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検索結果 »  平成30年 第403回市議会定例会(開催日:2018/06/12) »

一般質問3日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。4番山中良成議員。
      〔4番 山中良成議員発言席〕
○4番(山中良成) 議席4番の山中良成です。
 まず、前回も一般質問させていただきました企業誘致につきまして質問さしていただきます。
 3月議会では、日章工業団地の用地買収を進めており、面積で90%というふうに答弁をされておりました。現在の用地買収の進捗状況、そしてこれからの計画について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 用地買収の進捗状況につきましては、現在約94%であります。用地買収のめどを立ててから造成工事に入ることとなります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 94%と数字だけ聞くと、ほとんど進んでないように思います。
 この日章工業団地は6区画で計画をされております。1.1ヘクタール、1.2、1.3、1.7、2.9、3.2ヘクタールであり、小さい区画でも約3,000坪、大きい区画では9,000坪であり、相当大きな企業が応募してくると本市は予想されているのでしょうか。また、現在このような大企業からの要望等があるのでしょうか。私は現在、本市にとてもこの規模の企業が来るとは想定できません。どのような企業が来ると想定してるのでしょうか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 入居企業につきましては、製造業及びそれにかかわる流通事業者等になるのではないかと想定していますが、入居企業の選定方法等については今後県と協議を行いながら決定していくことになるため、現在のところどのような企業が来るのかはわかっておりません。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) このような大きな土地に企業誘致してくる企業は、大企業がほとんどだと思っております。本市の実情に合っていないと思いますが、その件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 先ほども答弁しましたとおり、入居企業の選定方法等決定しておらず、どのような企業が入居するかはわからない状況でありますが、分譲地の区画については企業の状況により変わるものであり、必ずしも現在の区画のとおりでないと分譲できないというものではないと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 企業の状況によって変わるものと言われておりましたので、本市の実情に合ったようにやっていただきたいと思います。私もこの大きな区画には本当に大企業しかこないと思っております。近隣市では、大手半導体メーカーの子会社の高知工場が引き継ぎ先が見つかっていないまま閉鎖となった、というニュースが最近では放送されておりました。その理由の一つとして、工場の規模が大きいことが掲載されており、県とその閉鎖された会社は工場を分割して複数の企業に引き継ぐ方法も視野に入れているそうです。
 また、本市に企業誘致で来ていただいた企業で、2015年4月にKBツヅキがありますが、現在は撤退しており、この跡地は調査しているというふうに前のほうで答弁されておりました。
 この件について、質問をいたします。2016年3月議会でも私が質問さしていただきましたが、この跡地の調査は終わり、撤退して約3年が経過いたしました。この跡地利用は決まったのでしょうか。また、無償提供した1億円の土地は返却していただける交渉をされたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) KBツヅキの跡地利用については、企業団地としての活用について適地調査を実施しましたが、用地取得費を含めた開発に係る費用が高額となり、分譲単価が現実的な金額とならない見込みであること、また開発許可基準における9メートルの接道要件を満たしておらず、周辺住家の移転も含めた幅員確保の工事等が必要になること等、企業団地として行政が整備を行うことは困難であることを先方に伝えております。
 用地費や既存建物の撤去費など現実的な分譲単価設定ができるようKBツヅキで負担を行えないか協議を行いましたが、経営的に余裕があるわけではなく難しいとのことであり、現在、KBツヅキ側で跡地の利用について検討を行っている状況であります。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これについて、無償提供したという契約書がなければならないと思いますけども、それについて答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) この用地につきましては無償提供というわけではなくて、売買契約になるのではないかと思いますが、現在、確認を行っていますが、昭和40年代前半の書類であり、現在、所在について確認できておりません。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) もし売買契約であるかどうかもまだ見ていないのに、あろうということですので、この契約書については必ず見つけていただくようお願いいたします。また、見つかった際には、議員の皆様にも配付のほうをよろしくお願いいたします。
 このように跡地利用は本当に大切です。何年も放っておくのではなく、この利活用につきましても、私たち議員も考えるべきだというふうに思っております。これについては特別委員会を設置したいというふうにも思っておりますので、同僚議員の皆様の御賛同、またよろしくお願いいたします。
 このように大きい企業を誘致しても結局は採算に合わなければ、この南国市からのいていくようになります。こういうことを繰り返さないようにしなければならないというふうに思っております。そのためにも、私は本市にある企業をしっかりと育てて、行政として地元企業に支援をすべきだというふうに思っておりますが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 日章の新しい工業団地への誘致企業については、どのような事業所が来るかわからない状況であります。本市の事業所への支援については山中議員さんと同様の考えであり、引き続き企業奨励金なども含め支援を行っていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この選定方法につきましても、すごい気になるところでございます。私は本市にある企業を優先すべきだというふうに思っております。前回も約5企業、拡大をしたいにもかかわらずなかなか拡大できない状況の企業があります。そこに南国市の方が約200名雇用されております。県外から企業誘致された企業は一体何名来ているのでしょうか。また、これが他市からの分の雇用の状況につきましても答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 県外企業の雇用状況ということでありますが、県外企業の市別雇用人数の内訳、市外企業の市別雇用人数といったデータがなく、数値での回答ができないことを御了承いただけたらと思います。
 ただ、市民の優先的な雇用を行うなど本市の商工業への貢献をいただいてる事業所があることについては、総合戦略の推進の面などで大変心強く感じているところであります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど、答弁でもデータがないというふうに言われました。やはり行政としては、きちんとしたこのようなデータも持っておく必要性があると私は思っております。それにつきましてはまた調べていただいて、きちんと本市のほうで保管していただくようお願いいたします。
 本市の企業は、先ほども言いましたように地元雇用を優先しております。固定資産税だけでなく、大いに本市へ貢献度が高いと思っております。そこで、本市のこの拡大したい企業につきましては、企業成長を助けるためにも意義ある企業誘致だというふうに思っております。本市の考えの答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 山中議員のおっしゃられたように、市内には市民の雇用を優先的に行うなど、本市にとって貢献していただいてる事業所があることは承知しております。入居の事業者選定につきましては、先ほども答弁させていただいたとおり、方法がまだ決まっておりませんが、新しい工業団地の整備は税収増や雇用の拡大を目的として行われるものであり、事業所選定の際には、事業拡大も含めて税収増や雇用の拡大といった部分を考慮しながら、協議を行っていくこととなると考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) わかりました。協議をしていただくということです。本市にできる工業団地ですので、本市の企業が優先されることは間違ってないというふうに思っております。
 今回のこの日章工業団地はどのような形で決定されるのか、もうちょっと答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 先ほども答弁さしていただいたとおり、入居企業の選定方法についてはこれから県と協議をし、決定することになりますが、いただいた御意見を県にも伝えながら協議を行っていきたいと考えております。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 南国市まち・ひと・しごと総合戦略平成30年度版の18ページの基本的方向の2には、工業分野では新たな工業団地の開発を行い、企業誘致に取り組むことによって新たな雇用を創出する、また民間主導による開発を誘導させることによって新たな企業誘致を促すとあります。この文章のとおり、地元企業への支援や協力は本市は積極的にされるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 総合戦略の人口減少と少子高齢化による地域社会と地域経済の減退に歯どめをかけ、地域の活性化を図るためには、若い世代が本市に住み続くことができるよう、産業の振興による働く場の確保を図ることが重要であるという基本目的の基本的な考え方に対しまして、新たな工業団地の開発を行い、企業誘致に取り組むことによって、新たな雇用を創出する、また民間主導による開発を誘導されることによって、新たな企業誘致を促すという方向性を示したものであり、地域の事業所等への支援、協力については引き続き行っていくというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 新たな雇用を創出する。拡大できない企業はどのように雇用していくんでしょう。私はちょっと不思議でなりません。
 この日章工業団地にもし地元企業や地元拡大のための企業が入れなかった場合、基本的方向の2に記載されているように、新たな工業団地を開発する計画は、私は本市は今からでも立てるべきだと思っております。この総合戦略にも書かれている以上、進めていく必要性があると思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 新たな工業団地の計画をとの御意見ですが、予算、マンパワー等のことがあり、まず日章の工業団地の整備を進めることが重要であり、新しい企業団地についてはその後検討を行うこととなります。現在、整備を進めております工業団地のできるだけ早期の完成に向け鋭意取り組んでいきますので、議員の皆様の御協力についてもよろしくお願いしたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 予算がないことはわかっておりますけども、やはりこれからの先のことを考えると、人が住み、そして働く場所があるということは必ず税収にも関係してくるというふうに思っております。それを見越した上での、私は投資をすべきだというふうに思っております。これは浪費ではありません、投資です。この基本的方向の2に、民間主導による開発を誘導させることによって企業誘致を促すとありますが、3月議会でも質問しましたように、本市に相談に来ても民間主導による開発ができないのが状態です。その原因の一つが、市街化調整区域になっております。
 市長に質問させていただきます。
 市街化調整区域の撤廃をされるのか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんの市街化調整区域の撤廃についての御質問でございますが、市街化区域と市街化調整区域の線引きは、これまで南国市の秩序ある土地利用につながっていると考えているところであります。また、本年4月に、本市の実情に応じたまちづくりの方針に沿った土地利用が行えるように、高知県より開発行為の許可等の権限移譲を受けたところでございます。
 したがいまして、今後も規制緩和を行っていく区域と優良農地を保全していく区域とめり張りをつけて、南国市全体の有効な土地利用が進められるよう線引きは維持してまいりたいと考えているところであります。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私も優良農地は必要だと思っております。しかしながら、例えば、ほ場整備を今しているとしても15年、早くて10年かかります。一体農業者は何人残っているでしょう。そして、この土地については耕作放棄地が多いところもたくさんあります。そこは自分のお金を投資して草などの撤去をしなければなりません。そして、農業者の方たちにブランド化も促しておりますが、しかしながらブランド化は難しいです。まほろばトマトがこの高知県内では、南国市では有名でありますけども、県外に行ってまほろばトマトを何人知っておりますか。ほとんど知りませんよ、申しわけありませんが。ブランド化はそれだけ難しいことです。そして、この農業するに当たって事業継承もまだなされていない状態、そしてそれを行政がどのように補佐していくかもまだ方針として私は全然聞いておりません。だからこそ、今活用できる土地はしっかり活用していただきたい。そのために、この線引きの質問させていただきました。
 市長は、線引きは残していくと、継続していくというふうに御答弁されました。では、この拡大しようにもできない企業の皆さんはどのようにすればいいのか。この問題について市長の答弁を求めたいと思います。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 現在、本市独自の地区計画運用指針の策定作業を進めているところであります。今後、この本市独自の地区計画運用指針に基づく地区計画制度の活用、また本年4月から新たに運用開始しました特定エリアにおける市町のまちづくりの方針に沿った建築物の建築をする場合の高知県開発審査会提案基準第23号などを活用することによりまして、本市の産業振興、雇用の場の確保を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長が本市独自の地区計画の運用指針の策定作業を進めていただけるというよい御答弁をいただきました。
 しかしながら、企業は、皆さんも一緒だと思いますけども、企業には従業員抱えており、そして経営をしていく、これは本当時間との勝負だと思っております。だからこそ、早急にできる方法をしっかりとつくってあげる必要性があると思います。先ほどの地区計画は確かによいかもしれません。しかしながら、これには膨大なコストと膨大な時間がかかります。これは市長も担当課長も御存じだと思っております。これは本当に、企業にとっては大きな痛手になります。この地元企業の場所の移転ではなく拡大のための誘致です。これは、私は本当に必要性が感じております。特にこれからも、日章工業団地ができるのであれば、私は本市の企業をやはり優先してやっていくべき、そしてこれを県に申し出るのは当たり前のことだと私は思っております。これを検討などという言葉で本当に終わらしてほしくないです。そしたら地区計画を本市が、その企業のためにやっていただけますか。無理ですよ、一企業を応援するのは。それは無理です。それは私もわかっております。だからこそ、きちんとその本市のグラウンドビジョンをつくった上でやっていただきたい。
 先ほども担当課長のほうから雇用していく、新たな雇用を創出されるというふうにも言われました。一体何人雇用されるんです。そして、一体企業はどれだけ来るのかも予想していない。それでは、私は先がこの本市には見えてこないと思います。ある程度のビジョンをつくった上できちんとやっていく必要性がありますし、この本市にあるこの5企業は残ってまでやりたいと思ってるんですか。この本市へ貢献していただいているのは本当間違いありません。だからこそ、やっていく必要性があるのです。先ほども、私は本市独自の企業団地をつくったほうがよいのではないかという提案もさしていただきました。しかしながら予算もなかなか難しい、それであるならばその場所を確保する方法をきちんと見つけるべきだと思います。両方だめというよりきちんとまず探しましょう、やれる方法を。この場所さえ確保することで企業は、皆様は自分で整地して自分で箱物を建てるわけですよ。これに対して、本市が予算が幾らかかります。どちらをとられます。新しい企業団地を本市が予算取ってつくられますか。なかなか難しいですよ。それやったら、きちんと企業拡大できるための方策を見つけるべきだと思っております。
 これについて市長、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほども御答弁申し上げたところでございますが、この本年4月から、県から権限移譲を受けたということにあわしまして、その開発基準23号ということで、南国インターチェンジから1キロの範囲内の開発の基準というものを緩めたというところがございます。そういった形で今後も規制緩和という方向を常に探っていきたいと思うところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長ありがとうございます。進めていただけるということですので、これは難しい質問かもしれませんけども、市長、先ほども言いましたように、企業拡大のためにたくさんの企業がこの南国市に建てたいと思っております。策定作業を今進めていただいてるっていうふうにいただいてましたけど、これをそしたら市長がいつまでにやられるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今の23号に係る開発についての規制緩和と同じ方向のことをおっしゃっているということでありましたら、いつということはそれはもう県との交渉事もございまして、はっきり約束をできるところではございません。ただ、一旦今までの経過の中で2年後には見直す方向ということを、県との今までの会議の中で一旦そういった方向性は持っているところでございますので、またそういった流れの中で県とずっと協議を進めていきたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長のお言葉から2年後に見直す予定だというふうにいただいております。できるだけ、これはもう本当に早急に私はやっていただきたいと思います。そうしなければ、もしこの5企業がほかの他市に行った場合、大きな私は損失だと思っております。固定資産税、法人税、市民税、大きな収入がどんどんなくなっていきます。それで、このように雇用創出するなどという明記はできません。私はこれはおかしいと思いますので。それであるならば、きちんとやる方向性をしっかりと見つけていただきたいと思います。ぜひその方向性で進めていただきますようお願いいたします。
 次に、中学校給食の質問に移らせていただきます。
 前回、私も質問さしていただきましたが、中学生保護者だけでなく、中学生自身からも貴重な意見をいただきましたので、今議会でも質問さしていただきます。
 まず、3月15日締め切りのアンケート調査を実施されたと思いますが、これはいつからいつの給食について調査されたのか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 3月に実施いたしました学校給食についてのアンケートにつきましては、特にいつからいつまでという期間は設けてはおりませんが、12月の供給開始から3月までの約4カ月についての調査を実施したものでございます。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) アンケート調査は、生徒だけでなく保護者の皆様からもアンケートをとっていただきました。教育委員会の皆様には本当に感謝申し上げます。大変参考になりました。この結果を平成30年5月24日の南国市学校給食センター運営委員会で報告されたと思います。そこでどのような意見が出たのか、出た意見を全て述べてください。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 大きく6点の御質問、御意見を頂戴いたしました。
 まず1点目は、給食費1食300円に対しての公費投入について検討しているかどうか。2点目は、給食費の未納については翌年度以降に繰り越されていくのかどうか。3点目は、アンケートの回収率及び実際に生徒からヒアリングして感じたことと乖離が感じられるけれども、親子アンケートにするとか、設問の中身についても検討が必要ではないかという御意見。4点目は、献立に関してたんぱく源を何で摂取するか。豆を主食とするメニューには非常に厳しいものがあり、工夫していかに満足感を与えるかが重要ではないか。5点目は、物資の入札方法につきまして、300円という給食費の中で、いかに効率よく使うかという点で取り組んでいただきたい。最後に6点目、保護者対象の中学校給食試食会の開催について、6月19日と22日の両日、給食センターにおきまして実施することになっておりますが、その際の給食費の取り扱い方、または運営方法についての御意見。また今後は各学校で生徒と一緒に保護者が試食できるような試食会を実施していただきたいとの御要望をいただいております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。この運営委員会以外でも、このアンケートでかなりの改善点等が見つかったと思います。この南国市の学校給食運営委員会でももちろん改善点が出されております。この先ほど言われた6点、どのように取り組んでいくのか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) まず、1点目の公費投入との御意見につきましては、12月提供開始から1食300円で実施しておりますが、栄養価も不足しておらず、量につきましても1月から改善をしておりまして、現在のところ公費投入につきましては考えてはおりませんが、食育のまち南国市としまして、内容の高さを追求しなければならないと考えております。また、今後の物資の高騰や消費税の増額等のタイミングも考慮しながら、公費投入を含めた給食費の検討につきましては、中学校給食運営委員会等でも今後も協議してまいりたいと考えております。
 2点目の給食費の未納につきましては、現在も再引き落としの文書の送付、その後納付書の送付と順次督促を行いながら徴収作業に取り組んでいるところでございます。
 3点目のアンケートにつきましては、来年1月に第2回目のアンケートを実施する予定にしております。そのときに内容の検討を行ってから実施したいと考えておりますし、また親子アンケートにつきましては、各中学校単位での給食試食会が行われた際に親子アンケートを実施する、そういう予定でございます。
 4点目の献立に関しましては、主食となる植物性たんぱく質と動物性たんぱく質のバランスを考えた献立の工夫・改善に現在も取り組んでおります。
 5点目の物資の入札方法につきましては、より安全性を最優先に良質で安価な物資の購入に努めてまいりたいと考えております。
 6点目の親子での給食試食会につきましては、先ほども申し上げましたが、各中学校単位で御要望いただければ開催できますので、各中学校並びにPTAにその実施に向けました働きかけを行ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。それでは、この保護者と生徒のアンケート結果について、どのような改善を給食センターに求めたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 特に私のほうから改善等についての話はしていないのが現状でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 改善されていないというふうに御答弁がありましたけども、これ何のためにアンケートとったのかがわかりません。いろんなたくさんの御意見が出ております。なぜ改善のお話を給食センターにされていないのか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 昨年度の3月28日に開催いたしました平成29年度の第2回の学校給食センター運営委員会の中におきまして、このアンケート結果の協議が学識経験者含みます中学校PTAを代表する皆様の間でやりとりがございました。その中で、給食の量が少ないという御意見から1月から量をふやしたこと、それから味が薄いという御意見から健康面も考え、委員の皆様からはこれは薄味になれるべきとの多数意見でまとまったこと、デザートが少ないという御意見につきましては、4月からの献立の改善に努めることということで、給食センターとしましてはもう既に改善に取り組んでおりましたので、教育委員会としましては特に新たな改善点についての話はいたしませんでした、というのが現状でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。先ほど味が薄い等など、塩分を控えたというやり方あると思いますけど、これ別にしっかりだしをとれば味が薄いとは私は余り感じないので、ここはやはりもうちょっと要検討は必要なのかなと思います。
 一番最初のこの6点の中で、300円の給食という点があります。他の自治体を調査すると、一番高いこの本県での自治体は東洋町の336円、本市の300円は高知県全体で8番目であります。金額が同じ自治体は9自治体ありました。やはりこの金額に近い金額を徴収されております。しかしながら、他県ではこの金額に自治体が負担しているところもたくさんあります。
 そこで、高知県内でそのような自治体があるのかどうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 中学校給食の実施市町村につきまして、給食センターを設置しております近隣市町村を対象にした聞き取りを行いました。そこで、光熱水費につきましては、南国市を含め多くの自治体が公費で負担をしていることが確認できました。また、給食材料費につきましては、高知市、香美市、安芸市につきましては給食材料費への自治体負担は行っていないということでございます。香南市につきましては牛乳の端数分の一部負担を、また芸西村におかれましては一食300円の給食費のうち保護者負担は271円で、29円を自治体が負担をしているということがわかりました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) このアンケートの中にも、給食がちょっと貧相とまではいきませんけども、おかずが少ないという意見が本当にありました。なかなか300円で育ち盛りの子供たちの要望に応えていくのは難しいと思っております。
 そこで、本市も負担する方向性も考えたほうがよいのではないかと思います。現在、生徒数が1,062名。これを1人、行政が50円負担し、22日で計算して1年間負担すると約1,400万円の金額となります。単純計算ですけども。これをふるさと納税から負担さしていただき、未来の子供たちのために、この給食費増も考えたほうがいいのではないかと思いますけども、これにつきまして教育委員会の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 先ほども御答弁申し上げましたが、1食当たり300円で栄養価は不足していないという、また12月の供給開始から量が少ないとの多数の御意見から1月から300円の範囲内で量をふやしたことがございます。アンケートの結果を見ましても、量的にも少ないと答えている生徒や逆に多いと答えている生徒もございます。こうした現状を踏まえまして、先ほども申し上げましたように、現段階では公費の投入としては考えてはおりませんが、御意見いただきましたふるさと納税からの投資の御提案につきましては、今後庁内におきまして協議してまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ある程度満足しているので、投入は余り考えていないという意見だったかもしれません。私は、この本市は先ほど次長が述べられたように食育を掲げており、私たちもこの件につきましては本当に誇りを持っております。全国でもどこにも負けない施策だというふうに私は思っております。この中で給食が脂っぽい、そして給食のおかずの量が少ないという意見が出ております。そして先ほども言いましたように味が薄いという意見も出ております。この給食は余りおいしくないという意見も本当に貴重であると思っております。このおいしくないという意見は、この食育がこの本市で成功しているというすばらしい、私は成果だというふうに思っております。だからこそ、子供たちにこのおいしいものをしっかりと食べていただきたい、地元のものを食べていただきたいという思いがあって、先ほどの提案をさしていただきました。なかなかこの1,400万円という金額は本当に大きいと思いますので、これにつきましては本当に協議をしていただきますようお願い申し上げます。
 この中学校給食の中に、先ほど私、相談を受けたというのは、食べる時間が本当に少ないというので御意見をいただきました。調査すると、食べる時間は15分、この食事の時間は適正だと思いますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 山中議員の御指摘のとおり本市の4中学校全て給食準備と後片づけの時間を除きまして、喫食時間の目安を15分としているところでございます。喫食時間には個人差はございますが、特に生徒、教職員からは食べる時間が短いとの意見は実際のところ出ておりません。また、始業開始時刻から終学活までの校時表を見ましても、15分が妥当ではないかと考えているところでございます。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) なるほど、出ていないと言われてましたけど、私は先々週の月曜日でしたかね、行って中学生のほうにも意見を聞きました、何名かに。やはり時間がないという意見はありました。それはアンケートに書かなかったかもしれませんけど、そういう意見もありましたので、やはりきちんと聞いていただきたいと思います。
 なぜ時間がないのか、それはこの給食を食べる前に体育の時間があり、着がえ、女生徒は上がってくるまでにも大分時間かかってきます。男子生徒は教室で着がえておりましたけども、女性はやはり違う場所で着がえておりましたので、その移動時間もあり食べる時間が少なくなっております。本市がやはり食育を重視していくのであれば、しっかりかんで食べる必要性があると思います。この点について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 山中議員の御指摘のとおり、先ほど申し上げました15分ですが、これは小学校も同様ですけれども、4時間目の時間割りにつきまして移動のない教科の選択、そして授業終了時刻の厳守、または4時間目が体育であれば着がえや移動の時間に配慮した終了時刻の設定など喫食時間の確保、これは十分配慮が必要だと考えておりますし、その確保することによって、しっかりかんで食べるということが重要だと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ配慮していただきたいと思います。私が行ったときには体育の授業のあるところを一番最初に見せていただきました。そうすると、2つ、例えばですけど3組、4組があったとします。そのうちの3組は大丈夫でしたけども、4組のほうは全然おくれてからの時間帯で御飯の準備がされておりました。それでは、やはり食べる時間が少ないと思いますので、ぜひこれにつきましては配慮していただきますようお願いいたします。
 次に、給食のアレルギー対策についてお聞きさしていただきます。
 アレルギーを抱えている生徒数及び教員数について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) アレルギーを持つ生徒及び教職員数につきましての御質問ですが、6月8日の時点で食物アレルギーによります中学校給食の対応を行っている生徒が19名ございます。うち2名は牛乳だけを停止している生徒でございます。教職員につきましては、アレルギーによる給食対応を行っている者はございません。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) アレルギーが19名生徒数がおって、教員数はいないという御答弁でした。この給食センターでももちろんアレルギーについての対策の食事を用意されていると思います。一体、何食まで可能なのか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 平成27年3月に文部科学省が作成しました学校給食における食物アレルギー対応指針をもとに、アレルギー対応食を行っているところでございます。安全性の確保のために、従来の多段階での除去食や代替提供は行っておらず、原因食物を提供するかしないかの二者択一で、原則的な対応として行っております。アレルギーの対応の可能食数につきましては、なかなか数字で申し上げることが難しいのですけれども、できないということはありませんので、できるだけニーズにお応えするように委託業者にも御協力いただくようお願いをしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。アレルギー対策食の、数字で挙げるのは難しいというふうに言われておりましたけども、給食センターのほうに問い合わせたところ12と言われて、生徒数19名いるのに大丈夫かなという思いがあり、今回この質問をさしていただいてます。もちろん、先ほど次長が言われたように絶対12ではないと思うので、きちんとつくられていくとは思いますけども、アレルギーを持った子供たちは、現在でもたくさんおりますけども、これからどんどんどんどんまたふえていく可能性はあります。そして、これは生徒だけではありません。その子供たちが大きくなって学校の先生になった場合、その子たちもアレルギーを持ったまま給食のほうになると思いますので、ぜひこれについては必ずつくれるという答弁をいただきたいと思いますので、次長のほうから答弁よろしくお願いします。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 先ほども申し上げましたが、学校給食における食物アレルギー対応指針にのっとりまして、安全性の確保を最優先に継続して取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) つくれるのかつくれないのか、それだけきちんとお答えいただきたい。アレルギー対策食はつくれないのであれば、私はこの委託業者は変えなければならないと思いますし、問題があると思います。なので、きちんとここでアレルギー対策食についてはできるというお言葉をいただきたいです。
 もう一度次長、答弁よろしくお願いします。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 現在行っております、提供するかしないかの二者択一の原則で今行っておりますが、今の現状でございましたら食数がこれからふえましても対応できるというふうに思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。
 先ほど、私中学校のほうに、これ香長中学校だけでしたけども、ちょっと時間がなく香長中学校だけ、給食の30分前に行き、向こうのふだんのとおりの給食姿を見たいと思いまして行きました。先ほども申しましたように、そこでわかったのが本当に給食の準備が遅くなった教室が1教室、15分で食べれず片づけされた教室が4教室、この香長中学校だけでありました。ほかの中学校でもこれは本当に考えられることかなと思っております。食育をきちんとやっていくためにも、次長にはこの現場をしっかりと見ていただきたいというふうに思います。ぜひ、そのように突発的に見に行くことは可能なのかどうか答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(伊藤和幸) 山中議員がおっしゃいましたとおり、私も実際の喫食風景を参観しながら、生徒たちの様子や反応につきましても情報収集を行ってまいりたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、私も他の中学校を回りたいと思っておりますので、次長のほうも回っていただいて、子供たちの意見もぜひ現場で聞いていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは最後に、観光の質問に移らしていただきます。
 南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略平成30年度版に、観光協会ホームページアクセス数を10万件増とあり、交流人口も7,000人増、さらには主要4施設入り込み客数を1万人増と記載されております。この数値目標をどのような施策でふやしていくのか、具体的な数字と一緒に答弁をお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光協会のホームページアクセスにつきましては、観光情報を初めとする当市の情報をタイムリーでニーズに応えられるように発信することで、アクセス数をふやしていく必要があると考えています。交流人口、観光入り込み客数については、休日の並び方や天候などの条件に左右される部分がありますが、関係観光施設と連携した情報発信やイベント、事業の実施など、引き続き取り組みを進めてまいります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 具体的な説明ではなかったのですが、平成29年度KPI進捗・事業評価及び平成30年度方針シートには、南国市観光協会ホームページアクセス数、平成28年度では21万5,401件でしたけども、平成29年度では16万4,090件となり、前年度比から5万1,000件減となっており、交流人口も前年度4万人から3万人となり、1万人減となっており、主要4施設入り込み客数も6,400人減となっております。この原因と改善計画について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 先ほどの答弁でも述べさせていただきましたが、観光入り込み客数や交流人口の減少については、ゴールデンウイークやシルバーウイークを初めとする休日の並びや天候など自然条件に左右されることがあります。特に、昨年度は秋に台風が立て続けに来た影響でイベントが中止になるなど、秋の観光シーズンへの影響があったのではないかと推測されます。
 また、観光協会のホームページについては食1グランプリなどのイベント情報へのアクセスが比較的多く、平成28年度は第1回の四国食1グランプリが高知で開催されたことなどがアクセス数増の要因の一つになったのではないかと考えております。
 現在、観光協会のホームページはスマートフォンに対応しておらず、検索エンジンによってはモバイル対応してなければ表示順位が低くなるなどの対応がされ始め、こういった技術的な面もアクセス数の減少に影響しているのではないかと考えられることから、予算面も含めモバイル対応について検討するとともに発信内容の充実を図り、より多くの方に閲覧していただけるよう取り組んでまいりたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 答弁ありがとうございます。しかしながら、この答弁、2つ聞きましたけど、やはりこの具体的な数字についての説明がありません。これについてはもう答弁構いませんけども、きちんとこの根拠をつくるべきだと思います。アクセス数を10万件増となかなか難しいと思いますよ、これは。本当に実際ある数値をきちんと統計をとった上でやったほうが私はよろしいと思います。これについては答弁はもう構いません。
 先ほど、ホームページにはスマートフォン等も対応していないと、目標数値を達成するためにはこれも必要だというふうに答弁いただきました。これについて、いつから取り組んでいかれますか。今年度から取り組んでいかれるのか、それとも来年度の当初予算からやられるのか、これについて答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光協会のホームページのスマートフォン対応につきましては、来年度の予算の部分で対応を検討していきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど検討と最後に言われましたけど、これについてはもう数値目標を出しているので、その目標達成のためにはこれが必要というふうに課長が思われるのであれば、私はもうどんどん突き進んでやっていただきたいと思います。これについて検討する必要ではなく、もうどんどんどんどん進めてください。進めてだめだったら、何がいかなかったのかを前回前田議員が言われたようにPDCAでやっていけば何の問題もないかなと思っておりますので、来年度予算のほうからやる予定だということですので、ぜひよろしくお願いいたします。
 このように数値にはなかなか根拠がないです。それでは、やはり私は本市の、この南国市の観光振興計画が必要だと思っております。これがないので、やはり数字もアバウトな数字になってきているんだろうと思っております。2016年9月議会にて、長野課長は観光基本計画をもとにして、どのような形で誰に参加していただくかということも含め、関係機関の意見もいただきながら策定についても検討していきたいと考えておりますと答弁されております。あれから、2年が経過しました。誰が参加され、どこの機関の意見をいただきましたか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 昨年度、幾つかの大きな事業への対応があったこと、またマンパワーの不足などもあり、本市の観光振興計画についての検討は具体的には進んでおりません。しかしながら、物部川流域3市において県流域観光事業者等の意見をいただき、株式会社地域経済活性化支援機構の持つ地域活性化企業支援のノウハウを生かした広域計画である物部川観光活性化基本計画を策定し、この基本計画を推進していくために物部川DMO協議会で物部川流域3市、3市の観光協会、商工会、教育機関、観光施設、団体、交通事業者、旅行事業者等さまざまな視点で観光にかかわるメンバーに、それぞれの視点からの意見をいただきながら物部川観光振興中期計画を立てています。これらの計画は実際に圏域の強みを生かしながら魅力を発信し、観光客に来高していただき、周遊を促進させるためのプランとなっています。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) このように広域観光は進めていただいても、全然私も問題ないと思います。しかしながら、この本市の観光をほかに任せ切りだというふうに私は思っております。そのために観光振興計画というのがあり、これは他県でも他市でもつくられたりしてます。
 この3市でマーケティングしてデータをとることは、私は何の問題もないかと思っておりますけども、私は本市の観光は本市で考えるべきだと思っております。2016年9月議会にて策定についても検討したいと答弁されております。十分に検討される時間があったと思います。本市の観光振興計画について、いつから行っていくのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 物部川観光活性化基本計画、物部川広域観光振興中期計画により、物部川流域の強みを生かした広域観光の取り組みを行うことで観光地、観光施設の資質を向上させ、入り込み客を増加させることにつながるものであり、本市の観光振興に寄与するものであります。
 この広域観光の取り組みは、山中議員さんから御提案いただいております観光振興計画に通ずる取り組みであると考えており、本市観光振興計画についての検討の必要性は認識しておりますが、ひとまず広域の取り組みにより本市観光の周知を図り、魅力を発信し、磨き上げを行うことで、本市の観光振興につなげていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) なるほど、わかりました。この広域でやられることは確かにメリットも多いとは思います。しかしながら、観光振興計画がない本市には全然柱となるものがありません。ぜひこの策定のためにも、条例にある昭和49年に設置されました南国市観光開発審議会及び南国市観光開発行政推進協議会、これは条例にあります、開催して本市独自のストーリーをつくるべきだと思っております。これには先ほど言われました外部の方もしっかりと入れた上で、目標達成すべくやるべきだと思っておりますが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光開発審議会につきましては、南国市の観光行政に関する重要施策を調査研究し、具体的方策を審議する組織であります。現在、取り組んでおります広域観光につきましても、さまざまな方の御意見を聞きながら施策について調査研究を行い、具体的な方策を検討、実施する組織であり、現在、3市での方向性、ストーリーをつくりながら観光誘客、振興に取り組んでおります。この取り組みを推進することで、本市の魅力を発信し、磨き上げにつながるものであり、本市の観光振興につながる取り組みであると考えております。広域観光の取り組みを行いながら本市観光の強みをつくり出し、山中議員さんのおっしゃられたように、さまざまな御意見を取り入れながら本市独自の取り組みにつなげていけたらと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 3市でやるのはいいですけども、本市に一体どれだけの観光客が来るのか調査されておりますか。ストーリーというのは1市ずつあり、これを発信していかなければ意味がないというふうに思っております。例えば紀貫之は香美市、香南市との結びつきがどれだけあります。これは本市に国衙があり、この国府地区が小京都に見えることに意味があってストーリーができてきます。これを3市でどんなふうにストーリーつくられますか。長宗我部元親もそうですし、私はなかなかちょっと結びつかないです。観光客をこの南国市にも誘致するように施策でも出ております。だから、このストーリーをつくるためにも私は観光診断をするべきだと思っております。観光診断を知らない方はいないと思いますけども、観光診断とは、地区地域の観光、観光業の状況や観光地を診断することです。これを本市ができないのであれば、まずは観光協会等にそのように委託をして、実施すべきだと思っております。これは俗に言うマーケティングです。その際に、やはり条例に観光開発審議会がありますんで、その開催が必要だと思っておりますけども、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 観光診断につきましては、山中議員さんがおっしゃられたとおり、本市の観光の強み弱みを分析して、どのように本市の観光に生かしていけるかどうかということを調査するものであります。観光診断の内容につきまして、観光協会とともに調査研究を行いながら検討を進めたいと思います。また、観光開発審議会についても必要となるならば開催に向けて検討を行いたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 観光振興計画も検討する、観光開発審議会の開催も検討する、もう検討ばっかりですね、本当に。
 私は観光についていろんな方とお会いすることができて、その方が高知に来るたびに、前課長からいろんな観光に関する方を紹介さしていただきました。これが外部の方になるかもしれないという思いで、いろんな方を御紹介さしていただきました。この方たちに一度でも相談されたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 山中議員さんには観光関係の有識者の方を紹介していただいた経過はあります。現在、本市独自の観光振興計画等の取り組みが実施できていないことなどもあり、具体的に相談をするに至ってないというところが現状であります。
 本市の振興計画を策定しないということではなく、現在の取り組みを推進することで本市観光の磨き上げを図っていきますが、今後観光振興に関する取り組みを進める中で、有識者の御意見が必要となる場面もあるかと思います。その際には改めて御相談させていただきたいと存じます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) その際には改めて御相談さしていただきますというふうに答弁をいただきました。私が前に観光の質問をしたときも同じ答弁を聞いております。会もしない、外部の話もしない。これ本当に南国市、この本市は観光にどんどんおくれているのはわかっておりますか。
 先日、高知新聞にも出ておりましたけども、ものべみらいという形で近隣市の香南市は飲食メニュー等などを考えたり商品開発等も行っております。それが観光につながると思い、いろいろやっております。そして、その隣の香美市では、本当は本市発祥である打ち刃物、土佐打ち刃物を大々的に向こうがもうアピールをし始めてるんですよ。第一、私いろいろ紹介させていただいた方たちは、他市でももちろんその方たちも紹介さしていただきました。その方を活用して勉強会を開催したり、日本遺産の認定まで協力を得ております。本当に私もったいないと思いますよ。何の仕掛けもしていかないのではもったいないと思います。
 市長にお伺いしたいと思います。
 本市の総合戦略を策定し、課長またほかの職員からも説明を受け、この数値を決定したと思いますけども、この数字の根拠を本市の職員だけでできると思いますか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんのおっしゃるとおり、その高い数値目標を達成するということは、なかなか市の職員だけで達成できるものではないとそれは思います。その観光に携わる事業者の方や旅行や交通事業に携わる方、また観光に関する見識を持った方、男性、女性、若者、高齢者、幅広い方からさまざまな御意見をいただくことで、よりよい取り組みにつなげていけるものと思っております。議員の皆様からも引き続きいろいろ御意見をいただくことで、今後も観光の推進を図ってまいりたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員の持ち時間、5分切りましたので。山中議員。
○4番(山中良成) できるだけ、もう市長本当に進めましょう。進めないと本当に、他市にどんどんどんどん、3市で一緒にやるように言われてましたけど、その3市のうち2つの市はもうどんどん進めております。もうだから早く、スピード感を持って進めていただきたいです。市長には本当にそれを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
 この観光開発審議会を開催するのは、現在ある観光資源の認識と再発掘をこの行政と市民と外部の方でやっていくことだと私は思っております。現在この観光ではスポーツツーリズムという観光の手法もあります。2017年3月議会で、私は都市公園構想で、吾岡山を中心にスポーツ施設も考える必要があるのではないかという質問をさしていただきました。私はこれがスポーツツーリズムとしても必要、この本市は空港があり、そして高速があり、こんなにメリットがあるところはないと思っておりますので、やっていく必要があると思いますけども、これについて生涯学習課長より答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 一般質問の1日目に高木議員にお答えした内容と一部重複いたしますが、高知県は本年3月に第2期高知県スポーツ推進計画を策定しております。スポーツ基本法第10条に規定する地方スポーツ推進計画の策定は努力義務ではございますが、本市でも県計画を参照し、南国市スポーツ推進計画を今年度上半期には策定したく考えております。スポーツ施設の充足やスポーツツーリズムにつきましては、スポーツ推進審議会及び庁内で組織するスポーツ振興推進本部の意見をもとに議論をしてまいります。その上で県コンベンション協会の助成制度や、県外からの合宿における市内施設への連泊者の施設利用料設定のあり方なども含めて検討をしてまいります。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほども申しましたように、この本市は本当に恵まれているところだと思っております。高規格道路も通り、本当に空港までも近いです。
 このスポーツ施設の建設ですけども、スポーツ振興財団からの行政への補助もあります。少しずつでもつくっていき、計画を立て、利用率そして金額設定もしっかり計画することで可能だというふうに私は思っておりますけども、この件について生涯学習課の答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) スポーツ施設の充足につきましては、先ほど申し上げたスポーツ推進計画を策定する中での議論とはなります。吾岡山につきましては、地元の団体、都市整備課などさまざまな機関がかかわってございますので、広く意見を頂戴しながら検討し、計画を進める必要がございますが、ただいま多額の財源を必要とする事業がたくさん控えておることもあり、少しお時間を頂戴したく存じます。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) また検討というお話が出ましたけども、検討する前にもう協議しましょう。協議してこれはだめでしたと言われるのであればまだ私も納得しますけど、検討します、検討しますで一体どこからどう検討していくのか私にはわかりません。もう観光は本当に重要視しなければならないと思ってます。というのはもう2020年にオリンピックがあります。これに向けて、もうずっと前から他県、他市は進めております。このオリンピックのときを逃してしまうと、多分補助率の低い補助金になってしまうのではないかと思っております。だからこそ、今しっかりと計画を立て、マーケティングをし、そしてそれを実行していく、これが必要なのではないでしょうか。もう皆様には検討ではなく、どんどんどんどん協議していただいて、スピード感あって進めていただきたいと思います。
 以上で私の質問を終わります。