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検索結果 »  平成29年 第397回 市議会定例会(開催日:2017/09/01) »

一般質問3日目(有沢芳郎)

質問者:有沢芳郎

答弁者:市長、関係課長


○9番(有沢芳郎) よろしくお願い申し上げます。
 私の質問は、スポーツ推進計画についてでございます。
 私が平成28年3月に質問した、スポーツ基本計画にどのように取り組んでいるかっていう質問をしたところ、課長は高知県スポーツ推進プロジェクト実施計画の5つの課題につきましては、先ほど申しましたNPO法人まほろばクラブ南国と共同で策定しておりますスポーツ推進計画の中に項目を挙げて、市民の誰もが、いつでも、どこでも、気軽にスポーツを楽しみ、親しむことができる生涯スポーツ社会の実現に向けた取り組みを推進しているところでございますと御答弁をいただいております。
 そこで、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてどのように取り組んでいるか、教育委員会と生涯学習課にその進捗率についてお聞きします。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 高知県では、スポーツ基本法第10条に規定する地方スポーツ推進計画としての高知県スポーツ推進計画、平成25年度から34年度が計画期間でございます。及びスポーツ推進プロジェクト実施計画、平成27年度から32年度が計画期間でございます。この2つが作成されておりまして、前者がいわば理念・方向性、後者が実施計画・アクションプラン的な性質のものです。いずれの計画も今年度中に見直しが行われるとお聞きしております。南国市とNPO法人まほろばクラブ南国の協働策定によりますスポーツ推進基本計画は、後者の県プロジェクト実施計画におおむね対応するようにつくられております。
 総合型地域スポーツクラブの会員数は直近で約1,000名と、今年度の目標数値の2,000人の半数ほどとなっております。理事長と検証いたしましたが、最近は会員以外の方向けの行事やイベントの実施が多くなっておることと、各地区公民館やスポーツセンターで新たに事業を展開する余地がだんだんなくなってきておるということでございます。スポーツセンターのメーンアリーナとか、グラウンドの利用者はふえてございます。メーンアリーナが平成27年度が3万7,951人に対して、平成28年度が5万7,159人。グラウンドにおきましては、平成27年度が1万3,287名に対して、平成28年度が1万4,254名と、スポーツ人口が決して減少しているわけではございませんので、単に会員数だけを目標の指数とするのではなく、さまざまな評価視点を加えていくように見直すということで、理事長と今後検討してまいります。
 項目立てした中で、余り進捗が見られないのが、南国市内各地域での多世代交流を目的としたスポーツ活動の推進と、子供のスポーツ機会の充実を目指し学校や地域において全ての子供がスポーツを楽しむことができる環境づくりと整備の推進となってございます。多世代交流と言えば、各地区で行っておる地区民運動会のようなものも入るかと思いますが、それに加える新たな事業展開ができてないということが実態でございます。
 県が2つの計画を見直す中では項目立ての変更もございますので、それも含めて、こちらもそれに沿ったように計画を見直して、今後実施してまいります。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 答弁を求めます。
      (「教育委員会も」と呼ぶ者あり)
 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) スポーツの振興につきましては、生涯学習の観点、それから学校教育の観点でも、振興計画に従って行っているつもりですが、ちょっとその検証については、この場で資料を持ち合わせておりませんので、またあとの機会で有沢議員さんのほうに御報告申し上げます。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 地域総合型スポーツクラブが基本的に今1,000人で前後しておるところでございますけれども、地域の公民館の活動が多いということで、勝手にこちらのスケジュールを押し込んでやるほど公民館が開いておりません。だから、そういったところも考慮して、ある程度みんなが基本的にいろんなイベントができるように努力はしてるんですけれども、なかなか難しいところがあることを御理解いただきたいと思います。
 そこで、私が次に聞きたいのは、スポーツ推進委員と体育協会、スポーツ少年団との関連団体が、スポーツのまちづくりに向けてどのような連携が図られているかをお聞きします。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) スポーツ推進委員の方々は、各種大会の運営に参画、協力いただき、またその知識、ノウハウをそれぞれの地区の体育行事で生かしていただいているほか、スポーツ推進委員連絡協議会としても、独自のさわやか健康ウォーキング等のイベントを実施しております。
 体育協会は、南国市駅伝、スポーツフェアの開催に加えまして、それぞれの加盟団体の大会、それとことし55回目を迎えました市民体育大会にそれぞれの競技において、主管をしていただいております。
 スポーツ少年団につきましては、指導者・保護者以外にも、スポーツ推進委員、体育協会、それと体育協会に所属する各競技連盟の方がかかわっていただいてございます。これらの団体も総合型地域スポーツクラブまほろばクラブ南国を核とした連携のもとに行われております。ただ、スポーツ少年団につきましては、中学進学後の部活動への円滑な移行とか、市だけでは対応できない部分があることも事実でございます。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 済いません、現在スポーツ推進委員とか体育協会の方々にいろんな意味で御協力を願ってるんですけども、先ほど課長が言われたマラソンとか駅伝及びそういったことをやっても、年に3回から4回ぐらいにしか、いろんな意味で協力をしていただいておりません。はっきり言って少ないんです。だから、少年団も含めて、スポーツ推進委員ともう少し連携を密にして、これから県がこのスポーツにどういうふうに取り組んでいくかっていうことは課長も御存じだと思うんですが、その取り組みについて、スポーツ推進委員とか体育協会と行政と我々その地域総合型も含めて、もう少し会を開いて、今後どういうふうに取り組んでいくか。例えば、子供たちの運動とかスポーツ活動の充実にもスポーツ推進委員なんかの皆さんの御協力を得るとか、競技力の向上についても、スポーツ推進委員の皆さんらの協力を得るとか、体育協会の方々の協力を得るとか、そういうイベントだけじゃなく、そういう場について協力いただけるような考えは、課長お持ちでしょうか。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 先ほどの答弁が少し簡単過ぎたので補足をしてまいります。
 まほろばクラブ南国でキッズクラブとかを行う際、ソフトバレーとかの際、スポーツ推進委員も企画、運営、補助に参加しております。また、県のほうでは、今中山間のスポーツということに力を入れておりまして、県下を幾つかのブロックに分けておりまして、南国市の場合、香美市・香南市と嶺北地域と香美・香南・南国・嶺北エリアというエリアを設定して、その中でスポーツに関する活動を市町村の枠を超えて行うとして、これまだ平成28年度から始まった事業でございますが、この事業につきましては、スポーツ推進委員の方に御協力をいただいております。
 先ほどの説明がちょっと言葉足らずで、年に四、五回しか動いてないような印象を与えてしまったかもしれませんが、おおむね10回から15回、多い人ですと20回ぐらい、年間に出務をいただいておるような状況です。もちろん、各地区での行事、それぞれこちらがお願いしてない中での御活躍は当然この中には含まれておりません。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 先ほどの答弁を聞きまして、内心少し安心はしましたけれども。
 それでは、高知県は、高知県知事部局で高知県文化生活スポーツ部スポーツ課を設置している。スポーツ課には、総務担当、生涯スポーツ担当、競技スポーツ担当、スポーツツーリズム担当を設置して取り組んでおります。南国市はこの取り組みについて、どのように取り組むか、お聞きしたいです。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 県のスポーツ課で実施しているうち、総務担当はちょっと省くといたしまして、今大きく3本柱として取り上げております生涯スポーツ、競技スポーツ、スポーツツーリズムへの取り組みでございますが、生涯学習課では、いつでも、どこでも、気軽にスポーツに親しみ、楽しむことができるよう、総合型地域スポーツクラブまほろばクラブ南国との連携により、各種競技団体の発展やスポーツクラブの振興を図るとともに、スポーツ推進委員との協働により、市民参加型のスポーツイベントを実施しております。また、先ほどの答弁と重なりますが、市民体育大会、南国市駅伝、そういったこともございます。総合型地域スポーツクラブには知事も大変関心を持っておられ、知事行脚の折、時間調整がつけば、まほろばクラブ南国を視察に訪れることになるやと聞いております。
 次に、競技スポーツでは、先ほども少し申し上げましたが、スポーツ少年団の育成のほか、全国大会参加選手への援助、各種大会への補助を行っております。スポーツ少年団はこの夏、バレーボールと陸上競技で全国出場を果たしましたが、先ほども申し上げましたように、中学進学後の円滑な移行とか、南国市だけでは対応し切れない部分もございます。
 最後に、スポーツツーリズムですが、南国市におきましては、スポーツツーリズムを所管する部署は特にはございませんが、県のスポーツツーリズムの計画の中には、高知龍馬マラソンが入っております。龍馬マラソンは、コースが南国市を通過することから、各団体よりスタッフの協力を得て運営に当たっております。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) それでは、スポーツ行政の一元化について、具体的に質問させていただきます。
 スポーツ振興に関する推進計画の構成は、平成25年11月に、1、子供の体力向上、2、競技力の総合的な向上、3、生涯スポーツの推進。平成27年3月に、スポーツ推進プロジェクト実施計画の構成、1、子どもの運動・スポーツ活動の充実、2、競技力の向上、3、地域における運動・スポーツ活動の活性化、4、障害者スポーツの充実、5、スポーツ施設・設備の充実。
 平成28年度までにはスポーツ振興施策の体系はどうなって、平成29年度はどうなるか、教えていただきたいと思います。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 高知県では、先ほども申し上げました2つの計画がございます。
 スポーツ振興に関する推進計画、スポーツ推進計画ですが、子供の体力向上、競技力の総合的な向上、生涯スポーツの推進。これから、生涯スポーツの推進、競技力の向上、スポーツツーリズムの3つになるのではないかと思いますが、こちらにつきましては、詳しく存じ上げません。
 次に、平成27年3月に作成されました県のスポーツ推進プロジェクト実施計画の項目立てのうち、子どもの運動・スポーツ活動の充実は、そのまま県教委の保健体育課へ学校体育部門が移ります。一元化されたスポーツ課に移って名称が変更するものといたしましては、競技力の向上、生涯スポーツの推進、スポーツツーリズムの振興、先ほどの3本柱に加えまして、障害者スポーツの充実、これが地域福祉部のほうから移ってきております。あと、オリンピック・パラリンピックを通じたスポーツ振興、スポーツ推進のための環境整備、先ほど申し抜かりましたスポーツツーリズムの振興も、観光関係の部から文化生活スポーツ部のほうへ移ってきておるということになってございます。
 この2つの計画とも、先ほど申し上げましたように、平成29年度中に見直しが行われます。このような施策体系に沿って変更されますので、市としても、今後進める計画はこの計画を頭に入れて実施してまいります。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) そのスポーツ推進計画が非常に大事でして、高知県は平成29年度に県幹部会で構成するスポーツ振興推進本部会議、本部長尾崎正直知事の初会合を開き、産学官民が連携した県スポーツ振興県民会議を立ち上げる方針を確認をしました。
 県内のスポーツ団体や商工業関係者らで組織し、スポーツ分野の専門家がアドバイザーにつく、競技力の向上、生涯スポーツの推進、スポーツツーリズムの振興を3本柱に据えて、現行のスポーツ推進計画を見直して新たな計画を策定。推進本部で計画案をまとめ、新たに設ける県民会議で計画の策定や施策の検証を図る。知事は、年度を通じて既存施策を抜本的に強化する新たなスポーツ振興施策を考えていく。アドバイザーの意見を聞きながら、さらに強力な施策をしたいと述べた。
 県の方針に対し、南国市は生涯学習課のスポーツ係は2人しかいません。これでは県民会議に対応できないのではないか。市長はスポーツ振興施策をどのように取り組むか、お聞きしたいです。
○副議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 南国市としてのこれからの取り組みということでございますが、まず高知県スポーツ振興県民会議は、スポーツ団体以外にも、金融、宿泊、輸送などの団体や、福祉関係の団体なども含めて構成されておりまして、県庁内部組織であります高知県スポーツ推進本部とともに、高知県スポーツ推進に係るさまざまな課題解決について議論していくものでございます。
 市としましては、スポーツの推進に関する重要事項を調査、審議する南国市スポーツ推進会議があり、それに対応する庁内組織としまして、仮称でございますがスポーツ推進対策本部という組織の設置を検討したいと思います。
 国は、平成27年10月にスポーツ庁を設置して、高知県は平成29年4月に教育委員会の競技スポーツ・生涯スポーツ、また地域福祉部の障害者スポーツ、観光振興部のスポーツツーリズム所管のスポーツ施策を、知事部局の文化生活スポーツ部スポーツ課に一元化しております。都道府県レベルのこうした動きに比較して、市町村レベルではまだまだ動きが少ないということでございまして、オリンピック・パラリンピックを控え、南国市としても何らかの体制強化は行ってまいりたいと考えております。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) その抽象的な何らかの対策じゃなくて、3本柱しかないんですよ。そのうち、南国市が多分対応できるのは生涯学習のスポーツ推進しかないんじゃないかと思います。
 県は、先ほど市長が言われたように、県の関係部局の中に高知県健康政策部、高知県地域福祉部、高知県中山間振興・交通部、高知県教育委員会事務局、高知県文化生活スポーツ部、いわゆるスポーツだけじゃなくて、いろんな部局の関係の方々がこの県民会議に委員として参加されておるんです。私たちの中でも、これに南国市からは、議長であられます西岡照夫議員、そして地域総合型スポーツクラブ南国の理事長の武市光徳君、この2人がこの県民会議の中の委員に南国市は任命されております。
 そこで、うちの西岡議長も武市理事長も含めて、いろんな意味で委員会と協議をしまして、これからやらないといかない時期になっておるんです。そこで、今抽象的なことじゃなくて、生涯スポーツ推進にどのように取り組むか、再度市長にお伺いしたいと思います。
○副議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 今、体制強化を何らかの形でと申し上げましたが、それは市の職場の実施体制をどうするかっていう形はこれから考えたいということでございます。
 今、有沢議員のおっしゃいました、ほかの団体の方も一緒に話を協議して進めるという体制づくりにつきましては、現在、先ほども申し上げました南国市スポーツ推進会議という組織は既にあるところです。この推進組織の中に、いろいろ、そういった御意見をいただく方々も参画していただいて、協議すればいいのではないかというふうに思うところです。そちらは条例化しておるところですので、その委員とか人数とかをちょっと変更しまして、対応していけるのではないかと思っております。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) そうすると、今度は本庁の中で構成をしなくてはならないと思います。
 南国市の職員の中で、本部長は例えば市長とか、副部長は副市長、そういった意味で、いろんな課の担当課長が構成員に入ってこなければならないと思います。
 そこで、全庁の課長じゃなくて、ある程度それに関連する課長を集めて構成をする意思があるかどうか、再度お伺いします。
○副議長(岡崎純男) 市長。
○市長(平山耕三) 先ほど、私答弁の中で仮称という組織を申し上げました。スポーツ推進対策本部というふうに申し上げましたが、これが県が体制づくりとして行ってます高知県のスポーツ振興推進本部、そういった庁内の組織に対応するものとして組織したいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 担当課長はどのようにお考えですか、もう一度お願いします。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 先ほどの市長答弁にもございました、県庁には各種団体をもって構成する県民会議と、庁内の振興本部というものがございます。
 南国市の場合は、先ほどの県民会議に対応するものとしては、スポーツ推進審議会というものがございますが、構成メンバーはまだまだ12人と、外の団体を含めるには少のうございますので、先ほど市長が申しましたのは、その数をふやして外部の方をもう少し入れた審議会、これが県民会議に対応するものをつくる。庁内組織としては、先ほど仮称と申し上げましたが、推進本部をつくって、そこに関連する課長をもって構成する庁内組織をつくるということでございます。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 今後、これの取り組みに早急に取り組んでいただきたいと思います。
 それでは、障害者スポーツは、地域福祉部から障害者スポーツの充実として、文化生活スポーツ部で取り組んでいくと。南国市スポーツセンターはハートビル法、いわゆる正式名称は、「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」のことで、現在はバリアフリー新法になっております。この認定も受けており、人に優しく、安心して利用できる建物であります。障害者スポーツをどのように取り組んでいくか、教えていただきたいと思います。
○副議長(岡崎純男) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(岩原富美) 福祉事務所での障害者スポーツの取り組みとしては、現在、障害者の社会参加促進事業として、市内外を問わず参加者を募り、南国市スポーツセンターにおいて障害者卓球大会であるおながどりカップの開催や、県立春野総合運動公園などで行われる高知県主催の障害者スポーツ大会への参加の呼びかけ、参加者の移動手段を確保し、参加しやすいような配慮を行っております。
 国や県が考える方向であります、障害の有無を問わず、適性に応じ、スポーツに参画できる環境や機会の提供ができるようにということで、高知県から障害者スポーツ普及促進事業の委託を受けて、障害者スポーツにも力を入られております総合型地域スポーツクラブであるNPO法人のまほろばクラブ南国さんの協力も得まして、今後は地域の障害者団体とともに取り組んでいけたらというふうにも考えております。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 現在、高知県の障害者スポーツ大会に参加した人数は、平成26年で1,300人、平成27年が1,386人、平成28年が1,439人と、徐々に障害者もスポーツに参加していただけるようになっております。
 そこで、障害者のスポーツ施設としては、高知県では春野に1つしかございません。ただ、うちの南国市スポーツセンターも障害者の施設としてラージボールの卓球をやったりしておりますけれども、もう少し、例えば新しい、今度できる大篠公民館文化ホールもどきのがでも、そういう障害者に対してできるような施設を検討しているかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 障害者スポーツと申しましてもさまざまな競技がございます。
 既存のスポーツで、器具が対応できる競技もあれば、特殊な器具が必要な競技、種目もございます。取り組む人口が多いもので、障害者に特化した器具が必要なものとなりますと、なかなか南国市でどれだけ需要があるか見込まねばなりませんが、それ以外のものはできるだけそろえておきたいというふうに思います。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) 施設が少ないということは、だから地域の例えば大字の公民館、例えば久礼田とか、うちの日章公民館とか、そういった地域の公民館と連携をして、身近なスポーツができるような考え方を持っておられるかどうか、もう一度確認したいと思います。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 地域の公民館は、一部の公民館はそんなに激しくスポーツするような構造にはもちろんなってございません。久礼田や瓶岩、長岡西部は体育館として整備されております。また、日章福祉交流センターのホールは、バドミントンとか余り激しい振動を伴わないものはお使いをいただいております。
 新しい大篠公民館、中央公民館でございますが、今中央公民館に柔剣道室というものもございますので、全く軽スポーツもできないようなことにするということもなかなか考えにくいので、障害者に限らず、何らかの軽スポーツができるように設計も進めてまいります。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) それでは、障害者の皆さんが身近にスポーツができるように御検討よろしくお願い申し上げます。
 それでは、内閣官房オリパラ事務局がホストタウンを推薦しております。
 ホストタウンとは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国、地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体をホストタウンとして、全国各地に広げております。平成28年12月現在で、全国で計138件登録をされておりますが、現在高知県だけが申請をしておるんですけれども、南国市はどのように取り組んでおるでしょうか、お聞きします。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) ホストタウン登録につきましては、現在第4次登録まで行われてございます。高知県のほうは早い段階から、シンガポール、オーストラリア、オランダなどを相手国として登録をしてございました。登録をする中には、交流計画を事務局に提出する必要がございます。高知県の対シンガポールの交流の計画の中では、シンガポールスポーツアカデミーと高知県の中学生とのスポーツ交流ですとか、南国市立スポーツセンターへのシンガポールバドミントンの事前合宿誘致とか、南国市を会場として行うものがございましたので、市といたしましても、県と連携してシンガポールとの交流を行うべく、第4次の段階でホストタウン登録を申請し、本年7月7日に登録をされました。その中で、経済界協議会といって、経団連とか経済界の団体が後押ししてくれました関係で、シンガポールとの異文化交流教室というものも実施して、オリンピック・パラリンピックに向けて、対シンガポールの理解を進めようという取り組みが始まったところでございます。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) ということは、南国市はシンガポールとことし7月に登録されたということでよろしいですかね。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 7月7日付をもって、対シンガポールのホストタウンとして高知県とともに連名という形で登録をされてございます。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) ホストタウンが登録されたということは、ホストタウンが行う施設改修に係る地方債措置の対象である南国市は、南国市スポーツセンターにその対策をどのように取り組んでおるかお聞きしたいと思います。
○副議長(岡崎純男) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(中村俊一) 事前合宿に活用する既存スポーツ施設、これは南国市立スポーツセンターのことでございます。を、国際競技連盟の基準に適合させるために必要不可欠な改修事業につきましては、一定要件を満たす場合、地域活性化事業債(充当率90%、交付税措置率30%)を活用できます。その要件とは、公共施設等総合管理計画が策定されている団体、平成28年3月に策定済みでございます。及びホストタウン登録されている団体、これが本年7月に登録ということで、いずれの要件も満たしております。スポーツセンターのアリーナにつきましては、具体的には、つり物、フロア、カーテンなど、改修の必要が迫ってまいります。県と協議する上で必要不可欠な改修と認められれば、この制度を活用して急ぎ行ってまいりたいと思います。
 以上です。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) その対策をとっていただいて非常にありがたいと思っております。本来なら香長中学校とか十市小学校、三和交流センターは、既に床のフロアを削って対策をしておると聞いております。それに対して、スポーツセンターはまだ設立されて1回もやっておりませんので、ぜひけががないようにそういう処置をとっていただいて、やっていただけると非常にありがたいと思っております。
 それでは、教育委員会は、今後、小学校、中学校の体育館の床の修繕をどのように考えているか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○副議長(岡崎純男) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 体育館の床による事故が県内外で起こったことによりまして、本市におきましても、全小中学校の点検を業者に依頼をして行っております。点検では状態について数値で評価をしてもらっておりまして、あわせて修繕に係る費用についても算出をいただいております。幾つかの学校、先ほど有沢議員さん言われましたように、もう既に終わったとこもあるんですが、今後、予算の範囲内で順次修繕を進めていきたいというふうに考えております。
○副議長(岡崎純男) 9番有沢芳郎議員。
○9番(有沢芳郎) どうもありがとうございました。これにて私の質問は終わらせていただきます。