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検索結果 »  平成29年 第399回 市議会定例会(開催日:2017/12/01) »

一般質問4日目(浜田勉)

質問者:浜田勉

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。17番浜田勉議員。
      〔17番浜田 勉議員発言席〕
○17番(浜田 勉) いよいよラストツーというようになりました。冒頭に私は、共産党の浜田勉ですということを申し上げて入っていきたいと思います。
 前回は一問一答を試みましたが、ありゃ、そうよっと時間が足らざったわというようなことでなりましたので、今回は総括へ戻って仕切り直してやっていきたいと思います。
 私の通告は4点であります。
 南国市の水源、里山に新たに咲こうとする一輪の花、梅の花、それに寄せる地域おこし。そのロマンを語っていきたいと思います。そして道の駅の役割、これらが結合してこそ山村振興になるであろうというふうな立場。
 そして2点目が、18歳から19歳は、まさに未来は青年のもの。その主人公たちの選挙風景と余りにも低投票率の根源は。あるいは選挙、投票要件の改善はという点で触れていきたいと。
 そして3点目は、市長のたばこを庁舎と敷地内禁煙宣言は、健康都市づくりへの決意という点で積極的に受けとめていきたいと思います。
 4点目は、百年の計、ほ場整備の状況はまさに待ったなし。仮同意の作業を進めていますが、その中から何を学んだか、というふうな点で入っていきたいと思います。
 以上4点でありますけれども、前回やりませんでしたいわゆる世界の情勢、動きから学びながら、そしてその復習に立って、復習というのは前を習うという意味でありますが、かたき討ちじゃありませんが、復習から出発したいと思います。それを最近の新聞報道等を活用しながら、私の意見、そして今後の歩むべき姿を提案したいと思います。
 まず、北朝鮮をめぐっては、いわゆる金体制の危険性、クアラルンプールにおける空港での兄を公開処刑した余りにも非人間的な、あるいは絶対主義的な君主制の大将。トランプの言うロケットマンの手にあるICBM。一方、超々軍事力をバックに、世界の憲兵、支配者としてのトランプ。ほら吹きトランプの異名を持つ今や軍拡セールスマンのアメリカ一国主義。モンロー主義をほうふつさせる、あるいは亡霊のように思えてなりません。
 私は、このトランプの姿、俺は干渉するが俺には物言うな、このトランプ。今アメリカではあれに、あれにという表現は正しくはないかもしれませんが、核ボタンを打たすなという論が大きく広がっていることは、アメリカのまだ失っていない民主主義、平和への願い、そういうふうに受けとめていきたいと思います。まさに2人の狂人というんでしょうか、2人の指導者の大きな歯車の違った役者を今の世界の舞台の上段に置くことは許されないというふうに私は思います。今、カナダのトルドー首相や、あるいは国連の和平への動きは急速に広まっています。だが、安倍政権は、トランプのボタン持つ手の上に手を乗せて、くっついているんじゃないかというぐらい私は心配をするものであります。
 さらに、安倍自公政権は、長距離ミサイルを欲しがっています。北朝鮮を攻撃する、それを企図していることは明らかであります。そんな殺風景の世界の中に、中南米の小さな国、コスタリカ、世界の街歩きでありましたが、そこには軍隊はありません。警察が最大の暴力組織ですが、その警察よりも教員が多い。教育が和らぎを、国際関係をつくり、国土を守っています。軍隊を持たないのが平和のあかしと国民の皆さんはインタビューに答えられていたことは、感服以外ほかにありません。
 また、今、大きな問題として気候変動が地球的に大問題となっています。九州では、既にスコールが常態化していますし、玄界灘の海面温度が上がれば、積乱雲がどんどんと強まり、特別な集中豪雨になっています。大災害の元凶は気候変動であることは、しっかりと受けとめなければなりません。世界的には、カリブ海のハリケーンの多発と大型化、またインド、バングラデシュ等を襲う台風もますます凶暴化し、被害を大きくしています。バングラデシュでは、国土がどんどんと海に流出するという悲惨な状況も生まれています。また、南極、北極の氷が解けると同時に国土が沈没をする、そんな事態まで起こっています。
 この状況を踏まえ、地球的な取り組みが京都議定書を起点にパリ協定へと発展をしています。だが、この世界の状況を全く存じ知らぬ、俺、俺、俺、おれおれ詐欺のごとくナンバーワンと張り切ってパリ協定から離脱したトランプは、余りにも偏執な自己中。一方、軍事産業とはさらに親密さを強め、戦争しないともうけが出ないという軍事化を広め、強めています。さらに地球温暖化を進めることになってしまいます。
 日本は、本格的な自然エネルギーの取り組みが求められていると思います。そんな中で、国際的な日本の製造業、信頼を持って、あるいは世界的な技術力を誇っていた日本の製造業。12月4日の高知新聞では、そのことについて警告と、そして産業界のあり方を問うています。今まで築いてきた国際的な信頼、高い技術力、安全・安心は、1個の不良品で失うことと述べています。各社に真相解明を求めています。だが、経団連の会長・組織そのものが、その大手の不正に手を染めていた。不祥事のあることを知りつつ放置していた。何十年ともそれが平気であった、当たり前である、まさに構造的な犯罪行為です。私はそこにある企業の独善性の姿は、民主主義否定の箝口令、秘密主義、労働組合潰し、東芝の専門的な組織、扇会などがつくり出した物言わぬ労働者の産物と言えると思う。ここには企業論理だけで、JISやISOの審査、認証などの意識は存在しない。コンプライアンスは存在していなかったのでは、と思います。
 今後、JIS、ISOの認証取り消しともなれば、下請には直接的な打撃が想像されます。今までのそのままの下請いじめで成り立ってきた体質は、今すぐやめなければ日本産業、日本の経済そのものが大きな痛手となっていくことは明らかであります。下請、非正規労働者いじめだけではもう成り立たなくなっていることを知るべきであろうと思います。
 次に、6日付の朝日新聞では、郵便局網維持の負担金2,000億円以上と述べています。このことは、土居篤男君が触れた農協潰しのモデルと言えると思います。総合的な機能で成り立っていた郵便局、そこが郵便と貯金と保険というように分離することによって、どんなとんまでもわかる採算の合わない姿、これが現実となって襲いかかってきています。農協へ来るこの潰しの実態は、あるいは財界が農協をかすめ取ろうとしておる論は、官邸そのものが今の農政に乗り出してきている。今、農水省はないと言われています。官邸がそのまま、つまり規制会議とか諮問会議が閣議決定のごとく、権勢をもって農水省をじゅうりん、実行を命じているのが今の農政であります。そこに財界がのさばり続ける実態であります。まさに本末転倒とも言えると思います。狂った権力支配であり、土居君がふれた準組合員の姿は、昨日まで正組合員であり、農業者であったその人々の群れです。私は、その離農に追いやった責任をとらず、そして準組合員という形で社会的な権限まで奪う、そして農協を潰すなどということは絶対に許してはならない。ましてや南国市の基本的な産業である農業、これを守っていくっていう点から見ても、農協を守るということは、我々の使命であるというふうに思います。
 今、全国の議会に見たことのなかった変化を求める提案行動がありました。熊本市議会での議場への乳児同伴であります。これらの規制は、男性中心あるいは金持ち議会の中でつくられた規則の産物であります。今、18歳選挙権が16歳、間もなく被選挙権も同年代になるのは必至であります。議場への入室制限などという威張った議場はなくなっています。議員が見えない傍聴席という議場は、過去の権威主義の遺物であったとしても、現在はそんな議場はありません。現実に個々にはあります。その議場は、傍聴席と一体となっているのが近代的な議場風景であります。その状況、普遍的な議会のあり方の民主化、このときに、この新聞報道なんかではこういうふうに述べていました。熊本市議会は、近く議長が緒方議員に厳重注意を行う模様と述べ、続いて、先進的な解決策で称賛される機会を失うのはもったいないと述べています。まさに、ロマン性を持った記者のこの訴え、私は積極的に受けとめていきたいと思います。
 では、復習は終わりまして、本論に入ってまいりたいと思います。
 第1問は、里山に咲く一輪の花、梅の花に寄せる地域おこし。その主人公は露茜という梅の品種であります。その前に上倉村の実態について触れておきます。
 旧上倉村は、奈路の谷と白木谷の谷に2つに分かれ、オール山で成り立っています。ともに孟宗竹、四方竹、水稲が生業であります。奈路の谷には、何でも地域おこしグループ、あすなろ会を主軸に四方竹の栽培。梅星館の近くでは、南国市の学校給食米の聖地としての小学生を招いての収穫祭。小学生の留学生制度を利用しての交流を広げています。
 白木谷のほうでは、福祉梅林、唐岩梅林、そして白木谷小学校でのたけのこ祭り、さらにニガウリの栽培など、換金化と生活基盤の確立に6次産業に向けたゆめクラブから発展をした夢のファクトリーへと大きく翼を広げています。梅の里白木谷、そこへ露茜という紅梅で果肉が大きく、きれいな梅での地域おこしは、大分の大山町、梅で有名な水戸の偕楽園、町の名よりも梅の名が高名な和歌山の南高梅の里、みなべ町でありますけれども、この地域おこしを先輩に学びながら、今後の上倉あるいは白木谷の今後のあり方について、ちょっと触れてみたいと思います。
 今から約40年前、60年代から70年代にかけて、一村一品運動というのが全国に広がりました。そのスタートとして、梅をつくってハワイへ行こうのキャッチフレーズで、全村民にパスポートを展開したのが日田市大山町農協でした。この町は、農は土なりと、原則的には有機栽培に取り組んでいます。その有機栽培を基軸としてやっておりましたけれども、梅だけでは寒にやられたり、病害虫にやられたりすると、年1作では生活が成り立たない、だめだということで、野菜づくりに、あるいはシイタケ栽培に、そして加工して2次産品をつくり、レストランをつくり、販売手をつくって、みずからが値段をつけ、いわば換金化する。主体性を持った作業で6次産業が定着をしています。
 白木谷は孟宗竹、四方竹、水稲、イタドリ、フキ、さらにニガウリと、2次産品づくりの条件は、夢のファクトリーで実現することができると思っております。さらにバックボーンとしての道の駅、山村振興のかなめが行政的にしっかりと根を張り、支えています。
 そこでお尋ねをいたします。
 露茜は、果肉が大きく、紅梅で、美しさと肉質で大きな期待が寄せられています。山村では耕作放棄地が広がっています。山村だけではありませんけれども、特に山村の場合は、耕作放棄地イコールおじゃんというのが実態であります。そういう点で、山村における耕作放棄地というのは、平場よりもさらに深刻な状況をすぐつくり出すという点で、早期の手だてが必要であることは御存じのとおりです。まだ未知数でありますが、まさに夢大きく、3本の木、まだこの露茜は3本しか植わっておりません。だが、これに寄せる期待っていうのは物すごく高いんです。農林行政の新しいプランとして取り上げ、支援が絶対的に必要だと思います。1本1,600円から2,000円の苗木代がかかります。まず、緒についたばかりの力量に、その支援というのは100万の援軍であります。山村振興の一つのあり方として検討を進め、さらに道の駅への運び込みなど、ゆめファクトリーの活躍と合わせて練り上げてほしいと思います。
 次に、選挙についてです。
 18歳、19歳の選挙権は世界的なレベルへ、今、世界的には16歳選挙権、16歳被選挙権というのは実態であります。そういうふうに接近をしていますが、被選挙権はまだ日本はそこまでいっておりません。だが間もなくそれも並んでくる、これは必然的な条件であります。
 そこで、選挙の姿です。投票権の行為は、男性で金持ちの1票から出発をしたのが日本における選挙制度です。そして、戦後の女性参政権で、一気に夢開く民主化が進んでまいりました。特定の人しかなかった権利、これを20歳という年齢だけで、男も女も同等の権利を有すというふうな、言えば権力者から闘い取った1つの民主化、これから始まって72年というまだ若い年代です。投票権は国民の責任感を養いますし、同時に民主主義の一つの基本であります。だが、小選挙区制は民意を酌み上げ切れない選挙制度であります。1票の行使は、最大の社会的な行為であるということをお互いに確認し合いたいものであります。
 そこで私は、18歳、19歳の人たちに的を絞って見てみました。大学生、高専生のいる物部、そして医学生のいる岡豊、この投票行為を調べてみました。同時に生徒の実態です。物部のほうでは18歳の男性が40名、そして19歳の男性51名、女性は18歳23名、19歳が15名、都合18歳、19歳で63名と66名、129名です。その中で投票行為に参加した人は、男性が18歳で14名、そして女性が7名、19歳では男性が12名、そして女性が3名というふうなことで、33%の18歳、そして19歳の23%の投票率というのが姿であります。
 なお、岡豊のほうではどうでしょうか。岡豊のほうでは18歳有権者は男6名、女11名、19歳では男11名、女5名、トータル17名と16名。たったこれぐらいしか岡豊にはいませんか。若い人たちがいっぱいいるのに、たったこれくらいというふうにしか私は思えません。なお、投票行為です。男性のほうがトータル4名、女性のほうが5名ということで30%と25%。南国市の全体の18歳、19歳の投票率は42.66%が18歳、26.60が19歳というわけでありますから、余りにも低い。この両投票区は、今までも伝統的に低さを誇ってきましたが、今度調べてみて余りにも若い層の低さというのが実感をいたしました。この未来を責任持つ若い人たちのこの低投票率の実態は、これは深刻であります。
 だが同時にもう一方考えなけりゃならないのは、南国市の基本的なその学生諸君を受け入れる態勢です。つまり、今話題になっておるいわゆる規制緩和の問題です。南国市の行政が緩慢であって、そしてあるいはルーズで、ろくに何もしなかった、だからこうなったというのは簡単でしょうけれども、まさにだけど言わなきゃなりません。南国市の都市計画は、学生の南国市に住んでよかった、住みたい、そういう思いを受け入れることはできない。つまり、南国市へ行かなくていい、住所を移さなくっていいという客観的な条件を保証してきたにすぎないんではないか、というふうに言わなければなりません。
 私はそういう点で、今までの過去の投票率等も見てみますと、過去の投票率は、今述べたように余りにも低さについては同じであります。だがやっぱり、僕は思うのは、南国市が行政的にその学生たちを受け入れる、そういうふうなシステム、これの確立がおくれてきたという条件から、まず南国市に親しみは持てない、親近感がない。これは市会議員選挙のときにはそれが具体的に出ております。そんなことを考えてみるときに、選挙権の行使というのはそういう生活環境、生活圏を保証された客観的な条件、それが伴ったときに選挙へ行く行動がそこに発揮できるというふうに見ることができるんではないかと思いました。
 つまり、選挙権の行使の条件は、今述べたような点、そうなると今問題のこの規制緩和、きのうも何名かの人、おとついも含めて何名かの方が規制緩和論について述べました。これについての取り組みが早急に進められなければなりません。だが、表現としておかしくなりますけれども、高知新聞の持つ信頼性、あるいは社会的影響力、規制緩和論が、言えば読む人の、読む人というのは自分の都合に合わせて新聞記事も読みます。そうなった場合、この規制緩和の報道は、受けとめた方はこうです。勉君よ、大体あれかよ、どこでも家建つかよ、野市みたいになるかよ、というふうな受けとめ方が圧倒的でありました。だからそうなると、私は、今受けとめて論議の対象になっておる規制緩和問題について、当然市民的な声が都計へ寄せられてくると思います。そこではそれを想定をして、市民的な願い、これに受け答えれる。そういうふうな2年先になったら何とかなると思います、わかりません、ありゃこりゃ、これでは話になりません。私はだからそういうなことが、この規制緩和問題、同時に学生の、いえば南国市へ住みたいという客観的な条件づくり、これと結合するということが必要だろうということを申し上げておきたいと思います。その点で、いわゆるこの規制緩和、学生の受け入れ、学生の選挙権の問題なんかを総合的に解決できる答弁等があれば、私は市長のほうからお答えをしていただければと思っています。
 そして、選挙問題についての2点目、掲示板の設置についてであります。
 この掲示板は、久枝のミロクパーツのところでありますけれども、前回は、ゆらゆら板っ子1枚、漁師が板っこ1枚で海を行ったらというような歌がありますけれども、2メートルの深さがあり、1.5メートルの幅がある。そこのところでゆらゆらの1枚の板でポスターを貼りに行く。それでも去年はゆらゆらでも何とか貼れました。ことしはどうでしょう。もう特別な軽わざ師でないと行けん。前にはその橋もない、足場もない。それで、貼る位置は足場は裏っ側、前はその溝、足場がない。もう頭へきて、もう貼れんというふうな状況のときに、ちょうど目の前に友人が通りましたので、手を引っ張ってもらって、ようやくポスターを貼るというようなことがありました。現場を知らない選管なのか、現場を知ろうとしないのか、あるいは全部つけてもらう人お任せだけなのか。こんなことはやはり、おいさがしと言わざるを得ません。
 私はこの設置場所の変更は、これはもう極めて簡単なことでありますから、これは前回も選管へ申し上げましたが、放置をされておりました。今度はそこは完全に位置を変える、怖くないところへやらないと事故が起きて、選挙管理委員会の損害賠償というふうなことが起こりかねません。なお、JA日章支所のところも、川をまたいでポスターを貼るというふうな条件でありますから、ここも工夫されることを求めておきます。
 次に、たばこ問題です。
 私は、平山市長の庁舎と敷地内禁煙宣言は、市民全員への健康都市づくり宣言であり、決意であります。私は喝采を送りたいと思います。私自身、COPD、いわゆる慢性閉塞性肺疾患、これ死亡率世界第3位、レベルは高いです。これはたばこのおつりです。百害あって一利なしの見本です。
 この庁内禁煙の過程を若干洗っておきます。この禁煙については、何度か議会で質問をさしていただきました。喝采を送る人、浜田そんなこと言うなよ、いうて言う人、いろいろありました。だが最初に、このたばこの禁煙問題についてやったときは、浜田純市長でした。まず、机からの灰皿を撤去しました。そして、玄関と裏玄関に灰皿を置きました。そうしたところが、今度は一流で、浜田純市長と橋詰、その当時助役だったと思いますが、2人が玄関ですぱすぱたばこを吸ってる。何でおんしゃあ、ちっとそれ、余りにもどぎついぞ、やめやというて言いましたが。おおそらそうじゃと言うて2人が引っ込んで、ではその次に出てきたのは、2階の北入り口に灰皿が置かれました。この灰皿が余りにも汚い、たばこを山と盛っている、煙がもうもうと出ているいうようなことで、ちっと直せやというて言いましたら、そうよと言うて、今度はそこ撤去しました。そして各階に、いわゆるたばこの吸うスペースがつくられましたが、やはり時の流れでそれについても批判があり、そして、ようやく5階の議会の前1カ所にたばこを吸える環境が保障されました。だが、これは議会へは県内外から行政視察等で来るお客さん、たばこを吸うのは議会のところが最後のとりでかよ、というふうな議会の姿がどのように受けとめられたかは別にしても、好感を持って迎えられたというふうには言えないと思います。
 私はその点で、たばこについての取り組みで、何かおかしな表現ですけれども、私は他人本願の勧めを言いたいと思います。市長が、庁内あるいは敷地内での禁煙を宣言をする。これをチャンスに、今までやめたいやめたいと思ってもなかなかようやめざった。だが、これはいい機会だ。よし、吸えなあやめるかというふうな、言えば他力本願であったとしても、積極的な行動として、私はたばこをやめられんことを願ってやみません。というのは、初めに私も触れましたが、私自身のCOPD、慢性閉塞性肺疾患っていうこの病気をおつりとして持っているわけでありますから、実感であります。その点で、おどしだけではありません。生活まで、いわゆる健康というのはむしばんでまいります。そういう点からも、あるいは業務に差し支えがあることは当然であります。だから私はたばこについては、百害あって一利なし。じゃあもう一方で、お酒については百薬の長と言いますから、そのほうで我慢しましょうよというふうに触れておきたいと思います。
 次に、ほ場整備についてです。
 ほ場整備については、今、地権者説明会がほぼ終了したと思います。今の段階の中で、例えば片山のほうでは167名のうち、2回の説明会で40名足らずの人しか参加をよういただきませんでした。全体ではどのような状況になっているんでしょうか。あるいは、その中で出された意見などは、今後のこの取り組みの中で、これは生かしておかなければならない、あるいはこれは却下していかなければならないというふうなお気づきの点があれば、そのことについて触れていただきたいと思います。
 また、このほ場整備の田畑については、南国市在住者ばかりではありません。県内外、数十名片山でもいますし、どこもそういうふうな人たちで構成をされています。そうすると、そこに足を運んで印鑑をいただかなければなりません。そんな点で今、各ほ場整備の委員会に対して25万円の助成をいただいておりますけれども、手紙や足を運ぶ、そういうふうなことになってくるととてもじゃないが、というのが皆さんの願いです。それについて改善すべき点が、あるいは増額をすべきことが望ましいとお思いであれば、お答えをいただきたいし、思わなかったら思うようにしていただきたいと思います。
 なお、このほ場整備について、県営ほ場整備をやった十市、十市のほ場整備が余りにもずさん、天下一品ずさんでありまして、あと田んぼはでこぼこキュッピッちゃんというふうな状況に今なっています。だから、どのほ場整備の委員会でも、十市を見てみいや、ああなるろうがかよという声はあります。特に県営ほ場整備、県営の事業でやって、県の担当者が、初めからあこは田んぼはざっと、地盤が弱い、そらあそうなることは当たり前よよ、なんていうことをずけずけ平気で言わす、言うなんていうことがあったとしたら、県の職員の余りにも暴言であり、許されたことではないと思います。その点で副市長、かっときたら、かっと言うていただきたいというふうに思います。
 以上で第1問を終わります。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) 浜田勉さんの御質問にお答えいたします。
 住民登録につきましては、住民基本台帳法の規定に基づきまして、居住地に住民票を移すということに義務づけられているというところでございますが、現実には学生さんにつきましては、帰省先にそのまま住所をおいて、一時的にこちらの学生の期間だけ住むという意識が強いということがあるのかもしれませんが、住民票を移さないというのが現実的なところだと思います。岡豊地区につきましても、高知大学医学部周辺、規制緩和によりまして、学生アパートも新たに建ちやすい条件がそろったところでございます。で、これからまた学生アパートも建っていくことだとは思うんですが、やはりその住民票を移すということになりますと、なかなかそれが移せる環境というのは今までどおりかなというふうにも思うところです。
 その住民票を移していただくということにつきましては、やはり、今まで私も申し上げてきたところでございますが、住むところと働く場所ということだと思います。そちらに住みたいという条件を整えなければ、そちらへ来ていただいた学生さんも、そこの地で住もうというふうには思っていただけないというふうに思います。ですので、魅力あるまちづくりというのは大切になってくるところでございますが、まず住むところはやはりこの規制緩和、先ほど2年とか言いよったらいかんじゃないかよという御意見もございました。実際、ことしの5月の案でそのまま条例化できたらよかったんですが、もうこういう状況になってしまったのは非常に私自身も残念でございます。もう、一日でも早く、1年でも、2年でも、ちょっとでも早くこの5月の案に近づけてまいりたいというふうに、気持ちはそのように思っております。
 また、働く場所につきましては、これも今まで申し上げておりますが日章の工業団地、またオフィスパークセンターというふうに今整備を進めておりますので、また南国インターチェンジから1キロの範囲、そういったところで製造業等が移転してきて、新たにそこで企業が誘致という形で進出できるような条件も今回規制緩和でできますので、そういったところで働く場所も確保していきたいというふうに思うところです。
 そういったまちづくりを進めることで、やはり、ああ住もう、住民票を移そうというふうなことになってこようかと思います。住んでみて初めてそこのよさがわかるということになろうかと思いますので、住んでよかったというふうに学生さんにも思っていただけるまちづくりをしていきたいと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げまして、私の答弁とさしていただきます。
○議長(岡崎純男) 副市長。
      〔村田 功副市長登壇〕
○副市長(村田 功) 浜田勉議員の梅の支援策について、まずお答えいたします。
 議員御提案の梅、露茜につきまして、実際に栽培されておられる農家の方からも、その特性やこれからの思いなどについてお話をお伺いいたしました。
 この品種はほかの梅と違い、収穫時期が7月と遅いため、孟宗竹の収穫時期とは重複しない、そのため労働力の分配、分散につながると思います。そして、梅の収穫につきましては、軽作業でございますので、高齢者にも対応が可能かなと思っております。
 中山間地域で耕作放棄地の解消策として、この梅でと考えており、その支援は、の御提案でございますが、本市には中山間地域活性化協議会という組織がございます。その組織はさまざまな取り組みを行っておりまして、それに対して市単独事業として支援を行っております。例えば、緑竹導入もその一例でございまして、春の孟宗、秋の四方竹、そして夏の緑竹として、連続してタケノコ生産・収穫スタイルを目指して地元組織は活動しております。今は一定の肥培管理方法も構築され、少量ではありますが販売も行われております。
 御提案の露茜の栽培支援につきまして、協議会の試験栽培での取り組みという形や中山間地域振興拠点の道の駅南国での積極的な支援も考えられると思います。特に、道の駅につきましては、設立時に掲げた事業目的は、山村振興等農林漁業特別対策事業施設として、地域の活性化のために、人・情報が行き交う山村づくりの拠点を目的としており、消費者が山村に足を運び交流が生まれ、農産物を通じて人や情報の関係が深まっていくシステムを目的として、中山間地域の活性化が事業目的でございます。なお、詳細につきましては、さまざまな面で検討を進めてまいりたいと思っております。
 なお、この梅が南国市の中山間地域の特産品として、さらに6次産業化として夢工房での加工による土産物になればと一層の夢が広がっております。
 続きまして、国営のほ場整備事業の仮同意徴収に向けての地権者説明会でのお話でございますが、私自身、可能な範囲での出席でございまして、全ての地区には出席できておりません。
 この説明会は、地元ほ場整備委員会主催の地権者説明会という形を明確にして、地元委員会から、地域の将来を見据えてこの事業が必要であるということや司会進行、工事、営農、換地の各部門の説明など、全て委員会で取り仕切っていただき、国・県・市の行政側は地権者の方の意見、御質問に対応できない場合の対応というオブザーバー的な立場で臨みました。
 説明会は、活発な意見・質問により、3時間の長時間に及ぶものもあれば、説明20分、質問5分の30分弱で淡々と終了したものもあります。その感想として、地権者の方の意見・質問に委員会として明確にお答えできる委員会もあれば、ほぼ行政がお答えした説明会もあり、さまざまでございます。私どもがほぼ答える形になったことにつきましては、これまで主に行政が各地元委員会に説明をする形をとってきたことから、一定やむを得ないことだとは思いました。しかしながら、これから各委員会の委員さんは地権者のお宅を訪問し、個々に仮同意をいただくので、委員さん自身が事業の内容を把握できていないと、質問・意見にはお答えできません。ですから、今回のこの委員会主体の説明会は、一定の成果を上げたと感じております。
 当然のことですが、地権者の方々にはそれぞれの農地への思いがあります。意見といたしまして、議員御質問にありましたものとして、換地が特に多うございました、換地の不安。そしてやはり、これまで構築してきたコンクリート畦畔の除去、これからの土畦畔等の疑問、たくさんの御意見をいただきました。その思い・意見に沿いながら可能な範囲でお答えし、事業着工に向けての同意を得ることが私どものできることだと考えております。
 そして、県外の地権者の方の同意のとり方ということでございますが、基本は郵送でのお願いをして、その後の手続については詳細を詰めてまいりますが、今交付しております25万円という御質問のありました補助金、これはあくまで委員会の活動の補助金でございます。その補助金は一定使途が緩やかにしておりますが、これをもって旅費に使って判をとってきてくださいというつもりのものではございません。委員さんの日当、なぐれ賃が主でございまして、各組織に25万円ではございません。整備面積によって金額が異なります。片山は広うございますので、25万円という補助金を出しておりますので、御留意ください。
 今後、来年3月までの仮同意徴収、そしてその結果を受けて、事業の一定地域を確定し、31年4月からはいよいよ本同意取得に着手します。まだまだ先にある山は高いと思っておりますが、一歩一歩前に進まなければならないと思っております。
 議員におかれましては、片山地区ほ場整備委員長として、これまで以上の御活躍を期待しております。
 なお、最後に十市のほ場整備事業につきまして、土居議員さんに少し失礼な物を申しました。汚いという御意見が出ておるということでございますが、確かに十市のほ場整備事業の結果を見て、地権者の皆様からは、ああいうふうになるんであれば、という疑問符がつきます。申し上げましたように、県への支援をお願いしたところ、相当きつい口調で言われたこともございます。なお、県・市、どういう形がとれるか、建設課とも協議をしながら対応策を詰めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 選挙管理委員会事務局長。
      〔西山明彦参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) 浜田勉議員の選挙についての御質問にお答えいたします。
 先ほど、市長のほうから、規制緩和などを含めたまちづくりについてお答えいたしましたけども、私は選挙管理委員会の立場からお答えさせていただきたいというふうに思います。
 議員に御紹介いただきました18歳、19歳の投票行動でございますけれども、岡豊地区につきましては、第41投票区蒲原についての数字を御紹介いただきましたけれども、本市の18歳、19歳の投票率につきましては、全国の投票率と比べましても低い状況でございます。したがいまして、さらに工夫した啓発活動が必要であるというふうに思います。特に若い世代につきましては、御家族と一緒に投票に来られる方々が多く見受けられたと思いますので、特に単身であります高専や大学などの寮に入寮されている方々へ投票喚起を促すようなこともしていく必要があるのではないかなというふうに思っております。
 選挙についての2点目でございますが、ポスター掲示板の設置についてでございますけれども、久枝ミロクパーツのところと田村のJA南国市日章支所前につきましては、議員さんが御指摘いただいたとおりでございまして、大変御迷惑をおかけいたしまして申しわけございません。
 掲示板につきましては、国政選挙では266カ所、県の選挙も同じでございますが、市の選挙につきましては、150カ所にポスター掲示板がございます。これらのうちで、先ほどの2カ所につきましては、投票人つまり見る側の立場からは考慮したものでございますけれども、ポスターを貼る立場からの視点が欠けていたのではないかというふうに思います。したがいまして、今後改善を図っていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 保健福祉センター所長。
      〔高橋元和保健福祉センター所長登壇〕
○保健福祉センター所長(高橋元和) 浜田議員さんの、たばこ対策に対する市の取り組みということで、答弁さしていただきます。
 健康増進法の第25条におきまして、学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店、その他の多数の者が利用する施設を管理するものは、これらを利用する者について受動喫煙を防止するために、必要な措置を講ずるように努めなければならないとあります。
 本市でも、平成28年3月に策定しました第2期の南国市健康増進計画「健康なんこく21計画きらり」において、たばこ対策は重点対策と位置づけまして、全年齢における生活習慣病予防として取り組んでおります。南国市庁舎につきましても、平成19年度から分煙を開始しておりますが、完全分煙となっていなかったため、平成30年度より、庁舎施設内を禁煙にすることを予定しております。喫煙者の方々には、御協力をお願いしたいと思います。また、学校につきましては、小学校の13校、中学校の5校、全てにおいて施設内及び敷地内禁煙を達成しておりまして、また喫煙防止教育などたばこに関する健康教育を実施しております。
 今後は、喫煙者の方々に対し、みずからの身体を守り、周囲の皆さんの健康を守るためにも、禁煙や喫煙本数を減らす、喫煙場所を選ぶなどの行動を起こす必要性を理解してもらうため、イベントなどの機会を捉え、禁煙や受動喫煙防止の啓発を行っていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 17番浜田勉議員。
○17番(浜田 勉) 納得に到達するというふうなお答えをいただいたとは思いますが、私のほうで、今の質問の中で、抜かっておったというんか認識のほうが甘かった部分がありまして。1つは、たばこ問題についてのIOCあるいはWHOなどから、例えばオリンピックに向けて、たばこのないオリンピックというのが国際的な標準になっておりますが、どんなふうな点の要請が来ておるかというのをお聞きしないと、世界的な取り組みにならないというふうなことを思いますので、その点をお答えをいただきたいと思います。
 そしてもう一点は、2人の同僚から、投票率の向上については意見が出されておりました。ただ私は、期日前投票の部分で、いわゆるスーパーなどに寄ってというふうなことは、一定の前進の答弁が出ておりました。それはそれとして、私も同感でありますが、大学、高専の物部で1カ所、あるいは医大のほうで1カ所、いわゆる敷地内、高専と大学の場合、敷地内となるとどっちにすらやとなりますけれども、空き教室はないかもしれませんが、融通は結構つきますので、選挙統一というふうなことで、新しい投票所という問題を考えて。特別待遇をするわけでありませんけれども、やはり隔離されたところに生活をしておるというふうな条件で、地域へ余り出てない、だから地域への投票所へ行くのは足が重いというようなことであるとしたら、やはりその足を軽くしてやろうと。健康な様子で足が重いとかいうことあるかというふうなことを言わずに、その学生諸君の条件を満たして、そして投票しやすい環境をつくってやるということも、今の未来は青年のものという君たちのエールを託す思い、これを受けとめてほしい、そういう訴えができるんではないかということで、今もう一度言います。
 たばこのほうでは、IOCやWHOのほうからどういうふうな要請が行政に来てるのか、そして投票所問題については、物部で学内、どちらへつくかは別にして、そして医大のほうというので検討をしていくべきではないかということについて、お答えをいただきたい。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(高橋元和) たばこ対策に対してのIOCの姿勢でございますが、IOCは1988年に禁煙方針を採択しておりまして、会場の禁煙化とたばこ産業からのスポンサーシップを拒否しております。近年におきましては、会場だけではなく、レストラン等を含む屋内施設が全面禁煙の国や都市で行われることが慣例となっております。
 以上です。
○議長(岡崎純男) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) 投票所を高専あるいは大学の敷地内へということでございますけれども、実は投票所につきましては、中央部が市役所本庁舎、北、南に分けるかというような議論も今現在しております。そういった中で、例えば高知大学の医大病院でありますとか、そういったことも検討の中には入っております。量販店ということも検討するということをお答えしましたけれども、あわせまして、どういったところに投票所を設置していくのがいいのかというのを、また検討していきたいというふうに思います。
○議長(岡崎純男) 17番浜田勉議員。
○17番(浜田 勉) 今、お答えをいただきました。100点満点という理解は別にして、イエッサーということで、私はこういう取り組みというのが、特に大学生あるいは高専生の諸君が選挙やりやすい条件は、1つは、南国市のスタイルが君たちを大きく歓迎しているという意思表示というふうに受けとめて、検討をしていただくことを願って、終わります。ありがとうございました。