長のほうには、長岡農協の金堂さんと一緒に報告に参上されているよしでありますけれども。このことについて、小笠原治幸君に小田々さんってのはどうよってお聞きしますと、彼の言をかりれば本当に上手な稲作農家とのこと。私はこの小田々さんの条件をつくり上げてきたのは三畠の農業をめぐる環境、早くからほ場整備がやられ、集落営農の条件がもうすぐという環境がつくり出している、この農業を取り巻く豊かなプラン、豊かな構想、そして集団の力、これが小田々さんのすぐれた稲作技術を保証したものと思っております。
 さらに大切なのは、米の販売を全農任せにせず、自力販売を長岡農協はやってこられたことが小田々さんの腕をさらに引き上げ、うまい米をつくる喜びを育てたと思います。これを小田々夫妻には市長に祝意の言葉をいただきたい、議場から南国市議会から小田々さんに喜びを伝える、そんなことがあったら楽しいというふうに思っておりますので、市長にはその点よろしくお願いします。ここを欲張ったもんですから抜かっておりました、御免なさいね。
 ともかく、米で南国の百姓が金賞などは夢のまた夢、その夢物語でありましたから、私もついほかほかになって抜かっておりました。改めて乾杯をしたいものであります。
 では、1問目を終わります。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) 浜田議員さんの全国のコンクールで金賞についての祝意ということでございまして、このたび小田々善重さん及び美佐子さん御夫婦が栽培されております早場米のコシヒカリが全国の米食味分析鑑定コンクールで金賞をとられたということでございます。私の元には、12月10日にJA長岡の組合長金堂組合長と井口常務がともに来ていただきまして、小田々さんも一緒にこちらへお越しいただきまして、JAの金堂組合長と井口常務非常に喜んでおりました。長岡で初めて金賞がとれた、特に南国市でも初めてではないかとすごく喜んでおりまして。本人の小田々善重さん、御主人でございますが、ちょっと照れくさいような感じでにこにこされていたところでございまして、これで南国市の米を発信できたらというふうなことで品評会へ出しているように言われていたと思います。
 こういったことで、南国市の米が全国のコンクールで認められたということでございまして非常に喜ばしいことでございます。米どころと言いますと、もちろん日本では東北ということになってくるところでございまして、高知県でもやはり本山の天空の郷とか、四万十町の仁井田米とか、そういった名が売れたところは高知県でも高度の高い所でございます。この南国市の平野の中で、こういった金賞がとれるような米ができたということは、南国市にとってこの後の可能性を感じさせられる非常にすばらしい出来事であったと思うところであります。この南国市、土佐稲作発祥の地と言われているところでございますが、この南国市では今もちろんほ場整備も進めているところであります。本日、前田議員からも御発言のありましたように、農業の伸びしろがあるというこの農業につきまして、今後ますます発展が見込まれるその中でブランド米として育てていけるような可能性があるお米が育てられたということは、本当に誇らしくうれしいことでございます。今後、この長岡の中で育てられましたこの金賞を受けましたコシヒカリ、この南国市の中で広大な国営のほ場整備を進めた中でのほ場で、たくさんの皆様につくられて、南国市のブランド米として育っていきますことを心より御期待を申し上げまして、私のお喜びの言葉とさせていただきたいと思います。本当に小田々御夫婦にはお喜びを申し上げます。おめでとうございました。以上でございます。(拍手)
○議長(岡崎純男) 教育長。
      〔大野吉彦教育長登壇〕
○教育長(大野吉彦) 浜田勉議員さんの御質問に御答弁申し上げます前に、浜田勉議員さんにおかれましては、くれぐれも体調にお気をつけられて御自愛くださいますようにお祈りいたします。
 それでは、御質問にお答えさせていただきます。
 まず初めに、懲戒処分の公表についての御質問の件でございますが、県費負担教職員の任免、分限、懲戒に関しましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、都道府県条例で定めることになっております。したがいまして、その公表基準につきましても、高知県公立学校教職員の懲戒処分の公表について、に基づいて行われるものでございます。また、公表の例外の判断基準等も示されておりまして、高知県教育委員会は今回の処分で男性教諭の所属校などを公表すれば、被害生徒の特定につながるおそれがあり、非公表としたとの新聞報道によりますと、御質問の事案につきましては、この例外の判断基準によるものであると思われます。
 したがいまして、高知県教育委員会が公表され、報道されている以外につきましては、私から申し上げることはございませんので、御理解をいただきたいと存じます。
 次に、在職年数等を含めました県費負担教職員の人事異動につきましては、高知県教育委員会の人事異動方針にもうたわれておりますが、高知県教育振興基本計画の基本理念のもと、学校の目標の実現や課題の解決に向けて、教職員一人一人の特性や能力が十分に発揮できるよう適材適所の配置を行い、全県的に教育水準を高めていくという高知県公立学校教職員人事異動方針により、慎重かつ適切に行われてきているものと考えております。
 さらに、県費負担教職員の再任用につきましても、法令や条例等に基づき、高知県教育委員会による適切な選考や任用がなされていると考えているところでございます。よろしくお願いいたします。以上です。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
      〔松木和哉参事兼企画課長登壇〕
○参事兼企画課長(松木和哉) 浜田勉議員のコミュニティバスの運行についての御質問にお答えをいたします。
 浜田勉議員のほうからは、公共交通の利用者の立場で、高齢化が進む中で交通のあり方についていろいろとお話をいただいたところです。地方におけます公共交通、特に路線バスを取り巻く状況は、自家用車の普及また人口減少による利用者の減少によりまして収益性が低下し、これに対応するための路線やダイヤの縮小を行うことにより利便性が低下し、これによりさらなる利用者減少を招くという、いわゆる負のスパイラルに陥っております。この状況は、高知県及び本市においても当てはまり、市民の路線バスに対する満足度は高くないというのが現状でございます。
 このような状況から、公共交通の利便性をどう高め、利用者をふやしていくか、また維持をしていくか、これを考えていくのがこれまでの公共交通に関する行政の大命題であったところです。しかしながら、この状況が長らく続く中で、路線バス事業者では人件費削減を中心とした合理化が進められまして、このことでなり手が減少し、現在の深刻な乗務員不足に直面をしております。この状況は、高知県内においても同様でございまして、市内バス路線を運行するとさでん交通株式会社におきましては、過去3年間で本市の市内路線バスの約6倍に当たる路線規模の縮小が行われてきましたが、これでもってもこの乗務員不足の解消には至らず、来年9月末をもって本市の市内路線から退出するという意思が示されたところです。
 このような経過から、年間延べ約4万人の市民が利用します市内バス路線を来年10月以降も存続するために、車両を市で購入した上で運行事業者に貸与し、実際の運行業務は事業者に委託するという、公有民営方式による路線定期運行のコミュニティバスの導入を予定しておるところです。コミュニティバスの採算性ということですけれども、路線バス事業者が退出するというこの状況下におきましては、住民の移動手段を公共交通により確保する最終的な責任は行政が負うべきであるという趣旨から、運行業務の委託を行うものでございます。
 今後、利便性の向上や採算性のさらなる確保など、これから取り組むべき課題は多くございますけれども、運輸業界全体が人手不足の現状にある中、市民の移動手段をどう確保し守っていくか、現時点における最大の事業目的であると考えております。
 浜田勉議員のほうから高齢者にとって使いやすい、そして温かみのある交通にということでございましたので、これから取り組みをする中でそういった視点も大事にしながら、取り組みを進めていきたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 浜田勉議員。
○17番(浜田 勉) 簡単なほうから済ませておきます。
 今、企画課長のほうからは、年間4万人のバス利用が市民の、特に私が要望したのは、弱者救済という言葉ではなくって、そういう高齢者の方が行動性がもてる、その条件を広げる、つまりうちでゴロゴロゴロゴロすなやと、外へ行ってぱっぱっとやれと、そしてサロンへ行ってコーヒーばあ一杯飲んでこいやというふうな、そういうふうなスタイルでなければ、おだぶつはすぐです。だから、おだぶつ防止は外へ出て人とものを言う、このことを抜きにして改善策はないと思っておりますので。往来の自由は保障する、これは国民生活の基本、日本国憲法の基本的な考えであります。それを行政が支えるっていうのは、課長のほうも行政が最後には支えなければならないというふうな沈痛な言葉のようなことを言いましたが、行政がやるのは当たり前というふうに乗り切った形で理解をしていただきたいと思います。
 では、2番目の質問でありますけれども。高知新聞の出放題の11月月間賞は、文言ではどのように表現されていましたか、何を言いたかったかと理解されましたか。お答えはいただいておりません。お答えをしないつもりなのか、抜かったのかわかりませんけれども。これは高知新聞の出放題というのは、まさにテレビでいう人気番組、そしてある簡潔な言葉の中で、ある面ではとんちな部分が求められたり、あるいは粋な判断が求められたり、そしてわやにすなというふうな思いを抱いたり、なかなかあの短い文章の中におもしろい、そして積極的な次へのテーマを引き出しております。そういう点で私は、この月間賞というのは、それなりのおもしろい意味合いと積極的な展望を示す、否定的にする場合はこれはどうよといってパンとはりまわいてしまう、こういうふうな物すごい粋な内容だと思っておりますので、これについての理解は論じていただきたいと思います。
 その前に、私のこの息遣いに御配慮いただきましたこと、ありがとうございました。
 そして、クラブ活動において生まれた、男の場合だったら血気盛んなという言葉がありますけれども、女の子の場合は感情豊かな、あるいは情緒が揺れ動くというふうな言葉でよく言われますけれども、この人たち、そしてそのクラブ活動の位置づけ、学校の教育方針とはどういう関係であったのかということであります。
 それと、教育長も県下の教育長にかわって答弁をせないきませんので、思慮深いものが求められると思いますけれども、異動方針、学校の目標や適材適所であったという言葉でありました。適切であったとしたら、こんなことあったのかっていうふうに妙に勘ぐってみたいようなことであります。
 それと、公表の話題についてお答えをいただきましたけれども、おそれがあり、ということが先に来て、同時に隠れみのがその場に同居しておるというふうな薫りがしてなりません。もちろん、教育的な配慮という視点からそのように申されたことでありましょうけれども、おそれがあり、というのを拡大をするとどうでもいいわけです。そして、その隣に大きな隠れみのをつくっておればいいというふうに解釈されますので、私は、向後にあっては隠れみのに包み込むような言動は避けていただきたいということを申しておきたいと思います。
 そのことについての反論があれば結構です。あるいは、そのことについての御意見があれば、またいただきたいと思います。
 では、私が初め言ったように、適材適所であったとしたらそういうこの破廉恥な、昔だったらエッチの範囲で済みましたが、そうはいかない今の状況の中で平然とやられた行為、これが適材適所であったのか。そして教育方針、クラブ活動のあり方、その視点からどのようにお考えなのか、これを言うてもらわんと質問に立った意味がありません。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(大野吉彦) 先ほども御答弁申し上げましたとおり、高知県教育委員会は、今回の処分で男性教諭の所属校などを公表すれば、被害生徒の特定につながるおそれがあり、非公表としたとのいわゆる配慮をされておりますので、そのことは御理解いただきたいと思います。
 それからもう一点の学校の教育方針ということでございますが、これはあくまでも私が現場の校長をしているときの話でございますが、学校の教育方針を定めまして、クラブ活動、今は部活動と言うんですが、部活動は学校の教育活動の1つの大きなウエートを占めておりまして、きちっと位置づけをし、部活動の活動方針等も部活動顧問委員会を開き、生徒指導委員会を開き、それによって行っております。
 それから、教職員の人事異動につきましても、高知県教育委員会の人事異動方針に従いまして、県下一円の各学校がその学校の方針に従って教育活動をきちっと充実、実践することができますよう教職員の配置をしているところでございますので、そのように御理解をお願いいたしたいと思います。以上です。
○議長(岡崎純男) 浜田勉議員。
○17番(浜田 勉) じゃあ、もうこれでトリにしましょう。
 私は、隠れみのの問題を軸に話をしたつもりはございません。学校におけるクラブ活動、これの持っている役割、そして育ちゆく若いエネルギー、これをどのように学校の中で成長を保証するのか。そういう役割を持っているのがクラブ活動だと思っております。
 では、その点でどのように位置づけがされておったのか。もちろんこれは例えば、大野先生が在職中のときの学校ではどのような位置づけでクラブの役割があったのか、その中で成長していく子供たちをどのように眺めておったのか、そこらあたりを言うていただきたい。
○議長(岡崎純男) 教育長。
○教育長(大野吉彦) 私が校長として、あるいは教諭として部活動に、教諭として直接携わっています時も同じでございますが、私は中学校教員でございましたので、中学生が心身ともに健全に発達していく、これは学力と心の豊かさ、これは両輪でございますので、そのことが両方が相まっていくことによって、人間としての成長をすることができていきます。
 したがいまして、部活動は学校教育活動の一環としてきちっと位置づけをいたしまして、全教職員が何らかの部活動に携わる。主顧問、副顧問、全ての教員が携わりまして、子供たちの成長を間近に見、援助していくということで、各学校での取り組みを継続してきたところでございます。
 子供たちの成長につきましては、皆様方も、議員の皆様もわかると思いますが、小学校の1年生と6年生であれほど体が違います。ところが、中学校は部活動をやる、これによって1年生と3年生の間ですけど、これもう物すごい成長が違ってきます。したがいまして、何らかの部活動に入って体を動かす、そして友達との人間関係、先生との人間関係、応援してくださる理解してくださる保護者との人間関係、そういうものを培っていくという部活動には教科の勉強とはまた違った大きなウエートを占める部分がありますので、今後も南国市教育委員会としましては大事にしていきたい、そのように考えております。以上でございます。
      (「もう1つかね。終わり。そりゃあ、たまるか。じゃあ、ありがとうございま
      した」と呼ぶ者あり)
○議長(岡崎純男) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。