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検索結果 »  平成30年 第401回市議会定例会(開催日:2018/03/02) »

一般質問2日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 4番山中良成議員。
      〔4番 山中良成議員発言席〕
○4番(山中良成) 議席4番の山中良成です。一般質問2日目となり、質問が重複するところがあるかと存じますが、よろしくお願いいたします。
 まず、今回随意契約で元副市長が設計金額を教え、3通の見積書を作成し渡しただけでなく、複数回の接待を受けたのが問題となり、新聞やメディアにも報道されました。この随意契約ですが、いつからこのような問題が起こり、経過はどのようになっているのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) お答えいたします。3通の見積もりを作成してお渡ししていたのではなくて、施工業者さんに他2社の見積もりをお願いしてたということがあったわけですが、数十年になると思います。私が入庁した当時からあると思うんですが、いつからかということについては、はっきりはわかりません。
 経過がどうなっているかということでございますが、随意契約は本来2社以上より見積もりを徴収し業者を決定するものですが、緊急性等の正当な理由があれば、1社での契約が可能であります。しかしながら、全ての随意契約について3社の見積もりが必要という誤った判断がありまして、不適切な書類の作成をいたしておりました。また、同様の契約方法を通常の随意契約についても、混同して運用しているものがございました。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 今までどうしていたのかも答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) お答えいたします。随意契約の契約の方法について、各課での説明会、勉強会等をしておりませんでした。先輩職員や前任者のやり方を踏襲してきたことによって、現在の不適切な随意契約の形態が続いていたものと思われます。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 議会のチェックとしては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例があり、この条例の第2条に地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決に付さなければならない契約は、予定価格1億5,000万円以上の工事または製造の請負と記載されております。実際はこの問題となっております随意契約は議会の議決がありませんが、以前にこの随意契約に議会からの指摘はありましたか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
○建設課長(西川博由) お答えします。これまでの議会では随意契約についての質問はなかったと認識しております。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 条例では議会の議決がないので、今は個々がチェックするしか方法がありません。なので、本市には一般競争入札、指名競争入札及び随意契約の方法による支出負担行為に関する契約の適正を期するために南国市契約等審議会を設置するように条例にあります。この審議会には副市長、教育長、財政課長、建設課長、農林水産課長、総務課長、企画課長、都市整備課長、上下水道局長、契約執行担当課長、所長等であり、第3条2には、前条第10号に規定する総合評価方式入札においては、市長が指名する識見を有する者の出席を求めることができるとあります。こちらでの審議会でのチェックはどのようにされていたのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 今回問題となりました、いわゆる地方自治法施行令に定められた金額以下、工事につきまして130万円以下のものにつきましては、いわゆる自治法でその要件として随意契約が認められておるということで、契約等審議会の審議対象にはなっておりません。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これからは、今まで以上チェックする必要があると思います。市民の皆様も今回の報道で、議会の対応にもしっかりと注視しております。
 改善方法につきましては、ほかの議員の皆様からたくさんのお答えをいただいておりますので、この改善方法の開始日程について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 先ほど申しましたように契約等審議会の審議対象ではなかったということで、そういった案件、こういった政令で定める金額以下のものにつきましては、財政課のほうでチェックをしていきたいということで、先日改善方法等を述べさせていただきました。財務規則の手直しやガイドラインの作成、こういったものをできれば3月中に、ガイドラインにつきまして3月中と申し上げましたが、財務規則につきましても、3月中に何とか手直しを加え、新年度からは新たな体制、新たなやり方をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、市民が納得する改善を早急にお願いいたしたいと思います。
 この今回の随意契約の事件によって、ほかの契約は大丈夫なんだろうかと私は思っております。本市にはたくさんの契約があります。庁舎の電気保全管理の請負、エレベーターの保守契約、富士通との契約、スポーツセンターの委託契約、し尿処理場の運営管理、し尿くみ取り業者との契約、ごみ収集契約、各課の事務用品購入の契約、給食での納入業者との契約、自動車の定期検査による入札等があります。この件について、条例または規約、規則にはしっかりと適合しているのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 山中議員のおっしゃるとおり、いわゆる財政課で行う競争入札に付した案件以外の全ての契約行為は随意契約となります。いわゆる先ほど申しました工事で130万円といった金額の要件、工事以外ですと大体50万円というものになりますが、そういった要件のもの以外の契約につきましては、契約等審議会、こちらで全て審議の上、契約しております。いわゆる各課でこれまで行ってきたのが金額以下の契約というような形になりますが、こちらにつきまして各課で適正な執行を図っておりますが、工事のほうでも緊急の案件、そして金額的な案件、そういったところで各課によって取り扱いが一定統一性が図られてないというところなんかもありますので、それらを踏まえ、これまで以上に制度の理解を深めるため全職員に4月からは随意契約ガイドラインを配付し、全庁的、統一的に随契のほうを施行していきたいと考えております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これらの契約についてもしっかりと確認をしていただき、何かあったらいけませんので、調査ももう一度していただきたいというふうに思っております。
 また、こちらの先ほど言いました10件の資料について、もしよければ、まとめたものをまたいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、給食センターの質問に移りたいと思いますが、昨日、神崎議員、本日、今西議員が給食について質問をされ、重複いたしますので、私は1点だけ質問をさせていただきたいというふうに思います。本市はアンケートをとられるということなんですけども、学生だけではなく、保護者へのアンケートも必要だというふうに私は考えております。保護者へのアンケートも実施されるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 保護者へのアンケートも同時に行うようにしております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。ぜひ保護者のほうからの意見もしっかりと聞いていただきたいと思います。
 次に、地震引き渡し訓練の質問に移らせていただきます。
 大篠小学校は県下でも一、二のマンモス校であり、震災時の引き渡しの際に保護者、教員の混乱が想定されるので、PTAが発案し、実行委員会をつくり、2月4日、日曜日、命輝く参観日に開催をいたしました。なぜこの日かといいますと、校長から、命を守るという意味で一緒であるという提案をいただきましたので、この日に設定をしたそうです。
 内容としましては、命輝く参観日の後に、保護者に一度帰宅していただき、小学校からのメールが発信されます。1度目は地震が発生されました。2度目はお子さんを迎えに来てくださいと発信されてから迎えに来ていただきます。迎えに来るときは震災を想定しておりますので、徒歩または自転車のみしか学校には入れないようにし、周辺にPTAを配置し、車による迷惑をかけないように周辺住民の皆様に配慮させていただきました。この引き渡し訓練には実行委員会から教育委員会、南国市消防本部、南国市警察署の皆様に御協力いただき、当日の訓練にはスムーズに行うことができました。この場をおかりしましてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 その実施した日に竹内次長が視察に来ておりましたので、まずはどのように思われたのか、また改善点がありましたら、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 2月4日に実施されました大篠小学校の防災時を想定した児童の引き渡し訓練におきましては、大篠小学校PTAが中心となって実行委員会を立ち上げ、入念な計画を立て、学校周辺への配慮も含め、近隣からの苦情等も全くなく、児童数約800とは思えないほど非常にスムーズに実施され、準備等の御苦労は大変であったことが拝察されます。まずは、PTA会長であります山中議員さんに、この場をおかりして厚くお礼を申し上げます。
 私も実際に見せていただきまして、役員になっている保護者の方々の連携もとれており、混乱する様子もなく、計画的な取り組みは大きな成果があったと考えております。特に課題というものではありませんが、状況や時間によってはなかなか保護者が迎えに来ることができないケースを想定した場合はどうなるのか、逆に一気に集中した場合もどうなるのか、こういったことを今回のマニュアルをもとに、どう臨機応変に動くことができるかが大切になってくるというふうに考えております。いずれにいたしましても、今回の訓練は最悪を想定し、慎重に対応し、素早く対処し、誠意を持って組織で対応するといった危機管理の心構えとして先進的で大きな成果が出たのではないかというふうに思っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 答弁ありがとうございます。訓練の後にはアンケートをとっております。保護者や児童からもとっておりますので、ぜひそちらについても見ていただきたいというふうに思います。
 このアンケート私も見ましたけども、すごい保護者から肯定的な意見が多く、実施してよかったという意見がありましたので、また、あといろんな機関と連携できたことは本当によかったと思っておりますので、ぜひこれをほかの南国市内の小学校でも実施していただきたいというふうに思っております。小学校だけでなく、中学校でも実施していただくことができると思います。というのは、計画書はもう既にできておりますので、これを地域ごとに修正をして、市内中学校でやることが防災意識の向上につながるというふうに思っております。ぜひやっていただきたいので、答弁のほう求めたいと思います。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 今回大篠小学校の行った訓練は非常に価値があり、特に環境や実態に合わせた防災マニュアルは大変参考になります。もちろん学校によっては実情が異なりますが、今回の訓練は大いに参考になるものであるというふうに考えております。
 来年度以降につきましては、防災教育に関して中学校校区等拠点校を中心に広めていくことも検討しておりますので、引き渡し訓練を実施する場合は今回の大篠小学校の実践を参考にさせていただきたいと思います。そのためにもアンケート結果をぜひ見せていただき、参考にさせていただきたいと思います。いずれにいたしましても、県内一児童数の多い学校が実際に引き渡し訓練を行ったということは、南国市としても大きな財産になると考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。訓練することは時間の無駄ではないと私は思っております。南海トラフ地震に対して備えた大きな投資だと思っておりますので、またこちらのほうを前向きに考えていただきますようよろしくお願いいたします。
 次に、大篠小学校の体育館の雨漏り問題についての質問に移ります。
 先日、大篠小学校の学級委員長会の終了後に体育館での雨漏りは一体いつ直していただけるのかという質問が出ました。私もうわさで聞いてただけでしたので、参加されていた保護者、及び日をかえて児童に雨漏り問題について聞き取り調査をさせていただきました。やはりバケツを置いて、大雨の際には雨漏り対策をされておりました。
 そこで、この件について質問させていただきます。
 本市で雨漏りをしている小中学校の校舎及び体育館は何カ所あるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 現在、小中学校の校舎、体育館で雨漏りが確認できているところは大篠小学校体育館を含めまして、三和小学校が体育館東面サッシから雨水が浸入するという事例、それから大湊小学校は体育館内に結露が発生するという事例がありました。また、北陵中学校の校舎も長年雨漏りがあり、修繕を重ねているというところです。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これをそのまま放っておくのは問題だというふうに思っております。本市にある小学校は避難場所と指定されております。前回の一般質問でも私は質問させていただきましたけども、災害が起こった際、この大篠小学校の体育館の場合のみですけども、大篠地区の皆さんだけでなく、沿岸部の皆様も避難してくる可能性が予想されます。そんな中、雨漏りをしているのであれば、衛生上にも問題があると思いますけども、この件につきまして答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 大篠小学校の体育館の雨漏りについてでございますが、議員さん御指摘のように衛生上の問題もあります。これまで部分的な修繕で対応してまいりましたが、現在業者にも入っていただき、改修を行うための調査をしていただいております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ一刻も早く調査をし、次の段階に入っていただきたいと思います。といいますのも、この雨漏り問題について、いつから雨漏りをしているのか気になりまして、PTAのOBの方に聞く限り、5年以上も前からずっと続いており、補修されているかもしれませんけども、雨漏りしているので、PTAの有志のみでその雨漏りを修繕されたという経緯がございます。このときにかかった費用がPTAから捻出したのか、それとも個人の持ち出しなのか、調査しておりませんけども、これは問題だというふうに思っております。早急に修繕すべきだと思いますが、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) PTAの皆様には大変御迷惑をおかけしております。大変申しわけございません。早急に対応してまいります。それから、5年前からということですが、雨漏りがあったときにはすぐに改修修繕をしているんですが、またほかへ広がっているという実情がございまして、そういう面で大変御迷惑をおかけしております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 増築を行うのであれば、こちらも同時進行で行えると思います。
 そこで、この修繕計画について質問をさせていただきます。いつから修繕をしていただけるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 現在の大篠小学校の体育館の雨漏りの主たる原因は、脱気塔周辺から雨水が浸入したことによるものであるというふうに報告を受けております。現在、修繕をするための計画を立てておりますので、それによりまして予算のめどが立てば、早急に対応してまいりたいというふうに思います。
 なお、その脱気塔周辺からなぜ雨漏りが起こるのかということなんですが、確かにシートの老朽化もございますが、どうも原因がカラスによる穴があいたというようなことがあるようですので、そちらのほうの対策もちょっと現在考えているところでございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 予算のめどが立てば早急に対応してまいりたいということですけども、南海トラフ地震は本当にいつ起こるかわかりません。市長にけさ写真をお渡ししたと思います。雨漏りをしているというにもちょっとほどが過ぎるかなというふうに思っております。というのは、雨漏りは1カ所ではなく、全部で4カ所あります。これについては、やはりとても大雨の場合、避難所として使用することが本当にこれで構わないのかどうかということが、私の中では思っております。その雨漏りしている写真は一番ひどいところを撮っております。約1メートル掛ける1メートルの大体範囲になっておりますけど、余りにもひどい状態ですし、体育館の床がそのままでは腐ってしまうと思います。そうすると、多額の費用がまた発生するというふうに私は考えます。だからこそ早急な修繕が必要だというふうに思っております。市長のほうから答弁のほどをよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんのおっしゃるとおり雨漏りがすると、やはり腐食、老朽化一層進むということになると思います。今までも雨漏りに対する対応というのはできるだけ早く行ってきたところもありまして、ましてや避難所になっている体育館でございます。その修繕計画できましたら、早急に予算化して対応してまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 前向きな答弁本当にありがとうございます。
 先ほども学校教育課長のほうから大篠小学校だけでなく、三和小学校、大湊小学校、北陵中学校の校舎のほうもそういう問題が起こっているというふうに答弁がありました。やはり避難所ですので、そういう修繕は早期にしていただきたいと思いますので、先ほど前向きな御答弁いただきましたので、ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、地震対策の備蓄品のリストアップの質問に移りたいと思います。
 本市の現在の備蓄品の進捗状況について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 今年度の備蓄品の購入につきましては、食料としまして、消費期限が短いアレルギー対応粉ミルク、給食センターにローリングストック方式で備蓄しております備蓄米1,280キログラム、資機材では、ハイブリッド式発電機を35台、自動ラップ式トイレを4台、毛布4,650枚を購入しております。トイレや発電機、食料など、必要数がまだ足りておりませんので、今後も引き続き補助事業等、財源を検討しながら購入してまいりたいと思います。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 引き続き備蓄品のほう、またよろしくお願いいたします。
 そこで、市が管理している備蓄倉庫及び自主防で管理している備蓄品について、リストアップはされてるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 市の管理しております備蓄品については、台帳を作成し、全てリストアップしております。なお、津波避難タワーや小中学校等にある備蓄倉庫の備蓄品については、倉庫内にもリストを掲示しております。自主防災組織の備蓄品につきましては、結成当初の補助事業で取得した資機材についてはリストをつくっており保管しておりますが、それ以降についてはしておらず、平成27年度に自主防災組織が備蓄している物品、数量、備蓄場所などについて調査をいたしました。当時156組織ありましたけれども、そのうち73組織から回答をもらっており、全部の自主防災組織からは回答をもらっていないのが現状でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、この自主防災組織のほうもリストをつくっていただきたいというふうに思います。この質問をさせていただきましたのは東日本大震災以降、防災備蓄が全国的に広がるにつれ、防災備蓄品が盗難に遭ってるというふうにお聞きいたしました。その際に、備蓄管理をしていなかったので盗難に遭ったのに気づかず、対応がおくれたというふうにお聞きしております。そのためにもリストアップが必要だと思い、今回の質問をさせていただいております。
 また、リストアップすることで警察への盗難届も出せると思います。そこで、確認のために警察に問い合わせてみると、物だけわかっていたら受け付けはしていただけるそうですけども、特定するためには製造ナンバーや個体ナンバーを記録しておく必要があるというふうにお答えをいただきました。また、その記録もしていただきたいというふうに回答いただきました。
 そこで、この件について質問させていただきます。
 本市はリストアップされているということですけども、製造ナンバー及び個体ナンバーほかがわかるように記録されているのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 台帳に記載するなどはしておりません。ただ、保証書等に製造番号は記載されております。また、備蓄品につきましては、備品シールを張っております。市独自のシールになっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 答弁ありがとうございます。製造ナンバーと個体ナンバーは記載されてないけども、保証書等で管理されている、もしくは備品シールで管理されているということでした。自主防災組織のほうでそういう保証書等はちゃんと管理されてるのか、その件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 自主防災組織のほうで備品の管理について、その製造番号等については詳細を把握はしておりません。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ぜひ、そちらのほうは推進していただきたいというふうに思います。先ほども言いましたように、東日本大震災以降、防災倉庫を破って、そういうふうに盗難が相次いだというふうにお聞きしまして、警察に届けましたけども、製造ナンバー等も一切わからないまんまで、返却もしてもらえなかったということをお聞きしましたので、ぜひこれについては、自主防災組織のほうにも推進していただきたいというふうに思います。
 また、このリストアップについては、電池や食料の賞味期限切れ等も記録すれば、買いかえ時もわかりやすいと思います。これを本市で様式を統一して、消防団及び自主防災組織の皆様が本市に報告してもらうことで、本市もどこの場所で何が足りないのか、震災時前からもわかることですし、備蓄補充の参考にもなるというふうに思っております。有事の際には南国市での資材の相互融合もできるというふうに思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 市の台帳には消費期限や賞味期限を記入するようにはしております。買いかえの時期がわかるようにそういうふうな形でやっております。
 自主防災組織から事前に備蓄品の報告をしてもらうことによって、発災時にどこに何が足りないかということが把握できるのではないかということでございますが、実際に避難所に避難されている人数、世代、男女別や在宅避難者数などによって必要物品や数量等が違ってきます。現在、地域で各施設に応じた避難所運営マニュアルをつくっているところでございますが、その中にも必要な物資を市へ連絡するような手順について記載をし、対応しているところでございます。
 なお、消防団の備蓄品につきましては、団員が活動するための資機材と食料となっております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど必要な物資を市に連絡するというふうに言われておりましたけども、連絡できないという場合も考えられます。ですので、市としては、やはり自主防災組織や消防団等のものもしっかりと把握して、やっていく必要があると思いますし、ある場所で発電機が使えないという場合には、すぐ近くの地区から持っていくことができるということが連絡することも可能かもしれませんので、ぜひこれについては、本市として様式を一つにした上でやっていただきたいというふうに思っております。これについては答弁は必要ありませんので、ぜひ、これについては前向きにまた検討していただきたいというふうに思っております。
 現在、自主防災組織は本市も90%を超えており、意識も高いと思いますけども、全国的にはもう高齢化しております。その理由として、役員さんがほとんどの役割を担っている状態であり、負担が大きく、次世代を担わなければならない若い人の足が遠のいてるというふうにお聞きいたしました。本市も同様のことが起こっているのかもしれません。例えば、このようなリストアップや定期点検について補助金を出し、負担軽減をするなど、試みる必要性が大切だというふうに思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 点検修理につきましては、地区防災連合会への補助金である南国市自主防災組織連携活動促進事業補助金や、単位自主防災組織への補助金である自主防災組織防災活動支援事業補助金で補助対象としております。ただ、資機材の点検につきましては、自分たちで行うこと、その資機材の作動方法などの訓練にもなります。また、食料等備蓄品についてのリストアップについても、どのようなものを備蓄しているのか、消費期限の確認など、自分たちで行い、期限の来るものについてはどのように活用するのかも地域で話し合うことが大切だと思っております。
 なお、ある自主防さんで言えば、食料の期限が来るものについては、訓練時に参加者に配布をするとか、そういうふうな対応もしているということを聞いております。自主防災組織の活動につきましては、地域全体の活動であり、会長や役員さんだけで行うということではないと思います。住民一人一人が自分のことという、そういう意識を持っていただき、訓練などに参加してもらいたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私が聞いたのは、この話は高知県内であります。ある地域では高齢化によってもう負担が大きくなっているのが実情であります。意識を持ってもらうことは本当に重要で、かつ大切なことだと私も思っております。しかしながら、本市も同じようになっているというふうに思っております。ちなみに私の地区で避難訓練等に参加していて、40代は私のみです。それ以外の方はもう70代、80代の方ばかりです。こういうふうに高齢化が本当に広がっており、任せるところは任せなければならないと思っておりますけども、そういう情報もしっかり受け入れていただき、次世代への負担軽減をしていく必要が私はあると思っております。それこそが行政の役割だというふうに思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章) 各自主防さんのその上にあります南国市防災連合会、その中でも協議をしておるところなんですけれども、やはり次代のリーダーになる者の育成というのがどこの自主防災さんにとっても大きな課題であるということを話をしておるところです。そのためにも、ただ次の代というよりもみんなが同じような形でリーダーになるべきであるというふうな形で、この前の2月25日に行いました自主防災組織リーダー研修、その研修会の中で講演をいただいた南国市防災士連絡会の土居清彦会長のほうが講演をしていただきましたけれども、その講演の中でも、やはりリーダーになるというのは市民全員、住民全員がリーダーである、そういうふうな形で持っていくような、そういう方向でやっていくということもおっしゃられておりましたので、やはりそういう形で地元のほうにもおろしていきたいと思っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほど課長のほうから市民全員がリーダーにならなければならないというふうに言われましたけども、もう本当に国のほうからも言われてますように高齢化社会は間違いありません。次世代を見つけるのにも本当になかなか難しい状況だというふうに思っております。だからこそ負担軽減が私は必要だというふうに思っております。負担軽減をすることによって、それを補助金なりで賄うなりして、できることは行政としてもやっぱりやっていく必要が私はあると思っております。全てではございませんけども、やはり、いや、もう地域に任せますというふうに言われておりますけども、本当に実情を見ていただきたいです、もう本当に。たまたま私の地域だけかもしれませんけども本当に、やるのにも誰も会長にも手を挙げませんし、もうやりたくない理由を結局見つけている状態です。なので、やはりきちんとそういう実情も把握した上で、するのかしないのかをしっかりと見きわめていただきたいと思っております。これについてはもう答弁は要りませんけども、今のままでしたら、申しわけありませんけども、自主防災組織が成り立っていかない状況が未来には起こる可能性が私はあると思っておりますので、ぜひそういうことも早急に検討課題に入れていただきたいというふうに思っております。
 次に、自家用発電機についての質問に移らせていただきます。
 発電機の種類には公共設備やホテルなどに設置されている自家用発電機、工事現場や工場などに設置されている可搬発電機、防災倉庫に備蓄されている小型発電機があります。今回質問させていただきますのは、自家用発電機になります。まず、この自家用発電機は本市に何カ所設置されており、設置場所についても答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) 自家発電機についてでございますが、市の施設では16カ所に設置しております。設置場所につきましては、市役所本庁舎、消防本部の庁舎、それから上下水道局庁舎、スポーツセンター、三和防災コミュニティーセンター、そのほか十市浄化センター、さらに水源地でございますが、久礼田の水源地、岡豊、それから中部、三畠、南部、これは補助水源地ですけれども、それから大篠、稲生、日章、この各水源地、そして横堀樋門、それから十市パークタウン配水場というふうに市の主要な庁舎と上下水道関係の施設となっております。以上です。
○議長(岡崎純男) 消防長。
○消防長(小松和英) 済みません。今、総務課長のほうが説明をしていただきましたけれども、消防本部庁舎と北部の出張所にも1機設置をしております。以上です。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) この自家用発電機はどのような点検をされ、どこに委託しており、どれぐらいの頻度でやっているのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) まず委託先でございますが、一般財団法人四国電気保安協会に委託しております。点検につきましては、市役所本庁舎と岡豊水源地が毎月、その他は2カ月に1回の月次点検を実施しております。また、全施設で年1回の年次点検を実施しております。この年次点検の際に、重要電気設備等についてでございますが、3時間程度の負荷をかけた運転を実施しております。以上です。
○議長(岡崎純男) 消防長。
○消防長(小松和英) 消防本部に設置しております非常用発電設備の点検につきましては、電気事業法によるものと消防法によるものがございます。前者を四国電気保安協会高知支部に委託をして、2カ月に1回の点検、負荷運転は3年に1回。後者を消防設備の点検業者に委託をして、年に2回、機器点検と総合点検、負荷運転は2年に1回実施をしております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) なぜこのような質問をしたかと言いますと、私が調べた資料によりますと、東日本大震災のときに30%の自家用発電機が稼働しなかったというふうにお聞きしました。その理由としては非常用発電の点検、試験方法である負荷運転試験と無負荷運転試験の違いにあります。無負荷運転とは非常用発電機の電源を入れて稼働させますけども、電力を外部へは供給は行いません。負荷運転とは、非常用発電機を動かし、実際に電気負荷をかけて規定どおりの能力を発揮できるかの試験を行うことです。おわかりのように稼働しなかったのはほとんどが無負荷運転だったからです。現在は、総務省消防庁消防予第214号第24−3総合点検に基づき、模擬負荷運転装置、実負荷等により定格回転速度及び定格出力の30%以上の負荷で必要な時間連続運転を行い、確認するとあり、年に1回行うように義務づけられており、自家用発電機設備専門技術者資格の免許が必要となるそうです。自治体にある非常用発電機が震災時に稼働しないのでは意味がありません。答弁にありましたように電気については3年に1回、消防法については2年に1回の運転試験なので、ぜひ年に1回の運転試験をお願いいたしたいと思いますけども、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 消防長。
○消防長(小松和英) 現状では3年に1回と2年に1回なので、重なる年もあれば、負荷運転が実施できていない年もあることになりますので、法令の遵守ということはもとより、有事の際に本来の発電機能が発揮できることを担保するためにも、今後適正な点検要領に沿った定期点検を実施していきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) こちらはもう法律で決まっており、都会のほうからは順次行っているということですので、ぜひ来年度から点検が行えるのであれば、やっていただきたいというふうに思っております。
 この件について詳しく調べてわかったことですけども、試験には模擬負荷運転と実負荷運転があるそうです。模擬負荷運転とは装置が必要になり、コストも高いですが、少しずつ電力供給を段階的にふやすことができるため、発電機を傷める心配がなく、設備にトラブルが起こることもないそうです。実負荷運転とは非常用発電機のメンテナンスが問題なくできるケースがあります。全体的にふぐあいが発生することが多いデメリットもあるそうです。本市はどちらの試験をされているのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 消防長。
○消防長(小松和英) 業者に確認をしたところ、実負荷運転をやっているということです。
○議長(岡崎純男) 総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) 総務課で把握している施設につきましても、実負荷運転ということでございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 先ほども申しましたように模擬負荷運転のほうがコストがかかりますけども、トラブルは少ないそうです。これについては、予算計上もありますので、ぜひ前向きに検討していただきたいというふうに思います。負荷運転ではやはり全体的にふぐあいが発生することが多いというデメリットがあるそうですので、そちらのほうもしっかりと把握した上でどちらがよいのかを決定していただきたいというふうに思います。本当に本市でこれでコストが安いので実負荷運転をしてましたとやって、本当にこの30%のうちの一つに含まれてしまうようでは、本市の住民だけでなく、本当に本市に避難してきた住民等も救えることができなくなってしまいますので、ぜひそれについては、総務課、消防等で話をしていただいて、今年度からとは言いませんけども、しっかりとどちらにするのか、きちんと決定をしていただきたいというふうに思います。
 次に、最後になりますけども、企業誘致確保の質問に移らせていただきたいと思います。
 第4次南国市総合計画の実施計画、第2次平成29年度から平成31年度の基本目標3、産業交流の町の2、工業の振興に、企業誘致活動とともに、民間開発を誘導し、現在、県との共同により進めている新たな工業団地の開発を推進します。また、製造業において、経営体質や営業力の強化による競争力強化を支援し、県外からの受注を拡大していきます、というふうにあります。
 そこで、この件について質問をさせていただきます。
 企業誘致は本市は推進していくのかどうか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 山中議員さんからの質問にお答えいたします。
 企業誘致につきましては、質問の内容にもあったとおり総合計画にも位置づけられており、推進していかなければならないと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 平成29年度に商工観光課に相談に来られた件数は、企業は全部で5件です。4件が高知市から、1件が県外企業というふうに聞いております。平成26年度以降に相談に来られた企業は全部で23社あります。業種別に分けますと、卸業4社、製造業15社、運送業2社、サービス業1社、食品加工業1社であります。
 この件について質問をさせていただきます。
 どのような対応をされましたか。誘致場所などを紹介したなど、詳細な答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 相談内容としましては、移転や新設先の候補地の紹介に関する問い合わせであるとか、日章地区に整備しております新しい工業団地についての問い合わせ、また移転候補地を企業独自で探してきて、開発に適合するかということの相談など、さまざまな相談内容がありました。移転新設の候補地につきましては、現在市としてすぐに開発ができる土地の情報を持っていないため、企業のニーズに応えられる対応ができてないというのが実情であります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 企業のニーズに応えられていないというふうにお聞きしました。私が聞いた限りでも、ないというふうに断られたというふうに聞いております。とても企業誘致をしているというふうには思えません。本当に企業誘致を推進していくのか、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 現状では農地法であるとか、農振法、都市計画法など、クリアしなければならない部分が多く、企業ニーズに応えにくいという状況があるのは事実でございます。企業誘致ということで言いますと、現在日章に新しい工業団地の整備行っています。また、南国オフィスパークセンターにおいては、別棟の建築を進めているところでございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 私が聞いたのは南国市内の企業であります。こちらの企業が移転ではなく、規模を拡大したいということで相談に行ったというふうに聞いております。その企業は南国市で育った企業であります。それにもかかわらず企業を誘致する場所がないということで、他市をも検討にしなければならないというふうに聞いております。そこの企業は2社ありますけども、できることであれば、本市で起業したので雇用創出もしていきたいというふうにそういう思い入れもあるそうです。本市で育ったのに他市に流れてしまうというのは、本当に私にとっては企業誘致を推進しているというふうにはとても思えません。ほかのとこから企業誘致をして来ていただくのではなく、本市で育った企業を、この地元企業を育てなければ、この南国市としても本当に未来が見えてこないと私は思っております。本市にある企業が育つことで雇用もしっかりととっていただける、その企業も南国市の方を本当にとっていただいている企業でございます。ですからこそしっかりと地元企業、その2社だけじゃありません、先ほども言いましたように全部で23社あります。だからこそ、この南国市の企業をしっかりと育てるためにもやっていかなければならないと思います。もう一度お聞きしますけども、本市は本当に企業誘致をする気はありますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 山中議員さんのおっしゃられたとおり南国市内の企業さん南国市に貢献したいという思いを持って操業されておるところがたくさんあるということは認識しております。企業誘致ということで言いますと、そういった企業さんに南国市で規模拡大をしていただきたいという思いはあるのですが、先ほども述べさせていただいたとおり、すぐに企業ニーズに応えられない状況があるということもまた事実であります。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) わかりました。ありがとうございます。
 すぐにニーズに応えられない状況がありますということで、民間開発誘導である地区計画がありますけども、この地区計画にはコンサル等など専門家の手伝いがなければ申請等の書類が本当に多く、難しいのが状況です。本市にあるのは中小企業、零細企業、ほとんどがその2つになっております。資金があるのであれば、もう先にコンサルに相談して、地区計画はされています。そこで、本市としても予算が多くかかりますけども、独自で誘致先を構える必要性が私はあると思っております。本市は比較的地盤も強く、交通の便もよいので、誘致先を構えても申し込みが多いので、法人税、固定資産税等を長く考えると、何の問題もないというふうに思っております。また、これが地元企業の育成にもつながると私は思っております。この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 行政主導での企業誘致ということにつきましては、現在、日章に新しい工業団地の整備を行っております。また、オフィスパークセンターにおいては、先ほども申しましたとおり別棟の建築を進めております。相談のあった企業全てのニーズに応えられることが理想ではありますが、まず現在推進、進行しておりますこういった取り組みをしっかり進めることで次につなげていきたいというふうに考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 日章工業団地のほうからやっていかなければならないと、あとオフィスパークセンターの別棟の建築をしてからということでしょうか、そういう答弁だったと思いますけども。市長は、公約に市街化調整区域の開発規制緩和を目指すとともに、企業誘致を積極的に推し進め、新たな雇用の創出を促進しますというふうにありました。まさに私もそのとおりだというふうに思っております。相談に乗っても現在企業拡大ができないのであれば、企業誘致もできるわけはありません。市長は一体どのように積極的に推し進めるのか、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんも御存じのとおり、本市の市街化区域内の工業系用途地域につきましては、既に土地利用が飽和状態であり、企業が新規に立地できるような土地の余力はほとんど残っていないというところでございます。そのため、先ほども商工観光課長申し上げたとおり、日章工業団地の整備を県と共同でできるだけ早く分譲したいという思いを持って整備を進めているところでございます。この団地への企業誘致をまず積極的に図ってまいりたいと思います。しかしながら、日章工業団地だけでは十分企業のニーズに応えられないと、いろいろ御要望もあるということも現実的にございます。そういったこともありますので、今後も企業団地の計画をもちろん検討してまいりたいと思いますし、地区計画制度の活用等によって市外、県外企業を呼び込み、本市の産業振興、雇用の場の確保を行ってまいりたいという思いは持っております。以上でございます。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 市長から前向きな答弁をいただいたと思います。日章工業団地、オフィスパークの増棟等ももちろんあると思います。しかしながら、多くのニーズがこの南国市、やはり津波のほうも本当に来るところが少ない地域でもあるということもあり、地盤も強いということもありますので、ぜひ、このほかにも今からでも計画していただいて、この南国市にある企業のためにもしっかりとやっていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 次に、先ほどの総合計画の実施計画の中に、製造業において経営体質や営業力の強化による競争力強化を支援し、県外からの受注を拡大していきますというふうにあります。県もマッチングを強化してやっております。本市も行政が主導となって製造業のビジネスマッチングをしていく必要性があると思います。そこで、本市の製造業のビジネスマッチング業を行っているのか、件数も含め、答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) ビジネスマッチングにつきましては、県産業振興センターの行っています商談会事業を南国市のほうとしても共催として開催しております。平成28年度実績で10回の商談会に南国市から22社が参加、延べ200件弱の商談を行っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) 共催して実施されてるということで、このビジネスマッチングは本当に重要な企業の事業強化、そして拡大を狙っていくためにも必要だと思っておりますので、これからもどんどんどんどん推進していただきますようお願いいたします。
 このビジネスマッチングをするためにも企業からの相談を待ってるだけではいけないというふうに思っております。第4次南国市総合計画の実施計画の先ほどの工業の振興の中で、本市の企業と密に連絡をとったり、訪問したり、集めて会合を行うことも重要だというふうに思っております。以前私が1期目に提案させていただきました製造業等との話し合いを持つ場が本市としても、またやっていく必要性があるのではないでしょうか。企業を訪問し、意見交換をされているのか、また製造業との意見交換会をされているのか、この件について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 事業の関係などで事業者とやりとりをし、その際に意見を聞くこと、機会等はありますが、製造業者を集めての意見交換会につきましては現在行えておりません。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) そこで、この意見交換会というのは意見を聞くだけでなく、例えば県も力を入れております、ものづくりの補助金等の説明や、企業拡大のための誘致場所の拡大のためにいろいろ話していくべきだというふうに私は思っております。いきなり言って来年度というのは無理かもしれませんけども、ぜひこれを開催していただきたいと思うんですけども、これについて答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 御質問の中にありました意見交換会については、また開催についての検討をさせていただきたいと思います。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) もし開催となった場合、もちろん市長及び副市長には参加していただいて、本当に企業拡大のための誘致場所の確保の重要性についても話し合っていただきたいというふうに思います。そこで答えを出すとか、そういうことではなく、そういうニーズが、今本当に多くのニーズがありますので、ぜひ聞いていただきたいというふうに思います。もし開催していただけるのであれば、市長はこれについてどのように考えておりますか。答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 企業の皆さんの御意見を聞くということは大変貴重な機会であるというふうに思いますので、ぜひとも前向きに参加させていただきたいというふうに思っております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。行政側のほうからもやっぱり提案していただければ、向こうとしても知らないこともたくさんありますので、ぜひそのようにしていただきたいというふうに思います。今建設業関係は人材不足等というふうに言われておりますけども、製造業関係については、南国市だけじゃなく、この高知県内の若い学生たちがどんどんどんどん本市にある企業に就職したいという思いもありますので、ぜひそれを応援する意味でも本市は企業誘致を積極的に本当に行っているということを前向きに見せていただきたいというふうに思います。それを学生たちはしっかりと見ていると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
 最後に、日章工業団地のことがずっと出ておりました。この進捗状況について最後お聞きして、終わりたいと思います。この進捗状況について答弁を求めます。
○議長(岡崎純男) 商工観光課長。
○商工観光課長(長野洋高) 進捗状況につきましては、現在用地買収を進めております。面積で約90%程度の進捗率になっております。引き続き、用地買収を含め、工業団地の整備に向けて鋭意取り組んでいきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 山中議員。
○4番(山中良成) これについて急いでやっていただきたいと思います。
 以上で私の一般質問終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(岡崎純男) 10分間休憩いたします。
      午後2時37分 休憩