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検索結果 »  平成29年 第397回 市議会定例会(開催日:2017/09/01) »

一般質問3日目(野村新作)

質問者:野村新作

答弁者:関係課長


○15番(野村新作) 真空管人間が総括質問をさせていただきます。
 まず初めに、環境行政でございます。
 環境問題は、人類の生存や反映に係る世界規模の課題であり、地球温暖化、資源の枯渇、生物多様性の減少など、悪化の一途をたどっており、日常生活を初めとする人間の活動や、社会経済システムに環境配慮を織り込んでいくことが重要でございます。
 政府は地方創生を掲げてさまざまな分野の政策を推進しており、環境問題に関しても、地方の役割がさらに重要性を増しております。いかに環境保全の取り組みを進め、地域活性化と持続可能な社会の構築を推進していくかが課題となっております。
 南国市は、環境に優しいまちづくり、エコシティなんこくの実現を目指し、平成23年3月に南国市エコプラン実行計画を策定しました。エコシティーとは、自然と人とが共生する持続的発展が可能な街で、再生可能エネルギーの導入等により、環境と経済が好循環する街を目指します。実現のためには、市民、事業者、行政がそれぞれの取り組みの中で、よりよい環境を守り育て、その恵みを享受するとともに、持続可能なものへと発展させながら次の世代へ引き継いでいく必要があります。今議会での質問では、舟入川、藻川のごみについてお伺いをいたします。
 舟入川の名は、2代藩主山内忠義が川狩りのため井口まで舟を入れたためにつけられたと伝えられています。舟入川の南国市域貫流は、地域の村々に農業改革をもたらしたと南国市史に書かれており、藻川は中井川支流として引かれたと書かれております。川の右岸、左岸は下流に向かって右手側を右岸、左手側を左岸と言います。藻川には、土橋橋より自動車学校南までに4カ所のゴム可動堰があり、堰の上には取水口があり、上下可動の水門があります。取水口の調整は堰の上げ下げによってなされております。したがって、開口部を大きくすれば流入量も大きくなり、ごみの大小にかかわらず、どんどんどんどんと吸い込まれていきます。右岸取水口より流出したごみは最終的に再び藻川に流れ落ちるか、自動車学校南側の水路を南下し横堀川に落ちます。藻川左岸より取水口を通った水及びごみ類は、一部が水路を通り、再び藻川に落ちるか水路を南下し、田んぼを潤し、舟入川に排出されます。田にごみ類が入る場合も多々あります。舟入川には、藻川より流れた水が舟入川に落ちる水路及び管が大小9カ所あります。
 そこで、効率的なごみ収集を行うために次のような提案をいたします。
 現在、両委託グループともに、くわ、たもでかき上げ作業が中心のようですが、特に藻川については、土手から水面までが離れており、道具の長さに制限があり、川底のごみ・缶類は収集されておりません。特に、箱抜きと呼ばれる箇所には、缶、瓶類が多く沈んでおります。藻川のグループには、川底におりてもらい、ごみ類の収集をお願いをしたいと思います。また、股下までの長靴と長手袋を使用すれば、50センチぐらいの水深でも十分に作業ができます。川におりるステップもあちこちにつけられております。
 取水口下流に柵を設けてはいかがでしょうか。五、六カ所あれば十分でございます。水面が近いので作業が楽でございますし、軽トラックも近くにとめられます。柵は人目のつかない場所に設置するようにしたらどうでしょう。特に、自動車学校東側の水路はドライバーの目に入りやすいので、坂折山の下に設置すれば人目につきません。
 舟入川グループは現在4カ所ある柵にかかっているごみ作業が主でありますが、作業条件として、月2回程度と書かれてありますが、最低でも週1回の作業をお願いしたいもんでございます。舟入川は、毎年3月の川どめのときに、流域住民が参加して一斉清掃を行うのが恒例の行事となっており、川どめが終われば田植えの作業が始まります。川どめ中は消防団が夜警巡回をし、火の用心を訴えております。
 藻川に関して、流域住民の協力を得て一斉清掃を設けてはどうでしょう。4カ所あるゴム可動堰を月1回、藻川委託グループの作業に合わせてオープンにすればどうでしょうか。最終的に、藻川、舟入川、横堀川が集合する小籠地区の舟入川に、川幅に準じた柵を設けては一網打尽にすることができます。下流の高知市に迷惑はかからないと思いますが、いかがでしょうか。
 3月議会で説明したように、流域住民より五千三百余名の要望書が出されており、とにかく下流に迷惑がかからないようにすべきだと思います。市民憲章3番目には、川は市民の顔、清くて豊かな流れをつくりましょうとあります。これ以上、顔に泥を塗ることのないようにしようではありませんか。
 続きまして、足湯について御質問をいたします。
 今、日本で一番新しいと言われている一般廃棄物処理施設まほろばクリーンセンターが3月に竣工、運転が始まっております。足湯は、プール、風呂等の要望があったようですが、足湯に落ちついたそうでございます。
 医学的効果は、国立循環器病研究センターの研究グループが心臓機能の改善効果の症例発表をいたしました。それによれば、全身浴のできない20代〜40代の移植待機患者4人に対して、温かい蒸気の出る足湯装置を使い、42度で15分間温め、30分保温する治療を週2回行い、体の深部の温度が上がって末梢血管の血流がスムーズになることで、心臓のポンプ機能への負担が軽減する一定の効果が認められた。研究グループでは、拡張型心筋症の患者に足湯を行った結果、心筋に酸素や栄養を送る血管の広がりやすさが正常値まで改善した。研究グループでは今後も検証を進め研究を進める方針、と医学的効果が示されております。
 まほろばの湯には、このような案内がされております。この足湯にはファインバブルが入れられています。ファインバブルが肌に刺激を与え、より快適になると言われています。ここに採用されたファインバブル発生器は、平成22年に高知県南国市にある高知高専と株式会社坂本技研によって開発された。ファインバブルは足湯に用いられるほかに、小さなすき間のある汚れを隅々まで落とす洗浄効果、池や養殖場などの酸素が少なくなりやすい閉鎖された海水や淡水の中に送り込むことにより、そこにすむ魚介類を元気にする効果、精密部品の洗浄に使用してきれいに洗い上げる効果などがあり、いろいろな産業分野に広がりつつある。当組合では、新ごみ処理施設の建設に当たり、ごみ焼却時に発生する余熱を利用した足湯を計画しました。足湯はいろいろな方が使用される施設ですので、お湯を循環させるとともに、殺菌する機能を備えてなければなりません。そこで、循環機能を備えるとともに、湯殿の汚れを落とすことのできる南国市で生まれたファインバブル発生器を採用しました。健康にかかわる効能はいまだ確立されておりませんが、どうぞごゆっくりと癒やしのひとときを御堪能していただければと願っております。
 オープン以来、茨城県より2組の行政視察、これから焼却場の改修や新築のある団体の視察が多いようで、構成3市の団体、特に小学4年生が多く見学に来ているようでございます。
 本題に入ります。
 現在よりわかりやすくするために、幅1メートル、高さ50センチぐらいの両面の看板の設置はいかがでしょうか。
 場所は、県道南国インター線。今、小さなステッカーを張ってある場所でございます。県道なので、中央東土木と相談をしてください。交通の邪魔にはならないと思います。もう一カ所は、広域農道南国126号線ガードレール。これは市の管轄でございますので、設置はしやすいと思います。目立つ色彩で、2本煙突をロゴマークに、日本語と英語で、ドライバー、歩行者にわかりやすくすればいいと思います。
 それから、あらゆる媒体を使ってPRをするべきでございますが、どのように考えておりますか。これから寒くなるに従って利用客がふえると予想されます。おもてなしの心で利用者を歓迎しようではありませんか。
 以上、質問を終わります。答弁をお願いします。
○副議長(岡崎純男) 環境課長。
      〔環境課長 谷合成章登壇〕
○環境課長(谷合成章) 野村議員さんの御質問にお答えをいたします。
 本市の市街地を流れる藻川、舟入川につきましては、議員さんがおっしゃられましたとおり、舟入川下流域の高知市住民とともに五千三百余名の要望書が提出された経過もあり、投げ捨てごみ、浮遊ごみの回収は大きな課題であります。
 現在、藻川、舟入川ともに、それぞれ清掃委託によりまして、定期的なごみ収集を行っておりますが、残念ながら不法投棄は後を絶ちません。舟入川につきましては、議員さんおっしゃられました、現在、月2回程度の作業でございますが、それを週1回にするための委託内容とあわせまして、今後検討をいたします。
 そして、御提案の柵を設置することにつきましては、建設課と協議を行いまして、設置についての検討を行ってまいります。また、藻川は小籠で舟入川と合流をしておりまして、流域住民の協力をお願いいたしまして一斉清掃日を設けることは、さらなる清流保全につながる取り組みでございますので、清掃作業内容とあわせまして、今後実現に向けての検討を始めてまいりたいと思います。議員さんにおかれましても、引き続き御支援、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡崎純男) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 長野洋高登壇〕
○商工観光課長(長野洋高) 野村議員さんの質問にお答えします。
 まほろばクリーンセンターの足湯につきましては、焼却炉の補修、点検等を除き、9時から17時の間、無料開放されており、現在でもコンスタントに利用者がいるとのことです。
 質問にもありましたとおり、これから寒くなるに従って利用客が増加するのではないかと予想され、多くの方に来ていただき足湯を利用していただくことで、南国市の観光をより楽しんでいただくことは喜ばしいことであります。一方で、まほろばクリーンセンターは、一般廃棄物処理施設として整備された施設であり、観光客を含む一般来場者の受け入れを主眼に置いておらず、駐車場等の関係で、多くの方がひとときに来場することにより、施設本来の業務に支障が出ること等への懸念もあります。
 今後、香南清掃組合、観光協会、関係団体と相談をしながら、お遍路さんをターゲットにした案内の検討や、ガイドツアー、ラリーイベントのコースに組み込むなど、施設の業務に支障が出ない方法で足湯を有効に使えるよう、案内方法、活用方法について検討していきたいと思います。また、PRについては、現在観光協会のホームページで行っており、ほかの方法も含め、引き続きPRを行っていきたいと思います。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 15番野村新作議員。
○15番(野村新作) 前向きな答弁ありがとうございます。
 藻川、舟入川のごみのことにつきましては、去年の今ごろからちょっと注目をしておりましたところでございます。去年の10月に前環境課長の島崎課長に、ちょっと来て、ええもん見せちゃうき、ちょっと一緒に行ってくれと言って、一緒に見に行ったことがございます。それは、さんさんたる、これ写真で撮っておりますけんど、かなりなもんでございましたけど、即対策をとってくれました。また、ほんのこの間も、今の環境課長さんに、ちょっと一緒に行こうということで現状を見てきました。前向きに考えてくれるということでございますので、これからが本番、大勝負と思います。
 次は、対人間の環境意識をいかにして上げていくかということでございます。この9月9日の土曜日にまた調査に行っておりましたところ、ごみステーションに張り紙をしてありまして、みんな大人です、きれいなごみステーションにしませんか、マナーを守り決められた日に出しましょう、地区をきれいにする会より、というて張り紙はしてありました。こういう方がふえることを願いまして、質問を終わらせていただきます。前向きな答弁ありがとうございました。