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検索結果 »  平成29年 第399回 市議会定例会(開催日:2017/12/01) »

一般質問2日目(西岡照夫)

質問者:西岡照夫

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(岡崎純男) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。20番西岡照夫議員。
      〔20番 西岡照夫議員発言席〕
○20番(西岡照夫) おはようございます。
 私は、しばらくぶりの一般質問、登壇ということでございます。本日は氷の張る寒い朝になりましたが、その寒さを吹き飛ばすような気持ちで質問をさせていただきます。
 まず初めに、さきの台風によりまして被害を受けられました皆様に、心よりお見舞いと一日も早い復興をお祈りを申し上げます。
 それでは、私が本議会に通告をしてあります1つ目、南国市をめぐる諸問題、2つ目が都市計画道路と県道、3国営ほ場整備の進捗状況、4県・市補助金交付事業の検証、5中央公民館・大篠公民館合築と文化ホールについてでありますが、順次質問を行いますので、御答弁のほどよろしくお願いをいたします。
 まず、1項目めですが、南国市をめぐる諸問題。
 その1点目は、南国市が一旦工事を許可した後、取り消した緑ヶ丘市有地、山林の切り土をめぐり、同市内の男性が市に対し建設会社に元の状態に戻すよう命じるよう求めた訴訟について、これまでも数名の議員からこの問題について質問があっておりますが、現在の状況はどのようになっているのかお伺いをいたします。
 2点目は、11月11日付高知新聞朝刊に掲載されていました、「水路移設を求め南国市を提訴、高知地裁で初弁論」とあり、南国市所有の水路が隣接する民有地に越境していることを認め、水路の移設工事を確約したのに工事を行わなかったとして、土地の所有者の男性が水路の撤去工事の実施を市に求めた訴訟で、市側は訴えの棄却を求めたとあるが、訴状によると男性の土地と水路の境界は長年確定されていなかった。男性は7月、当時の吉川副市長(市長の辞職により職務代理者、10月3日に辞職)と協議し、水路の一部約13メートル分が場所によって2〜18.4センチ男性の土地に越境していたことを確認。越境している部分を移動させることで合意した。しかし、平山市長が8月6日に就任すると合意内容を覆し、水路工事を行わなかったとしている。原告の男性は取材に対し、市長の職務代理者が(協議記録に)判を押している。平山市長は市民と対話をせずに「知りません」は通用しないと話した。一方の市側は、弁護士と相談中でコメントできない。今後、裁判の場で主張していくとしている、とありましたが、見通しについてお伺いをいたします。
 3点目は、先日、テレビ、ニュースで放送されました、物部地区の水源地のことについてお尋ねいたします。
 このことについては、以前から地元関係者との話し合いが持たれていたとお聞きしましたが、このたび水源地への立入禁止をする旨の看板が設置されたことについて、市長として今後どのように対処されるお考えかお伺いをいたします。
 4点目は、昨日、今西議員からも質問がありましたが、南国市庁舎内において、真偽のほどはわかりませんが、幾つかの部署で警察当局から関係書類の提出や一部職員の聞き取りなどが行われているとのこと。このような不名誉な事態が生じていることについて、市長としてどのように受けとめておられるのかお伺いをいたします。
 2項目めの都市計画道路と県道について。
 しばらく停滞していました都市計画道路南国駅前線の工事が、県道南国インター線交差点から北へ60メートルの区間で始まりました。後免商店街、東西の市道までと思いますが、最初の計画からすると随分とおくれています。JR後免駅まで達するのはいつごろになるのか、見通しについてお尋ねいたします。
 また、都市計画道路高知南国線第3工区の地元説明会が10月6日に朝日町公民館であり、私も参加させていただきました。説明内容は、1高知南国線第3工区について、2事業の概要、3事業認可の概要、4都市計画法における制限、5スケジュール、6用地測量の御協力についてでありました。県道南国インター線から東へ延長220メートル、幅員16ないし17メートル、2車線で歩道は両側3.5メートル、交差点に右折レーンを設ける。事業期間は平成29年6月23日から平成34年3月31日まで、用地取得は平成30年度から平成32年度まで、道路工事は平成31年度から平成33年度までの内容が説明をされ、あわせ市道旧農協病院東線改良についても説明がありました。地元住民からは、水路の取り合わせや排水対策などに質問が多く出されました。今後、事業を進めていく上で、県道南国インター線や県道南国〜野市線の東町交差点改良(県施工)など、課題も多くあり、今後の見通しについてお尋ねいたします。
 3項目めの国営ほ場整備の進捗状況でありますが、市政報告では、本年度中の仮同意徴集に向け、各地区のほ場整備委員会とともに同意率の向上に努めてまいります。12月をめどに、地権者説明会が開催された地区から、順次関係受益者からの仮同意徴集に入ります。この仮同意書は、地元の事業推進に対する意思確認という性格を持つものであり、極めて重要な手続となります。この仮同意率を、限りなく100%に近づけることが事業着手へのステップであると考えておりますので、各地区ほ場整備委員会と連携して取り組みを進めてまいります、と述べられました。9月議会では、7月末現在で全体での本事業の同意率は64%であり、11月からの仮同意徴集に着手するためには、それまでに90%以上の同意を得ておくことが必要となります。そのため、各18地区のほ場整備委員会では、まだ同意の得られていない地権者の方々を精力的に訪問し、同意取得に取り組まれております。市といたしましても、国・県などの関係機関とともに、各地区の課題解決に向けた整備計画や農地の高低差を考慮した詳細な設計図を作成して、地元説明会でともに説明することにより地権者の皆様に本事業の必要性を理解していただき、同意がいただけるよう努めてまいります、とありましたが、この進捗状況や今後の見通しについてお聞かせください。
 4項目めの県・市補助金交付事業の検証についてであります。
 まず、お尋ねする2つの事業は、平成27年と平成28年に高知次世代施設園芸モデル事業に申請して交付を受けた株式会社西島園芸団地とJAの農業生産法人株式会社南国スタイルについて、いずれも県2分の1、市3分の1の補助金と、残りは事業主が負担して、先進技術の導入により西島園芸団地はメロン、南国スタイルはパプリカとピーマンを栽培しています。今後、環境制御技術と電解水素水の生産技術力で効率的な農業生産を展開し、還元野菜、ブランド構築に向けて付加価値創出を目指しています。大いに期待していますが、南国市として多額の補助金を出していますので、しっかりと見守り検証する必要があると思いますので、お尋ねをいたします。
 次は、地域の食材をフル活用した農園レストラン&ベーカリーの現代企業トリトンについてお聞きいたします。
 地産地消をコンセプトに、平成27年10月にオープンして2年が過ぎました。当初の計画では、南国市内の直販所、農家、JA南国市生産部会、(株)南国スタイル生産野菜を含め、地域野菜、米、果物を県内80%として賄い、県内で賄えないものは県外から仕入れするとなっておりました。また、ごめんケンカシャモを生かしたメニューや有限会社斉藤牧場の山地酪農牛乳をパンやデザートに使用するとなっていましたが、現在どのようになっているのか。県、市の産業振興補助金を活用しての事業であり、総事業費は2億4,000万円、補助対象限度額は1億円を上限と定め、県2分の1、5,000万円、市4分の1の2,500万円を交付していますので、お聞きいたします。
 5項目めは、中央公民館・大篠公民館合築と文化ホールについてであります。
 昨日、高木議員より質問がありましたが、時間切れの感があったように思います。前橋詰市長から引き継いだ平山市長も、大篠公民館・中央公民館の建てかえに伴う、文化行事も行えるホールを含む複合施設の建築について、早い段階で検討委員会を立ち上げ、実現に向けて取り組んでいくと述べられました。大篠地区民としても、市民にとっても、大いに期待するところですが、高木議員にも答えられていましたが、検討委員会のメンバーの構成や建設までのスケジュールなどについて重ねてお尋ねいたします。また、施設に接続する道路について見通しはどのように考えておられるのか、あわせてお聞かせください。
 以上で1問目を終わります。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。市長。
      〔平山耕三市長登壇〕
○市長(平山耕三) おはようございます。
 ただいま西岡議員から御質問をいただきました南国市をめぐる諸問題、その中で私のほうから3点目、4点目についてお答えさせていただきたいと思います。
 まず、3点目の物部地区の水源地に関しましてでございますが、これは昭和44年に中須部落と交わした覚書の中に、日量500立方メートルを限度として取水すると明記しているにもかかわらず、過去に日量500立方メートル以上を取水し、中須部落の皆様には御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。また、今後につきましては、取水問題に対し、市としてどのような対応ができるのか精査し、解決に向けて進めてまいりたいと思っております。
 続きまして、4点目でございますが、4点目の質問につきましては、現在まだどのようなことになるのかということがわかりませんので、現段階での答弁は差し控えさせていただきたいと思います。御理解のほどよろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 財政課長。
      〔渡部 靖参事兼財政課長登壇〕
○参事兼財政課長(渡部 靖) おはようございます。
 西岡議員から御質問いただきました緑ヶ丘の市有地山林の切り土をめぐる訴訟の件につきまして、お答えさせていただきます。
 緑ヶ丘の市有地山林の切り土をめぐる訴訟につきましては、平成29年3月30日に原告の方より高知地方裁判所に市から施工業者に対しての請求につきまして、怠る事実の確認、原状回復請求、損害賠償請求の訴訟が起こされております。これまで訴状に対しての認否、原告の反論等、2回の口頭弁論で3回の弁論準備が行われております。現在、原告側が要点整理を行っておりますので、今月末に第4回目の弁論準備が行われるということになっております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 総務課長。
      〔西山明彦参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(西山明彦) おはようございます。
 西岡議員の南国市をめぐる諸問題の3点目、水路移転請求についての裁判につきまして、その見通しはということでございましたけれども。議員御紹介いただきました高知新聞に掲載されていた記事は、訴訟の内容と原告の主張であったというふうに思いますが、ただいま弁論が始まったばかりであり、その見通しにつきましては安易に申し上げるべきではないと思います。今後、新聞記事にもありますが、市の主張につきましては法廷の場で明らかにしていきたいというふうに思います。係争中の問題でありますので、そのあたり御理解をいただきたいというふうに思います。
 以上でございます。
 済みません、3点目と申し上げましたが2点目でございました。失礼しました。
○議長(岡崎純男) 都市整備課長。
      〔若枝 実都市整備課長登壇〕
○都市整備課長(若枝 実) おはようございます。
 西岡議員さんの都市計画道路と県道についての御質問にお答えいたします。
 都市計画道路の進捗状況につきましては、本年11月末現在において、南国駅前線第2工区の用地買収率は44.7%で、本年度は県道南国インター線交差点から北へ後免町商店街までの約60メートルの区間を整備する予定でございます。本年度が事業認可期間の最終年度となっておりますので、本年度中に後免駅前広場の追加を含め、事業認可期間を平成33年度まで4年間延長する事業認可の変更申請を行う予定をしております。
 高知南国線第3工区につきましては、南国インター線交差点から東へ市道旧農協病院東線までの延長220メートル区間において、本年の6月23日に事業認可を受け、事業に着手いたしました。本年度は用地測量及び詳細設計が終わり次第、もう一度地元説明会を開催し、10月6日に行いました説明会で質問のございました水路等の排水についても御説明を申し上げ、早ければ今年度中に用地買収を開始し、平成33年度中の完成を目指したいと思っております。
 続きまして、後免東町交差点改良につきましては、現在、高知県中央東土木事務所で施工しておりまして、県の担当者によりますと、今年度事業に着手し、現在の用地買収率は約50%で、平成31年度末までに用地買収を完了させ、平成32年度から平成34年度にかけて工事を実施する予定であると伺っております。また、県道南国インター線と都市計画道路高知南国線の取り合わせ箇所につきましては、高知南国線第2工区の用地買収が完了次第、工事に着手する予定でございます。県道南国インター線の拡幅箇所におきましては、高知県中央東土木事務所が工事をすることとなっております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 副市長。
      〔村田 功副市長登壇〕
○副市長(村田 功) おはようございます。
 西岡議員の御質問にお答えいたします。
 最初に、国営ほ場整備事業の進捗状況についてでございますが、直近の高知南国地区全17地区、全体調査面積610ヘクタールでの事前の同意率は、人数ベースで79%、面積ベースでは83%、510ヘクタールとなっております。これまで何度か申し上げてまいりましたが、国営のほ場整備事業の採択要件は、受益面積400ヘクタールでございます。目標の90%までは到達しておりませんが、面積ベースで同意が510ヘクタールに達したということで、仮同意徴集への着手との判断を下し、次のステップに進んだ次第でございます。ただし、510ヘクタールの同意と申しましても、整備計画範囲の中では歯抜けのモザイク状の地区もあり、まだまだ安心できる状態ではありません。そのため、来年3月までに可能な限り仮同意をいただき、その後、整備計画を確定し、31年度からの本同意に進むスケジュールですが、より整備効果を上げるため、一人でも多くの方の事業参加の同意を得なければならないと考えております。
 次に、西島園芸団地の次世代ハウスについてでございます。
 当ハウスは、平成27年10月完成でございまして、29園芸年度はフル稼働し、収益確保の要因の一つとなっております。特に、夏の高温時のメロン作付は通常行いませんが、環境制御技術の一つであるヒートポンプの稼働により、夏場のメロン生産が可能になりました。結果、メロン、スイカの生産増により、仕入れ金額も大幅に減少しております。また、環境管理システムによる安定的な環境制御により、秀品率が二、三割上昇しているとの報告も受けております。
 次に、株式会社南国スタイルが運営する高軒高次世代型ハウスにつきましては、平成28年度に完成し、29年1月に栽培を開始し、現在2作目に入りました。1作目は、栽培年度途中の作付となったため、十分な収益を得られませんでしたが、2作目は計画的な周年栽培となるため、ことし9月に定植したパプリカ年77トン、ピーマン年100トンの目標収量に向けて順調に収穫が進んでおります。また、議員言われた還元水、電解水素水の栽培効果の検証も行っております。これは、高知大学、県、市、農協、日本トリムで組織する還元野菜プロジェクトチームが、還元水の活用による効果や機能性等について検証しているものでございます。
 最後に、トリトンでございます。
 平成27年10月に、地産地消をコンセプトにオープンした農園レストランを展開している現代企業グループ・トリトンの御質問でございますが、トリトンの地産地消率につきましては、県内産80%以上を目標に食材調達をしており、直近28年度の達成率は県内産84.30%でございます。事業計画の時点での連携事務所である株式会社南国スタイル、企業組合ごめんケンカシャモ、山地酪農の斉藤牧場からの納入とともに、ひまわり乳業、奥田の卵、川添ヤギ牧場、稲生のびわ茶等が納入されております。また、店内に良心市を設置し、南国スタイルや敷地内栽培の農産物を販売して地域野菜のPRに努めるとともに、シャモカレーパンの現代企業社全店での販売や地元食材の活用方法を随時提案し、試作することでレギュラー商品をふやしつつあり、議員の言われた山地酪農のミルクを使った当店で焼いたパンのファン層もふえております。順調な経営を続けておると考えております。
 なお、前述しましたように、物部川アクションプランでは、農園レストランによる地域食材の消費拡大として、四半期ごとに課題、インプット、アウトプット、アウトカムを上げて進捗管理シートを作成し、検証を行っております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
      〔中村俊一生涯学習課長登壇〕
○生涯学習課長(中村俊一) 中央公民館・大篠公民館合築と文化ホールについてのお尋ねにお答えをいたします。
 昭和42年建築の中央公民館と昭和49年建築の大篠公民館は、老朽化も著しく、建てかえの時期を迎えております。これを合築する上で、立地適正化計画の中に位置づけ、都市再構築戦略事業における高次都市施設としての地域交流センターを整備するものです。地域交流センターとは、地域住民の相互交流を目的とし、地域活性化の拠点として文化・交流などの都市活動、コミュニティー活動を支える中核的施設の機能が求められるため、文化的行事も開催できる多目的施設としての整備を検討しているところでございます。
 施設の構想には、市民の意見、大篠地区住民の意見を反映、調整する必要がございますが、中央公民館運営審議会に大篠地区の公民館長、運営審議会など大篠地区関係者も交え、また社会教育委員、文化団体関係者、学識経験者を交えた委員会として基本構想を進めてまいります。この作業を、今年度から平成30年度にかけて、基本設計及び実施設計を平成30年度から31年度に行う予定です。また、平成30年度には、用地測量及び地質調査も予定しております。平成31年度は既存施設の解体、造成工事などを予定しており、建設工事は平成、元号がちょっとわからないので平成で説明させていただきます、32年度から33年度にかけて建設を行うことを予定しております。
 以上でございます。
○議長(岡崎純男) 建設課長。
      〔西川博由建設課長登壇〕
○建設課長(西川博由) おはようございます。
 今回計画中の公民館建設に係る接道要件といたしまして、8メートル幅員の道路に接道する必要がございます。公民館の接道といたしまして、平成24年3月に市道認定をして社会資本整備総合交付金事業により整備しております市道稲吉篠原線がございます。計画幅員が13メートルであり、要件を満たしておる計画でございます。平成29年度は公民館予定地付近、大篠小学校の南部分でございますが、詳細設計を実施中であり、来年度より地権者との交渉に入る予定でございます。近年、道路新設改良の交付金事業の要望額に対する交付額が下がってきていることもあり、供用開始時期が未定であるため、建築基準法の接道の指定を平成30年度中に受ける予定でございます。
 以上です。
○議長(岡崎純男) 西岡議員の質問に対する一問目の答弁は終わりですか。20番西岡議員。
○20番(西岡照夫) それぞれ御答弁をいただきましたが、まず1項目めの南国市をめぐる諸問題については、現在訴訟中というふうなこともございまして、予想しておりましたが、適切な答弁をいただけませんでした。ただ、3点目の物部川の水源地については、市長のほうから現在のお考えを述べていただきました。地元との協議ができるだけスムーズに進むことを願うばかりでございますが、いわゆる給水がストップをしないような手だてを関係者で早急に話し合っていただいて、市民に迷惑が及ばないようなことで解決を図っていただきたいと思います。
 それから、4点目については、昨日の今西議員もありましたが、このことについては速やかに詳細がわかった段階で、我々市議会のほうへは説明をいただくということでお願いをしておきたいと思います。
 2項目めの都市計画道路については、それぞれ、南国駅前線については、予定の31年完成がおくれたということで、平成33年まで延長するという答弁がございました。これも当然、国の助成が大半を占めておりますので、なかなかそういった状況の中でスムーズに当初の計画どおり進まないということだろうと思いますので、なお、国のほうにはしっかりと要望を上げていっていただいて、できるだけ早い時期に完成をするように努力をお願いしたいと思います。
 それから、高知南国線第3工区については、先ほども説明いただきました。ただ、県道の後免〜野市線、それから東町の交差点改良に伴う拡幅工事が、先ほども高知県中央東事務所の施工で進んでおるということでございますが、用地買収等も既に取りかかっている、31年度末までにはというようなことでもございますので。特に、あの区間には後免の消防屯所がございます。この移転が関係するわけでございますので、そのことも含めて消防長に移転をどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。
 3項目めの国営ほ場整備の進捗状況については、先ほど副市長のほうからも御説明いただきました。初めに私、18地区と申し上げましたが、現在は17地区になっているようです。が、一応83%の現在、同意率というふうなことでございますので、90%には少し足らない、そういう状況だというふうにお伺いしました。ただ、面積的には510ヘクタール、それには地区によっては面積の中に所々歯抜け状態になっている箇所もあるということで、これからそれらの同意もいただくために精力的に関係者と、また地権者の皆さんに御理解いただくように、ほ場整備の委員会等ともさらに協力をして、目標達成に向けて頑張っていただきたいと思います。これも、平山市長としても重要政策の一つでございますので、しっかりとこれを進めていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。
 次に、4項目めの県・市補助金交付事業の検証でございますが、初めの2つの事業については、まだ緒についたところと、27年、28年の事業でございますので。これから南国市の農業に大いに関係がしてきますので、そういった新しいモデルとしてこの2つの事業が注目をされています。そういった意味でも、この2つの事業が成功することが、ひいては南国市の農業のいわゆるまた農業を続けていこうという若い育成者にも力強い後押しになるんではないかというふうに考えておりますので、しっかりこのことも検証をしながら見守ってほしいと思います。よろしくお願いをいたします。
 たくさんの南国市の地産を使っての事業でございますので、これをしっかり検証していただきたい。特に、トリトンにつきましては、県内産80%の野菜、米、果物、そういったもので現在84%になっておるというふうに先ほど答弁をいただきました。所期の目的を達成をされていると思いますし、またごめんのケンカシャモを使ったシャモカレーやそういったメニューも出され、工夫もされているということでありますし、斉藤牧場の山地酪農牛乳を使った食材も利用されております。ひまわり牛乳、そういったところの商品も利用していただいているということでもございますし、これからもしっかりそういった南国市産の食材を使っていただけるように見守っていただきたいと思います。
 ただ、一つ懸念をされておりますのが、JAの関係の野菜なんかを使うことが、少し当初の目的より減っておるというふうな声を聞きます。当初の目的と少し違うんではないかというふうな声も出ておりますので、そのこともしっかり関係者と協議をして当初の目標に、また目標以上になるように努力をしていただきたいというふうにお願いをしておきたいと思います。
 5番目の中央公民館・大篠公民館合築と文化ホールについてでありますが、まだ規模的なことについては、当然これからの検討委員会の中で十分議論をされてその骨格が示されると思いますので、まずもう一点お聞きをしたいのは、どの程度の文化ホールか。以前に文化協会なんかから陳情もございまして、議会でもそれを採択をいたしております。そのこととあわせて、どの程度の規模のものを考えておられるのか。また、それに合わせて、先ほど接続する道路についての説明もございましたので、駐車場についてどのようなお考えを持たれておるのか、それについて2問としてお聞きをしたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(岡崎純男) 答弁を求めます。消防長。
○消防長(小松和英) 西岡議員さんの後免消防屯所の移転についての御質問にお答えをいたします。
 後免消防屯所は、県道の拡幅に伴い移転の必要が生じたことから、現在、用地の選定を行っております。しかしながら、消防団員さんの参集それから出動に便利な場所、それに加えまして消防屯所と参集時の車両をとめる駐車場スペースとして約100坪以上の土地が必要ということであり、今まで幾つかの候補地を当たっておりますが、まだ成立には至っておりません。今後、地元の消防団員さんとも協力をして適地を選定していきたいと考えております。
 以上です。
○議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 中央公民館・大篠公民館合築についての2問目の質問にお答えいたします。
 規模についてでございますが、建築確認の関係もございます。昔、市民体育館が建っておったということもあわせて、それぐらいの規模で建築確認のほうで県の担当課と協議を進めておるところで、3,000平米のあたりで最初のたたき台はお示ししようと思っております。ホールにつきましては、その中でということになりますので、夜須のマリンホールですとか野市のホールなどを参考にして、最初のたたき台と申しますか素案を作成したいと考えております。
 駐車場につきましては、市民体育館、中央公民館ができた昭和42年当時と車にお乗りになる方の事情等も違ってまいりますので、別のところで近接地に駐車場を構える必要があると考えております。今、市民体育館を取り壊した後には、この庁舎に勤務します臨時・非常勤職員の方も駐車されておりますので、それも考慮した台数で別のところで近接地に駐車場を求めることを考えてまいりたいと思っております。
 以上です。
○議長(岡崎純男) 20番西岡議員。
○20番(西岡照夫) それぞれ御答弁をありがとうございました。
 後免の消防屯所については、なかなか代替地が現在のところ見つからないというような状況でございますが、あの事業を進めていくためには速やかな移転ということも必要でございますので、なお関係者と協議をして、できるだけ早く適地が見つかりますように頑張っていただきたいと思います。
 それと、中央公民館・大篠公民館合築、文化ホールの規模について、少しお示しをいただきました。3,000平米で中にホールも備えるというような構想のようでございますが、ホールについては夜須のマリンホール、それから野市の文化ホール、そういったものが一つの目安になるというふうなお答えでございました。規模的には、400ないし500というふうな受けとめをさせていただきます。そのことが適当かどうかについては、今後の検討委員会の中で議論をされると思いますので、そういったことも踏まえてしっかりお願いをしたいと思いますし、またやはりホールをどういうふうにするか、1階に設けるか2階に設けるかという問題も出てこようかと思います。やはり、出入りの問題そういったこと、500人近い規模の方が出入りをするということになればどういったことが一番望ましいのか、その辺もあわせてしっかり検討委員会で議論を尽くしていただければというふうに思いますし、駐車場につきましても、それだけの人員が利用するということになれば、隣接の土地を早く確保するということも大事になろうかと思いますので、接道とあわせてしっかりそのことも進めていってほしいと思います。
 以上で質問を終わります。御答弁ありがとうございました。