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検索結果 »  平成30年 第405回市議会定例会(開催日:2018/12/07) »

一般質問2日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 引き続き一般質問を行います。4番山中良成議員。
      〔4番 山中良成議員発言席〕
○4番(山中良成) 議席4番の山中良成です。一般質問2日目となり、質問が重複するかと存じますが、よろしくお願いいたします。
 早速、質問のほうに移りたいと思います。
 幕末維新博も平成31年1月31日に終了し、県は2月より自然体験型観光に大幅に路線を変更される新聞記事が掲載されました。まず、本市の2017年の観光入り込み客数は76万2,793人ですが、今年度現在の本市の観光入り込み客数の施設別の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光入り込み客数につきましては、例年1月から12月で集計をしており、ことしの分につきましては11月までの暫定数になりますが、主要4施設については西島園芸団地が11万546人、道の駅南国30万8,774人、県立歴史民俗資料館2万3,635人、パシフィックゴルフクラブ3万991人となっております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) それでは、施設別で観光入り込み客数が昨年度より減少している場所について、どのような検証をし、これから本市としてどのような対策をされるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 入り込み客数につきましては、休日の並びや天候、災害などの要因に左右される部分も大きいかとは思います。また、各施設の営業努力による部分もあります。民間施設等も含まれることから、それぞれの取り組みを充実していただくということが必要になるとは思いますが、市としても関係観光施設と連携した情報発信やイベント、事業の実施など引き続き行っていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほどの答弁を聞く限りでは、検証及び対策は各施設がされるということなんですけども、情報発信やイベント等も行っていくのであれば、検証や対策も一緒にしていくべきではないでしょうか。それが連携だと思いますけども、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) それぞれの施設等の取り組みがあろうかと思いますので、各施設での取り組みは行っていただき、連携をとれる部分はとりながら実施できる取り組みを行うということです。連携をとる際には各施設の強みを生かし、どのようにすれば多くの人が呼べるかということは考えていくことになると思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 結局のところは、本市は先ほどの4施設とは、正直、私は連携ができているとは思えません。というのは、検証や対策もしていないのであれば、全然連携をしてるとは言えないというふうに私は思います。
 県も幕末維新博を終了させ、自然体験型観光に力を入れようとしております。本市はこれからどのようなビジョンを持ってこの自然体験型観光に取り組んでいくのか、そしてそもそもこの自然体験型観光を推進していくのか、推進していくのであればどのような観光で本市に自然体験型観光客を呼び込んでいくのか、この計画について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 自然体験型観光ということになりますと、南国市にはなかなか資源が今のところ乏しい状況にあります。ただ、自然体験型観光とは少し趣旨が変わるかもしれませんが、体験型観光という側面で考えると、現在ものづくりを通した南国市の発信、活性化に向けて取り組みを開始しており、この一環でものづくり体験を行っております。
 10月に香南市の天然色劇場で実施しました物部川フェスタでは、今回体験ブースを充実し、流域3市に関係する体験を楽しんでいただける試みも行っております。当市から出店しましたものづくり体験ブースには、開始直後から多くの子供たちの列ができて、受け入れのキャパを超えてしまったため、やむなくお断りをさせていただいたというふうな状況で、非常に盛況でした。
 また、11月には中心市街地活性化協議会を中心に、県内のハンドメイド商品の製作販売を行っている方々に出店していただき、一品物の作品に触れていただき、購入していただき、また来客の方々にも自身でハンドメイドの作品を製作体験していただけるイベント、NANKOKUまけまけマーケットを開催しました。このイベントにつきましては、女性スタッフを中心にし企画・運営を行ったこともあり、細やかな女性の目線を生かしたものづくりイベントとなり、女性や子連れファミリーを中心に、事務局の想定をはるかに超える来場者においでいただき、アンケート結果も非常に好評でした。
 来年3月には、市主催でさまざまな種類のものづくりを行っている方々に出店していただき、その作品に触れていただくためのイベント開催の準備を行っております。これは、高知県の実施する漫画家大会議との連携のもと、立体作品、平面作品を含めたものづくりの魅力に触れていただけるようにと企画を進めております。1つその中での取り組みを紹介させていただくと、南国市のものづくり企業の協力をいただき、海洋堂のフィギュアとプロジェクションマッピングを組み合わせた作品を体験していただけるコーナーを企画しており、来客にものづくりの魅力を楽しんでいただける目玉の一つであると考えています。
 現在、ものづくりをコンセプトとした市活性化拠点施設、(仮称)ものづくりサポートセンターの整備を予定しています。こういった体験活動については滞留時間も比較的長く、楽しさを感じていただきやすい面もありますし、体験活動のみならずこの施設を核としその波及効果、例えば飲食店等との連携など、周辺にどのように生み出していくかを考えていかなければならないと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほどのものづくりの体験のことはわかりましたけども、私の質問は自然体験型観光に取り組んでいくのかどうかですので、その件について答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 先ほども答弁さしていただいたとおり、自然体験ということになると、南国市のほうでは今のところ有力なコンテンツがない状況にはあります。
 また、現在、限られた人員体制の中で事業を行わなければならないことを考えると、まず現在実施している施策を着実に進めることが重要であると考えております。自然体験だけではなく体験観光という側面で考えていくと、当市の現在の取り組みも県の取り組みと連動しながら進めることは可能であると考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) コンテンツがないということでしたので、提案をさしていただきたいと思います。
 本市には海や山がありますが農業も盛んであり、平成29年3月に閣議決定された観光立国推進基本計画において、農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成32年までに500地域創出する。また、農泊の推進による農山漁村の所得向上を実現すると記載されております。県も自然体験型観光に目線を変えているのであれば、早速本市も農泊の観光にも挑戦してみてはいかがでしょうか。そのためには農業生産者の協力、そして農林水産課の御協力が必要になるかと思いますが、本市に滞在していただけるきっかけにもなり、地域の方とも交流ができるのではないでしょうか。
 さらに、この農泊にはソフト面だけでなくハード面においても農林水産省の補助金、農泊推進対策と農泊推進関係対策があります。ほかにも農山漁村が持つ豊かな地域資源を活用した観光・福祉・教育等の取り組みや、農山漁村への定住等を促進し農山漁村の振興を図る農山漁村振興交付金があり、ほかの市町村でもどんどん手を挙げておりますが、現在特色のない観光を行っている本市でも可能だと思いますが、この提案について農林水産課長、商工観光課長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光協会のほうで、以前にオクラの収穫体験をしてもらいながら親睦を深めてもらうという婚活イベントを開催したこともあり、また、さまざまな観光施設などでフルーツ狩り体験などが行われていることから、農業体験については非常に魅力のある観光コンテンツであるものだとは考えております。
 ただ、農泊ということになりますと、現状では地域や地域の団体などによる受け皿づくりが難しいと考えております。以前、そういうことへの取り組みを考えられていた地域団体がありますが、視察研修なども行うなどしましたが、実際には実施に至ってないという経過もあるということから、受け皿づくりのほうが課題になるかと思います。今後、農泊に向けた取り組みを希望される地域や団体からのお話があれば、協力して進めるようにしていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 農林水産課長。
○農林水産課長(古田修章) 農泊についての取り組みをとの御質問でございますけれども、農林水産課といたしまして南国市、高知県、JA南国市、南国市観光協会、白木谷ゆめファクトリー等を構成員、また株式会社南国スタイルをオブザーバーといたしまして、南国市地域活性化対策協議会を設立しまして、平成29年度から農山漁村振興交付金事業を活用した農泊推進対策に取り組んでおります。農泊とはありますけれども、あくまでも宿泊への流れ、仕組みづくりに取り組んでいくという事業でございますので、市内の宿泊施設には連携という形で御協力いただくという形になっております。
 そして、JA南国市の直販所かざぐるま市と、それに隣接して整備される農家レストランと南国スタイルの次世代型園芸用ハウスを農泊につなげるツールと位置づけまして、市内の観光ツールと農業体験モニターなどを複合させた発信をすることによりまして、本市へと来られたお客様が市内の宿泊施設に泊まっていただくという流れがつくれればと考えております。今年度末には農家レストランにつきましても完成予定でございますので、新たな形で地域全体の活性化や農家の所得向上に寄与できるような仕組みづくりに、この交付金事業といたしましては30年度までということになりますけれども、それぞれの組織との連携によりまして、協議会として引き続き取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 農林水産課のほうからは、農泊はしないけどもそれに向けた取り組みということで答弁をいただきましたが、商工観光課のほうは難しいというふうに答弁されております。これは農泊のことなので、きちんと課が連携してやらなければならないというふうに思っております。しかし、先ほどの答弁では少しずれを感じますので、きちんとこれは連携していただきたいというふうに思います。
 本市は、ほ場整備等も今推進しており、農業に力を入れるというふうに市長のほうもおっしゃっておりますけども、この農泊について、市長からどのように考えられているのか、答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) おっしゃられましたとおり、農業施策としましてほ場整備も推進しておりますし、農業政策は重要な施策であると位置づけているところであります。ですので、農業体験についてっていうことにつきましては、南国市ではかなり体験できるという要素が多いということでございまして、観光面におきまして魅力的なコンテンツであると言えると思います。今後どのような形でそれを行っていけるのかっていうことは、今後、商工観光課、また農林水産課、連携して考えていきたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長、ありがとうございます。ぜひ、連携してやっていただきますようお願いいたします。
 本市の観光について一般質問さしていただきましたが、必ず広域でというふうに答弁をされております。1カ所に集まらない観光地を幾ら連携しても人は集まらないと思います。本市として観光の核がないので、そのような定まらない答弁になるのだというふうに思っております。
 現在の本市への観光の滞在時間はどれくらいになりますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 物部川流域3市には、それぞれ単体で10万人以上の集客を行っている観光施設があります。特に西島園芸団地、アンパンマンミュージアム、のいち動物園など、ファミリー層に向けた有力なスポットが充実した地域であるとも考えております。こういった強みを生かした取り組みを進めることで効果が期待できると考えております。
 南国市への滞在時間ということになりますが、これ各施設への滞在時間ということで、DMO協議会の実施しています動態調査の結果が出ておりますので、お伝えしたいと思います。
 西島園芸団地につきましては平均で約38分、道の駅南国につきましては40分、県立歴史民俗資料館につきましては1時間12分となっております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。滞在時間というのをすごい間違えられているというか、滞在時間というのは、この観光のことでの意味は、家から出てその観光地にいるまでの時間を滞在時間というふうに言いますので、そこは課長、また覚えちょっていただければと思います。
 先ほど、各施設の滞在時間というふうに言われておりました。それもDMOの実施されている部分しかありません。本市独自の調査された滞在時間はないのですか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) この動態調査につきましては、物部川流域3市が共同して行っておる取り組みでありますので、南国市の取り組みであるとも言えると思います。
 また、DMO協議会のほかにも、れんけいこうちの事業でも実施しております。KDDIの携帯電波を利用した調査であり、一定精度の高い数値の積み上げができること、当市の観光施設を訪れた入り込み客が、その前後でどのような動きをしているかなどのデータをとることも可能でありますので、観光面で活用できるデータとなっていると考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ということは、本市独自で調査された分はないということだと思います。
 平成30年6月議会でも質問さしていただきましたが、観光診断について質問さしていただきます。前回の質問に対して、観光診断の内容については観光協会とともに調査研究を行いながら、検討を進めたいと思います、と商工観光課長より答弁がありました。あれから6カ月が経過しておりますが、どのような調査研究をされ、どのような結果が出たのか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光診断については、現在のところ実施に向けた具体的な話には至っておりません。これについては、6月議会でも答弁させていただいたとおり、物部川DMO協議会において物部川流域3市、また3市の観光協会、商工会、教育関係機関、観光施設、団体、交通事業者、旅行事業者等さまざまな視点で観光にかかわるメンバーが参加し、地域経済活性化につき見識を有する地域経済活性化支援機構を含め、さまざまな方の御意見を聞きながら施策について調査研究を行い、具体的な方策を検討・実施する取り組みであり、本市の観光の魅力を発信し磨き上げにつながるものであり、本市の観光振興につながる取り組みであることから、現在この取り組みを行っております。また、先ほど述べさせていただきました、ものづくりを切り口とした地域の活性化の取り組みを始めたところであり、この取り組みについても観光振興につながるものであります。現状では、さまざまな方の御意見をいただきながら、これらの取り組みに力を入れて実施している状況であります。
 観光診断を実施し、幅広く観光施策を実行できれば理想的ではあると思いますが、マンパワー不足という厳しい状況の中、まずこれらの取り組みに力を入れて実施することが必要であることを御理解いただけたらと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 正直、私は余り理解できません。というのは、これは3市合同の結果であって本市独自の分ではないからです。あと、またマンパワー不足というふうに言われましたけど、もしこれが子育て施策とか、これが移住施策であった場合と何が違うのか、私はわかりません。早急にするのと一緒で、観光についてももう2020年にはオリンピックもあり、たくさんの方が来られるというふうに思いますけども、全然、海洋堂さんだけになんか頼っているイメージでしかありません。
 その海洋堂が来られて、そこを中心に、観光だけでなく都市整備等についても恐らくこれからどんどん進めていかれるというふうに考えております。その際には、現在、県等が出している数値だけでなく、やはり本市独自の観光のリサーチが必要だというふうに思います。だからこそ、本市が観光診断を行い、そしてそれを観光振興計画に反映させるべきだというふうに思っております。これは商工観光課だけでできることではなく、観光協会も業務委託して、本市の観光の現状を知っていくべきだというふうに思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 現在、新しい施設ができ、観光客の流れ等が変わることが予測される中、また限られた人員体制での取り組みを進めている状況であり、今無理をして観光診断をし、観光振興計画を作成することが得策であるとは考えておりません。また、時期を見て観光診断を行うことで、効果的に新しい取り組みにつながるものではないかと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) はい、もうわかりました。
 6月議会で質問させていただいておりました観光開発審議会についてですけども、この観光開発審議会についても、必要となるのであれば開催に向けて検討したいと思いますと答弁されております。幕末維新博も1月31日には終了し、自然体験型観光に移行されます。だからこそ、今、観光開発審議会を活用すべく開催する必要があるのではないでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 必要ではないということではなく、ひとまず現状では現在取り組んでいます内容や組織体制を考えたときに、まず現在の取り組みを進めることで、一定本市の強みを生かした取り組みとなると考えているということです。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 現在の取り組みも大変重要だと思いますけども、本市全体のことをもっと考えていただきたいというふうに思います。
 先日、元日本観光振興協会の理事である本市の出身の方が帰高しておりましたので、市長にもお時間をいただき市長に面談していただきました。本当にありがとうございました。この方は県の観光アドバイスもされており、日本遺産の選考委員や東洋大学などの客員教授もされており、本市にも何度も帰ってきております。以前から、専門的な外部の方に入っていただき、観光診断するように提案しておりますが、やらないのはどのような理由がありますか。また、必要なときにお願いすると言われておりましたけども、必要なときとは一体いつが必要なときなのでしょうか。課長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 現在の取り組みにつきましても、外部の見識を有した方等の御意見をいただきながら進めている状況があります。いつとは言えませんが、こういった取り組みを進めている中で、既存の枠組みではなく違った観点からの御意見をいただきたい場合にはお願いをしたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ちなみに先ほど外部の方からというふうに御答弁ありましたが、その外部の方とはどのような方でしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 地域経済活性化支援機構の方が、一定そういった見識を持たれている方になるかと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 観光による専門家ではないということでしょうか。よくわかりませんけども。私は観光についてちゃんと討論してるのであれば、観光についての専門家のきちんと意見を聞く必要があるのではないでしょうか。
 須崎市では、行政が主導となってこの方が観光分野の講座を持った塾を開催しており、若い方が育っております。ほかにも、日本遺産となったゆずと森林鉄道の中芸地区では、職員の意識を高めるためにこの方が研修を何度もされているそうです。このように他市ではどんどんどんどん進めておりますが、本市は危機感が余り感じられません。これから地域の若者の目線、女性の目線、外部の目線が必要となると私は感じております。本市はこれをどのように捉えておりますか。また、開催する予定はありますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 今のところ、市主導で観光講座や塾の開催について、予定としてはございません。
 ただ、施策を考えていく上で地域の方や若者、女性、また外部の方の目線が必要になる場面は多くなると思います。現在もイベントの実施や取り組みの検討を行う際に、こういった方々の目線を取り入れているものであり、場面場面で積極的にこういった方々の御意見を生かしていくようにしたいとは考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私が言う観光診断と観光振興計画が必要な理由は、本市に独自の数字もなく、ストーリーやツールもわからないまま、どのような地域ブランドをつくるのでしょうか。さらに国や県に同調して観光を推進する場合、どのように本市を観光をPRしていきますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 独自の数字ということでいきますと、南国市単体での調査はしておりませんが、れんけいこうちであるとかDMO協議会において動態調査等をしております。これにつきましては、南国市だけではなく周辺市、地域との関連を持った調査結果が出てきますので、より観光のデータとしては使えるものになっておるかと思います。南国市の観光としましては、幅広く観光を行っていければいいかとは思っておりますが、現在の体制の中で力を入れておるところを進めていく必要があるかと思っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほどの答弁で、とても県の方や国の方が南国市ってこういうとこなんですねっていう観光がわかる答弁ではないと思います。課長もわかっているとは思いますが、共感できないと、この本市へリピートはしません。そして、そこに物語やストーリーがなければ、共感しません。
 本市が想定する共感できる場所というのはどこですか、詳細にお答えください。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 共感できるポイントということになりますと、それぞれ各人々によって違うかとは思いますが、例えば歴史好き、城好きの方などにとっては岡豊城跡などは非常に共感できる場所ではないかと思いますし、ガイドの解説を受けながらこういった場所をめぐることで、思い出もより深く強く感じることができるのではないでしょうか。また、食に思い入れがある方などもいるかと思います。ごめんケンカシャモなどストーリー性のある地域資源でもあると思いますし、ものづくりに興味がある方にとっては、体験ガラス工房なども思い入れを感じられる場所になるのではないでしょうか。
 先ほども言いましたとおり、共感できる場所については一律にここと言えない部分ではあるかと思いますが、多くの方々に共感をしていただけるよう、それぞれの地域資源の磨き上げはしていく必要があるかと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 本市には海洋堂を誘致されることになっており、ものづくりの面でも産業観光としてはやっていけるだろうというふうに予測はできております。例えばですけども、海洋堂以外でも、昔から石灰がとれる稲生、これは有名なお城の城壁などにもこの石灰が使用されており、地域とはつながっているので、同じ産業観光としてやっていくことも可能だというふうに思っております。このように、昔のものと今のものがくっつかなければストーリーとしては成り立ちません。このように歴史的背景を観光に結びつけることが大切だというふうに思っております。これをきちんと本当に精査しているのでしょうか。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 山中議員さんのお話にありましたとおり、昔のもの、また現在の新しいものを組み合わせていくことでいろんなストーリーが生まれるということについては非常に同感をいたします。現在、取り組んでおりますものづくりの取り組みにつきましても、海洋堂、いわゆる現在のものづくりだけではなくて、土佐打ち刃物などの伝統産業とそういったフィギュア関係であるとか、伝統産業と今の最新産業を結びつけた新しいコンテンツができないかっていうようなことも視点に入れて、現在取り組みを進めております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) それだけではストーリーとしては薄いと思います。例えば、その打ち刃物がこの南国市にどうしてできたのかっていうストーリーが必要だと思いますので、しっかりそこは課長もわかっていただきたいというふうに思います。
 観光とは集客交流であり、共感してもらうストーリーをつくり、南国市のブランドを確立するべきだと思います。本市は自然にも恵まれ、歴史にも恵まれ、農産物にも恵まれており、定住に持っていかなければなりません。観光を通じて魅力を感じて、永住する基礎をつくることが大切だというふうに思っております。観光を利用して人口をふやすというのも一つの手だというふうに感じております。
 そのためにも、観光診断をぜひやっていただきたいと思いますけども、この件について市長の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 観光診断につきましては、今、具体的にものづくりサポートセンター、海洋堂と連携した施設が動いております。これがあと2年後ぐらいには完成するということも予定されているところでございますので、その施設の完成を待って、観光診断等はしたほうがよいのではないかと思っております。それによりまして観光の流れというのも、施設の完成によりまして変わってくるというところもあると思いますので、そのようにしていきたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 前向きな御答弁ありがとうございます。
 それでは、次に、西島園芸団地についての質問に移らせていただきます。
 先日、西島園芸団地調査特別委員会に委員として出席させていただき、説明を受けました。そこで、前期は現金及び預金が約6,300万円、売掛金が4,500万円あるにもかかわらず、今期の決算は2,000万円の赤字である報告を受けました。
 本市は、現在の経営状態をどのように考えますか。また、どのような指導をされてきたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 第46期の状況としまして、平成30年7月31日現在で現金及び預金が約3,470万円、売掛金が約2,780万円という状況であります。純利益の件につきましては、第45期、その前の期と比べまして約4,700万円減少しているという非常に厳しい状況であります。この大きな要因としては、ふるさと納税の売り上げの減が約2,500万円、台風被害による施設及び作物への被害が800万円、厳冬による燃料費等の増加が約730万円、その他メロンの病気や補助金収入の減などによるものであります。自然条件等厳しい面はありますが、ふるさと納税への依存度が高い面など、見直さなければならない点はありますので、ふるさと納税のてこ入れはもちろんのこと、経費削減も含め収益を上げる方策をつくっていく必要があるかと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 決算報告以外に、人件費で従業員に支払う給与がないので、平成30年11月5日水曜日、150万円が南国市産業振興機構より貸し付けされております。これについては議長のみ説明があり、私たちほかの議員には何の説明もなく貸し付けされております。また、11月6日火曜日、給与及び電気代金等を支払えてないので、1,750万円の貸し付けをお願いされました。この件について質問さしていただきます。
 まず、1,750万円は貸し付けされたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 11月22日付で貸し付けを行っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この1,750万円及び150万円は、南国市産業振興機構の資本金から出されましたか。どこから出したのか、勘定科目の答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 11月5日の150万円及び22日の1,750万円については、いずれも株式会社南国市産業振興機構からの貸し付けとなっております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 勘定科目の答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 資本金が4,300万円程度ありますので、そちらからになるということになるかと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 資本金は株券に変わっているのではないですか。そうではなく、資本金が4,300万円あるんですか。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 失礼いたしました。そういう意味でのお話でしたら、勘定科目については済いません、また改めて確認さして御報告さしていただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) もしわかりましたら、それは全議員に済いませんが渡していただきますようお願いいたします。
 本来であればこれは南国市から、この全部で1,900万円出てるのではないでしょうか。出資金ではなく、出資金は多分恐らく株券に変わっているので、1,900万円が出てるのではないでしょうか。それがちょっと心配になりましたので質問さしていただきました。
 この貸し付けについて、理事会で反対意見は出ませんでしたか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 理事会というのが産業振興機構の取締役会のことではないかと思いますが、11月21日に産業振興機構の取締役が集まり会議を行いました。その際の意見としては、収支が厳しい状況にあることは早い段階でわかっていたにもかかわらず、報告がおくれたこと、対応がまずいこと、またふるさと納税頼りにせずにきちんとした計画をつくる必要があること、西島の再建に向けて社員一丸となった体制をつくらないといけないことなどの厳しい意見をいただいております。その中で、支援を決定した経過、これまで支援を行ってきたことを考え、西島を潰すわけにはいかないとの決定に至っておるという状況であります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この機構は本市と日本トリムで出資されております。ということは、先ほどのもしかしたら貸付金も本市の税金が投入されているのではありませんか。議会にこれが諮られておりませんけど、これは西岡議員も勉強会では言われておりましたけども、議会に諮る必要性はないのでしょうか。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 基本的には産業振興機構で決定をすることになると考えていますが、議員さんへの説明なしに決定するべきではないと考え、時間的な余裕もなかったこともあり、西島園芸団地調査特別委員会で説明をさせていただきました。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 課長からわかりました。これ本当に諮らなくていいんですか。私はちょっと問題だと思います。特別委員会でも私は発言させていただきましたけど、これ以上西島園芸団地に貸し付けるのもどうかと思います。市民の税金かどうかもわからないと、そういうような答弁で本当に大丈夫でしょうか。心配になっております。
 この貸付金ですけども、まず契約書を交わしてるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 契約は交わしております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この貸付金の金利は何%になりますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 金利につきましては、日本政策金融公庫の5年以内償還基準利率の1.11%を参考として金利を設定しております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) もしものために連帯保証人はとっておりますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 連帯保証人は定めておりません。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) なぜ連帯保証人をとられていないのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) これまでの貸し付けについても連帯保証人は設けておりませんでしたので、それに準じて行ったものであります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長が社長ですので市長に言わしていただきますけど、もし何かあったときにどうするんですか。もし、西島園芸団地がそのまんま潰れた場合どうするんですか。連帯保証人はきちんととるべきだと私は思いますよ。
 貸し付けをされるのであれば、経営改善計画書が必要だと思います。私たち議員には、損益計算書の簡単な物しか提出されておりません。まさかと思いますが、これだけで貸し付けしていないと思いますが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 貸し付けを検討する中で、示されたものは損益計算上の改善見込み、これは山中議員さんが言われた損益計算書のことだと思いますが、これには改善を見込める計画、根拠を示しているものであります。また、西島園芸団地の資金繰りについては、11月、12月ごろが掛けの支払いが多くなること、また入金が少ない時期であり、例年手持ち資金が少なくなる時期であり、あくまで今回の資金ショートが一時的なものでありまして、来年の7月に向けて手持ち資金が回復していくとの資金繰りの説明資料により、来年7月の返済は可能であろうとの判断で貸し付けを行っております。ほかに経営改善に向けて計画している事業等についても現段階の案として説明を受けましたが、これについてはこれから検討していかなければならないものであります。
 いずれにしましても、機構の株主でありますトリムエレクトリックマシナリーから、改めて改善計画を示すようにという御意見もいただいておりますので、改善に向けた計画、取り組みをこれからきちんと行わなければならないと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 理事会でもきちんと計画を立てる必要性があるという意見が出ており、かつトリムさんからも経営改善計画を示すように言われているにもかかわらず、経営改善計画書提出なしで貸し付けを行ってるのはおかしいと思います。
 通常、金融機関からお金を借りる場合、決算書を何期も添付し、詳細な改善計画書があり、何かあったために連帯保証人に契約書に印鑑を押してもらいます。こんな簡単な貸し付けを市民の皆さんが知ったら何と言われるのか、本当に心配でなりません。市役所は簡単にお金を貸してくれるのかというふうに市民の方は思ってしまいます。
 このように、経営改善計画書ほかを出してこない西島園芸団地も問題ではありますけども、それを許している南国市産業振興機構も大問題ではありませんか。この件について、添付してきた資料について、社長である市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 添付してきた資料ということは、今後の損益計算書上の改善を見込まれた計画書と今後のキャッシュフロー計画書、その2つが提出をされ、それをもとに判断を産業振興機構の取締役会でしたものでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 本当にそんな、市民の税金を簡単に、たとえ出資金であろうとしてもそれは市民の税金から出ているものであり、それを簡単にそんな貸してよいものでしょうか。本当に心配になります。
 その損益計算書の内容にちょっと触れたいと思います。平成30年度の宣伝広告費950万円が、31年度より850万円と100万円減額されておりますが、株式会社西島園芸団地平成30年度定期株主総会資料で、平成28年度より個人客がどんどん減っており、とてもこの宣伝広告費の効果があらわれていないと思います。課長は、これからこの広告宣伝費の効果を見てから減らしていくのかどうかを検討すると特別委員会で発言されておりましたが、既に効果があらわれていないことが実証されているのではないでしょうか。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) この時期、西島園芸団地だけではなく、他施設も含め全体的に観光の入り込み客数が減少傾向にあったため、これだけで広告宣伝費の効果がないという判断はなかなか難しいかと思いますが、どの時期にどの地域に広告宣伝を行い、効果がどのくらいあらわれるかということを見る必要があるかとも考えております。効果のない経費を削減するということは当然行うべきであると考えております。
 なお、西島園芸団地からは、類似の観光農園の情報を参考にして売り上げの3%をめどに広告宣伝費をこれまで支出しておりましたが、近年来場者の減少が見られることから支出を3%より抑えており、31年度は2.4%の見込みで事業をするとの説明を受けております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) とても余りこの広告宣伝費がこんなにも必要だと私は思っておりません。
 役員報酬についても前年度816万円を今年度は690万円、10万5,000円を12カ月分しか減額せずに提出されておりました。ここは再建会社だと認識しております。半分以上減らすべきではないでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 専務への役員報酬は実支払い額として前年が約714万円、ことしにつきましては約600万円に減額をしております。役員報酬について、高いのではないかという御意見も聞いております。
 ひとつお話をさせていただきたいのは、現在、経営に当たってます取締役につきましては、もともと西島園芸団地の債務を発生させた方ではありません。赤字経営が続き、金融機関の支援を受けられなくなった当時の西島園芸団地からの申し入れにより、重要な観光拠点として存続させなければならないとの判断により支援を決定した経過の中で、外部から再建のために入っている方です。再建がうまくいかなかった場合には相当な批判を浴びることもあろうし、相当なリスクを背負った状況で西島の経営に当たっているかと思います。30園芸年度については前年の台風被害や、厳冬の影響による燃料費の上昇、秋の観光シーズンの天候不良など外的要因の影響もあり、赤字となってしまいました。もちろん、ふるさと納税に頼った部分や、気象条件等外的要因による支出増や減収を見込めていなかったという部分は改善すべき点ではあります。それでも、再建支援に入った平成25年からは黒字推移していた経過があること、また厳しい状況でリスクを背負った状態で外部から経営に入っていることも、改めて考えていただければと感じております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 外部から入っているので給料をどれだけでももらっていいというわけではないと思います。これは、西島園芸団地の職員の方がもしその給料を知った場合、私が従業員であれば反発します。半分も減らしてないのに、従業員等も赤字でこれからもっと頑張らないかんのに、専務については全然給料変わらない、10万円だけ減らした。それだけで一生懸命頑張るがでしょうか、従業員さんが。僕はとても頑張れるように思えません。
 先ほども、ふるさと納税のほうには依存をしてしまってるというふうに答弁がありました。これについても、しっかりとふるさと納税に頼るだけでなく、しっかりほかの面でもやるように頑張ってください。
 この1,750万円ですけども、説明があったのはこの資金ショートする前日の11月5日月曜日であり、会計士が入ってるのにもかかわらず、前日に資金ショートするので貸してくれとは余りにも横暴ではありませんか。この資金ショートの説明が本市にあったのはいつですか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 金額や時期について説明があったのは10月26日であります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) そんな短期間で本市がよく了承したというふうに思っております。この資金ショート、会計士はいつわかっておりましたか。わかっていなかったのであれば大問題であり、わかっていたにもかかわらず報告しなかった役員も問題だというふうに思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 西島園芸団地のほうに確認をしましたところ、資金ショートの可能性については税理士に9月ごろに話をしていたとのことですが、具体的な時期や金額については10月26日に話をしたと聞いております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 社長である市長に質問さしていただきます。
 この資金ショートの報告をいつ受けましたか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) この資金ショートが起こる可能性ということにつきましては、日にちははっきり覚えていないところでございますが、10月に入ってから上旬ではなかったかと思っております。具体的に資金ショートが起こるということは、10月26日に長野商工観光課長から電話連絡をいただいたときにわかりました。そして、10月29日に具体的な金額、また時期について説明を受けたところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) こんなぎりぎりに資金ショートが判明したなんて、私には考えられません、申しわけありませんが。私も商工会で随分見てきましたけど、こんなんあり得ません、申しわけありませんが。
 この役員名簿を見ると、市長、トリムの会長、西島園芸団地の専務、元商工観光課長、現商工観光課長、副市長であり、貸し付けを拒む者がいないと言っても過言ではありません。この西島園芸団地に一体この6年間で補助金及び給与等をどれだけ出されたのか、総合計金額及びその詳細な答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 西島園芸団地に対する再建支援に関する補助金については、再建支援事業費補助金が平成30年度につきましては概算支出分になりますが、これを含み3,120万9,000円、支援に入る前後の平成24、25年度の専門家派遣事業につきまして補助金777万円、また施設の維持管理のための経営支援補助金が平成24年度から29年まで2,585万円、合計6,482万9,000円となっております。このほかにも、次世代ハウスへの補助金が県、市負担で6分の5補助、市の負担分としては、3分の1で4,216万6,000円。また、観光関係の補助金としまして県、市の補助を行っておりますが、市の負担分としては23万5,000円を補助しております。
 また、産業振興機構から役員報酬及び法定福利費として、平成29年10月31日まで約2,831万円を支出しておりますが、この費用については西島園芸団地から産業振興機構へ戻っておりますので、実質0円となっております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 合計で約1億円ちょっとが出ております。西島園芸団地を再建されると言われ6年目が経過しております。2,000万円の赤字で平成30年7月31日時点での長岡農協での返済金額は約6,400万円、日本政策金融公庫が約4,100万円、高知銀行が730万円、合計約1億1,200万円あり、まだ市民の税金でもある1,750万円を貸し付ける。これを市民の皆さんが知ったらどのように感じられるのでしょうか。私は商工会関係もあり、たくさんの零細企業、中小企業の方にも応援してもらってます。このことを知ったら、本当に憤慨されるというふうに思います。
 ここで、市長に提案をさしていただきたいと思います。
 広報で一度この西島園芸団地のことを説明して、市民の皆さんから、これから投資するべきなのか、それともひくべきなのか、アンケートをとってみてはいかがでしょうか。市長の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 6年目になるということでございます。支援を開始したときには、観光面でなくてはならない施設ということで支援を決定したというふうに認識しております。今でも観光面では重要な施設になっていると思いますし、大切にしていかなければならないという思いがずっと南国市には引き継がれてきたというふうに思っております。しかしながら、いつまでも現在のような市が支援を行うという意味では、本来の再建ということにはつながらないのではないかとも考えているところでございまして、今後、再建に向けたいろいろな方法を検討していく必要があるというふうに考えております。
 現在、支援という意味では、資金ショートが起こるということを回避するために支援が必要という状況でございますので、アンケートを実施するという思いは今はありません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) けさ、新聞に西島園芸団地のことが早速掲載されておりました。地元の農家さんから、2件ですけども電話かかってきました。私らは別に赤字にならんように何とかかんばりゆうと、なのに赤字が出たからすぐにお金を貸してもらえるとは、山中議員はどう思ってますかと言われました。申しわけありませんと、それは私たちがもっと前から言うべきことであって、それは申しわけありませんでしたと、今回一般質問でもさしていただきますのでというお話はさしていただきました。
 一体、この西島園芸団地はいつまで支援していくのか、市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今、先ほど申し上げたとおり、もう6年目を迎えるということになっているところでございます。いつまで支援を行うかということにつきましては、今後その西島の体制というものをどのような形にしていくのか、また金融機関との調整ということもありまして、現在のところ具体的な方法というのは見つかっていない状況であります。しかしながら、先ほど申しましたとおり、いつまでも継続するというわけにはいきませんので、今後、方法につきましていろいろと検討せねばならないと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 本来であれば、きちんと明確な数字でもう決めるべきだと思います。5年なら5年、もう売り上げが何千万円やったら何千万円、それ以上なった場合もう支援はしないと、自分で独立できるだろうというふうに、きちんと明確なことを示すべきだと私は思っております。
 どんなことがあろうとも、積み立てもせずに赤字を出して、これを本市に頼ってくる専務については、とても経営能力が適切であるとは私は思っておりません。第一、本人の給与となる役員報酬もほとんど減額せずに再建するなど、一般企業として私は見たことがありません。
 この専務の経営について適切だと思うのか、市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 本来ならば黒字のときに資金のプールを行って、安定的な経営を図るという必要があると思います。実際、この支援が始まった当初黒字になって、その資金という面では一旦積み上がった状況もあるというふうに自分は思っているところでございますが、西島園芸団地自体が債務の返済を行わなければならない団体であるということでございます。この状況は金融機関との約束事で、3年ごとにその前の経営状況をもとに、返済計画を見直すという方法で返済を行っているところでございます。平成29年からは3年間ということでございますが、2,000万円弱の返済計画となっているところでございまして、2年間利益の大部分を返済に充てなければならなかったということもあります。手持ちの資金を確保できなかったという背景があるということも御理解いただきたい部分ではありますし、それまでの5期は黒字で推移してきたという経過もあります。改善すべき点ということはもちろんあるところでございますが、現状では全力で経営改善を行いながら、再建に向けて取り組んでもらいたいと考えているところであります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど市長のほうから黒字だというふうに言われましたけど、きちんとそれは補助金等抜いた上での黒字なんでしょうか。補助金等をのけて黒字であれば、適切な経営者だと私は思いますけども、補助金等をのけずに黒字だというのは、私は適切な判断ではないというふうに思っております。先ほど2,000万円の返済をされているという、大変な金額だと思いますけども、これはもう仕方ないのかなとは思いますけども、これが売り上げに上がればという思いが多分市長にはあると思いますけども。しかしながら、この方は再建に行っておりますので、借金があるのはもちろん当たり前のことです。それがあって、それを見越した上で、どのように経営をしていくのかが重要だと私は思っております。
 このように今回赤字決算ということですけども、そのためには新たな経営方針を計画し、月例会で話す必要性があると思います。本市の職員も参加されている月例会は開催されておりますか。また、最近であればいつ開催され、従業員からこの計画に対してどのような意見が出ておりますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 市のほうからも月例会へ出席するようにはしておりますが、他業務の関係等で欠席をする場合もあり、全てに出席ができているものではありません。
      (「しゃべっていいです」と呼ぶ者あり)
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私、3つ質問をしておりますけど、先ほどのは1つしか答えられてないので。
○商工観光課長(長野洋高) 失礼いたしました。直近の開催については8月で、そのときは平成30年が赤字であることの説明がされているとのことを聞いております。その後の開催については、4月に一時的に経理が不在だったことも含め、5月に新しく来られた経理担当者が、就任前の処理のチェックも含めて決算業務を行わなければならなかった関係で、全体の作業がおくれたため開催できなかったと聞いております。
 8月の月例会では、改善について職員にも意見を聞いたが、その場で出なかったとのことで、検討課題ということで終了したと聞いております。
 また、今後についてはなるべく早く開催をする予定で、現在進めておるということを聞いております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど、従業員のほうからは意見が出なかったというふうに言われましたけども、これは確認されましたか。赤字の決算でしたので、何か従業員から意見が上がりませんでしたか。その件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 専務のほうへの確認ということになっております。その確認内容では、先ほど答弁したような形となっておるということを聞いております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) なるほど、わかりました。赤字決算ですので、普通何か意見が出ると思いますけど、出ないというのはすごい不思議でなりません。ずっと答弁等を聞いておりましたけども、先ほども農業の方からお電話かかったことを言いましたけども、作物が病気になることも含めてお金をきちんと管理することが必要であり、計画する必要性があるのではないでしょうか。第一、高知県は台風が来ない地域ですか。ここ最近は台風が来ており、予想も可能だと思います。
 さらに、月例会も9月というふうにお話をされておりました。あと10月、11月、今月は12月ですけど、ここ開催しておりませんけども、一体これはどういうことなんでしょうか。決算業務については会計士がやればいいことであって、従業員との経営改善が、これが優先事項だというふうに思います。早急に会を開いて課長も参加してください。本市も専務も本気で再建する気があるのでしょうか。市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) もちろん再建すべく全力をもって経営改善に当たっていると思っております。ただ、従業員の退職とかいろいろそういった条件がありまして、先ほど長野課長申しましたとおり、決算という意味では事務処理が思うように進まなかった状況もあったということでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 本市は決算が重要ですか。ここの経営が重要やないです。経営がどうしていくのかが一番重要やないです。それが従業員とも、決算をしてから9月から10月、11月、何の話もされてないということは、もうこれあり得ないですよ。従業員さんと一番話さないかんとこですよね、ここは、従業員さんと。従業員さんと専務が一番ここは話さないといけないところですよね、どういうふうにしていくのか。それも何ですか、事務が、そんなん事務より先に経営方針をどうするかが一番重要でしょう。
 市長も、南国市産業振興機構の社長であるならば、ぜひこの月例会に参加、お時間が、お忙しいと思いますけども、参加してください。この赤字決算が起こったこの1回目に参加してください。従業員さんからどのような今後の経営について意見をいただいたら、意見を一緒に聞いていただいたらどうでしょうか。市長に答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 月例会につきましては専務のほうも開くということで、そういう意向を示しているというふうに聞いております。また、月例会にはできる限り商工観光課長また農林水産課長も出席するというふうにしたいと思います。私も、担当課長毎回できる限り出るということでございまして、月例会の状況というものは、つぶさにその報告は受けていこうと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、できたら市長も、御公務が多いと思いますけど、参加をお願いいたします。
 次に、出向契約についてお聞きいたします。
 請書を見ると出向契約は平成29年10月31日までとし、とありますが、専務の契約は切れているということなんでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 専務につきましては、株式会社西島園芸団地の取締役であるとともに株式会社南国市産業振興機構の取締役でもあり、それぞれの会社の株主総会で選任されたものでありますので、現在も両会社の取締役であります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 取締役なので今も専務をされているっていうことなんでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 現在も取締役であるということになります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これは、西島園芸団地から専務になってくださいというふうに、契約は切れた後お願いがあったのでしょうか。それとも市からお願いしたのでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 市からお願いしたというものではなく、西島園芸団地の株主総会で取締役として選任をされておるものであります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) わかりました。この請書ですけども、代表取締役本人が印鑑を押しておらず、この契約は切れたことも西島園芸団地の職員も知らず代表取締役は知らなかったので、本市の市長、副市長、課長にお会いしに来たというふうにお聞きしました。これが単なるうわさであれば構いませんけども、これが本当であれば一体誰が捺印をしたのか心配になりました。この件について市長の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) この西島園芸団地内でどのように事務処理がなされているかっていうことは、私自身把握をしていないところでございますが、商工観光課長に聞いたところ、この出向契約を解除する際には、課長からも西島園芸団地の代表に説明をさしていただいているということでございますし、西島園芸団地でも専務から説明をされたと聞いているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) それでは代表取締役が、こちらの本市にこの件については来られなかったということでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) この件について市に来たということはございません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) わかりました。そしたら請書について、この印鑑等についてはもう来られなかったということですね。わかりました。
 そしたら、時間がありませんけども、次に保育行政についての質問に移らしていただきます。
 現在、駐車場がない保育園、保育所、幼稚園は何カ所ありますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) お答えいたします。
 保育施設敷地内及び保育施設に隣接した保護者駐車場がない施設は、明見保育所の1カ所でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) その中で、駐車場から歩いて道を渡り保育所への入り口があるのは何件ですか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 先ほどお答えをしました明見保育所が、駐車場から歩いて道を渡り保育施設へ通園をしていただいている園となっております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) なぜこのような質問をするかといいますと、明見保育所の保護者会長より、駐車場がなく、保育所近くの焼き肉屋に御厚意でとめさしていただき、交通量の多い信号のない道路を渡り保育所に通園してることがとても危険なので、駐車場が欲しいとの要望がありました。
 一体どれだけの交通量があるだろうと思い、調査さしていただきました。本市は明見保育所より、何年もこの駐車場について要望があったと思いますけども、この要望後、本市は交通量調査をされたのか、またいつされたのか、その結果についてどのように捉えたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 今までに交通量の調査を行ったことはございません。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私が、10月31日に独自で、交通量調査を7時35分から9時の間調査さしていただきました。軽自動車が234台、普通自動車は214台、トラックが9台、バイクが34台通行されており、スピードはさまざまですが朝の通勤でしたので飛ばしている方が多かったです。これは近くに工場やJA病院があり、さらにはこの道にはショートカットできることもあり、交通量は道の割に多いと感じました。
 この数値を見て本市はどのように感じ、どのように捉えますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 山中議員さんがお調べになった数字を聞いて、改めて交通量の多さを再認識しました。平成28年度には、注意喚起の看板を保育所近くの道路沿いに3カ所設置しました。運転されている方には注意をしていただいていると思われますが、それでも朝の通勤時などはスピードを出している車両が多いと思われます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この保育所に通われている保護者は車による通園が57台で、ほとんどがこの焼き肉屋に駐車しており、横断歩道を渡り保育所南側にある入り口から入られておりました。問題は、先ほど言いましたように、朝の通勤ラッシュで交通量が多く、ほとんどがスピードを出しており、この横断歩道を渡るのに親御さんと渡るのも苦労されております。まず、子供だけで渡るのは至難のわざだと思います。ただでさえお子さんは元気なので飛び出し等があり、私が調査してるときも冷や冷やする部分がありました。
 この現状を見られましたか。ここは通学路等での危険場所としての指定は受けておりますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 危ない場面に直接出くわしたことはありませんが、通園時、降園時の様子を確認する際に、保護者の方が道路を子供さんを連れて横断するに当たって、御苦労されている場面を拝見したことはあります。
 学校教育課に確認しますと、通学路などを危険場所として指定をするという制度、取り組みはないようですが、南国警察署、学校教育課、建設課など関係機関による南国市小学校中学校安全対策連絡協議会にて年に1回、各学校から提出された通学するに当たって危険な場所について安全点検を実施し、各関係機関での対策検討や児童家庭に注意喚起の情報発信などの取り組みを実施されておりました。なお、現時点におきましては、明見保育所付近は対象となっておりませんでした。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これだけの交通量があるので、ぜひ、これについては教育委員会等もまたお話をしていただきますようお願いいたします。
 夕方にお迎えがあるのですが、その際にはこの焼き肉屋さんの駐車場は営業が開始するので控えてほしいということです。ですが、現状ではこの駐車場を使用するしかないです。そこで、保育所のすぐ西側に農地がありましたのでここを雑種地にし、市が駐車場として購入すればよいと思い、保護者会長は園長さんに相談すると、以前に候補地で上がっており、同じ明見で同じ広さの代替地があれば売却しても構わないという了承は得て、これを市にお願いされたそうです。
 この地権者と市が交渉されたのかはわからないということでしたので、本市はどのように地権者とお話しされたのか、またどのような結果になったのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 保育所に隣接した土地の地権者の方々とは、子育て支援課の職員と都市整備課用地担当の職員が、平成28年度に何度かお話をさせていただいた経緯がありますが、駐車場としての適地確保には至りませんでした。なお、代替地については、その時点では適地がなく、その後の交渉ができておりません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) もしその農地が購入できないのであればほかの土地を購入し、駐車場だけで活用するだけでなく、本市に足りないと言われる震災時の仮設住宅建設予定地としても活用できるのではないでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 保育所西側の土地だけでなく、他の隣接した土地も含め再度検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これまで大篠小学校のスクールゾーンについても質問さしていただき、事故があってもまだ何の改善もされておりません。本市は子供のために優しい住みやすい市であるということが必要だというふうに思っております。そうすることが本市への移住へつながるというふうにも思っております。
 本市の総合計画にも、今後は子供の視点が大切にされ、子供の利益が最大限に尊重されるとともに、子育てしながら安心して仕事ができるよう保育サービスの充実や子供の居場所づくりを図り、家庭における子育てを基本としつつ、地域全体で子供の成長と子育て家庭の成熟を温かく見守り、積極的に支えていくことが重要となっておりますと記載されており、これは保護者の意見でもあり、子供たちの意見でもあると思います。本市としてどのような方針で改善されていくのでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香)山中議員さんにも横断歩道などでの通園中の事故について大変御心配をおかけしておりますが、子供、保護者の方が安全・安心に通園ができるよう車両への注意喚起や、また施設に隣接した駐車場について再度適地確保について取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これは保護者会の中でも女性の意見であり、このように本市の問題点をお子さんがいる保護者目線で言っていただいております。これはとても重要で、このような意見をしっかり受けとめ、市政に反映すべきだというふうに思っております。これを市長はどのように受けとめますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 子供たちに安全・安心な保育ということで、保護者の方に安心していただける保育の実施には、まず安全・安心な施設確保が不可欠と考えております。老朽化した保育施設修繕・改築、津波浸水区域内の保育施設の高台など津波浸水区域外への移転、また非構造部材の耐震化や駐車場スペースの確保など、多くの課題解決のため検討・協議を進めておりますが、明見保育所におきましては、駐車場確保だけでなく、施設の拡充についても検討が必要な状況であると考えております。他の保育施設の課題解決とあわせて検討が必要なため、すぐに対応は約束できるものではありませんが、南国市内保育施設の課題の一つとして、今後も検討してまいりたいと考えております。
 ただし、現在、保護者駐車場として御厚意でお借りしている場所につきましては、経営者の方のお考えもあると思われますので、駐車場確保につきましては早急な対応が必要であると今改めて思っているところでございます。再度、担当課により保育所に隣接した地権者の方に御相談をしたいと考えます。山中議員さんにおかれましても、今後とも御協力をよろしくお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほども大篠小学校のことを出しましたけども、子供が事故してからでは何の意味もないです。それでもし亡くなってしまうと、本当にもう悲しい事件でしかありません。駐車場が隣にあるだけで全然その危険が避けれるのであれば、そこは本当に市長、予算等やいろんな課題があるかもしれませんけど、ぜひよろしくお願いいたします。
 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。