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検索結果 »  平成29年 第399回 市議会定例会(開催日:2017/12/01) »

一般質問3日目(浜田憲雄)

質問者:浜田憲雄

答弁者:市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 休憩前に引き続き会議を開きます。3番浜田憲雄議員。
      〔3番 浜田憲雄議員発言席〕
○3番(浜田憲雄) 3番浜田憲雄でございます。一般質問3日目の最終質問ということになりました。よろしくお願いいたします。
 私は、通告のとおり、2点の質問を総括質問方式で行います。
 それでは早速、1点目の質問、南海トラフ巨大地震対策、特に命をつなぐ2次避難所など、大災害発災後の応急期機能配置計画の進捗状況について質問をいたします。
 さて、東日本大震災が発生してからはや7年がたち、そして昨年4月、九州熊本においては4月14日と16日に震度7の揺れが2度も発生して大きな災害が起きました。あれからもうはや2年がたってきております。いずれも地震による津波や土砂災害、家屋倒壊など被害の惨状はいまだ脳裏に焼きついているところであり、これらの地震災害はいつが来ても決して忘れることなく、そしていつまでも油断することなく対策や用心の大切さを肝に銘じるところであります。
 実は、私の父の命日は昭和21年12月21日、あの昭和の南海地震の日です。当時私も生まれたばかりの乳飲み子でありましたが、私を含めた家族5人は高知市の旧南新町、今の桜井町に住んでおりました。南海地震は朝4時19分といいますが、大きな揺れとともに発生し、当時終戦後の古い建物の建ち並ぶ自宅とか隣近所の家屋はほとんどが倒壊し、私たち家族も家屋の下敷きとなって身動きができない状態。長い時間暗闇の闇の中でじっとしておったようですが、その瓦れきの下から近所の人たちに一人一人が助け出され、辛うじて命が助かっております。が、父親だけはそのとき、かもいの大きな柱に挟まれて圧迫されて動くこともできず、そのまま亡くなったということです。
 その直後の高知市は、国分川の堤防が決壊をいたしまして、地盤沈下とあわせて約1カ月余りは水が引かずに甚大な浸水被害があったということは、当時の記録写真を見てもよく見かける光景でもあります。私たちは、前の新堀小学校、あそこが遺体の安置所であったようですが、二、三日はそこで滞在して、知寄町の電車通りの、まだ水の中でいっぱいであったようですが、その中をぞぶくりながら、私の母の里である今住んでおる浜改田のほうに帰ってきたとよく聞かされております。
 近い将来必ず発生する、30年以内に74%とまで言われておりますが、こうした南海トラフ巨大地震への抜かりのない対策、備えは私自身の経験も踏まえて、これまでの教訓を生かしながら、地域住民とともに行政がしっかりと取り組んでいかなければならないというふうに強く考えておるところであります。
 こうしたことから、私はさきの議会、28年6月議会で申し述べましたが、南国市として着々と進んでいる地震防災対策、中でも私たちの沿岸地帯でございますので避難タワー、そして避難誘導灯、そして避難道路の整備、家屋の耐震対策、家具の固定、倒壊防止対策など命を守る対策とあわせて、強烈な地震の揺れによる家屋倒壊や津波による家屋流出等々で住む家がなくなったときに、被災した住民が一時の避難場所、高台とか公民館とか避難タワーとか、しかしその次の日を過ごす2次避難場所をどこに構えるのかと。また、避難所では対処できない要行動支援者あるいは要配慮者、また寝たきりの人、病気の人たちのその医療基地、あるいは大量に発生する災害廃棄物の処理、救援物資の受け入れ基地、そして発災時の情報連絡体制等々、命を守る対策とともに命をつなぐ対策、生活を立ち上げる対策、これらについて早急な取り組みが必要ですよと、重要性、そういったものを質問をいたしましたが、そのときの回答では、まだ検討中であり28年度中に計画を作成するということでございました。これについて、その後どのような検討がなされてきたのか。その後の応急期機能配置計画、これについて改めてその進捗状況をお伺いしたいと思います。
 次に、南国市スポーツセンターの津波避難施設についてお伺いします。
 南国市スポーツセンターは、御承知のとおり南国市唯一のスポーツ施設としてサッカー、野球、そして地区の運動会など、また体育館ではバドミントン、卓球など各種スポーツ大会はもちろん、館内では健康講座やトレーニングジム、また成人式や南国市の美術展覧会、また健康きらりフェアと、そういったフェア等いろいろなイベントで多岐にわたって利用されております。高齢者から子供たちまで、聞くところによると年間4万5,000人、応援者を含めると1日最大で約800人ぐらいの入場者実績のあるスポーツ複合施設であります。
 こうした中で、このスポーツセンターの来場者また応援者、そして近隣の環境センターの職員、周辺の人たちの有事の際の緊急避難施設がぜひとも必要というふうなことで、平成26年ごろ、スポーツセンターの体育館の波力検査等を行いながら、やはりそのときに命山構想というのが発案されました。そして、27年から具体的に検討に入っておりましたところですが、昨年は諸般の事情によりまして、この命山構想は一旦中断としていた経緯があるものの、懸案事項も解決の見通しが立ったということで、今議会において建設に向けた基本設計の委託費も上程されております。
 そこで、改めて今後取り組もうとしておるこの建設計画について、避難施設の概要、そして今後の建設スケジュール、そして命山となると高台となりますので周辺耕作物への影響等についてお伺いをいたしたいと思います。
 次に、発災時の火災対策、特に感震ブレーカーの設置促進について質問をいたします。
 阪神・淡路大震災から、はや22年がたっております。あのとき私たちがテレビなどで見た神戸市長田区などの次々と延焼していく想像を絶する市街地火災、あのようなことが今後二度と絶対にあってはならないと、心も痛める大地震火災でございました。地震発生後、家屋倒壊など予想もされない状況の中で、停電後再通電時による地震火災の発生も懸念されております。
 こうしたことから、地震火災の未然防止のために、地震の揺れをキャッチすれば自動的に家庭の配電盤のスイッチが切れる感震ブレーカーの取りつけが全国的にも叫ばれておりまして、普及も順次してきております。南国市においても、地震火災対策として感震ブレーカーの取りつけの推進、特に、住宅密集地等への感震ブレーカーの設置はぜひとも必要ではないかと思い、こうした取りつけへの取り組み、補助支援等についてお伺いをいたします。
 次に、地区防火水槽の現状と課題について質問をいたします。
 各地域にある地域防火水槽は、昭和30年代後半以降、地域住民を火災から守る地域の防火意識の高まりの中で、地域の方々の強い要望もあって行政支援を受けながら設置されてきた経緯があります。これまでも幾たびか有事の際に使用されてきた重要な施設でありますが、これら設備の一部は既に経年的劣化による施設の老朽化も見られる等、設備維持も懸念されているところであります。
 こうした状況の中で、この南国市内、数多くのこういった施設があろうかと思いますが、地区防火水槽の施設数及び施設の実態について、そして、最近行政として設置してきている耐震性の防火水槽の設置計画とあわせ、このような地区防火水槽の今後のあり方についてお伺いをいたします。
 2点目の公共交通網と高齢者福祉の充実についての質問をいたします。
 近年、少子・高齢化が一段と進展する中、各地域の高齢者は住みなれた地域で気心の知れた人たちと健康で明るく和気あいあいに住み続けたいという願いが強く、地域のふれあい活動やサロン、いきいき体操などにも積極的に参加して交流を深め、これを毎日の生きがいとしている高齢者がたくさんおいでになります。また、高齢化が進む中、高齢者の交通事故も後を絶たず、高齢を理由に免許証を返納する動きもありますが、山間部や海岸部など公共交通の少ない地区では生活をする上でマイカーは必要不可欠なものであり、免許証を返上したくてもできない人も数多く見受けられます。そして、マイカーを持たないひとり暮らし高齢者や高齢夫婦の家庭では、毎日必要な食料品など生活用品の買い出しや病気治療のための通院にはバスなど公共交通機関かタクシーの利用しかなく、大変不便を感じつつ不自由な生活となっているのが実態であります。中でも海岸部の久枝だとか前浜、浜改田地区には近所にはコンビニがあるものの量販店がなく、後免の町まで買い出しに行く交通手段、特に公共路線バスは朝夕それぞれに2便しかなく、バスの運行ルートも住宅地を離れた経路となっているため高齢者には大変利用しづらい、そして実質的にはとても利用できない状況となっておりまして。この思いは先月11月に市長宛てに要望書も出したというふうに聞いておりますが、行政として早急に考えなければならない課題ではないかと強く思うところであります。
 このような状況を踏まえまして、地域の声を聞く公共交通利用に関する市民アンケートによるニーズの調査とかその実施状況、南部地区の公共路線バスの運行ルートの見直しの検討、そして高齢を理由とした南国市の運転免許証の自主返納者数、また介護タクシー等の利用状況、そしてまた社会福祉協議会のふれあいバス等の利用状況、そうしたものをあわせた行政としての公共福祉バスの導入の検討等についてお伺いし、私の第1問を終わります。御答弁をよろしくお願いをいたします。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。危機管理課長。
      〔中島 章危機管理課長登壇〕
○危機管理課長(中島 章) 浜田憲雄議員さんの南海トラフ地震対策についての御質問につきましてお答えいたします。
 応急期機能配置計画につきましては、南国市における発災時における活動拠点や避難所、医療救護所、物資集積所、応急仮設住宅建設用地、災害廃棄物仮置き場など、被害想定から必要面積を算定し、配置期間などを調整して計画しております。本市の応急期機能配置計画は平成28年度に策定しましたが、必要面積において過不足がありますので、本市だけでは対応できないものがあります。本市の計画を高知県に提出し、広域での対応を行うことを前提としておりましたが、今年度は高幡地域をモデル地域として広域対応の検討を進めております。高知県に問い合わせをしたところ、本市においては来年度、平成30年度に県の中央東地域本部の担当区域内で広域の対応について検討する計画になっているとのことであります。
 次に、スポーツセンター周辺の津波避難施設の概要につきましては、高台の高さは7.4メーター以上とし、その高台部分にスポーツセンターでの競技大会での選手、観客の合計の最大人数である800人と施設従事者及び環境センターの従事者等の20人の合計820人が収容できるよう、820平方メートルの避難スペースを確保するとともに、建築面積が約300平方メートルの備蓄倉庫を建設し、ヘリポートを整備する予定です。
 今後の建設スケジュールにつきましては、今年度と来年度に基本設計そして実施設計を行い、用地の購入についても今年度から来年度を予定しております。建設工事につきましては、平成31年度と32年度の2カ年事業と考えております。今議会には基本設計の委託費につきまして補正予算を上程しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
 周辺の作物への影響につきましては、基本設計、実施設計が行われておりませんので詳しくはわかりませんが、なるべく影響がないよう環境には配慮しなければならないと考えております。
 地震火災対策につきましては、南国市地震火災対策計画を平成29年4月に策定し、地震火災による人的被害の軽減を図ることを目的として、出火防止、延焼防止、安全な避難の3つの視点から具体的な取り組みを進めるものであります。
 また、南国市における地震火災対策を重点的に推進する地区は、高知県が高知県地震火災対策指針で人口や住宅の密集度、燃え広がりにくさの指標を用いて評価して定めた後免町、駅前町、西野田町などの後免地区を指定しております。延焼の可能性が高い重点推進地区を対象として、通電火災による出火防止対策のための感震ブレーカーの配布事業の実施につきましては、県の補助事業を活用し検討しているところでございます。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 消防長。
      〔小松和英消防長登壇〕
○消防長(小松和英) 浜田議員さんの地域防火水槽の現状と課題の御質問にお答えをいたします。
 まず、防火水槽は消火栓の整備が十分でない地域において、地域住民、消防団、公民館長などの要望を受け設置してきた経緯がございます。特に南海トラフ地震対策を考える上では、水道管が被害を受けて消火栓が使用不能となり大きな火災被害を受けました阪神大震災を振り返りますと、防火水槽の重要性を再認識しております。
 その防火水槽の現状ですが、耐震性防火水槽15基を含めまして119基の防火水槽が設置をされております。そのうち昭和40年代以前に設置されたものは48基となっております。維持管理につきましては、水漏れなどがないかなど職員が運転訓練などにあわせて年に3回の点検を実施しておりますが、設置後40年以上を経過するものもあり、経年劣化のために躯体にひびが入り水漏れをしている防火水槽を確認をしております。本年度1基の補修工事を予定をしております。
 今後の耐震性防火水槽の整備計画につきましては、既存の防火水槽の状態、配置状況を考慮しながら補修、撤去、統合して新設など、計画的に整備を進めていきたいと考えております。
○議長(岡崎純男) 企画課長。
      〔松木和哉企画課長登壇〕
○企画課長(松木和哉) 浜田憲雄議員さんの公共交通網と高齢者福祉の充実についての御質問にお答えをいたします。
 本市におきます1年間の運転免許証の自主返納者数は、昨年、平成28年度の実績は95人でありましたけれども、本年度は10月末現在で128人と増加をしております。この一因としましては、平成29年3月に道路交通法が改正され、75歳以上の認知機能強化がされたことが影響として考えられます。11月には市南部地区の住民の方々から、高齢により毎日の食料品、生活用品の買い物に支障を来している方が多いことや、路線バスの便数が少なく利便性もよくないということから、高齢者のひきこもりや認知症防止対策も兼ねて買い物にも使用できる定期的な健康福祉バスの運行につきまして、市長宛てに請願書の提出があったところでございます。
 公共交通につきましては、今西議員さんからの御質問でも御答弁をしましたとおり、本年度から地域公共交通網形成計画の策定を進めておりまして、路線バスの利用状況の分析やアンケートの調査による住民ニーズの把握によりまして、路線の見直しを含めた市の方向性を定めることとしております。この計画は公共交通だけの視点ではなく、まちづくりや観光戦略、また福祉施策とも整合性を図ることとしております。タクシーチケットの支給などの福祉関連施策は、交通弱者と言われる住民の移動について公共交通ではカバーできない部分を補完するものでもありますので、これからの計画策定の協議の中で公共交通との整合性を図りまして、免許返納者への対策も含めて、より住民ニーズに応えるものにしていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 長寿支援課長。
      〔島本佳枝長寿支援課長登壇〕
○長寿支援課長(島本佳枝) 浜田憲雄議員さんの御質問にお答えいたします。
 介護タクシーは、要介護1以上の方で公共の乗り物に一人で乗車ができないなどに該当し、ケアプランに介護タクシーの利用が含まれている場合に利用できる、介護保険の訪問介護サービスになります。自宅から病院や施設へ移動時の乗降介助が介護保険の適用となりますが、ケアプランに含まれていない場合でも介護タクシーを自己負担で利用することもできることから、買い物等に利用している方もいらっしゃると思われますが、実態は把握できていないところであります。
 介護保険のサービスのほかに、市としての通院や買い物支援についての取り組みといたしましては、一定の要件に該当する方になりますが、自宅から医療機関や保健福祉サービスの提供場所への送迎の支援として通院支援サービス事業、ひとり暮らしの高齢者等が自立した生活を継続できるよう掃除や買い物など軽度な家事援助を行う軽度生活援助事業がございます。また、高齢者の集いの場としてサロンを開催しておりますが、そのうち三和防災コミュニティーセンターのサロンでは量販店への送迎が行われており、サロンの参加者に対して月に1回買い物支援が実施されております。
 買い物は、高齢の方に限らず、日常生活の上では必須のものであり、また介護予防の観点からは、閉じこもり防止や人とのコミュニケーションを図ることなどによる効果もあると考えられます。買い物や通院のための移動に関しては、地区の実情やニーズもさまざまであると思われます。公共交通機関との整合性などの観点からも、関係する企画課や福祉事務所と連携し、検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
      〔岩原富美福祉事務所長登壇〕
○福祉事務所長(岩原富美) 浜田憲雄議員さんの、公共交通網と高齢者福祉の充実についてお答えします。
 現在、社会福祉協議会では、ふれあいバスという事業は行っておりません。御質問に関連すると思われる事業は、南国市が社会福祉協議会へ委託しております、あったかふれあいセンター事業の中にございます。そこで、地域福祉計画におきまして要配慮者への支援の充実の取り組みの一つとして、あったかふれあいセンターによる移動支援を検討することを盛り込んでおります。
 今後もあったかふれあいセンター機能の充実とともに、買い物等への支援の可能性を委託先の社会福祉協議会と一緒に、また高齢者福祉にかかわる部分もございますので、長寿支援課、企画課と一緒に検討してまいりたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 3番浜田憲雄議員。
○3番(浜田憲雄) それぞれ丁寧に説明をいただき、ありがとうございました。
 1問目は南海トラフ地震に関して、応急期機能配置計画のこの28年6月以降からの進捗ぐあいについて伺いました。南国市の機能配置計画につきましては、先ほど説明をいただきましたように、発災後の活動拠点とか私たちが心配しておった応急仮設住宅の建設用地とか、あるいは医療の救護所とか廃棄物の仮置き場とか、そういったものを心配しておったわけなんですが、情報伝達等のことも検討されておると思います。順調にその計画も策定されておるということでございます。
 ただ、南国市だけではなかなか対応ができない部分については、近隣の市町村と相互に対応を検討するということでございます。そういった回答を得ましたので、私たちはひとまず進んでいることについて安心もしておるわけでございます。
 今後の広域運営の具体的な取り組みとかその進捗ぐあいとか、そしてまたその計画が本当に効果的に運用されていくのかということについて、私たちは引き続き注視していきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをします。
 次に、南国市スポーツセンターの津波避難施設の計画概要について伺いました。命山の高さは7.4メーター以上と、そして高台部分には来場者も含めた820名ぐらいの避難収容ができる1人当たり1平米の820平米の避難スペース、そしてまた備蓄倉庫とかヘリポートの整備を行うというふうなことでございます。さらにこの命山構想については、以前からも言われておりましたように災害時の救援物資の受け入れとか、そして本来の災害の復旧拠点とか、また、ヘリ基地として自衛隊ヘリコプターとか、あるいは医療用のヘリコプターとか、そういったもののヘリ基地として活用ができるほかに、やはり地域のものとしてスポーツセンターを見ているとき非常に駐車場が少なかったわけなんですが、これについての駐車場不足解消にもつながってくるというふうなことで、やっぱりこの地域に住む人にとってはかなり期待もされる。そして、もちろんこれにはスポーツセンターを利用される方のいざというときの避難箇所について非常に期待される重要な施設になると考えられますので、今後この地権者とか周辺の関係者とかの連絡を密にとりながら、環境にマッチした命山として、ぜひとも建設に向けて着実な取り組みをお願いをしていきたいというふうに思いますので、これまたよろしくお願いします。
 次に、感震ブレーカーの設置について伺いました。県の補助事業を活用して、まあ既に後免地区の住宅密集地等にこの配布事業を検討しているというふうな回答をいただきましたので、ぜひとも災害時の火災防止のためにこの地区をモデルにして取りつけの推進、そしてこれからは南国市全体にこういったものを取りつけが図られるような取り組みをぜひともお願いをいたします。
 次に、防火水槽について伺いました。防火水槽の現状は、私たちも心配をしていながら、市内にどのくらいのものがあるかというのはちょっとわからなかったわけなんですが。最近つくられております耐震性の防火水槽を含めまして、耐震性の防火水槽は15基ぐらいあるということなんですが、それを含めて現在では119個の防火水槽が設置されているということでした。そして、昭和40年以前に建設されたものも48基となっております。経年劣化により本体にひび割れのある防火水槽が確認されたということでもありますが、今後の新しい型の、耐震型の防火水槽の建築計画とあわせて、これまである既設のこの防火水槽の改修等について、地域的な配置状況を含めてこれから効果的に整備計画を進めていただきたいと思います。
 最後に、高齢化が進む中で公共交通網を取り巻く現状と地域の声に応える高齢者福祉の充実に向けた取り組み等について私は伺いました。私の認識不足のところも多々ある中で、本当にいろいろ教えていただきましてありがとうございます。高齢化が進むにつれて、次第に高齢者の生活の足というのがなくなってきております。こうした地域高齢者の声、公共交通に対するニーズの把握については、既にもう市のほうで市民アンケートを11月から実施しているとのことで、早速の取り組みをしている状況も確認をいたしました。また、路線バスの利用状況の分析等を行いながら、さらにこの介護通院支援サービス等のタクシーチケットの支給等、これらをあわせた福祉関係との整合性を図りながら、南国市が今年度から進めている公共交通網の形成計画、こういったものの策定の中に反映をさせていただいたらと思います。ぜひとも地域の交通弱者、特に高齢者の声に少しでも反映するよう、そしてまた政策が着実に実施されるようにお願いをするわけです。
 私には第2問がありませんので、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。