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検索結果 »  平成29年 第397回 市議会定例会(開催日:2017/09/01) »

一般質問2日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○4番(山中良成) 議席4番の山中良成です。本日はほかの議員の皆様が速いスピードで終わっているので、すごいプレッシャーになっておりますけども、私はじっくりとやらしていただきたいというふうに思っております。
 一般質問2日目となってですね、質問が重複するところがございますけども、よろしくお願い申し上げます。
 まず、市長の政治姿勢についてでございます。新しく市長に就任されました平山市長に、これからの政治姿勢についてお尋ねいたします。
 橋詰前市長は中学校給食の導入や固定資産税を標準まで税率を下げたり、多くの功績を残していただきました。また、途中までですが、日章工業団地建設補助整備事業、一部の調整区域緩和、文化施設など多くの事業に御尽力され、途中任期ではありましたが病状が悪化したために御退任されました。そのとき、平山市長が副市長として橋詰前市長を全力でサポートされていたと思います。
 そこで市長となりましたけども、予算は橋詰前市長が計上したもので運営されております。どのように行政を継承されていくのか、答弁を求めます。
 また、市長として新たにやっていく事業もあると思いますので、その件につきましてもお答えください。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんからの今後の政治姿勢について御質問がございましたので、お答えいたします。
 まず、橋詰市政を引き継ぎ実施していくということにつきましては、私、所信のときにも申しました。橋詰前市長においては、香長中学校の建てかえ、また津波避難タワー、庁舎耐震化など大型事業を実施すると同時に、乳幼児等医療費無料化を中学校まで拡大して、また固定資産税の標準税率化ということも実施し、大型事業、投資的経費とまた経常的経費であります市民負担の軽減ということを行いました。そういった決断と実行という面には、非常に目をみはるところがあったというふうに思っております。
 この任期途中の辞職でございまして、橋詰市長のことし行っていくというふうに予算化しましたこの事業、確実に引き継いでいくとともにスピード感を持って実施してまいりたいというふうに思っております。
 また、新たに取り組んでいく事業でございますが、今まで前橋詰市長からも申されておりました、この大篠公民館と中央公民館の建てかえによる、それと同時に文化的施設も複合したホールも含む施設というふうに申しておりましたが、それを実際に実行に移したいというふうに思っております。
 また、今後のことということにつきましては、市民要望の多い、私が今まで公約で申した以外のところでは、やはり図書館の移設しての建設ということも今後考えてはいかないといけないんではないかというふうに思っております。その時期については、まず私が今まで申し上げたとおり、文化的施設を含む複合施設というのをまず第1に考えて、その後に考えていきたいなというふうに思っているところでございます。
 また、公約に掲げておりました保育園、保育所に通う第2子の園児、乳幼児の保育料の無料化ということにつきましては、できるだけ早くというふうに今まで申しておりましたが、できれば来年度から実施をしたいというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 図書館の移設ということも先ほど言っていただきました。子供たちは未来がありますので、ぜひとも南国市にいる子供たちのためにもしっかりとやっていただきたいというふうに思っておりますし、また国や県からの補助金のほうもしっかりとアンテナを張っていただいて、新しい事業に取り組んでいただきますようよろしくお願いいたします。
 次に、平成28年度決算の質問に移りたいと思います。
 地方債残高が平成27年度では179億9,764万8,000円でありましたが、平成28年度末では184億6,290万8,000円となっており、4億6,526万円も増加しており、今後も増加するのであれば財政が硬直化する可能性があると思います。この増加している原因をお答えいただき、その改善策につきましても財政課長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 地方債の残高がふえているということで、まず平成28年度の一般会計地方債発行額は22億8,589万3,000円でありました。これに対しまして、公債費の元金償還額は18億2,063万3,000円。このため、その差額4億6,526万円が地方債残高の増となっておるということになります。
 地方債残高につきましては、普通会計ベースにおきましても最も低かった平成24年度、こちら約175億円でありましたが、平成28年度には約185億円と約10億円増となっております。
 しかしながら、この平成24年度から28年度の5年間に交付税算入率100%の臨時財政対策債、こちらのほうの残高が17億円増加しております。それ以外の地方債残高は7億円減少しているということになります。
 これによりまして、臨財債100%算入されておりますので、財源創出されておりますので、地方債は増加しておりますけれども、この間逆に地方債による財政への影響は改善されているというふうにも言えるかと思います。
 今後も臨財債以外の市債につきましては、計画的かつ必要最小限の発行に努め、財政の健全化を図っていきたいと考えております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 臨財対策債のほうが17億円増加で地方債残高が7億円減少しているということなんですけども、経常収支比率等も90.2%と前年度と比較して2.6ポイント高くなっておりますけども、財政の弾力性も危惧しております。
 また、財政力指数も0.58となっており高知県内でも1番となっておって、職員の皆様の努力の成果でもあるんですけども、これによって地方交付税の減額が考えられます。この決算書でも前年度と比較して2億1,748万4,000円の減少となっており、来年度の地方交付税も懸念しております。
 さらに、決算意見書のほうにも記載されておりますように、収入未済額は年々減少しておりますけども、平成28年度は調定額の1.9%に当たる6億8,583万円が未収となっており、市税の不納欠損につきましても1,178万5,000円で前年度より222万8,000円も増加しております。
 これらにつきまして、どのような改善策を生じるのか、また計画につきまして財政課長及び税務課長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 財政課長。
○参事兼財政課長(渡部 靖) 経常収支比率の上昇となっておりますけど、主な要因につきましては社会保障経費に関する扶助費の伸びでございます。また、歳入といたしましては、固定資産税の標準税率の引き下げによりまして、一般財源総額が減少しておるということも比率の上昇にはつながっておるということにはなろうかと思います。
 こうしたことから、今後も90%台にはなってくるのではなかろうかということですが、こちらにつきましては、平成27年度同級他団体と比較すると平均より少しよい状況でありました。27年度全国平均は90.0で本市におきまして87.6、扶助費の伸びは全国的なものでありますので、現状では財政の硬直化が進んでいるというような状況ではないというふうに考えております。
 また、地方交付税につきましては減少ということになっております。その1つの一因としましては、一般財源総額につきましては、市税収入がかかっておると、市税収入が伸びた分だけ地方交付税は減る。また、本市におきましては、先ほど少し触れましたが、公債費の額が減少しておる、これはいわゆる普通交付税に算入されておる額が減るというようなこともございまして、一定減額となっております。
 また、地方交付税につきましては、平成27年度の閣議決定により、一般財源の総額につきましては平成30年度までは平成27年度地方財政計画の水準を下回らないよう、同水準を確保されております。このことから、来年度30年度までは一般財源総額、一定税収等の絡みはございますが維持されるというふうには考えております。
 しかしながら、平成31年度以降につきましては、国の方針そういったものがまたどのように変わるのか、こういったことも含めてちょっと予測がつかないような状況でございます。これまでどおりの一般財源総額が維持されるよう望んでおるところでございます。
 普通交付税につきましては、地方債の事業費補正も算定されますので、財政状況を見つつ交付税算入率の高い有利な起債を利用した事業の推進を図ることで、市民サービスとのバランスのとれた財政運営につなげたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 税務課長。
○税務課長(山田恭輔) 収入未済額の削減につきましては、昨年の9月議会で山中議員さんより御質問をいただき、年4%、5年間で20%の削減を目標にしますと御答弁させていただきました。
 28年度決算の市税の収入未済額につきましては、前年度決算から3,511万6,000円、17.1ポイントの減額を、国民健康保険税への収入未済額は1,811万3,000円、9.5ポイントの減額で単年度の目標を大きく上回ることができました。
 これは、各種債権の集中的な財産調査と差し押さえを行う調査処分型の滞納整理を行ったこと、さらに、高額滞納ケースが解消したことが要因と考えられます。また、困難ケースを南国・香南・香美租税債権管理機構に移管したことも要因の一つです。
 今後は、預貯金債権の発見率の低下や掛け捨て型の生命保険の増加、給与債権が差し押さえ禁止額を下回る事例が増加の傾向にあり、調査処分型の滞納整理だけではこれまでのペースでの収入未済額の圧縮は難しいと思われますが、早期の収入未済額の削減に向け、年5%、5年間で25%の削減を新しい目標にしたいと考えております。
 続きまして、不納欠損額に関してお答えをいたします。
 滞納整理は財産調査を行い、納税がない場合は差し押さえという滞納処分を行いますが、財産調査や捜索の結果、滞納処分をすることができる財産がないときは、地方税法第15条の7第1項の規定により滞納処分の執行停止を行います。執行停止を3年間継続し、滞納処分をすることができる財産が発見できないときは、同法第15条の7第4項の規定により納付・納入義務が消滅いたします。この場合に不納欠損処理を行いますので、その結果、収入未済額の減額になります。
 不納欠損額は、地方税法第18条該当の時効消滅よりも、同法第15条該当が占める割合が多くなることが望ましいと考えております。28年度の市税の不納欠損額1,178万5,000円のうち、914万2,000円は財産調査や捜索などによって判断した第15条に該当する滞納処分の執行停止による不納欠損処理でございました。
 今後も財産調査や捜索などを行い、滞納処分が可能な場合は滞納処分を行い、滞納処分をすることができない、できる財産がない場合は滞納処分の執行停止を行うことを併用しながら、収入未済額の削減に努めてまいります。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 平成31年以降については、少し心配なところであるというふうに御答弁されました。ということは、ないということも考えて、このようにないというのは、守られるということがないということもしっかり考えて、計画を早急に立てなければならないというふうには思っておりますけども、市長はどのようにこの件についてお考えでしょうか。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 31年以降の地方交付税についてということだと思いますが、地方財政計画の中で、地方の一般財源の総額が確保されることが最も大切であるということでございますが、それが守られなかった場合、それが下がった場合というところでございます。そういったときには、自由にある一般財源が下がるということが見込まれますので、それにつきましては、やはり歳出の見直しを行う、もしくは一時的にであれば、急激にその歳出の削減を見直しをすることができなければ、財政調整基金等、基金を運用して調整をしていくということになろうかと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。
 やはり、守られるということはないということもしっかり考えて、しっかりと計画を立てなければならないと思いますので、今からでもそういうふうに、市長も考えていただけちゅうということなので、財政課長のほうもぜひまた考えちょっていただけたら、お願いいたします。
 市税のほうも改善目標をしっかり立てて、計画どおりにいってるということはわかりました。なので、計画どおりにもしいってない場合は、早急にまた計画変更をしてPDCAを行う必要性があるというふうに思っておりますので、大切な歳入になりますので、ぜひともさらなる努力のほどよろしくお願いいたします。
 次の質問に移りたいと思います。
 ことしの7月4日に、台風で近隣市の小中学校が休校になっている中、本市は休校せずに登校されておりましたが、大雨警報と竜巻注意報により下校させることになりました。この下校の際、雨風が一番強いときに下校させたのは御存じでしょうか。また、この下校させたときに、大雨警報及び竜巻注意報になってたのは御存じでしょうか。この件につきまして、教育長及び関係課長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 大雨注意報、竜巻注意報が出ておったことは承知しております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) このとき、御存じのとおり、インターネットで竜巻注意報が6回出ております。その雨風が強い中で下校させてしまうと子供たちがどうなるかは、誰が判断してもわかることだというふうに思います。学校側に問い合わせたところ、教育委員会に判断を委ねられており、警報が解けたので子供たちを帰宅させたと言われておりました。ですけども、情報だけを見て帰宅させたのだと思われますけども、状況判断ができておりません。このとき、竜巻注意報も出て雨風も強い状態でした。このことによって、低学年の子供の傘が飛び事故を起こしてしまったり、またはよろけて人身事故になった場合、帰宅させた学校側は大問題になると思います。実際、事故には遭いませんでしたけども、風で飛ばされそうになってふらふらになった小学生を多数見かけました。これは学校だけでなく、教育委員会としても責任問題になってしまう可能性が高いと思われますけども、この事故やけががあった場合、誰が責任をとられるんでしょうか。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 責任の所在がどうであるということよりも、市教委として学校とも連絡を密にとりながら、子供たちの安全な登下校に責任を持って努めてまいりたいと思っております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) ちなみに高知市のほうでは、同じように登校されておりましたけども、帰宅されるのを見たのは雨風がおさまって、少し晴れ間が見えてきた午後の少し遅い時間でした。このように危険から回避させることが、教育委員会と学校側の対応ではないでしょうか。この点につきまして答弁よろしくお願いします。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 本市におきましても、6校が通常下校をこのときは行っております。結果論にはなってしまいますが、この日の状況としては、通常どおり下校させることが最適であったように考えております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) このとき、通常どおり下校させることが最適であったというふうに言われておりますけども、私の中でとても、竜巻注意報が出て、雨風が強い中に通常どおりに下校させることが最適であったとは考えられません。学校側に判断を委ねているとすれば、教育委員会側もしっかりと指導しなければならないと思います。恐らく校長先生は、今であれば大丈夫だと思ったかもしれませんけども、確実に自分が外に出て、雨風がどれだけ強かったかを見ておりません。ある一定、学校側に任せなければいけないということは私も思っております。しかしながら、危険であることは誰が見てもわかるような状況で帰してしまうというのは、問題があるというふうに思っております。
 そこで、教育委員会としてどのような指導をしており、マニュアル化してるのか。またそれがマニュアルどおりでなく、現場の判断をしているのか。さらに、これからの改善策をどのように考えているのか、教育長及び関係課長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 通常どおり下校というのは、ちょっと言葉足らずになっておるかもしれませんが、その風雨がおさまった高知市の状況を山中議員さん御紹介いただきましたので、それが通常下校ということでございます。
 この日どのような指示を出していたのかということでございますが、この日は市教委として台風3号の進路予想とともに、高解像度降水ナウキャストより、午後1時には雨雲がかかってくること、さらには午後3時ごろには雨雲がかからなくなると判断しておりました。その中で、学校からの下校予定時刻が1時過ぎを考えていた場合は、12時半までには下校ができるよう指示をしておりました。
 また、マニュアル化できているのか、ましてそのマニュアルどおりでなく、現場は状況に合わせるように通知しているのかという御質問でございますが、各学校には危機管理マニュアルが整備されておりますので、各学校のそれぞれの状況に合わせた取り組みを行うこととなっております。山中議員さん言われますように、マニュアルはあくまでもマニュアルですので、その状況、条件に合わせた対応をしてまいります。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 教育委員会としては、各学校の判断に任せるのも一つだと思いますけども、今回の竜巻注意報で帰宅した件については、しっかりと教育委員会でもどのようになっていたか全体把握をしていただいて、以後ないように各学校に注意すべきだというふうに思っております。これからは判断できるように、改善計画等ももう一度しっかり立て直していただきますようよろしくお願いいたします。
 次に、環境行政として、保育所、保育園、幼稚園及び小中学校のLED化について質問をさしていただきます。
 平成28年6月議会で、防災の観点から保育所、保育園、幼稚園及び各小中学校にLEDの必要性について述べさせていただき、本市に提案さしていただきました。前回も申しましたように、LEDはプラスチックでできており、もし震災が起こり落下しても、割れずに子供たちが安全に避難するには非常に有効であり、2020年には蛍光灯及び白熱灯は製造及び輸入が禁止になります。
 そこで、この件につきまして、現在の進捗状況とこれからの計画につきまして、学校教育課長及び子育て支援課長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(田内理香) 昨年度6月議会での山中議員さんの質問に対し、民間保育園1カ所において、LED化が完了していることをお答えしておりましたが、その後民間保育園1園がLED照明の設置工事が完了しており、また部分的に進めております1園についても、今年度完了予定となっております。そのほか、移転、新築整備を検討している保育園以外の園においても、現在、段階的な工事の計画、実施を進めております。
 公立幼稚園であるたちばな幼稚園では、環境課の事業により、今年度LED照明の設置工事を行う予定となっております。公立保育所におきましては、今年度、非構造部材の耐震化設計を行うあけぼの保育所よりLED照明の設置を進めていく予定となっております。
 子供たちの安全はもとより、議員さんがおっしゃられますように2020年には蛍光灯、白熱灯の製造及び輸入が禁止されることもありますので、他の公立保育所におけるLED照明の交換についても関係機関との協議を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人) 小中学校の進捗状況及び計画でございますが、平成28年度末までの学校のLED照明設置状況につきましては、災害時に避難所となります体育館のLED化を進めております。体育館では、小学校13校中8校、中学校全4校がLED照明となっております。教室等では、非構造部材の耐震化工事に併せてLED照明に交換しておりまして、小中17校中8校の約50教室を完了しております。このほかにも、平時の修繕等において、照明器具本体の故障ではLED照明に交換しております。
 本年度は南国市バルクリースによる低炭素設備導入事業によりまして、大湊小学校の校舎及び体育館並びに香長中学校の北舎の全教室をLED照明に交換する予定となっております。
 今後ともLED照明などの省エネ設備導入に有利な補助事業を模索をするとともに、校舎の大規模改修事業の必要な学校もございますので、これらの事業にあわせ、財源なども見きわめながら、小中学校のLED化を進めてまいります。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 今議会の施政方針にて、平山市長が気候変動対策及び温室効果ガス削減をテーマとしたクールチョイス運動に賛同し、リース制度を活用した環境省補助事業により、今回5施設にLED照明等の省エネ設備を導入される予定というふうに発言をされております。ので、少しずつは進んでおられるということがわかったんですけども、これは子供たちの本当に安心・安全のためのものであり、防災上落下しても割れないということは、避難できる時間も早くなるということが予想されます。また、もし震災後であったとしても、割れないのであれば、片づける必要性も全然ないということになります。ぜひ、これは早急に予算化していただきたいというふうに思っております。この件につきまして、平山市長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんのおっしゃるとおり、地震等災害が発生した場合に、安心・安全につながるものであるということは認識しております。今後ともLED照明など、省エネ設備導入に有利な補助事業があれば、それを積極的に導入すると。また、その他の事業の財源も考慮しながら、意識してLED化は進めていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 本当に一番最初にも申しましたように、未来ある子供たちのためですので、ぜひ積極的に導入のほどをしていただきますようよろしくお願いいたします。これに関することでももちろんあるんですけども、次の質問に移りたいと思います。
 ことしの夏、気候の大変動によって、異常気象によって東京は8月に21日間連続の雨、各地で線状降水帯なる雲が湧いて、雨となる連続の降雨で1日当たり100ミリ強、3日で250ミリといった大雨、それに伴う川の増水と氾濫によって、農業、漁業、観光にも大きな影響が出ました。その大きな原因の一つがCO2、すなわちカーボンの増加による地球の温暖化であると思います。
 このかけがえのない、美しい人々の住む地球を後世にわたって守り残すためには、何が必要なのか。それは、地球温暖化防止のために、今できることをやらなければならないというふうに思っております。私は、南国市と南国市民がその先頭に立って、地球温暖化防止の活動を全国に先駆けて進みたいと思いますけども、平山市長はどのようにお考えでしょうか。
 これまで本市は、第3次総合計画策定に当たって、これからのまちづくりの重点方向について尋ねたところ、環境保全の町が34.3%と高い数値が出ており、市民ニーズとして環境を重視したまちづくりを市民が強く望んでいることがわかります。
 また、第4次総合計画の実施計画の14ページには、「7 環境保全、景観形成と公園・緑地の整備」の基本施策の方針に、「豊かな自然とよりよい環境を次世代へ引き継ぐため、環境負荷の低減と地球温暖化対策を推進し、自然共生社会、低炭素社会の実現を図ります」と記載されております。その上で、平成27年12月12日パリ協定で約束されました2030年には、2013年度比CO240%削減を目指して取り組みを積極的に進めていただきたいというふうに思っております。現在、進められている経済と連携したCO2化手法促進モデル事業もその一つであり、大いなる成果を期待しております。
 先日、議会の勉強会で、国の補助事業によっていろいろ勉強さしていただきました。この中に環境に適しており、またこれから建設予定の公共の建物やそれに付随しているLEDなど、購入に利用できるであろう補助事業がありましたので、御紹介さしていただきます。
 環境省には、地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業がございます。御存じのとおりでありますが、この事業はこの本市が地球温暖化対策実行計画を進めていくのに際し、本市及び本市が係る諸施設から排出されたCO2を2030年度までに40%を目標として削減する計画を立てると、その計画をもとにCO2の排出を極力少なくする先進的機器の導入を図る際には、2分の1の補助金が国から出る極めて有利な事業であります。この1号事案は、定額補助であり、平成30年度までの時限事業であり、それをもととした2号事案は、平成32年度までの事業であります。本市が今後計画されている事業や建設計画の中にこの事業を取り込み活用していくことは、本市の未来づくりにも、財政にとりましても、大変有利なことかと思います。それとともに先進的な機器の導入により、カーボンの少ない町、クリーンなまちづくりに寄与することとなります。ぜひこの地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業に取り組んでいただきたいと思います。
 平山市長よりこの件につきまして答弁を求めます。また環境課長からの答弁も求めます。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員さんの御質問にお答えいたします。
 本市が全国に先駆けて地球温暖化防止の活動を進めるために、新たな政策の御提案でございますが、議員さんがおっしゃられましたとおり、豊かな自然とよりよい環境を次世代に引き継いでいくために、今までも重点施策として環境に優しいまちづくりを進めてきたところでございます。
 施政方針で申し上げましたが、本年度は地球温暖化のための国民運動COOL CHOICEに賛同し、地球温暖化対策普及啓発事業などのさらなる取り組みを進めております。今後も内外に誇り得る環境に優しいまちづくりを全力で進めてまいりますので、引き続き御支援、御協力賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 環境課長。
○環境課長(谷合成章) 本市の地球温暖化対策といたしましては、地球温暖化対策の推進に関する法律第21条に規定される地方公共団体実行計画として、南国市地球温暖化対策実行計画を策定し、市の事務事業に係る温室効果ガス削減に取り組んでいるところでございます。
 環境省の地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業は、この実行計画に全庁的な体制でCO2削減対策のPDCAサイクルを取り入れて改定、強化するとともに、庁舎等の省エネ診断などを実施するために必要となる調査・検討に係る経費に対する補助事業でございます。策定した計画に基づきまして、先進的な省エネ設備の導入に対しても補助を受けることができるものでございます。
 市有施設の省エネ改修につきましては、LEDを初めとする省エネ機器が長寿命であることから、御質問にありましたとおり、建設計画等を鑑み、建てかえや耐震補強のタイミングでの改修が最善であります。施設によっては、それらに対しましてほかの補助金も存在するため、補助率あるいは補助事業の内容を勘案し、議員さんおっしゃられました地方公共団体カーボン・マネジメント強化事業を含めた選択肢の中から、適切な補助事業を選択し、活用してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 先ほど小中学校等のLEDをしたとき、市長は積極的に導入されるというふうに答弁されました。ですけども、先ほど環境課長のほうからは、適切な事業を選択し、活用してまいりたいと考えておりますというふうに言われております。こちらのほうは確かに防災関係でもなく、子供たちの命を守るもんではありませんけども、そういうふうにこのLEDと、もしくは市長が建てようと考えておられる文化施設や大篠公民館等の建設費の市の持ち出し分が減って、ほかの事業に使えるのではないだろうかというふうに思っております。
 今の課長の答弁ですと、活用してまいりたいと考えておりますですので、ぜひ市長、こういうふうに有効な国の補助事業ですので、活用していただきたいと思います。この点につきまして、市長より何か答弁がありましたらよろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 大変有利な補助事業ということでございます。これにつきましては、やはりCO2の削減率とか、一定の目標を達成する計画を立てるということも必要になってくると思います。それがどのような事業に使えて、どのような規模になるかっていうのは、こちらの中で検討さしていただかないといけないかなと思うところです。
 実際2分の1の補助といいましても、あとの2分の1が一般財源ないしは地方債ということになろうかと思いますので、事業規模ということも勘案しながら検討していく必要があろうかと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。
 考えていく必要があると思うんですけども、これ先ほども申しましたように、平成30年度までの時限事業でございますので、できるだけ早急に計画を立てていただいて、ぜひ、この補助事業をとっていただくよう要望して、この質問については終わりたいと思います。
 次に、道の駅南国の質問に移らせていただきたいと思います。
 今年3月議会でも質問、提案をさしていただきましたが、その後の進捗状況が気になりましたので、今議会でも質問、提案をさしていただきます。
 まず、道の駅南国の社長ですが、これまでは前市長でありました橋詰前市長が社長でございました。今回の総会で、現市長であります平山市長が社長となったとお聞きいたしました。社長となりました平山市長に、まずは道の駅南国の経営方針並びに経営ビジョンをお聞きしたいと思います。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 山中議員の道の駅の御質問にお答えいたします。
 山中議員御質問の道の駅の方針と経営ビジョンにつきましては、定款にうたう株式会社道の駅南国の行う事業は観光、レストラン、宿泊等の情報サービス提供、地域特産品の開発、加工並びに販売、そしてそれらに附帯関連する事業です。
 今後、東部に延伸される高規格道路等により、より観光、交通の拠点としての機能が求められるとともに、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界各地から観光客を視野に入れての対応も道の駅が担わなければなりません。
 また、今後必ず起きる南海地震発生時には、南国インターチェンジ直近の防災拠点として機能するために、平時から機能を発揮することが重要であり、増改築等の施設改修計画を立てる段階では、その視点は必ず織り込まなければならない重点課題です。
 私はもとより、道の駅南国を単なる観光・交通の要衝とは捉えてはおらず、新たな産業の拠点として、そして当道の駅は議員御存じのように、北部中山間地域の拠点施設として整備した観点からも、その機能を果たさなければならないと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 市長より、経営方針並びに経営ビジョンにつきまして御説明していただき、本当にありがとうございます。
 本来の経営方針等でしたら、数値目標をある程度決め、進めていかなければなりません。また、1年、3年、5年、10年というふうに計画書を作成して、誰が見てもわかるようにして、さらにはターゲットも決め、男女比、年齢別の構成も必要となってきます。
 まだ、平山市長は就任したばかりですので、ここまではまだできていないというふうに思っておりますので、これからで構いませんので、役職は社長という以上は、こういうこともしっかり考えていただいて、構築していただきたいと思っております。
 先ほど御答弁にもありましたけども、現在、開催されております幕末維新博や2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの観光客も視野に入れており、新たな産業拠点であることということもわかりました。本市で示しておられる観光入り込み客数、平成32年度の目標値である55万人を目指して観光振興にも力を入れていくわけですけども、この数値には県内、県外、海外の観光客が入っていると推測できます。
 道の駅の集客管理はどのようにされる予定ですか、これからの計画も含め、計画をお答えください。市長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 観光客の入り込み数につきましては、本市の主要4観光施設、歴民館、西島園芸団地、パシフィックゴルフ、道の駅南国の観光客入り込み数を平成31年度目標値55万5,000人としております。
 道の駅南国の集客管理につきまして、レストラン部門では、人気のモーニングバイキングやシャモ料理等の独自性を発信しつつ、地産地消をコンセプトに展開を図る。物販部門では、接客とともに、お客様目線での動線に配慮した売り場面積の拡張を含めた充実。そして、JA南国市が運営する農産物直売施設「風の市」は、来館者だけでなく、出荷者にも配慮した施設改修により、生産者の出荷所得の向上を図り、「風の市」の集客という好循環を生み出す。以上、各施設のイベントの情報発信等の充実が目標達成につながると考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。
 なぜ市長に2つお聞きしたかと言いますと、市長は社長でございます。社長となっている方は、しっかりとした未来が見えるビジョンを考えるべきであり、それを下に命令や指示をしなければならない立場でございます。これが現場で本当に理解し、現場で指示されている方が、その行動をとっていなければ問題であるというふうに考えております。市長は現場で指示されているマネジャーが現状のままでなく、産業拠点となるようにしているのか、またその行動をとり、現場の意見も参考にされていると思いますか。
 平成32年度には、高知ジャンクション、高知南IC間を開通することを目標に推進されております。これにより本市の道の駅南国に寄っていただけるようになるのか、それとも寂れてしまうのか、今、岐路に立っているのだと思っております。危機感を持って新しい事業に取り組むとともに、内部の経営ビジョンの浸透が必要だと思いますが、この件につきまして市長にお聞きいたします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 私、8月の道の駅南国の臨時総会で取締役社長に就任しましたが、マネジャーさんがどのようにそちらの経営を実際されておるかっていう詳細までは、把握は今までしておりませんでした。今後、四半期ごとの開催の取締役会等での道の駅の運営、財務状況を見ながら、社長としましてビジョンを明確に伝えてまいりたいと考えております。
 また、現場の意見の業務への反映は、当然実践されていると思っております。
 次に、高規格道路開通に対する危機感につきましては、議員言われますように、高知ジャンクションから東部に向けての観光客の動きが活発化し、流れが変わる不安があり、対応策、誘導策等を強化しなければならないというふうに思います。
 ただ、交通の利便性が図れることによる新たな観光客の開拓も期待できるのではないか、そのためには、さきに述べました主要4施設での連携したイベントの開催、情報発信等の努力が一層必要になりますが、危機感とあわせて、開通は東部観光の大きなツールとなると期待もしております。
 なお、内部への経営ビジョンの浸透は、当然あるべきというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 市長、最近、道の駅南国は行かれましたか。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 私、6月30日で辞職して後、その1カ月の間に2回ほど立ち寄ったように思っております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) ぜひ、またこれからもたくさん寄られると思いますので、ぜひ現場の方とお話をしていただきたいと思います。これからは、今まで以上に現場の方の話を聞いて、新しいアクションを起こしていかなければならないというふうに思っております。そのための手段の一つとして、私が3月議会に提案さしていただきましたクレジットカードの導入がありますけども、その後の進捗状況につきましてどのようになっているのか、この件につきまして答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) クレジットカードの導入につきましては、お客様目線で見たときの利便性の向上は、営業を続けていく上での最重要要件であり、現金オンリーに執着してはならないと考えております。いまだ導入には至っておりませんが、信販会社等から取り扱い条件を比較検討しておりまして、年内導入を目指しております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 年内導入を目指しているというふうに御答弁いただきました。ほぼ半年以上たって、まだ検討している状態ということですので、少し遅いように思われます。
 先ほど市長にも道の駅に行かれましたかというふうにお聞きしました。私が道の駅で買い物をしてレジを見たときに、「支払いは現金でお願いいたします。カードは御利用できません」というラミネートされた紙が張られておりました。少しさみしくなりました。これでは県外客や海外の観光客の方が来た場合、またその中でも富裕層の方がお土産物を買うとき、自分が知っている方でも東京の方は、現金よりやっぱりカードの利用が多いです。カードを利用することによって客単価も上がると思います。ぜひともスピード感を出して取り組んでいただきたいというふうに思っております。これについては、年内導入を目指しておりますということでしたので、ぜひとも年内導入のほどよろしくお願いいたします。
 ほかにも、私が3月議会で道の駅を免税店として運営してみたらよいのではないでしょうかという提案をさしていただきました。こちらのほうはどのようになったのでしょうか。進捗状況と計画につきまして、答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 免税店についてのお問い合わせでございます。免税店としての運営につきましては、国税庁ホームページで確認するに、通訳機能は必須最低条件でございます。現在の人的配置では、対応は非常に難しいというのが現実でございまして、免税店登録に向けての作業は、実際は進んでおりません。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) ありがとうございます。
 通訳機能が必須条件ということで、なかなか難しいですという答弁だと思います。
 平山市長にお聞きしたいと思うんですけども、平山市長は施政方針でシンガポールとの交流事業をされると、事前合宿で本市にたくさんのシンガポールの方を南国市に呼びたいというふうに施政方針のほうで述べられました。それであれば、免税店の申請が難しいと言ってるのではなく、ほかの道の駅よりも先に、どこよりも先に免税店として申請したり、もし通訳される方がいないのであれば、通訳される方を雇用するべきだというふうに思うんですけども、この点につきまして御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 確かにさきに述べましたとおり、東京オリンピック・パラリンピックなど、今後世界各地からの観光客をお迎えするに当たり、免税店登録の意義というのは大変大きいと思います。ただ、先ほどの外国語ということで、ちょっとハードルは高いところはございますが、そこにつきましてどういうふうにクリアすることができるかということを、今後検討してまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 市長、これから検討していきますということですけども、シンガポールとの事業は2020年だけされるんでしょうか。それ以前、その後もされるんでしょうか。その点につきまして、御答弁のほどよろしくお願いします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) もう既にシンガポールとの交流は、高知県全体の中で計画はされているところです。これは、このオリンピック・パラリンピックが終わっても、引き続き交流をしていきたいという中で、今計画がなされているというふうに承知しております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 とするのであれば、2020年に通訳の方を雇ってでは遅いと思うんですけども、もっと事前に、今からとは僕も言いませんけども、やはりホストタウンというふうに登録をされたのであれば、登録したと同時に、計画を進めていかなければ間に合わないと思いますので、ぜひともそちらのほうも、これは道の駅南国を国際化できるチャンスだと私は思っておりますので、ぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思います。
 もう一点、3月議会で私は人事評価制度の導入について提案さしていただきました。この点について進捗状況について答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 人事評価制度の導入につきましては、御提案以降、検討に入っております。職員のモチベーションを上げるために、大きな効果が期待される人事評価制度を経営改善の一環として、導入に向け検討はしております。少し時間をかけて、どのような評価制度が当社にマッチするか練り上げたいと考えております。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 これについては、半年前に提案をさしていただきました。どのようなものがマッチするか練り上げていきたいというふうにお答えをいただきましたけども、幾つかもし案があるのであれば、それを試してみてはいかがでしょうか。もし始めてみてだめであれば、その人事評価制度はやめて、新しい人事評価制度を入れればいいと思うんですけども、その点につきまして御答弁お願いいたします。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 議員から、まずやってみてはの御提案をいただきましたので、完全なもので臨むよりは、まず着手をということでその検討に入っていきたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) どうしてもそのようにマッチするのを見つけていかなければならないというのであれば、きちんと計画を立てなければならないというふうに思っております。
 いつまでに、そしたらこの人事評価制度をやられますか。この件につきまして答弁をお願いいたします。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 年度内の制度制定を目指したいと思います。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 年度内にやられるということですので、この質問につきましては終わりたいと思います。
 ここからは、提案も含め質問をさしていただきたいというふうに思っております。
 今回、高知県内の中でも元気ある西部の一部の道の駅のほうを調査さしていただきました。そこで感じたのは、現在、道の駅かわうその里すさきは、新しくできました道の駅なかとさや、道の駅あぐり窪川があり、少し元気のない寂しいのを感じてしまいました。私はそのように、道の駅南国がなってしまうのでないだろうかと心配しております。その中でも道の駅あぐり窪川を調査さしていただきました。
 道の駅あぐり窪川では、新商品の開発に力を入れております。正社員も8割9割であり、自分の考えた事業やイベント提案により、一人一人の意識が高いです。その中でも特産品を地域の人も交え、従業員がつくっております。このように運営していくことが道の駅としての役割でもあると思います。現在の道の駅南国のメーンは農家レストランだと思いますが、最初は5団体で運営しておりましたが、現在は3団体で運営しており、これからも運営していくとなると難しいと思います。これからは、ほかの道の駅のように地域の住民とともに交流を交え、本市独自の特産品開発にも力を入れるべきだと思いますが、この件につきまして答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 地域住民の方との交流の中で特産品開発については、中山間地域ならではのものがぜひ欲しいと思っております。しまんと地栗など、旧来よりの産物に着眼した好事例もございます。本市でも、物部川地域アクションプランの取り組みとして、地域の特産品づくりとして取り組んでおりますので、なお南国市地産地消・外商協議会等とも連携して、本市独自の特産品やお土産となるものをつくり上げたいと思います。
 なお、昨日、高木議員の御質問に商工観光課長が答弁いたしましたように、誰が主体となって行い、流通につなげるか、そして商品に対する思いを大事にしたいと思っております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 これからは、特産品をつくっていくことも本当に重要だと思っております。収入源がなければいけませんので、この特産品開発は重要になってくると思っております。
 現在、道の駅南国での商品開発されたものはサイダーです。これは香川県でつくられているそうで、私も購入さしていただき飲みましたけども、どこにでもあるサイダーです。とても地域住民の意見を取り入れた商品とはかけ離れているものであり、もちろん売れるわけでもありません。なぜなら、私が再三言わしていただきますように、ストーリーも思いもないからです。これにつきましては、地域住民または南国市民と話し合いをする場所をつくり、どのように特産品にするのか、いつまでにつくるのか、予算組みなどをして計画書を立てていかなければならないというふうに考えております。
 小中学生、高校生や大学生を交えての産学官連携でもよいと思います。商工観光課や企画課とも連携してやらなければならないというふうに思っております。この件につきまして、市長及び農林水産課長の答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 特産品づくりということでございますが、なかなか売れる特産品をつくるというのは非常に難しいところでもございます。しかしながら、こちらの特産品づくりにつきましては、やはり庁内また商工会とか外部団体も含めて、そういった皆さんの意見を取り入れてつくるということが必要だと思いますので、まずは庁内での組織づくりということ、どういうふうな組織づくりが適切であるか考えて、組織をつくりたいというふうに思います。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 市長に続いて申し上げます。
 特産品開発に向け、農林水産課が事務局になりますと、農林水産物がベースになったものに偏ったり、視野が少し狭くなることが危惧されますが、商工観光課、企画課等庁内での検討組織と外部からの新しい発想を取り入れて連携を図り、開発に当たりたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。議員の皆さんも、ぜひともこのサイダーを見に行っていただきたいと思います。本当にどこにでもあるサイダーです。ぜひ、特産品開発はやっていただきたいと思っております。現在、余剰金のほうも、恐らくですけども、多分1億円近くがあるとも思います。今だから挑戦できるというふうに思っております。
 先ほども申しましたように、今、道の駅南国は岐路に立っておりますので、ぜひとも、これからはまず人を育成し、物をつくり、お金をつくっていく必要があるというふうに思っております。そのためにも、駅長の役割が重要となってきます。駅長は道の駅の施設代表者であり、道の駅の管理運営の責任を担っております。その駅長を多忙な吉川副市長がやられており、公務と兼任するのは負担が大きいと思われます。といいますのも、管理運営となると毎日管理運営のために現場を見て回らなくてはなりません。さすがに副市長としての荷が重いと思い、今回外部より新しく雇った駅長を置く必要があると思います。これは民間の方のほうがよいと思われます。
 これからの時代はどんどん速いスピードで変わろうとしており、若い視点、または女性の視点も大切だと思っております。この点につきまして市長より答弁をお願いいたします。
○議長(西岡照夫) 市長。
○市長(平山耕三) 現場に外部からの新しい駅長をという御提案でございます。
 道の駅機能の一層の強化、また恒常化した運営体制に新しい風を入れるということにつながりますので、有効な方法ではないかというふうに思うところもあります。また、経営コンサルタントの活用など、活性を図るのも選択肢の一つというふうにも思います。
 さきに述べましたように、今後の取締役会で協議を重ねながら、御提案の外部からの雇用、そして若い視点、女性の視点等の要素を判断材料にしまして、よりよい会社運営を図れるよう検討したいと思います。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 考えていきたいというふうに言われております。
 今現在、マネジャーを雇われておりますけども、マネジャーの役割と駅長の役割は全然違います。マネジャーの役割は、従業員をどのように魅力ある人材に育てて、その従業員の心のケアをし、調整し、仕事のスケジュール管理をすることが仕事です。また、その日にトラブルがないようにスケジュールを把握して、順調に進めていく必要があります。もちろん数字が強いのも前提でございます。
 このように、駅長とマネジャーの役割は全然違います。これを一緒にしてしまうと、現場のスタッフは混乱し、相談する場所を失い、大切な戦力になるどころか、外を向いてしまいます。皆さんも御存じのとおり、やめてしまうと従業員募集を出しても、現在なかなか集まらない状態です。今いるスタッフ及びマネジャーのさらなる意識の向上のためにも、外部駅長を考えていただきたいと思います。
 例えばですが、高知県初の民間女性の駅長っていうのは、もし女性で登用した場合、そういうふうにメディアに発信できます。やはり人が多く入っている道の駅の駅長は、民間募集でやられたところが多いです。これはぜひとも進めていただきたいというふうに思っております。
 次の提案をする前に、現在の道の駅のレストランのお客様は、ターゲットですかね、一体どこを狙われておりますか。答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) レストランのターゲットにどこを狙っているかの御質問でございますが、道の駅はバスツアーやファミリー層も多く見えられる駅です。季節の孟宗竹や四方竹、シャモ料理などは提供しておりますが、特定の客層を狙ってはいないと私は認識しております。そして、冒頭に市長が述べましたように、地産地消のコンセプトは大事にしていきたいと思っております。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) 御答弁ありがとうございます。
 特定の客層を狙っていないと認識しておりますというふうにお答えいただきました。特定の客層を狙って計画を立てていないというのは、事業計画を立てていないのも同様だと私は認識しております。誰をターゲットにしていないということは、適当に誰でも来てくださいというふうに言ってるので、いずれは誰も来なくなります。簡単に御説明さしていただきますと、もう本当これ極端な例です、すごい極端な例です。大盛り御飯と小さい器に入った御飯、どちらが男性狙いですか。年齢によりますよね。若い男性やったら普通は大きい器のほうを狙いますよね。お年寄りやったら小さい器のほうを狙いますよね。そのように、やはりきちんとここのレストランは一体誰を狙っていくのか、しっかりとこれはスタッフと相談していただいて、もちろん市長も社長ですので、ぜひそういうことも考えていただいて、お願いいたします。
 私からの提案になりますけども、現在あるレストランから見える北側の庭園もきれいですけども、これをさらに整備することで、癒やしのレストランをつくってみてはいかがでしょうか。そして、午後のアフターヌーンのデザートとして、例えばですけども、西島園芸団地の果物をたくさん盛りつけ、南国市でつくるケーキと一緒にそれを一口サイズにして、四、五名がシェアするようにしてみてはいかがでしょうか。もちろん、あえてその金額は高めに設定します。これのターゲットは主婦です。主婦にもぜいたくしていただく。実際、これに近い取り組みを本市にある飲食店が行っておりますが、このお店は予約が半年以上埋まっている状態です。もちろん都内でもやられておりますが、この道の駅にも、それに近いようなこともしてみてはいかがでしょうか。
 また、レストランから見える庭園は本当にきれいです。あそこを桜で埋め尽くしたり、また四季がわかるように彩りが多い木々で埋め尽くすことによって、新しい客層を取り込めるものだと思っております。また主婦を取り込むことによって、帰りに産直市で野菜の購入も促すと相乗効果にはなるのではないでしょうか。地元の果物を使用し、地元でつくるケーキの意義もあると思います。もちろん、地域住民にこれについても話し合っていただきたいと思いますけども、この提案につきまして市長及び関係課長に答弁を求めます。
○議長(西岡照夫) 山中議員の持ち時間は3分足らずでございますので、簡潔な答弁を求めます。
 市長。
○市長(平山耕三) スイーツにつきまして、新しいお客さんを呼べるメニュー開発に他社にないスイーツをという御提案をいただいたところでございますので、それにつきましては、経営部会等のミーティングの議題に上げて、実現に向けて検討したいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功) 市長答弁のとおり、季節限定のスイーツのイベント的なもの、試行から入るのも一つの手法だと思いますので、厨房設備の稼働能力も検討材料にして、実現を目指したいと思います。御提案ありがとうございました。
○議長(西岡照夫) 4番山中良成議員。
○4番(山中良成) これは私が考えたのではなく、うちの妻がこんなふうにしたらいいんじゃないだろうかという提案をいただきましたので、やはり女性の目線というのはすごい大切だと思います。ぜひともスタッフの意見も聞いて、皆さんとともに、この道の駅をよりよい、皆さんが来る道の駅にしていただきたいと思っております。
 以上で私の一般質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。