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検索結果 »  平成29年 第399回 市議会定例会(開催日:2017/12/01) »

議員提出意見書


議発第1号から議発第4号まで
○議長(岡崎純男) ただいま議発第1号から議発第4号まで、以上4件の意見書等が提出されましたので、お手元へ配付いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第1号
南国市議会会議規則の一部を改正する規則

 上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年12月14日提出
        提出者 南国市議会議員    西川 潔
        賛成者    〃       神崎隆代
         〃     〃       土居恒夫
         〃     〃       西岡照夫
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       植田 豊
         〃     〃       前田学浩
         〃     〃       浜田 勉
         〃     〃       山中良成
         〃     〃       今西忠良

南国市議会議長 岡 崎 純 男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第1号
南国市議会会議規則の一部を改正する規則
  
 南国市議会会議規則(昭和42年南国市議会規則第1号)の一部を次のように改正する。

第64条に次のただし書を加える。
ただし、一問一答方式による質問については、第56条の規定は準用しない。

附 則
 この規則は、公布の日から施行し、改正後の南国市議会会議規則の規定は、平成29年9月12日から適用する。
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第2号
子どものための予算を大幅に増やし、国の責任で安心できる保育の実現を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年12月14日提出
        提出者 南国市議会議員    土居恒夫
        賛成者    〃       西岡照夫
         〃     〃       高木正平
         〃     〃       植田 豊
         〃     〃       山中良成
         〃     〃       野村新作
         〃     〃       前田学浩
         〃     〃       浜田憲雄
         〃     〃       岩松永治
         〃     〃       浜田和子
         〃     〃       神崎隆代
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       中山研心
         〃     〃       有沢芳郎
        賛成者 南国市議会議員    西川 潔
         〃     〃       小笠原 治 幸
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       村田敦子
         〃     〃       浜田 勉
         〃     〃       土居篤男

南国市議会議長 岡 崎 純 男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第2号
子どものための予算を大幅に増やし、国の責任で安心できる保育の実現を求める意見書

 平成27年の子ども・子育て支援新制度実施以後も待機児童は増加している。国はこの解消を3年先送りにしたが、待機児童の解消をはじめとした保育・子育て環境の整備は待ったなしの課題である。一方、過疎化がすすむ地域においては、少子化問題は地域の存続にかかわる重大な課題になっている。
 いま大切なことは、市町村と連携した認可保育所の整備はもとより、給与水準の低さから不足している保育士の処遇改善、実態に合わない配置基準の改善による「保育の質」の確保など、総合的な対策をすすめることである。
 よって、国におかれては、予算を大幅に増額し、安心できる保育が実現されるよう、以下について要望する。

1.待機児童を解消し、地域の子ども・子育て支援を拡充するために、国として認可保育所の整備計画をたて、必要な財源を確保すること。
2.保育士等職員の配置基準の改善、そのための必要な財源を確保すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年12月14日
                        南 国 市 議 会

衆議院議長 大島理森 様
参議院議長 伊達忠一 様
内閣総理大臣 安倍晋三 様
財務大臣 麻生太郎 様
厚生労働大臣 加藤勝信 様
文部科学大臣 林 芳正 様
内閣府特命担当大臣 松山政司 様
( 少 子 化 対 策 )
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第3号
憲法第9条の改憲に反対し、日本国憲法の民主主義、基本的人権の尊重、平和主義の諸原則が生かされる政治を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年12月14日提出
        提出者 南国市議会議員    福 田 佐和子
        賛成者    〃       中山研心
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       西川 潔
         〃     〃       浜田 勉
         〃     〃       土居篤男
         〃     〃       村田敦子

南国市議会議長 岡 崎 純 男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第3号
憲法第9条の改憲に反対し、日本国憲法の民主主義、基本的人権の尊重、平和主義の諸原則が生かされる政治を求める意見書

 日本国憲法は、国の制度・しくみを定めた最高法規(憲法第98条)であり、政治権力に携わるあらゆる公務員(立法に携わる国と地方の議員、司法に携わる裁判官・検察官、行政に携わる首相や閣僚や自治体首長、官僚・一般公務員など)は、憲法を尊重し擁護する義務(第99条)を負っています。
 「国の政治は憲法に立脚しておこなわれるべき」という立憲主義は何人たりとも侵すことはできません。
 ところが、2017年5月3日、安倍晋三首相は突然、「憲法第9条第1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」「2020年に新憲法施行をめざす」と述べました。この発言を受けて、改憲への動きが急速に強まり、改憲の危機が高まっています。仮に自衛隊を明文で書き込んだ場合、「後からつくった法は、前の法に優越する」という法の一般原則があります。後から別の項目で自衛隊が明記されたら、こちらのほうが優越することになり、9条2項(戦力不保持、交戦権否認)が空文化し、無制限に海外での武力行使を可能にすることにほかなりません。
 憲法第9条に自衛隊を明記することについての世論調査をみますと、10月25日付朝日新聞は反対45%、賛成36%、同日付読売新聞では反対39%、賛成49%で、賛否は分かれいずれも過半数に達していません。また、政府与党内でも「憲法改正は、政権が取り組む課題ではない」など、拙速な議論には慎重な声もあがっています。
 このような中で、憲法を尊重し擁護する義務を負っている安倍晋三首相が、一方的に改憲の動きを加速することは断じてあってはならないことです。
 戦後70年以上にわたって日本が海外で戦争をしてこなかった大きな力は、憲法第9条の存在があったからでした。今でも9条は、日本国が戦争をできないように日本国政府に歯止めをかける重要な働きをしています。9条の存在は、日本のみならず世界平和実現の希望でもあります。
 よって、南国市議会は安倍晋三首相らによる憲法第9条の改憲に反対し、日本国憲法の民主主義、基本的人権の尊重、平和主義の諸原則が生かされる政治を求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年12月14日
                        南 国 市 議 会
衆議院議長 大島理森 様
参議院議長 伊達忠一 様
内閣総理大臣 安倍晋三 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第4号
地域のくらしをこわす農協解体をねらう政策の中止を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成29年12月14日提出
        提出者 南国市議会議員    土居篤男
        賛成者    〃       中山研心
         〃     〃       今西忠良
         〃     〃       西川 潔
         〃     〃       小笠原 治 幸
         〃     〃       福 田 佐和子
         〃     〃       浜田 勉
         〃     〃       村田敦子

南国市議会議長 岡 崎 純 男 様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第4号
地域のくらしをこわす農協解体をねらう政策の中止を求める意見書

 規制改革会議は、農業資材価格高騰の原因と価格暴落の全責任を農協、特に全農に押し付け、資材は限りなく高く、手取りは限りなく低い状態にすることと、信用・共済の140兆円農協マネーを奪取することと農協潰しをねらっています。
 生産資材共同購入からの撤退を要求し、結果は高い資材購入をすることで営農をだめにすることになります。また、農産物の共販体制の転換も迫っています。
 信用事業と共済事業を分離させることも求めています。これでは赤字の購買・営農事業は続けることはできません。農協が破綻することを迫っているのです。また、組合員の利用に限定し、準組合員の利用にも制限を迫っています。
 Aコープなどの生活資材販売行為も制限を迫るなど、あからさまなJA潰しを迫っています。
 農協解体は、農業・農協・地域つぶしにほかなりません。
 このような協同組合の心をふみにじる政策を中止することを求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年12月14日
                        南 国 市 議 会

衆議院議長    大島理森 様
参議院議長    伊達忠一 様
内閣総理大臣    安倍晋三 様
財務大臣    麻生太郎 様
農林水産大臣    斎藤 健 様
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) お諮りいたします。この際、以上4件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) この際、議発第1号及び議発第2号、以上2件を一括議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となりました2件は、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより採決に入ります。
 議発第1号及び議発第2号、以上2件を一括採決いたします。以上2件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、議発第1号及び議発第2号、以上2件は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) 次に、議発第3号を議題といたします。
 提案理由の説明の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子議員。
      〔19番 福田佐和子議員登壇〕
○19番(福田佐和子) 私は、議発第3号憲法第9条の改憲に反対し、日本国憲法の民主主義、基本的人権の尊重、平和主義の諸原則が生かされる政治を求める意見書について提案理由を行います。
 この意見書は、南国市九条の会から11月21日に意見書採択の陳情がありましたので、陳情書を読み上げて提案理由の説明といたします。
 陳情の趣旨。日本国憲法は国の制度・仕組みを定めた最高法規であり、政治権力に携わるあらゆる公務員は憲法を尊重し、擁護する義務を負っています。
 ところが、2017年5月3日、安倍晋三首相は突然、憲法第9条1項、2項を残しつつ、自衛隊を明文で書き込む、2020年に新憲法施行を目指すと述べました。この発言を受けて、改憲への動きが急速に強まり、改憲の危機が高まっています。仮に自衛隊を明文で書き込んだ場合、後からつくった法は前の法に優越するという法の一般原則があります。後から別の項目で自衛隊が明記されたら、こちらのほうが優越することとなります。9条2項、戦力不保持、交戦権否認が空文化し、無制限に海外での武力行使を可能にすることにほかなりません。
 憲法を尊重し、擁護する義務を負っている安倍晋三首相が、一方的に改憲の動きを加速することは断じてあってはならないことです。
 戦後70年以上にわたって、日本が海外で戦争してこなかった大きな力は、憲法第9条の存在があったからでした。今でも9条は、日本国が戦争できないように日本国政府に歯どめをかける重要な働きをしています。9条の存在は、日本のみならず世界平和実現の希望でもあります。
 以上のことから、私たちは南国市議会に、安倍晋三首相らによる憲法第9条の改憲に反対し、日本国憲法の民主主義、基本的人権の尊重、平和主義の諸原則が生かされる政治を求めた意見書の採択を陳情するものです、というものです。
 最近では、核兵器廃絶国際間キャンペーンがノーベル平和賞を受賞し、唯一の被爆国である日本はもとより、核兵器廃絶と平和を願う世界中の人の喜びと関心が高まっているところでもあります。南国市議会が平和を願う市民の願いに応え、本意見書を全会一致で採択されますように、同僚議員の御賛同を心から求め、提案理由を終わります。
○議長(岡崎純男) これにて提出者の説明が終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) お諮りいたします。本案につきましては、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岡崎純男) 起立少数であります。よって、議発第3号は否決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) 次に、議発第4号を議題といたします。
 提案理由の説明の通告がありますので、発言を許します。18番土居篤男議員。
      〔18番 土居篤男議員登壇〕
○18番(土居篤男) 地域のくらしをこわす農協解体をねらう政策の中止を求める意見書案について提案理由を申し上げます。
 安倍首相は、強い農協をつくり、農家の所得をふやしていくのが目的であって、中央会は地域の農協のサポート役に徹してほしいと言っております。そうした点で、中央会による地域の農協への指導監査権の撤廃を迫っております。しかし、地域の農協が、JA全中によって縛られて工夫ができないという事実は全くありません。
 また、全農を株式会社化すべしとも言っておりますが、全農は全国的な共同販売を担い、独占禁止法の適用除外になっていますが、株式会社化すれば適応除外を外されます。そうすると、個々の農家の取引、交渉力に委ねられ、大手スーパーなどの力のある企業に比べれば弱いもので、買いたたかれるのは必定です。全中、全農の弱体化は、個々の農家の不利益となります。生産農家を守ってきた相互扶助、助け合い組織を民間企業化するので、そのようになります。
 また、独禁法の適用除外を解かれますと、農家同士で鮮烈な競争をすることになります。買い手が有利になって、幾らでも買いたたくことができます。また、金融と保険を切り離すことも強く求められております。JAの扱う資金は120兆円もあり、大銀行や大保険会社はこの市場が喉から手が出るほど欲しいから、さまざまな口実をつけて、難癖をつけているのであります。
 東京や都市近郊農業が盛んなところでは、JAバンクやJA共済への信頼が高く、利用する住民がふえております。この問題は、郵政分割民営化のときに似ています。郵貯マネー、350兆円を、アメリカと日本の大銀行、保険業界が利用したいというのを受けて、小泉内閣のときに郵政事業を民営化してしまったのです。言ってみれば、自分たちの目先の利益しか頭にない人たちが、なりふり構わず、農協潰しの暴走をしております。これが実態であります。
 日本の農協は営農指導、金融、共済、医療など、総合的に機能していることが特徴です。農協は農家が結集して販売力を強化することが目的ですが、同時に肥料や農薬など、生産資材の共同購入、その資金調達、相互扶助の共済保険や病院もあります。農協の営農指導は農家へのサービスですから、もともと赤字で、経済事業もそれだけで黒字が出ることはありません。金融と共済で出た利益を活用することで、初めて総合的事業として成り立っているのです。JAバンクやJA共済が切り離されたら、他の事業も成り立たず、農協自体が立ち行かなくなってしまいます。
 また、政府は準組合員の利用量を制限しろなどと言っておりますが、例えば北海道では離農者や一般住民から成る準組合員が一番多くなっております。8割を占めております。なぜかというと、準農村の地域では銀行、ガソリンスタンド、スーパー、農協のAコープも農協関係しかないというところが多くあるからです。政府の言い分は、地域社会が潰れてしまってもいいという現実を知らない議論です。こういう傾向は、北海道に限らず、日本の中山間地域でもたくさん見られる現実でございます。日本では、イオンやローソンのファーム、それから竹中平蔵氏が会長の人材派遣会社パソナなども農業への参入に意欲的です。
 安倍政権が目指す将来の農業の姿は、規制を外し、株式会社が自由に農地の取得ができるようにする。参入した企業がもうかるような業種や地域で農業をやってもらう、そうでない多くのところでは農業はもう要らない、こういう結論になってしまいます。言ってみれば、農協はもう要らないという政策を推進しているのです。このような政策の中止を求めます。
 以上のことを高知県農協連発行日本農業新聞制作の日本農業新聞や、高知県農協が開催をしたJA非常勤役員研修会資料から引用し、提案理由といたします。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(岡崎純男) これにて提出者の説明が終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) お諮りいたします。本案につきましては、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岡崎純男) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(岡崎純男) 起立少数であります。よって、議発第4号は否決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(岡崎純男) 以上、今期定例会に付議されました事件は議了いたしました。
 これにて第399回南国市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。